JPH05163270A - ベンゾフランカルボキサミド化合物 - Google Patents

ベンゾフランカルボキサミド化合物

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JPH05163270A
JPH05163270A JP14336492A JP14336492A JPH05163270A JP H05163270 A JPH05163270 A JP H05163270A JP 14336492 A JP14336492 A JP 14336492A JP 14336492 A JP14336492 A JP 14336492A JP H05163270 A JPH05163270 A JP H05163270A
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compound
same temperature
dihydrobenzofuran
dimethyl
minutes
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JP14336492A
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English (en)
Inventor
Osamu Murakami
修 村上
Tsugio Ikebe
次男 池部
Yasuto Morimoto
保人 森本
Shuzo Takehara
修造 竹原
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Welfide Corp
Original Assignee
Welfide Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 下記式 〔式中、R1及びR2はアルキル基、Xは−S(O)
3又は−SO2NR45,R3はアラルキル基又は低級ア
ルキル基、mは0,1又は2、R4及びR5は水素又は低
級アルキル基、Aは低級アルキレン基、Yは水素、低級
アルキル基など、nは0又は1〜3の整数を示す〕によ
り表される2,2−ジアルキル−3,4−ジヒドロベン
ゾフラン−7−カルボキサミド化合物、その薬理学的に
許容される塩またはその光学異性体。 【効果】 上記化合物はセロトニン1Aレセプターに対
し、高い親和性を示し、かつその親和性はドパミンD2
レセプターに対する親和性よりも高いことから、精神分
裂病患者の陰性症状の改善にも極めて有効で、副作用の
少ない抗精神分裂症治療薬などとして有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬、特に精神身体疾
患および精神障害を治療するのに有効な2,2−ジアル
キル−2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−カルボキサ
ミド化合物、その薬理学的に許容される塩、またはその
光学異性体に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭59−186969号公報および
特開昭62−234083号公報には、ドパミンD2
セプターを選択的に遮断することにより向精神作用を示
し、非典型的な抗精神分裂病薬として特徴づけられるベ
ンゾフラン−7−カルボキサミド化合物が開示されてい
る。
【0003】グリッツ(Glitz,D.A.)らは、セロトニン1
A(5HT1A)作動薬のブスピロンなどが上記陰性症状
の改善に関連があると考えられる抗うつ作用や抗不安作
用を示すことをドラッグズ(Drugs)第41巻、11〜1
8頁(1991年)に報告している。また、ヒックス(H
icks,P.J.)は、ハロペリドールの副作用であるEPSを
示唆するカタレプシー惹起試験において、セロトニン1
A(5HT1A)作動薬の8−OH−DPAT、ブスピロ
ンまたはイプサピロンを併用するとカタレプシーが抑制
されることをライフ・サイエンス(Life Science) 第4
7巻、1609〜1615頁(1990年)に報告して
いる。同様に、ワーデンバーグ(Wadenberg,M.L.)らは、
ラクロプリドのカタレプシー惹起作用が8−OH−DP
ATの併用により抑制されることをジャーナル・オブ・
ニューラル・トランスミッション−ジェネラル・セクシ
ョン(Journal of Neural Transmission-General Sectio
n)第83巻、43〜53頁(1991年)に報告してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公知のベンゾフラ
ン化合物は、精神身体疾患および精神障害患者の治療に
おいて幻覚や妄想などの陽性症状を改善するのに比べ、
