JPH05163467A - ポリイミドフィルム上の接着剤及びそれらを製造する方法 - Google Patents
ポリイミドフィルム上の接着剤及びそれらを製造する方法Info
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- JPH05163467A JPH05163467A JP3289596A JP28959691A JPH05163467A JP H05163467 A JPH05163467 A JP H05163467A JP 3289596 A JP3289596 A JP 3289596A JP 28959691 A JP28959691 A JP 28959691A JP H05163467 A JPH05163467 A JP H05163467A
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Abstract
がら低い誘電定数を有する超小型電子回路パッケージの
ための有機重合体フィルム−接着剤複合物 【構成】信号リード線、電力リード線、及びアースリー
ド線を有する少なくとも一つの超小型電子回路チップを
収容するようにした電子回路パッケージであって、回路
パッケージが、個々のコアの積層物から成り、少なくと
も一つのコアが、 (a)ポリイミドから成る有機重合体フィルム;並びに (b)(1)ジグリシジルビスフェノールp−ジアルキ
ルベンゼン、及び (2)ジシアネートジフェニルヘキサフルオロイソプロ
パンの有機重合体接着性反応物から成り、該有機フィル
ムが該接着性反応物を担持しそして強化している、有機
重合体絶縁複合物。
Description
殊に延性で耐引裂性で低い誘電定数の重合体コアを有す
る超小型電子回路パッケージに関する。さらに詳細に
は、本発明は、それらの間に熱硬化性の絶縁接着剤をは
さみ込んだ有機重合体フィルムから形成される回路パッ
ケージに関する。この超小型電子回路パッケージは、熱
硬化性有機接着剤及び有機重合体フィルムの複合物から
形成される複数の(multiple)薄い絶縁層から作られ
る。
着剤及び有機重合体フィルムから形成される複合物であ
る。これらの熱硬化性の絶縁接着剤は、(1)回路パッ
ケージの個々の絶縁層内部の複数の有機フィルムの間
に、及び(2)絶縁層とその上の回路化物(circuitisa
tion)との間に接着性を与えるために使用される。
硬化して、(1)低い誘電定数、(2)高い劣化温度、
及び(3)難燃性を特徴とする、接着剤によって結合さ
れた複合物のような生成物を生成させることができる。
製造方法は、例えば、Donald P.Seraphim,Ronald Las
ky,及び Che-Yo Li,Principles of Electronic Packa
ging,McGraw-Hill Book Company,New York,New York
(1988)、並びに Rao R.Tummala 及び Eugene J.Ryma
szewski,Microelectronic Packaging Handbook,Van N
ostrand Reinhold,New York,New York (1988)中に述
べられていて、これらの両方とも引用によって本明細書
中に組み込まれる。
モジュール、カード、及び基板を経て、ゲート及びシス
テムにまで広がっている。集積回路“チップ”は、“零
次(zero order)パッケージ”と呼ばれる。このチップ
またはそのモジュール内部に包まれた零次パッケージ
は、第一レベルのパッケージングと呼ばれる。集積回路
チップは、回路構成要素と回路構成要素との及び回路と
回路との相互連結、熱散逸、並びに機械的一体性を与え
る。
ングが存在する。第二レベルのパッケージングは回路カ
ードである。回路カードは少なくとも4つの機能を遂行
する。第一に、この回路カードが用いられるのは、所望
の機能を遂行するために必要とされる全回路またはビッ
トカウントが第一レベルのパッケージ、即ち、チップの
ビットカウントを越え、その結果、この機能を遂行する
