JPH051636A - 内燃機関に用いられる燃料噴射ポンプ - Google Patents
内燃機関に用いられる燃料噴射ポンプInfo
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- JPH051636A JPH051636A JP3007643A JP764391A JPH051636A JP H051636 A JPH051636 A JP H051636A JP 3007643 A JP3007643 A JP 3007643A JP 764391 A JP764391 A JP 764391A JP H051636 A JPH051636 A JP H051636A
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- F02M41/10—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined pump pistons acting as the distributor
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- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 内燃機関の燃料噴射ポンプにおいて、不変の
カムジオメトリで噴射調節範囲を大きくするか、もしく
は不変の噴射調節範囲でカム長さを大きくする。 【構成】 ポンププランジャ12によって回転角度に関
連して制御される入口42とポンプ作業室15との間に
逆止弁43を配置し、ポンププランジャ12の行程曲線
の早め位置においてポンププランジャ12が上昇側縁内
で初めて前記入口を閉鎖するようにポンププランジャ1
2による入口42の制御機構を構成する。これによっ
て、内燃機関の最適の燃焼値が得られる。
カムジオメトリで噴射調節範囲を大きくするか、もしく
は不変の噴射調節範囲でカム長さを大きくする。 【構成】 ポンププランジャ12によって回転角度に関
連して制御される入口42とポンプ作業室15との間に
逆止弁43を配置し、ポンププランジャ12の行程曲線
の早め位置においてポンププランジャ12が上昇側縁内
で初めて前記入口を閉鎖するようにポンププランジャ1
2による入口42の制御機構を構成する。これによっ
て、内燃機関の最適の燃焼値が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関に用いられる
燃料噴射ポンプであって、ポンプ作業室を制限するポン
ププランジャが設けられていて、該ポンププランジャが
カム伝動装置を介して、往復移動すると同時に回転する
運動で駆動可能であって、吸込行程時に同ポンププラン
ジャによって回転角度に関連して制御される入口を介し
てポンプ作業室に燃料を充填するようになっており、さ
らに前記ポンププランジャが圧縮行程または吐出行程
で、噴射圧下にある燃料を前記ポンプ作業室から、それ
ぞれ噴射弁と接続された複数の圧力導管に吐出するよう
になっており、さらに、噴射調節器が設けられていて、
該噴射調節器が前記ポンププランジャの回転数に関連し
て、前記ポンププランジャによって構成される行程曲線
の位置を前記ポンププランジャの回転位置に対してシフ
トするようになっていて、しかも回転数の増大と共に
「早め」の方向で、回転数の低下と共に「遅め」の方向
でシフトするようになっている形式のものに関する。
燃料噴射ポンプであって、ポンプ作業室を制限するポン
ププランジャが設けられていて、該ポンププランジャが
カム伝動装置を介して、往復移動すると同時に回転する
運動で駆動可能であって、吸込行程時に同ポンププラン
ジャによって回転角度に関連して制御される入口を介し
てポンプ作業室に燃料を充填するようになっており、さ
らに前記ポンププランジャが圧縮行程または吐出行程
で、噴射圧下にある燃料を前記ポンプ作業室から、それ
ぞれ噴射弁と接続された複数の圧力導管に吐出するよう
になっており、さらに、噴射調節器が設けられていて、
該噴射調節器が前記ポンププランジャの回転数に関連し
て、前記ポンププランジャによって構成される行程曲線
の位置を前記ポンププランジャの回転位置に対してシフ
トするようになっていて、しかも回転数の増大と共に
「早め」の方向で、回転数の低下と共に「遅め」の方向
でシフトするようになっている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】分配構造のこのような形式の燃料噴射ポ
ンプ(西ドイツ国特許第2503345号明細書)で
は、ポンププランジャがカム伝動装置を介して、内燃機
関のカム軸と同期的に回転する駆動軸によって駆動され
るので、ポンププランジャは前記駆動軸と共に回転する
と同時に軸方向の行程運動を実施する。この場合にポン
ププランジャの行程経過はその回転角度に関連して前記
カム伝動装置のカムジオメトリによって規定されてい
る。このようなカム伝動装置では、ポンププランジャと
相対回動不能に結合されたカム板の端面に配置されたカ
ムが、ポンプケーシングに支承されたローラリングのロ
ーラ上をばね圧を受けて転動する。ポンププランジャに
よって制限されたポンプ作業室はポンププランジャによ
って制御される入口と直接に接続されており、この場
合、たいてい、圧力導管の数に相当する数のそれぞれ同
じ回転角度だけずらされてポンププランジャの外周面に
配置されていて前記ポンプ作業室に向かって開いている
充填溝または吸込スリットが、燃料を充填されたポンプ
内室に通じた吸込通路の少なくとも1つの開口と合致す
るようになっている。この開口はポンププランジャを収
容するシリンダスリーブの内部で、ポンププランジャに
直接に向かいあって位置している。ポンププランジャの
各吸込行程時では、前記吸込スリットのうちの1つが前
記開口に合致しているのに対して、ポンププランジャの
各吐出行程時では、前記吸込スリットがシリンダスリー
ブの孔壁によって遮蔽され、前記開口がポンププランジ
ャによって遮蔽される。通常、吸込スリットは、ポンプ
プランジャの下死点回転範囲、つまりポンププランジャ
がその下死点位置に留まるときの同ポンププランジャの
回転範囲において遮蔽されるように配置されているの
で、ポンププランジャの吐出行程の開始と共にポンプ作
業室は閉鎖されている。
ンプ(西ドイツ国特許第2503345号明細書)で
は、ポンププランジャがカム伝動装置を介して、内燃機
関のカム軸と同期的に回転する駆動軸によって駆動され
るので、ポンププランジャは前記駆動軸と共に回転する
と同時に軸方向の行程運動を実施する。この場合にポン
ププランジャの行程経過はその回転角度に関連して前記
カム伝動装置のカムジオメトリによって規定されてい
る。このようなカム伝動装置では、ポンププランジャと
相対回動不能に結合されたカム板の端面に配置されたカ
ムが、ポンプケーシングに支承されたローラリングのロ
ーラ上をばね圧を受けて転動する。ポンププランジャに
よって制限されたポンプ作業室はポンププランジャによ
って制御される入口と直接に接続されており、この場
合、たいてい、圧力導管の数に相当する数のそれぞれ同
じ回転角度だけずらされてポンププランジャの外周面に
配置されていて前記ポンプ作業室に向かって開いている
充填溝または吸込スリットが、燃料を充填されたポンプ
内室に通じた吸込通路の少なくとも1つの開口と合致す
るようになっている。この開口はポンププランジャを収
容するシリンダスリーブの内部で、ポンププランジャに
直接に向かいあって位置している。ポンププランジャの
各吸込行程時では、前記吸込スリットのうちの1つが前
記開口に合致しているのに対して、ポンププランジャの
各吐出行程時では、前記吸込スリットがシリンダスリー
ブの孔壁によって遮蔽され、前記開口がポンププランジ
ャによって遮蔽される。通常、吸込スリットは、ポンプ
プランジャの下死点回転範囲、つまりポンププランジャ
がその下死点位置に留まるときの同ポンププランジャの
回転範囲において遮蔽されるように配置されているの
で、ポンププランジャの吐出行程の開始と共にポンプ作
業室は閉鎖されている。
【0003】内燃機関の最適な燃焼値を調整するために
は、燃料噴射ポンプの運転時に、カム伝動装置のローラ
リングに作用してこのローラリングを回転させる噴射調
節器によって、ポンププランジャの軸方向行程とその回
転位置との対応関係が、内燃機関の回転数と、同内燃機
関と同期的に回転するポンププランジャの回転数とに関
連して変化させられる。この場合、高い回転数において
はポンププランジャの行程曲線がポンププランジャの回
転位置に対して「早め」の方向でシフトされ、回転数の
低下時には「遅め」の方向でシフトされる。可能な噴射
調節範囲はポンププランジャの前記下死点回転範囲によ
って規定されている。それというのは、前記入口がポン
ププランジャの回転位置に関する同ポンププランジャの
行程曲線の全ての位置において吐出行程の開始時にポン