慢性期に現れ易い感情鈍麻などの陰性症状に対する改善
効果は、満足のいくものとはいい難く、また、錘体外路
障害(EPS)やプロラクチン異常分泌などの副作用に
ついても、必ずしも満足されるものではない。そこで、
本発明者らは、陰性症状の改善効果が強く、またEPS
などの副作用がさらに弱い化合物を見いだすために鋭意
研究を行った。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前述した
課題を解決するために、5HT1Aレセプターに親和性を
有する新規アミド化合物、すなわち、アミン部にピロリ
ジン環を有する新規なベンゾフラン−7−カルボキサミ
ド化合物の探索を行った。その結果、意外なことに、
2,2−ジアルキルベンゾフラン−7−カルボキサミド
において、ピロリジン1位がアリールアルキル基によっ
て置換されているアミド化合物に、5HT1Aレセプター
に対して高い親和性のあることを発見し、また、その親
和性はドパミンD2 レセプターに対する親和性よりも高
いことを見いだした。
【0006】すなわち本発明は、一般式
【0007】
【化2】
【0008】〔式中、R1 ,R2 は同一または異なって
炭素数1〜6のアルキル基を、Xは−S(O)m
3 (R3 はアラルキル基または低級アルキル基を示し、
mは0、1、2である。)、または−SO2 NR4 5
(R4 ,R5 は同一または異なって水素または低級アル
キル基である。)を、Aは炭素鎖数1〜5の低級アルキ
レン基を、Yは水素、低級アルキル基、低級アルコキシ
基、ハロ低級アルキル基、ハロゲン、ニトロまたはアミ
ノを、nは0または1〜3の整数を示す。ただし、nが
2または3のとき、Yは同一または異なっていてもよ
い。〕により表わされるベンゾフランカルボキサミド化
合物〔以下、一般式(I)の化合物という〕、その薬理
学的に許容される塩、またはその光学異性体に関する。
【0009】上記の定義を一層詳しく説明すると、低級
アルキル基とはメチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、第三級ブチルなどの炭素数1〜4個のアル
キル基を、炭素数1〜6個のアルキル基とはメチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、第3級ブチ
ル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシルなどを、低級ア
ルコキシ基とはメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソ
プロポキシ、ブトキシ、第3級ブトキシなどの炭素数1
〜4個のアルコキシ基を、ハロ低級アルキル基とはトリ
フルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ペ
ンタフルオロエチル、3,3,3−トリフルオロプロピ
ルなどのアルキル部が炭素数1〜4個のハロアルキルを
意味する。ハロゲンとは塩素、臭素、フッ素などであ
る。アラルキル基とはベンジル、フェニルエチル、フェ
ニルプロピル、フェニルブチルなどのアルキル部が炭素
数1〜4個のアルキルであるフェニルアルキル基であ
り、フェニル核に低級アルキル、低級アルコキシ、ハロ
低級アルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノから選ばれる
1〜3個の置換基を有していてもよい。炭素鎖数1〜5
の低級アルキレン基とはメチレン、メチルメチレン、エ
チレン、トリメチレン、プロピレン、テトラメチレン、
ビニレン、プロぺニレン、2−ブテニレンなどの直鎖状
または分枝鎖状の飽和または不飽和炭化水素を示す。
【0010】一般式(I)の本発明化合物は、一般式
【0011】
【化3】
【0012】(式中、各記号は前記と同義である。)に
より表されるカルボン酸(以下、一般式(II)の化合
物という)またはその反応性誘導体と一般式
【0013】
【化4】
【0014】(式中、各記号は前記と同義である。)に
より表される1−置換ピロリジン−2−メチルアミン類
(以下、一般式(III)の化合物という)とを反応させる
ことにより製造される。
【0015】本方法は本質的には、アミド化に属するも
のであるから、以下のようなそれ自体公知のアミド化
法、ぺプチド合成法等が準用できる。
【0016】(1)一般式(II)の化合物が遊離のカ
ルボン酸である場合、反応はジシクロヘキシルカルボジ
イミド、四塩化チタン、ハロゲン化リン(三塩化リン、
オキシ塩化リンなど)、ジエチルクロルホスファイト、
o−フェニレンクロルホスファイト、エチルジクロルホ
スファイト等の縮合剤の存在下に不活性溶媒中、冷却
下、室温下あるいは加温下に行われる。なお、一般式
