JPH05164458A - 冷蔵庫 - Google Patents
冷蔵庫Info
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- JPH05164458A JPH05164458A JP13240792A JP13240792A JPH05164458A JP H05164458 A JPH05164458 A JP H05164458A JP 13240792 A JP13240792 A JP 13240792A JP 13240792 A JP13240792 A JP 13240792A JP H05164458 A JPH05164458 A JP H05164458A
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- Japan
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- refrigerator
- refrigerators
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- door
- box
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D23/00—General constructional features
- F25D23/08—Parts formed wholly or mainly of plastics materials
- F25D23/082—Strips
- F25D23/087—Sealing strips
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D23/00—General constructional features
- F25D23/10—Arrangements for mounting in particular locations, e.g. for built-in type, for corner type
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2400/00—General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
- F25D2400/06—Refrigerators with a vertical mullion
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2400/00—General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
- F25D2400/16—Convertible refrigerators
Landscapes
- Refrigerator Housings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】放熱パイプからの放熱を考慮して冷却性能の劣
化を防止するとともに、空間部の結露を防止しうる冷蔵
庫を提供することにある。また、複数の冷蔵庫を並設す
るときに、据付け時の外観意匠を損なうことがなく、フ
ロアーキャビネット類と冷蔵庫とを並設する場合の、意
匠上の整合性を向上させ、作業性を高めうる冷蔵庫シス
テムを提供する。 【構成】 箱体と扉とを備えた冷蔵庫を並設する場合に
おいて、箱体は、冷凍サイクルの放熱パイプを少なくと
も片側の側壁内に配設しない構成とし、この箱体の側面
の周縁にシール部材を貼り付けている。また、前記箱体
の幅寸法より大なる幅寸法を有する扉を、当該箱体に対
してほぼ中心振り分けに取り付けている。さらに、扉あ
るいは引出しの上部稜または面の高さを、フロアーキャ
ビネット類の上部稜または面の高さと合致させた。ま
た、簡単な機構の接続具を使用して冷蔵庫間の隙間を調
整させた。
化を防止するとともに、空間部の結露を防止しうる冷蔵
庫を提供することにある。また、複数の冷蔵庫を並設す
るときに、据付け時の外観意匠を損なうことがなく、フ
ロアーキャビネット類と冷蔵庫とを並設する場合の、意
匠上の整合性を向上させ、作業性を高めうる冷蔵庫シス
テムを提供する。 【構成】 箱体と扉とを備えた冷蔵庫を並設する場合に
おいて、箱体は、冷凍サイクルの放熱パイプを少なくと
も片側の側壁内に配設しない構成とし、この箱体の側面
の周縁にシール部材を貼り付けている。また、前記箱体
の幅寸法より大なる幅寸法を有する扉を、当該箱体に対
してほぼ中心振り分けに取り付けている。さらに、扉あ
るいは引出しの上部稜または面の高さを、フロアーキャ
ビネット類の上部稜または面の高さと合致させた。ま
た、簡単な機構の接続具を使用して冷蔵庫間の隙間を調
整させた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫に係り、薄板鋼
板製の箱体と現場発泡の断熱材とを使用して作った冷蔵
庫を2台以上並列設置(以下並設という)するのに好適
な冷蔵庫に関し、特に、大容量の内容積を得る為に、隣
接して並設する冷蔵庫に関する。特に、例えば、キッチ
ンを構成するフロアーキャビネット類との整合性を高め
た冷蔵庫システムに利用される。
板製の箱体と現場発泡の断熱材とを使用して作った冷蔵
庫を2台以上並列設置(以下並設という)するのに好適
な冷蔵庫に関し、特に、大容量の内容積を得る為に、隣
接して並設する冷蔵庫に関する。特に、例えば、キッチ
ンを構成するフロアーキャビネット類との整合性を高め
た冷蔵庫システムに利用される。
【0002】
【従来の技術】従来の国産の家庭用冷蔵庫は、大きさが
最大でも内容積が550l(リットル)以下であった。
これは運搬,据付を小人数で可能とするためと、玄関の
扉寸法より小さくして家屋内への搬入を可能とする必要
があったためである。以下、図25ないし図29を参照
して従来の技術を説明する。図25は、従来の冷蔵庫の
冷凍サイクルの配管取付け構成を冷蔵庫背面からみた透
視図、図26は、従来の冷蔵庫をキッチンに複数台並列
配置したときの設置図、図27は、従来の冷蔵庫の据付
け状態の、箱体変形前を示す説明図、図28は、従来の
冷蔵庫の据付け状態の、箱体変形後を示す説明図、図3
1は、並列配置した冷蔵庫の側面板の露付きを示す側面
図である。
最大でも内容積が550l(リットル)以下であった。
これは運搬,据付を小人数で可能とするためと、玄関の
扉寸法より小さくして家屋内への搬入を可能とする必要
があったためである。以下、図25ないし図29を参照
して従来の技術を説明する。図25は、従来の冷蔵庫の
冷凍サイクルの配管取付け構成を冷蔵庫背面からみた透
視図、図26は、従来の冷蔵庫をキッチンに複数台並列
配置したときの設置図、図27は、従来の冷蔵庫の据付
け状態の、箱体変形前を示す説明図、図28は、従来の
冷蔵庫の据付け状態の、箱体変形後を示す説明図、図3
1は、並列配置した冷蔵庫の側面板の露付きを示す側面
図である。
【0003】図25において、101は圧縮機、102
は排水蒸発コンデンサ、103は入口側放熱パイプであ
り、放熱パイプは箱体90の壁面93と接触し熱交換し
て放熱を行なっている。91はウレタン断熱材であり、
内箱92と壁面93の中間に注入されている。そして中
仕切パイプ104、結露防止用パイプ105、出口側放
熱パイプ106を経て蒸発器107、アキュ−ムレ−タ
108、戻りパイプ109、サクションタンク110を
経て、圧縮機101に戻る周知の冷凍サイクルを構成し
ている。
は排水蒸発コンデンサ、103は入口側放熱パイプであ
り、放熱パイプは箱体90の壁面93と接触し熱交換し
て放熱を行なっている。91はウレタン断熱材であり、
内箱92と壁面93の中間に注入されている。そして中
仕切パイプ104、結露防止用パイプ105、出口側放
熱パイプ106を経て蒸発器107、アキュ−ムレ−タ
108、戻りパイプ109、サクションタンク110を
経て、圧縮機101に戻る周知の冷凍サイクルを構成し
ている。
【0004】このような冷凍サイクルを有する冷蔵庫本
体に係る箱体90を、図26に示すように貯蔵庫11
1、収納ケ−ス112、流し台113と並設して複数台
(図26では3台)設置した場合、隣接する壁面の外箱
内面に設けられた放熱パイプからの放熱が効率良く行わ
れなくなり、冷却性能が十分に維持できなくなるという
欠点があった。なお、これに関連するものとしては、例
えば実公昭55−48385号公報記載の技術が知られ
ている。
体に係る箱体90を、図26に示すように貯蔵庫11
1、収納ケ−ス112、流し台113と並設して複数台
(図26では3台)設置した場合、隣接する壁面の外箱
内面に設けられた放熱パイプからの放熱が効率良く行わ
れなくなり、冷却性能が十分に維持できなくなるという
欠点があった。なお、これに関連するものとしては、例
えば実公昭55−48385号公報記載の技術が知られ
ている。
【0005】ところで、近年、冷蔵庫の大形化がますま
す盛んになってきている。ところが住宅事情もあり、冷
蔵庫の大形化には制約がある。この問題を解決するのが
組合せ冷蔵庫である。市販の冷蔵庫を2台並設するに当
っては住宅の据付け基本モジュールが大きく関係してく
る。住宅の据付け基本モジュールはおおよそ150mm
のN倍に作られ、市販の冷蔵庫は、この基本モジュール
で据え付けることができるように設計されている。例え
ば、150mmの4倍の600mm幅の所に据え付けら
れる冷蔵庫の幅は580mm前後であり、150mmの
5倍の750mm幅の所に据え付けられる冷蔵庫の幅は
730mm前後であり、150mmの6倍である900
mm幅の所に据え付けられる冷蔵庫は880mm前後に
作られている。したがって、冷蔵庫を2台,3台と並設
していく場合には2〜3台の冷蔵庫の幅合計が、120
0mm,1500mm,1800mm以内にする必要が
ある。
す盛んになってきている。ところが住宅事情もあり、冷
蔵庫の大形化には制約がある。この問題を解決するのが
組合せ冷蔵庫である。市販の冷蔵庫を2台並設するに当
っては住宅の据付け基本モジュールが大きく関係してく
る。住宅の据付け基本モジュールはおおよそ150mm
のN倍に作られ、市販の冷蔵庫は、この基本モジュール
で据え付けることができるように設計されている。例え
ば、150mmの4倍の600mm幅の所に据え付けら
れる冷蔵庫の幅は580mm前後であり、150mmの
5倍の750mm幅の所に据え付けられる冷蔵庫の幅は
730mm前後であり、150mmの6倍である900
mm幅の所に据え付けられる冷蔵庫は880mm前後に
作られている。したがって、冷蔵庫を2台,3台と並設
していく場合には2〜3台の冷蔵庫の幅合計が、120
0mm,1500mm,1800mm以内にする必要が
ある。
【0006】このことを図27,28を参照して説明す
る。図27は、冷蔵庫本体(箱体)が基準寸法どおりで
きた図であり、図28は、外箱側壁が脱型後膨らんだ状
態を示したものである。図27,28の例では、冷蔵庫
の据付けスペースは1200mmであるので冷蔵庫の幅
寸法は、580mm前後になる。この580mm前後の
冷蔵庫を前記1200mmスペースに据え付けるために
は、冷蔵庫間の隙間および壁等の隙は概ね図27,28
のごとく振り分けられる。図28において、90は、冷
蔵庫の外形を形成する箱体で、この箱体90は、例えば
0.6mm以下の薄板鋼板でつくられている。92は、
庫内94を形成する内箱、95は、庫内94の前面開口
部を閉塞する扉である。通常、この扉95の幅寸法は箱
体90の幅寸法(580mm)と同幅に設計されてい
る。
る。図27は、冷蔵庫本体(箱体)が基準寸法どおりで
きた図であり、図28は、外箱側壁が脱型後膨らんだ状
態を示したものである。図27,28の例では、冷蔵庫
の据付けスペースは1200mmであるので冷蔵庫の幅
寸法は、580mm前後になる。この580mm前後の
冷蔵庫を前記1200mmスペースに据え付けるために
は、冷蔵庫間の隙間および壁等の隙は概ね図27,28
のごとく振り分けられる。図28において、90は、冷
蔵庫の外形を形成する箱体で、この箱体90は、例えば
0.6mm以下の薄板鋼板でつくられている。92は、
庫内94を形成する内箱、95は、庫内94の前面開口
部を閉塞する扉である。通常、この扉95の幅寸法は箱
体90の幅寸法(580mm)と同幅に設計されてい
る。
【0007】このような構成を有する組合せ冷蔵庫に
は、次のような問題があった。並設した2台の冷蔵庫の
箱体側壁93同志が接触するようなことがあると、2台
の冷蔵庫の直角平行度が出しにくくなるため、2台の冷
蔵庫は、膨らみも含めて接触しないだけの寸法を確保す
る必要がある。そのため、扉間同志でみても20mm前
後となり、外観を著しく阻害する結果となっていた。ま
た、前記の20mm前後の隙は隙間を通して奥が見える
ので、隙間に埃等が溜ったとき見苦しいという問題があ
った。
は、次のような問題があった。並設した2台の冷蔵庫の
箱体側壁93同志が接触するようなことがあると、2台
の冷蔵庫の直角平行度が出しにくくなるため、2台の冷
蔵庫は、膨らみも含めて接触しないだけの寸法を確保す
る必要がある。そのため、扉間同志でみても20mm前
後となり、外観を著しく阻害する結果となっていた。ま
た、前記の20mm前後の隙は隙間を通して奥が見える
ので、隙間に埃等が溜ったとき見苦しいという問題があ
った。
【0008】さらに、箱体側壁93同志の間も20mm
前後が確保される部分と10mm前後になる部分とがあ
るとすると、その隙間を風が流れたり流れなかったりす