プ作業室に対して閉鎖されていなければならず、また、
ポンプ作業室の充分な燃料充填を確保するためには、行
程曲線の全ての可能な位置において前記入口が、行程曲
線の降下側縁内で既に閉鎖していてはならないからであ
る。特に5シリンダ式または6シリンダ式の内燃機関に
用いられる燃料噴射ポンプでは、内燃機関の最適な燃焼
値を得るために前記噴射調節範囲はしばしば小さすぎ
る。したがって、カム伝動装置に設けられたカムのカム
長さを短くすることで妥協している。しかしこの場合に
は、カムパラメータである「速度経過」および「行程」
が前記噴射調節範囲のために悪化されてしまう。
は、燃料噴射ポンプの運転時に、カム伝動装置のローラ
リングに作用してこのローラリングを回転させる噴射調
節器によって、ポンププランジャの軸方向行程とその回
転位置との対応関係が、内燃機関の回転数と、同内燃機
関と同期的に回転するポンププランジャの回転数とに関
連して変化させられる。この場合、高い回転数において
はポンププランジャの行程曲線がポンププランジャの回
転位置に対して「早め」の方向でシフトされ、回転数の
低下時には「遅め」の方向でシフトされる。可能な噴射
調節範囲はポンププランジャの前記下死点回転範囲によ
って規定されている。それというのは、前記入口がポン
ププランジャの回転位置に関する同ポンププランジャの
行程曲線の全ての位置において吐出行程の開始時にポン
プ作業室に対して閉鎖されていなければならず、また、
ポンプ作業室の充分な燃料充填を確保するためには、行
程曲線の全ての可能な位置において前記入口が、行程曲
線の降下側縁内で既に閉鎖していてはならないからであ
る。特に5シリンダ式または6シリンダ式の内燃機関に
用いられる燃料噴射ポンプでは、内燃機関の最適な燃焼
値を得るために前記噴射調節範囲はしばしば小さすぎ
る。したがって、カム伝動装置に設けられたカムのカム
長さを短くすることで妥協している。しかしこの場合に
は、カムパラメータである「速度経過」および「行程」
が前記噴射調節範囲のために悪化されてしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
で述べた形式の燃料噴射ポンプを改良して、カムパラメ
ータを悪化させることなく、不変のカムジオメトリにお
いて噴射調節範囲を大きくするか、もしくは不変の噴射
調節範囲においてカム長さを大きくして内燃機関の最適
の燃焼値が得られるような燃料噴射ポンプを提供するこ
とである。
で述べた形式の燃料噴射ポンプを改良して、カムパラメ
ータを悪化させることなく、不変のカムジオメトリにお
いて噴射調節範囲を大きくするか、もしくは不変の噴射
調節範囲においてカム長さを大きくして内燃機関の最適
の燃焼値が得られるような燃料噴射ポンプを提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の第1の構成では、ポンププランジャによって
制御される入口とポンプ作業室との間に、前記ポンプ作
業室から前記入口に向いた遮断方向を有する逆止弁が配
置されており、ポンププランジャによる前記入口の制御
機構が、ポンププランジャがその行程曲線の遅め位置に
おいて同ポンププランジャの下死点位置の範囲で前記入
口を閉鎖し、前記行程曲線の早め位置において前記行程
曲線の上昇側縁内で前記入口を閉鎖するように構成され
ているようにした。
に本発明の第1の構成では、ポンププランジャによって
制御される入口とポンプ作業室との間に、前記ポンプ作
業室から前記入口に向いた遮断方向を有する逆止弁が配
置されており、ポンププランジャによる前記入口の制御
機構が、ポンププランジャがその行程曲線の遅め位置に
おいて同ポンププランジャの下死点位置の範囲で前記入
口を閉鎖し、前記行程曲線の早め位置において前記行程
曲線の上昇側縁内で前記入口を閉鎖するように構成され
ているようにした。
【0006】さらに、上記課題を解決するために本発明
の第2の構成では、ポンプ作業室が入口と直接に接続さ
れており、ポンププランジャによる前記入口の制御機構
が、ポンププランジャがその行程曲線の少なくとも遅め
位置において前記行程曲線の降下側縁内で前記入口を閉
鎖するように構成されており、前記ポンプ作業室に燃料
を充填するためにポンププランジャによって行程に関連
して制御される第2の入口が設けられていて、該第2の
入口が、前記ポンプ作業室から同第2の入口に向いた遮
断方向を有する逆止弁を介して前記ポンプ作業室と接続
されており、ポンププランジャによる前記第2の入口の
制御機構が、ポンププランジャがその下死点位置と、行
程曲線の遅め位置において第1の入口が閉じる際の行程
位置との間の行程範囲で前記第2の入口を開放された状
態に保つように構成されているようにした。
の第2の構成では、ポンプ作業室が入口と直接に接続さ
れており、ポンププランジャによる前記入口の制御機構
が、ポンププランジャがその行程曲線の少なくとも遅め
位置において前記行程曲線の降下側縁内で前記入口を閉
鎖するように構成されており、前記ポンプ作業室に燃料
を充填するためにポンププランジャによって行程に関連
して制御される第2の入口が設けられていて、該第2の
入口が、前記ポンプ作業室から同第2の入口に向いた遮
断方向を有する逆止弁を介して前記ポンプ作業室と接続
されており、ポンププランジャによる前記第2の入口の
制御機構が、ポンププランジャがその下死点位置と、行
程曲線の遅め位置において第1の入口が閉じる際の行程
位置との間の行程範囲で前記第2の入口を開放された状
態に保つように構成されているようにした。
【0007】
【発明の効果】本発明による燃料噴射ポンプには、従来
のものに比べて次のような利点がある。すなわち、この
場合吸込弁とみなされる付加的な逆止弁とポンププラン
ジャの相応する入口制御機構とに基づいて、噴射調節範
囲が、不変のカム構成において著しく大きくされて、最
適の燃焼値が得られるか、またはその逆に、既に充分に
大きな噴射調節範囲において、カム伝動装置に設けられ
たカムのカム長さが大きくされ、これによってカムパラ
メータを改善することができる。両者の場合共に必要と
なる吸込弁には、たしかに場合によっては汚染されてし
まって密ではなくなってしまうという欠点があるが、し
かし、密ではない吸込弁で内燃機関の減少した出力によ
って引き続き走行して、整備工場を探すことができると
いう可能性が与えられている。
のものに比べて次のような利点がある。すなわち、この
場合吸込弁とみなされる付加的な逆止弁とポンププラン
ジャの相応する入口制御機構とに基づいて、噴射調節範
囲が、不変のカム構成において著しく大きくされて、最
適の燃焼値が得られるか、またはその逆に、既に充分に
大きな噴射調節範囲において、カム伝動装置に設けられ
たカムのカム長さが大きくされ、これによってカムパラ
メータを改善することができる。両者の場合共に必要と
なる吸込弁には、たしかに場合によっては汚染されてし
まって密ではなくなってしまうという欠点があるが、し
かし、密ではない吸込弁で内燃機関の減少した出力によ
って引き続き走行して、整備工場を探すことができると
いう可能性が与えられている。
【0008】請求項1の特徴部に記載の構成、つまり第
1の構成では、入口制御機構と吸込弁とが直列に接続さ
れている。噴射調節範囲(SPV範囲)もしくはカム長
さの利益は、行程曲線の早め位置(SPV早め位置)に
おいてカムにおける入口制御が行われることによって、
つまり入口がポンププランジャの行程曲線の上昇側縁で
回転角度α1にわたってまだ開いていることによって得
られる。この回転角度α1はSPV早め位置において、
つまり高い回転数において大きく、SPV遅め位置にお
いて0にまで小さくなる。しかし吸込弁によってポンプ
作業室がポンププランジャの吐出行程の開始と共に入口
に向かって閉鎖されているので、故障のない運転では従
来の公知の入口制御機構に対して相違が生じない。汚染
またはその他の欠陥に基づいて吸込弁が閉じなくなる
と、ポンププランジャの回転角度範囲α1において燃料
が吐出されず、入口がポンププランジャによって閉鎖さ
れて初めて吐出される。ポンププランジャの残りの残留
吐出行程で吐出された噴射量が内燃機関の需要にとって
充分ではないと、内燃機関の回転数は低下し、ひいては
駆動軸の回転数と燃料噴射ポンプのポンププランジャの
回転数とが低下する。その結果、噴射調節器がポンププ
ランジャの回転角度に対する同ポンププランジャの行程
曲線の位置を「遅め」の方向でシフトさせる。これによ
って、角度範囲α1は0にまで小さくされる。ポンププ
ランジャによって吐出される噴射量は増大し、内燃機関
の小さな回転数で引き続き走行することが可能になる。
1の構成では、入口制御機構と吸込弁とが直列に接続さ
れている。噴射調節範囲(SPV範囲)もしくはカム長
さの利益は、行程曲線の早め位置(SPV早め位置)に
おいてカムにおける入口制御が行われることによって、
つまり入口がポンププランジャの行程曲線の上昇側縁で