(III)の化合物にあらかじめハロゲン化リンを不活
性溶媒中で作用させた後、一般式(II)の化合物と縮
合させることもできる。たとえば、ハロゲン化リンが三
塩化リンである場合には、一般式(III)の化合物に
あらかじめ約1/2モルの三塩化リンを不活性溶媒中、
トリエチルアミン、ピリジン、N,N−ジメチルアニリ
ン等の三級塩基の存在下に冷却下または室温下で作用さ
せた後、不活性溶媒中で一般式(II)の化合物と室温
または加温下好ましくは、加熱還流下に反応させる。
【0017】(2)一般式(II)の化合物の反応性誘
導体として、酸ハライド(酸クロリド、酸ブロミドな
ど)を用いる場合、反応は不活性な溶媒中で、トリエチ
ルアミン、ピリジン、N,N−ジメチルアニリン等の三
級塩基の存在下に冷却下または室温下で行われるか、ま
たは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリの
存在下、水中で冷却下あるいは室温下に行われる。
【0018】(3)一般式(II)の化合物の反応性誘
導体として酸アジドを用いる場合、反応は水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム等のアルカリの存在下、水中で冷
却下あるいは室温下に行われる。
【0019】(4)一般式(II)の化合物の反応性誘
導体としてエステル(メチルエステル、エチルエステ
ル、p−ニトロフェニルエステル、p−クロロフェニル
エステルなど)を用いる場合、反応は不活性溶媒(一般
式(III)の化合物を過剰に用いて溶媒を兼ねさせる
こともできる。)中、室温あるいは加温下好ましくは、
加熱還流下に反応させる。
【0020】(5)一般式(II)の化合物の反応性誘
導体として対称型酸無水物または混合酸無水物(アルキ
ル炭酸混合酸無水物、アルキルリン酸混合酸無水物、ア
ルキル亜リン酸混合酸無水物、硫酸混合酸無水物など)
を用いる場合、反応は不活性溶媒中で、トリエチルアミ
ン、ピリジン、N,N−ジメチルアニリンなどの三級塩
基の存在下に冷却下、室温下または加温下に行われる。
【0021】(6)一般式(II)の化合物の反応性誘
導体として活性アミド(酸イミダゾリド、酸ピロリジ
ド、2,4−ジメチルピラゾリドなど)を用いる場合、
反応は不活性溶媒中で室温または加温下に行われる。
【0022】また、本発明の一般式(I)の化合物は、
一般式
【0023】
【化5】
【0024】(式中、各記号は前記と同義である。)に
より表される化合物と一般式
【0025】
【化6】
【0026】(式中、Y,Aは前記と同義であり、Zは
ハロゲン原子、メタンスルホニルオキシ、トルエンスル
ホニルオキシなどの脱離可能な基を示す。)により表さ
れる化合物とを反応させることによっても製造できる。
【0027】前記の各縮合反応で使用される不活性溶媒
としては、たとえばベンゼン、トルエン、キシレン、メ
タノール、エタノール、エチルエーテル、ジオキサン、
テトラヒドロフラン、クロロホルム、ジクロロメタン、
ジクロロエタン、ヘキサメチルホスホリックアミド、ジ
エチレングリコール、ジメチルホルムアミドなどあるい
はこれらの混合溶媒であるが、反応性誘導体の種類によ
り適当に選択される。
【0028】本発明化合物は、ピロリジン2位の不斉炭
素に起因するラセミ混合物および光学異性体も含有す
る。ラセミ混合物は所望により、その塩基性を利用して
光学活性な酸(たとえば、酒石酸、ジベンゾイル酒石
酸、マンデル酸、10−カンファースルホン酸など)を
用いて常法により光学分割することができる。また、あ
らかじめ調製した光学活性な化合物(II)を原料とし
て用いることにより、所望する立体配置を有する目的化
合物(I)を立体選択的に合成することもできる。
【0029】かくして得られる一般式(I)の化合物
は、塩酸塩、臭化水素酸塩、リン酸塩、硫酸塩、トルエ
ンスルホン酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、
フマル酸塩、酒石酸塩などの薬理学的に許容しうる酸付
加塩とすることができる。
【0030】
【作用】本発明化合物は以下の実験例で示すように、セ
ロトニン1Aレセプターに対して高い親和性を示し、か
つ、その親和性はドパミンD2 レセプターに対する親和
性よりも高いことから、精神分裂病患者の陽性症状の改
善だけでなく、陰性症状の改善にも極めて有効であり、
また、EPSなどの副作用も極めて弱い抗精神分裂病治
療薬として有用である。さらに、これらの特性により、
本発明化合物は、抑鬱症、不安症の治療薬あるいはジス
キネジア、老齢期ないし脳血管障害時およびアルコール
依存症に伴う興奮、攻撃性などの異常行動、情緒障害な
どの治療薬、また胃、十二指腸潰瘍などの精神身体疾患
あるいは嘔吐の抑制剤などの医薬あるいはストレスや感