ために多チップが必要とされるからである。第二に、こ
の回路カードは、他の回路要素との信号相互連結を与え
る。第三に、第二レベルのパッケージ、即ち、この回路
カードは、第一レベルのパッケージ、即ち、チップまた
はモジュール中に容易に集積されない構成要素のための
サイトを与える。これらの構成要素は、例えば、コンデ
ンサー、精密抵抗器、誘導器、電気機械的スイッチ、光
学カプラー等を含む。第四に、この第二レベルのパッケ
ージは、熱的な管理、即ち、熱散逸を可能にする。そし
て今度は数枚のカードを、一枚の基板上に装着すること
ができる。
セラミックベースでよい。ポリマーベースの複合パッケ
ージ製造のための基本的な方法は、前に引用によって本
明細書中に組み込まれた、Seraphim,Lasky,及び Li,
Principles of Electronic Packaging,334〜371
頁における“Polymers and Polymer Based Composites
for Electronic Applications”中で George P.Schmit
t,Bernd K.Appelt及び Jeffrey T.Gotroによって、
そしてこれも前に引用によって本明細書中に組み込まれ
たTummala 及び Rymaszewski,Microelectronics Packa
ging Handbook,853〜922頁における“Printed C
ircuit Board Packaging”中で Donald P.Seraphim、D
onald E.Barr、William T.Chen、George P.Schmitt
及び Rao R.Tummala によって述べられた“プリプレ
グ”法である。
の“プリプレグ”法においては、繊維状物体、例えば不
織マットまたは織られたウェブに、積層樹脂、即ち、接
着剤を含浸させる。このステップは、繊維状物体を、例
えば、エポキシ樹脂溶液によってコートし、この樹脂に
伴う溶媒を蒸発させ、そしてこの樹脂を部分的に硬化す
ることからなる。この部分的に硬化された樹脂は、B−
段階樹脂と呼ばれる。繊維状物質の本体及びB段階樹脂
がプリプレグである。容易に取り扱えそして安定である
このプリプレグを、後続の加工のためにシートに切断し
てもよい。
型的な樹脂は、エポキシ樹脂、シアネートエステル樹
脂、ポリイミド、炭化水素ベースの樹脂、及びフルオロ
ポリマーを含む。一つの種類のプリプレグはFR−4プ
リプレグである。FR−4は、エポキシ樹脂が2,2′
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンのジグリシジ
ルエーテルである難燃性エポキシガラスクロス物質であ
る。このエポキシ樹脂はまた、ビスフェノールAのジグ
リシジルエーテル(DGEBA)としても知られてい
る。FR−4プリプレグの難燃性は、樹脂中に約15〜
20重量%の臭素を含有させることによって得られる。
これは、適切な量の樹脂またはその他の臭素化化合物を
混入することによってなされる。
ルエーテル樹脂は、堅い回路板を製造するのに使用され
る。回路板のための強化された積層組成物の“プリプレ
グ”を製造するのに使用される樹脂の中には、米国特許
4,782,116によって開示されたような、ある程度
の難燃性を賦与するために臭素置換された樹脂を含む、
比較的低い分子量のビスフェノールAジグリシジルエー
テルエポキシ樹脂がある。このようなエポキシ樹脂は、
例えば非臭素化樹脂を使用して、180〜200の領域
の比較的低い当量を有するものであり、その結果エポキ
シ基含量は比較的高く、即ち、各々の比較的短い繰り返
し単位は二つのエポキシ基を含み、これは結果として硬
化後の組成物の誘電定数の増加をもたらす。
エポキシ樹脂調製物は、高官能性樹脂、例えばエポキシ
化されたクレゾールノボラック、及びトリス(ヒドロキ
シフェニル)メタンのエポキシ化された誘導体を含む。
これらの多官能エポキシ樹脂は、高いガラス転移温度、
高い熱安定性、及び水分の取り込みが少ないことを特徴
とする。
