JPH05160680A - フリップフロップ回路 - Google Patents

フリップフロップ回路

Info

Publication number
JPH05160680A
JPH05160680A JP3320555A JP32055591A JPH05160680A JP H05160680 A JPH05160680 A JP H05160680A JP 3320555 A JP3320555 A JP 3320555A JP 32055591 A JP32055591 A JP 32055591A JP H05160680 A JPH05160680 A JP H05160680A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flip
transfer gate
circuit
flop circuit
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3320555A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamotsu Yoshiki
保 吉木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP3320555A priority Critical patent/JPH05160680A/ja
Publication of JPH05160680A publication Critical patent/JPH05160680A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ゲートアレイ、スタンダードセル
など自動配置配線機能によってカスタマイズされるIC
における順序論理回路を構成するのに最適なフリップフ
ロップ回路に関し、シフトレジスタ回路等の順序論理回
路を構成してもクロックスキューの問題を生じないフリ
ップフロップ回路を提供する。 【構成】 第1のラッチ回路と、該第1のラッチ回路と
逆相のクロックで動作する第2のラッチ回路と、該第2
のラッチ回路と逆相のクロックで動作する第3のラッチ
回路とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路中に組
み込まれるフリップフロップ回路に関し、詳しくはゲー
トアレイ、スタンダードセルなど自動配置配線機能によ
ってカスタマイズされるICにおける順序論理回路を構
成するのに最適なフリップフロップ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より多数のフリップフロップ回路が
組合された順序論理回路を含む半導体集積回路をゲート
アレイ等の手法を用いて構成することが広く行われてい
る。図4は従来のD型フリップフロップ回路の一構成例
を表わした図である。図4(A)に示すように、D入力
端子11はインバータ12の入力端子と接続され、この
インバータ12の出力端子はトランスファーゲート13
の一端に接続されている。このトランスファーゲート1
3の他端は、インバータ14の入力端子及びトランスフ
ァーゲート15の一端に接続されている。トランスファ
ーゲート15の他端はインバータ16の出力端子と接続
されている。また、インバータ14の出力端子はインバ
ータ16の入力端子及びトランスファーゲート17の一
端に接続されている。トランスファーゲート17の他端
はインバータ18の入力端子とトランスファーゲート1
9の一端に接続されており、トランスファーゲート19
の他端はインバータ20の出力端子と接続されている。
またインバータ18の出力端子はインバータ20の入力
端子、インバータ21の入力端子、およびQ’出力端子
22と接続されている。またインバータ21の出力端子
はQ出力端子と接続されている。
【0003】上記のように構成された回路において互い
に位相が逆転したクロック信号CK,CK′が必要とな
るが、これは図4(B)のクロック処理回路に示すよう
にクロック入力端子から入力されたクロック信号CKが
インバータ22を経由して反転されることによりクロッ
ク信号CK′が生成される。さらにインバータ23を経
由することにより入力されたクロック信号CKと同相の
クロック信号CKが生成され、これら生成された互いに
位相が逆転した2つのクロック信号CK,CK′が図4
(A)に示す回路に供給される。
【0004】上記のように構成されたD型フリップフロ
ップ回路のD入力端子11に例えばLレベルの信号が入
力された状態でクロックCKが立ち上がるとそれまでイ
ンバータ12から出力されるHレベルの信号を導通させ
ていたオン状態のトランスファーゲート13がオフ状態
に移行し、それと同時にそれまでオフ状態にあったトラ
ンスファーゲート15がオン状態に移行してインバータ
14,16及びトランスファーゲート15からなるルー
プにHレベルの信号をラッチし、またこれとともにトラ
ンスファーゲート17がオン状態に移行してインバータ
18を経由してHレベルの信号がこのフリップフロップ
回路の外部に出力され、またさらにインバータ21を経
由してLレベルの信号が出力される。この状態でD入力
端子の信号がHレベルに移行したものとし、その状態で
クロックCKが立ち下がると、トランスファーゲート1
