JPH05166340A - 磁気ヘッドアーム組立体 - Google Patents
磁気ヘッドアーム組立体Info
- Publication number
- JPH05166340A JPH05166340A JP33238191A JP33238191A JPH05166340A JP H05166340 A JPH05166340 A JP H05166340A JP 33238191 A JP33238191 A JP 33238191A JP 33238191 A JP33238191 A JP 33238191A JP H05166340 A JPH05166340 A JP H05166340A
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- JP
- Japan
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- magnetic head
- arm
- magnetic disk
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- magnetic
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- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 claims abstract description 13
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 230000000712 assembly Effects 0.000 description 1
- 238000000429 assembly Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、磁気ディスク媒体間の距離が小さ
な場合においても、十分に高い剛性を有する磁気ヘッド
アーム組立体を提供する。 【構成】 磁気ヘッドスライダ3とそれを支えるロード
スプリング5などから構成される磁気ヘッド支持体2を
一対とし、ロードスプリング5の固定部分において共通
のスペーサ6に接合してなる磁気ヘッド支持体の一対
を、データアーム1の磁気ヘッド支持体2との接合部分
に設けたデータアーム1の厚み方向の実質的な中央部分
に構成したスリット9に挿入結合することによって、磁
気ディスク媒体間隔が極めて小さな場合においても、デ
ータアクセス動作時に必要となる十分な剛性を確保でき
る。
な場合においても、十分に高い剛性を有する磁気ヘッド
アーム組立体を提供する。 【構成】 磁気ヘッドスライダ3とそれを支えるロード
スプリング5などから構成される磁気ヘッド支持体2を
一対とし、ロードスプリング5の固定部分において共通
のスペーサ6に接合してなる磁気ヘッド支持体の一対
を、データアーム1の磁気ヘッド支持体2との接合部分
に設けたデータアーム1の厚み方向の実質的な中央部分
に構成したスリット9に挿入結合することによって、磁
気ディスク媒体間隔が極めて小さな場合においても、デ
ータアクセス動作時に必要となる十分な剛性を確保でき
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置に用
いられる磁気ヘッドおよびデータアームの組立体に関す
る。
いられる磁気ヘッドおよびデータアームの組立体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置においては、磁気ヘッ
ドをその一端面に搭載した磁気ヘッドスライダが用いら
れている。磁気ヘッドスライダは、磁気ディスク媒体の
高速回転によって生じる高速な空気流の力学的効果によ
ってディスク上を浮揚し、僅かな磁気ヘッドと記録媒体
との間隔を保ちながら記録再生を行うが、磁気ヘッドス
ライダをディスクの表面突起やうねりに対して常にその
スペーシングを一定に保ちながら追従動作させるための
ジンバルスプリングによって、ピッチ,ロール,そして
ディスク面垂直の各方向に運動自在に保持されると同時
に、磁気ヘッドスライダの浮揚量を制御し、かつ任意の
記録トラック上に磁気ヘッドを移動させるためのヘッド
支持を行う支持アームによってジンバルスプリングごと
保持される磁気ヘッド支持体を構成している。
ドをその一端面に搭載した磁気ヘッドスライダが用いら
れている。磁気ヘッドスライダは、磁気ディスク媒体の
高速回転によって生じる高速な空気流の力学的効果によ
ってディスク上を浮揚し、僅かな磁気ヘッドと記録媒体
との間隔を保ちながら記録再生を行うが、磁気ヘッドス
