JPH0516620Y2 - - Google Patents

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JPH0516620Y2
JPH0516620Y2 JP10714787U JP10714787U JPH0516620Y2 JP H0516620 Y2 JPH0516620 Y2 JP H0516620Y2 JP 10714787 U JP10714787 U JP 10714787U JP 10714787 U JP10714787 U JP 10714787U JP H0516620 Y2 JPH0516620 Y2 JP H0516620Y2
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JP
Japan
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light
transparent
film
character
light control
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JP10714787U
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JPS6413093U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は広告、行先表示などに使用される表示
板に関するものである。
[考案の概要] 本考案は広告、行先表示などに使用される表示
板において、フイルム上にパターニングされた文
字や図が、フイルムに対して特定の角度を成す入
射光のみを選択的に散乱する機能を有する光制御
フイルムを透明プラスチツクまたはガラス表面、
或は透明プラスチツクまたはガラスとの間にフイ
ルムに被着させ、ある特定の方向からは、特定の
文字や図だけが認識できるようにしたものであ
る。
[従来の技術] 従来の広告、行先表示などに使用されている表
示板はすべての角度から同様に認識される。
[考案が解決しようとする問題点] 上述のような従来の表示板は、広く一般に使用
されている。しかしながら、従来の表示板では全
ての角度から同様に認識されるために、一つの情
報しか表示できないという問題点がある。
例えば、一つの表示板だけで、ある方向からみ
た場合とその他の向からみた場合で異なつた情報
が認識されるという機能を持つた表示板が要求さ
れている。
本考案は、従来の表示板における上述のような
問題点に着目し、一つの表示板だけで、ある方向
からみた場合とその他の向からみた場合で異なつ
た情報が認識されるという機能を有している表示
板を提案するものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案により、フイルム上にパターニングされ
た文字や図が、フイルムに対して特定の角度を成
す入射光のみを選択的に散乱する機能を有する光
制御フイルムを透明プラスチツクまたはガラス表
面、或は透明プラスチツクまたはガラスとの間に
被着させ、ある特定の方向からは特定の文字や図
だけが認識できる表示板を作製する。
本考案で使用させる光制御フイルムはそれぞれ
屈折率に差があるオリゴマーとモノマーまたはモ
ノマー同士からなる樹脂組成物を硬化させること
により得られ、好ましくはそれぞれ屈折率に差が
ある光重合性オリゴマーと光重合性モノマーまた
は光重合性モノマー同士とから成る樹脂組成物に
紫外線を照射し硬化させることにより得られる
が、角度依存性については紫外線の照射角度、樹
脂組成物の屈折率差等によつて決定される。尚、
本考案で使用される光制御フイルムの膜厚は20〜
2000μmである。この光制御フイルムの製造方法
は先に本考案者等による特許出願公報、特開平1
−77001号「光制御板およびその製造方法」、およ
び同公報、特開昭63−309902号「光制御板および
その製造方法」に記載されている。
更に、本考案で使用される透明プラスチツク板
は、透明なものなら特に限定されず、どのような
ものでも使用できる。好適に使用されるものとし
て、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、メタ
クリル樹脂またはポリスチレン樹脂等が挙げられ
る。また、本考案で使用されるガラス板は、フロ
ートガラス板が使用できる。
また本考案で、上記光制御フイルムと透明プラ
スチツク或はガラス板のような透明板とを被着さ
せる方法は特に限定されず、公知の方法が使用で
きる。例えば、第3図に示すようにガラス板また
は透明プラスチツク板2の表面に光制御フイルム
1を被着させてもよく、第4図に示すようにガラ
ス板または透明プラスチツク板2,2′の間に光
制御フイルム1を挟んでもよく、また第5図に示
すように、ガラス板2,2′の間に光制御フイル
ム1を挟み、ガラス板の外側表面に更にプラスチ
ツク板3を接着してもよい。プラスチツク板の外
