JPH05160055A - 炉芯管 - Google Patents

炉芯管

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Publication number
JPH05160055A
JPH05160055A JP34416891A JP34416891A JPH05160055A JP H05160055 A JPH05160055 A JP H05160055A JP 34416891 A JP34416891 A JP 34416891A JP 34416891 A JP34416891 A JP 34416891A JP H05160055 A JPH05160055 A JP H05160055A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
quartz
tubes
flange
quartz tube
Prior art date
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Pending
Application number
JP34416891A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Okumura
慎二 奥村
Toshio Nagahama
敏夫 長浜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Coorstek KK
Original Assignee
Toshiba Ceramics Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Ceramics Co Ltd filed Critical Toshiba Ceramics Co Ltd
Priority to JP34416891A priority Critical patent/JPH05160055A/ja
Publication of JPH05160055A publication Critical patent/JPH05160055A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 炉芯管外からの汚染を防ぐ。 【構成】 一端が開放状態で、他端が閉成状態である3
本以上の石英管で構成した炉芯管。3本以上の石英管を
重ねて三重管以上の多重管構造にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体ウェーハ処理
に使用する炉芯管に関する。
【0002】
【従来の技術】縦型の炉芯管を例にとって説明すると、
全体が透明石英管で構成されていて、上端が閉成状態
で、下端が開放状態になっており、管内で半導体ウェー
ハを処理するようになっている。
【0003】従来、2本の石英管(外管と内管)を重ね
て二重管構造とし、まず、それらの外管と内管との間の
空隙に処理ガスを流すことにより、徐々に加熱し、しか
るのち炉内に流入させ、その結果、炉内でウェーハ表面
に酸化膜を形成する酸化速度を増加させていた。
【0004】このような従来の二重管構造の縦型炉芯管
は、内管と外管が溶接で一体物として構成されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】石英は、特にFeやC
uの不純物を通しやすい材料であるので、従来の二重管
構造の炉芯管は、炉外のFeやCuの汚染物が石英管を
通過して炉芯管内のウェーハを汚染する欠点がある。
【0006】また、内管と外管を溶接で一体化した場
合、取扱いが困難になる。
【0007】本発明は、FeやCuの汚染物が石英管を
通過して炉芯管内のウェーハを汚染することを防止する
ことを目的としている。
【0008】本発明の別の目的は取扱いの容易な炉芯管
を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、一端が開放状
態で、他端が閉成状態である複数の石英管によって多重
管構造に構成した半導体ウェーハ処理用の炉芯管におい
て、3本以上の石英管を重ねて三重管以上の多重管構造
にしたことを特徴とする炉芯管を要旨としている。
【0010】
【作用】3本以上の石英管を重ねるので、空隙が2層以
上形成される。そのうちの少くとも一層の空隙は処理ガ
スをウェーハ処理管内に流す前にその導入ガスを徐々に
加熱するのに使用し、他の空隙を汚染の防止に使用す
る。
【0011】
【実施例】図1は以下に述べる第1,第2及び第4実施
例に共通する本発明の縦型炉芯管の平面図である。炉芯
管以外の手段は従来公知の縦型炉のものをそのまま又は
少し修正して利用できるので、図示及び説明を省略す
る。
【0012】第1実施例 図2〜3は本発明の好適な1つの実施例を示している。
【0013】3本の石英管1、2、3を重ねて配置して
三重管構造を形成している。これらの石英管1、2、3
は全体が透明な円管であり、同心に配置されている。各
石英管1、2、3は、上端がドーム状の閉成状態で、下
端が完全な開放状態になっている。
【0014】各石英管1、2、3の下端には第1フラン
ジ4、5、6が外向きに一体に形成されている。内側の
石英管1の第1フランジ4の少し上方に同様の第2フラ
ンジ7が外向きに一体に形成されていて、そこに中間の
石英管2の第1フランジ5が載置されている。その中間
の石英管2の第1フランジ5の少し上方に同様の第2フ
ランジ8が外向きに一体に形成されていて、そこに外側
の石英管3の第1フランジ6が載置されている。
【0015】前述のフランジ4〜8はすべて透明な石英
である。
【0016】3本の石英管1、2、3はフランジ5〜8
によって互いに上下で受ける形で着脱自在に組み立てら
れており、上方に引上げれば簡単に取り外しが行える。
【0017】3本の石英管1、2、3の間には2層の空
隙が所定の間隔で形成されている。
【0018】内側の石英管1の第1フランジ4と第2フ
ランジ7との間には1本の細い円管状の透明石英製のパ
イプ10が内部に通じるように固定されている。中間の
石英管2の第1フランジ5と第2フランジ8との間にも
1本の細い円管状の透明石英製のパイプ11が内部に通
じるように固定されている。このパイプ11の外端部は
例えばラッパ状に拡がっている。外側の石英管3の側面
には対向する上下位置に2本の細い円管状の透明石英製
のパイプ12、13が内部に通じるように固定されてい
る。これらのパイプ12、13の外端には、例えばそれ
ぞれ小さなフランジが付いている。
【0019】内側の石英管1と中間の石英管2との間の
空隙には従来と同様に炉内での酸化速度を増すために処
理ガスを流す。すなわち、パイプ11からウェーハ表面
に酸化膜を形成するための処理ガスを例えば10〜20
ml/minの速度で流す。処理ガスは、その空隙を石
英管1,2の上端に向けて流れていき、内側の石英管1
の上端に形成された多数の小孔(図示せず)から炉芯管
内に流入する。さらに、処理ガスは炉芯管内を下方に流