9がオン状態に移行してそれまでインバータ18,20
及びトランスファーゲート19からなる2段目のループ
の入口にまで伝達されていたHレベルの信号がこの2段
目のループにラッチされ、またこれと同時にトランスフ
ァーゲート15,17はオフ状態、トランスファーゲー
ト13はオン状態となってD入力端子11から入力され
たHレベルの信号がインバータ12で反転されLレベル
の信号となってインバータ14,16及びトランスファ
ーゲート15からなる1段目のループの入口にまで伝達
される。
【0005】以上の動作をクロック信号CKと同期して
繰返すことにより、D入力端子11から入力されたHレ
ベルもしくはLレベルの信号がクロック信号CKの各立
上りのタイミングで出力される。図5は、図4に示すフ
リップフロップ回路が多数段接続されることにより構成
された従来のシフトレジスタの一例を表わした図であ
る。
【0006】互いに隣接する左側のフリップフロップ回
路101,102,103,…のQ出力端子101a,
102a,103a…フリップフロップ回路は右側の回
路102,103,104,…のD入力端子102b,
103b,104bと接続されている。また図の一番左
側の初段のフリップフロップ回路101のD入力端子1
01bからはシリアルなデータが入力される。また、各
フリップフロップ回路101,102,103,10
4,…のクロック入力端子101c,102c,103
c,104c,…には図に示すように互いに同相のクロ
ック信号が入力される。このように構成されたシフトレ
ジスタにおいて、初段のフリップフロップ回路101の
D入力端子101bにシリアル信号が入力されると共に
各フリップフロップ回路101,102,103,10
4,…にクロック信号が入力されると、D入力端子10
1bから入力されたシリアル信号が各クロックパルスの
立上りのタイミングで順次1つずつ右側のフリップフロ
ップ回路に移動する。
【0007】ここでクロック信号を伝達するためのクロ
ックライン26の配線容量24等のために、前段側のフ
リップフロップ回路(ここではこれを例えばフリップフ
ロップ回路101とする)のクロック入力端子101c
に入力されるクロック信号よりも後段側のフリップフロ
ップ回路102のクロック入力端子102cからクロッ
ク信号が遅れ、前段側のフリップフロップ回路101の
状態が変化してその変化した信号が後段側のフリップフ
ロップ回路102のD入力端子102bに達した後にこ
の後段側のフリップフロップ回路102にクロック信号
が入力されると、クロックパルス1つ毎に次段のフリッ
プフロップ回路にシフトされるべきデータが一つのクロ
ックパルスで次々段のフリップフロップ回路にシフトさ
れてしまうという誤動作が生じる。
【0008】従来のシフトレジスタ回路ではこのような
クロック信号の到達時刻の相違、即ちクロックスキュー
による誤動作を防止するために、例えば互いに隣接した
フリップフロップ回路101,102,103,…の各
Q出力端子101a,102a,103a,…と各D入
力端子102b,103b,104b,…との間に遅延
を目的としたバッファ回路を備えることやもしくはシフ
トレジスタを構成する多数のフリップフロップ回路のう
ち後段側に接続されたフリップフロップ回路ほど先にク
ロック信号が到達するようにクロック信号の配線経路を
工夫すること等の対策が施されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
CAD等を用いて各回路要素の自動配置、自動配線を行
なう場合に、上記クロックスキューの問題を考慮しなが
らフリップフロップ回路を配置配線するのが大変であ
り、自動化をさらに進めて効率的な設計を行なうことに
対する1つの妨げとなっていた。
【0010】また近年増々複雑化する半導体集積回路の
テストを如何して行なうかが非常に重要になりつつある
が、有効なテスト手法の1つとして半導体集積回路のあ
ちこちに種々の目的で配置されたフリップフロップ回路
が、テスト時には全体としてシフトレジスタ回路として
動作するようにあらかじめテスト用の配線と組み込んで
おき、テスト時にシリアルなテスト用信号とクロック信
号とを入力してその最終段のフリップフロップ回路の出
力信号を観察するいわゆるスキャンテスト法が採用され
る場合がある。
【0011】ところが、上記のように、半導体集積回路
中に組み込まれる各フリップフロップ回路は本来はテス
ト用のシフトレジスタ回路とは異なる各用途をもって組
み込まれているものであり、本来の各用途を満足させる
ことが主眼であってこれを満足するとともにシフトレジ
スタ回路としても正しく機能するようにクロックスキュ
ー等にも十分な考慮を払って設計するのは非常に大変で
あるという問題がある。特に近年のように半導体集積回
路の高速化が進むとわずかなクロックスキューでも誤動
作を生じる可能性が増してきている。
【0012】本発明は、上記事情に鑑み、シフトレジス
タ回路等の順序論理回路を構成してもクロックスキュー
の問題を生じないフリップフロップ回路を提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のフリップフロップ回路は、第1のラッチ回路
と、該第1のラッチ回路と逆相のクロックで動作する第
2のラッチ回路と、該第2のラッチ回路と逆相のクロッ
クで動作する第3のラッチ回路とを備えたことを特徴と