ライダをディスクの表面突起やうねりに対して常にその
スペーシングを一定に保ちながら追従動作させるための
ジンバルスプリングによって、ピッチ,ロール,そして
ディスク面垂直の各方向に運動自在に保持されると同時
に、磁気ヘッドスライダの浮揚量を制御し、かつ任意の
記録トラック上に磁気ヘッドを移動させるためのヘッド
支持を行う支持アームによってジンバルスプリングごと
保持される磁気ヘッド支持体を構成している。
【0003】一方、現在の磁気ディスク装置において
は、その磁気ヘッド支持体を複数組み合わせて固定し、
トラックアクセスのための位置決めアクチュエータによ
る回転運動、あるいは直線運動を伝達するためのデータ
アームが存在し、磁気ヘッド支持体と一体となって磁気
ヘッドアーム組立体をなしている。この磁気ヘッドアー
ム組立体を用いて磁気ディスク装置を構成する場合に
は、一般にこれら磁気ヘッドアーム組立体を複数個前記
位置決めアクチュエータの回転軸に沿って積み重ねた
り、あるいはデータアーム自体をそもそも積層されたも
のと全く同一の一体構造としたいわゆるマルチアームの
形式をとるものが存在する。
は、その磁気ヘッド支持体を複数組み合わせて固定し、
トラックアクセスのための位置決めアクチュエータによ
る回転運動、あるいは直線運動を伝達するためのデータ
アームが存在し、磁気ヘッド支持体と一体となって磁気
ヘッドアーム組立体をなしている。この磁気ヘッドアー
ム組立体を用いて磁気ディスク装置を構成する場合に
は、一般にこれら磁気ヘッドアーム組立体を複数個前記
位置決めアクチュエータの回転軸に沿って積み重ねた
り、あるいはデータアーム自体をそもそも積層されたも
のと全く同一の一体構造としたいわゆるマルチアームの
形式をとるものが存在する。
【0004】いずれの場合においても、データアームの
もつ役割は同じであって、小さな磁気ヘッド支持体を保
持すると同時に、磁気ヘッドを記録トラック上に移動せ
しめるためのものである。また現在の磁気ディスク装置
ではトラックジオメトリの関係から、データアームは相
対する磁気ディスク媒体の間に入り込み移動する形式が
一般的である。
もつ役割は同じであって、小さな磁気ヘッド支持体を保
持すると同時に、磁気ヘッドを記録トラック上に移動せ
しめるためのものである。また現在の磁気ディスク装置
ではトラックジオメトリの関係から、データアームは相
対する磁気ディスク媒体の間に入り込み移動する形式が
一般的である。
【0005】磁気ディスク装置においては、装置の大容
量化が大きな技術課題であることは言うまでもないが、
その場合に最も容易に実現する方法が同一体積のディス
クエンクロージャ内に数多くの磁気ディスク媒体を詰め
込むことである。そのためには磁気ディスク媒体間の距
離を小さくし、単位高さあたりの磁気ディスク媒体の枚
数を増やす必要がある。この磁気ディスク媒体間距離の
減少に伴って、磁気ヘッドスライダや磁気ヘッド支持体
自身の厚みも低減傾向にあり、同時に先に述べたデータ
アームの厚さも減少することになる。
量化が大きな技術課題であることは言うまでもないが、
その場合に最も容易に実現する方法が同一体積のディス
クエンクロージャ内に数多くの磁気ディスク媒体を詰め
込むことである。そのためには磁気ディスク媒体間の距
離を小さくし、単位高さあたりの磁気ディスク媒体の枚
数を増やす必要がある。この磁気ディスク媒体間距離の
減少に伴って、磁気ヘッドスライダや磁気ヘッド支持体
自身の厚みも低減傾向にあり、同時に先に述べたデータ
アームの厚さも減少することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように単位長さあ
たりの磁気ディスク媒体の枚数を増大させるために、磁
気ディスク媒体間の距離を減少させるためには、磁気ヘ
ッド支持体およびデータアームからなる磁気ヘッドアー
ム組立体の厚み方向高さを小さくすることが必要とな
る。しかしながら、従来から用いられてきた一般の磁気
ヘッド支持体ではその厚み方向の高さを小さくすること
がその構造上困難であった。これを克服するため、例え
ば米国特許4992898号明細書に示されるような磁
気ヘッド支持体のロードアームの構成法が実現されてい
る。この方法によれば、実質的な磁気ヘッド支持体の高
さは1mm程度まで低減することが可能となり、これに
よって磁気ディスク媒体間の距離も大きく低減すること
が可能となっている。
たりの磁気ディスク媒体の枚数を増大させるために、磁
気ディスク媒体間の距離を減少させるためには、磁気ヘ
ッド支持体およびデータアームからなる磁気ヘッドアー
ム組立体の厚み方向高さを小さくすることが必要とな
る。しかしながら、従来から用いられてきた一般の磁気
ヘッド支持体ではその厚み方向の高さを小さくすること