る。風が流れると、箱体側壁温度はほぼ室温に近くする
ことができるが、風が流れなくなると、箱体側壁温度は
庫内の熱影響を受け露点温度までに達することが往々に
してある。露点温度に達すると、上記外箱側壁93に露
付きを生じ据付け面を汚したりする等の問題を引き起こ
す可能性があった。実験で確かめたところでは、並設し
た冷蔵庫間の隙間が20mm以下では露付きを生じ、図
29に示すように、温度が25℃の部分では直径1mm
程度の露粒97を生じ、温度が22℃の部分では曇り9
8を生じた。
前後が確保される部分と10mm前後になる部分とがあ
るとすると、その隙間を風が流れたり流れなかったりす
る。風が流れると、箱体側壁温度はほぼ室温に近くする
ことができるが、風が流れなくなると、箱体側壁温度は
庫内の熱影響を受け露点温度までに達することが往々に
してある。露点温度に達すると、上記外箱側壁93に露
付きを生じ据付け面を汚したりする等の問題を引き起こ
す可能性があった。実験で確かめたところでは、並設し
た冷蔵庫間の隙間が20mm以下では露付きを生じ、図
29に示すように、温度が25℃の部分では直径1mm
程度の露粒97を生じ、温度が22℃の部分では曇り9
8を生じた。
【0009】さて、キッチンを構成するフロアーキャビ
ネット類と冷蔵庫を並設した場合、従来は、例えば図2
6に示すように、冷蔵庫と並ぶものには貯蔵庫111,
流し台113等がある。また、ここには図示していない
が調理台やガス台もある。これらのワークトップは天板
114として構成される。冷蔵庫(箱体90)の扉95
a,95b,95cの構成は、冷蔵庫の鮮度保持機能の
温度,湿度や使い勝手、あるいは収納食材の量,形など
によって収納各室の容量や位置が定められている。
ネット類と冷蔵庫を並設した場合、従来は、例えば図2
6に示すように、冷蔵庫と並ぶものには貯蔵庫111,
流し台113等がある。また、ここには図示していない
が調理台やガス台もある。これらのワークトップは天板
114として構成される。冷蔵庫(箱体90)の扉95
a,95b,95cの構成は、冷蔵庫の鮮度保持機能の
温度,湿度や使い勝手、あるいは収納食材の量,形など
によって収納各室の容量や位置が定められている。
【0010】したがって、扉95a,95b,95cの
前面意匠となる面材構成物の上部稜または上部面とフロ
アーキャビネット類の扉あるいは引出しの前面意匠とな
る面材構成物の上部稜または上部面とは互いに関係なく
定められ、図26に示すように冷蔵庫を並設した場合
は、意匠上から整合性に欠けるものになる。さらに、収
納形態における高さの不揃いに起因して作業上からも動
線が複雑になり、作業中にフロアーキャビネット類の引
出しが引出されたまま冷蔵庫の扉を回動させて開いた場
合、両部材が干渉するなどの問題を生じ、作業性に欠け
るものとなっていた。
前面意匠となる面材構成物の上部稜または上部面とフロ
アーキャビネット類の扉あるいは引出しの前面意匠とな
る面材構成物の上部稜または上部面とは互いに関係なく
定められ、図26に示すように冷蔵庫を並設した場合
は、意匠上から整合性に欠けるものになる。さらに、収
納形態における高さの不揃いに起因して作業上からも動
線が複雑になり、作業中にフロアーキャビネット類の引
出しが引出されたまま冷蔵庫の扉を回動させて開いた場
合、両部材が干渉するなどの問題を生じ、作業性に欠け
るものとなっていた。
【0011】また、上記のような並設される冷蔵庫の従
来からの接続方法は、接続具と取り付けねじにより、冷
蔵庫天井面または背壁にて、前述の如く膨らみに対応す
る隙間を設けて固定していた。図30および、図31を
参照して従来技術を説明する。図30は並設された冷蔵
庫の外観図、図31はその接続状態を示す平面図であ
る。並設されている冷蔵庫90は個々の冷蔵庫90−1
および90−2からなり、天板114は上記これらの冷
蔵庫の上面を覆うトップテーブルであり、放熱パイプ1
15はこれらの冷蔵庫の背壁に設けられている。
来からの接続方法は、接続具と取り付けねじにより、冷
蔵庫天井面または背壁にて、前述の如く膨らみに対応す
る隙間を設けて固定していた。図30および、図31を
参照して従来技術を説明する。図30は並設された冷蔵
庫の外観図、図31はその接続状態を示す平面図であ
る。並設されている冷蔵庫90は個々の冷蔵庫90−1
および90−2からなり、天板114は上記これらの冷
蔵庫の上面を覆うトップテーブルであり、放熱パイプ1
15はこれらの冷蔵庫の背壁に設けられている。
【0012】図31は、天板114を取り去った状態を
示す平面図であるが、それぞれの外側93−1、93−
2の間に隙間116を設け、少なくとも天井面または背
壁のいずれか1ケ所で、接続具120が取付けねじ12
1で固定されている。図32は、放熱パイプ115が、
冷蔵庫90−1,90−2の外側壁116−1,116
−2のそれぞれに取付けられている場合の態様を示す
が、図31の場合と同様に、接続具120を取付けねじ
121で固定し接続されている。このような接続の冷蔵
庫は、接続具の取付けが難しいだけでなく、隣接する冷
蔵庫間に平行度にも差が生じる。
示す平面図であるが、それぞれの外側93−1、93−
2の間に隙間116を設け、少なくとも天井面または背
壁のいずれか1ケ所で、接続具120が取付けねじ12
1で固定されている。図32は、放熱パイプ115が、
冷蔵庫90−1,90−2の外側壁116−1,116
−2のそれぞれに取付けられている場合の態様を示す
が、図31の場合と同様に、接続具120を取付けねじ
121で固定し接続されている。このような接続の冷蔵
庫は、接続具の取付けが難しいだけでなく、隣接する冷
蔵庫間に平行度にも差が生じる。
【0013】さらに、前述の膨らみに対応する隙間の存
在は、並接された冷蔵庫の美的外観を損うのでこれの防
止と、並接した際の一体感の向上のため、この隙間には
化粧板122を装設していた。しかし、従来は、この化
粧板の具体的装設手段が明示されていなかった。これら
従来技術に関連するものとしては、上述の実公昭55−
48385号公報記載のものがある。
在は、並接された冷蔵庫の美的外観を損うのでこれの防
止と、並接した際の一体感の向上のため、この隙間には
化粧板122を装設していた。しかし、従来は、この化
粧板の具体的装設手段が明示されていなかった。これら
従来技術に関連するものとしては、上述の実公昭55−
48385号公報記載のものがある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の冷蔵庫で
は、所要容積が550l(リットル〕でも不足する場
合、不足する内容積に応じた内容積もしくはそれ以上の
内容積の冷蔵庫をもう一台購入して使用することで対応
されていた。しかし、図28に示すように複数の冷蔵庫
を隣接して設置した場合は、隣り合う冷蔵庫と近接する
冷蔵庫本体の側面板内に配設された放熱パイプからの放
熱が、ほとんど行われなくなるという問題があった。そ
のため、冷却性能が劣化し、その分だけ冷却運転時間が
長くなり、電力を多大に消費するという問題を有してい
た。
は、所要容積が550l(リットル〕でも不足する場
合、不足する内容積に応じた内容積もしくはそれ以上の
内容積の冷蔵庫をもう一台購入して使用することで対応
されていた。しかし、図28に示すように複数の冷蔵庫
を隣接して設置した場合は、隣り合う冷蔵庫と近接する
冷蔵庫本体の側面板内に配設された放熱パイプからの放
熱が、ほとんど行われなくなるという問題があった。そ
のため、冷却性能が劣化し、その分だけ冷却運転時間が
長くなり、電力を多大に消費するという問題を有してい
た。
【0015】また、上述の組合せ形の冷蔵庫にあって
は、次の如き問題点があった。住宅モジュールと箱体が
膨らむこととを考慮すると、側壁には高温パイプが配設
できない。すなわち、側壁間寸法が小さくなればなるほ
ど、空気はその隙間を流れにくくなり、放熱が悪くなる
ため、高温パイプを配設できない。そして、高温パイプ
を配設しない場合の側壁は、往々にして庫内の熱影響を
受け、露点温度に達することがある。さらに、従来、箱
体の幅寸法と扉の幅寸法とがほぼ一致していたため、箱
体が膨らむと箱体が扉よりはみ出して見え、外観美を著
しく阻害する。また、埃等が溜った場合、掃除をできる
ほどの隙間でないのに対し、ちょうどその埃が見える隙
間寸法であり外観上問題があった。
は、次の如き問題点があった。住宅モジュールと箱体が
膨らむこととを考慮すると、側壁には高温パイプが配設
できない。すなわち、側壁間寸法が小さくなればなるほ
ど、空気はその隙間を流れにくくなり、放熱が悪くなる
ため、高温パイプを配設できない。そして、高温パイプ
を配設しない場合の側壁は、往々にして庫内の熱影響を
受け、露点温度に達することがある。さらに、従来、箱
体の幅寸法と扉の幅寸法とがほぼ一致していたため、箱
体が膨らむと箱体が扉よりはみ出して見え、外観美を著
しく阻害する。また、埃等が溜った場合、掃除をできる
ほどの隙間でないのに対し、ちょうどその埃が見える隙
間寸法であり外観上問題があった。
【0016】さらに、キッチンを構成するフロアーキャ
ビネット類と冷蔵庫を並設した場合、冷蔵庫の各扉の分
割線の床面からの高さと、フロアーキャビネット類の扉
あるいは引出しの分割線や天板の線の床面からの高さと
が合致せず、不揃いの感があり、意匠上の整合性に問題
があった。また、収納形態における高さの不揃いに起因
して作業上からも動線が複雑になり、作業中にフロアー
キャビネット類の引出しと、冷蔵庫の扉とが干渉するな
ど、作業性に欠けるという問題があった。
ビネット類と冷蔵庫を並設した場合、冷蔵庫の各扉の分
割線の床面からの高さと、フロアーキャビネット類の扉
あるいは引出しの分割線や天板の線の床面からの高さと
が合致せず、不揃いの感があり、意匠上の整合性に問題
があった。また、収納形態における高さの不揃いに起因
して作業上からも動線が複雑になり、作業中にフロアー
キャビネット類の引出しと、冷蔵庫の扉とが干渉するな
ど、作業性に欠けるという問題があった。
【0017】さらに、上記のような並設されている冷蔵
庫においては、据付床面の水平度または冷蔵庫外壁の水
平度、垂直度が正確でない状態では、接続具による接続
場所例えば、天井面ヒンジ〔蝶番〕付近と前方下部の据
付脚具付近とでは、隣接する冷蔵庫間の隙間寸法に差が
生じる。このため、接続具の取付け穴の位置合せが困難
であり、取り付けねじの挿入が容易でなく、しかも、こ
れらの冷蔵庫間前方の隙間における平行度も不正確とな
り、据付け作業も困難であった。また、前記隙間の平行
度の不正確により、この隙間に装設される化粧板にも不
具合を生じていた。これを解決するためには、接続具を
自在に伸縮可能な構造とし、接続具の取り付け位置も、
上部あるいは下部を固定しなければならなかった。
庫においては、据付床面の水平度または冷蔵庫外壁の水
平度、垂直度が正確でない状態では、接続具による接続
場所例えば、天井面ヒンジ〔蝶番〕付近と前方下部の据
付脚具付近とでは、隣接する冷蔵庫間の隙間寸法に差が
生じる。このため、接続具の取付け穴の位置合せが困難
であり、取り付けねじの挿入が容易でなく、しかも、こ
れらの冷蔵庫間前方の隙間における平行度も不正確とな
り、据付け作業も困難であった。また、前記隙間の平行
度の不正確により、この隙間に装設される化粧板にも不
具合を生じていた。これを解決するためには、接続具を
自在に伸縮可能な構造とし、接続具の取り付け位置も、
上部あるいは下部を固定しなければならなかった。
【0018】また、前述の化粧板の具体的装設手段は、
一般的には例えば、別に作製した取り付け具を並設され
た冷蔵庫の外側壁のそれぞれに係止し、該別製の取り付
け具に化粧板を係止する構造が考えられる。この場合、
並設した冷蔵庫を個々に使用するときには、前記側壁上
の取り付け具は全く無用であり外観上も邪魔となる。さ
らに、この取り付け具を取り外しても係止穴跡が残り、
外観上、発錆上の問題があつた。本発明は、上記従来技
術の問題点を解決するためになされたもので、放熱パイ
プからの放熱を考慮して冷却性能の劣化を防止し、しか
も省電力な冷蔵庫を提供することを第一の目的とするも
のである。また、本発明の第二の目的は、隣接する側面
板間の隙間空間を密閉し、空間部の結露を防止しうる冷
蔵庫を提供することにある。
一般的には例えば、別に作製した取り付け具を並設され
た冷蔵庫の外側壁のそれぞれに係止し、該別製の取り付
け具に化粧板を係止する構造が考えられる。この場合、
並設した冷蔵庫を個々に使用するときには、前記側壁上
の取り付け具は全く無用であり外観上も邪魔となる。さ
らに、この取り付け具を取り外しても係止穴跡が残り、
外観上、発錆上の問題があつた。本発明は、上記従来技
術の問題点を解決するためになされたもので、放熱パイ
プからの放熱を考慮して冷却性能の劣化を防止し、しか
も省電力な冷蔵庫を提供することを第一の目的とするも
のである。また、本発明の第二の目的は、隣接する側面
板間の隙間空間を密閉し、空間部の結露を防止しうる冷
蔵庫を提供することにある。
【0019】さらに、本発明の第三の目的は、複数の冷
蔵庫を並設するときに、据付け時の外観意匠を損なうこ
とがなく、隣接する冷蔵庫の箱体間に埃等が溜って見苦
しくなることのない冷蔵庫システムを提供することにあ
る。さらに、本発明の第四の目的は、フロアーキャビネ
ット類と冷蔵庫とを並設する場合の、意匠上の整合性を
向上させ、かつ、収納作業動線を整え、据付け作業能率
性を高めうる冷蔵庫システムを提供することにある。
蔵庫を並設するときに、据付け時の外観意匠を損なうこ
とがなく、隣接する冷蔵庫の箱体間に埃等が溜って見苦
しくなることのない冷蔵庫システムを提供することにあ