ばCiba-Giegy RD86−170(TM )、Ciba-Giegy RD
87−211(TM)、Ciba-Giegy RD87−21
2(TM)、DowQuatrex(R)5010(TM)、Shell Epon(R)1
151(TM)等もまた、プリプレグを製造する際に使用さ
れる。これらのエポキシは、各々のエポキシが少なくと
も二つのの官能基を有するエポキシ、少なくとも二つの
官能基を有するフェノール性硬化剤、及びイミダゾール
触媒の混合物である。
グを製造する際に使用される。一つの種類のシアネート
エステル樹脂としては、メチレンジアニリンビス−マレ
イミドと反応したジシアネートがある。この生成物をま
た相溶性エポキシドと反応させて、3つの構成要素の積
層物質を生成させることもできる。一つのこのような積
層物質は、50:45:5(重量部)のエポキシ:シア
ネート:マレイミドである。プリプレグを製造する際に
有用なシアネートエステル樹脂の典型例は、積層の間に
重合して橋かけ構造を形成する、ビスフェノールAジシ
アネート及びエポキシの生成物である。
するフィルムに使用される一つのポリイミドは、DIMENS
IONALLY STABLE POLYIMIDE FILM AND PROCESS FOR PREP
ARATION THEREOF に関する Kiyoshi Kumagawa,Kenji K
uniyasu,Toshiyuki Nishino及び Yuji Matsui への米
国特許4,725,484中に述べられたジフェニレン二
無水物をベースにしたポリイミドである。この特許は、
商業的にはUpilex(R)Sとして知られている、3,3′,
4,4′−ビフェニレンテトラカルボン酸二無水物及び
p−フェニレンジアミンのコポリマーを記載している。
層高い誘電定数を与える、ジシアネートポリマーに対し
てかなりの量のエポキシ樹脂を含む。このような組成物
においてもまた、ガラス転移温度及び加工または硬化温
度は、一般的には、硬化したプリプレグまたは積層物の
熱安定性が高温加工の応用のためには不充分な程に減少
する。
−接着剤系及び繊維−接着剤系は欠点を有する。例え
ば、エポキシ−ガラス系は比較的高い誘電定数を有しそ
して比較的熱安定性に乏しく、一方ポリイミド−ガラス
系は乏しい銅剥離強さを有する。ガラス繊維の代わりに
重合体繊維またはフィルムで置き換える試みは、微小亀
裂及び乏しい機械的性質という問題をもたらした。
的良好な熱安定性及び機械的性質を持ちながら低い誘電
定数を有する超小型電子回路パッケージのための有機重
合体フィルム−接着剤複合物を提供することである。
パッケージのためのジシアネート−ジエポキシ接着剤と
ポリイミドの低い誘電定数を有する熱的に安定な複合物
を提供することである。
技術の欠陥が緩和されそして本発明の目的が達成され
る。本発明によれば、薄いフィルム接着剤樹脂を担持す
る重合体フィルムが供給され、ここでこの樹脂とこの重
合体フィルムが相乗的に相互作用して、低い誘電定数、
高い熱安定性、及び高い機械的強さを与える。
ノールp−ジアルキルベンゼン、及び(b)ジシアネー
トジフェニルヘキサフルオロイソプロパンの重合体生成
物である。好ましくは、この樹脂は、約5〜40重量%
のジグリシジルビスフェノールp−ジアルキルベンゼ
ン、及び約60〜95重量%のジシアネートジフェニル
ヘキサフルオロイソプロパンを含有する。
薄いフィルムとして存在して、有機重合体絶縁複合物を
形成する。この複合物は、有機重合体ポリイミドの薄い
フィルム、並びに(1)ジグリシジルビスフェノールp
−ジアルキルベンゼン及び(2)ジシアネートジフェニ
ルヘキサフルオロイソプロパンの有機重合体接着性反応
物から形成される。この有機重合体の薄いフィルムは、
支持層として作用し、接着剤の薄いフィルムを担持しそ
して強化する。
機重合体フィルムはポリイミドである。特に好ましいポ
リイミドの薄いフィルムは、3,3′,4,4′−ビフェ
ニレンテトラカルボン酸二無水物並びにジアミン、例え
ばp−フェニレンジアミン、4,4′−ジアミノフェニ
ルオキシド及びそれらの混合物のコポリマーである。