回転角度α1にわたってまだ開いていることによって得
られる。この回転角度α1はSPV早め位置において、
つまり高い回転数において大きく、SPV遅め位置にお
いて0にまで小さくなる。しかし吸込弁によってポンプ
作業室がポンププランジャの吐出行程の開始と共に入口
に向かって閉鎖されているので、故障のない運転では従
来の公知の入口制御機構に対して相違が生じない。汚染
またはその他の欠陥に基づいて吸込弁が閉じなくなる
と、ポンププランジャの回転角度範囲α1において燃料
が吐出されず、入口がポンププランジャによって閉鎖さ
れて初めて吐出される。ポンププランジャの残りの残留
吐出行程で吐出された噴射量が内燃機関の需要にとって
充分ではないと、内燃機関の回転数は低下し、ひいては
駆動軸の回転数と燃料噴射ポンプのポンププランジャの
回転数とが低下する。その結果、噴射調節器がポンププ
ランジャの回転角度に対する同ポンププランジャの行程
曲線の位置を「遅め」の方向でシフトさせる。これによ
って、角度範囲α1は0にまで小さくされる。ポンププ
ランジャによって吐出される噴射量は増大し、内燃機関
の小さな回転数で引き続き走行することが可能になる。
【0009】請求項3の特徴部に記載の構成、つまり第
2の構成では、入口制御機構が吸込弁と前行程制御機構
との直列接続に平行に接続されている。入口は従来と同
様にポンプ作業室に直接に通じている。しかしながら入
口制御は、たしかにカム上昇経過、つまり、ポンププラ
ンジャの行程曲線の上昇側縁には設定されていないが、
しかし行程曲線の遅め位置においては既にカム下降経
過、つまりポンププランジャの行程曲線の下降側縁で閉
じるように設計されている。SPV遅め位置における入
口制御機構の閉鎖時機がこのように前シフトされている
ことに基づいて、噴射調節範囲もしくはカム長さの利益
が得られる。入口制御機構の閉鎖後のポンプ作業室に対
する残りの燃料充填は、ポンプ作業室に通じた第2の入
口を介して行われる。この第2の入口はポンププランジ
ャによって行程に関連して制御される(前行程制御)。
この目的のために、第2の入口は吸込行程時に、SPV
遅め位置において第1の入口が閉じる際のポンププラン
ジャの行程位置において開き、同じ行程位置が吐出行程
時にポンププランジャによって達成されると再びこの行
程位置で閉じる。第2の入口と直列に接続された吸込弁
は、ポンプ作業室が吐出行程時に前記行程距離にわたっ
て、第2の入口が閉じるまで、開いた第2の入口を介し
て部分排出されてしまうことを阻止している。
2の構成では、入口制御機構が吸込弁と前行程制御機構
との直列接続に平行に接続されている。入口は従来と同
様にポンプ作業室に直接に通じている。しかしながら入
口制御は、たしかにカム上昇経過、つまり、ポンププラ
ンジャの行程曲線の上昇側縁には設定されていないが、
しかし行程曲線の遅め位置においては既にカム下降経
過、つまりポンププランジャの行程曲線の下降側縁で閉
じるように設計されている。SPV遅め位置における入
口制御機構の閉鎖時機がこのように前シフトされている
ことに基づいて、噴射調節範囲もしくはカム長さの利益
が得られる。入口制御機構の閉鎖後のポンプ作業室に対
する残りの燃料充填は、ポンプ作業室に通じた第2の入
口を介して行われる。この第2の入口はポンププランジ
ャによって行程に関連して制御される(前行程制御)。
この目的のために、第2の入口は吸込行程時に、SPV
遅め位置において第1の入口が閉じる際のポンププラン
ジャの行程位置において開き、同じ行程位置が吐出行程
時にポンププランジャによって達成されると再びこの行
程位置で閉じる。第2の入口と直列に接続された吸込弁
は、ポンプ作業室が吐出行程時に前記行程距離にわたっ
て、第2の入口が閉じるまで、開いた第2の入口を介し
て部分排出されてしまうことを阻止している。
【0010】しかしながらこのような排出は、吸込弁が
故障によって密でなくなってしまうと起こる。しかし第
2の入口の閉鎖後にポンプ作業室に残った残留吐出量に
よって、内燃機関を小さな回転数で引き続き運転するこ
とができるので、この場合でも整備工場まで引き続き走
行する可能性が与えられている。
故障によって密でなくなってしまうと起こる。しかし第
2の入口の閉鎖後にポンプ作業室に残った残留吐出量に
よって、内燃機関を小さな回転数で引き続き運転するこ
とができるので、この場合でも整備工場まで引き続き走
行する可能性が与えられている。
【0011】本発明の第1の構成に対する上記第2の構
成の利点は、ポンプ作業室に対する全ての充填量が吸込
弁を介して流れるのではなく、高い回転数では吸込弁に
よる充填が完全に無くなっていることにある。したがっ
て、この吸込弁はほとんど負荷されず、汚染の危険は比
較的小さい。しかしながら、密でない吸込弁では低い回
転数でも充分な噴射量が得られないことに欠点がある。
成の利点は、ポンプ作業室に対する全ての充填量が吸込
弁を介して流れるのではなく、高い回転数では吸込弁に
よる充填が完全に無くなっていることにある。したがっ
て、この吸込弁はほとんど負荷されず、汚染の危険は比
較的小さい。しかしながら、密でない吸込弁では低い回
転数でも充分な噴射量が得られないことに欠点がある。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく
説明する。
説明する。
【0013】図1に縦断面図で示した4シリンダ式の内
燃機関に用いられる分配形構造の燃料噴射ポンプでは、
ポンプケーシング10にシリンダスリーブまたはポンプ
シリンダ11が挿入されており、このポンプシリンダに
設けられたシリンダ孔内では、ポンププランジャ12
が、内燃機関のカム軸と同期化された駆動軸13と、公
知のカム伝導装置14とによって、回転すると同時に往
復移動する運動で駆動される。ポンププランジャ12は
ポンプシリンダ11と共にポンプ作業室15を制限して
おり、このポンプ作業室はポンププランジャ12の吸込
行程時に吸込通路16を介して、燃料を充填されたポン
プ内室またはポンプ吸込室17から燃料を充填される。
ポンプ吸込室17には、燃料フィードポンプ18によっ
て燃料貯え容器19から燃料が供給される。ポンプ吸込
室17内の燃料は回転数に関連した圧力下にあり、この
圧力は付加的に圧力制御弁20によって調節される。
燃機関に用いられる分配形構造の燃料噴射ポンプでは、
ポンプケーシング10にシリンダスリーブまたはポンプ
シリンダ11が挿入されており、このポンプシリンダに
設けられたシリンダ孔内では、ポンププランジャ12
が、内燃機関のカム軸と同期化された駆動軸13と、公
知のカム伝導装置14とによって、回転すると同時に往
復移動する運動で駆動される。ポンププランジャ12は
ポンプシリンダ11と共にポンプ作業室15を制限して
おり、このポンプ作業室はポンププランジャ12の吸込
行程時に吸込通路16を介して、燃料を充填されたポン
プ内室またはポンプ吸込室17から燃料を充填される。
ポンプ吸込室17には、燃料フィードポンプ18によっ
て燃料貯え容器19から燃料が供給される。ポンプ吸込
室17内の燃料は回転数に関連した圧力下にあり、この
圧力は付加的に圧力制御弁20によって調節される。
【0014】ポンププランジャ12の前記ポンプ作業室
15に向かい合って位置する端部はポンプ吸込室17に
突入していて、この場所でカム伝導装置14を介して、
ポンプケーシング10に支承された駆動軸13と連結さ
れている。カム伝導装置14は公知の形式で、ローラ2
1を支持するローラリング22を有しており、このロー
ラリングは規定の角度だけ回動可能にポンプケーシング
10に支承されている。ポンププランジャ12には、端
面カム板23が固定されており、この端面カム板は端面
カム24を有する面で、軸方向のばね圧を受けてローラ
21上を転動する。この場合に90°だけ図平面にねじ
られて示されているローラリング22に設けられた内孔
には、つめクラッチ25が設けられており、このつめク
ラッチでは、駆動軸13と結合された駆動側のつめ26
が、ポンププランジャ12に設けられた被駆動側のつめ
27と互いに内外に係合しており、この場合、ポンププ
ランジャ12は駆動軸13とは無関係に、その行程運動
を回転時に実施することができる。
15に向かい合って位置する端部はポンプ吸込室17に
突入していて、この場所でカム伝導装置14を介して、
ポンプケーシング10に支承された駆動軸13と連結さ
れている。カム伝導装置14は公知の形式で、ローラ2
1を支持するローラリング22を有しており、このロー
ラリングは規定の角度だけ回動可能にポンプケーシング
10に支承されている。ポンププランジャ12には、端
面カム板23が固定されており、この端面カム板は端面
カム24を有する面で、軸方向のばね圧を受けてローラ
21上を転動する。この場合に90°だけ図平面にねじ
られて示されているローラリング22に設けられた内孔
には、つめクラッチ25が設けられており、このつめク