る。さらに、本発明の第四の目的は、フロアーキャビネ
ット類と冷蔵庫とを並設する場合の、意匠上の整合性を
向上させ、かつ、収納作業動線を整え、据付け作業能率
性を高めうる冷蔵庫システムを提供することにある。
【0020】さらに、本発明の第五の目的は、複数の冷
蔵庫を並設するものにおいて、据付床面の水平度または
冷蔵庫外側壁の水平度、垂直度が正確でない状態でも、
該冷蔵庫の並設作業が容易であり、しかも隣設する冷蔵
庫間前方の隙間の平行度も正確である冷蔵庫システムを
提供することにある。さらに、本発明の第五の他の目的
は、複数の冷蔵庫を並設するものにおいて、収納する壁
面空間内に同時に挿入する一体構造の冷蔵庫システムを
提供することにある。さらに、本発明の第六の目的は、
従来、明示されていなかった化粧板の具体的装設手段を
提示し、外観上美的感覚に富み、かつ、防錆上について
も配慮した冷蔵庫を提供することにある。
蔵庫を並設するものにおいて、据付床面の水平度または
冷蔵庫外側壁の水平度、垂直度が正確でない状態でも、
該冷蔵庫の並設作業が容易であり、しかも隣設する冷蔵
庫間前方の隙間の平行度も正確である冷蔵庫システムを
提供することにある。さらに、本発明の第五の他の目的
は、複数の冷蔵庫を並設するものにおいて、収納する壁
面空間内に同時に挿入する一体構造の冷蔵庫システムを
提供することにある。さらに、本発明の第六の目的は、
従来、明示されていなかった化粧板の具体的装設手段を
提示し、外観上美的感覚に富み、かつ、防錆上について
も配慮した冷蔵庫を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るために、本発明の冷蔵庫に係る第一の発明の構成は、
貯蔵領域を形成して上下側壁および背壁からなる箱体
と、該箱体の前面を開閉する扉とを備えた冷蔵庫におい
て、上記箱体は、冷凍サイクルの放熱パイプが該箱体の
壁面の2面以上に配設されていて、少なくとも片側の側
壁内に配設されていないものである。すなわち、複数の
冷蔵庫を並設するものにおいて、隣接する箱体側壁以外
のいずれかの壁に、冷凍サイクルの放熱パイプを配設し
たものである。
るために、本発明の冷蔵庫に係る第一の発明の構成は、
貯蔵領域を形成して上下側壁および背壁からなる箱体
と、該箱体の前面を開閉する扉とを備えた冷蔵庫におい
て、上記箱体は、冷凍サイクルの放熱パイプが該箱体の
壁面の2面以上に配設されていて、少なくとも片側の側
壁内に配設されていないものである。すなわち、複数の
冷蔵庫を並設するものにおいて、隣接する箱体側壁以外
のいずれかの壁に、冷凍サイクルの放熱パイプを配設し
たものである。
【0022】また、上記第二の目的を達成するために、
本発明の冷蔵庫に係る第二の発明の構成は、貯蔵領域を
形成して上下側壁および背壁からなる箱体と、該箱体の
前面を開閉する扉とを備えた冷蔵庫において、上記箱体
は、冷凍サイクルの放熱パイプを該箱体の壁面の2面以
上に配設し、少なくとも片側の側壁内に配設しない構成
とするとともに、この箱体の側面の、少なくともその周
縁にシール部材を貼り付けたものである。すなわち、隣
接する箱体間の隙間部周縁に収縮性を有するシール部材
を配設したものである。
本発明の冷蔵庫に係る第二の発明の構成は、貯蔵領域を
形成して上下側壁および背壁からなる箱体と、該箱体の
前面を開閉する扉とを備えた冷蔵庫において、上記箱体
は、冷凍サイクルの放熱パイプを該箱体の壁面の2面以
上に配設し、少なくとも片側の側壁内に配設しない構成
とするとともに、この箱体の側面の、少なくともその周
縁にシール部材を貼り付けたものである。すなわち、隣
接する箱体間の隙間部周縁に収縮性を有するシール部材
を配設したものである。
【0023】さらに、上記第三の目的を達成するため
に、本発明の冷蔵庫に係る第三の発明の構成は、貯蔵領
域を形成して上下側壁および背壁からなる箱体と、該箱
体の前面を開閉する扉とを備えた冷蔵庫において、前記
箱体の幅寸法より大なる幅寸法を有する扉を、当該箱体
に対してほぼ中心振り分けに取り付けたものである。よ
り詳しくは、並設する箱体間の隙間寸法は、箱体側面の
膨らみ寸法の2倍以上となし、扉の箱体側壁からの出っ
張り寸法は、ほぼ箱体側面の膨らみ寸法とし、かつ、並
設する扉間には、わずかな隙間寸法を確保するようにし
たものである。
に、本発明の冷蔵庫に係る第三の発明の構成は、貯蔵領
域を形成して上下側壁および背壁からなる箱体と、該箱
体の前面を開閉する扉とを備えた冷蔵庫において、前記
箱体の幅寸法より大なる幅寸法を有する扉を、当該箱体
に対してほぼ中心振り分けに取り付けたものである。よ
り詳しくは、並設する箱体間の隙間寸法は、箱体側面の
膨らみ寸法の2倍以上となし、扉の箱体側壁からの出っ
張り寸法は、ほぼ箱体側面の膨らみ寸法とし、かつ、並
設する扉間には、わずかな隙間寸法を確保するようにし
たものである。
【0024】さらに、上記第四の目的を達成するため
に、本発明の冷蔵庫に係る第四の発明の構成は、扉ある
いは引出しを有する冷蔵庫において、扉あるいは引出し
の前面となる面材構成物の上部稜または上部面の高さ
を、フロアーキャビネット類の扉あるいは引出しの前面
となる面材構成物の上部稜または上部面の高さと合致さ
せるように構成したものである。より詳しくは、前記複
数の冷蔵庫の箱体の下部に、前記複数の冷蔵庫と前記フ
ロアーキャビネット類との並設を正しく行わしめる調整
手段として、例えば共通の載置台を設けたものである。
に、本発明の冷蔵庫に係る第四の発明の構成は、扉ある
いは引出しを有する冷蔵庫において、扉あるいは引出し
の前面となる面材構成物の上部稜または上部面の高さ
を、フロアーキャビネット類の扉あるいは引出しの前面
となる面材構成物の上部稜または上部面の高さと合致さ
せるように構成したものである。より詳しくは、前記複
数の冷蔵庫の箱体の下部に、前記複数の冷蔵庫と前記フ
ロアーキャビネット類との並設を正しく行わしめる調整
手段として、例えば共通の載置台を設けたものである。
【0025】さらに、上記第五の目的を達成するため
に、本発明の冷蔵庫に係る第五の発明の構成は、複数の
冷蔵庫を並設するものにおいて、隣接する冷蔵庫間の隙
間寸法を調整可能な接続具で接続し、前記隙間を所定寸
法に確保するように構成したものである。より詳しく
は、これら複数の冷蔵庫は、上記の隙間寸法を調整可能
な接続具により、箱体背壁のコーナカット部に設けられ
た空気通路の上部または中央部および下方部で接続され
る。また、天井面に設けられたヒンジの取り付け機構お
よび前面の下部に設けられた据付脚具の取り付け機構を
利用して前記接続具を装着し、その目的を達成する。
に、本発明の冷蔵庫に係る第五の発明の構成は、複数の
冷蔵庫を並設するものにおいて、隣接する冷蔵庫間の隙
間寸法を調整可能な接続具で接続し、前記隙間を所定寸
法に確保するように構成したものである。より詳しく
は、これら複数の冷蔵庫は、上記の隙間寸法を調整可能
な接続具により、箱体背壁のコーナカット部に設けられ
た空気通路の上部または中央部および下方部で接続され
る。また、天井面に設けられたヒンジの取り付け機構お
よび前面の下部に設けられた据付脚具の取り付け機構を
利用して前記接続具を装着し、その目的を達成する。
【0026】また、これら複数の冷蔵庫に装着される接
続具は、具体的構造として、取り付け穴と右ねじ有する
右アームと、取り付け穴と左ねじとを有する左ア−ム
と、該両アームを連結し、かつ、回転するナットからな
り、このナットの回転により該接続具の長さが自在とな
るようにし、隣接する冷蔵庫間の隙間寸法を調整できる
ように構成したものである。また、異なる手段として
は、これら複数の冷蔵庫を並設するものにおいて、接続
具は、一端には回動自在に位置決めする固定用取り付け
穴を設け、その他端には遊動自在に位置決めする隙間調
整用取り付け穴を設け、この調整用取り付け穴を遊動さ
せ、隣接する冷蔵庫間の隙間寸法を調整できるように構
成したものである。
続具は、具体的構造として、取り付け穴と右ねじ有する
右アームと、取り付け穴と左ねじとを有する左ア−ム
と、該両アームを連結し、かつ、回転するナットからな
り、このナットの回転により該接続具の長さが自在とな
るようにし、隣接する冷蔵庫間の隙間寸法を調整できる
ように構成したものである。また、異なる手段として
は、これら複数の冷蔵庫を並設するものにおいて、接続
具は、一端には回動自在に位置決めする固定用取り付け
穴を設け、その他端には遊動自在に位置決めする隙間調
整用取り付け穴を設け、この調整用取り付け穴を遊動さ
せ、隣接する冷蔵庫間の隙間寸法を調整できるように構
成したものである。
【0027】さらに、上記第六の目的を達成するため
に、本発明の冷蔵庫に係る第六の発明の構成は、複数の
冷蔵庫を並設するものにおいて、それぞれの背壁部に運
搬用取手と、これら冷蔵庫間の隙間の両側壁前面に前記
運搬用把手の取り付け機構とを設けて構成したものであ
る。より詳しくは、前記背壁部に設けた運搬用把手を取
外し、前記側壁前面の運搬用把手の取り付け機構に移設
する。移設した前記運搬用把手に、化粧板の取り付け脚
を係止させるようにしたものである。
に、本発明の冷蔵庫に係る第六の発明の構成は、複数の
冷蔵庫を並設するものにおいて、それぞれの背壁部に運
搬用取手と、これら冷蔵庫間の隙間の両側壁前面に前記
運搬用把手の取り付け機構とを設けて構成したものであ
る。より詳しくは、前記背壁部に設けた運搬用把手を取
外し、前記側壁前面の運搬用把手の取り付け機構に移設
する。移設した前記運搬用把手に、化粧板の取り付け脚
を係止させるようにしたものである。
【0028】
【作用】上記各技術的手段の働きは次のとおりである。
第一の発明の構成によれば、放熱パイプを内設されてい
ない側面板を有する箱体としたので、複数の冷蔵庫を隣
接設置する場合でも放熱パイプを有しない側の側面板を
近接することができ、放熱パイプからの放熱がスム−ズ
に行われることになる。また、第二の発明の構成によれ
ば、隣接する側面板の周縁にシ−ル部材を設けることに
より、室内空気中の水分が室温より低温の側面板に結露
することが防止される。
第一の発明の構成によれば、放熱パイプを内設されてい
ない側面板を有する箱体としたので、複数の冷蔵庫を隣
接設置する場合でも放熱パイプを有しない側の側面板を
近接することができ、放熱パイプからの放熱がスム−ズ
に行われることになる。また、第二の発明の構成によれ
ば、隣接する側面板の周縁にシ−ル部材を設けることに
より、室内空気中の水分が室温より低温の側面板に結露
することが防止される。
【0029】さらに、第三の発明の構成によれば、2台
の冷蔵庫を並設する場合、外箱側壁の膨らみを考慮し、
例えば両箱間を20mm前後とった場合でも、扉間隙間
は例えば10mmと箱体側壁の奥が見えない隙間寸法と
なるので、意匠的にも優れたものとなる。また、隣接す
る側面板の周縁にシ−ル部材を設けることにより、埃が
溜るということもなくなる。
の冷蔵庫を並設する場合、外箱側壁の膨らみを考慮し、
例えば両箱間を20mm前後とった場合でも、扉間隙間
は例えば10mmと箱体側壁の奥が見えない隙間寸法と
なるので、意匠的にも優れたものとなる。また、隣接す
る側面板の周縁にシ−ル部材を設けることにより、埃が
溜るということもなくなる。
【0030】さらに、第四の発明の構成によれば、冷蔵
庫の前面意匠を構成する扉や引出しの上下方向の分割線
が、キッチンを構成するフロアーキャビネット類の扉や
引出しの上下方向の分割線の一部と一致し、並べて設置
された場合の意匠上の整合性が高められ、取扱い上も疲
労が少なく作業性の高い形態となる。
庫の前面意匠を構成する扉や引出しの上下方向の分割線
が、キッチンを構成するフロアーキャビネット類の扉や
引出しの上下方向の分割線の一部と一致し、並べて設置
された場合の意匠上の整合性が高められ、取扱い上も疲
労が少なく作業性の高い形態となる。
【0031】さらに、第五の発明の構成によれば、複数
の冷蔵庫を並接させる場合に、床面またはこれら冷蔵庫
の水平度、垂直度が不正確なときには、接続具のナット
を回転させることにより、左右アームの取り付けねじ穴
の距離が伸縮自在となり、取り付けねじの挿入および固
定が容易となる。さらに、使用される全ての接続具を取
り付けたのち、再び、前記ナットを回転させることによ
り、隣接する冷蔵庫間の隙間を調整することができる。
の冷蔵庫を並接させる場合に、床面またはこれら冷蔵庫
の水平度、垂直度が不正確なときには、接続具のナット
を回転させることにより、左右アームの取り付けねじ穴
の距離が伸縮自在となり、取り付けねじの挿入および固
定が容易となる。さらに、使用される全ての接続具を取
り付けたのち、再び、前記ナットを回転させることによ
り、隣接する冷蔵庫間の隙間を調整することができる。
【0032】さらに、第五の別の発明の構成によれば、
複数の冷蔵庫を並接させる場合に、これらを接続する
際、隣接する冷蔵庫の一方側に自在に回動する接続具の
一端を位置決めし固定する。隣接する冷蔵庫の他方側に
接続具の他端を取り付け、かつ、取り付けねじを取り付
け穴に遊動させ位置決めする。このようにして、隣接す
る冷蔵庫間の隙間寸法を調整することができる。
複数の冷蔵庫を並接させる場合に、これらを接続する
際、隣接する冷蔵庫の一方側に自在に回動する接続具の
一端を位置決めし固定する。隣接する冷蔵庫の他方側に
接続具の他端を取り付け、かつ、取り付けねじを取り付
け穴に遊動させ位置決めする。このようにして、隣接す
る冷蔵庫間の隙間寸法を調整することができる。
【0033】さらに、第六の発明の構成によれば、複数
の冷蔵庫を並接させる場合に、これら複数の冷蔵庫のそ
れぞれの背壁部に設けられた運搬用把手を、これら複数