ば多層印刷回路カードまたは基板における層として特に
有用である。例えば、この電子回路パッケージは、少な
くとも一つの超小型電子集積回路チップを収容すること
ができ、またそのようにしてある。このICチップは、
回路パッケージ中の対応する回路要素と通じる信号リー
ド線、電力リード線、及びアースリード線を有する。こ
の回路パッケージは、個々のコアの積層物であり、そし
て少なくとも一つの層またはコアは、上で述べた有機重
合体絶縁複合物の基体を構成する。
を製造する方法が提供される。この方法は、ポリイミド
の薄いフィルムを用意し、そして接触させて、このポリ
イミドの薄いフィルムを本発明の接着剤組成物によって
コート及び/または含浸する工程からなる。引き続い
て、このようにして処理された、即ち、コート及び/ま
たは含浸されたポリイミドの薄いフィルムを部分的に硬
化して、フィルムベースのプリプレグを生成させる。こ
の工程、及び後続の工程は、従来のプリプレグを生成さ
せるために使用される装置中で実施してよい。後続の工
程は、接着剤−ポリイミドの薄いフィルム−接着剤の数
枚のプライの層を形成して回路板層を形成し、この回路
板層を回路化し、そしてこの回路板層をもう一つ回路板
層に積層することからなる。勿論、回路化及び積層を種
々の順序で実施して、電力コア、内部回路化物、外部回
路化物、及び接点、リード線、及びハウジングを形成さ
せることが理解されねばならない。
であって、この樹脂及びこれらの重合体フィルムが相乗
的に相互作用して、低い誘電定数、高い熱安定性、及び
高い機械的強さを有する樹脂が提供される。
ルp−ジアルキルベンゼン及び(b)
ルヘキサフルオロイソプロパンのポリマー生成物であ
る。
%のジグリシジルビスフェノールp−ジアルキルベンゼ
ン、及び約60〜95重量%のジシアネートジフェニル
ヘキサフルオロイソプロパンを含む。
合体ポリイミドの薄いフィルムによって担持されそして
強化される。この複合物は、本明細書中で以下にさらに
詳細に説明されるような有機ポリマーフィルム、並びに
(1)ジグリシジルビスフェノールp−ジアルキルベン
ゼン及び(2)ジシアネートジフェニルヘキサフルオロ
イソプロパンの有機重合体接着性反応物から形成され
る。この有機重合体の薄いフィルムは、接着剤のための
支持及び強化層として作用する。
機重合体の薄いフィルムは、ポリイミドから成る。特に
好ましいポリイミドフィルムは、3,3′,4,4′−ビ
フェニレンテトラカルボン酸二無水物及び4,4′−ジ
アミノフェニルオキシドまたはp−フェニレンジアミン
のどちらかのコポリマーである。このコポリマーは
て使用される印刷回路カードまたは基板中の層として特
に有用である。例えば、図1中に示され、そしてまた電
子回路パッケージとも呼ばれる印刷回路板またはカード
1は、少なくとも一つの超小型電子集積回路チップ5を
収容することができ、またそのようにしてある。このI
Cチップ5は、チップキャリアー9を通して回路パッケ
ージ1中の対応する回路要素と通じ、リード線7、例え
ば、信号リード線7a、電力リード線7b、及びアース
リード線7cを有する。回路パッケージ1は、個々のコ
ア11の積層物であり、そして少なくとも一つの層また
はコア11は、上で述べた有機重合体絶縁複合物の基体
を構成する。パッケージ1の個々の層11は、電力コ
ア、埋め込み信号回路化物、または外部信号回路化物1
7を担持することができる。
明のさらに別の例示によれば、回路板層、そしてさらに
完全な回路板またはカードを製造する方法が提供され
る。この方法は、有機重合体の薄いフィルム、即ち、コ
ートされたポリイミドフィルムを供給する工程を含む。
この薄いフィルムは、接着剤前駆体のディップタンクま
たは浴を通して供給される。本発明の場合には、これ
は、5〜40重量%の Shell Chemical Company RSL
−1107(TM)のジグリシジルビスフェノールp−ジア
ルキルベンゼン、60〜95重量%のHi-Tek Polymer
s,Inc.のジシアネートジフェニルヘキサフルオロイソ
プロパン、及び触媒として樹脂100重量部あたり0.
