JPH05165306A - 画像形成方法 - Google Patents
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- JPH05165306A JPH05165306A JP3331714A JP33171491A JPH05165306A JP H05165306 A JPH05165306 A JP H05165306A JP 3331714 A JP3331714 A JP 3331714A JP 33171491 A JP33171491 A JP 33171491A JP H05165306 A JPH05165306 A JP H05165306A
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Abstract
形成において、該帯電装置に付着した微粉汚れを、静電
潜像担持体表面の帯電量を低下させたり、帯電むらを発
生させたりすることなく、また、トナー消費少なく、簡
単に除去する。 【構成】 ブラシ帯電装置2を用いた画像形成におい
て、画像形成時の前、後又は像間に、帯電装置2に、感
光体ドラム1の帯電極性と同極性で、帯電装置2に印加
される正規の電圧(Vc=−1.1KV)より絶対値で
低い電圧(Vc=0V)を、(ブラシ帯電幅/感光体ド
ラム周速)以下の周期で印加する。
Description
子写真方式の画像形成方法、特に接触式帯電装置を用い
た画像形成方法に関する。
電潜像担持体表面を一様に帯電させるための帯電装置が
用いられている。かかる帯電装置には、大別して、コロ
ナ帯電装置と接触式帯電装置があり、接触式帯電装置と
しては、固定型或いは回転型のブラシ帯電装置、ローラ
帯電装置、ブレード帯電装置、磁気ブラシ帯電装置等が
知られている。
現像装置等において、本来の帯電極性に帯電するトナー
以外に、これとは逆極性に帯電するトナー破片が生成さ
れることがあり、これが静電潜像担持体表面に付着し、
しかもクリーニング装置で十分除去できない場合があ
る。また、トナーの本来の帯電極性とは逆極性の静電潜
像担持体削れ粉等が生成され、これがクリーニング装置
で除去されないこともある。
担持体表面を帯電させる装置に接触式帯電装置を用いた
場合、かかる逆極性のトナー破片や静電潜像担持体削れ
粉等が該帯電装置に付着し、その結果、帯電不良が発生
し、延いてはハケ筋状ノイズと呼ばれる画像ノイズが発
生する。この問題を解決する手段として、特公昭63−
43750号公報は、帯電時には帯電装置に静電潜像担
持体の帯電極性と同極性の直流成分を含む電圧を印加
し、非帯電時には静電潜像担持体の帯電極性とは逆極性
の直流成分を含む電圧を印加し、それによって帯電装置
に付着した微粉汚れを除去することを教えている。
静電潜像担持体上の非画像域がブラシ帯電装置を通過す
るとき、該ブラシ帯電装置への印加電圧を反転させるこ
とにより、ブラシに付着した汚れを静電潜像担持体へ移
行させて除去することを教えている。さらに、実開昭5
7−65347号公報は、帯電ブラシローラに付着した
汚れを別のクリーニングローラでクリーニングすること
を教えている。
63−43750号公報や特開昭58−42067号公
報が開示する従来技術によると、接触式帯電装置に付着
した微粉汚れを除去するために、静電潜像担持体表面が
その本来の帯電極性とは逆極性に帯電されることにな
り、そのときの逆極性の電荷が静電潜像担持体の表面や
内部に蓄積され、その結果、次の画像形成にあたって該
静電潜像担持体表面を本来の帯電極性に帯電させるとき
に、この電荷が本来の帯電電荷と打ち消し合い、帯電量
が低下したり、帯電むらが発生するという問題がある。
が教えるように、別のクリーニングローラを採用すると
きは、画像形成装置が大掛かりとなり、製作コストも高
くつく。そこで本発明は、接触式帯電装置を用いた画像
形成方法において、該帯電装置に付着した微粉汚れを、
静電潜像担持体表面の帯電量を低下させたり、帯電むら
を発生させる等の不都合無く、簡単に除去することを課
題とする。
解決するため研究を重ねた結果、画像形成を行う場合
に、該画像形成時の前、後又は像間に、静電潜像担持体