するものである。
【0014】
【作用】本発明のフリップフロップ回路は、従来2段の
ラッチ回路で構成されていたフリップフロップ回路を順
次逆相のクロックで動作する3段のラッチ回路で構成し
たものであり、このフリップフロップ回路に取り込まれ
たデータは、クロック信号の半周期分だけ遅れてこのフ
リップフロップ回路の出力端子から出力されることとな
り、したがってこのフリップフロップ回路を接続してシ
フトレジスタ回路等を構成した場合にもクロックスキュ
ーの問題が生じることがなく、自動配置、自動配線の流
れに沿ったフリップフロップ回路が構成されることとな
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は、本発明の一実施例のフリップフロップ回路を表わ
した図(図4(B)に対応するクロック処理回路は図示
省略)である。この図において、前述した従来例(図4
参照)と同一の要素には図4に付した番号と同一の番号
を付し相違点のみ説明する。
【0016】2段目のラッチ回路に備えられたインバー
タ18の出力端子はトランスファーゲート22の一端と
接続されており、該トランスファーゲート22の他端は
インバータ23の入力端子及びトランスファーゲート2
4の一端と接続されている。またこのトランスファーゲ
ート24の他端はインバータ25の出力端子と接続され
ている。またインバータ23の出力端子はインバータ2
5の入力端子、インバータ26の入力端子、及びQ出力
端子と接続されている。インバータ26の出力端子は
Q′出力端子と接続されている。
【0017】このように構成されたフリップフロップ回
路において、クロック信号CKが立ち上がるとその時点
でインバータ12から出力されていた信号がインバータ
14,16及びトランスファーゲート15からなる1段
目のループにラッチされ、これとともにこのラッチされ
た信号がトランスファーゲート17を経由して2段目の
ラッチ回路の入口にまで伝達されるが、従来のフリップ
フロップ回路(図4参照)の場合と異なり、この段階で
はQ出力端子、Q′出力端子の信号は変化しない。次に
クロック信号が立ち下がるとトランスファーゲート17
がオフ状態、トランスファーゲート19がオン状態とな
ってインバータ18,20及びトランスファーゲート1
9からなる2段目のループに信号がラッチされ、これと
ともにトランスファーゲート22がオン状態となってこ
のラッチされた信号がトランスファーゲート22、イン
バータ23,26を経由して外部に出力される。即ち、
このフリップフロップ回路にD入力端子11から入力さ
れた信号が取り込まれるのはクロック信号の立ち上がり
の時点であるが、この取り込まれた信号が出力されるの
はクロック信号が次に立ち下がった時点であり、これら
の間にクロック信号の半周期分のずれがあり、したがっ
てこのフリップフロップ回路を用いてシフトレジスタ等
の順序論理回路を構成した場合であってもクロックスキ
ューによる誤動作が生じることがなく、自動配置、自動
配線に適したフリップフロップ回路が実現されることに
なる。
【0018】図2は、本発明のフリップフロップ回路の
他の実施例を表わした回路図である。このフリップフロ
ップ回路は、図1に示すフリップフロップ回路の、イン
バータ回路14,16及びトランスファーゲート15か
らなるループに代えてインバータ回路141,161か
らなるループを備え、インバータ回路18,20及びト
ランスファーゲート19からなるループに代えてインバ
ータ回路181,201からなるループを備え、インバ
ータ回路23,25及びトランスファーゲート24から
なるループに代えてインバータ回路231,251から
なるループを備えたものである。このフリップフロップ
回路の全体的な動作は図1に示すフリップフロップ回路
の場合と同様であるため、ここではその説明は省略す
る。
【0019】図3は、本発明のフリップフロップ回路の
さらに異なる実施例を表わした図である。このフリップ
フロップ回路は、図1に示すフリップフロップ回路から
インバータ回路16,20,25及びトランスファーゲ
ート15,19,24を取り去った構成を備えたもので
あり、ダイナミックモード時にラッチ回路が3段接続さ
れたフリップフロップ回路として動作するものである。
このフリップフロップ回路についてもダイナミックモー
ドで動作するフリップフロップであることを除き全体的
な動作は図1に示すフリップフロップ回路の場合と同様
であるため、ここではその説明は省略する。
【0020】このように、本発明のフリップフロップ回
路は、スタチックモードで作動するフリップフロップ回
路、ダイナミックモードで作動するフリップフロップ回
路の双方について適用することができ、しかも種々に構
成することができるものである。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明のフリップフ
ロップ回路は、順次逆相のクロックで動作する3段のラ
ッチ回路で構成したものであるため、このフリップフロ
ップ回路に取り込まれたデータは、クロック信号の半周
期分だけ遅れてこのフリップフロップ回路の出力端子か
ら出力されることとなる。したがってこのフリップフロ
ップ回路を接続してシフトレジスタ回路等を構成した場
合にもクロックスキューの問題が生じることのない、自