の冷蔵庫の側壁前面に移設する。この移設した運搬用把
手を利用して化粧板を装設することができる。これによ
り、化粧板の取り付け部材の新製が不要となるのみなら
ず、それぞれの背壁部から前記運搬用把手が無くなるの
で、収納壁面との密着が可能となり、据付面積が減少す
る形態となる。
の冷蔵庫を並接させる場合に、これら複数の冷蔵庫のそ
れぞれの背壁部に設けられた運搬用把手を、これら複数
の冷蔵庫の側壁前面に移設する。この移設した運搬用把
手を利用して化粧板を装設することができる。これによ
り、化粧板の取り付け部材の新製が不要となるのみなら
ず、それぞれの背壁部から前記運搬用把手が無くなるの
で、収納壁面との密着が可能となり、据付面積が減少す
る形態となる。
【0034】
【実施例】以下本発明の各実施例を図1ないし図24を
参照して説明する。 〔実施例 1〕図1は、本発明の一実施例に係る三台の
冷蔵庫における、冷凍サイクルの配管取付け構成を冷蔵
庫背面から見た透視図である。第一の発明に係る本実施
例の冷蔵庫は、冷凍室,冷蔵室等の貯蔵領域を形成し
て、上下側壁および背壁からなり、冷凍サイクルの機
器,配管系を内蔵した冷蔵庫本体(以下単に箱体とい
う)10と、この箱体の開口側すなわち前面を開閉する
扉(図1では、二点鎖線で示す)15とから構成されて
いる。しかして、各箱体10の隣接する側面板16の内
側には冷凍サイクルの放熱パイプ3を設けず、他の面に
設けた構成のものである。
参照して説明する。 〔実施例 1〕図1は、本発明の一実施例に係る三台の
冷蔵庫における、冷凍サイクルの配管取付け構成を冷蔵
庫背面から見た透視図である。第一の発明に係る本実施
例の冷蔵庫は、冷凍室,冷蔵室等の貯蔵領域を形成し
て、上下側壁および背壁からなり、冷凍サイクルの機
器,配管系を内蔵した冷蔵庫本体(以下単に箱体とい
う)10と、この箱体の開口側すなわち前面を開閉する
扉(図1では、二点鎖線で示す)15とから構成されて
いる。しかして、各箱体10の隣接する側面板16の内
側には冷凍サイクルの放熱パイプ3を設けず、他の面に
設けた構成のものである。
【0035】図1において、1は圧縮機、2は排水蒸発
コンデンサ、3は入口側放熱パイプ、4は中仕切パイ
プ、5は結露防止用パイプ、6は上面放熱パイプ、7は
フランジ部、8は背面放熱パイプ、9は戻りパイプで、
これらにより冷凍サイクルの配管系を構成している。正
面向かって右側の冷蔵庫(図1に向かって左側)では、
圧縮機1からの高温高圧の冷媒は排水蒸発コンデンサ2
に入り、除霜水の蒸発を行い、配管出口を入口側放熱パ
イプ3と接続している。入口側放熱パイプ3は、側面板
16と接触して放熱を行っている。そして中仕切パイプ
4を経て冷蔵庫周囲のフランジ部7に結露防止用パイプ
5が配設されていて、庫内温度と外気温度の温度差によ
って生じる結露を防止している。結露防止用パイプ5は
右側の側面板16(図1に向かって左側)下部でタ−ン
し、上部に延びている。冷蔵庫上面には、上面放熱パイ
プ6が配設され、この部分でも上面の箱体10と熱交換
して放熱を行い背面に至り、この部分にも背面放熱パイ
プ8が配設されていて、箱体10と接触熱交換を行なっ
ている。
コンデンサ、3は入口側放熱パイプ、4は中仕切パイ
プ、5は結露防止用パイプ、6は上面放熱パイプ、7は
フランジ部、8は背面放熱パイプ、9は戻りパイプで、
これらにより冷凍サイクルの配管系を構成している。正
面向かって右側の冷蔵庫(図1に向かって左側)では、
圧縮機1からの高温高圧の冷媒は排水蒸発コンデンサ2
に入り、除霜水の蒸発を行い、配管出口を入口側放熱パ
イプ3と接続している。入口側放熱パイプ3は、側面板
16と接触して放熱を行っている。そして中仕切パイプ
4を経て冷蔵庫周囲のフランジ部7に結露防止用パイプ
5が配設されていて、庫内温度と外気温度の温度差によ
って生じる結露を防止している。結露防止用パイプ5は
右側の側面板16(図1に向かって左側)下部でタ−ン
し、上部に延びている。冷蔵庫上面には、上面放熱パイ
プ6が配設され、この部分でも上面の箱体10と熱交換
して放熱を行い背面に至り、この部分にも背面放熱パイ
プ8が配設されていて、箱体10と接触熱交換を行なっ
ている。
【0036】以上のように右側冷蔵庫においては、中央
部冷蔵庫と隣接面を持つ左側の側面板16には放熱パイ
プ3は配設されていない。また、中央部冷蔵庫では両側
面板16には放熱パイプ3が配設されず、排水蒸発コン
デンサ2と中仕切パイプ4、結露防止用パイプ5、上面
放熱パイプ6、背面放熱パイプ8で放熱を行う構成とな
っている。このように放熱パイプの比較的温度の高い入
口側を側面板16に配し、温度の低い部分の出口側の背
面放熱パイプ8を背面に配設することで、冷蔵庫10の
周囲からの放熱による自然対流が効率良く行われるもの
である。左側冷蔵庫(図1に向かって右側)の放熱パイ
プ3の取付構成は、前記右側冷蔵庫と逆の構成であり、
その説明を省略する。
部冷蔵庫と隣接面を持つ左側の側面板16には放熱パイ
プ3は配設されていない。また、中央部冷蔵庫では両側
面板16には放熱パイプ3が配設されず、排水蒸発コン
デンサ2と中仕切パイプ4、結露防止用パイプ5、上面
放熱パイプ6、背面放熱パイプ8で放熱を行う構成とな
っている。このように放熱パイプの比較的温度の高い入
口側を側面板16に配し、温度の低い部分の出口側の背
面放熱パイプ8を背面に配設することで、冷蔵庫10の
周囲からの放熱による自然対流が効率良く行われるもの
である。左側冷蔵庫(図1に向かって右側)の放熱パイ
プ3の取付構成は、前記右側冷蔵庫と逆の構成であり、
その説明を省略する。
【0037】上記実施例によれば、側面板16の内側に
は放熱パイプを設けず、他の面に設けたために、放熱パ
イプからの放熱がスム−ズに行われるので、冷却運転時
間が長くなるなることも防止され、省電力の冷蔵庫を提
供することができる。しかしながら、上記実施例では隣
接する各箱体10間に空間が生じる可能性が極めて高
く、これによって室内空気が箱体10の側面の側面板1
6と接触して、その温度差により側面板16に結露する
こともあることが実験の結果判った。
は放熱パイプを設けず、他の面に設けたために、放熱パ
イプからの放熱がスム−ズに行われるので、冷却運転時
間が長くなるなることも防止され、省電力の冷蔵庫を提
供することができる。しかしながら、上記実施例では隣
接する各箱体10間に空間が生じる可能性が極めて高
く、これによって室内空気が箱体10の側面の側面板1
6と接触して、その温度差により側面板16に結露する
こともあることが実験の結果判った。
【0038】上記側面板16に空間が生じる原因は、冷
蔵庫が据付けられる床面のゆがみおよび箱体10に、断
熱材を注入発泡する際の発泡圧力によリ、箱体10の側
面板16が周縁部に比較して、中央部が突出するように
膨らむため、箱体10を並設した場合、その膨らみ寸法
分だけ隙間が空くからである。上記膨らみは一般に4m
m前後であり、したがって上記空間を形成する隙間は8
mm前後になる。また、上記結露の生じる条件は、上記
空間を形成する隙間が20mm以上であり、上記空間内
の空気温度及び湿度が30℃,90%の場合、すなわち
隣接する側面板16の温度が28.5℃以下のときであ
る。そこで、側面板16に、上記隙間を塞ぐためのシ−
ル部材を設けた実施例を次に説明する。
蔵庫が据付けられる床面のゆがみおよび箱体10に、断
熱材を注入発泡する際の発泡圧力によリ、箱体10の側
面板16が周縁部に比較して、中央部が突出するように
膨らむため、箱体10を並設した場合、その膨らみ寸法
分だけ隙間が空くからである。上記膨らみは一般に4m
m前後であり、したがって上記空間を形成する隙間は8
mm前後になる。また、上記結露の生じる条件は、上記
空間を形成する隙間が20mm以上であり、上記空間内
の空気温度及び湿度が30℃,90%の場合、すなわち
隣接する側面板16の温度が28.5℃以下のときであ
る。そこで、側面板16に、上記隙間を塞ぐためのシ−
ル部材を設けた実施例を次に説明する。
【0039】〔実施例 2〕次に、第二の発明の実施例
を説明する。図2は、本発明の他の実施例に係る冷蔵庫
の側壁に断熱材を取付けて並設したものを示す斜視図、
図3は図2の冷蔵庫の単体を示す斜視図である。図2の
実施例は冷蔵庫を3台並列に隣接設置した例であり、隣
接する側面に断熱材を配設した取付構造を冷蔵庫背面か
ら見たものである。10は冷蔵庫本体に係る箱体、14
は断熱材、15は冷蔵庫扉であり、このように隣接する
壁面間を断熱材14を介して箱体10の隣接壁面が、断
熱材14に密着するよう構成されている。
を説明する。図2は、本発明の他の実施例に係る冷蔵庫
の側壁に断熱材を取付けて並設したものを示す斜視図、
図3は図2の冷蔵庫の単体を示す斜視図である。図2の
実施例は冷蔵庫を3台並列に隣接設置した例であり、隣
接する側面に断熱材を配設した取付構造を冷蔵庫背面か
ら見たものである。10は冷蔵庫本体に係る箱体、14
は断熱材、15は冷蔵庫扉であり、このように隣接する
壁面間を断熱材14を介して箱体10の隣接壁面が、断
熱材14に密着するよう構成されている。
【0040】図2および図3は、箱体10の隣接する側
面板16の周縁面部に、接着剤18により、シ−ル部材
である断熱材14が接着固定されたものである。そし
て、隣接する側面板16は、凹状の空間部17が形成さ
れ、冷蔵庫が隣接設置された場合、この部分は断熱材で
密閉された空間部17が形成されている。このように構
成された冷蔵庫を、複数台並列に設置して冷却運転が開
始されると、庫内の温度低下とともに相隣接する側面板
16には放熱パイプが配設されていないために、前記側
面板16の温度は低下するが、箱体10の前記隣接する
側面板16周縁に設けた断熱材14によって、前記空間
部17を外気と遮断している。
面板16の周縁面部に、接着剤18により、シ−ル部材
である断熱材14が接着固定されたものである。そし
て、隣接する側面板16は、凹状の空間部17が形成さ
れ、冷蔵庫が隣接設置された場合、この部分は断熱材で
密閉された空間部17が形成されている。このように構
成された冷蔵庫を、複数台並列に設置して冷却運転が開
始されると、庫内の温度低下とともに相隣接する側面板
16には放熱パイプが配設されていないために、前記側
面板16の温度は低下するが、箱体10の前記隣接する
側面板16周縁に設けた断熱材14によって、前記空間
部17を外気と遮断している。
【0041】したがって、相隣接する側面板16は、周
縁面部に断熱材14が貼り付けられて、中央部が密閉さ
れた凹部を成す空間部17が形成されているので、前記
側面板16の温度とこの空間部17内の空気温度は同程
度の温度に保持されているが、外気とは遮断されている
ため結露の発生を防止することができる。
縁面部に断熱材14が貼り付けられて、中央部が密閉さ
れた凹部を成す空間部17が形成されているので、前記
側面板16の温度とこの空間部17内の空気温度は同程
度の温度に保持されているが、外気とは遮断されている
ため結露の発生を防止することができる。
【0042】〔実施例 3〕図4は、本発明のさらに他
の実施例に係る冷蔵庫の単体を示す斜視図である。図
中、図3と同一符号のものは同等部分であるから、その
説明を省略する。図4に示す冷蔵庫では、箱体10の隣
接する側面板16の全面に、断熱材14aを配設し、前
記断熱材14aの周縁にさらに中央部が凹部を形成でき
るように断熱材14で密閉された構成を成している。こ
のように隣接する側面板16の断熱材14、14aを二
重にすることによって、収縮性が大きくなってシ−ル性
が高まり、遮断効果を高めることができ、より効果的に
結露を防止するとともに、前記側面板16からの熱侵入
を抑えることもあって、冷却性能が向上する等の効果が
得られる。
の実施例に係る冷蔵庫の単体を示す斜視図である。図
中、図3と同一符号のものは同等部分であるから、その
説明を省略する。図4に示す冷蔵庫では、箱体10の隣
接する側面板16の全面に、断熱材14aを配設し、前
記断熱材14aの周縁にさらに中央部が凹部を形成でき
るように断熱材14で密閉された構成を成している。こ
のように隣接する側面板16の断熱材14、14aを二
重にすることによって、収縮性が大きくなってシ−ル性
が高まり、遮断効果を高めることができ、より効果的に
結露を防止するとともに、前記側面板16からの熱侵入
を抑えることもあって、冷却性能が向上する等の効果が
得られる。
【0043】図5は、本発明の断熱材を設けた冷蔵庫と
従来の断熱材を設けない冷蔵庫との熱侵入量を比較した
線図である。図5では、横軸に箱体間隙間寸法(m
m)、縦軸に熱侵入量(%)をとり、断熱材を設けた冷
蔵庫の熱侵入量を実線、断熱材を設けない従来の冷蔵庫
の熱侵入量を破線で示している。図5に示すように、隙
間に断熱材14、14aを設けることにより、熱侵入量
を低下させることができる。したがって、冷却性能が向
上し、省電力の冷蔵庫を提供することができる。
従来の断熱材を設けない冷蔵庫との熱侵入量を比較した
線図である。図5では、横軸に箱体間隙間寸法(m
m)、縦軸に熱侵入量(%)をとり、断熱材を設けた冷
蔵庫の熱侵入量を実線、断熱材を設けない従来の冷蔵庫
の熱侵入量を破線で示している。図5に示すように、隙
間に断熱材14、14aを設けることにより、熱侵入量
を低下させることができる。したがって、冷却性能が向
上し、省電力の冷蔵庫を提供することができる。
【0044】上述の実施例によれば、側面板16の内側
には放熱パイプを設けず、他の壁面に設けたため、冷蔵
庫を複数台並列設置した場合でも放熱パイプ3からの放
熱がスム−ズに行われる。これによって冷却能力の劣化