がその構造上困難であった。これを克服するため、例え
ば米国特許4992898号明細書に示されるような磁
気ヘッド支持体のロードアームの構成法が実現されてい
る。この方法によれば、実質的な磁気ヘッド支持体の高
さは1mm程度まで低減することが可能となり、これに
よって磁気ディスク媒体間の距離も大きく低減すること
が可能となっている。
【0007】しかしながら、この技術を有効に利用しよ
うとすると、実質的に薄いデータアームを用いなければ
ならず、このデータアームを用いて高速アクセスする際
には位置決めアクチュエータからの励振力によってデー
タアームが振動し、その結果磁気ヘッドの位置決め性能
の低下を招くことになる。
うとすると、実質的に薄いデータアームを用いなければ
ならず、このデータアームを用いて高速アクセスする際
には位置決めアクチュエータからの励振力によってデー
タアームが振動し、その結果磁気ヘッドの位置決め性能
の低下を招くことになる。
【0008】それに対する改良としては、磁気ヘッド支
持体とデータアームとの接合部分のみ厚さを薄くして、
その他の部分の厚みを大きくすることが容易に想像され
るが、その場合においても接合部分の厚みは高々0.5
mm程度が有効な利用法であるため、接合部の剛性は低
くならざるを得ず、振動レベルが高くなることによって
結果的にアクセス性能の低下を招くことは避けられな
い。
持体とデータアームとの接合部分のみ厚さを薄くして、
その他の部分の厚みを大きくすることが容易に想像され
るが、その場合においても接合部分の厚みは高々0.5
mm程度が有効な利用法であるため、接合部の剛性は低
くならざるを得ず、振動レベルが高くなることによって
結果的にアクセス性能の低下を招くことは避けられな
い。
【0009】本発明の目的は、上記の課題を解決し、厚
さの小さな磁気ヘッド支持体を用いた場合においても十
分な剛性を確保し、ヘッドアクセス性能に優れた磁気ヘ
ッドアーム組立体を提供することにある。
さの小さな磁気ヘッド支持体を用いた場合においても十
分な剛性を確保し、ヘッドアクセス性能に優れた磁気ヘ
ッドアーム組立体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気ヘッドアー
ム組立体は、磁気ヘッドスライダおよびそれを支持する
支持アームからなる磁気ヘッド支持体一対を、そのデー
タアームに接合されるマウント部分において実質的に共
通のスペーサを介して対称に結合してなる磁気ヘッド支
持体組立体を、前記データアームの端部においてその厚
み方向の実質的な中央部分に長手方向に彫られたスリッ
トに挿入して一体化されていることを特徴とする。
ム組立体は、磁気ヘッドスライダおよびそれを支持する
支持アームからなる磁気ヘッド支持体一対を、そのデー
タアームに接合されるマウント部分において実質的に共
通のスペーサを介して対称に結合してなる磁気ヘッド支
持体組立体を、前記データアームの端部においてその厚
み方向の実質的な中央部分に長手方向に彫られたスリッ
トに挿入して一体化されていることを特徴とする。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しつつ、本発明の磁気ヘッ
ドアーム組立体について詳細に説明する。
ドアーム組立体について詳細に説明する。
【0012】図1および図2は本発明に係わる磁気ヘッ
ドアーム組立体の望ましい一実施例を示す側面から見た
断面図および正面図である。図1は図2に示したYY断
面での断面図を示している。
ドアーム組立体の望ましい一実施例を示す側面から見た
断面図および正面図である。図1は図2に示したYY断
面での断面図を示している。
【0013】ここでは磁気ヘッドスライダ3、ジンバル
スプリング8、ロードスプリング5、およびロードレー
ル4からなる磁気ヘッド支持体2を一対として、図示せ
ぬ磁気ディスク媒体にロードされた使用状態を想定して
描かれている。
スプリング8、ロードスプリング5、およびロードレー
ル4からなる磁気ヘッド支持体2を一対として、図示せ
ぬ磁気ディスク媒体にロードされた使用状態を想定して
描かれている。
【0014】本実施例で用いられる磁気ヘッド支持体で
は、ロードスプリング5に対し、図示せぬ磁気ディスク
媒体側にロードレール4が設けられる形であり、従って
d1として示される磁気ディスク媒体間の距離を小さく
とることができる構造である。このことは従来の磁気ヘ
ッドアーム組立体を示した図5を参照することで一層明
らかとなる。
は、ロードスプリング5に対し、図示せぬ磁気ディスク
媒体側にロードレール4が設けられる形であり、従って
d1として示される磁気ディスク媒体間の距離を小さく
