JPH0516244U - 反応射出成形機の混合ヘツド - Google Patents

反応射出成形機の混合ヘツド

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JPH0516244U
JPH0516244U JP6361291U JP6361291U JPH0516244U JP H0516244 U JPH0516244 U JP H0516244U JP 6361291 U JP6361291 U JP 6361291U JP 6361291 U JP6361291 U JP 6361291U JP H0516244 U JPH0516244 U JP H0516244U
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JP
Japan
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stock solution
spool
cylinder
undiluted
mixed
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Application number
JP6361291U
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English (en)
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博司 小笠
智裕 桜庭
久孝 堺
久雄 宮坂
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 原液供給路31a・31bを有する大径シリ
ンダ部33と原液帰還路32a・32bを有する小径シ
リンダ部34との双方にスプール4を内挿すると共に、
該スプール4の内部にマニホールド状の原液通路41a
・41bを設け、射出時には該原液通路41a・41b
と原液帰還路32a・32bとを隔絶すると共に、スプ
ール4の外周面で該原液帰還路32a・32bの開口部
を閉鎖するようにした。 【効果】 原液供給路31a・31bから圧出され混合
された混合原液の一部がスプール4と大径シリンダ部3
との隙間を介して後方へと漏れても、該混合原液が原液
帰還路32a・32bに侵入することがなく、よって該
原液供給路31a・31bが詰まらない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、型内にて反応し硬化する複数種類の原液を射出直前に混合させる反 応射出成形機の混合ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
前端に射出口を開設したヘッド本体に、該射出口に連なるシリンダを形成し、 該シリンダの周面に1対の原液供給路と該原液供給路より後方に位置させて1対 の原液帰還路とを開口させ、該シリンダにスプールを進退自在に内挿した反応射 出成形機の混合ヘッドが、例えば、実公昭63−29531号公報により知られ ている。このような混合ヘッドでは、上記スプールを後退位置に移動させること により原液供給路をシリンダに開放し、該シリンダ内にて原液供給路から圧出さ れる原液を混合し混合原液とすると共に、該混合原液を上記射出口から型内へと 射出する。一方、上記スプールを前進位置に移動させることにより、原液供給路 をシリンダに対し閉鎖すると共に、該スプールの側面に形成した溝状の1対の原 液通路を介して各原液供給路を各原液帰還路に連通させ、原液供給路からの原液 を各々原液帰還路へと戻し、原液が供給路内等で硬化し該供給路を閉塞しないよ うに原液を循環させるように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
反応射出成形では型内に射出された混合原液が反応し硬化するまで所定の反応 時間が必要であり、従って、反応射出成形のサイクルタイムを短縮するためには 、硬化するまでの反応時間の短い原液を使用することが望まれる。かかる反応時 間の短い原液を使用する場合には型内にくまなく混合原液が充填されるまでに該 混合原液が硬化すると射出成形が行えないので、充填に要する時間を短縮し途中 で硬化しないよう射出圧力を上げる必要がある。
【0004】 また、反応射出成形による製品の機械的強度を増強させるため、予め型内にガ ラス繊維及びプリフォームしたガラス繊維マット等の強化材を配置し、該型内に 混合原液を充填する場合があるが、この場合には射出時に上記強化材にも混合原 液を含侵させなければならないので、通常の反応射出成形の場合より射出圧力を 上げる必要がある。