ラッチでは、駆動軸13と結合された駆動側のつめ26
が、ポンププランジャ12に設けられた被駆動側のつめ
27と互いに内外に係合しており、この場合、ポンププ
ランジャ12は駆動軸13とは無関係に、その行程運動
を回転時に実施することができる。
【0015】ローラリング22は調節ピン28を介し
て、噴射調節器30に設けられた噴射調節ピストン29
と相対回動不能に連結されており、前記噴射調節器は図
1に、やはり90°だけ図平面にねじられて示されてい
る。ローラリング22に対して接線方向で軸方向に摺動
可能な噴射調節ピストン29は一方の移動調節方向で戻
しばね31によって負荷されていて、他方の移動調節方
向で、噴射調節器30に設けられた制御室32内の圧力
を負荷されている。絞り58を介してポンプ吸込室17
と接続された制御室32内の圧力が増大するにつれて、
噴射調節ピストン29は戻しばね31の作用に抗して移
動して、ローラリング22を回動させ、この場合、端面
カム板23の端面カム24はポンププランジャ12もし
くは駆動軸13の回転位置に対して早めにローラ21と
係合し、これによって、ポンププランジャ12の行程開
始、ひいては燃料の吐出開始がポンププランジャ12の
回転位置に対して早めに行われる。ポンププランジャ1
2の回転角度αに関連してこのポンププランジャによっ
て実施される行程曲線hが図5に示されており、この場
合、それぞれポンププランジャ12の回転位置に対し
て、実線で示した曲線aは遅め位置における行程曲線
を、一点鎖線で示した曲線bは早め位置における行程曲
線を表している。SPV遅め位置とも呼ばれる行程曲線
hの遅め位置においては、噴射調節器13の噴射調節ピ
ストン29が、戻しばね31の作用を受けて基本位置に
位置しているのに対して、SPV早め位置では、前記調
節ピストンが、規定の距離だけ戻しばね31の力に抗し
てシフトされている。
て、噴射調節器30に設けられた噴射調節ピストン29
と相対回動不能に連結されており、前記噴射調節器は図
1に、やはり90°だけ図平面にねじられて示されてい
る。ローラリング22に対して接線方向で軸方向に摺動
可能な噴射調節ピストン29は一方の移動調節方向で戻
しばね31によって負荷されていて、他方の移動調節方
向で、噴射調節器30に設けられた制御室32内の圧力
を負荷されている。絞り58を介してポンプ吸込室17
と接続された制御室32内の圧力が増大するにつれて、
噴射調節ピストン29は戻しばね31の作用に抗して移
動して、ローラリング22を回動させ、この場合、端面
カム板23の端面カム24はポンププランジャ12もし
くは駆動軸13の回転位置に対して早めにローラ21と
係合し、これによって、ポンププランジャ12の行程開
始、ひいては燃料の吐出開始がポンププランジャ12の
回転位置に対して早めに行われる。ポンププランジャ1
2の回転角度αに関連してこのポンププランジャによっ
て実施される行程曲線hが図5に示されており、この場
合、それぞれポンププランジャ12の回転位置に対し
て、実線で示した曲線aは遅め位置における行程曲線
を、一点鎖線で示した曲線bは早め位置における行程曲
線を表している。SPV遅め位置とも呼ばれる行程曲線
hの遅め位置においては、噴射調節器13の噴射調節ピ
ストン29が、戻しばね31の作用を受けて基本位置に
位置しているのに対して、SPV早め位置では、前記調
節ピストンが、規定の距離だけ戻しばね31の力に抗し
てシフトされている。
【0016】ポンプ吸込室17に内部では、ポンププラ
ンジャ12に、噴射量制御のために働くリングスライダ
33が軸方向摺動可能に載着しており、このリングスラ
イダは、調速機(図示しない)によって知られている構
造に基づいて、所属のコントロールレバー34を介して
公知の形式で作動させられ、この場合にポンププランジ
ャ12に設けられた横方向孔35の流出開口を制御す
る。この横方向孔35はポンププランジャ12に設けら
れた長手方向孔36と接続されており、この長手方向孔
はポンプ作業室15を制限するポンププランジャ12の
端面に進入していて、盲孔として終わっている。この長
手方向孔36からは、さらに半径方向孔37が分岐して
おり、この半径方向孔はポンププランジャ12の外周面
に設けられた分配溝38に通じている。この分配溝38
の高さにおいて、ポンプシリンダ11のシリンダ孔に
は、同じ回転角度だけずらされて4つの圧力導管39が
開口しており、これらの圧力導管はそれぞれ逆止弁40
を介して噴射弁41と接続されている。逆止弁40と噴
射弁41とを備えた複数の圧力導管39のうち、図1で
は、各1つの圧力導管39と逆止弁40と噴射弁41と
しか認められない。ポンププランジャ12の各圧縮行程
または各吐出行程の間、ポンプ作業室15で噴射圧下に
ある燃料は長手方向孔36と半径方向孔37と分配溝3
8とを介して複数の圧力導管39にうちの1つに吐出さ
れ、この場所からこの燃料は噴射弁41を介して内燃機
関の燃焼室に噴射される。ポンププランジャ12が完全
に1回転した後では、各吐出行程ごとに順次に4つの圧
力導管39の全てが一度、制御されている。
ンジャ12に、噴射量制御のために働くリングスライダ
33が軸方向摺動可能に載着しており、このリングスラ
イダは、調速機(図示しない)によって知られている構
造に基づいて、所属のコントロールレバー34を介して
公知の形式で作動させられ、この場合にポンププランジ
ャ12に設けられた横方向孔35の流出開口を制御す
る。この横方向孔35はポンププランジャ12に設けら
れた長手方向孔36と接続されており、この長手方向孔
はポンプ作業室15を制限するポンププランジャ12の
端面に進入していて、盲孔として終わっている。この長
手方向孔36からは、さらに半径方向孔37が分岐して
おり、この半径方向孔はポンププランジャ12の外周面
に設けられた分配溝38に通じている。この分配溝38
の高さにおいて、ポンプシリンダ11のシリンダ孔に
は、同じ回転角度だけずらされて4つの圧力導管39が
開口しており、これらの圧力導管はそれぞれ逆止弁40
を介して噴射弁41と接続されている。逆止弁40と噴
射弁41とを備えた複数の圧力導管39のうち、図1で
は、各1つの圧力導管39と逆止弁40と噴射弁41と
しか認められない。ポンププランジャ12の各圧縮行程
または各吐出行程の間、ポンプ作業室15で噴射圧下に
ある燃料は長手方向孔36と半径方向孔37と分配溝3
8とを介して複数の圧力導管39にうちの1つに吐出さ
れ、この場所からこの燃料は噴射弁41を介して内燃機
関の燃焼室に噴射される。ポンププランジャ12が完全
に1回転した後では、各吐出行程ごとに順次に4つの圧
力導管39の全てが一度、制御されている。
【0017】各吸込行程時にポンプ作業室15に燃料を
充填するために、吸込通路16とポンプ作業室15との
間には、回転角度に関連してポンププランジャ12によ
って制御される入口42と、ポンプ作業室15から前記
入口42に向いた遮断方向を有する逆止弁43(以後、
吸込弁43と呼ぶ)とが、相前後して直列に配置されて
いる。ポンププランジャ12による入口42の制御機構
は、ポンププランジャ12がその行程曲線の遅め位置に
おいては(図5の曲線a)下死点の範囲で入口42を閉
鎖し、行程曲線の早め位置(図5の曲線b)においては
この行程曲線の上昇側縁内で入口42を閉鎖するように
構成されている。図5には、符号αSで、入口42がポ
ンププランジャ12によって閉鎖される際の回転角度が
示されている。
充填するために、吸込通路16とポンプ作業室15との
間には、回転角度に関連してポンププランジャ12によ
って制御される入口42と、ポンプ作業室15から前記
入口42に向いた遮断方向を有する逆止弁43(以後、
吸込弁43と呼ぶ)とが、相前後して直列に配置されて
いる。ポンププランジャ12による入口42の制御機構
は、ポンププランジャ12がその行程曲線の遅め位置に
おいては(図5の曲線a)下死点の範囲で入口42を閉
鎖し、行程曲線の早め位置(図5の曲線b)においては
この行程曲線の上昇側縁内で入口42を閉鎖するように
構成されている。図5には、符号αSで、入口42がポ
ンププランジャ12によって閉鎖される際の回転角度が
示されている。
【0018】図2に示した燃料噴射ポンプの拡大した縦
断面図から良く判るように、入口42はポンププランジ
ャ12の外周面に設けられた環状溝44と、同じくポン
ププランジャ12に設けられていて前記環状溝に接続さ
れた入口スリット45と、(この内燃機関のシリンダの
数に相応して)ポンプシリンダ11のシリンダ孔に設け
られた4つの孔開口46とによって形成される。前記4
つの孔開口は、同じ角度だけずらされてポンプシリンダ
11に導入された4つの半径方向孔47の出口開口を形
成している。全ての半径方向孔47はポンプシリンダ1
1の周面に設けられた環状溝48によって互いに接続さ
れている。環状溝48には、ポンプ吸込室17と接続さ
れた吸込通路16が開口している。ポンププランジャ1
