JPH05160318A - リードフレームの製造方法 - Google Patents

リードフレームの製造方法

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JPH05160318A
JPH05160318A JP32560091A JP32560091A JPH05160318A JP H05160318 A JPH05160318 A JP H05160318A JP 32560091 A JP32560091 A JP 32560091A JP 32560091 A JP32560091 A JP 32560091A JP H05160318 A JPH05160318 A JP H05160318A
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lead frame
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pattern
conductor
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Seiji Ogino
誠司 荻野
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 微細なパターンを有するリードフレームを製
造する方法を提供する。 【構成】 基板1上にレジスト層2を形成し、所望のリ
ードフレームのマスクパターンを有する吸収材3とマス
ク膜4を用い、シンクロトロン放射光によるリソグラフ
ィを行なって、所望のレジストパターン5を形成する。
次にレジストパターン5に従い、電気メッキにより金属
構造体6を形成する。次に前記金属構造体6を型として
射出成形によりプラスチック型10を形成した後、前記
プラスチック型10をもとに所望の形状のリードフレー
ム11を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、リードフレームの製
造方法に関し、特に、より微細なリードフレームを形成
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のリードフレームは、0.125m
m〜0.25mm程度の厚さを有する金属板をプレス加
工あるいはエッチング加工することにより、その内部の
リードパターンを形成していた。
【0003】しかしながら、プレス加工の場合、リード
フレームの板厚の80%というリード間のスキマは、
0.1mm〜0.12mmとなるため、このスキマを打
ち抜くためのパンチがプレス圧に耐えきれずに折れてし
まったり、また、折れなくても大きな加工歪みが生じ
る。その結果、リードフレームの板厚の80%程度しか
リードを細かく加工することができず、半導体のサイズ
が小さく多ピンのものについては対応がとれないという
欠点を有していた。
【0004】また、エッチング加工の場合、効率のよい
両面からのエッチングを行なっても、断面方向の中央部
が残って繋がったり、または、それを無理にエッチング
分離させようとすれば、両横のリード部が必要以上にエ
ッチングされ形状不良となり、安定した形成方法とはい
えなかった。
【0005】係る問題を解決する方法として、特開平3
−123063に示されるように、リードフレームをプ
レス加工またはエッチング加工した後、レーザービーム
の加工工程により、さらに微細加工を施す技術が知られ
ている。特開平3−123063に示される発明により
リード間のスキマをリードフレームの板厚の70%以下
にすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のプレス加工またはエッチング加工による技術では、リ
ードフレームの板厚の80%以下でリード間のスキマを
形成するのは困難であった。
【0007】また、特開平3−123063に従う、レ
ーザービームの加工工程を用いる方法は、レーザービー
ムにより加工される対象が、プレス加工またはエッチン
グ加工の限界によってある程度決まってしまうので、リ
ードフレームをさらに微細化し多ピン化するには制約が
あった。また、レーザービームを用いて加工するのは、
加工時間が長くなり、コスト的にも得策とはいえなかっ
た。
【0008】本発明の目的は、上述した従来の方法より
も、より微細な構造、例えば、インナーリード幅やリー
ド間スキマが数μmの構造を有するリードフレームを容
易に大量に製造することができる方法を提供することに
ある。また、本発明の他の目的は、リードフレームの板
厚に関係なく、より微細な構造を有するリードフレーム
を容易に大量に製造することができる方法を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に従うリードフ
レームの製造方法は、基板上にレジスト層を形成した
後、レジスト層についてシンクロトロン放射光によるリ
ソグラフィを用いてレジストパターンを形成する工程
と、レジストパターンに従って基板上に金属構造体を電
気メッキにより堆積させる工程と、金属構造体を型とし
て射出成形でプラスチック型を形成する工程と、プラス
チック型をもとにして、所定の形状の導電体(リードフ
レーム)を形成する工程とを備える。
【0010】プラスチック型を用いて導電体を形成する
方法には、次の場合には限定されないが、例えば、電鋳
または焼結法などを用いることができる。
【0011】電鋳により導電体を形成する場合は、誘電
性プラスチックと導電性プラスチックを用いて形成した
原型に、電気メッキ等により金属構造体を析出させた
後、原型を取り除くことにより所望の形状の導電体を得
ることができる。
【0012】また、導電体の組成は、電鋳の際、合金メ
ッキにより、所望の組成の合金とすることができる。
【0013】焼結により導電体を形成する場合は、導電
体の粉末を所望の形状を有する型に入れ成形した後、焼
結させることにより所望の組織の合金からなる導電体を
形成することができる。
【0014】
【作用】シンクロトロン放射光は、直進性、指向性が強
く、ほとんど平行光に近い。したがって、所望のリード