が防止され、省電力の冷蔵庫を提供することができる。
しかも各々の冷蔵庫が隣接する壁面に比較的簡単な構造
で断熱材14を配設でき、隣接する側面板16間の隙間
空間を密閉するこによって空間部17の空気温度との温
度差をなくすことにより、結露を防止することができ
る。
には放熱パイプを設けず、他の壁面に設けたため、冷蔵
庫を複数台並列設置した場合でも放熱パイプ3からの放
熱がスム−ズに行われる。これによって冷却能力の劣化
が防止され、省電力の冷蔵庫を提供することができる。
しかも各々の冷蔵庫が隣接する壁面に比較的簡単な構造
で断熱材14を配設でき、隣接する側面板16間の隙間
空間を密閉するこによって空間部17の空気温度との温
度差をなくすことにより、結露を防止することができ
る。
【0045】〔実施例 4〕次に、上述した如き構成の
冷蔵庫を、住宅基準モジュールである150mmのN倍
の据付面に据え付けたときの、据付面と冷蔵庫の関係お
よび冷蔵庫の箱体と扉との関係(第三の発明)につい
て、図6および図7を参照して説明する。図6は、本発
明のさらに他の実施例に係る冷蔵庫を据付面に据え付け
た状態を上から見た略示断面図、図7は、図6の冷蔵庫
の扉取付けヒンジ部を示す局部拡大図である。
冷蔵庫を、住宅基準モジュールである150mmのN倍
の据付面に据え付けたときの、据付面と冷蔵庫の関係お
よび冷蔵庫の箱体と扉との関係(第三の発明)につい
て、図6および図7を参照して説明する。図6は、本発
明のさらに他の実施例に係る冷蔵庫を据付面に据え付け
た状態を上から見た略示断面図、図7は、図6の冷蔵庫
の扉取付けヒンジ部を示す局部拡大図である。
【0046】図6において、10−1,10−2は、2
台並列に配置された冷蔵庫の箱体、15−1,15−2
は、箱体10−1,10−2の前面を開閉する扉、19
(19a,19bの総称)は据付面、14は断熱材、2
0は接続具である。据付面19の幅寸法は、150mm
の8倍である1200mmである。この据付面19に2
台並設される冷蔵庫の箱体10(10−1,10−2の
総称)の幅寸法は580mm前後となる。したがって、
左右の据付面19a,19bと箱体10−2,10−1
との隙間は約10mm、箱体10−1,10−2間の隙
間は約20mmである。本実施例の扉15(15−1,
15−2)は、箱体10−1,10−2の側壁の5mm
程度の膨らみを正面から隠せる分だけ前記箱体の幅寸法
より大きく形成されている。
台並列に配置された冷蔵庫の箱体、15−1,15−2
は、箱体10−1,10−2の前面を開閉する扉、19
(19a,19bの総称)は据付面、14は断熱材、2
0は接続具である。据付面19の幅寸法は、150mm
の8倍である1200mmである。この据付面19に2
台並設される冷蔵庫の箱体10(10−1,10−2の
総称)の幅寸法は580mm前後となる。したがって、
左右の据付面19a,19bと箱体10−2,10−1
との隙間は約10mm、箱体10−1,10−2間の隙
間は約20mmである。本実施例の扉15(15−1,
15−2)は、箱体10−1,10−2の側壁の5mm
程度の膨らみを正面から隠せる分だけ前記箱体の幅寸法
より大きく形成されている。
【0047】換言すると、扉15は膨らみを含んだ箱体
10の幅寸法とほぼ等しいくらいの幅寸法を有してお
り、この扉15を箱体10に対しほぼ中心振り分けに取
り付けたものである。扉15は、図7に示すようにヒン
ジ15aを介し支点15bを中心に回動して開閉が行わ
れる。扉を開くとき、破線で示すように扉の前面端部が
外側へ3〜5mm動くことを配慮しておく必要がある。
このように構成することにより、並設された冷蔵庫の据
付外観が一段と向上する。また、接続具20は、並設さ
れる冷蔵庫同志間(側壁間)の隙間を所定の寸法に確保
するものである。
10の幅寸法とほぼ等しいくらいの幅寸法を有してお
り、この扉15を箱体10に対しほぼ中心振り分けに取
り付けたものである。扉15は、図7に示すようにヒン
ジ15aを介し支点15bを中心に回動して開閉が行わ
れる。扉を開くとき、破線で示すように扉の前面端部が
外側へ3〜5mm動くことを配慮しておく必要がある。
このように構成することにより、並設された冷蔵庫の据
付外観が一段と向上する。また、接続具20は、並設さ
れる冷蔵庫同志間(側壁間)の隙間を所定の寸法に確保
するものである。
【0048】第三の発明の上記実施例によれば、扉の幅
寸法を、膨らみを含んだ箱体幅寸法とほぼ等しく形成す
るようにしたので、据付時の外観意匠を損なうことがな
い。また、並設される箱体間に埃等が溜り、見苦しくな
るということがない。
寸法を、膨らみを含んだ箱体幅寸法とほぼ等しく形成す
るようにしたので、据付時の外観意匠を損なうことがな
い。また、並設される箱体間に埃等が溜り、見苦しくな
るということがない。
【0049】〔実施例 5〕次に、上述した如き構成の
冷蔵庫を、キッチンを構成するフロアーキャビネット類
と並べて設置する場合(第四の発明)について、図8な
いし図10を参照して説明する。図8は、本発明による
冷蔵庫2台をフロアーキャビネット類と並べて設置した
場合を示す正面図、図9は、冷蔵庫3台を分離設置する
場合を示す配置図、図10は、冷蔵庫2台を設置する他
の例を示す配置図である。
冷蔵庫を、キッチンを構成するフロアーキャビネット類
と並べて設置する場合(第四の発明)について、図8な
いし図10を参照して説明する。図8は、本発明による
冷蔵庫2台をフロアーキャビネット類と並べて設置した
場合を示す正面図、図9は、冷蔵庫3台を分離設置する
場合を示す配置図、図10は、冷蔵庫2台を設置する他
の例を示す配置図である。
【0050】図8において、21は流し台、22は調理
台、23はガス台、24は食器棚、25は引出しで、こ
れらはキッチンを構成するフロアーキャビネット類であ
る。21a,21bは、流し台21の引出し、22a
は、調理台22の扉であり、これらはフロアーキャビネ
ット類の前面意匠となる面材構成物である。また、26
は、流し台21,調理台22のワークトップの天板、2
7は冷蔵庫、28は、前記のフロアーキャビネット類と
冷蔵庫とを設置する共通の載置台である。図8の実施例
では、本発明による冷蔵庫27の同一品2台を引出し2
5と食器棚24との間に並べて設置している。冷蔵庫2
7の2台は、前面意匠となる面材構成物の扉27a,2
7bと、引出し27c,27dとを有している。
台、23はガス台、24は食器棚、25は引出しで、こ
れらはキッチンを構成するフロアーキャビネット類であ
る。21a,21bは、流し台21の引出し、22a
は、調理台22の扉であり、これらはフロアーキャビネ
ット類の前面意匠となる面材構成物である。また、26
は、流し台21,調理台22のワークトップの天板、2
7は冷蔵庫、28は、前記のフロアーキャビネット類と
冷蔵庫とを設置する共通の載置台である。図8の実施例
では、本発明による冷蔵庫27の同一品2台を引出し2
5と食器棚24との間に並べて設置している。冷蔵庫2
7の2台は、前面意匠となる面材構成物の扉27a,2
7bと、引出し27c,27dとを有している。
【0051】図8に示すように、冷蔵庫27の引出し2
7c,27dの前面意匠となる面材構成物の上部稜また
は面は、左に位置する引出し25の面材構成物の上部稜
または面と、その線を揃えるとともに、前記冷蔵庫27
の引出し27cの面材構成物の上部稜または面は、連な
り設置されるフロアーキャビネット類の流し台21,調
理台22,ガス台23の前面意匠となる面材構成物の上
部稜または面、ここでは天板26の下面の、床面からの
高さL(一般にL=810mm)と合致させている。さ
らに、フロアーキャビネット類の天板26の稜線の線上
より上側に位置する冷蔵庫の面材構成物を扉27a,2
7bとし、下側に位置する冷蔵庫の面材構成物を引出し
27c,27dとしている。このように、フロアーキャ
ビネット類の天板26の稜線の線上より上側に扉27
a,27bを設けているので、扉27a,27bを回動
させて開いたときにこの扉27a,27bがフロアーキ
ャビネットに当って傷つくことがなく、下側に引出し2
7c,27dを設けたので、フロアーキャビネットに当
って傷つくことおよび開閉に支障を生じることが防止さ
れる。
7c,27dの前面意匠となる面材構成物の上部稜また
は面は、左に位置する引出し25の面材構成物の上部稜
または面と、その線を揃えるとともに、前記冷蔵庫27
の引出し27cの面材構成物の上部稜または面は、連な
り設置されるフロアーキャビネット類の流し台21,調
理台22,ガス台23の前面意匠となる面材構成物の上
部稜または面、ここでは天板26の下面の、床面からの
高さL(一般にL=810mm)と合致させている。さ
らに、フロアーキャビネット類の天板26の稜線の線上
より上側に位置する冷蔵庫の面材構成物を扉27a,2
7bとし、下側に位置する冷蔵庫の面材構成物を引出し
27c,27dとしている。このように、フロアーキャ
ビネット類の天板26の稜線の線上より上側に扉27
a,27bを設けているので、扉27a,27bを回動
させて開いたときにこの扉27a,27bがフロアーキ
ャビネットに当って傷つくことがなく、下側に引出し2
7c,27dを設けたので、フロアーキャビネットに当
って傷つくことおよび開閉に支障を生じることが防止さ
れる。
【0052】また、図8に示すように、前記フロアーキ
ャビネット類および冷蔵庫27を載置する共通の載置台
28が設置されている。この載置台28は、各並設フロ
アーキャビネット類および冷蔵庫27の据付の水平を確
保し、並設位置を正しく保持する調整手段として機能す
る。なお、並設位置を正しく保持する調整手段として
は、載置台に限らず、各並設フロアーキャビネット類お
よび冷蔵庫を予め設置した枠組みに嵌め込むようにして
も差し支えない。
ャビネット類および冷蔵庫27を載置する共通の載置台
28が設置されている。この載置台28は、各並設フロ
アーキャビネット類および冷蔵庫27の据付の水平を確
保し、並設位置を正しく保持する調整手段として機能す
る。なお、並設位置を正しく保持する調整手段として
は、載置台に限らず、各並設フロアーキャビネット類お
よび冷蔵庫を予め設置した枠組みに嵌め込むようにして
も差し支えない。
【0053】さらに、上述の実施例により、複数の冷蔵
庫をフロアーキャビネット類と並設させる場合に、複数
の冷蔵庫の各側面の隙間寸法または各側面に設けたシー
ル部材のいずれかを含めた横幅寸法を、建築モジュール
に対応した150mmの倍数の幅寸法となるように正し
く設置することができ、複数の冷蔵庫をシステムキッチ
ンの中に一体感をもって配設させることができる。これ
によって、意匠上の整合性が高められ、取扱い上の作業
性を向上することができる。
庫をフロアーキャビネット類と並設させる場合に、複数
の冷蔵庫の各側面の隙間寸法または各側面に設けたシー
ル部材のいずれかを含めた横幅寸法を、建築モジュール
に対応した150mmの倍数の幅寸法となるように正し
く設置することができ、複数の冷蔵庫をシステムキッチ
ンの中に一体感をもって配設させることができる。これ
によって、意匠上の整合性が高められ、取扱い上の作業
性を向上することができる。
【0054】また、上述した如き構成の冷蔵庫を、キッ
チンを構成するフロアーキャビネット類と並べて設置す
る場合、次のような配置が可能である。図9に示す例
は、L型キッチンシステムを設置する約5.5畳の室に
3台の冷蔵庫を分離設置したもので、同一の冷蔵庫29
−1,29−2を分離して対面させ、冷蔵庫29−2と
他の冷蔵庫30とを並設している。一方、図10に示す
例は、約4.1畳の狭いキッチンに2台の冷蔵庫29−
1,29−2を設置した合理的配置のものである。
チンを構成するフロアーキャビネット類と並べて設置す
る場合、次のような配置が可能である。図9に示す例
は、L型キッチンシステムを設置する約5.5畳の室に
3台の冷蔵庫を分離設置したもので、同一の冷蔵庫29
−1,29−2を分離して対面させ、冷蔵庫29−2と
他の冷蔵庫30とを並設している。一方、図10に示す
例は、約4.1畳の狭いキッチンに2台の冷蔵庫29−
1,29−2を設置した合理的配置のものである。
【0055】このように、本発明による冷蔵庫は、設置
性がよくて多様なレイアウトに対応でき、意匠的にすっ
きりさせてシステムキッチン全体の整合性を向上するこ
とができる。なお、上記のレイアウトは単に一例を示し
たもので、このほか様々のシステムに適応できることは
言うまでもない。
性がよくて多様なレイアウトに対応でき、意匠的にすっ
きりさせてシステムキッチン全体の整合性を向上するこ
とができる。なお、上記のレイアウトは単に一例を示し
たもので、このほか様々のシステムに適応できることは
言うまでもない。
【0056】〔実施例 6〕次に、第五の発明の実施例
について図11ないし14を参照して説明する。図11
は、本発明のさらに他の実施例に係る冷蔵庫を3台隣接
させて設置した外観図、図12は、本発明のさらに他の
実施例に係る冷蔵庫背面側の接続具取付け状態の背面
図、図13は本発明の図12に対する平面図、図14
は、本発明のさらに他の実施例に係る冷蔵庫の天井面前
部側ヒンジの取り付けねじ穴を利用した接続具取り付け
状態の平面図である。図11において、貯蔵機能の異な
る庫内を有する冷蔵庫を複数台〔本図では3台を示す〕
組合わせることにより大容量の冷蔵庫が得られるもの
で、運搬や据付面で有利である。10は箱体で、背面を
収納壁に直接押し当て設置した場合、下部に設けた機械
室の熱を放出できるよう、背壁部の両側コーナーはカッ
トされ、空気通路31を形成している。15は扉であ
り、一般に、冷蔵庫の上方は回転式扉になっており、下
