JPH05167132A - ガスレーザ装置 - Google Patents

ガスレーザ装置

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JPH05167132A
JPH05167132A JP35280891A JP35280891A JPH05167132A JP H05167132 A JPH05167132 A JP H05167132A JP 35280891 A JP35280891 A JP 35280891A JP 35280891 A JP35280891 A JP 35280891A JP H05167132 A JPH05167132 A JP H05167132A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
invar rod
rod
rails
laser device
discharge chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP35280891A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Amada
芳穂 天田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP35280891A priority Critical patent/JPH05167132A/ja
Publication of JPH05167132A publication Critical patent/JPH05167132A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 放電部の交換時における光学部品のアライメ
ント調整をなくす。 【構成】 全反射ミラー70や出力ミラー72を支持し
ている下部インバーロッド34を、放電チャンバ26を
移動させる一対のレール32a、32bを貫通するよう
に配置し、放電チャンバ26の交換の際に、放電チャン
バ26が下部インバーロッド34に触れたり、インバー
ロッドをハウジング12から取り出す必要をなくす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスレーザ装置に係
り、特にレーザ媒質にフッ素ガスや塩素ガス等のハロゲ
ンガスが含まれているエキシマレーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エキシマレーザは、発振線の波長が短
く、大きな出力が得られるとこらから、半導体製造装置
(ステッパ)の光源として注目され、近年エキシマレー
ザ装置が著しい発達を見せている。そして、一部のエキ
シマレーザ装置は、ハウジング内にレールを設け、放電
管が収納してある放電チャンバをレール上を移動させる
ようにし、放電チャンバのハウジングへの出し入れを容
易にして保守の容易化を図っている。図3は、そのよう
なエキシマレーザ装置を示したものである。
【0003】図3において、エキシマレーザ装置10
は、ハウジング12がフレーム14と囲い板16とによ
って箱状に形成してある。そして、一側(図の右側)の
囲い板16は扉を構成しており、扉を開放することによ
りハウジング12の内部が露出できるようになってい
る。また、ハウジング12は、上下方向の中間部に、額
縁状の横枠18が設けてあって、この横枠18の下部に
仕切り板20を固定し、上部室22とし下部室24とに
区画してある。
【0004】上部室22には、放電部としての放電チャ
ンバ26が収納してある。この放電チャンバ26は、レ
ーザ媒質であるXeCl、XeF等のガスが封入してあ
り、これらのガスを励起することにより発光させ、発光
した光を窓28から出射できるようにしてある。また、
放電チャンバ26は複数の車輪30が取り付けられ、横
枠18に渡した一対のレール32の上を移動できるよう
になっている。なお、下部室24には、放電チャンバ2
6等を冷却するための補器や放電を制御するための制御
装置36などが収納してある。
【0005】このように構成したエキシマレーザ装置1
0は、ガスの劣化などにより放電チャンバ26を交換す
る際、上部にレール38を設けた台車40をハウジング
12に隣接させ、レール32とレール38とを接続した
のち、放電チャンバ26を矢印42のようにレール32
上を移動させてハウジング12から引き出し、台車40
に乗せて運搬するようになっている。また、新しい放電
チャンバ26を配置するときは、台車40のレール36
に乗せた新しい放電チャンバ26を、レール36からレ
ール32に移し、所定の位置までレール32上を移動さ
せる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来のエキシマレーザ装置10においては、共振器を構成
している光学部品を支持した下部インバーロッドが、放
電チャンバ26の移動を妨げるようにレール32の上方
に配置してあり、放電チャンバ26を交換する際に、放
電チャンバ26がインバーロッドにぶつかってしまう。
従って、従来は放電チャンバ26を交換する場合、一般
にインバーロッドも取り出すようにしていた。このた
め、放電チャンバ26を交換したときには、インバーロ
ッドが支持している共振器の全反射ミラーや出力ミラー
の設定角度等が変化するために、これらの光学部品のア
ライメント調整を必要とし、放電チャンバ26の交換に
多くの時間がかかる。
【0007】本発明は、前記従来技術の欠点を解消する
ためになされたもので、放電部の交換時に光学部品のア
ライメント調整を必要としないガスレーザ装置を提供す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来技術
の欠点を解消するためになされたもので、放電部を収納
したチャンバが移動する一対のレールを備えたガスレー
ザ装置において、光学部品を支持する下部インバーロッ
ドを、前記一対のレールを貫通させて配置したことを特
徴としている。
【0009】下部インバーロッドは、一対のレール間の
少なくとの上部をインバーロッド保護部材により覆うこ
とが望ましい。そして、インバーロッド保護部材は、イ
ンバーロッドを貫通させるパイプにすることができる。
【0010】
【作用】上記の如く構成した本発明は、光学部品を支持
している下部インバーロッドが、放電部を移動させるた
めの一対のレールを貫通して配置してあるため、放電部
をハウジングから引き出したり、ハウジング内に搬入す
るときに、放電部がインバーロッドにぶつかったりする
ことがなく、放電部の交換時の光学部品のアライメント
調整をなくすことができる。この結果、メンテナンスが
容易となり、またインバーロッドを取り外す必要がない
ため、放電部の交換を容易、迅速に行うことができる。
しかも、下部インバーロッドを、レールを貫通させたこ
とにより、インバーロッドの支持部を省略することがで
きる。
【0011】また、一対のレール間のインバーロッドの
上部をインバーロッド保護部材によって覆ったことによ
り、放電部を交換する際に、インバーロッドに物などが
触れる心配がなく、安心して作業をすることができる。
【0012】
【実施例】本発明に係るガスレーザ装置の好ましい実施
