JPH0516572Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0516572Y2
JPH0516572Y2 JP1986089358U JP8935886U JPH0516572Y2 JP H0516572 Y2 JPH0516572 Y2 JP H0516572Y2 JP 1986089358 U JP1986089358 U JP 1986089358U JP 8935886 U JP8935886 U JP 8935886U JP H0516572 Y2 JPH0516572 Y2 JP H0516572Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
light
receiving
holder
slider
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986089358U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62201714U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986089358U priority Critical patent/JPH0516572Y2/ja
Publication of JPS62201714U publication Critical patent/JPS62201714U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0516572Y2 publication Critical patent/JPH0516572Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は複数の光フアイバ間を切替接続する多
点光フアイバ切替器に関する。
[従来の技術] 従来のバルク型光フアイバスイツチあるいは光
路切替器は次の3つに大別できる。
入・出射光フアイバを直接動かしてスイツチ
ングする。
円筒状に光フアイバを配し、回転により接続
を切り替える。
プリズム、ミラー等の光学部品を駆動して光
路を切替えて光フアイバ間のスイツチングを行
なう。
[考案が解決しようとする問題点] 上記の方式では、例えば2×2光フアイバス
イツチの場合、固定治具に公差数μmで高精度に
加工した複数列のV溝に入・出射光フアイバを入
れ、入・出射光フアイバを互いに動かして切替を
行なつている。コア径が50μmの光フアイバを用
い光フアイバ間の結合損失を1dB以下にするに
は、第4図のA、第5図のCに示すように、光フ
アイバ間の間隙lを20μm以下、軸ずれdを、
8μm以下にする必要があり、高精度の部品加工と
組立てが要求される。構成部品の加工精度、組立
精度が高くないと、良い特性(特に切替時の結合
損失小)のものが得られない。また、フアイバ本
数を多くできない。
また、上記の方式のものは、回転式のため、
光フアイバの途中に光ロータリージヨイントが不
可欠となり、また駆動部分が多く装置が複雑化、
大型化し、コストアツプとなる。更に、円筒状の
ため占有体積が大きい。
更に上記の方式では、光学部品を回動あるい
は平行移動する必要があるため、装置全体が大掛
りとなる。また光学部品の固定が難しく、例えば
接着剤で固定する場合、温度サイクルや振動等に
対する耐久性を確保するのが難しい。
本考案は以上の従来技術の問題点を解消すべく
創案されたものであり、本考案の目的は通常の精
度の構成部品により簡易に構成でき、しかも良好
で安定した特性の多点光フアイバ切替器を提供す
ることにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案の要旨は、コリメートレンズを有する各
出射端が平面上に放射状に配設された送光側光フ
アイバと、コリメートレンズを有する各入射端が
平面上に放射状に配設された受光側光フアイバ
と、両側にコリメートレンズを有し送光側光フア
イバと受光側光フアイバを光学的に接続するため
の接続用光フアイバと、接続用光フアイバの入射
端側が取り付けられ該入射端を送光側光フアイバ
の各出射端に対向させるべく間欠的に回動自在に
設けられた送光側回転スライダと、接続用光フア
イバの出射側に取り付けられ該出射端を受光側光
フアイバの各入射端に対向させるべく前記送光側
回転スライダとは独立して間欠的に回動自在に設
けられた受光側回転スライダと、前記送光側回転
スライダと受光側回転スライダの側面に周方向に
沿つて波状を成すと共に該端面が上側テーパーと
なるように形成されたV溝状の切欠と、該切欠の
テーパー面に対して垂直方向に配置された筒体状
のホルダと、該ホルダ内に設けられたスプリング
と、該スプリングにより前記ホルダの先端側から
前記切欠に押圧される球体と、スプリングの球体
に対する弾発力を調整するために前記ホルダの基
端側に設けられた調整ナツトとを備え、前記送光
側回転スライダ及び受光側回転スライダの切欠を
前記球体により斜め上方から弾発付勢することに
ある。
[実施例] 以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。この実施例は5×5光フアイバ切替器であ
る。
第1図、第2図において、1は光フアイバ切替
器のケーシングである。ケーシング1の左方の側
壁には光コネクタが接続されるレセプタクル2a
〜2eが取り付けられている。レセプタクル2a
〜2eには送光側光フアイバ3a〜3cの各入射
端を保持するフエルール4a〜4eが挿入されて
いる。送光側光フアイバ3a〜3eの出射端には
フエルール5a〜5eが成端されると共に、ロツ
ド状のコリメートレンズ6a〜6eが設けられて
いる。フエルール5a〜5e、コリメートレンズ
6a〜6eはそれぞれホルダ7a〜7e内に挿入
されている。ホルダ7a〜7eはケーシング1の
基台面1a上に平行に且つ放射状に配置され固定
されており、送光側光フアイバ3a〜3eの出射
端は後述する送光側の回転スライダ8の回転中心
軸に臨ませて設けられている。ケーシング1の右