れ、その間にウェーハ表面に酸化膜を形成させる。その
後、処理ガスはパイプ10から排出される。
【0020】なお、内側の石英管1の上端に形成する小
孔の個数は約300個にし、各小孔の直径は2〜5mm
に設定するのが好ましい。これらの小孔は、同心円状又
は格子状に所定間隔毎に配置する。
【0021】外側の石英管3と中間の石英管2との間の
空隙にはN2 やAr等の汚染防止ガスを流し、それによ
って外側の石英管3外からの汚染を防止して、内側の石
英管1内のクリーン度を高める。すなわち、パイプ12
から空隙内にN2 やAr等の汚染防止ガスを10〜50
ml/minの速度で流入させる。汚染防止ガスは石英
管3の上端に向かって流れていき、その間にその石英管
3を通過した汚染物(FeやCu)をとりこんで、最終
的にパイプ13から排出される。
【0022】フランジ4〜8は表面を鏡面仕上げにし
て、面シールの効果をあげるのが好ましい。フランジ4
〜8にテーパをつけてもよい。さらに、Oリング等のパ
ッキン類を使用してシールしたり、互いに接するフラン
ジ5と7、6と8をクランプ手段(図示せず)で締めた
りしてシール作用を高めることもできる。
【0023】パッキン類としてテフロン部材のものを使
用するときは、その近くだけ石英管1,2,3は不透明
石英で形成し、炉内温度(通常800〜1000℃)を
外部に伝達しないようにするのが好ましい。さらに、そ
の付近に冷却手段(図示せず)を設けてもよい。
【0024】第2実施例 図4〜5の実施例は、3本の石英管1、2、3の上端が
すべて平坦になっている。上端以外の構造は図2〜3の
実施例と同一である。
【0025】第3実施例 図6〜8の実施例は、3本の石英管1、2、3の上端が
縦断面凸形になっている。凸部はすべて小さな円管状
で、同心に配置されており、内側から外側に向かって少
しずつ直径が大きくなっていて所定の隙間が形成されて
いる。上端以外の構造は図2〜3の実施例と同一であ
る。
【0026】実施例4 図9〜10の実施例は、3本の石英管1、2、3の上端
がほぼ円錐状をしていて、全体的に丸みをもっている。
上端以外の構造は、図2〜3の実施例と同一である。
【0027】変形例 前述の4つの実施例は縦型の三重管のみであったが、本
発明は横型でもよく、また四重管等の多重管構造も含む
ものである。
【0028】複数の石英管は組み立て及び取り外しを容
易にするために前述のようにフランジ載置形式が好まし
いが、本発明はそれに限定されるものではない。例え
ば、内側の石英管1と中間の石英管2は溶接して固定
し、外側の石英管3のみをフランジ載置方式にしてもよ
い。場合によっては、3本の石英管1、2、3をすべて
溶接で固定してもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明による炉芯管は三重管以上の多重
管構造になっているので、1つの空隙にウェーハ処理ガ
スを流して炉内に流入する前に徐々に加熱することがで
きると同時に、汚染防止ガスを別の空隙に流して外側の
石英管を通過してきた汚染物が炉芯管内へ侵入すること
を防止することができる。
【0030】また、複数の石英管をフランジ載置方式で
組み立てる場合は、組立てと取り外しが容易であり、取
り扱いが簡便となり、しかも一部の石英管が破損したと
き、それだけを取り換えることが可能となり、修理が安
価かつ簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による縦型炉芯管の平面図。
【図2】図1のX−X線に沿った第1実施例の断面図。
【図3】図1のY−Y線に沿った第1実施例の断面図。
【図4】図1のX−X線に沿った第2実施例の断面図。
【図5】図1のY−Y線に沿った第2実施例の断面図。
【図6】第3実施例による縦型炉芯管の平面図。
【図7】図6のX−X線に沿った第3実施例の断面図。
【図8】図6のY−Y線に沿った第3実施例の断面図。
【図9】図1のX−X線に沿った第4実施例の断面図。
【図10】図1のY−Y線に沿った第4実施例の断面
図。
【符号の説明】
1 内側の石英管 2 中間の石英管 3 外側の石英管 4 第1フランジ 5 第1フランジ 6 第1フランジ 7 第2フランジ 8 第2フランジ 10 パイプ 11 パイプ 12 パイプ 13 パイプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が開放状態で、他端が閉成状態であ
    る複数の石英管によって多重管構造に構成した半導体ウ
    ェーハ処理用の炉芯管において、3本以上の石英管を重
    ねて三重管以上の多重管構造にしたことを特徴とする炉
    芯管。
JP34416891A 1991-12-03 1991-12-03 炉芯管 Pending JPH05160055A (ja)

Priority Applications (1)

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JP34416891A JPH05160055A (ja) 1991-12-03 1991-12-03 炉芯管

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JP34416891A JPH05160055A (ja) 1991-12-03 1991-12-03 炉芯管

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JPH05160055A true JPH05160055A (ja) 1993-06-25

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JP34416891A Pending JPH05160055A (ja) 1991-12-03 1991-12-03 炉芯管

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JP (1) JPH05160055A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002343722A (ja) * 2001-05-16 2002-11-29 Toshiba Ceramics Co Ltd 減圧cvd用石英ガラス炉心管
JP2005072386A (ja) * 2003-08-26 2005-03-17 Hitachi Kokusai Electric Inc 基板処理装置
US20140123897A1 (en) * 2011-09-08 2014-05-08 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation Plasma generation apparatus, cvd apparatus, and plasma-treated particle generation apparatus

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