例を、添付図面に従って詳説する。なお、前記従来技術
において説明した部分に対応する部分に付いては、同一
の符号を付し、その説明を省略する。
【0013】図1は、本発明の実施例に係るガスレーザ
装置の要部を示す正面図である。図1において、一対の
レール32a、32bは、インバーロッド保護部材であ
るパイプ50によって相互に接続してある。パイプ50
は、図2に示したように、一対の下部インバーロッド3
4(図には1本だけ示してある)を貫通させるレール3
2a、32bの貫通孔52に対応した位置に配置され、
レール32a、32bに溶接等によって固着してあり、
内部を下部インバーロッド34が貫通している。
【0014】下部インバーロッド34は共振器60を支
持している。すなわち、下部インバーロッド34は、レ
ール32a、32bを貫通するとともに、レール32
a、32bに取り付けた支持板62、64を貫通し、両
端にミラー固定板66、68が取り付けてある。そし
て、ミラー固定板66には、放電チャンバ26に設けた
リアミラーボックス54と対面させて全反射ミラー70
が固定してある。また、ミラー固定板68には、放電チ
ャンバ26に設けたフロントミラーボックス56と対面
させて出力ミラー72が固定してある。さらに、ミラー
固定板66、68の上部には、放電チャンバ26の後方
に配置した上部インバーロッド74が接続してある。こ
の上部インバーロッド74は、支持板62、64の上部
を貫通しているとともに、支持板62に固着してある。
【0015】このように構成した実施例は、下部インバ
ーロッド34がレール32a、32bを貫通しているた
め、放電チャンバ26を交換する際に放電チャンバ26
が下部インバーロッド34にぶつかる心配がない。この
ため、放電チャンバ26の交換作業に際に、従来の如く
インバーロッドをハウジング12から取り出したりする
必要がなく、インバーロッドが支持している光学部品の
アライメン調整作業を省略することができ、放電チャン
バ26の交換を容易、迅速に行うことができる。そし
て、下部インバーロッドがレール32a、32bを貫通
しているため、レール32a、32bがインバーロッド
の支持部としての役割をなし、インバーロッドの支持部
を省くことができる。
【0016】また、一対のレール32a、32b間の下
部インバーロッド34をパイプ50内を通しているた
め、インバーロッドに直接接触する心配がなく、放電チ
ャンバ26の作業効率を高めることができる。
【0017】なお、前記実施例においては、インバーロ
ッド保護部材が下部インバーロッド34を貫通させたパ
イプ50である場合について説明したが、下部インバー
ロッド34の上方に板状のインバーロッド保護部材を配
置してもよい。また、インバーロッド保護部材をレール
32a、32bの長手方向の全長にわたって設けると、
インバーロッド保護部材がレール32a、32bの補強
材としての役目をなし、レール32a、32bの剛性が
増して放電チャンバ26を移動させた際のレール32
a、32bの撓みや歪みを低減することができる。さら
に、上記実施例においては、エキシマレーザ装置10に
ついて説明したが、Co2等の他のガスレーザ装置にも
適用することができる。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、光学部品を支持している下部インバーロッドを、放
電部を移動させる一対のレールを貫通するように配置し
たことにより、放電部の交換の際に、放電部がインバー
ロッドに触れたり、インバーロッドをハウジングから取
り出す必要がなく、光学部品のアライメント調整をなく
すことができる。
【0019】また、一対のレール間のインバーロッドの
上部をインバーロッド保護部材によって覆ったことによ
り、放電部を交換する際に、インバーロッドに物などが
触れる心配がなく、安心して作業をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るガスレーザ装置の要部を
示す正面図である。
【図2】実施例のインバーロッド保護部材の断面図であ
る。
【図3】従来の放電部を移動させるレールを設けたガス
レーザ装置の説明図である。
【符号の説明】
10 エキシマレーザ装置 26 放電部(放電チャンバ) 30 車輪 32a、32b レール 34 下部インバーロッド 50 インバーロッド保護部材(パイプ) 70、72 光学部品(全反射ミラー、出力ミラ
ー)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電部を収納したチャンバが移動する一
    対のレールを備えたガスレーザ装置において、光学部品
    を支持する下部インバーロッドを、前記一対のレールを
    貫通させて配置したことを特徴とするガスレーザ装置。
  2. 【請求項2】 前記下部インバーロッドは、前記一対の
    レール間の少なくとの上部がインバーロッド保護部材に
    より覆われていることを特徴とする請求項1に記載のガ
    スレーザ装置。
  3. 【請求項3】 前記インバーロッド保護部材は、前記イ
    ンバーロッドを貫通させたパイプであることを特徴とす
    る請求項2に記載のガスレーザ装置。
JP35280891A 1991-12-16 1991-12-16 ガスレーザ装置 Pending JPH05167132A (ja)

Priority Applications (1)

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JP35280891A JPH05167132A (ja) 1991-12-16 1991-12-16 ガスレーザ装置

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JP35280891A JPH05167132A (ja) 1991-12-16 1991-12-16 ガスレーザ装置

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JPH05167132A true JPH05167132A (ja) 1993-07-02

Family

ID=18426580

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JP35280891A Pending JPH05167132A (ja) 1991-12-16 1991-12-16 ガスレーザ装置

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JP (1) JPH05167132A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003224317A (ja) * 2002-01-30 2003-08-08 Komatsu Ltd 注入同期式又はmopa方式のガスレーザ装置
WO2023013053A1 (ja) * 2021-08-06 2023-02-09 ギガフォトン株式会社 ガスレーザ装置、ガスレーザ装置のメンテナンス方法、及び電子デバイスの製造方法

Cited By (2)

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