JPH05166Y2 - - Google Patents

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JPH05166Y2
JPH05166Y2 JP1987029379U JP2937987U JPH05166Y2 JP H05166 Y2 JPH05166 Y2 JP H05166Y2 JP 1987029379 U JP1987029379 U JP 1987029379U JP 2937987 U JP2937987 U JP 2937987U JP H05166 Y2 JPH05166 Y2 JP H05166Y2
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surf
coils
frequency
signal
signals
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JP1987029379U
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、MRI装置に関し、特にNMR信号
を検出するためにサーフエスコイルを用いた
MRI装置に関する。
【従来の技術】
サーフエスコイルは被検者の検査部位に密着配
置できるため、これをNMR信号検出用のアンテ
ナコイルとして用いると、非常に高感度なデータ
収集が可能となる。 たとえば、第5図に示すようにサーフエスコイ
ル1を用いて被検者10の脊椎部を撮影する場
合、サーフエスコイル1を背中に密着させ、受信
信号を混合器11に導いて参照信号と混合し、低
周波信号に変換した後、A/D変換器21により
サンプリングしデジタル信号に変換する。ここ
で、X−Y−Zの直交3軸方向を図のように定
め、被検者10の体軸方向がZ方向で、左右方向
がX方向で、前後方向がY方向であるとし、脊椎
部のY方向に直角な断面の画像を得ようとする場
合、Y方向に磁場強度が傾斜しているスライス選
択用傾斜磁場を印加し、Z方向に磁場強度が傾斜
している周波数エンコード用傾斜磁場を印加し、
X方向に磁場強度が傾斜している位相エンコード
用傾斜磁場を印加することになる。このとき、被
検者10の生体中から発せられるNMR信号は周
波数エンコード用傾斜磁場によつて位置に応じた
周波数変調がかけられるので、周波数エンコード
方向r(Z方向)の位置は第6図に示すように周
波数エンコード用傾斜磁場の勾配に応じた周波数
にエンコーデイングされる。そこでサーフエスコ
イル1のr方向の位置をr1すると、この位置に対
応した周波数fr1の参照信号が混合器11に与え
られる。
【考案が解決しようとする問題点】
しかしながら、サーフエスコイルは高感度であ
るが、反面、一般に視野(有効感度範囲)が狭い
という欠点がある。 特に脊椎部のような長い関心領域の場合、非常
に問題である。 この考案は、サーフエスコイルを用いて高感度
なNMRデータを収集するとともに同時に視野を
広げるように改善したMRI装置を提供すること
を目的とする。
【問題点を解決するための手段】
この考案のMRI装置は、周波数エンコード方
向に配列された複数個のサーフエスコイルと、該
サーフエスコイルの配列位置のそれぞれに対応し
た周波数の信号と該サーフエスコイルからの信号
とを各々混合することにより周波数変換する複数
個の周波数変換器と、該周波数変換器により変換
された周波数の信号をそれぞれサンプリングして
データ収集する回路とを備えることを特徴とす
る。
【作用】
複数個のサーフエスコイルが周波数エンコード
方向に配列され、これらの配列位置のそれぞれに
対応した周波数の信号と各サーフエスコイルから
の受信信号とが各々混合されて、低周波信号に変
換される。したがつて、これらの低周波信号はサ
ーフエスコイルの各位置に対応したものとなり、
これらがそれぞれサンプリングされることにより
データ収集されるので、サーフエスコイルの配列
方向つまり周波数エンコード方向に有効感度範囲
が広げられたことになる。 その結果、サーフエスコイルを用いた場合の高
感度と広視野とを両立させることができる。
【実施例】
この考案の一実施例では、第1図に示すように
被検者10の背中に密着するようにして、周波数
エンコード方向r(Z方向)に4つのサーフエス
コイル1〜4が配列されている。これらサーフエ
スコイル1〜4で受信されたNMR信号はそれぞ
れ混合器11〜14に導かれる。ここで、第2図
に示すように周波数エンコード用傾斜磁場の勾配
にしたがつてr方向の位置がNMR信号の周波数
にエンコードされるので、サーフエスコイル1〜
4のr方向の各位置r1、,r2,r3,r4の周波数は
fr1,fr2,fr3,fr4となる。そこで、これらの周
波数の参照信号を混合器11〜14に与えて、受
信したNMR信号を低周波信号に変換する。これ
らの低周波信号はそれぞれA/D変換器21〜2
4によりサンプリングされるとともにデジタル信
号に変換され、このデジタル信号がデータとして
収集される。 したがつて、4つのサーフエスコイル1〜4を
r方向に配列したことにより有効感度範囲がr方
向に拡大したことになり、特にこの実施例の脊椎
部のような長い関心領域の撮影に好適である。サ
ーフエスコイル1〜4は周波数エンコード方向に
並べられ、NMR共鳴周波数が第2図に示すよう
に異なつているので、コイル間の干渉はない。 なお、サーフエスコイル1〜4の各々の間で有
効感度範囲に隙間が生じることが問題となる場合
は、第3図のようにサーフエスコイル1〜4の