側表面には耐擦傷性被覆を施す事が好ましい。
[考案の効果] 本考案による表示板は、一つの表示板だけで、
ある方向からみた場合とその他の向からみた場合
で異なつた情報が認識されるという機能を有して
いる。更に、この様な表示板は数種類の異なつた
情報を表示するばかりではなく、異なつた角度か
らは異なつた情報が得られるという今までにない
新しい表示板として、今までにない新しい表示板
なので表示板にまず第一に要求される、注目を集
めるという点においても優れている。
[実施例] 以下、この発明の実施例を挙げて説明するが本
発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
実施例 1 ポリプロピレングリコール、ヒドロキシエチル
アクリレート、イソホロンジイソシアネートから
成るポリエーテルウレタンアクリレート100部、
トリブロモフエノキシエチルアクリレート100部、
ヒドロキシイソブチルフエノン6部から成る混合
物を1mmの間隔を持つ正方形のガラス板(60×40
cm)の間に注入し、ガラス板の短辺に平行な中央
の仮想線に立てた垂直面から右に45度ずれた位置
に40cmの間隔をあけて棒状紫外線ランプ(80W/
cm、2kw、直径2cm、ランプ長25cm)をガラス板
面に平行にかつ前記仮想線に平行に設置する。ま
たガラス板から見て反対側にも前記垂直面から右
に45度ずれた位置に40cmの間隔をあけてもう一台
の同じ紫外線照射ランプを同様に設置する。ガラ
ス板の表側に文字“EXIT”の部分が、裏側に文
字“TOILET”の部分が紫外線を透過するフオ
トマスクをそれぞれ乗せ、二台のランプから同時
に紫外線をガラス板の両側から互いに90度直交す
るように照射する。その後、フオトマスクを取り
除き、擦りガラスを乗せてガラス板の垂直方向か
ら紫外線を照射して未硬化の部分を硬化する。こ
の操作により、図4に示すように正面から見たと
きには透明2、左45度から見ると文字
“TOILET”の部分は不透明で他の部分が透明
1、右45度から見ると文字“EXIT”の部分は不
透明で他の部分が透明3になる光制御板が作製可
能となる。第1図Aは本考案による表示板が地下
道に使用されている状況である。即ち、左から人
間からは“TOILET”と見え、右からくる人間
からは“EXIT”と見える。第1図Bは本考案に
よる表示板が駐車上の出入口に使用されている状
況である。即ち、駐車場に入る車からは“IN”
と見え、出る車からは“OUT”と見える。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の表示板が使用されている状
況を示す側面図である。また、第2図から第4図
までには本考案の表示板の断面図の具体例が示さ
れている。更に、第5図には本考案の表示板の角
度依存性の特性図が示されている。 符号の説明、1……光制御フイルム、2……透
明板、3……透明板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. それぞれ屈折率に差がある、光重合性オリゴマ
    ーと光重合性モノマー、または光重合性モノマー
    同士からなる樹脂組成物のフイルム状物にそれぞ
    れ異なる2ケの所定の角度AおよびBからそれぞ
    れ異なる文字または図形を示す透過部分を有する
    マスクa及びbを介してそれぞれ光を照射し硬化
    させることにより得られる光制御フイルムであつ
    て、前記所定の角度Aを中心とする範囲内の角度
    から見たときはマスクaの文字または図形の透過
    部分を通して照射された光散乱フイルム部分を他
    の光透過フイルム部分と区別してその文字または
    図形として認識でき、そして前記所定の角度Bを
    中心とする範囲内の角度から見たときはマスクb
    の文字または図形の透過部分を通して照射された
    光散乱フイルム部分を他の光透過フイルム部分と
    区別してその文字または図形として認識できるよ
    うにした光制御フイルムを、透明板表面に被着さ
    せまたは複数の透明板の間に介挿させた積層体か
    らなる表示板。
JP10714787U 1987-07-13 1987-07-13 Expired - Lifetime JPH0516620Y2 (ja)

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JP10714787U JPH0516620Y2 (ja) 1987-07-13 1987-07-13

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JPS6413093U JPS6413093U (ja) 1989-01-24
JPH0516620Y2 true JPH0516620Y2 (ja) 1993-04-30

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