フレームのマスクパターンを有する吸収材とマスク膜を
用い、シンクロトロン放射光でレジスト層を露光するこ
とにより、前記マスク上のリードフレームのパターンを
レジスト層に高解像度に転写することができる。
【0015】また、シンクロトロン放射光は直進性、透
過性に優れているので、レジスト層の膜厚を厚く用いて
露光した場合、垂直方向に深部まで露光することができ
る。
【0016】したがって、前記露光したレジスト層を現
像することにより、μmのオーダーの高解像度を有する
高アスペクト(縦/横)比のレジストパターンを形成す
ることができる。
【0017】次に、前記レジストパターンにしたがって
電気メッキにより金属構造体を堆積させた後、この金属
構造体を型として射出成形すれば、高解像度で高アスペ
クト比のプラスチック型を形成することができる。
【0018】この工程において、一回のシンクロトロン
放射光により形成された金属構造体を原型として何個も
のプラスチック型を作ることができる。
【0019】したがって、得られた複数個のプラスチッ
ク型をもとにして、電鋳などにより同一形状のリードフ
レームを大量に製造することができる。
【0020】また、リードフレームの板厚は電鋳の際の
電流密度と時間により制御できるので、微細な形状を有
する導電体を所望の板厚とすることができる。
【0021】また、この発明にしたがう方法において、
プラスチック型をもとに形成された導電体は、アニーリ
ングすることにより、強度、延びなどの物性を向上させ
ることができる。
【0022】
【実施例】この発明にしたがってリードフレームを形成
する方法について、図を参照しながら以下に説明する。
【0023】図1(a)を参照して、まず基板1上にP
MMAをベースとするレジスト層2を形成した後、所望
のリードフレームのマスクパターンに加工した吸収材3
を有するマスク膜4を用いて、シンクロトロン放射装置
(電総研TERAS)により、前記レジスト層2をシン
クロトロン放射光により露光する。次に、前記レジスト
層2を有する基板1を現像し、基板1上にレジストパタ
ーン5を形成する(図1(b))。
【0024】次に前記レジストパターン5を有する基板
1をメッキ液に浸け、電気メッキを行ない、レジストパ
ターンの谷間にNi構造体6を堆積させる(図1
(c))。この工程において、他に銅または金などを堆
積させることができる。続いて、図1(d)に示すよう
に基板1とレジストパターン5を除いて得られたNi構
造体6を鋳型として、誘電プラスチックのモールド材7
をNi構造体6に充填する。さらに図1(e)に示すよ
うにモールド材7にしたがい、誘電性プラスチック8と
導電性プラスチックシート9からプラスチック型10を
形成する。続いて、図1(f)に示すように、モールド
材7を分離してプラスチック型10を準備する。プラス
チック型10の谷間に電鋳によりFe−42Ni合金か
らなる金属構造体11を堆積させる(図1(g))。次
にプラスチック型10を取り除いて、所望のリードフレ
ームのパターンを有する導電体11を得る(図1
(h))。次に導電体11を110℃以上の温度下でア
ニーリングし、所望の強度、延びなどの物性の向上した
リードフレームを得る。
【0025】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明にした
がえばシンクロトロン放射光を使った深いリソグラフィ
と電気メッキで高アスペクト比を有する微細な金属構造
体が得られるので、これを型として用いることで高解像
度でかつ高アスペクト比を有する導伝体を一括形成する
ことができる。したがって、この発明は、従来の金属板
をプレス加工し、エッチング加工しまたはレーザビーム
加工しリードフレームを形成する方法とまったく異な
る。
【0026】本発明に従えば、プレス加工を用いないの
で、プレス加工時のリードフレーム板の加工歪が生じ
ず、また、エッチング加工時またはレーザビーム加工時
の損傷が生じないため、所望の微細なリードフレームの
パターンを忠実にまた精密に形成することができる。
【0027】本発明に従う微細加工は、数μmまで可能
であり、また、リードフレームの板厚は電鋳時の電流密
度と時間により制御できるので、従来製造が困難とされ
ていたリードフレームの板厚の80%以下のインナーリ
ード幅、リード間スペースを有するリードフレームを容
易に製造することができる。また、このようにして、リ
ードフレームの板厚に関係なく、インナーリード幅、リ
ード間スペースを数μmまで微細化することが可能であ
る。
【0028】また、一回のシンクロトロン放射光により
形成した金属構造体を鋳型として用いることによりプラ
スチック型を多数作ることができるので、同一形状のリ
ードフレームを大量に製造することができる。
【0029】本発明によりサイズの小さい、多ピンのリ
ードフレームを大量に製造することができるので、サイ
ズの小さい半導体素子の多ピン化が実現できるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例において、リードフレームを
形成する工程を示す模式図である。
【符号の説明】
1 基板 2 レジスト層 3 吸収材 4 マスク膜 5 レジストパターン 6 Ni構造体 7 モールド材 8 誘電性プラスチック 9 導電性プラスチックシート 10 プラスチック型 11 導電体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上にレジスト層を形成した後、前記
    レジスト層についてシンクロトロン放射光によるリソグ
    ラフィを用いてレジストパターンを形成する工程と、 前記レジストパターンにしたがって、前記基板上に金属
    構造体を電気メッキにより堆積させる工程と、 前記金属構造体を型として、射出成形でプラスチック型
    を形成する工程と、 前記プラスチック型をもとにして、所定の形状の導電体
    を形成する工程とを備える、リードフレームの製造方
    法。
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