05部の亜鉛オクトエート(鉱油スピリット中の8重量
%の亜鉛)の浴である。
加熱して溶媒を追い出し、次いで接着剤を重合させる。
重合は、接着剤のモノマー成分を反応させそしてプレポ
リマー、またはB−段階樹脂を生成させるように、この
湿ったフィルムを十分に熱く加熱することによって実施
してよい。これは、約140℃で約5分間である。
え、重合と組み合わせることができる。かくして、この
プレポリマーを、1平方インチあたり約150ポンド〜
1平方インチあたり約300ポンドの適用圧力で積層プ
レス中で、約200℃またはそれより高い温度で約30
分間重合させることができる。積層及び硬化は、多段階
で、例えば、200℃で30分、続いて250〜300
℃で30分のような2段階法で、交互に実施することが
できる。
化、埋め込み信号回路化、パネル積層、外部回路化、及
び接点の付与を含む。回路化及び積層は、電力コア、内
部回路化、外部回路化、及び接点、リード線、及びハウ
ジングを形成するために種々の順序で実施されること
が、勿論、理解されるべきである。
ド当量を有するある種の高分子量エポキシ樹脂前駆体を
ジシアネートジフェニルヘキサフルオロイソプロパンモ
ノマーまたはプレポリマーと反応させると低い誘電定数
の接着剤反応生成物を製造することができ、そしてこの
反応生成物は、低い誘電定数の重合体フィルムと相乗的
に相互作用して、(1)超小型電子回路パッケージ製造
条件下での熱安定性、並びに(2)脆くなくそして微小
亀裂もない熱的、接着性及び弾性特性を与える低い誘電
定数複合物を製造することができるという発見を基にし
ている。
の新規なジシアネート−エポキシブレンド組成物を、重
合体フィルム、例えばポリイミドフィルムの存在下で硬
化させて、低い誘電定数を有する有機の重合体回路板を
製造するけれども、この新規なジシアネート−エポキシ
ブレンド組成物はまた回路板層に接着性を供給するため
にも使用することができることが理解されるべきであ
る。
状三量化によって重合して、高い温度安定性、低い誘電
定数、高いガラス転移温度及びUL94 V−0の評価
の難燃性を有する高度に橋かけされたヘテロ鎖ポリマー
を生成する。
一般に、エポキシド基の開環によって重合して、ヒドロ
キシル末端停止されたポリエーテル鎖を生成する。
である]を有する芳香族エポキシプレポリマー類の混合
物の小量、約5重量%ないし約40重量%までとのブレ
ンドは、エポキシド基がこの混合物中の過剰の芳香族シ
アネート基と反応して、橋かけまたは硬化の間に5員環
のオキサゾリン基を生成させると考えられる。これらの
5員環の生成は、生成されるヒドロキシ基の数を無くす
かまたは、エポキシ樹脂の硬化の間に通常生成される数
から実質的に減少させる。
中で上で与えられた式[式中、各々のRはメチルであ
る]を有するジグリシジル−α,α′−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)−p−ジイソプロピルベンゼンまたはそ
れのオリゴマーである。
キシ官能基の存在、または約200よりも小さいエポキ
シド当量を有するエポキシド樹脂の使用は、結果として
硬化した樹脂中のもっと大きな数の極性基の生成及び誘
電定数におけるかなりのそして望ましくない増加をもた
らす。約40重量%より多いエポキシ成分を含むポリマ
ーは、低い誘電定数及び高い熱安定特性またはUL94
V−0若しくはV−1の難燃性評価を必要とするポリ
イミドフィルム含有プリプレグ及び回路板のためには満
足なものではない。
ジシアネートは、米国特許4,745,215中に開示さ
れたフッ化ジシアネート、最も特別には6−Fビスフェ
ノールAジシアネートである。このような物質は、単独
で即ち、エポキシド官能基無しで使用され、そして慣用
のE−ガラス強化織物中に含浸されそして250℃で硬
化される時には、約240℃〜260℃のガラス転移温
度、約3.3の誘電定数、室温で0.45%の水分吸収並
びに350℃で1.0%及び400℃で7.8%の重量損
失(等温、1時間)によって表される熱安定性並びに約
450℃の熱劣化温度を有する。さらにまた、このよう
な物質は、難燃性でありそしてUL94 V−0の燃焼
性評価を有する。
ジルビスフェノールp−ジアルキルベンゼンを、ジシア
ネートジフェニルヘキサフルオロイソプロパンとブレン
ドし、そして3,3′,4,4′−ビフェニレンテトラカ
ルボン酸二無水物及びp−フェニレンジアミンの Ube I
ndustries Ltd.Upilex(R)Rポリイミドコポリマーの薄