情の緊張などに由来する下痢および消化器系不定愁訴の
治療薬として有用である。
【0031】実験例1 ドパミンD2 結合試験
【0032】特異的ドパミンD2 受容体結合試験をユー
ロピアン・ジャーナル・オブ・ファーマコロジー(Euro
pean Journal of Pharmacology) 第46巻、第377
頁、1977年に記載の方法に準じて行った。
【0033】9〜10週令のウィスターラット線条体よ
り粗シナプトソーム画分を分離し、120mM塩化ナト
リウム、5mM塩化カリウム、2mM塩化カルシウム、
1mM塩化マグネシウム、10μMパルギリン(pargyl
ine)および0.1%アスコルビン酸を含む50mMトリ
ス−塩酸緩衝液(pH7.1)に懸濁して実験に用い
た。次に、シナプトソーム懸濁液に数種類の濃度の被験
化合物とトリチウム化したスピペロン(終濃度0.2n
M)を加え、37℃で20分間反応させた。反応後、反
応液をホワットマン(Whatman;登録商標)GF/Bグラ
スフィルターで吸引濾過し、50mMトリス−塩酸緩衝
液(pH7.7)でフィルターを洗った後、フィルター
上に残った放射能活性を液体シンチレーションカウンタ
ーで測定した。非特異的結合を10-4Mの(±)−スル
ピリド存在下で決定する。50%抑制濃度(IC50)を
グラフ的に決定し、阻害定数(Ki値)を求めた。実施
例化合物の試験結果を第1表に示す。
【0034】実験例2 セロトニン1A結合試験
【0035】特異的セロトニン1A(5−HT1A)受容
体結合試験を、ジャーナル・オブ・ニューロケミストリ
ー(Journal of Neurochemistry) 第44巻、第1685
頁、1985年に記載の方法に準じて行った。
【0036】9〜10週令ウィスターラット海馬より粗
シナプトソーム画分を分離し、1mM塩化マンガンを含
む50mMトリス−塩酸緩衝液(pH7.4)に懸濁し
て実験に用いた。次に、シナプトソーム懸濁液に数種類
の濃度の被験化合物とトリチウム化した8−OH−DP
AT(終濃度0.2nM)を加え、37℃で12分間反
応させた。反応後、反応液をホワットマン(Whatman;登
録商標)GF/Bグラスフィルターで吸引濾過し、50
mMトリス−塩酸緩衝液(pH7.4)でフィルターを
洗った後、フィルター上に残った放射能活性を液体シン
チレーションカウンターで測定した。非特異的結合を1
-5Mセロトニン(5−HT)存在下で決定する。50
%抑制濃度(IC50)をグラフ的に決定し、阻害定数
(Ki値)を求めた。実施例化合物の試験結果を第1表
に示す。
【0037】
【表1】
【0038】本発明化合物を医薬として用いる場合に
は、適宜、賦形剤、増量剤、希釈剤などの医薬添加物と
混合して製造される錠剤、丸剤、カプセル剤、散剤、液
剤、あるいは注射剤として投与される。その容量は、選
択する化合物、疾病の重症度、年齢などにより異なる
が、通常成人一回当たり0.01〜10mg/kgであ
る。
【0039】製剤処方例
【0040】本発明の化合物10.0mgを含有する錠
剤は次の処方により調製することができる。
【0041】 実施例4の化合物 10.0mg 乳糖 30.0mg トウモロコシデンプン 18.8mg 結晶セルロース 28.0mg ヒドロキシプロピルセルロース 1.0mg タルク 2.0mg ステアリン酸マグネシウム 0.2mg 90.0mg
【0042】有効成分化合物をアトマイザーにより粉砕
し、平均粒径10μ以下の微粉とする。化合物、乳糖、
トウモロコシデンプンおよび結晶セルロースを練合機中
で混合した後、ヒドロキシプロピルセルロースを加えて
20分間練合する。練合物を200メッシュの篩を通し
て造粒し、50℃の熱風乾燥機中で、水分3〜4%とな
るまで乾燥し、24メッシュの篩を通した後、タルクお
よびステアリン酸マグネシウムを混合し、ロータリー式
打錠機により直径6mmの平面杵を用いて打錠する。
【0043】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0044】実施例1 2,2−ジメチル−5−スルファモイル−2,3−ジヒ
ドロベンゾフラン−7−カルボン酸0.65gとN−メ
チルモルホリン0.59mlをジメチルホルムアミド7
mlとテトラヒドロフラン7mlの混液に加え、−15
℃に冷却しイソブチルクロロホルメート0.4mlを滴
下する。同温にて20分間攪拌後、(S)−(−)−2
−アミノメチル−1−ベンジルピロリジン0.5gのテ
トラヒドロフラン4ml溶液を同温で滴下し、同温で3
0分間攪拌する。さらに2時間攪拌後、反応液を減圧濃
縮し得られる残査を酢酸エチルで抽出し、重曹水で洗
浄、乾燥後、減圧濃縮する。得られる残査をカラムクロ
マトグラフィーにより精製すると、(S)−N−〔(1
−ベンジル−2−ピロリジニル)メチル〕−2,2−ジ