とることができる構造である。このことは従来の磁気ヘ
ッドアーム組立体を示した図5を参照することで一層明
らかとなる。
【0015】図5においては、図示せぬ磁気ディスク媒
体に磁気ヘッドをロードした使用状態を想定して描かれ
た従来の磁気ヘッドアーム組立体を示す側面図を示す
が、ロードレール104はロードスプリング105に関
して、やはり図示せぬが磁気ディスク媒体に対して逆方
向に設けられているものである。磁気ヘッド支持体はス
ペーサ106を介してデータアーム101の図示せぬ磁
気ディスク媒体と相対する面に直接取り付けられる構造
である。この場合にはロードレール104の高さ方向の
厚みがあるために、干渉を避けるクリアランスを確保す
るためには磁気ディスク媒体間の距離を表すd2は図1
に示したd1に比べて大きくならざるを得ない。ただし
その反面データアーム101自体の厚みt2は十分に大
きくとることができ、実質的にロードアームの剛性は高
い。しかし磁気ディスク媒体間の距離の低減には限界が
あることは先に説明したとおりである。なお図5におい
て、103は磁気ヘッドスライダ、108はジンバルス
プリングである。
体に磁気ヘッドをロードした使用状態を想定して描かれ
た従来の磁気ヘッドアーム組立体を示す側面図を示す
が、ロードレール104はロードスプリング105に関
して、やはり図示せぬが磁気ディスク媒体に対して逆方
向に設けられているものである。磁気ヘッド支持体はス
ペーサ106を介してデータアーム101の図示せぬ磁
気ディスク媒体と相対する面に直接取り付けられる構造
である。この場合にはロードレール104の高さ方向の
厚みがあるために、干渉を避けるクリアランスを確保す
るためには磁気ディスク媒体間の距離を表すd2は図1
に示したd1に比べて大きくならざるを得ない。ただし
その反面データアーム101自体の厚みt2は十分に大
きくとることができ、実質的にロードアームの剛性は高
い。しかし磁気ディスク媒体間の距離の低減には限界が
あることは先に説明したとおりである。なお図5におい
て、103は磁気ヘッドスライダ、108はジンバルス
プリングである。
【0016】一方、図1に示した磁気ヘッド支持体2を
用いて、従来と同様の方法で磁気ヘッドアーム組立体を
構成するとすると、それらは図6のようになる。この場
合には一対の磁気ヘッド支持体間のクリアランス211
が小さいほどデータアーム201の厚みがt3に示すご
とく小さくなるため、データアーム201の実質的な剛
性を確保することは困難である。
用いて、従来と同様の方法で磁気ヘッドアーム組立体を
構成するとすると、それらは図6のようになる。この場
合には一対の磁気ヘッド支持体間のクリアランス211
が小さいほどデータアーム201の厚みがt3に示すご
とく小さくなるため、データアーム201の実質的な剛
性を確保することは困難である。
【0017】さらにデータアームの振動特性を改善しよ
うとすると図7のような構成が考えられるが、この場合
には磁気ヘッド支持体2のデータアーム301への取り
付け部に存在するフラップ20の部分の厚みはやはり小
さくなってしまうため、この部分での剛性低下によって
データアーム301の振動特性は悪化することは避けら
れない。
うとすると図7のような構成が考えられるが、この場合
には磁気ヘッド支持体2のデータアーム301への取り
付け部に存在するフラップ20の部分の厚みはやはり小
さくなってしまうため、この部分での剛性低下によって
データアーム301の振動特性は悪化することは避けら
れない。
【0018】次に図1によって本実施例の構成をさらに
説明すると、一対の磁気ヘッド支持体2は、共通のスペ
ーサ6を介して一体化され、データアーム1の先端に存
在するスリット9に挿入結合される。一対の磁気ヘッド
支持体2のロード状態における間隔であるクリアランス
11はスペーサ6の厚みによって規定されるため、スペ
ーサ6を薄くすればクリアランス11は減少し、結果と
して磁気ディスク媒体間の距離d1は小さくすることが
できる。一般にクリアランス11は小さいほど磁気ディ
スク媒体間の距離d1を小さくできる利点があるが、磁
気ヘッドの実装を考慮すると0.5mm程度は必要と考
えられる。
説明すると、一対の磁気ヘッド支持体2は、共通のスペ
ーサ6を介して一体化され、データアーム1の先端に存
在するスリット9に挿入結合される。一対の磁気ヘッド
支持体2のロード状態における間隔であるクリアランス
11はスペーサ6の厚みによって規定されるため、スペ
ーサ6を薄くすればクリアランス11は減少し、結果と
して磁気ディスク媒体間の距離d1は小さくすることが
できる。一般にクリアランス11は小さいほど磁気ディ
スク媒体間の距離d1を小さくできる利点があるが、磁