方は引出式扉になっている。
について図11ないし14を参照して説明する。図11
は、本発明のさらに他の実施例に係る冷蔵庫を3台隣接
させて設置した外観図、図12は、本発明のさらに他の
実施例に係る冷蔵庫背面側の接続具取付け状態の背面
図、図13は本発明の図12に対する平面図、図14
は、本発明のさらに他の実施例に係る冷蔵庫の天井面前
部側ヒンジの取り付けねじ穴を利用した接続具取り付け
状態の平面図である。図11において、貯蔵機能の異な
る庫内を有する冷蔵庫を複数台〔本図では3台を示す〕
組合わせることにより大容量の冷蔵庫が得られるもの
で、運搬や据付面で有利である。10は箱体で、背面を
収納壁に直接押し当て設置した場合、下部に設けた機械
室の熱を放出できるよう、背壁部の両側コーナーはカッ
トされ、空気通路31を形成している。15は扉であ
り、一般に、冷蔵庫の上方は回転式扉になっており、下
方は引出式扉になっている。
【0057】32は、上部ヒンジで、回転扉15が左右
どちらにも取り付けられるよう、該上部ヒンジ32の取
り付けねじ穴33が、箱体10の天井面両側に設けられ
ている。34は前部カバーで、調整ねじを有する左右の
据え付け脚具を覆っている。35は冷蔵庫収納壁部であ
る。また、回転扉の開き角度は最大で約120度前後に
なり、この場合、収納壁面に扉が当らぬ様に、両側に1
0mm前後の隙間36aを設けられている。さらに、隣接
する冷蔵庫間には、箱体10の断熱材の発泡による膨ら
みや、扉を開けたときの隣接扉同士の接触を防止するた
めに10〜20mmの隙間36bが設けられている。
どちらにも取り付けられるよう、該上部ヒンジ32の取
り付けねじ穴33が、箱体10の天井面両側に設けられ
ている。34は前部カバーで、調整ねじを有する左右の
据え付け脚具を覆っている。35は冷蔵庫収納壁部であ
る。また、回転扉の開き角度は最大で約120度前後に
なり、この場合、収納壁面に扉が当らぬ様に、両側に1
0mm前後の隙間36aを設けられている。さらに、隣接
する冷蔵庫間には、箱体10の断熱材の発泡による膨ら
みや、扉を開けたときの隣接扉同士の接触を防止するた
めに10〜20mmの隙間36bが設けられている。
【0058】図12は本発明の一実施例を示す図で、隣
接する冷蔵庫に、接続具を取り付けた状態を示す背面
図、図13は図12の平面図である。これら冷蔵庫間の
接続は、背壁部の両側に設けたコーナーカット部にて形
成する空気通路31の、高さ方向のほぼ中央部に、接続
具39が取り付けられることによって行なわれる。すな
わち、前記接続具39は冷蔵庫箱体10に、接続具取り
付けねじ43によって固定される。また、この接続具
は、その長手方向のほぼ中央部に連結ナット40を有
し、その両側には、取り付け穴とねじを有する左アーム
41と、同様の構成を持つ右アーム42とが、そのねじ
により捻じ込まれている。前記の左アーム41と右アー
ム42とのねじは、互いに異なる右ねじと左ねじになっ
ており、前記連結ナット40を回転させることにより、
前記取り付け穴の距離が伸縮自在に調整可能となる。こ
のようにして、隣接する冷蔵庫は、一定の隙間を保持し
て接続され、かつ、固定される。
接する冷蔵庫に、接続具を取り付けた状態を示す背面
図、図13は図12の平面図である。これら冷蔵庫間の
接続は、背壁部の両側に設けたコーナーカット部にて形
成する空気通路31の、高さ方向のほぼ中央部に、接続
具39が取り付けられることによって行なわれる。すな
わち、前記接続具39は冷蔵庫箱体10に、接続具取り
付けねじ43によって固定される。また、この接続具
は、その長手方向のほぼ中央部に連結ナット40を有
し、その両側には、取り付け穴とねじを有する左アーム
41と、同様の構成を持つ右アーム42とが、そのねじ
により捻じ込まれている。前記の左アーム41と右アー
ム42とのねじは、互いに異なる右ねじと左ねじになっ
ており、前記連結ナット40を回転させることにより、
前記取り付け穴の距離が伸縮自在に調整可能となる。こ
のようにして、隣接する冷蔵庫は、一定の隙間を保持し
て接続され、かつ、固定される。
【0059】図14は、天井面前側の上部ヒンジの取り
付け穴を、利用した接続具39の取り付け状態図であ
る。32は上部ヒンジであって、その取り付けねじ44
数本で、前記箱体10の天井面に固定されている。化粧
ねじ45は、右開き扉にする場合に、左側では上部ヒン
ジ32を使用しないので、空きとなったヒンジ取り付け
ねじ穴を化粧するのものである。46は上部ヒンジ32
と同板厚の座金である。前記接続具39は、その連結ナ
ット40に捻じ込まれた左右のアーム41,42を、上
部ヒンジ32の未使用の取り付け穴を利用して、接続具
取り付けねじ43により、前記冷蔵庫箱体10に取り付
けられる。この場合、左ア−ム41は、その下に上部ヒ
ンジ32が存在するが、右ア−ム42はその下が空部で
あり、両ア−ム間は高低差を生ずる。この差を無くする
ために、上部ヒンジ32と同板厚の座金46上に、右ア
−ム42を載置し固定する。このようにして、上述と同
様に、隣接する冷蔵庫は、一定の隙間を保持して接続さ
れ、かつ、固定される。
付け穴を、利用した接続具39の取り付け状態図であ
る。32は上部ヒンジであって、その取り付けねじ44
数本で、前記箱体10の天井面に固定されている。化粧
ねじ45は、右開き扉にする場合に、左側では上部ヒン
ジ32を使用しないので、空きとなったヒンジ取り付け
ねじ穴を化粧するのものである。46は上部ヒンジ32
と同板厚の座金である。前記接続具39は、その連結ナ
ット40に捻じ込まれた左右のアーム41,42を、上
部ヒンジ32の未使用の取り付け穴を利用して、接続具
取り付けねじ43により、前記冷蔵庫箱体10に取り付
けられる。この場合、左ア−ム41は、その下に上部ヒ
ンジ32が存在するが、右ア−ム42はその下が空部で
あり、両ア−ム間は高低差を生ずる。この差を無くする
ために、上部ヒンジ32と同板厚の座金46上に、右ア
−ム42を載置し固定する。このようにして、上述と同
様に、隣接する冷蔵庫は、一定の隙間を保持して接続さ
れ、かつ、固定される。
【0060】〔実施例 7〕図15は、第五の発明の別
の実施例を示す図である。図中、図14と同一符号のも
のは、同等部分であるので、その説明は省略する。図
は、箱体10の前面下部の据え付け脚具50を利用し
て、接続具が取り付られた状態を示す図である。この据
え付け脚具50は、据え付け脚具の足の高さを調整する
調整ねじ51を有し、その取り付けねじ52数本で冷蔵
庫箱体10に取り付けられている。接続具の連結ナット
40に捻じ込まれた左右のアーム41,42は、据え付
け脚具51の取り付けねじ穴の一部を利用し固定してい
る。このとき、前記取り付けねじ52は、上記接続具の
取り付けねじ43の役割をかねることとなる。本実施例
の場合も、図12と同様に、隣接する冷蔵庫は、一定の
隙間を保持して接続され、かつ、固定される。
の実施例を示す図である。図中、図14と同一符号のも
のは、同等部分であるので、その説明は省略する。図
は、箱体10の前面下部の据え付け脚具50を利用し
て、接続具が取り付られた状態を示す図である。この据
え付け脚具50は、据え付け脚具の足の高さを調整する
調整ねじ51を有し、その取り付けねじ52数本で冷蔵
庫箱体10に取り付けられている。接続具の連結ナット
40に捻じ込まれた左右のアーム41,42は、据え付
け脚具51の取り付けねじ穴の一部を利用し固定してい
る。このとき、前記取り付けねじ52は、上記接続具の
取り付けねじ43の役割をかねることとなる。本実施例
の場合も、図12と同様に、隣接する冷蔵庫は、一定の
隙間を保持して接続され、かつ、固定される。
【0061】以上のような構成により、冷蔵庫数台を隣
接して固定する場合は、最初に、隣接する冷蔵庫間の隙
間を所定寸法、例えば15mm 付近あけて並設する。次
に接続具の連結ナットを回転させ、左右アームの取り付
け穴と冷蔵庫箱体10上にある取り付けに利用する穴と
を合わせ、前記取り付け43を挿入し固定する。このと
き、連結ナット40に対する左右アーム41,42のね
じのかかり具合を均等にする。このようにして、数 ケ
所接続具39を取り付けた後、冷蔵庫箱体10間の隙間
36bが、所定寸法になるように連結ナットを廻し調整
し完全に固定する。前記冷蔵庫箱体10間の隙間36b
には、前面化粧板47が取り付けられる。
接して固定する場合は、最初に、隣接する冷蔵庫間の隙
間を所定寸法、例えば15mm 付近あけて並設する。次
に接続具の連結ナットを回転させ、左右アームの取り付
け穴と冷蔵庫箱体10上にある取り付けに利用する穴と
を合わせ、前記取り付け43を挿入し固定する。このと
き、連結ナット40に対する左右アーム41,42のね
じのかかり具合を均等にする。このようにして、数 ケ
所接続具39を取り付けた後、冷蔵庫箱体10間の隙間
36bが、所定寸法になるように連結ナットを廻し調整
し完全に固定する。前記冷蔵庫箱体10間の隙間36b
には、前面化粧板47が取り付けられる。
【0062】収納壁にはめ込む場合は、このまま移動キ
ャスターを利用して押し込んだ後、前側の調節ねじ51
を床面まで下げて冷蔵庫を固定する。なお、冷蔵庫の前
後の傾きは、前側の調節ねじと後輪のキャスターの高さ
を変えることにより調整できる。したがって、据付時の
労力と時間が節約できるばかりでなく、収納壁との隙間
および隣接する冷蔵庫間の隙間が、精度よく据付可能と
なり、外観上の見栄えも良くなる。
ャスターを利用して押し込んだ後、前側の調節ねじ51
を床面まで下げて冷蔵庫を固定する。なお、冷蔵庫の前
後の傾きは、前側の調節ねじと後輪のキャスターの高さ
を変えることにより調整できる。したがって、据付時の
労力と時間が節約できるばかりでなく、収納壁との隙間
および隣接する冷蔵庫間の隙間が、精度よく据付可能と
なり、外観上の見栄えも良くなる。
【0063】〔実施例 8〕次に、第五の発明の第三の
実施例について、図16ないし図18を参照して説明す
る。図16は、図12で示した接続具と異なる構成のさ
らに他の実施例による接続具の取り付け状態を示す平面
図、図17は、図16と異なる構成のさらに他の実施例
による接続具の取り付け状態を示す平面図、図18は、
本発明の移動用キャスターの取り付け状態を示す冷蔵庫
側面図である。図中、図14と同一符号のものは、同等
部分であるのでその説明は省略する。この接続具は合成
樹脂または薄板金属より成るものである。図16におい
て、この接続具の一端は、ひょうたん穴53−1が設け
られており、隣接する一方の冷蔵庫10−1の天井面
に、取り付けねじ43により固定されている。そして、
他端(反固定側)は遊動する長孔53−2が設けられて
おり、隣接する他方の冷蔵庫10−2の天井面に、この
長孔53−2が取り付けねじ43により係止されてい
る。
実施例について、図16ないし図18を参照して説明す
る。図16は、図12で示した接続具と異なる構成のさ
らに他の実施例による接続具の取り付け状態を示す平面
図、図17は、図16と異なる構成のさらに他の実施例
による接続具の取り付け状態を示す平面図、図18は、
本発明の移動用キャスターの取り付け状態を示す冷蔵庫
側面図である。図中、図14と同一符号のものは、同等
部分であるのでその説明は省略する。この接続具は合成
樹脂または薄板金属より成るものである。図16におい
て、この接続具の一端は、ひょうたん穴53−1が設け
られており、隣接する一方の冷蔵庫10−1の天井面
に、取り付けねじ43により固定されている。そして、
他端(反固定側)は遊動する長孔53−2が設けられて
おり、隣接する他方の冷蔵庫10−2の天井面に、この
長孔53−2が取り付けねじ43により係止されてい
る。
【0064】接続具39は、冷蔵庫10−1に回動自在
に取付けられているもので、冷蔵庫10−1を1台で使
用するときには、この接続具39は破線上に位置させら
れ、該接続具は未使用となる。次ぎに、冷蔵庫10−
1,10−2を該接続具39で接続し、並設して使用す
る場合には、冷蔵庫10−1にこの接続具39を、取り
付けねじ43にてひょうたん穴52−1を利用して係合
させる。このとき、該接続具39は破線上に位置する。
そののち、接続具39を上方に滑動させ一点鎖線上に位
置させる。しかるのち、接続具39を直角に回動させ、
ついで、右方に滑動させ実線上に位置せしめる。さいご
に、接続具39は、その長孔53−2を取り付けねじ4
3に遊動させ位置決めを行ない、隙間の調整を完了し固
定する。このようにして、冷蔵庫10−1,10−2は
接続される。
に取付けられているもので、冷蔵庫10−1を1台で使
用するときには、この接続具39は破線上に位置させら
れ、該接続具は未使用となる。次ぎに、冷蔵庫10−
1,10−2を該接続具39で接続し、並設して使用す
る場合には、冷蔵庫10−1にこの接続具39を、取り
付けねじ43にてひょうたん穴52−1を利用して係合
させる。このとき、該接続具39は破線上に位置する。
そののち、接続具39を上方に滑動させ一点鎖線上に位
置させる。しかるのち、接続具39を直角に回動させ、
ついで、右方に滑動させ実線上に位置せしめる。さいご
に、接続具39は、その長孔53−2を取り付けねじ4
3に遊動させ位置決めを行ない、隙間の調整を完了し固
定する。このようにして、冷蔵庫10−1,10−2は
接続される。
【0065】図17は、図16で用いた接続具39を一
部改善し、壁面35と冷蔵庫10との側面との隙間36
aを、確保するのに利用することが出来るよう、接続具
39に当接部材54を設けたものである。この接続具の
使用の仕方は、壁面との隙間36aを確保するよう長孔
52−2を使って調整するものである。図18は、移動