【0005】 上記スプールに設けた溝状の流体通路はスプール後退時に原液帰還路と連通し 圧力が低下するため、上記のごとく射出圧力を上げると原液供給路からシリンダ 内へ圧出され混合された混合原液の一部がスプールとシリンダとの隙間から該原 液通路を介して原液帰還路に侵入し、該原液帰還路内にて硬化し原液の循環を阻 害するという問題が生じるおそれがある。
【0006】 そこで本考案は、上記の問題点に鑑み、射出圧力を上げても原液の一部が原液 帰還路に侵入することのない反応射出成形機の混合ヘッドを提供することを目的 とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、前端に射出口を開設したヘッド本体に、該射出口 に連なるシリンダを形成し、該シリンダの周面に複数の原液供給路と該原液供給 路より後方に位置させて複数の原液帰還路とを開口させ、該シリンダにスプール を進退自在に内挿し、該スプールの後退位置で原液供給路をシリンダに開放し、 該スプールの前進位置で原液供給路をシリンダに対し閉鎖すると共に該スプール に形成した複数の原液通路を介して各原液供給路を各原液帰還路に連通させるよ うにした反応射出成形機の混合ヘッドにおいて、スプールを後退させたとき原液 帰還路のシリンダに対する開口を閉鎖する閉鎖手段を設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】
上記閉鎖手段により、原液の射出時に原液帰還路のシリンダに対する開口を閉 鎖し、スプールに設けた原液通路と該原液帰還路とを隔絶することにより、該原 液通路の圧力低下を抑制して該原液通路内に混合原液が侵入することを防止する と共に、例え原液通路に混合原液が侵入しても原液帰還路への混合原液の侵入を 防止する。
【0009】
【実施例】
図1を参照して、1はヘッド本体であり、該ヘッド本体1には図における左端 である前端に図外の型内へと混合原液を射出する射出口30が開設され、更には 該射出口30の後方に連なり、前半部が大径シリンダ部33で後半部が小径シリ ンダ部34であるシリンダが設けられている。そして、該大径シリンダ部33に は1対の原液供給路31a・31bが開設され、小径シリンダ部34には同じく 1対の原液帰還路32a・32bが開設されている。また、該シリンダ内には大 径シリンダ部33と小径シリンダ部34との径に合わせて、前半部が大径で後半 部が小径に形成されたスプール4が進退自在に内挿されている。該スプール4は その後端部に連結されたシリンダ装置2により前進・後退されるもので、図1に 示す前進位置では該スプール4の内部に設けられたマニホールド状の1対の原液 通路41a・41bの両端開口部が各々原液供給路31a・31b及び原液帰還 路32a・32bの開口部と一致し、原液供給路31a・31bから圧出される 原液は各原液通路41a・41bを介して各々の原液帰還路32a・32bへと 戻される。また、図2に示すように、スプール4が後退位置にある場合には原液 供給路31a・31bが大径シリンダ部33に対して開口し、該原液供給路31 a・31bから圧出される各原液は該大径シリンダ部33内にスプール4の後退 により形成される混合室5内で混合され混合原液となって前端の射出口30から 型内へと射出されることになる。尚、該スプール4の後退時にはシリンダの中間 の段差部35と、該段差部35に対向するスプール4の中間の段差部42とが当 接する。
【0010】 上記構成によれば、射出時である図2の状態になると原液通路41a・41b は原液帰還路32a・32bに対して閉鎖されることになり、従って、例え混合 原液の一部が混合室5からスプール4と大径シリンダ部33との隙間を介して後 方へと漏れても原液通路41a・41b内の圧力が低下していないので該原液通 路41a・41b内に混合原液が侵入しにくく、また、例え侵入したとしても原 液帰還路32a・32bの開口部がスプール4の外周面にて閉鎖されているので 該原液帰還路32a・32b内への混合原液の侵入が防止される。
【0011】 更に、混合原液の後方への漏出を防止するために、該両段差部35・42の少 なくとも一方にはシール手段が設けられており、上記図2に示すスプール4の後 退状態、すなわち射出時は該両段差部35・42が当接するので、該シール手段 の作用により大径シリンダ部33と小径シリンダ部3・4との連通が絶たれ、混 合室5内の混合原液の一部が大径シリンダ部3・3とスプール4との隙間を介し て後方へと漏れても、該シール手段により塞き止められ、小径シリンダ部34側 への混合原液の侵入が防止される。
