JPH0516269U - ダイの台車 - Google Patents

ダイの台車

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JPH0516269U
JPH0516269U JP075261U JP7526191U JPH0516269U JP H0516269 U JPH0516269 U JP H0516269U JP 075261 U JP075261 U JP 075261U JP 7526191 U JP7526191 U JP 7526191U JP H0516269 U JPH0516269 U JP H0516269U
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JP
Japan
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extruder
die
carriage
stroke ball
conduit
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JP075261U
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知己 中村
和夫 岸本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイの台車の車輪をストロークボールベアリ
ングを介して台車に取付け、台車のX軸、Y軸方向の移
動を可能にする。 【構成】 ダイ2を設置した台車26の下部には取付け
台111が垂設されており、この取付け台111にはス
トロークボールベアリング110が固着されている。ス
トロークボールベアリング110には車輪8の車軸が嵌
装されている。このため、台車は車輪の回転と車軸の軸
方向への移動によりX軸、Y軸方向への移動が可能とな
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はフィルム及びシート機等のダイの台車に関し、特に押出機の熱膨張を 吸収することができるダイの台車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より押出機の熱膨張を吸収できるダイの台車としては図4〜図6に示すも の等が知られている。図において、1は据え付け面に固定された押出機、2はダ イ、3は導管である。5は下台車、6はダイ2を設置した上台車で、同各台車5 ,6には各々車輪7,8が設けられており、同下台車5は基礎に設置されたレー ル9上を押出機1のシリンダ軸線と直角方向に動くようになっている。上台車6 は下台車5に設置されたレール10上を、押出機1のシリンダ軸線と平行方向に 動くようになっている。また上台車6は下台車5に取付けた圧縮スプリング11 及び12によって押出機1の軸心と平行する方向に力が加えられている。
【0003】 次に図6により前記圧縮スプリング部の構造を説明すると、圧縮スプリング1 1,12はスプリングの力を上台車6に伝えるブラケット13を挾んで、その両 側においてハンドル14付のスプリング調整ネジ15に嵌装されて取付けられて いる。また調整ネジ15は下台車5から出ているブラケット16のネジ部に係合 しており、調整ネジ15が軸方向に前後進させられると、前記スプリング11及 び12のばね力が調整されるようになっている。17は前記スプリング調整ネジ 15のロックナットである。
【0004】 さて前記従来の台車において、先ず押出機1をヒートアップするときは、ハン ドル14によりスプリング調整ネジ15を反時計方向一杯に回すと、圧縮スプリ ング11のばね力が強められ、上台車6に対して押出機1の熱膨張方向に力が加 わる。従って押出機1が徐々に昇温して熱膨張し、上台車6は圧縮スプリング1 1のばね力によって動き出すため、導管3にはスプリング力以上の力が加わるこ とはなく、導管3が破損するようなことはない。次に運転停止の際はスプリング 調整ネジ15を時計方向に一杯に回すと、圧縮スプリング12が働き、前記昇温 のときの逆になってやはり導管にはスプリング力以上の力は加わらない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら前記した如く、従来装置における導管の熱膨張を吸収する機構は 圧縮スプリングを使用するため構成が複雑であり、経済性に乏しい等の問題があ った。 本考案はダイの台車に取付けられている車輪をストロークボールベアリングを 介して取付けることにより、導管の熱膨張を車輪取付部で吸収できるようにして 、前記従来の問題点を解消できるダイの台車を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため本考案は、押出機と、この押出機のシリンダ軸線より離れた位置で台 車に設置されたダイと、同押出機と同ダイとを接続する導管とよりなるダイの台 車において、同台車の車輪をストロークボールベアリングを介して台車に取付け た構成とし、これを課題解決のための手段とするものである。
【0007】
【作用】
ダイの台車の車輪をストロークボールベアリングを介して台車に取付けている ため、押出機の熱膨張及び導管の熱膨張量は、ストロークボールベアリングを介 して台車を車軸方向に移動して吸収すると共に、同ストロークボールベアリング と直角方向の熱膨張量は車輪が回転して移動吸収する。その為、例え押出機とダ イとが直角に配置されていたとしても、各々直角方向に台車が移動可能であるた め押出機及び導管の熱膨張を確実に吸収することができる。
【0008】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面について説明すると、図1は押出機とダイの配置を 示す平面図、図2は同側面図、図3は台車に取付けたストロークボールベアリン グの断面図である。なお、従来と同じ作用等をなす機器については図4〜図6と 同じ符号を付してある。図1において1は据え付け面に固定された押出機、2は ダイ、3は同ダイ2と押出機1とを接続する導管である。また図2において26 は基台25を介してダイ2を設置した台車で、同台車26下部には取付け台11 1が垂設されている。同取付け台111には後述するストロークボールベアリン グ110が固着され、同ストロークボールベアリング110に嵌装された車軸1 12上には車輪8が設けられている。このため、同台車26は基礎に設置された レール9上を押出機1のシリンダ軸線と直角方向に動くようになっており、メイ ンテナンスを考慮している。図3はストロークボールベアリング110の断面図 を示し、嵌装された車軸112は回転と共にストロークボールベアリング110 によって軸方向への移動が可能となっている。
【0009】 次に前記図1〜図3に示す実施例に示す押出機1及び導管3の熱膨張の吸収に ついて説明する。押出機1と導管3及びダイ2とは直角に配設されているため、 熱膨張量はX軸方向(押出機1の軸線方向)、Y軸方向(導管3の配設方向)に 各々膨張する。この時、X軸方向の熱膨張の吸収は前記ストロークボールベアリ ング110の移動によって行なわれ、一方、Y軸方向の熱膨張の吸収は車輪8の 回転によって行なわれる。この様に、X軸、Y軸方向の熱膨張はそれぞれ車輪の 回転及び台車の移動により吸収される。なお、前記レールの敷設方向は、押出機 1と直角方向であるが、同じ方向に敷設してもよいことは言うまでもない。
【0010】
【考案の効果】
以上詳細に説明した如く本考案によると、車軸の軸受部にストロークボールベ アリングを採用するという簡単な構成により、押出機と導管の熱膨張を確実に吸 収することができるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る実施例としての押出機とダイの配
置を示す平面図である。
【図2】図1におけるA矢視図である。
【図3】ストロークボールベアリングの断面図である。
【図4】従来の押出機とダイの配置を示す平面図であ
る。
【図5】従来の押出機とダイの配置を示す側面図であ
る。
【図6】従来の圧縮スプリング部の構造を示す拡大側断
面図である。
【符号の説明】
1 押出機 2 ダイ 3 導管 8 車輪 9 レール 110 ストロークボールベアリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出機と、この押出機のシリンダ軸線よ
    り離れた位置で台車に設置されたダイと、同押出機と同
    ダイとを接続する導管とよりなるダイの台車において、
    同台車の車輪をストロークボールベアリングを介して台
    車に取付けたことを特徴とするダイの台車。
JP1991075261U 1991-08-27 1991-08-27 ダイの台車 Expired - Fee Related JP2535604Y2 (ja)

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JP2535604Y2 JP2535604Y2 (ja) 1997-05-14

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5323017U (ja) * 1976-08-05 1978-02-27

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