表面の本来の帯電極性と同極性で、接触式帯電装置に印
加される正規の電圧より絶対値で低い電圧を、(接触式
帯電装置の帯電幅/静電潜像担持体速度)以下の周期で
印加すれば、該帯電装置に付着した、トナーの本来の帯
電極性とは逆極性の微粉が、短いクリーニング時間で効
果的に静電潜像担持体側へ移行することを見出し、本発
明を完成した。
た画像形成装置において、画像形成時の前、後又は像間
に、前記帯電装置に、静電潜像担持体の帯電極性と同極
性で、該帯電装置に印加される正規の電圧より絶対値で
低い電圧を、(帯電幅/静電潜像担持体速度)以下の周
期でパルス状に印加することを特徴とする画像形成方法
を提供するものである。
電極性と同極性で、該帯電装置に印加される正規の電圧
より絶対値で低い電圧」の中には0V、即ち接地電位も
含まれる。前記帯電幅とは、図7に示すように、帯電装
置の帯電部材Bが静電潜像担持体PCと接触する部分の
幅Lであり、静電潜像担持体速度とは、帯電部材と接触
する該担持体面の移動速度、従って、例えば担持体がド
ラム型のときはその周速である。
形成前のことであり、連続プリント(複写)時、次の転
写材先端の前に対応する部分も含む。画像形成時の
「後」とは、画像形成後のことであり、連続プリント
(複写)時、前の転写材後端の後に対応する部分も含
む。「像間」とは、連続プリント(複写)時、転写材と
転写材の間に対応する部分をいう。
時の前」に含まれる。また、ジャム処理時等や、画像品
位をモニターする手段を設けて、そこからの情報に基づ
いてパルス電圧を印加する場合、ユーザスイッチ等によ
り、ユーザーにクリーニング処理をまかせるような場
合、それらは、前記画像形成時の前、後、像間のいずれ
かに含まれる。
電圧印加開始から次のパルス電圧印加開始までの時間を
いう。前記周期によってパルス電圧を印加する時間、即
ち、(周期×パルス電圧印加回数)は、1プリント(又
は複写)あたり20秒以下、0.01秒以上が好まし
い。これは、帯電装置汚れのクリーニング時間を短く済
ませ、且つ、汚れ除去効果を高める観点からである。
以下の周期」、「パルス印加回数」は、毎回変えること
も可能であり、従って、該「周期」、「回数」には平均
的な「周期」、「回数」も含まれる。また、パルス波形
は矩形波は勿論、サイン波、三角波等でもよい。なお、
特開平3−174561号公報は、二つの電圧値を交互
に所定のデューティー比でとる振動パルス電圧を印加す
る接触帯電装置を教えているが、これは、接触帯電装置
の帯電能を低電圧化により改善することを目的とし、パ
ルス電圧の印加は帯電時に行われるもので、本発明とは
異なるものである。
に正規の帯電用電圧が印加される帯電時には、その帯電
装置の絶対電位が静電潜像担持体表面の絶対電位よりも
著しく高いため、トナーの本来の帯電極性とは逆極性に
帯電したトナー破片や静電潜像担持体削れ粉等が帯電装
置に付着する。しかし、画像形成時の前、後又は像間に
おいて、該帯電装置に静電潜像担持体の帯電極性と同極
性で、該帯電装置に印加される正規の電圧より絶対値で
低く、且つ、静電潜像担持体表面電位より低い電圧を前
記周期でパルス状に印加することにより、帯電装置に付
着した帯電極性とは逆極性に帯電したトナー破片等は帯
電電荷の存在する静電潜像担持体側へ移行し、かくして
該帯電装置の微粉汚れが除去される。また、同じく画像
形成時の前、後又は像間において、該帯電装置に静電潜
像担持体の帯電極性と同極性で、該帯電装置に印加され
る正規の電圧より絶対値で低く、且つ、静電潜像担持体
表面電位より高い電圧を前記周期でパルス状に印加する
ことによっても、該トナー破片等が一部除去される。こ
れは、帯電装置に印加する電圧を切り換えた際に、帯電
装置と静電潜像担持体表面間の静電引力が変化して、付
着していたトナー破片等が振動し、払い落とされるため
と考えられる。
参照して説明する。図1は本発明方法を実施するプリン
タの1例を示している。このプリンタは中央部に静電潜
像担持体である感光体ドラム1を備えており、このドラ
ムはメインモータM1により矢印CW方向に回転駆動さ
れる。ドラム1の周囲には固定型ブラシ帯電装置2、現
像装置3、転写装置4、クリーニング装置5、残留電荷