メチル−5−スルファモイル−2,3−ジヒドロベンゾ
フラン−7−カルボキサミド0.64gが得られる。こ
れを塩酸塩としエタノールから再結晶すると、(S)−
N−〔(1−ベンジル−2−ピロリジニル)メチル〕−
2,2−ジメチル−5−スルファモイル−2,3−ジヒ
ドロベンゾフラン−7−カルボキサミド・1塩酸塩が3
50mg得られる。融点203〜206℃(分解)、
〔α〕D=+5.6°(c=1、ジメチルホルムアミ
ド)
【0045】実施例2 2,2−ジメチル−5−スルファモイル−2,3−ジヒ
ドロベンゾフラン−7−カルボン酸1.05gとN−メ
チルモルホリン1.3mlをジメチルホルムアミド10
mlとテトラヒドロフラン10mlの混液に加え、−1
5℃に冷却し、イソブチルクロロホルメート0.54m
lを滴下する。同温にて20分間攪拌後、(R)−
(+)−2−アミノメチル−1−ベンジルピロリジン
0.76gのテトラヒドロフランフ4ml溶液を同温で
滴下し、同温で30分間攪拌する。さらに2時間攪拌
後、反応液を減圧濃縮し得られる残査を酢酸エチルで抽
出し、重曹水で洗浄、乾燥後、減圧濃縮する。得られる
残査をカラムクロマトグラフィーにより精製すると、
(R)−N−〔(1−ベンジル−2−ピロリジニル)メ
チル〕−2,2−ジメチル−5−スルファモイル−2,
3−ジヒドロベンゾフラン−7−カルボキサミド1.2
0gが得られる。これを塩酸塩としエタノールから再結
晶すると、(R)−N−〔(1−ベンジル−2−ピロリ
ジニル)メチル〕−2,2−ジメチル−5−スルファモ
イル−2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−カルボキサ
ミド・1塩酸塩が900mg得られる。融点205〜2
08℃、〔α〕D =−5.7°(c=1、ジメチルホル
ムアミド)
【0046】実施例3 2,2−ジメチル−5−スルファモイル−2,3−ジヒ
ドロベンゾフラン−7−カルボン酸0.5gとN−メチ
ルモルホリン0.5mlをジメチルホルムアミド10m
lとテトラヒドロフラン10mlの混液に加え、−15
℃に冷却し、イソブチルクロロホルメート0.25ml
を滴下する。同温にて20分間攪拌後、(R)−(+)
−2−アミノメチル−1−(2−フェニルエチル)ピロ
リジン0.43gのテトラヒドロフラン10ml溶液を
同温で滴下し、同温で30分間攪拌する。さらに2時間
攪拌後、反応液を減圧濃縮し、得られる残査を酢酸エチ
ルで抽出し、重曹水で洗浄、乾燥後、減圧濃縮する。得
られる残査にジエチルエーテルを加え、析出する結晶を
濾取し、酢酸エチルとヘキサンの混合溶媒で再結晶する
と、(R)−N−〔{1−(2−フェニルエチル)−2
−ピロリジニル}メチル〕−2,2−ジメチル−5−ス
ルファモイル−2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−カ
ルボキサミド0.26gが得られる。融点158〜16
0℃(分解)、〔α〕D =+80.5°(c=1、ジメ
チルホルムアミド)
【0047】実施例4 2,2−ジメチル−5−スルファモイル−2,3−ジヒ
ドロベンゾフラン−7−カルボン酸0.5gとN−メチ
ルモルホリン0.5mlをジメチルホルムアミド10m
lとテトラヒドロフラン10mlの混液に加え、−15
℃に冷却しイソブチルクロロホルメート0.25mlを
滴下する。同温にて20分間攪拌後、(S)−(−)−
2−アミノメチル−1−(2−フェニルエチル)ピロリ
ジン0.43gのテトラヒドロフラン10ml溶液に同
温で滴下し、同温で30分間攪拌する。さらに2時間攪
拌後、反応液を減圧濃縮し、得られる残査を酢酸エチル
で抽出し、重曹水で洗浄、乾燥後、減圧濃縮する。得ら
れる残査にジエチルエーテルを加え、析出する結晶を濾
取し、酢酸エチルとヘキサンの混合溶媒で再結晶する
と、(S)−N−〔{1−(2−フェニルエチル)−2
−ピロリジニル}メチル〕−2,2−ジメチル−5−ス
ルファモイル−2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−カ
ルボキサミド0.26gが得られる。融点157〜15
9℃(分解)、〔α〕D =−75.4°(c=1、ジメ
チルホルムアミド)
【0048】実施例5 2,2−ジメチル−5−スルファモイル−2,3−ジヒ
ドロベンゾフラン−7−カルボン酸0.61gとトリエ
チルアミン0.68mlをジメチルホルムアミド7ml
とテトラヒドロフラン7mlの混液に加え、−15℃に
冷却し、イソブチルクロロホルメート0.30mlを滴
下する。同温にて20分間攪拌後、(R)−(+)−2
−アミノメチル−1−(3−フェニルプロピル)ピロリ
ジン0.5gのテトラヒドロフラン3ml溶液を同温で
滴下し、同温で30分間攪拌する。さらに2時間攪拌
後、反応液を減圧濃縮し、得られる残査を酢酸エチルで