側(受光側)にも上記左側(送光側)と同様にし
てホルダ9a〜9e、コリメートレンズ10a〜
10e、フエルール11a〜11e、受光側光フ
アイバ12a〜12e、フエルール13a〜13
e、レセプタクル14a〜14eが設けられてい
る。ホルダ9a〜9eは基台面1aよりも低い基
台面1b上に平行に受光側の回転スライダ15の
回転中心軸に臨ませて放射状に設置されている。
送光側光フアイバ3a〜3eと受光側光フアイ
バ12a〜12eとの間には、基台面1aとその
上面が同一面内で回転する回転スライダ8と、基
台面1bとその上面が同一面内で回転する回転ス
ライダ15とが設けられている。回転スライダ
8,15は締付ナツト16,17によりケーシン
グ1に回転可能に取り付けられている。回転スラ
イダ8の側面にはV溝状の切欠18が周方向に沿
つて波状に形成されている。切欠18は切替数と
同じ個数(この実施例では5個)が回転スライダ
8の前後方向の両側面に形成されている。ケーシ
ング1には回転スライダ8の回転を切欠18のピ
ツチごとに規制するロツク手段が設けられてい
る。このロツク手段は、第1図ないし第3図に示
すように、ケーシング1に取り付けられた筒体状
のホルダ19と、ホルダ19内に設けられたスプ
リング20と、スプリング20によりホルダ19
の先端側から切欠18に押圧される球体21と、
スプリング20の球体21に対する弾発力を調整
するためにホルダ19の基端側に設けられた調整
ナツト22とから主に構成されている。ホルダ1
9は第3図に示すように先端側を下方に傾斜して
設けられ、またホルダ19に直交して切欠18も
傾斜されており、回転スライダ8は球体21の斜
め上方からの押圧によりケーシング1の底面に隙
間なく押し付けられる。受光側の回転スライダ1
5にも送光側の回転スライダ8と同様に切欠18
が形成されると共にロツク手段が設けられてい
る。
回転スライダ8,15にはこれらを手動で回動
するための切替つまみ23,24がそれぞれ取り
付けられている。切替つまみ23,24は回転ス
ライダ8,15上に同軸配置に設けられている。
また、回転スライダ8,15上には両端にフエル
ール25およびコリメートレンズ26を備えた接
続用光フアイバ27が設けられている。なお、2
8はホルダである。接続用光フアイバ27の入射
端側、出射端側は回転スライダ8の回転中心(回
転スライダ15の回転中心と同じ)からその半径
方向外方に向かつて配設されており、切欠18の
ピツチごとに間欠的に回動されることにより先端
のコリメートレンズ26が送光側光フアイバ3
a,〜3e、受光側光フアイバ12a〜12eの
出射側のコリメートレンズ6a〜6e,10a〜
10eにそれぞれ近接して対向するようになつて
いる。
第1図に示す状態においては、レセプタクル2
cの光コネクタからの光は送光側光フアイバ3c
に入射し、その出射端のコリメートレンズ6cで
平行光とされ、接続用光フアイバ27にコリメー
トレンズ26を介して入射する。更に、接続用光
フアイバ27の出射端のコリメートレンズ26で
平行光とされ、受光側光フアイバ12cの入射端
のコリメートレンズ10cにより集光されて受光
側光フアイバ12cに入射し、その出射側のレセ
プタクル14cに接続された光コネクタに入射す
る。
ホルダ7a〜7e及びホルダ9a〜9eは、接
続用光フアイバ27の切替時の光結合が最大とな
るように各切替位置毎に調整して組み立てられ
る。このときの組立精度と結合損失との関係は第
4図のB、第5図のDに示す通りであり(コア径
50μmの光フアイバをコリメートレンズを介して
結合させた場合)、コリメートレンズ6a〜6e
あるいはコリメートレンズ10a〜10eとコリ
メートレンズ26間の間隙lを1mm、軸ずれdを
100μmとすると、結合損失は合計で1.6dBとな
る。また、切替時の損失変動を0.5dB以下にした
いときには、軸ずれdを、130μm以下にすればよ
い。切替時の各部品のガタによるばらつきは、回
転スライダ8,15と球体21間のギヤツプ、球
体21とホルダ19とのギヤツプ等が主なもので
あるが、第3図に示すように、本実施例では回転
スライダ8,15の切欠18を球体21により斜
め上方から弾発付勢しているため、各ギヤツプは
キヤンセルされるようになり、また回転スライダ
8,15の上下動もなくなり、結合損失やその変
動を低減できる。また切替は切替つまみ23,2
4により手動でできるため、電源のない屋外での
切替用として有効である。
[考案の効果] 以上要するに本考案によれば次のような効果を
発揮する。
(1) 送・受光側回転板の回動により接続用光フア
イバを平面上で切り替え、かつ光フアイバ間を
コリメートレンズで結合するようにしているた
め、部品精度、組立精度をあまり高くしなくて
も、結合損失の小さい良好な特性の多点光フア
イバ切替器が得られる。
(2) 平面上での切替方式であるため、切替器の高
さ寸法が小さくてよく、スペース効率がよい。
(3) 可動部分が少なく、光学部品も最小限度しか
使用していないので、温度サイクル、振動等の
耐環境性がよく、安定した特性が得られる。
(4) 送光側回転スライダ及び受光側回転スライダ
の切欠を球体により斜め上方から弾発付勢して
いるため、回転スライダと球体とのギヤツプは
キヤンセルされると共に、回転スライダの上下
動もなくなり、結合損失や結合変動を極めて低
く抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る多点光フアイバ切替器の
一実施例を示す平面断面図、第2図は同多点光フ
アイバ切替器の縦断面図、第3図は第1図の切替
器の間欠回動機構部の拡大断面図、第4図は光フ
アイバ間またはロツド状のコリメートレンズ間の
間隙と結合損失との関係を示すグラフ、第5図は
光フアイバ間またはロツド状のコリメートレンズ
間の軸ずれと結合損失との関係を示すグラフであ
る。 図中、1はケーシング、2,14はレセプタク
ル、3は送光側光フアイバ、4,4,11,1
3,25はフエルール、6,10,26はコリメ
ートレンズ、7,9,28はホルダ、8は送光側
の回転スライダ、12は受光側光フアイバ、15