いフィルムの上にコートし及び/またはそれの中に含浸
させて本発明の複合物を製造する時には、生成する接着
剤及び複合物は表1中の性質を有する。
れらが、難燃性質を賦与するために、慣用の難燃物質例
えば臭素化ポリビニルベンジルエーテルまたは臭素化ジ
フェニルの添加を必要とし、そしてこのような添加剤は
実質的に誘電定数に影響するので、本発明に従って使用
することはできない。しかしながら、これは、フッ化ジ
シアネートと混合しての非フッ化芳香族ジシアネート例
えばビスフェノールAジシアネートの使用を排除するも
のではない。
体に加えて、本組成物はまた、好ましくは、適当な慣用
の重合触媒例えば、亜鉛、コバルト、銅、またはマンガ
ンオクトエートまたはナフテネートの溶液によって、そ
してノニルフェノール中に溶解されたもっと潜在的なア
セチルアセトネートによって例示されるオクトエート及
びナフテネートを含む。
で、本発明の実際の限定のためではなく例示のために提
供される以下の実施例に言及する。すべての部及び%
は、特記しない限り、重量による。
7(TM)のジグリシジルビスフェノールp−ジアルキルベ
ンゼン、80重量部の Hi-Tek Polymers,Inc.Aro
cy−40S(TM)のジシアネートジフェニルヘキサフル
オロイソプロパン、及び90重量部のメチルエチルケト
ン中の0.03重量部の亜鉛オクトエート(鉱油スピリ
ット中の8重量%の亜鉛)を含む樹脂組成物を製造す
る。この樹脂組成物を、Ube Industries,Ltd.Upi
lex SGA(TM)の2ミルの厚さのフィルムに塗布す
る。
間加熱してB−段階樹脂にする。この方法で、薄いポリ
イミドフィルムの上にエポキシド−シアネートの薄いフ
ィルムのB−段階樹脂の接着性フィルムを有する複合物
が得られる。次にこの複合構造物を1オンスの銅ホイル
の複数のシートの間に層状にして置き、加熱されたプレ
ス中に入れ、そして1平方インチあたり150〜300
ポンドの圧力を維持しながら、200℃に30分間そし
てその後で250〜300℃に30分間加熱する。
キシド−シアネートフィルムを有する硬化した積層品が
得られる。
7(TM)のジグリシジルビスフェノールp−ジアルキルベ
ンゼン、106.4重量部の Hi-Tek Polymers,Inc.A
rocy−40S(TM)のジシアネートジフェニルヘキサ
フルオロイソプロパン、及び90重量部のメチルエチル
ケトン中の0.05重量部の亜鉛オクトエート(鉱油ス
ピリット中の8重量%の亜鉛)を含む樹脂組成物を製造
する。この樹脂組成物を、Ube Industries,Ltd.Up
ilex SGA(TM)の2ミルの厚さのフィルムに塗布
する。
間加熱してB−段階樹脂にする。この方法で、薄いポリ
イミドフィルムの上にエポキシド−シアネートの薄いフ
ィルムのB−段階樹脂の接着性フィルムを有する複合物
が得られる。次にこの複合構造物を1オンスの銅ホイル
の複数のシートの間に層として置く。次にこの複合構造
物を、加熱されたプレス中に入れ、そして1平方インチ
あたり150〜300ポンドの圧力を維持しながら、2
00℃に30分間そしてその後で250〜300℃に3
0分間加熱する。
キシド−シアネートフィルムを有する硬化した積層物が
得られる。
て述べてきたが、それらによって本発明の範囲を限定す
ることを意図するものではなく、本発明は本明細書に添
付した特許請求の範囲によってのみ限定される。
路パッケージの、一部切り欠き斜視図である。
路パッケージを製造するための方法のフローチャートで
ある。
Claims (13)
- 【請求項1】 (a) 有機重合体フィルム;並びに (b)(1) ジグリシジルビスフェノールp−ジアルキル
ベンゼン、及び(2) ジシアネートジフェニルヘキサフ
ルオロイソプロパン の有機重合体接着性反応物から成り、該有機フィルムが
該接着性反応物を担持しそして強化している、有機重合
体絶縁複合物。 - 【請求項2】 該有機重合体接着性反応物が、約5〜4
0重量%のジグリシジルビスフェノールp−ジアルキル
ベンゼン、及び約60〜95重量%のジシアネートジフ
ェニルヘキサフルオロイソプロパンから成る、請求項1
記載の有機重合体絶縁複合物。 - 【請求項3】 該有機重合体フィルムがポリイミドから
成る、請求項2記載の有機重合体絶縁複合物。 - 【請求項4】 該有機重合体フィルムが、(1)3,
3′,4,4′−ビフェニレンテトラカルボン酸二無水物
並びに(2)p−フェニレンジアミン、4,4′−ジア
ミノフェニルオキシド、及びこれらの混合物から成る群