抽出し、重曹水で洗浄、乾燥後、減圧濃縮する。得られ
る残査にジイソプロピルエーテルを加え、析出する結晶
を濾取し、塩化メチレンとジイソプロピルエーテルの混
合溶媒で再結晶すると、(R)−N−〔{1−(3−フ
ェニルプロピル)−2−ピロリジニル}メチル〕−2,
2−ジメチル−5−スルファモイル−2,3−ジヒドロ
ベンゾフラン−7−カルボキサミド330mgが得られ
る。融点146〜147℃、〔α〕D =+54.0°
(c=1、ジメチルホルムアミド)
【0049】実施例6 2,2−ジメチル−5−スルファモイル−2,3−ジヒ
ドロベンゾフラン−7−カルボン酸0.62gとトリエ
チルアミン0.71mlをジメチルホルムアミド7ml
とテトラヒドロフラン7mlの混液に加え、−15℃に
冷却し、イソブチルクロロホルメート0.31mlを滴
下する。同温にて20分間攪拌後、(S)−(−)−2
−アミノメチル−1−(3−フェニルプロピル)ピロリ
ジン0.5gのテトラヒドロフラン3ml溶液を同温で
滴下し、同温で30分間攪拌する。さらに2時間攪拌
後、反応液を減圧濃縮し、得られる残査を酢酸エチルで
抽出し、重曹水で洗浄、乾燥後、減圧濃縮する。得られ
る残査にジイソプロピルエーテルを加え、析出する結晶
を濾取し、イソプロピルアルコールで再結晶すると、
(S)−N−〔{1−(3−フェニルプロピル)−2−
ピロリジニル}メチル〕−2,2−ジメチル−5−スル
ファモイル−2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−カル
ボキサミド720mgが得られる。融点147〜149
℃、〔α〕D =−52.4°(c=1、ジメチルホルム
アミド)
【0050】実施例7 2,2−ジメチル−5−スルファモイル−2,3−ジヒ
ドロベンゾフラン−7−カルボン酸0.54gとトリエ
チルアミン0.62mlをジメチルホルムアミド7ml
とテトラヒドロフラン7mlの混液に加え、−15℃に
冷却し、イソブチルクロロホルメート0.27mlを滴
下する。同温にて20分間攪拌後、(R)−(+)−2
−アミノメチル−1−(4−フェニルブチル)ピロリジ
ン0.47gのテトラヒドロフラン4ml溶液を同温で
滴下し、同温で30分間攪拌する。さらに2時間攪拌
後、反応液を減圧濃縮し、得られる残査を酢酸エチルで
抽出し、重曹水で洗浄、乾燥後、減圧濃縮する。得られ
る残査にジイソプロピルエーテルを加え、析出する結晶
を濾取し、酢酸エチルとヘキサンの混合溶媒で再結晶す
ると、(R)−N−〔{1−(4−フェニルブチル)−
2−ピロリジニル}メチル〕−2,2−ジメチル−5−
スルファモイル−2,3−ジヒドロベンゾンフラン−7
−カルボキサミド350mgが得られる。融点139〜
141℃、〔α〕D =+61.5°(c=1、ジメチル
ホルムアミド)
【0051】実施例8 2,2−ジメチル−5−スルファモイル−2,3−ジヒ
ドロベンゾフラン−7−カルボン酸0.53gとN−メ
チルモルホリン0.49mlをジメチルホルムアミド7
mlとテトラヒドロフラン7mlの混液に加え、−15
℃に冷却し、イソブチルクロロホルメート0.28ml
を滴下する。同温にて20分間攪拌後、(S)−(−)
−2−アミノメチル−1−(4−フェニルブチル)ピロ
リジン0.50gのテトラヒドロフラン3ml溶液を同
温で滴下し、同温で30分間攪拌する。さらに2時間攪
拌後、反応液を減圧濃縮し、得られる残査を酢酸エチル
で抽出し、重曹水で洗浄、乾燥後、減圧濃縮する。得ら
れる残査にジイソプロピルエーテルを加え、析出する結
晶を濾取し、塩化メチレンとジイソプロピルエーテルの
混合溶媒で再結晶すると、(S)−N−〔{1−(4−
フェニルブチル)−2−ピロリジニル}メチル〕−2,
2−ジメチル−5−スルファモイル−2,3−ジヒドロ
ベンゾフラン−7−カルボキサミド280mgが得られ
る。融点139〜141℃、〔α〕D =−61.9°
(c=1、ジメチルホルムアミド)
【0052】実施例9 2,2−ジメチル−5−メチルチオ−2,3−ジヒドロ
ベンゾフラン−7−カルボン酸0.63gとトリエチル
アミン0.76mlをジメチルホルムアミド5mlとテ
トラヒドロフラン7mlの混液に加え、−15℃に冷却
し、イソブチルクロロホルメート0.34mlを滴下す
る。同温にて20分間攪拌後、(S)−(−)−2−ア
ミノメチル−1−ベンジルピロリジン0.50gのテト
ラヒドロフラン3ml溶液を同温で滴下し、同温で30
分間攪拌する。さらに2時間攪拌後、反応液を減圧濃縮
し、得られる残査を酢酸エチルで抽出し、重曹水で洗
浄、乾燥後、減圧濃縮する。得られる残査をカラムクロ
マトグラフィーにより精製すると、(S)−N−〔(1
−ベンジル−2−ピロリジニル)メチル〕−2,2−ジ
メチル−5−メチルチオ−2,3−ジヒドロベンゾフラ
ン−7−カルボキサミド670mgが油状物として得ら