用キャスターの取付状態を示す冷蔵庫側面図であり、5
5は前輪キャスター、56は後輪キャスターで、ねじに
より高さが調整できる構造となっており、各々左右2個
取り付けられている。
部改善し、壁面35と冷蔵庫10との側面との隙間36
aを、確保するのに利用することが出来るよう、接続具
39に当接部材54を設けたものである。この接続具の
使用の仕方は、壁面との隙間36aを確保するよう長孔
52−2を使って調整するものである。図18は、移動
用キャスターの取付状態を示す冷蔵庫側面図であり、5
5は前輪キャスター、56は後輪キャスターで、ねじに
より高さが調整できる構造となっており、各々左右2個
取り付けられている。
【0066】また、この図16、図17に示す実施例の
接続具においては、並設する冷蔵庫の接続に使用しない
ときは、冷蔵庫の箱体10に取付けておき、必要なとき
回動させ、前記のように使用すれば良いので、冷蔵庫の
据付時に活用しやすいものである。さらに、壁面35と
冷蔵庫側壁との間の隙間35aも、上記接続具の保持部
材54を壁面35に当接することにより、容易に確保す
ることが出来るものである。
接続具においては、並設する冷蔵庫の接続に使用しない
ときは、冷蔵庫の箱体10に取付けておき、必要なとき
回動させ、前記のように使用すれば良いので、冷蔵庫の
据付時に活用しやすいものである。さらに、壁面35と
冷蔵庫側壁との間の隙間35aも、上記接続具の保持部
材54を壁面35に当接することにより、容易に確保す
ることが出来るものである。
【0067】〔実施例 9〕次に、第六の発明の実施例
について、図19ないし図24を参照して説明する。図
19は、本発明のさらに他の実施例に係る化粧板および
接続具ならびに運搬用把手を装着した冷蔵庫の背面図、
図20は本発明の図19に対する平面図、図21は従来
と同様に冷蔵庫背面に運搬用把手を装着した状態を示す
要部斜視図。図22は、本発明のさらに他の実施例に係
る冷蔵庫の化粧板および運搬用把手を装着した状態を示
す要部斜視図。図23は図22のx−x′要部縦断面図
である。図24は、本発明のさらに他の実施例に係る冷
蔵庫の把手取り付け穴と化粧ブッシュとの嵌着状態を示
す要部斜視図である。図19、20において、10は、
本発明にいうところの組合せ冷蔵庫であり、10−1お
よび10−2はそれぞれ冷却装置を備えた冷蔵庫、39
はこれらの冷蔵庫を並設にするための接続具で、43は
その取り付けねじである。
について、図19ないし図24を参照して説明する。図
19は、本発明のさらに他の実施例に係る化粧板および
接続具ならびに運搬用把手を装着した冷蔵庫の背面図、
図20は本発明の図19に対する平面図、図21は従来
と同様に冷蔵庫背面に運搬用把手を装着した状態を示す
要部斜視図。図22は、本発明のさらに他の実施例に係
る冷蔵庫の化粧板および運搬用把手を装着した状態を示
す要部斜視図。図23は図22のx−x′要部縦断面図
である。図24は、本発明のさらに他の実施例に係る冷
蔵庫の把手取り付け穴と化粧ブッシュとの嵌着状態を示
す要部斜視図である。図19、20において、10は、
本発明にいうところの組合せ冷蔵庫であり、10−1お
よび10−2はそれぞれ冷却装置を備えた冷蔵庫、39
はこれらの冷蔵庫を並設にするための接続具で、43は
その取り付けねじである。
【0068】この隣接する冷蔵庫は、各冷蔵庫の箱体1
0の内部に設ける断熱用ウレタンフオ−ム等の発泡時に
生じる膨出現象上、両冷蔵庫の外側壁16−1および1
6−2を接合させ、かつ、その接合面を均一に密着させ
接続させることが比較的困難であった。その対策として
図示のように、一定隙間36bを設けて接続されている
のが一般的である。本実施例は、組合せ冷蔵庫10に一
体感を持たせるため化粧板47を、上記隙間部36bを
利用して装設させる具体的構造に関するものである。こ
の化粧板は、ゴムまたは軟質樹脂で作られている。
0の内部に設ける断熱用ウレタンフオ−ム等の発泡時に
生じる膨出現象上、両冷蔵庫の外側壁16−1および1
6−2を接合させ、かつ、その接合面を均一に密着させ
接続させることが比較的困難であった。その対策として
図示のように、一定隙間36bを設けて接続されている
のが一般的である。本実施例は、組合せ冷蔵庫10に一
体感を持たせるため化粧板47を、上記隙間部36bを
利用して装設させる具体的構造に関するものである。こ
の化粧板は、ゴムまたは軟質樹脂で作られている。
【0069】近来、冷蔵庫の大型化、重量増加傾向に加
え、住宅事情による狭隘空間に於ける運搬および据付が
増大しているため、運搬用把手60が是非とも必要にな
ってきているものである。すなわち、それぞれの冷蔵庫
は、箱体背面部に運搬用把手60を設けているのが通常
であるしかし、上記運搬用把手60は、運搬時、据付時
には必要であるが、据付完了後の状態では不要である。
本発明では、この不要の状態になった運搬用把手60を
活用して、上述の化粧板47を装設させるものである。
え、住宅事情による狭隘空間に於ける運搬および据付が
増大しているため、運搬用把手60が是非とも必要にな
ってきているものである。すなわち、それぞれの冷蔵庫
は、箱体背面部に運搬用把手60を設けているのが通常
であるしかし、上記運搬用把手60は、運搬時、据付時
には必要であるが、据付完了後の状態では不要である。
本発明では、この不要の状態になった運搬用把手60を
活用して、上述の化粧板47を装設させるものである。
【0070】まず、図21に示す如く、箱体10の運搬
が終了後、背面に装着された把手60を外す。次ぎに、
図22および図23に示すごとく、隣接する冷蔵庫の向
いあった外側壁の一方側16−1の前面部に、予め設け
た運搬用把手取り付けねじ穴64に、上記把手60をそ
の取り付けねじ61にて装着させる。さらに、前記把手
60の立上り腕部62に化粧板47の取り付け脚63を
嵌合係止する。なお、図22および図23は、外側壁1
6−1側に前記把手60を取り付けた場合を示すが、他
の外側壁16−2側に取り付けた場合も同様なので、説
明は省略する。前記の予め設けた取り付けねじ穴64
は、図22および図23では図示されていない。また、
この取り付けねじ61には、上記把手60を冷蔵庫背面
に当初より取り付けてあったものをそのまま使用でき
る。
が終了後、背面に装着された把手60を外す。次ぎに、
図22および図23に示すごとく、隣接する冷蔵庫の向
いあった外側壁の一方側16−1の前面部に、予め設け
た運搬用把手取り付けねじ穴64に、上記把手60をそ
の取り付けねじ61にて装着させる。さらに、前記把手
60の立上り腕部62に化粧板47の取り付け脚63を
嵌合係止する。なお、図22および図23は、外側壁1
6−1側に前記把手60を取り付けた場合を示すが、他
の外側壁16−2側に取り付けた場合も同様なので、説
明は省略する。前記の予め設けた取り付けねじ穴64
は、図22および図23では図示されていない。また、
この取り付けねじ61には、上記把手60を冷蔵庫背面
に当初より取り付けてあったものをそのまま使用でき
る。
【0071】この場合、前記化粧板47の幅寸法は、両
冷蔵庫10−1および10−2の隣接する外側壁16−
1,16−2の形成する隙間36bの開口幅寸法と、略
同一の寸法になっているので、前記組合せ冷蔵庫10の
前面からはこの隙間36bは、完全に隠蔽されて、外観
的には2台の冷蔵庫10−1,10−2が一体化して見
える構成となっている。以上により、化粧板の装設は、
不必要になった部品を活用して、かつ、容易に着脱自在
に行なわれるので、原価低減をもたらし、運搬用把手が
背面より無くなるので、据付面積の減少等の効果が得ら
れる。
冷蔵庫10−1および10−2の隣接する外側壁16−
1,16−2の形成する隙間36bの開口幅寸法と、略
同一の寸法になっているので、前記組合せ冷蔵庫10の
前面からはこの隙間36bは、完全に隠蔽されて、外観
的には2台の冷蔵庫10−1,10−2が一体化して見
える構成となっている。以上により、化粧板の装設は、
不必要になった部品を活用して、かつ、容易に着脱自在
に行なわれるので、原価低減をもたらし、運搬用把手が
背面より無くなるので、据付面積の減少等の効果が得ら
れる。
【0072】なお、未使用の前記把手取り付け穴64
は、図24に示すように、化粧ブッシュ65を嵌着させ
ることにより、外観上の体裁も良く、かつ、穴端面の防
錆効果も得られるものである。さらに、上記把手を前面
部に移設後、未使用となった冷蔵庫背面部の取り付け穴
には、化粧ブッシュ65を嵌着させれば、同様の効果と
部品の散逸が防止できるようになつている。上記各実施
例は、単に一例を示したものであり、この他に様々な態
様が考えられる。
は、図24に示すように、化粧ブッシュ65を嵌着させ
ることにより、外観上の体裁も良く、かつ、穴端面の防
錆効果も得られるものである。さらに、上記把手を前面
部に移設後、未使用となった冷蔵庫背面部の取り付け穴
には、化粧ブッシュ65を嵌着させれば、同様の効果と
部品の散逸が防止できるようになつている。上記各実施
例は、単に一例を示したものであり、この他に様々な態
様が考えられる。
【0073】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、第一に、放熱パイプからの放熱を考慮して冷却性
能の劣化を防止し、しかも省電力な冷蔵庫を提供するこ
とができる。また、第二に、隣接する側面板間の隙間空
間を密閉し、空間部の結露を防止しうる冷蔵庫を提供す
ることができる。さらに、第三に、複数の冷蔵庫を並設
するときに、据付け時の外観意匠を損なうことがなく、
隣接する冷蔵庫の箱体間に埃等が溜って見苦しくなるこ
とのない冷蔵庫を提供することができる。さらに、第四
に、フロアーキャビネット類と冷蔵庫とを並設する場合
の、意匠上の整合感を向上させ、かつ、収納作業動線を
整え、作業性を高めうる冷蔵庫システムを提供すること
ができる。さらに、第五に、複数の冷蔵庫を並設すると
きに、冷蔵庫間の隙間を自在に調整できる機能を有した
接続具を採用することにより、据付作業が容易であり、
隣合する家具との整合性も良く、冷蔵庫間の平行度の確
保も容易な冷蔵庫システムを提供することができる。さ
らに、第六に、複数の冷蔵庫を並設するときに、冷蔵庫
間の隙間に装設される化粧板の取り付け機構として、運
搬用把手を活用することにより、部品および据付面積が
少なく、原価の低い冷蔵庫システムを提供することがで
きる。
れば、第一に、放熱パイプからの放熱を考慮して冷却性
能の劣化を防止し、しかも省電力な冷蔵庫を提供するこ
とができる。また、第二に、隣接する側面板間の隙間空
間を密閉し、空間部の結露を防止しうる冷蔵庫を提供す
ることができる。さらに、第三に、複数の冷蔵庫を並設
するときに、据付け時の外観意匠を損なうことがなく、
隣接する冷蔵庫の箱体間に埃等が溜って見苦しくなるこ
とのない冷蔵庫を提供することができる。さらに、第四
に、フロアーキャビネット類と冷蔵庫とを並設する場合
の、意匠上の整合感を向上させ、かつ、収納作業動線を
整え、作業性を高めうる冷蔵庫システムを提供すること
ができる。さらに、第五に、複数の冷蔵庫を並設すると
きに、冷蔵庫間の隙間を自在に調整できる機能を有した
接続具を採用することにより、据付作業が容易であり、
隣合する家具との整合性も良く、冷蔵庫間の平行度の確
保も容易な冷蔵庫システムを提供することができる。さ
らに、第六に、複数の冷蔵庫を並設するときに、冷蔵庫
間の隙間に装設される化粧板の取り付け機構として、運
搬用把手を活用することにより、部品および据付面積が
少なく、原価の低い冷蔵庫システムを提供することがで
きる。
【図1】本発明の一実施例に係る三台の冷蔵庫におけ
る、冷凍サイクルの配管取付け構成を冷蔵庫背面から見
た透視図である。
る、冷凍サイクルの配管取付け構成を冷蔵庫背面から見
た透視図である。
【図2】本発明の他の実施例に係る冷蔵庫の側壁に断熱
材を取付けて並設したものを示す斜視図である。
材を取付けて並設したものを示す斜視図である。
【図3】図2の冷蔵庫の単体を示す斜視図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例に係る冷蔵庫の単体
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図5】本発明の断熱材を設けた冷蔵庫と従来の断熱材
を設けない冷蔵庫との熱侵入量を比較した線図である。
を設けない冷蔵庫との熱侵入量を比較した線図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例に係る冷蔵庫を据付
面に据え付けた状態を上から見た略示断面図である。
面に据え付けた状態を上から見た略示断面図である。
【図7】図6の冷蔵庫の扉取付けヒンジ部を示す局部拡
大図である。
大図である。
【図8】本発明による冷蔵庫2台をフロアーキャビネッ
ト類と並べて設置した場合を示す正面図である。
ト類と並べて設置した場合を示す正面図である。
【図9】冷蔵庫3台を分離設置する場合を示す配置図で
ある。
ある。
【図10】冷蔵庫2台を設置する他の例を示す配置図で
ある。
ある。
【図11】本発明のさらに他の実施例に係る冷蔵庫を3
台隣接させて設置した外観図である。
台隣接させて設置した外観図である。
【図12】本発明のさらに他の実施例に係る冷蔵庫背面
側の接続具取付け状態の背面図である。
側の接続具取付け状態の背面図である。
【図13】本発明の図12に対する平面図である。
【図14】本発明のさらに他の実施例に係る冷蔵庫の天
井面前部側ヒンジの取り付けねじ穴を利用した接続具取
り付け状態の平面図である。
井面前部側ヒンジの取り付けねじ穴を利用した接続具取