を消去するイレーサ6が順次配置してある。
してあり、この光学系はハウジング71の中に半導体レ
ーザ発生装置、ポリゴンミラー、トロイダルレンズ、ハ
ーフミラー、球面ミラー、折り返しミラー、反射ミラー
等を配置したもので、ハウジング71の床部の露光スリ
ットから感光体ドラム1に画像露光できるものである。
ローラ対81、中間ローラ対82及び給紙カセット83
が順次配置してあり、給紙カセット83には給紙ローラ
84が臨んでいる。また、感光体ドラム1の図中左側に
は定着ローラ対91、排紙ローラ対92が順次配置して
あり、排紙ローラ対92には排紙トレイ93が臨んでい
る。
ム1の周速)は3.5cm/secである。また、感光
体ドラム1の直径は30mmである。従ってドラム1は
1回転に2.7秒要する。帯電装置2は、図2の(A)
に示すように、スイッチ210を介して電源220に接
続されるか、又は接地される。帯電装置2に印加される
電圧Vcは、電源220によるときはVc=−1.1K
V、接地のときはVc=0Vである。この実施例1で
は、図5の(ア)部拡大図に示すように、通常の帯電時
はVc=−1.1KVに維持され、画像形成の像間にお
いては、周期200msec(周波数5Hz)で5回連
続してVc=0Vがパルス状に印加される。なお、パル
ス電圧印加にあたっては接地電位に代え、電源220の
電圧より絶対値で低い電圧電源(ドラム1の帯電極性と
同極性)を接続するようにしてもよい。
現像装置であり、図2の(B)に示すように、現像スリ
ーブ30はスイッチ31を介して電源PW1に接続され
るか、又は接地される。現像装置に印加されるバイアス
電圧Vbは、電源PW1によるときはVb=−250
V、接地のときはVb=0Vである。この現像装置3は
通常の画像形成では、現像バイアスVb=−250V印
加のもとで、ドラム1の帯電極性と同一の帯電極性のト
ナーにより反転現像を行う。
の(C)に示すように、転写ローラ40は、スイッチ4
1を介して電源PW2に接続されるか、或いは接地され
る。転写ローラ40に印加される電圧VT は、感光体上
のトナー像を転写紙へ転写するときはVT =+1.1K
V、接地のときはVT =0Vである。図3は前記プリン
タの制御回路の要点を示すブロック図である。この制御
回路は、リードオンリーメモリROM及びランダムアク
セスメモリRAMを含むマイクロプロセッサCPU1を
中心とするもので、プリンタ全体の動作はこのマイクロ
プロセッサCPU1にて制御される。
ーフェース回路I/Oを介して感光体ドラム1の回転制
御部10a、転写装置4の制御部10b、帯電装置2の
制御部10c、現像バイアス制御部10d、イレーサ制
御部10h及びその他の制御部10eが接続され、さら
に、プリント命令入力部10fが接続されている。マイ
クロプロセッサCPU1の処理プログラムは予めメモリ
ROMに記憶されている。プリント命令入力部10f
は、パーソナルコンピュータ等の外部コンピュータCP
からのプリンタ制御信号を受け、マイクロプロセッサC
PU1に送る働きをする。
力されてから、感光体ドラム1を回転し始める時間/停
止する時間、転写ローラ40に電圧VT を印加する時間
/電圧VT をオフする時間、帯電装置2に電圧Vcを印
加する時間/電圧Vcを接地電位とする時間、現像バイ
アスVbを印加する時間/電圧Vbをオフする時間、イ
レーサ6をオンする時間/オフする時間等が予め記憶さ
れており、それに基づき、オン/オフのスイッチ切換え
信号がインターフェースI/Oを介して、感光体回転制
御部10a、転写装置制御部10b、帯電装置制御部1
0c、現像バイアス制御部10d、イレーサ制御部10
hへ出力される。従って、前記帯電装置2への印加電圧
Vcの切換えは制御部10cの指示により、現像装置3
への現像バイアスVbの切換えは制御部10dの指示に
より、転写ローラ40への印加電圧VT の切換えは制御
部10bの指示、イレーサ6のオン、オフは制御部10
hの指示により行われる。
操作パネル10gも接続されており、このパネルにはプ
リント開始を許可するプリントキーK等が搭載されてい
る。感光体ドラム1は本例では、τ型無金属フタロシア
