JPH05164019A - 燃料噴射装置 - Google Patents

燃料噴射装置

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JPH05164019A
JPH05164019A JP35015791A JP35015791A JPH05164019A JP H05164019 A JPH05164019 A JP H05164019A JP 35015791 A JP35015791 A JP 35015791A JP 35015791 A JP35015791 A JP 35015791A JP H05164019 A JPH05164019 A JP H05164019A
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JP
Japan
Prior art keywords
plate
injection device
fuel injection
fuel
injection
Prior art date
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Pending
Application number
JP35015791A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Ito
亨 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Injector Corp
Original Assignee
Nippon Injector Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Injector Corp filed Critical Nippon Injector Corp
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Publication of JPH05164019A publication Critical patent/JPH05164019A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バルブボディの開口部先端に噴孔を有する板
状部材を配置してなる燃料噴射装置において、噴霧の安
定化を図るとともに温度特性を向上させる。 【構成】 スポッティング加工によってプレート6′の
所要部に噴孔7′を穿ち(a)、下部に形成されたバリ
12′を除去して、噴孔7′を、側面が剪断面10′の
みで形成されるとともに、上部(燃料入口側)にダレR
11′を有する形状とする(c)。また、プレス加工に
よってプレートに噴孔を穿ち、このとき下部に形成され
た破断面を除去するようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車用等のエンジン
に燃料を供給する燃料噴射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】吸気弁を複数有する多弁型のガソリン機
関等に用いられる燃料噴射装置として、計量用兼配分用
の噴孔を有するプレートを備えた構造のものが従来から
知られている。この種従来の燃料噴射装置は、先端中央
に開口を有するバルブボディと、該バルブボディの内側
に摺動自在に装着されて上記開口を開閉するニードルバ
ルブを備え、上記バルブボディの開口部先端にプレート
が配置されている。そして、このプレートは、所定の傾
斜角を有する同一径の噴孔を例えば2個備え、それによ
って燃料噴霧を計量するとともに2方向へ配分する。そ
の場合、上記噴孔は、放電加工もしくはプレス加工によ
って形成するのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プレー
トの噴孔を放電加工によって形成した場合には、図7に
示すように、プレートaに形成された噴孔bの側面にス
パッタcが多く存在し、それがウロコ状の模様となっ
て、面粗度の最大値(RMAX)が5μm前後に達し、ま
た、噴孔形状も不均一となって、噴霧の方向が不安定で
温度特性も良くないという問題がある。
【0004】一方、上記噴孔をプレス加工によって形成
した場合には、ダイ側の断面の一部に破断面が残り、そ
の破断面の部分において面粗度の最大値(RMAX)が5
μm以上となり、これが噴霧方向や温度特性に悪影響を
及ぼしてしまうという問題がある。
【0005】この発明は上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、バルブボディの開口部先端に噴孔を有する
板状部材(プレート)を配置してなる燃料噴射装置にお
いて、噴霧の安定化を図るとともに温度特性を向上させ
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る燃料噴射
装置は、噴孔の側面を剪断面のみにより形成するととも
に、上記噴孔の燃料入口側をダレによる曲面に形成した
ものである。
【0007】
【作用】この発明においては、板状部材に形成された噴
孔の側面が剪断面のみによって形成されるとともに、上
記噴孔の燃料入口側がダレによる曲面に形成されている
ことによって、スパッタ等の障害物がなく噴霧の流れが
一定となり、噴射角度が安定化し、また、温度特性も向
上する。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0009】図1はこの発明の一実施例に係る燃料噴射
装置の縦断面図、図2は同燃料噴射装置の先端部拡大
図、図3は同燃料噴射装置におけるプレートの拡大断面
図、図4は同プレートにおける噴孔の拡大断面図であ
る。
【0010】この実施例の燃料噴射装置1は、電磁コイ
ル2への通電制御によって噴射量を制御する電磁式の燃
料噴射弁であって、先端中央に開口3を有するバルブボ
ディ4と、このバルブボディ4の内側に摺動自在に装着
されて上記開口3を開閉するニードルバルブ5を備えて
いる。そして、バルブボディ4の先端には上記開口3に
対向して断面略U字状でかつ円形のプレート6が配置さ
れ、このプレート6にはバルブボディ4の上記開口3に
対向する位置に計量用兼配分用の2個の同一径の傾斜し
た噴孔7a,7bが設けられている。そして、上記バル