は受光側の回転スライダ、16,17は締付ナツ
ト、18は切欠、19はホルダ、20はスプリン
グ、21は球体、22は調整ナツト、23,24
は切替つまみ、27は接続用光フアイバである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コリメートレンズを有する各出射端が平面上に
    放射状に配設された送光側光フアイバと、コリメ
    ートレンズを有する各入射端が平面上に放射状に
    配設された受光側光フアイバと、両側にコリメー
    トレンズを有し送光側光フアイバと受光側光フア
    イバを光学的に接続するための接続用光フアイバ
    と、接続用光フアイバの入射端側が取り付けられ
    該入射端を送光側光フアイバの各出射端に対向さ
    せるべく間欠的に回動自在に設けられた送光側回
    転スライダと、接続用光フアイバの出射側に取り
    付けられ該出射端を受光側光フアイバの各入射端
    に対向させるべく前記送光側回転スライダとは独
    立して間欠的に回動自在に設けられた受光側回転
    スライダと、前記送光側回転スライダと受光側回
    転スライダの側面に周方向に沿つて波状を成すと
    共に該端面が上側テーパーとなるように形成され
    たV溝状の切欠と、該切欠のテーパー面に対して
    垂直方向に配置された筒体状のホルダと、該ホル
    ダ内に設けられたスプリングと、該スプリングに
    より前記ホルダの先端側から前記切欠に押圧され
    る球体と、スプリングの球体に対する弾発力を調
    整するために前記ホルダの基端側に設けられた調
    整ナツトとを備え、前記送光側回転スライダ及び
    受光側回転スライダの切欠を前記球体により斜め
    上方から弾発付勢することを特徴とする多点光フ
    アイバ切替器。
JP1986089358U 1986-06-13 1986-06-13 Expired - Lifetime JPH0516572Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986089358U JPH0516572Y2 (ja) 1986-06-13 1986-06-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986089358U JPH0516572Y2 (ja) 1986-06-13 1986-06-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62201714U JPS62201714U (ja) 1987-12-23
JPH0516572Y2 true JPH0516572Y2 (ja) 1993-04-30

Family

ID=30948277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986089358U Expired - Lifetime JPH0516572Y2 (ja) 1986-06-13 1986-06-13

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0516572Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5599503U (ja) * 1978-12-28 1980-07-10

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62201714U (ja) 1987-12-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4239330A (en) Multiple optical switch
JPS5934886Y2 (ja) 光学フアイバ用着脱自在結合装置
JPS61292109A (ja) 一対の光フアイバを端部を突き合せた関係で光学的に結合する結合装置
US5107537A (en) Optoelectronic device having a coupling comprising a lens and arranged between an optical transmission fiber and a semiconductor laser diode
JP5063699B2 (ja) 光ファイバに光を導入するための装置
JPS587968B2 (ja) 光フアイバ用コネクタ
WO1984003951A1 (en) Rotary optic switch
JPH0328816A (ja) 光ファイバスイッチ
US8256972B2 (en) Fiber optic connector and fiber optic assembly having same
CA2141977A1 (en) Apparatus for polishing end surface of optical fibers
EP0119727A2 (en) Optical connectors
US5136433A (en) Optical positioner and connector
JPH0815622A (ja) 光スイッチ
WO1986000718A1 (en) Plural-channel optical rotary joint
CA2428381C (en) Lightguide coupling
EP0965868B1 (en) 2 x 2 optical fiber switch
JPH0516572Y2 (ja)
JP4248666B2 (ja) 光コネクタ装置
JP2569028B2 (ja) 光フアイバ・コネクタ
JPH0836119A (ja) 低損失コリメータ対の作製方法
JP2620321B2 (ja) 光スイッチ
JPS6064313A (ja) レンズ付き光フアイバ
JPS6041526Y2 (ja) 導波路インターフエイス
JPH067209B2 (ja) 平面光導波路と光ファイバとの結合補助装置
JPH03210504A (ja) 可変型光減衰器