ニン及びポリビニルブチラール樹脂を含む電荷発生層を
外径30mm、長さ240mmの円筒形アルミ基体上に
形成し、この電荷発生層上にヒドラゾン化合物及びポリ
カーボネイト樹脂を含む電荷輸送層を形成してなるもの
で、長波長光に対し感度を有する負帯電型の機能分離型
有機感光体である。なお、本発明を適用できる静電潜像
担持体はこの感光体に限定されるものではない。
は、ポリエステル系の負帯電型トナーであり、平均粒径
が10μmで、粒径7〜13μmの範囲に80重量%が
分布する。固定型ブラシ帯電装置2は図4に示すもので
あり、全重量に対し18wt%の導電性カーボン粉末を
含有させた太さ6デニール、電気抵抗1×105 Ωcm
の導電性レーヨン繊維21を、100本を一束として、
厚さ約1mmの基布22の経糸にW織りし、本数密度1
5000本/cm2 とし、さらに基布22の裏面に導電
性接着剤をコーティングし、この基布22をアルミニウ
ム製バックプレート23に固定して形成したものであ
る。ブラシ部分20の長さL=240mm、幅W=7m
m、高さH=5mmである。なお、本発明を適用できる
接触式帯電装置はこのブラシ帯電装置に限定されるもの
ではない。
05 Ωの導電性ウレタンゴム製ローラであり、感光体ド
ラム1に線圧30g/cmで押圧される。このプリンタ
によると、通常の画像形成では、感光体ドラム1表面が
電源220を接続された帯電装置2により所定電位に一
様に帯電され、該帯電域に光学系7から画像露光されて
静電潜像が形成される。かくして形成された静電潜像は
現像装置3により現像されてトナー像となり、転写ロー
ラ40に臨む転写領域へ移行する。
4により転写紙が引き出され、中間ローラ対82を経て
タイミングローラ対81に至り、ここでドラム1上のト
ナー像と同期をとって転写領域へ送り込まれる。かくし
て転写領域において転写ローラ40の作用でドラム1上
のトナー像が転写紙上に転写され、該転写紙は定着ロー
ラ91へ至り、ここでトナー像を定着されたのち、排紙
ローラ対92により排紙トレイ93へ排出される。
装置2に電源220から正規の帯電用電圧(Vc=−
1.1KV)が印加されていると、現像装置等において
正極性に帯電したトナー破片や、帯電装置2が感光体ド
ラム1表面に接触することによって生じた正極性の感光
体削れ粉等の微粉のうち、ドラム1に付着して、しかも
クリーニング装置5によって除去されなかったものがそ
のまま帯電装置2へ到来し、ブラシ毛21に付着する。
何故なら、電源220による帯電装置ブラシ毛の電位は
負電位で、しかも感光体ドラム1表面の負電位よりも絶
対値で高いからである。
ングチャートに示すタイミングで、次のようにプリント
が実施される。先ず、プリンタがプリントキーKのオン
の状態及び外部コンピュータCPによるプリント命令を
受け取った後、感光体ドラム1の回転を始める。その後
に接触帯電装置2に電圧Vc=−1.1KVを印加開始
し、ドラム1に帯電を施す。電圧Vc=−1.1KV印
加開始と同時に、現像装置3に現像バイアスVb=−2
50Vを印加開始するとともに、転写ローラ40に転写
電圧VT =+1.1KVを印加開始する。また、イレー
サ6も点灯させる。
ば(ア)部で示す線)は、ドラム1の一点に注目した場
合の該1点が各エレメント(帯電、現像、転写装置)上
を通過する時刻を直線で結んだものである。(ア)部分
は像間部であり、この部分では(ア)部拡大図に示すよ
うに、帯電装置2への印加電圧Vcが周期200mse
cで連続して5回接地電位(Vc=0V)に切り換えら
れ、Vc=0Vのパルス電圧が印加される。このパルス
電圧の印加により、帯電装置2のブラシに付着した正に
帯電した汚れが、ドラム1の負に帯電した部分に移行す
る方向の電場が働く。こうしてブラシ汚れがクリーニン
グされる。
2に感光体ドラム1の帯電極性(負)に対し正極性の電
圧が印加されることはないので、感光体に不都合な正極
性メモリが生じることがなく、したがってプリントのた
めに正規の帯電用電圧を印加した際には、感光体ドラム
表面が所定の帯電量でむら無く帯電される。このように
して帯電装置2の付着汚れが除去されるため、接触型の
帯電装置に固有の、汚れによるハケ筋状の帯電不良、延