各々の間にサーフエスコイル1′〜4′を配置して
信号切換器31〜34で切り換え、、第1回目の
データ収集シーケンスではサーフエスコイル1〜
4からデータ収集を行い、第2回目のデータ収集
シーケンスではサーフエスコイル1′〜4′からデ
ータ収集を行うようにすればよい。サーフエスコ
イル1′〜4′からデータ収集するとき、参照信号
の周波数はこれらのコイル1′〜4′の位置に対応
したものとする。 上記の実施例では、長い連続した関心領域の撮
影が行えるように視野を連続的に長く拡大してい
るが、連続せず離れた領域に拡大することもでき
る。すなわち、第2の実施例を示す第4図のよう
に、サーフエスコイル1,2を離れた2個の関心
領域に配置し、これらを結ぶ線の方向に磁場強度
が傾斜している周波数エンコード用傾斜磁場を印
加する。このとき混合器11,12に与える参照
信号は、周波数エンコード方向(r方向)のサー
フエスコイル位置r1,r2に対応した周波数fr1,
fr2とする。この場合、2つの関心領域の高感度
なNMRデータが同時に収集され、これらの画像
が同時に得られるので、2つの関心領域画像は高
感度でかつ同時相となりたとえば心電同期などの
手法によつて種々の機能診断を行う場合に非常に
有効である。
【考案の効果】
この考案のMRI装置によれば、広い関心領域
の高感度な画像を撮影することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例のブロツク図、第
2図は同実施例での周波数エンコード方向位置と
NMR信号周波数との関係を示すグラフ、第3図
は変形例の摸式図、第4図は第2の実施例のブロ
ツク図、第5図は従来例のブロツク図、第6図は
同従来例での周波数エンコード方向位置とNMR
信号周波数との関係を示すグラフである。 1〜4……サーフエスコイル、10……被検
者、11〜14……混合器、21〜24……A/
D変換器、31〜34……信号切換器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 周波数エンコード方向に配列された複数個のサ
    ーフエスコイルと、該サーフエスコイルの配列位
    置のそれぞれに対応した周波数の信号と該サーフ
    エスコイルからの信号とを各々混合することによ
    り周波数変換する複数個の周波数変換器と、該周
    波数変換器により変換された周波数の信号をそれ
    ぞれサンプリングしてデータ収集する回路とを備
    えることを特徴とするMRI装置。
JP1987029379U 1987-02-28 1987-02-28 Expired - Lifetime JPH05166Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987029379U JPH05166Y2 (ja) 1987-02-28 1987-02-28

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JP1987029379U JPH05166Y2 (ja) 1987-02-28 1987-02-28

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Publication Number Publication Date
JPS63137614U JPS63137614U (ja) 1988-09-09
JPH05166Y2 true JPH05166Y2 (ja) 1993-01-06

Family

ID=30833209

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JP1987029379U Expired - Lifetime JPH05166Y2 (ja) 1987-02-28 1987-02-28

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Families Citing this family (4)

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JPS63203147A (ja) * 1987-02-20 1988-08-23 株式会社東芝 磁気共鳴イメ−ジング装置
JPH01207044A (ja) * 1988-02-15 1989-08-21 Yokogawa Medical Syst Ltd 核磁気共鳴画像診断装置の受信装置
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JP2680235B2 (ja) * 1991-11-26 1997-11-19 株式会社日立製作所 核磁気共鳴装置用プローブ

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JPS60222043A (ja) * 1984-04-20 1985-11-06 横河電機株式会社 核磁気共鳴による診断装置
JPS63111846A (ja) * 1986-08-15 1988-05-17 エムシ−ダブリュ、リサ−チ、ファウンデ−ション、インコ−ポレ−テッド Nmr装置

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JPS63137614U (ja) 1988-09-09

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