2に設けられた環状溝44は、ポンププランジャ12で
ポンプ作業室15に向かって延びている接続孔50の開
口49と合致する。前記接続孔50は、ポンプシリンダ
11の端面に装着されていてポンプ作業室15を閉鎖し
ている弁体51を貫通して、この弁体51とカバーキャ
ップ52とによって取り囲まれた弁室53に開口してい
る。弁体51を貫通していてポンプ作業室15から弁室
53にホッパ状に拡張されている通路には、弁座54が
形成されており、この弁座は弁部材55と協働する。こ
の弁座部材は弁閉鎖ばね56によって弁座54に押し付
けられている。弁部材55はポンプ作業室15とは反対
の側で受圧面57を支持しているので、この弁部材55
は弁室53内の圧力によってポンプ作業室15に向かっ
て開放されうる。カバーキャップ52を備えた弁体51
と、弁座54と弁閉鎖ばね56とを備えた弁部材55と
が前記吸込弁43を形成している。
断面図から良く判るように、入口42はポンププランジ
ャ12の外周面に設けられた環状溝44と、同じくポン
ププランジャ12に設けられていて前記環状溝に接続さ
れた入口スリット45と、(この内燃機関のシリンダの
数に相応して)ポンプシリンダ11のシリンダ孔に設け
られた4つの孔開口46とによって形成される。前記4
つの孔開口は、同じ角度だけずらされてポンプシリンダ
11に導入された4つの半径方向孔47の出口開口を形
成している。全ての半径方向孔47はポンプシリンダ1
1の周面に設けられた環状溝48によって互いに接続さ
れている。環状溝48には、ポンプ吸込室17と接続さ
れた吸込通路16が開口している。ポンププランジャ1
2に設けられた環状溝44は、ポンププランジャ12で
ポンプ作業室15に向かって延びている接続孔50の開
口49と合致する。前記接続孔50は、ポンプシリンダ
11の端面に装着されていてポンプ作業室15を閉鎖し
ている弁体51を貫通して、この弁体51とカバーキャ
ップ52とによって取り囲まれた弁室53に開口してい
る。弁体51を貫通していてポンプ作業室15から弁室
53にホッパ状に拡張されている通路には、弁座54が
形成されており、この弁座は弁部材55と協働する。こ
の弁座部材は弁閉鎖ばね56によって弁座54に押し付
けられている。弁部材55はポンプ作業室15とは反対
の側で受圧面57を支持しているので、この弁部材55
は弁室53内の圧力によってポンプ作業室15に向かっ
て開放されうる。カバーキャップ52を備えた弁体51
と、弁座54と弁閉鎖ばね56とを備えた弁部材55と
が前記吸込弁43を形成している。
【0019】各吸込行程の間、ポンププランジャ12は
開放された入口42で、吸込通路16と、開いた吸込弁
43とを介してポンプ吸込室17から燃料を吸い込むの
で、続いて行われるポンププランジャ12の吐出行程時
には、ポンプ作業室15は燃料を充填されている。リン
グスライダ33が横方向孔35の流出開口を閉鎖してい
るので、ポンプ作業室15に位置する燃料は高圧にもた
らされて、ついで長手方向孔36と半径方向孔37と分
配溝38とを介して、複数の圧力導管39のうちの1つ
に供給される。リングスライダ33の位置によって規定
されたポンププランジャ12の行程後に横方向孔35が
遮蔽状態から進出して、ポンプ作業室15が長手方向孔
36と横方向孔35とを介してポンプ吸込室17に向か
って放圧されると、ポンププランジャ12の吐出行程が
終了する。ポンププランジャ12の吐出圧は噴射弁41
の開放圧を下回り、高圧噴射は中断される。
開放された入口42で、吸込通路16と、開いた吸込弁
43とを介してポンプ吸込室17から燃料を吸い込むの
で、続いて行われるポンププランジャ12の吐出行程時
には、ポンプ作業室15は燃料を充填されている。リン
グスライダ33が横方向孔35の流出開口を閉鎖してい
るので、ポンプ作業室15に位置する燃料は高圧にもた
らされて、ついで長手方向孔36と半径方向孔37と分
配溝38とを介して、複数の圧力導管39のうちの1つ
に供給される。リングスライダ33の位置によって規定
されたポンププランジャ12の行程後に横方向孔35が
遮蔽状態から進出して、ポンプ作業室15が長手方向孔
36と横方向孔35とを介してポンプ吸込室17に向か
って放圧されると、ポンププランジャ12の吐出行程が
終了する。ポンププランジャ12の吐出圧は噴射弁41
の開放圧を下回り、高圧噴射は中断される。
【0020】内燃機関の燃焼値を改善するために、ポン
ププランジャ12の行程曲線はその回転角度位置に関し
て噴射調節器30によって、高い回転数においては「早
め」(SPV早め位置)の方向で、低い回転数において
は「遅め」(SPV遅め位置)の方向でシフトされる。
このことは図5に、ポンププランジャ12の回転角度α
と行程経過hとの関係で描かれた曲線bおよびaによっ
て示されている。符号SPVで、有効となる噴射調節範
囲が示されており、この噴射調節範囲は最適のカムパラ
メータ(速度経過およびポンププランジャの行程)にお
いて、最適の燃焼値を得るために充分な大きさである。
図5からはっきりと判るように、SPV早め位置におい
て入口42はポンププランジャ12の吐出行程(行程曲
線hの上昇する側縁)の開始時ではまだ開かれている。
この範囲において吸込弁43は、燃料がポンプ作業室1
5から、まだ開かれている入口42を介して再び吸込通
路16に逆流してしまうことを阻止している。吸込弁4
3と相まった入口制御機構のこのような構造的な設計に
基づいて、噴射調節範囲SPVを不変のカム構成のもと
で従来の入口制御機構に比べて範囲α1(図5)だけ増
大させることができる。吸込弁43なしでは、ポンププ
ランジャ12の吐出行程が開始しないうちに、つまり図
5で範囲SPVマイナスα1によって規定されているポ
ンププランジャ12の下死点回転範囲において、ポンプ
プランジャ12が入口42を閉鎖してしまう。
ププランジャ12の行程曲線はその回転角度位置に関し
て噴射調節器30によって、高い回転数においては「早
め」(SPV早め位置)の方向で、低い回転数において
は「遅め」(SPV遅め位置)の方向でシフトされる。
このことは図5に、ポンププランジャ12の回転角度α
と行程経過hとの関係で描かれた曲線bおよびaによっ
て示されている。符号SPVで、有効となる噴射調節範
囲が示されており、この噴射調節範囲は最適のカムパラ
メータ(速度経過およびポンププランジャの行程)にお
いて、最適の燃焼値を得るために充分な大きさである。
図5からはっきりと判るように、SPV早め位置におい
て入口42はポンププランジャ12の吐出行程(行程曲
線hの上昇する側縁)の開始時ではまだ開かれている。
この範囲において吸込弁43は、燃料がポンプ作業室1
5から、まだ開かれている入口42を介して再び吸込通
路16に逆流してしまうことを阻止している。吸込弁4
3と相まった入口制御機構のこのような構造的な設計に
基づいて、噴射調節範囲SPVを不変のカム構成のもと
で従来の入口制御機構に比べて範囲α1(図5)だけ増
大させることができる。吸込弁43なしでは、ポンププ
ランジャ12の吐出行程が開始しないうちに、つまり図
5で範囲SPVマイナスα1によって規定されているポ
ンププランジャ12の下死点回転範囲において、ポンプ
プランジャ12が入口42を閉鎖してしまう。
【0021】図5には、曲線cによって、直列に接続さ
れた付加的な吸込弁43を有しない従来の入口制御機構
における行程経過hが示されており、この従来の入口制
御機構でも同じ大きさの噴射調節範囲SPVが実現され
ている。端面カム板23に設けられた端面カム24をも
っと短く構成しなければならないことが明らかに判る
が、このことはポンププランジャの一層小さな行程と一
層小さな行程速度とを生ぜしめてしまう。カムパラメー
タは悪化される。同じ噴射調節範囲SPVにおいて、付
加的な吸込弁43を用いる本発明による燃料噴射ポンプ
の入口制御機構では、カム長さをΔαだけ大きくするこ
とができる。より大きなカム長さと共に、不変の大きさ
の噴射調節範囲SPVにおいてカムパラメータが一層良
好になる。
れた付加的な吸込弁43を有しない従来の入口制御機構
における行程経過hが示されており、この従来の入口制
御機構でも同じ大きさの噴射調節範囲SPVが実現され
ている。端面カム板23に設けられた端面カム24をも
っと短く構成しなければならないことが明らかに判る
が、このことはポンププランジャの一層小さな行程と一
層小さな行程速度とを生ぜしめてしまう。カムパラメー
タは悪化される。同じ噴射調節範囲SPVにおいて、付
加的な吸込弁43を用いる本発明による燃料噴射ポンプ
の入口制御機構では、カム長さをΔαだけ大きくするこ
とができる。より大きなカム長さと共に、不変の大きさ
の噴射調節範囲SPVにおいてカムパラメータが一層良
好になる。
【0022】図2に示した燃料噴射ポンプは、吸込弁4
3の機能が故障していない限り申し分なく作動する。汚
染またはその他の欠陥に基づいて吸込弁43がもはや信
頼性良く閉鎖しなくなると、ポンププランジャ12の吐