れる。〔α〕D =−97.8°(c=1、ジメチルホル
ムアミド)
【0053】1H-NMR 100MHz(CDCl3): 1.46(s,3H), 1.52
(s,3H), 2.48(s,3H), 3.03(s,2H),1.56-4.16(11H), 7.1
6-7.42(6H), 7.91(d,1H), 8.10(br,1H)
【0054】実施例10 2,2−ジメチル−5−メチルチオ−2,3−ジヒドロ
ベンゾフラン−7−カルボン酸0.58gとトリエチル
アミン0.71mlをジメチルホルムアミド5mlとテ
トラヒドロフラン7mlの混液に加え、−15℃に冷却
し、イソブチルクロロホルメート0.32mlを滴下す
る。同温にて20分間攪拌後、(S)−(−)−2−ア
ミノメチル−1−(2−フェニルエチル)ピロリジン
0.50gのテトラヒドロフラン3ml溶液を同温で滴
下し、同温で30分間攪拌する。さらに2時間攪拌後、
反応液を減圧濃縮し、得られる残査を酢酸エチルで抽出
し、重曹水で洗浄、乾燥後、減圧濃縮する。得られる残
査をカラムクロマトグラフィーにより精製すると、
(S)−N−〔{1−(2−フェニルエチル)−2−ピ
ロリジニル}メチル〕−2,2−ジメチル−5−メチル
チオ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−カルボキサ
ミド290mgが油状物として得られる。〔α〕D =−
71.3°(c=1、ジメチルホルムアミド)
【0055】1H-NMR 100MHz(CDCl3): 1.52(s,6H), 2.47
(s,3H), 3.02(s,2H), 3.56-3.96(m,1H), 1.60-3.46(12
H), 7.04-7.35(6H), 7.88(d,1H), 8.06(br,1H)
【0056】実施例11 2,2−ジメチル−5−メチルチオ−2,3−ジヒドロ
ベンゾフラン−7−カルボン酸0.55gとトリエチル
アミン0.68mlをジメチルホルムアミド5mlとテ
トラヒドロフラン7mlの混液に加え、−15℃に冷却
し、イソブチルクロロホルメート0.30mlを滴下す
る。同温にて20分間攪拌後、(R)−(+)−2−ア
ミノメチル−1−(3−フェニルプロピル)ピロリジン
0.50gのテトラヒドロフラン3ml溶液を同温で滴
下し、同温で30分間攪拌する。さらに2時間攪拌後、
反応液を減圧濃縮し、得られる残査を酢酸エチルで抽出
し、重曹水で洗浄、乾燥後、減圧濃縮する。得られる残
査をカラムクロマトグラフィーにより精製すると、
(R)−N−〔{1−(3−フェニルプロピル)−2−
ピロリジニル}メチル〕−2,2−ジメチル−5−メチ
ルチオ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−カルボキ
サミド450mgが油状物として得られる。〔α〕D
+49.6°(c=1、ジメチルホルムアミド)
【0057】1H-NMR 100MHz(CDCl3): 1.50(s,6H), 2.48
(s,3H), 3.01(s,2H), 3.60-3.96(m,1H), 1.58-3.38(14
H), 7.02-7.36(6H), 7.80(d,1H), 8.08(br,1H)
【0058】実施例12 2,2−ジメチル−5−メチルチオ−2,3−ジヒドロ
ベンゾフラン−7−カルボン酸0.55gとトリエチル
アミン0.68mlをジメチルホルムアミド5mlとテ
トラヒドロフラン7mlの混液に加え、−15℃に冷却
し、イソブチルクロロホルメート0.30mlを滴下す
る。同温にて20分間攪拌後、(S)−(−)−2−ア
ミノメチル−1−(3−フェニルプロピル)ピロリジン
0.50gのテトラヒドロフラン3ml溶液を同温で滴
下し、同温で30分間攪拌する。さらに2時間攪拌後、
反応液を減圧濃縮し、得られる残査を酢酸エチルで抽出
し、重曹水で洗浄、乾燥後、減圧濃縮する。得られる残
査をカラムクロマトグラフィーにより精製すると、
(S)−N−〔{1−(3−フェニルプロピル)−2−
ピロリジニル}メチル〕−2,2−ジメチル−5−メチ
ルチオ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−カルボキ
サミド430mgが油状物として得られる。〔α〕D
−51.9°(c=1、ジメチルホルムアミド)
【0059】1H-NMR 100MHz(CDCl3): 1.50(s,6H), 2.48
(s,3H), 3.01(s,2H), 3.60-3.96(m,1H), 1.58-3.38(14
H), 7.02-7.36(6H), 7.80(d,1H), 8.08(br,1H)
【0060】実施例13 2,2−ジメチル−5−メチルチオ−2,3−ジヒドロ
ベンゾフラン−7−カルボン酸0.51gとトリエチル
アミン0.64mlをジメチルホルムアミド5mlとテ