ブボディ4の先端側から筒状のキャップ8が嵌着され、
このキャップ8によって上記プレート6がバルブボディ
4の端面に固定されている。上記キャップ8には、プレ
ート6の2個の噴孔7a,7bに対向する位置に噴射通
路9が設けられている。また、上記2個の噴孔7a,7
bは、それぞれ、バルブボディ4と同心となるプレート
6のセンターを中心として対称となる位置に設けられて
いる。
【0011】上記プレート6に噴孔7a,7bを形成す
る際には、図5に示すような工程にしたがって加工が行
われる。すなわち、まず、(a)に示すように、スポッ
ティング加工によってプレート6′の所要部に噴孔7′
を穿つ。そうすると、噴孔7′は、剪断面10′のみに
よって形成される断面形状となって、噴孔7′の側面の
面粗度は1μm以下となり、また、(b)に示すよう
に、上部(燃料入口側)にダレによる丸み(いわゆるダ
レR)11′を有するとともに、下部(燃料出口側)に
バリ12′を有する形状となる。そして、この下部のバ
リ12′およびふくらみ部を、研磨およびバフ加工によ
って除去することにより、(c)に示すような完成品と
なる。なお、上記の説明では、便宜上、プレートに対し
て直角方向に噴孔を形成する場合を例にあげたが、実際
には、プレート6へのスポッティング加工の加工方向は
図4に矢印で示す方向であり、この加工によって、噴孔
7a,7bの燃料入口側の周囲には図示のようなダレR
11が形成され、また、上記加工方向に沿って剪断面1
0が形成される。
【0012】この実施例によれば、噴孔7a,7bの側
面が剪断面10のみによって形成されるとともに、該噴
孔7a,7bの燃料入口側にダレR11が形成されるこ
とによって、スパッタ等の障害物がなく噴霧の流れが一
定となり、したがって噴射角度が安定化し、また、温度
特性も向上する。
【0013】図6はこの発明の他の実施例による噴孔の
加工工程を示すものである。この例では、まず、(a)
に示すように、パンチ13とダイ14によるプレス加工
によってプレート6″に噴孔7″を形成する。そうする
と、噴孔7″の内側断面は、(b)に示すように、下部
に一部破断面15″を有するとともに、該破断面15″
を除く部分が剪断面10″とされた形状となり、かつ、
上部(燃料入口側)にダレR11″を有するものとな
る。この破断面15″を含むプレート6″の下部を研磨
およびバフ加工によって除去することにより、(c)に
示すような完成品となる。なお、この例においても、噴
孔7″の側面の面粗度の最大値(RMAX)は1μm以下
となる。
【0014】この実施例によっても、噴孔の側面が剪断
面のみによって形成されるとともに、該噴孔の燃料入口
側にダレRが形成されることとなり、先の実施例と同様
の効果を奏するものである。
【0015】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、板状部
材に形成された噴孔の側面が剪断面のみによって形成さ
れるとともに、上記噴孔の燃料入口側がダレによる曲面
に形成されているので、スパッタ等の障害物がなく噴霧
の流れが一定となり、噴射角度が安定化し、また、温度
特性も向上させることのできる燃料噴射装置が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る燃料噴射装置の縦断
面図
【図2】上記実施例の燃料噴射装置の先端部拡大図
【図3】上記実施例の燃料噴射装置におけるプレートの
拡大断面図
【図4】上記実施例の燃料噴射装置のプレートにおける
噴孔の拡大断面図
【図5】上記実施例の燃料噴射装置のプレートにおける
噴孔の加工工程説明図
【図6】この発明の他の実施例に係る燃料噴射装置のプ
レートにおける噴孔の加工工程説明図
【図7】従来の燃料噴射装置のプレートにおける噴孔の
拡大断面図
【符号の説明】
1 燃料噴射装置 3 開口 4 バルブボディ 6,6′,6″ プレート 7a,7b,7′,7″ 噴孔 10,10′,10″ 剪断面 11,11′,11″ ダレR

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブボディの開口部先端に噴孔を備え
    た板状部材を配置してなる燃料噴射装置において、前記
    噴孔の側面を剪断面のみにより形成するとともに、該噴
    孔の燃料入口側をダレによる曲面に形成したことを特徴
    とする燃料噴射装置。
JP35015791A 1991-12-10 1991-12-10 燃料噴射装置 Pending JPH05164019A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35015791A JPH05164019A (ja) 1991-12-10 1991-12-10 燃料噴射装置

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JP35015791A JPH05164019A (ja) 1991-12-10 1991-12-10 燃料噴射装置

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Publication Number Publication Date
JPH05164019A true JPH05164019A (ja) 1993-06-29

Family

ID=18408614

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JP35015791A Pending JPH05164019A (ja) 1991-12-10 1991-12-10 燃料噴射装置

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JP (1) JPH05164019A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009516796A (ja) * 2005-11-21 2009-04-23 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 燃料インジェクタに用いられる中間プレートおよび燃料インジェクタ

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