いてはハケ筋状画像ノイズの発生を防止できる。
5%のプリント出力(A4サイズ縦)を行い、次の評価
1〜4を実施した。 評価1(トナー消費量についての評価) 5000枚プリントによるトナー消費量を重量測定し、
その量によりランク付けを行う。
量を重量測定し、その量によりランク付けを行う。但
し、帯電ブラシ1本に付着した微粉汚れ量で示す。
の荷電量を測定し、その値によりランク付けを行う。但
し、単位重量あたりの荷電量で示す。
うまく除去されているかどうかを評価するために行うも
のである。すなわち、帯電装置2において、ブラシ毛に
微粉汚れがあると感光体ドラム1表面に、その進行方向
と垂直な方向に帯電むらが生じる。この帯電むらは露光
後においても、像露光後電位(Vi)のむらとして残
る。すなわち、帯電装置により、帯電された直後の電位
(Vo)のうち部分的に高い電位を有する部分は像露光
後電位(Vi)も部分的に高いものとなる。
分ほど多量のトナーが付着する。すなわち、Voのムラ
はViのむらに、そて最終的に画像のむら、特に筋状ノ
イズとなるのである。そこで帯電装置2の微粉汚れの評
価を筋状ノイズの評価により行うこととする。筋状ノイ
ズは下記の如き方法により評価を行う。図1のプリンタ
を使用し、ドラム1上に帯電後、主走査方向に2ドット
オン(点灯)、2ドットオフ(消灯)の繰り返しパター
ンをレーザにより書き込む。副送査方向にも同様の2ド
ットオン(点灯)、2ドットオフ(消灯)の書き込みパ
ターンとなるようレーザ消灯タイミングを調整する。こ
の後、反転現像、転写、定着プロセスを経て図6のよう
なプリント画像を得る。
の黒ベタパターンの主走査方向の最大幅をWM とする。
主走査方向に連続した30個の極小黒ベタパターンのW
M の標準偏差をσとし、σの値によって筋状ノイズのラ
ンク付けを以下のとおり行う。 標準偏差σ 評価記号 σ<30μm ○ 30μm≦σ × 評価において○印は筋状ノイズが無いか、あっても無視
できる状態を、×印は無視できな筋状ノイズがある状態
を示している。すなわち、σの大きい場合は主走査方向
の微小黒ベタの幅が主走査方向で大きくばらついている
ことを意味する。
果により総合評価を行う。 × 良くない △ 好ましい ○ より好ましい なお、評価2、3は、ハケ筋ノイズの発生原因をさぐる
ための中間段階の評価のため、ここでは最終的な総合評
価には反映させなかった。
と、表1に示すとおり、すべての項目で○であった。次
に前記プリンタを用い、帯電装置2の帯電ブラシ幅(ブ
ラシ幅)W、感光体ドラム1の周速(速度)、帯電ブラ
シ汚れを除去するためにパルス電圧(Vc=0)を印加
するパルス位置(像間、像前又は像後)、印加するパル
ス電圧のパルス周期、パルス周波数(1/パルス周
期)、プリント1枚あたりに印加するパルス回数乃至頻
度、プリント1枚あたりのパルス印加に係る時間合計
(回数×周期)を種々変化させ、実施例2〜41として
プリントを実施し、前記評価1〜4を行った。併せて、
比較例として比較例1〜12を実施し、同じ評価を行っ
た。
ら表4に示してある。但し、表4に示す実施例40、4
1、比較例12では、パルス回数は複数枚あたりのパル
ス回数で表示してある。 実施例2〜11、比較例24について パルス周期(周波数)及びパルス回数を色々変えて、但
し、パルス印加時間(パルス回数×周期)を一定とし
て、プリントを行い評価を行った。
周期が0.1msec未満では帯電ブラシの汚れ量が多
く、そのためハケ筋ノイズが発生し、好ましくなかっ
た。パルス周期が5msec以上では帯電ブラシ付着汚
れを除去する効果が大きく、そのためハケ筋ノイズもほ
とんど発生せず非常に好ましかった。
を印加し、逆電界を形成しても、帯電ブラシに付着した
微粉が応答しきれず感光体ドラム側に移行できないため
と考えられる。また、パルス周期がブラシ幅/速度の2
00msecを超えると、トナー消費量が急激に増大す
るため好ましくなかった。
ると、感光体ドラム表面電位が像間で著しく低い箇所が
形成され、トナー現像されてしまうためと考えられる。 比較例1について 像間に入れる帯電ブラシ印加パルスを全く入れなかった
場合である。それ以外は実施例1と同じ条件でプリント