出行程時に回転角度範囲α1において燃料が吐出され
ず、入口42がポンププランジャ12によって閉鎖され
て、初めて燃料が吐出される。ポンププランジャ12の
残りの残留吐出行程で残った残留吐出量が燃料噴射ポン
プの需要に対して不十分であると、燃料噴射ポンプの回
転数は低下し、ひいては駆動軸13の回転数も低下して
しまう。ポンプ吸込室17内の圧力は低下する。その結
果、噴射調節器30はポンププランジャ12の行程曲線
を遅め位置にシフトする。これによって角度範囲α1は
0にまで小さくされる。ポンププランジャ12によって
吐出される燃料噴射量は増大し、内燃機関の小さな回転
数で引き続き走行が可能になる。車両は立ち往生せず
に、整備工場を探すことができる。
3の機能が故障していない限り申し分なく作動する。汚
染またはその他の欠陥に基づいて吸込弁43がもはや信
頼性良く閉鎖しなくなると、ポンププランジャ12の吐
出行程時に回転角度範囲α1において燃料が吐出され
ず、入口42がポンププランジャ12によって閉鎖され
て、初めて燃料が吐出される。ポンププランジャ12の
残りの残留吐出行程で残った残留吐出量が燃料噴射ポン
プの需要に対して不十分であると、燃料噴射ポンプの回
転数は低下し、ひいては駆動軸13の回転数も低下して
しまう。ポンプ吸込室17内の圧力は低下する。その結
果、噴射調節器30はポンププランジャ12の行程曲線
を遅め位置にシフトする。これによって角度範囲α1は
0にまで小さくされる。ポンププランジャ12によって
吐出される燃料噴射量は増大し、内燃機関の小さな回転
数で引き続き走行が可能になる。車両は立ち往生せず
に、整備工場を探すことができる。
【0023】図3には、図2のIIIーIII線に沿った横断
面図で、図2に示した入口42の変化形が示されてい
る。この場合に入口42′は、互いに同じ回転角度だけ
ずらされてポンププランジャ12の外周面に配置された
4つの入口スリット45′と、ポンプシリンダ11に設
けられた半径方向孔47′に設けられた前記入口スリッ
ト45′と合致するたんに1つの孔開口46′とによっ
て形成される。この場合、前記入口スリットはそれぞれ
環状溝44と接続されており、前記半径方向孔は吸込通
路16と接続されている。環状溝44は同様に、ポンプ
作業室15に通じた接続孔50の前記ポンプシリンダ1
1のシリンダ孔に設けられた開口49と合致する。図3
に示した入口42′の制御は前で説明したのと同じよう
に行われる。
面図で、図2に示した入口42の変化形が示されてい
る。この場合に入口42′は、互いに同じ回転角度だけ
ずらされてポンププランジャ12の外周面に配置された
4つの入口スリット45′と、ポンプシリンダ11に設
けられた半径方向孔47′に設けられた前記入口スリッ
ト45′と合致するたんに1つの孔開口46′とによっ
て形成される。この場合、前記入口スリットはそれぞれ
環状溝44と接続されており、前記半径方向孔は吸込通
路16と接続されている。環状溝44は同様に、ポンプ
作業室15に通じた接続孔50の前記ポンプシリンダ1
1のシリンダ孔に設けられた開口49と合致する。図3
に示した入口42′の制御は前で説明したのと同じよう
に行われる。
【0024】図4に縦断面図で示した別の実施例による
燃料噴射ポンプでは、図1および図2に示した燃料噴射
ポンプの構成部分と一致する構成部分が同じ符号を備え
ている。この場合、吸込通路16とポンプ作業室15と
の間に位置していてポンププランジャ12によって回転
角度に関連して制御される入口60はポンプ作業室15
のすぐ手前に配置されている。この入口は4つの吸込ス
リット61から成っており、これらの吸込スリットは等
しい回転角度距離でポンププランジャ12の外周面に沿
って分配されて配置されていて、それぞれポンププラン
ジャ12の端面でポンプ作業室15に開口している。前
記吸込スリット61には、ポンプシリンダ11に導入さ
れた半径方向孔63の前記ポンプシリンダ11のシリン
ダ孔に開口した開口62が合致する。半径方向孔63は
ポンプシリンダ11に設けられた直径の大きな盲孔64
から延びており、この盲孔は吸込通路16と接続されて
いる。ポンププランジャ12による入口60の制御機構
は、ポンププランジャ12がその回転角度位置に関する
行程曲線の遅め位置(SPV遅め位置)において、この
行程曲線の降下側縁内で入口60を閉鎖するように構成
されている。ポンププランジャの行程曲線hは図6に示
されており、この場合、SPV遅め位置に関しては曲線
aにより実線で示されており、SPV早め位置に関して
は曲線bにより一点鎖線で示されている。入口60が閉
じる際のポンププランジャ12の回転角度はαSで示さ
れている。SPV早め位置(曲線b)においては、入口
60の閉鎖時機がポンププランジャ12の下死点回転範
囲に位置している。
燃料噴射ポンプでは、図1および図2に示した燃料噴射
ポンプの構成部分と一致する構成部分が同じ符号を備え
ている。この場合、吸込通路16とポンプ作業室15と
の間に位置していてポンププランジャ12によって回転
角度に関連して制御される入口60はポンプ作業室15
のすぐ手前に配置されている。この入口は4つの吸込ス
リット61から成っており、これらの吸込スリットは等
しい回転角度距離でポンププランジャ12の外周面に沿
って分配されて配置されていて、それぞれポンププラン
ジャ12の端面でポンプ作業室15に開口している。前
記吸込スリット61には、ポンプシリンダ11に導入さ
れた半径方向孔63の前記ポンプシリンダ11のシリン
ダ孔に開口した開口62が合致する。半径方向孔63は
ポンプシリンダ11に設けられた直径の大きな盲孔64
から延びており、この盲孔は吸込通路16と接続されて
いる。ポンププランジャ12による入口60の制御機構
は、ポンププランジャ12がその回転角度位置に関する
行程曲線の遅め位置(SPV遅め位置)において、この
行程曲線の降下側縁内で入口60を閉鎖するように構成
されている。ポンププランジャの行程曲線hは図6に示
されており、この場合、SPV遅め位置に関しては曲線
aにより実線で示されており、SPV早め位置に関して
は曲線bにより一点鎖線で示されている。入口60が閉
じる際のポンププランジャ12の回転角度はαSで示さ
れている。SPV早め位置(曲線b)においては、入口
60の閉鎖時機がポンププランジャ12の下死点回転範
囲に位置している。
【0025】第1の入口60に対して平行に、ポンプ作
業室15に通じた第2の入口66が設けられており、こ
の第2の入口は吸込通路16とポンプ作業室15との間
で、吸込弁43と直列に接続されていて、ポンププラン
ジャ12によって行程に関連して制御される。第2の入
口66はポンププランジャ12の外周面に設けられた環
状溝67を有しており、この環状溝は、一方においてポ
ンプシリンダ11に設けられた盲孔64から導入された
半径方向孔69の孔開口68と合致し、他方において接
続孔50の開口70と合致する。この接続孔は図2で説
明したように、吸込弁43を介してポンプ作業室15に
通じている。吸込弁43は図2につき説明したものと同
じように構成されている。孔開口68を有する半径方向
孔69はポンププランジャ12に設けられた環状溝67
に対して次のように配置されている。すなわち、前記半
径方向孔が、ポンププランジャ12の下死点位置から計
算してポンププランジャ12の行程距離hVにわたって
環状溝67と接続し、これによって第2の入口66が開
放され、行程距離hVを進んだ後に環状溝67が孔開口
68から進出し、これによってポンププランジャ12が
第2の入口66を閉鎖するようになっている。前記行程
距離hVとは、SPV遅め位置におけるポンププランジ
ャ12の吸込行程時に第1の入口60が閉じるような行
程位置をポンププランジャ12が取るように規定されて
いる。第2の入口66によって形成されたこのような前
行程制御機構に基づいて、SPV遅め位置において行程
曲線の降下側縁における第1の入口60の閉鎖と共に、
今度は開いている第2の入口66と吸込弁43とによっ
てポンプ作業室が完全に燃料を充填される。続いて行わ
れる吐出行程では、閉鎖された第1の入口60におい
て、ポンププランジャ12が行程距離hVを進むまで第
2の入口66が開放されている。この前行程hVの間、
ポンプ作業室15は閉鎖された吸込弁43によって、開
放された第2の入口66に対して遮断されるので、燃料
はポンプ作業室15から流出することができず、ポンプ
プランジャ12はその下死点から吐出し始める。このよ
うな構成によって大きな噴射調節範囲が得られる。この
大きな噴射調節範囲は図6に符号SPVによって表され
ている。この噴射調節範囲はカム伝動装置の同じカム設
計と従来の入口制御機構とを備えた燃料噴射ポンプより
もポンププランジャ12の回転角度範囲α1だけ大きく
形成されている。図6に破線で示した曲線cはやはり、
従来の入口制御機構を備えた燃料噴射ポンプ、つまり同
じ大きさの噴射調節範囲SPVを得るために相応に短い