【0012】 ところで、該シール手段は図3に示すように段差部35にOリング61を配置 することにより、該Oリング61が段差部45と協働してシール性を発揮するも のであるが、他の構成でもよく、例えば、図4に示すように、段差部35に設け た断面が台形の環状突起62と、段差部42に設けた該環状突起62と係合する 環状溝63とで構成してもよい。更には、両段差部35・42をテーパ状に形成 し、該テーパ面同志の当接によりシールを行うように構成しても良い。
【0013】 次に、図5に示す他の実施例について説明する。 この実施例では、前端に射出口30′を開設したヘッド本体1′に、該射出口 30′に連なるシリンダ33′を形成し、該シリンダ33′の周面に1対の原液 供給路31a′・31b′と、該原液供給路31a′・31b′より後方に位置 させて1対の原液帰還路32a′・32b′とを開口させ、該シリンダ33′に スプール4′を進退自在に内挿した。そして、該スプール4′の後端部には上記 と同様に該スプール4′を前進・後退させるシリンダ装置2′を連結した。該シ リンダ装置2′の作動により、該スプール4′が後退位置に移動されると原液供 給路31a′・31b′はシリンダ33′に開放され、該原液供給路31a′・ 31b′から圧出される各原液は混合室5′で混合され混合原液となり射出口3 0′から型内へと射出される。一方、上記スプール4′が前進位置に移動される と、原液供給路31a′・31b′の開口端をシリンダ33′に対し閉鎖すると 共に該スプール4′に形成した1対の原液通路41a′・41b′を介して各原 液供給路31a′・31b′を各原液帰還路32a′・32b′に連通させるよ うに構成した。そして、上記原液帰還路32a′・32b′のシリンダ33′に 対する開口端近傍に、開閉装置71a・71bにより開閉駆動され、該スプール 4′を後退させたとき該原液帰還路32a′・32b′をシリンダ33′に対し て閉鎖する開閉弁7a・7bを設けた。
【0014】 従って、例え混合原液の一部が混合室5′からスプール4′とシリンダ33′ との隙間を介して後方へと漏れても原液通路41a′・41b′内の圧力が低下 していないので該原液通路41a′・41b′内に混合原液が侵入しにくく、例 え侵入したとしても上記開閉弁7a・7bにより混合原液の原液帰還路32a′ ・32b′内への侵入が防止される。
【0015】 尚、本実施例では従来と同様のストレートシリンダ式の混合ヘッドに適用する 場合について説明したが、上記図1に示した段付シリンダ式のものに開閉弁を設 けてもよい。
【0016】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、混合原液がスプールとシリ ンダとの隙間から後方へと漏れ出しても該混合原液が原液帰還路に侵入すること を防止することができ、原液の循環が阻害されることがなく、高圧力での反応射 出成形が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の構成を示す図
【図2】 図1の構成による射出時の状態を示す図
【図3】 シール手段の一例を示す図
【図4】 シール手段の他の例を示す図
【図5】 本考案の他の実施例の構成を示す図
【符号の説明】
1・1′ ヘッド本体 2・2′ シリンダ装置 4・4′ スプール 5・5′ 混合室 35 段差部 42 段差部 7a・7b 開閉弁 31a・31b・31a′・31b′ 原液供給路 32a・32b・32a′・32b′ 原液帰還路 41a・41b・41a′・41b′ 原液通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 宮坂 久雄 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端に射出口を開設したヘッド本体に、
    該射出口に連なるシリンダを形成し、該シリンダの周面
    に複数の原液供給路と該原液供給路より後方に位置させ
    て複数の原液帰還路とを開口させ、該シリンダにスプー
    ルを進退自在に内挿し、該スプールの後退位置で原液供
    給路をシリンダに開放し、該スプールの前進位置で原液
    供給路をシリンダに対し閉鎖すると共に該スプールに形
    成した複数の原液通路を介して各原液供給路を各原液帰
    還路に連通させるようにした反応射出成形機の混合ヘッ
    ドにおいて、スプールを後退させたとき原液帰還路のシ
    リンダに対する開口を閉鎖する閉鎖手段を設けたことを
    特徴とする反応射出成形機の混合ヘッド。
JP6361291U 1991-08-12 1991-08-12 反応射出成形機の混合ヘツド Pending JPH0516244U (ja)

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