JPH05164251A - メカニカルシールの点検方法 - Google Patents

メカニカルシールの点検方法

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JPH05164251A
JPH05164251A JP32283591A JP32283591A JPH05164251A JP H05164251 A JPH05164251 A JP H05164251A JP 32283591 A JP32283591 A JP 32283591A JP 32283591 A JP32283591 A JP 32283591A JP H05164251 A JPH05164251 A JP H05164251A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mechanical seal
ring
gap
abrasion
rotary ring
Prior art date
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Pending
Application number
JP32283591A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Katayama
哲也 片山
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】摺動部材である回転環の摩耗量を運転途中で測
定することができ、また、メカニカルシールを分解する
必要のないメカニカルシールの点検方法を提供すること
にある。 【構成】メカニカルシールの固定環5に設けた変位計セ
ンサー12を用いることにより、回転環4とのギャップ
が変位計センサー12からケーブルにてメカニカルシー
ルの外に設置している変位量表示器9に示され、初期の
ギャップから運転途中でのギャップ量を測定することで
摩耗限界を把握できる。 【効果】本発明によれば、摺動部材の摩耗量を適時知り
得ることから、メカニカルシールの予防保全としての寿
命予測に役立ち、装置の緊急停止の必要もない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業プラントの分野に
おける撹拌機にメカニカルシールを採用している装置に
おいて、メカニカルシールを分解することなく、また、
運転途中においても、メカニカルシールの摺動部材の摩
耗量を測定するのに好適なメカニカルシールの点検方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術では、メカニカルシールの摺
動部材の摩耗量の点検はユーザーで定期的に行われてい
るが、これを行うには撹拌機駆動装置を停止後、メカニ
カルシールを撹拌機本体より取外し、分解して部品単体
の状態で測定を行っている。このため、運転途中におい
て分解せずに摩耗量の点検ができる配慮がされていなか
った。
【0003】メカニカルシールの構成は特公昭61−2
1682号公報、特公昭63−25229号公報に示さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術は、運転途中
にメカニカルシールの摺動部材の摩耗量が点検できる配
慮がされていないため、撹拌機の運転を停止し、分解し
て点検する必要がある。
【0005】本発明の目的は、撹拌機を停止することな
く、かつ、分解することなくメカニカルシールの摺動部
材の摩耗量を測定できるようにし、摩耗に起因する漏洩
の発生を未然に防ぐことのできる点検方法を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、メカニカルシールの固定環または軸封受座(以下、
カバーという)に取付けた超音波式または過電流式の非
接触式変位計センサーで回転環との変位量を計測するこ
とにより、摩耗量を運転途中においても測定することが
できるようにしたものである。
【0007】
【作用】メカニカルシールは撹拌機内部のプロセス流体
と外気を遮断する目的で設けられているが、摺動部材の
摩耗により漏洩を起こしプラントの緊急停止や火災など
の重大事故に発展する可能性があり、摩耗量の測定は予
防保全として有効である。
【0008】本発明では、メカニカルシールの固定環ま
たはカバーに取付けられた非接触式の変位計センサーで
回転環の摩耗量を直接的に計測するもので、運転中にお
いてもこの測定は可能であり、したがって、撹拌機の運
転を停止することなく、また、メカニカルシールを分解
する必要もない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1,図2により
説明する。
【0010】図1は、本発明によるメカニカルシールに
変位計センサーを取付けた例、図2は、さらにその要部
詳細を示したものである。
【0011】本発明は、立形撹拌機に限らず横型撹拌機
においてもメカニカルシールを有するものに適用可能で
ある。
【0012】図において、メカニカルシールはカバー1
と軸封胴体2のチャンバー中に設けられており、缶内の
プロセス流体を遮断する目的で回転環4,固定環5及び
Oリング11にてシールされている。回転環4は、ドラ
イブピン8を介してセットスクリュー7によりシャフト
3に固定されたばね受け6にセットされている。固定環
5はカバー1に固定され、回転環4はチャンバー内の圧
力と軸封圧縮ばね10の押し付け力とにより常に固定環
5に圧接されている。このため、メカニカルシールは回
転環4と固定環5の面で摺動密封面を形成しており、摺
動のため回転環4の凸部が摩耗し、最終的には摩耗から
漏洩に至ることがある。そこで、本発明はこの回転環4
と固定環5のギャップを計測することにより摩耗量の点
検を可能にしたものである。
【0013】本実施例は、このギャップ計測のために非
接触式の変位計センサー12を取付けたもので、固定環
5にきり穴を加工して変位計センサー12を取付け、メ
カニカルシールの外で変位量表示器9に接続している。
回転環4の形状によっては、カバー1に変位計センサー
12を設けることも可能である。
【0014】これにより、回転環4が徐々に摩耗しても
変位計センサー12により回転環4と固定環5のギャッ
プを知ることができ、その摩耗量がわかる。
【0015】本実施例によれば、初期のギャップ量から
運転途中でのギャップ量を変位量(摩耗量)として測定
することにより、漏洩による事故を未然に防止すること
ができる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、メカニカルシールの回
転環の摩耗量を運転途中において知ることでき、漏洩を
予防することができるので、装置の緊急停止などによる
多くの労力と費用について省略することができる。ま
た、寿命予測にも利用でき、不必要な分解も省略できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するためのメカニカル
シールの縦断面図である。
【図2】図1の要部詳細断面図である。
【符号の説明】
1…カバー、2…軸封胴体、3…シャフト、4…回転
環、5…固定環、9…変位量表示器、12…変位計セン
サー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定環または軸封受座に非接触式の変位計
    センサーを取付け、回転環との変位量を変位計センサー
    に接続した変位量表示器で計測するようにしたことを特
    徴とするメカニカルシールの点検方法。
JP32283591A 1991-12-06 1991-12-06 メカニカルシールの点検方法 Pending JPH05164251A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012128164A1 (ja) * 2011-03-23 2012-09-27 株式会社 荏原製作所 メカニカルシールの摩耗監視装置
JP2019066001A (ja) * 2017-10-03 2019-04-25 日本ピラー工業株式会社 メカニカルシール

Cited By (3)

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WO2012128164A1 (ja) * 2011-03-23 2012-09-27 株式会社 荏原製作所 メカニカルシールの摩耗監視装置
JP2012197907A (ja) * 2011-03-23 2012-10-18 Ebara Corp メカニカルシールの摩耗監視装置
JP2019066001A (ja) * 2017-10-03 2019-04-25 日本ピラー工業株式会社 メカニカルシール

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