から選ばれたジアミンの部分を有するポリイミドから成
る、請求項3記載の有機重合体絶縁複合物。 - 【請求項5】 信号リード線、電力リード線、及びアー
スリード線を有する少なくとも一つの超小型電子回路チ
ップを収容するようにした電子回路パッケージであっ
て、 該回路パッケージが、個々のコアの積層物から成り、 少なくとも一つのコアが、 (a) 有機重合体フィルム;並びに (b)(1) ジグリシジルビスフェノールp−ジアルキル
ベンゼン、及び(2) ジシアネートジフェニルヘキサフ
ルオロイソプロパン の有機重合体接着性反応物から成り、該有機フィルムが
該接着性反応物を担持しそして強化している、有機重合
体絶縁複合物の基体から成り、そして該内部のコアが、
それの少なくとも一つの表面上の少なくとも一つの該リ
ード線と協同するようにしたCu回路化物を有する、電
子回路パッケージ。 - 【請求項6】 該有機重合体接着性反応物が、約5〜4
0重量%のジグリシジルビスフェノールp−ジアルキル
ベンゼン、及び約60〜95重量%のジシアネートジフ
ェニルヘキサフルオロイソプロパンから成る、請求項5
記載の電子回路パッケージ。 - 【請求項7】 該有機重合体フィルムがポリイミドから
成る、請求項6記載の電子回路パッケージ。 - 【請求項8】 該フィルムが、(1)3,3′,4,4′−
ビフェニレンテトラカルボン酸二無水物並びに(2)p
−フェニレンジアミン、4,4′−ジアミノフェニルオ
キシド、及びこれらの混合物から成る群から選ばれたジ
アミンの部分を有するポリイミドから成る、請求項7記
載の電子回路パッケージ。 - 【請求項9】 (a) ポリイミドフィルムを用意し; (b) 該ポリイミドフィルムクロスを、 (1) ジグリシジルビスフェノールp−ジアルキルベン
ゼン、及び(2) ジシアネートジフェニルヘキサフルオ
ロイソプロパンから成る接着剤組成物によってコート
し;そして (c) 該組成物を部分的に硬化してプリプレグを生成さ
せることから成る、回路板層を製造する方法。 - 【請求項10】 該ポリイミドフィルムが、(1)3,
3′,4,4′−ビフェニレンテトラカルボン酸二無水物
並びに(2)p−フェニレンジアミン、4,4′−ジア
ミノフェニルオキシド、及びこれらの混合物から成る群
から選ばれたジアミンの部分を有する、請求項9記載の
方法。 - 【請求項11】 該接着剤組成物が、約5〜40重量%
のジグリシジルビスフェノールp−ジアルキルベンゼ
ン、及び約60〜95重量%のジシアネートジフェニル
ヘキサフルオロイソプロパンから成る、請求項9記載の
方法。 - 【請求項12】 該回路板層を回路化することから成
る、請求項9記載の方法。 - 【請求項13】 該回路板層をもう一つの回路板層に積
層することから成る、請求項9記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/657,795 US5206074A (en) | 1987-04-03 | 1991-02-20 | Adhesives on polymide films and methods of preparing them |
US657795 | 1991-02-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05163467A true JPH05163467A (ja) | 1993-06-29 |
JPH0747717B2 JPH0747717B2 (ja) | 1995-05-24 |
Family
ID=24638694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3289596A Expired - Fee Related JPH0747717B2 (ja) | 1991-02-20 | 1991-11-06 | ポリイミドフィルム上の接着剤及びそれらを製造する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0747717B2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-06 JP JP3289596A patent/JPH0747717B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0747717B2 (ja) | 1995-05-24 |
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