し、評価を行った。
ハケ筋ノイズが発生した。このことから、帯電ブラシへ
のパルス電圧印加は必要であると理解される。 実施例12、13について 実施例1と同じ条件で、但し、像間にではなく像前、又
は像後にパルスを印加して、プリント、評価を行った。
施例1〜11、比較例2〜4と同じ条件でプリント、評
価を行った。パルス周期が0.1msec未満では好ま
しくなかった。パルス周期が5msec以上で非常に好
ましかった。パルス周期がブラシ幅/速度の50mse
cを超えると、トナー消費が増え好ましくなかった。
いて 帯電ブラシ幅を21mmまで広げた他は実施例1〜1
1、比較例2〜4と同じ条件でプリント、評価を行っ
た。パルス周期が0.1msec未満では好ましくなか
った。パルス周期が5msec以上で非常に好ましかっ
た。パルス周期がブラシ幅/速度の600msecを超
えると、トナー消費が増え好ましくなかった。
ント、評価を行った。パルス回数がプリント1枚あたり
0.1回未満(プリント10枚あたり1回)ではハケ筋
ノイズがひどく、好ましくなかった。パルス回数がプリ
ント1枚あたり1回以上で、特に好ましい結果が得られ
た。これはクリーニング回数の減少に伴い、帯電ブラシ
付着微粉が取りきれず、ハケ筋ノイズが発生しているも
のと考えられる。
種々の態様で実施することができる。前記各実施例では
帯電ブラシ汚れを除去するためのパルス電圧Vcはすべ
て0Vであるが、帯電に用いる電圧(前記例では−1.
1KV)と0Vの間の値であれば任意の電圧を選択でき
る。要は、静電潜像担持体と接触帯電装置の間に逆電場
が形成されればよいのである。
て、固定型ブラシ帯電装置を用いたが、本発明方法は、
回転型ブラシ帯電装置、ローラ帯電装置、ブレード帯電
装置、磁器ブラシ帯電装置等の接触式帯電装置を採用す
る場合にも適用可能である。ただ、本発明方法は、繊維
状の接触子を用いるブラシ帯電装置で特に有効である。
て、負帯電型の感光体を用いたが、正帯電型の感光体も
使用できることは言うまでもない。さらに、前記実施例
では、反転現像、いわゆるネガーポジ方式現像を採用し
たが、ポジーポジ現像にも本発明方法を適用できる。す
なわち、通常の帯電時とは逆の電界により、帯電装置を
クリーニングすることができる。正規の現像の場合、す
なわち、静電潜像担持体への帯電電圧極性と転写装置へ
の印加電圧が同極性、トナーが逆極性の場合には、接触
帯電装置にトナーの極性と同一のトナー、静電潜像担持
体ケズレ微粉が付着するが、反転現像のときと同じよう
に、クリーニングのための接触帯電装置により、静電潜
像担持体に正規の極性の帯電を行った後、接触帯電装置
に小さい電圧又は0Vを印加することでクリーニングを
行える。
触式帯電装置を用いた画像形成装置において、該帯電装
置に付着した微粉汚れを、静電潜像担持体表面の帯電量
を低下させたり、帯電むらを発生させる等の不都合無
く、また、トナー消費少なく、簡単に除去することがで
きる。
概略構成を示す断面図である。
(B)は現像装置への電圧印加手段の、図(C)は転写
装置への電圧印加手段の説明図である。
ある。
ドラムの回転、帯電装置への印加電圧Vc切り換え、現
像装置に印加するバイアス電圧Vb切り換え、及び転写
装置へ印加する電圧VT の切り換えの状態を示すタイミ
ングチャートである。
す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 接触式帯電装置を用いた画像形成方法に
おいて、画像形成時の前、後又は像間に、前記帯電装置
に、静電潜像担持体の帯電極性と同極性で、該帯電装置
に印加される正規の電圧より絶対値で低い電圧を、(帯
電幅/静電潜像担持体速度)以下の周期でパルス状に印
加することを特徴とする画像形成方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33171491A JP3404757B2 (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | 画像形成方法 |
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