動配置、自動配線の流れに沿ったフリップフロップ回路
が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフリップフロップ回路の一実施例を表
わした回路図である。
【図2】本発明のフリップフロップ回路の他の実施例を
表わした回路図である。
【図3】本発明のフリップフロップ回路のさらに異なる
実施例を表わした回路図である。
【図4】従来のフリップフロップ回路の一例を表わした
回路図である。
【図5】図4に示すフリップフロップ回路が多数段接続
されることにより構成された従来のシフトレジスタの一
例を表わした図である。
【符号の説明】
12,14,16,18,20,23,25,26,1
41,161,181,201,231,251 イ
ンバータ回路 13,15,17,19,22,24 トランスファ
ーゲート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のラッチ回路と、該第1のラッチ回
    路と逆相のクロックで動作する第2のラッチ回路と、該
    第2のラッチ回路と逆相のクロックで動作する第3のラ
    ッチ回路とを備えたことを特徴とするフリップフロップ
    回路。
JP3320555A 1991-12-04 1991-12-04 フリップフロップ回路 Withdrawn JPH05160680A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3320555A JPH05160680A (ja) 1991-12-04 1991-12-04 フリップフロップ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3320555A JPH05160680A (ja) 1991-12-04 1991-12-04 フリップフロップ回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05160680A true JPH05160680A (ja) 1993-06-25

Family

ID=18122740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3320555A Withdrawn JPH05160680A (ja) 1991-12-04 1991-12-04 フリップフロップ回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05160680A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4995039A (en) Circuit for transparent scan path testing of integrated circuit devices
US20020039033A1 (en) Distributing data to multiple destinations within an asynchronous circuit
KR900014970A (ko) 동기 회로
JPH05273311A (ja) 論理集積回路
JPH05232196A (ja) テスト回路
JPH10334685A (ja) シフトレジスタ装置、その駆動方法
EP0524642A2 (en) Register control circuit for initialization of registers
JP3363691B2 (ja) 半導体論理集積回路
JPH05160680A (ja) フリップフロップ回路
US6218861B1 (en) Functional block and semiconductor integrated circuit architected by a plurality of functional blocks in combination
US6707317B2 (en) Method and apparatus for asynchronously controlling domino logic gates
US6150861A (en) Flip-flop
JPH05325586A (ja) 半導体集積回路およびフリップフロップ
US5557581A (en) Logic and memory circuit with reduced input-to-output signal propagation delay
JP4121948B2 (ja) 集積回路及び当該集積回路をテストするための方法
JPH08212794A (ja) シフトレジスタ
JP2690516B2 (ja) リングカウンタ
JP2709219B2 (ja) 記憶回路
JPH11150458A (ja) 半導体装置
JPH0529888A (ja) 半導体集積回路
JPH04243313A (ja) フリップフロップ
JP2000227456A (ja) スキャンフリップフロップ
JP3251748B2 (ja) 半導体集積回路
JPH0795016A (ja) フリップフロップ回路及びスキャン回路
JPH09147594A (ja) シフトレジスタ回路

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990311