り付け状態の平面図である。
【図15】本発明のさらに他の実施例に係る冷蔵庫前面
下方の取り付け脚具ねじ穴を利用した接続具取り付け状
態の正面図である。
下方の取り付け脚具ねじ穴を利用した接続具取り付け状
態の正面図である。
【図16】図12で示した接続具と異なる構成によるさ
らに他の実施例の接続具の取り付け状態を示す平面図で
ある。
らに他の実施例の接続具の取り付け状態を示す平面図で
ある。
【図17】図16と異なる構成によるさらに他の実施例
の接続具の取り付け状態を示す平面図である。
の接続具の取り付け状態を示す平面図である。
【図18】本発明の移動用キャスターの取り付け状態を
示す冷蔵庫側面図である。
示す冷蔵庫側面図である。
【図19】本発明のさらに他の実施例に係る化粧板およ
び接続具ならびに運搬用把手を装着した冷蔵庫の背面図
である。
び接続具ならびに運搬用把手を装着した冷蔵庫の背面図
である。
【図20】本発明の図19に対する平面図である。
【図21】従来の冷蔵庫背面に運搬用把手を装着した状
態を示す要部斜視図。
態を示す要部斜視図。
【図22】本発明のさらに他の実施例に係る冷蔵庫の化
粧板および運搬用把手を装着した状態を示す要部斜視
図。
粧板および運搬用把手を装着した状態を示す要部斜視
図。
【図23】図22のx−x′要部縦断面図である。
【図24】本発明のさらに他の実施例に係る冷蔵庫の把
手取り付け穴と化粧ブッシュとの嵌着状態を示す要部斜
視図である。
手取り付け穴と化粧ブッシュとの嵌着状態を示す要部斜
視図である。
【図25】従来の冷蔵庫の冷凍サイクルの配管取付け構
成を冷蔵庫背面からみた透視図である。
成を冷蔵庫背面からみた透視図である。
【図26】従来の冷蔵庫をキッチンに複数台並列配置し
たときの設置図である。
たときの設置図である。
【図27】従来の冷蔵庫の据付け状態における箱体変形
前を示す説明図である。
前を示す説明図である。
【図28】従来の冷蔵庫の据付け状態における箱体変形
後を示す説明図である。
後を示す説明図である。
【図29】従来の冷蔵庫の並設据付け状態における外側
壁面の結露状態を示す側面図である。
壁面の結露状態を示す側面図である。
【図30】従来の組合せ冷蔵庫の正面図である。
【図31】従来の組合せ冷蔵庫の一例の平面図である。
【図32】従来の組合せ冷蔵庫の他の一例の平面図であ
る
る
3 入口側放熱パイプ 6 上面放熱パイプ 8 背面放熱パイプ 10 箱体 14,14a 断熱材 15 扉 17 空間部 18 接着剤 21 流し台 22 調理台 23 ガス台 24 食器棚 25 引出し 26 天板 27 冷蔵庫 27a,27b 扉 27c,27d 引出し 28 載置台 29−1,29−2,30 冷蔵庫 31 空気通路 32 上部ヒンジ 33 ヒンジ取り付けねじ穴 34 前部カバ− 35 冷蔵庫収納壁部 36a,36b 隙間 39 接続具 40 ナット 41 左ア−ム 42 右ア−ム 43 接続具取り付けねじ 44 ヒンジ取り付けねじ 46 取り付け用座金 47 化粧板 50 据付け脚具 51 据付け脚具高さ調整ねじ 52 据付け脚具取り付けねじ 53−1 ひょうたん孔 53−2 長孔 54 当接部材 60 運搬用把手 61 運搬用把手取り付けねじ 64 運搬用把手取り付けねじ穴 65 運搬用把手取り付けねじ穴用化粧ブッシュ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹田 朋秋 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所栃木工場内 (72)発明者 山崎 進 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所栃木工場内 (72)発明者 大場 文雄 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所栃木工場内 (72)発明者 富永 克己 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所栃木工場内 (72)発明者 青木 正英 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 岩崎 正克 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 白潟 輝一 東京都港区新橋二丁目15番12号 株式会社 日立製作所家電事業本部内
Claims (27)
- 【請求項1】 貯蔵領域を形成して上下側壁および背壁
からなる箱体と、該箱体の前面を開閉する扉とを備えた
冷蔵庫において、上記箱体は、冷凍サイクルの放熱パイ
プが該箱体の壁面の2面以上に配設されていて、少なく
とも片側の側壁内に配設されていないことを特徴とする
冷蔵庫。 - 【請求項2】 貯蔵領域を形成して上下側壁および背壁
からなる箱体と、該箱体の前面を開閉する扉とを備えた
冷蔵庫において、上記箱体は、冷凍サイクルの放熱パイ
プを該箱体の壁面の2面以上に配設し、少なくとも片側
の側壁内に配設しない構成とするとともに、この放熱パ
イプの配設されていない箱体の側面の、少なくともその
周縁にシール部材を貼り付けたことを特徴とする冷蔵
庫。 - 【請求項3】 シール部材は、収縮性および断熱性を有
する断熱材であることを特徴とする請求項2記載の冷蔵
庫。 - 【請求項4】 貯蔵領域を形成して上下側壁および背壁
からなる箱体と、該箱体の前面を開閉する扉とを備えた
冷蔵庫において、前記箱体の幅寸法より大なる幅寸法を
有する扉を、当該箱体に対してほぼ中心振り分けに取り
付けたことを特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項5】 貯蔵領域を形成して上下側壁および背壁
からなる箱体と、該箱体の前面を開閉する扉とを備えた
複数の冷蔵庫を並設するものにおいて、複数の冷蔵庫
は、前記箱体の幅寸法より大なる幅寸法を有する扉を、
当該箱体に対してほぼ中心振り分けに取り付けたもので
あることを特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項6】 並設する箱体間の隙間寸法は、箱体側面
の膨らみ寸法の2倍以上となし、扉の箱体側壁からの出
っ張り寸法は、ほぼ箱体側面の膨らみ寸法とし、かつ、
並設する扉間には、わずかな隙間寸法を確保するように
したことを特徴とする請求項5記載の冷蔵庫。 - 【請求項7】 隣接する箱体側壁以外のいずれかの壁
に、冷凍サイクルの放熱パイプを配設したことを特徴と
する請求項1ないし6記載のいずれかの冷蔵庫。 - 【請求項8】 隣接する箱体間の隙間部周縁に収縮性を
有するシール部材を配設したことを特徴とする請求項4
ないし7記載のいずれかの冷蔵庫。 - 【請求項9】 扉あるいは引出しを有する冷蔵庫におい
て、扉あるいは引出しの前面となる面材構成物の上部稜
または上部面の高さを、フロアーキャビネット類の扉あ
るいは引出しの前面となる面材構成物の上部稜または上
部面の高さと合致させるように構成したことを特徴とす
る冷蔵庫。 - 【請求項10】 フロアーキャビネット類と並設する冷
蔵庫において、フロアーキャビネット類の天板の稜線の
線上より上側に位置する面材構成物を扉とし、前記天板
の稜線の線上より下側に位置する面材構成物を引出しと
したことを特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項11】 貯蔵領域を形成する箱体と、該箱体の
前面を開閉する扉,もしくは引出しとを備えた複数の冷
蔵庫をフロアーキャビネット類に並設するものにおい
て、前記複数の冷蔵庫の箱体の下部に、前記複数の冷蔵
庫と前記フロアーキャビネット類との並設を正しく行わ
しめる調整手段を設けたことを特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項12】 調整手段は、複数の冷蔵庫とフロアー
キャビネット類との据付けに当り水平を正しく保つ共通
の載置台であることを特徴とする請求項11記載の冷蔵
庫。 - 【請求項13】 調整手段は、複数の冷蔵庫とフロアー
キャビネット類との据付けに当り水平を正しく保つよう
に嵌め込む枠組みであることを特徴とする請求項11記
載の冷蔵庫システム。 - 【請求項14】 複数の冷蔵庫をフロアーキャビネット
類と並設または対設させるものにおいて、複数の冷蔵庫
の各側面の隙間寸法または各側面に設けたシール部材の
いずれかを含めた横幅寸法を、建築モジュールに対応し
た150mmの倍数の幅寸法となるように構成したこと
を特徴とする冷蔵庫システム。 - 【請求項15】複数の冷蔵庫を並設するものおいて、こ
れら複数の冷蔵庫は、その隣接する箱体間に一定寸法の
隙間を保持する接続具を設け、該接続具は、前記隙間寸
法の調整手段を有することを特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項16】複数の冷蔵庫を並設するものおいて、こ
れら複数の冷蔵庫は、その背壁部の両側コーナをカット
し空気通路を設け、該空気通路に接続具を装着すること
を特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項17】複数の冷蔵庫を並設するものおいて、こ
れら複数の冷蔵庫は、その天井面に蝶番を有し、該蝶番
の取付け機構に接続具を装着することを特徴とする冷蔵
庫。 - 【請求項18】複数の冷蔵庫を並設するものおいて、こ
れら複数の冷蔵庫は、据付脚具を有し、該据付脚具の取
付け機構に接続具を装着することを特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項19】接続具は、取り付け穴と右ネジを有する
右アームと、取り付け穴と左ネジとを有する左アーム
と、該両アームを連結し且つ回転するナットとを有する
ことを特徴とする請求項15、16、17、18のいず
れかの記載の冷蔵庫。 - 【請求項20】接続具は、一端に該接続具の取付け位置
を回動自在に位置決めする取り付け穴と、他端に該接続
具の取付け位置を遊動可能にする取り付け穴とを有する
ことを特徴とする請求項15、16、17、18のいず
れかの記載の冷蔵庫。 - 【請求項21】複数の冷蔵庫を並設するものおいて、こ
れら複数の冷蔵庫は、その前方側下部および背面側下部
に移動用キャスタ−と高さ調節機構とを設けたことを特
徴とする冷蔵庫。 - 【請求項22】複数の冷蔵庫を並設するものおいて、こ
れら複数の冷蔵庫は、その隣接する箱体間に一定寸法の
隙間を保持する接続具を設け、該接続具は、一端にこれ
ら複数の冷蔵庫を収納する壁面に当接する部材と、他端
に該接続具の取り付け位置を遊動可能にする取り付け穴
とを有することを特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項23】複数の冷蔵庫を並設するものおいて、こ
れら複数の冷蔵庫は、接続具で固定し、収納する壁面空
間内に同時に挿入する一体構造としたことを特徴とする
冷蔵庫。 - 【請求項24】複数の冷蔵庫を並設するものおいて、こ
れら複数の冷蔵庫は、その隣接する箱体間の隙間の前方
に化粧板を設けたことを特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項25】化粧板は、ゴムまたは軟質樹脂等のいず
れかで作られたことを特徴とする請求項23記載の冷蔵
庫。 - 【請求項26】複数の冷蔵庫を並設するものおいて、こ
れら複数の冷蔵庫は、少なくとも箱体背壁部または前面
部のいずれかに運搬用把手を有し、この把手に化粧板を
設けたことを特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項27】これら複数の冷蔵庫の箱体に於ける運搬
用把手の取り付け部は、当該運搬用把手を取り外したと
きに、着脱自在のブッシュを取り付けておくことを特徴
とする冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13240792A JPH05164458A (ja) | 1991-10-14 | 1992-05-25 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-264307 | 1991-10-14 | ||
JP26430791 | 1991-10-14 | ||
JP13240792A JPH05164458A (ja) | 1991-10-14 | 1992-05-25 | 冷蔵庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05164458A true JPH05164458A (ja) | 1993-06-29 |
Family
ID=26466992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13240792A Pending JPH05164458A (ja) | 1991-10-14 | 1992-05-25 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05164458A (ja) |
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-
1992
- 1992-05-25 JP JP13240792A patent/JPH05164458A/ja active Pending
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