気ヘッドの実装を考慮すると0.5mm程度は必要と考
えられる。
【0019】図3および図4は本実施例を構成するデー
タアームの構造を説明するため、図2のYY方向に見た
側面図と、スリットの構成を説明するため図3のXXで
一部断面をとった正面図である。データアーム1の端面
12にはスリット9が実質的にデータアーム1の厚み方
向中央に、図示せぬ磁気ヘッド支持体のスペーサを十分
収容する深さで形成されている。スリット9の断面形状
は図4のごとく矩形状であり、その周辺はフレームトッ
プ7およびフレームサイド10によって完全に覆われる
中空状の形態をなしている。このスリット9の厚みは実
質的に一対の磁気ヘッド支持体のロードスプリング厚み
とスペーサとの和程度あれば十分であって、従ってフレ
ームトップ7およびフレームサイド10は比較的肉厚を
大きくとることが可能である。しかもそれらフレームト
ップ7とフレームサイド10で閉じた断面を形成するこ
とから、十分な剛性を有することは明らかである。
タアームの構造を説明するため、図2のYY方向に見た
側面図と、スリットの構成を説明するため図3のXXで
一部断面をとった正面図である。データアーム1の端面
12にはスリット9が実質的にデータアーム1の厚み方
向中央に、図示せぬ磁気ヘッド支持体のスペーサを十分
収容する深さで形成されている。スリット9の断面形状
は図4のごとく矩形状であり、その周辺はフレームトッ
プ7およびフレームサイド10によって完全に覆われる
中空状の形態をなしている。このスリット9の厚みは実
質的に一対の磁気ヘッド支持体のロードスプリング厚み
とスペーサとの和程度あれば十分であって、従ってフレ
ームトップ7およびフレームサイド10は比較的肉厚を
大きくとることが可能である。しかもそれらフレームト
ップ7とフレームサイド10で閉じた断面を形成するこ
とから、十分な剛性を有することは明らかである。
【0020】従ってデータアーム1を用い、図1のごと
く磁気ヘッド支持体と組み合わせることによって、磁気
ディスク媒体間の距離を小さく設定した場合でもデータ
アーム1の剛性、すなわち厚みを十分に確保することが
可能となり、振動特性に優れた磁気ヘッドアーム組立体
を実現でき、その結果アクセス特性を良好とすることが
できる。
く磁気ヘッド支持体と組み合わせることによって、磁気
ディスク媒体間の距離を小さく設定した場合でもデータ
アーム1の剛性、すなわち厚みを十分に確保することが
可能となり、振動特性に優れた磁気ヘッドアーム組立体
を実現でき、その結果アクセス特性を良好とすることが
できる。
【0021】このように磁気ヘッドアーム組立体を構成
するデータアームの磁気ヘッド支持体との接合を、デー
タアーム先端に設けたスリット構造とすることによっ
て、磁気ディスク装置における磁気ディスク媒体間の距
離が小さな場合においても十分なデータアームの剛性を
確保することができ、従って磁気ヘッドアーム組立体の
振動特性を良好として、高速なデータアクセス動作が可
能な磁気ヘッドアーム組立体を得ることができる。
するデータアームの磁気ヘッド支持体との接合を、デー
タアーム先端に設けたスリット構造とすることによっ
て、磁気ディスク装置における磁気ディスク媒体間の距
離が小さな場合においても十分なデータアームの剛性を
確保することができ、従って磁気ヘッドアーム組立体の
振動特性を良好として、高速なデータアクセス動作が可
能な磁気ヘッドアーム組立体を得ることができる。
【0022】
【発明の効果】本発明の磁気ヘッドアーム組立体を用い
ることによって、磁気ディスク装置の大容量化を磁気デ
ィスク媒体の高密度実装で実現する場合においても、十
分に高い剛性を実現することができ、従って高トラック
密度,高速アクセスに適した装置とすることができる。
ることによって、磁気ディスク装置の大容量化を磁気デ
ィスク媒体の高密度実装で実現する場合においても、十
分に高い剛性を実現することができ、従って高トラック
密度,高速アクセスに適した装置とすることができる。
【図1】本発明に係わる磁気ヘッドアーム組立体の一実
施例を示す断面側面図である。
施例を示す断面側面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の実施例を構成するデータアームの側面図
である。
である。
【図4】図3のデータアームの一部断面を含んだ正面図
である。
である。
【図5】従来の例を示す磁気ヘッドアーム組立体の側面
図である。
図である。
【図6】従来の方法によって構成される磁気ヘッドアー
ム組立体の一構成を示す側面図である。
ム組立体の一構成を示す側面図である。
【図7】従来の方法によって構成される磁気ヘッドアー
ム組立体の他の構成を示す側面図である。