端面カムを備えたカム伝動装置が設定されているような
燃料噴射ポンプのポンププランジャの行程経過を表して
いる。従来の入口制御機構では、この大きな噴射調節範
囲SPVが明らかにカムパラメータに不都合に作用して
しまう。図4に示した燃料噴射ポンプでは、同じ大きさ
の噴射調節範囲SPVが、カム長さが角度範囲Δαだけ
大きく形成されていてカムパラメータが大きく改善され
ているようなカム伝動装置14によって得られる。
業室15に通じた第2の入口66が設けられており、こ
の第2の入口は吸込通路16とポンプ作業室15との間
で、吸込弁43と直列に接続されていて、ポンププラン
ジャ12によって行程に関連して制御される。第2の入
口66はポンププランジャ12の外周面に設けられた環
状溝67を有しており、この環状溝は、一方においてポ
ンプシリンダ11に設けられた盲孔64から導入された
半径方向孔69の孔開口68と合致し、他方において接
続孔50の開口70と合致する。この接続孔は図2で説
明したように、吸込弁43を介してポンプ作業室15に
通じている。吸込弁43は図2につき説明したものと同
じように構成されている。孔開口68を有する半径方向
孔69はポンププランジャ12に設けられた環状溝67
に対して次のように配置されている。すなわち、前記半
径方向孔が、ポンププランジャ12の下死点位置から計
算してポンププランジャ12の行程距離hVにわたって
環状溝67と接続し、これによって第2の入口66が開
放され、行程距離hVを進んだ後に環状溝67が孔開口
68から進出し、これによってポンププランジャ12が
第2の入口66を閉鎖するようになっている。前記行程
距離hVとは、SPV遅め位置におけるポンププランジ
ャ12の吸込行程時に第1の入口60が閉じるような行
程位置をポンププランジャ12が取るように規定されて
いる。第2の入口66によって形成されたこのような前
行程制御機構に基づいて、SPV遅め位置において行程
曲線の降下側縁における第1の入口60の閉鎖と共に、
今度は開いている第2の入口66と吸込弁43とによっ
てポンプ作業室が完全に燃料を充填される。続いて行わ
れる吐出行程では、閉鎖された第1の入口60におい
て、ポンププランジャ12が行程距離hVを進むまで第
2の入口66が開放されている。この前行程hVの間、
ポンプ作業室15は閉鎖された吸込弁43によって、開
放された第2の入口66に対して遮断されるので、燃料
はポンプ作業室15から流出することができず、ポンプ
プランジャ12はその下死点から吐出し始める。このよ
うな構成によって大きな噴射調節範囲が得られる。この
大きな噴射調節範囲は図6に符号SPVによって表され
ている。この噴射調節範囲はカム伝動装置の同じカム設
計と従来の入口制御機構とを備えた燃料噴射ポンプより
もポンププランジャ12の回転角度範囲α1だけ大きく
形成されている。図6に破線で示した曲線cはやはり、
従来の入口制御機構を備えた燃料噴射ポンプ、つまり同
じ大きさの噴射調節範囲SPVを得るために相応に短い
端面カムを備えたカム伝動装置が設定されているような
燃料噴射ポンプのポンププランジャの行程経過を表して
いる。従来の入口制御機構では、この大きな噴射調節範
囲SPVが明らかにカムパラメータに不都合に作用して
しまう。図4に示した燃料噴射ポンプでは、同じ大きさ
の噴射調節範囲SPVが、カム長さが角度範囲Δαだけ
大きく形成されていてカムパラメータが大きく改善され
ているようなカム伝動装置14によって得られる。
【0026】図4に示した燃料噴射ポンプは、吸込弁4
3の機能が故障していない限り申し分なく作動する。汚
染に基づいて吸込弁43がもはや信頼性良く閉じなくな
ると、前行程範囲hVにおける吐出行程時に燃料が吐出
されなくなる。ポンプ作業室15に位置する燃料の一部
は開放された吸込弁43と、開放された第2の入口66
とを介して吸込通路16を通って押し出される。ポンプ
プランジャ12による第2の入口66の行程に関連した
閉鎖と共に、残りの燃料量がポンプ作業室15から、接
続された圧力導管39のうちの1つに搬送される。この
噴射量は、内燃機関を低い回転数と低い出力とで運転す
るためには充分であるので、整備工場に到着するまで引
き続き走行することが可能となる。
3の機能が故障していない限り申し分なく作動する。汚
染に基づいて吸込弁43がもはや信頼性良く閉じなくな
ると、前行程範囲hVにおける吐出行程時に燃料が吐出
されなくなる。ポンプ作業室15に位置する燃料の一部
は開放された吸込弁43と、開放された第2の入口66
とを介して吸込通路16を通って押し出される。ポンプ
プランジャ12による第2の入口66の行程に関連した
閉鎖と共に、残りの燃料量がポンプ作業室15から、接
続された圧力導管39のうちの1つに搬送される。この
噴射量は、内燃機関を低い回転数と低い出力とで運転す
るためには充分であるので、整備工場に到着するまで引
き続き走行することが可能となる。
【図1】本発明による燃料噴射ポンプを部分的に断面し
て示す概略図である。
て示す概略図である。
【図2】図1に示した燃料噴射ポンプを拡大して示す縦
断面図である。
断面図である。
【図3】図2のIIIーIII線に沿って断面した燃料噴射ポ
ンプの変化実施例を示す図である。
ンプの変化実施例を示す図である。
【図4】別の実施例による燃料噴射ポンプの縦断面図で
ある。
ある。
【図5】図2に示した燃料噴射ポンプにおけるポンププ
ランジャの回転角度に関連した行程経過を示す線図であ
る。
ランジャの回転角度に関連した行程経過を示す線図であ
る。
【図6】図4に示した燃料噴射ポンプにおけるポンププ
ランジャの回転角度に関連した行程経過を示す線図であ
る。
ランジャの回転角度に関連した行程経過を示す線図であ
る。
10 ポンプケーシング
11 ポンプシリンダ
12 ポンププランジャ
13 駆動軸
14 カム伝動装置
15 ポンプ作業室
16 吸込通路
17 ポンプ吸込室
18 燃料フィードポンプ
19 燃料貯え容器
20 圧力制御弁
21 ローラ
22 ローラリング
23 端面カム板
24 端面カム
25 つめクラッチ
26,27 つめ
28 調節ピン
29 噴射調節ピストン
30 噴射調節器
31 戻しばね
32 制御室
33 リングスライダ
34 コントロールレバー
35 横方向孔
36 長手方向孔
37 半径方向孔
38 分配溝
39 圧力導管
40 逆止弁
41 噴射弁
42,42′ 入口
43 吸込弁
44 環状溝
45,45′ 入口スリット
46,46′ 孔開口
47,47′ 半径方向孔
48 環状溝
49 開口
50 接続孔
51 弁体
52 カバーキャップ
53 弁室
54 弁座
55 弁部材
56 弁閉鎖ばね
57 受圧面
58 絞り
60 入口
61 吸込スリット
62 開口
63 半径方向孔
64 盲孔
66 入口
67 環状溝
68 孔開口
69 半径方向孔
70 開口
α,αS 回転角度
α,Δα 角度範囲
h 行程曲線
hV 行程距離
a,b,c 曲線
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ヘルムート ラウフアー
ドイツ連邦共和国 ゲルリンゲン オツト
ー シエプフアー シユトラーセ 12
Claims (5)
- 【請求項1】 内燃機関に用いられる燃料噴射ポンプで
あって、ポンプ作業室を制限するポンププランジャが設
けられていて、該ポンププランジャがカム伝動装置を介
して、往復移動すると同時に回転する運動で駆動可能で
あって、吸込行程時に同ポンププランジャによって回転
角度に関連して制御される入口を介してポンプ作業室に
燃料を充填するようになっており、さらに前記ポンププ
ランジャが圧縮行程または吐出行程で、噴射圧下にある
燃料を前記ポンプ作業室から、それぞれ噴射弁と接続さ
れた複数の圧力導管に吐出するようになっており、さら
に、噴射調節器が設けられていて、該噴射調節器が前記
ポンププランジャの回転数に関連して、前記ポンププラ
ンジャによって構成される行程曲線の位置を前記ポンプ
プランジャの回転位置に対してシフトするようになって
いて、しかも回転数の増大と共に「早め」の方向で、回
転数の低下と共に「遅め」の方向でシフトするようにな
っている形式のものにおいて、ポンププランジャ(1
2)によって制御される入口(42)とポンプ作業室
(15)との間に、前記ポンプ作業室(15)から前記
入口(42)に向いた遮断方向を有する逆止弁(43)
が配置されており、ポンププランジャ(12)による前
記入口(42)の制御機構が、ポンププランジャ(1
2)がその行程曲線の遅め位置において同ポンププラン
ジャ(12)の下死点位置の範囲で前記入口(42)を
閉鎖し、前記行程曲線の早め位置において前記行程曲線
の上昇側縁内で前記入口(42)を閉鎖するように構成
されていることを特徴とする、内燃機関に用いられる燃
料噴射ポンプ。 - 【請求項2】 前記入口(42)が、前記逆止弁(4
3)を介してポンプ作業室(15)に通じている接続孔