トラヒドロフラン7mlの混液に加え、−15℃に冷却
し、イソブチルクロロホルメート0.28mlを滴下す
る。同温にて20分間攪拌後、(S)−(−)−2−ア
ミノメチル−1−(4−フェニルブチル)ピロリジン
0.50gのテトラヒドロフラン3ml溶液を同温で滴
下し、同温で30分間攪拌する。さらに2時間攪拌後、
反応液を減圧濃縮し、得られる残査を酢酸エチルで抽出
し、重曹水で洗浄、乾燥後、減圧濃縮する。得られる残
査をカラムクロマトグラフィーにより精製すると、
(S)−N−〔{1−(4−フェニルブチル)−2−ピ
ロリジニル}メチル〕−2,2−ジメチル−5−メチル
チオ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−カルボキサ
ミド500mgが油状物として得られる。〔α〕D =−
58.9°(c=1、ジメチルホルムアミド)
【0061】1H-NMR 100MHz(CDCl3): 1.42(s,3H), 1.48
(s,3H), 2.47(s,3H), 2.97(s,2H),1.32-3.93(17H), 7.0
0-7.30(6H), 7.90(d,1H), 8.04(br,1H)
【0062】本発明の一般式(I)の化合物、その薬理
学的に許容される塩またはその光学異性体はセロトニン
1Aレセプターに対し、高い親和性を示し、かつ、その
親和性はドパミンD2 レセプターに対する親和性よりも
高いことから、精神分裂病患者の陽性症状の改善だけで
はなく、陰性症状の改善にも極めて有効であり、また、
錘体外路障害(EPS)などの副作用も極めて弱い抗精
神分裂病治療薬として有用である。さらに、これらの特
性により、本発明化合物は、抑鬱症、不安症の治療薬あ
るいはジスキネジア、老齢期ないし脳血管障害時および
アルコール依存症に伴う興奮、攻撃性などの異常行動、
情緒障害などの治療薬、また胃、十二指腸潰瘍などの精
神身体疾患あるいは嘔吐の抑制剤などの医薬あるいはス
トレスや感情の緊張などに由来する下痢および消化器系
不定愁訴の治療薬として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹原 修造 福岡県築上郡吉富町大字小祝955番地 吉 富製薬株式会社中央研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 〔式中、R1 ,R2 は同一または異なって炭素数1〜6
    個のアルキル基を、Xは−S(O)m 3 (R3 はアラ
    ルキル基または低級アルキル基を示し、mは0、1、2
    である。)、または−SO2 NR4 5 (R4 ,R5
    同一または異なって水素または低級アルキル基であ
    る。)を、Aは炭素鎖数1〜5の低級アルキレン基を、
    Yは水素、低級アルキル基、低級アルコキシ基、ハロ低
    級アルキル基、ハロゲン、ニトロまたはアミノを、nは
    0または1〜3の整数を示す。ただし、nが2または3
    のとき、Yは同一または異なっていてもよい。〕により
    表わされるベンゾフランカルボキサミド化合物、その薬
    理学的に許容される塩、またはその光学異性体。
JP14336492A 1991-05-13 1992-05-08 ベンゾフランカルボキサミド化合物 Pending JPH05163270A (ja)

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JP13718291 1991-05-13
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07503480A (ja) * 1992-02-06 1995-04-13 スミスクライン・ビーチャム・パブリック・リミテッド・カンパニー 5−ht4拮抗薬としてのベンゾピラン,ベンゾチオピランおよびベンゾフラン誘導体
EP1100501A1 (en) * 1998-06-30 2001-05-23 Eli Lilly And Company Pyrrolidine and pyrroline derivatives having effects on serotonin related systems

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EP1100501A1 (en) * 1998-06-30 2001-05-23 Eli Lilly And Company Pyrrolidine and pyrroline derivatives having effects on serotonin related systems
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