ム組立体の他の構成を示す側面図である。
【符号の説明】 1,101 データアーム 2 磁気ヘッド支持体 3,103 磁気ヘッドスライダ 4,104 ロードレール 5,105 ロードスプリング 6,106 スペーサ 7 フレームトップ 8,108 ジンバルスプリング 9 スリット 10 フレームサイド 11,211 クリアランス 12 端面 20 フラップ 201,301 データアーム
Claims (1)
- 【請求項1】磁気ヘッドスライダおよびそれを支持する
支持アームからなる磁気ヘッド支持体一対を、そのデー
タアームに接合されるマウント部分において実質的に共
通のスペーサを介して対称に結合してなる磁気ヘッド支
持体組立体を、前記データアームの端部においてその厚
み方向の実質的な中央部分に長手方向に彫られたスリッ
トに挿入して一体化されていることを特徴とする磁気ヘ
ッドアーム組立体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33238191A JPH05166340A (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 磁気ヘッドアーム組立体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33238191A JPH05166340A (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 磁気ヘッドアーム組立体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05166340A true JPH05166340A (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=18254331
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33238191A Pending JPH05166340A (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 磁気ヘッドアーム組立体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05166340A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100392671B1 (ko) * | 1996-03-28 | 2003-11-17 | 삼성전자주식회사 | 하드디스크드라이브의액츄에이터장치 |
| KR100723367B1 (ko) * | 2006-04-19 | 2007-05-30 | 삼성토탈 주식회사 | 올레핀 중합 및 공중합 방법 |
| KR100723369B1 (ko) * | 2006-04-19 | 2007-05-30 | 삼성토탈 주식회사 | 올레핀 중합 및 공중합 방법 |
| KR100723368B1 (ko) * | 2006-04-19 | 2007-05-30 | 삼성토탈 주식회사 | 올레핀 중합 및 공중합 방법 |
| KR100723366B1 (ko) * | 2006-04-19 | 2007-05-30 | 삼성토탈 주식회사 | 올레핀 중합 및 공중합 방법 |
-
1991
- 1991-12-17 JP JP33238191A patent/JPH05166340A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100392671B1 (ko) * | 1996-03-28 | 2003-11-17 | 삼성전자주식회사 | 하드디스크드라이브의액츄에이터장치 |
| KR100723367B1 (ko) * | 2006-04-19 | 2007-05-30 | 삼성토탈 주식회사 | 올레핀 중합 및 공중합 방법 |
| KR100723369B1 (ko) * | 2006-04-19 | 2007-05-30 | 삼성토탈 주식회사 | 올레핀 중합 및 공중합 방법 |
| KR100723368B1 (ko) * | 2006-04-19 | 2007-05-30 | 삼성토탈 주식회사 | 올레핀 중합 및 공중합 방법 |
| KR100723366B1 (ko) * | 2006-04-19 | 2007-05-30 | 삼성토탈 주식회사 | 올레핀 중합 및 공중합 방법 |
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