(50)の開口(49)と合致する前記ポンププランジ
ャ(12)の外周面に設けられた環状溝(44)と、ポ
ンププランジャ(12)の外周面に配置された入口スリ
ット(45)と、該入口スリットと合致する、圧力導管
(39)の数に相当する複数の前記ポンププランジャ周
囲に互いに等しい回転角度だけずらされて配置された孔
開口(46)とによって形成されているか、または1つ
の孔開口(46′)と、該孔開口と合致する、圧力導管
(39)の数に相当する複数の前記ポンププランジャ
(12)の外周面に互いに等しい回転角度だけずらされ
て設けられた入口スリット(45′)とによって形成さ
れており、前記入口スリット(45;45′)が、前記
ポンププランジャ(12)に設けられた前記環状溝(4
4)と接続されており、前記孔開口(46;46′)
が、燃料供給室(17)に通じた吸込通路(16)と接
続されている、請求項1記載の燃料噴射ポンプ。 - 【請求項3】 内燃機関に用いられる燃料噴射ポンプで
あって、ポンプ作業室を制限するポンププランジャが設
けられていて、該ポンププランジャがカム伝動装置を介
して、往復移動すると同時に回転する運動で駆動可能で
あって、吸込行程時に同ポンププランジャによって回転
角度に関連して制御される入口を介してポンプ作業室に
燃料を充填するようになっており、さらに前記ポンププ
ランジャが圧縮行程または吐出行程で、噴射圧下にある
燃料を前記ポンプ作業室から、それぞれ噴射弁と接続さ
れた複数の圧力導管に吐出するようになっており、さら
に、噴射調節器が設けられていて、該噴射調節器が前記
ポンププランジャの回転数に関連して、前記ポンププラ
ンジャによって構成される行程曲線の位置を前記ポンプ
プランジャの回転位置に対してシフトするようになって
いて、しかも回転数の増大と共に「早め」の方向で、回
転数の低下と共に「遅め」の方向でシフトするようにな
っている形式のものにおいて、ポンプ作業室(15)が
入口(60)と直接に接続されており、ポンププランジ
ャ(12)による前記入口の制御機構が、ポンププラン
ジャ(12)がその行程曲線の少なくとも遅め位置にお
いて前記行程曲線の降下側縁内で前記入口(60)を閉
鎖するように構成されており、前記ポンプ作業室(1
5)に燃料を充填するためにポンププランジャ(12)
によって行程に関連して制御される第2の入口(66)
が設けられていて、該第2の入口が、前記ポンプ作業室
(15)から同第2の入口(66)に向いた遮断方向を
有する逆止弁(43)を介して前記ポンプ作業室(1
5)と接続されており、ポンププランジャ(12)によ
る前記第2の入口(66)の制御機構が、ポンププラン
ジャ(12)がその下死点位置と、行程曲線の遅め位置
において第1の入口(60)が閉じる際の行程位置との
間の行程範囲(hV)で前記第2の入口(66)を開放
された状態に保つように構成されていることを特徴とす
る、内燃機関に用いられる燃料噴射ポンプ。 - 【請求項4】 前記第2の入口(66)が、前記逆止弁
(43)を介して前記ポンプ作業室(15)に通じてい
る接続孔(50)の開口(70)と合致する前記ポンプ
プランジャ(12)の外周面に設けられた環状溝(6
7)と、該環状溝(67)と合致する、燃料供給室(1
7)に通じた吸込通路(16)と接続された孔開口(6
8)とによって形成されており、ポンププランジャ周囲
に位置する前記両開口(68,70)に対して前記環状
溝(67)が、行程曲線の遅め位置における第1の入口
(60)の閉鎖時機によって規定されたポンププランジ
ャ(12)の下死点位置から計算されたポンププランジ
ャの行程距離(hV)において前記両開口(68,7
0)から進出するように配置されている、請求項3記載
の燃料噴射ポンプ。 - 【請求項5】 ポンププランジャ(12)が、ポンプケ
ーシング(10)に保持されたシリンダスリーブ(1
1)に案内されており、逆止弁(43)が、前記シリン
ダスリーブ(11)を端面側で閉鎖する弁体(51)に
配置されており、該弁体が前記ポンプケーシング(1
0)に固定されている、請求項1から4までのいずれか
1項記載の燃料噴射ポンプ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4002612.4 | 1990-01-30 | ||
DE4002612A DE4002612A1 (de) | 1990-01-30 | 1990-01-30 | Kraftstoffeinspritzpumpe |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH051636A true JPH051636A (ja) | 1993-01-08 |
JP3056263B2 JP3056263B2 (ja) | 2000-06-26 |
Family
ID=6399031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3007643A Expired - Lifetime JP3056263B2 (ja) | 1990-01-30 | 1991-01-25 | 内燃機関に用いられる燃料噴射ポンプ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0439769B1 (ja) |
JP (1) | JP3056263B2 (ja) |
DE (2) | DE4002612A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9370273B2 (en) | 2010-12-02 | 2016-06-21 | Pepsico, Inc. | Hot and cold beverage dispenser |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2913909A1 (de) * | 1979-04-06 | 1980-10-23 | Bosch Gmbh Robert | Kraftstoffeinspritzpumpe fuer brennkraftmaschinen |
DE3123325A1 (de) * | 1981-06-12 | 1982-12-30 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Kraftstoffeinspritzeinrichtung fuer brennkraftmaschinen |
DE3318236A1 (de) * | 1983-05-19 | 1984-11-22 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Kraftstoffeinspritzpumpe fuer brennkraftmaschinen |
JPH0212299Y2 (ja) * | 1984-12-28 | 1990-04-06 | ||
FR2586758B1 (fr) * | 1985-09-04 | 1994-03-25 | Nippon Soken Inc | Injecteur de carburant et installation d'injection de carburant |
DE3729636A1 (de) * | 1987-09-04 | 1989-03-16 | Bosch Gmbh Robert | Verfahren zur steuerung der zeit der kraftstoffhochdruckfoerderung einer kraftstoffeinspritzpumpe |
-
1990
- 1990-01-30 DE DE4002612A patent/DE4002612A1/de not_active Withdrawn
- 1990-12-15 DE DE90124332T patent/DE59002651D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1990-12-15 EP EP90124332A patent/EP0439769B1/de not_active Expired - Lifetime
-
1991
- 1991-01-25 JP JP3007643A patent/JP3056263B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0439769A1 (de) | 1991-08-07 |
DE4002612A1 (de) | 1991-08-01 |
JP3056263B2 (ja) | 2000-06-26 |
EP0439769B1 (de) | 1993-09-08 |
DE59002651D1 (de) | 1993-10-14 |
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