JPH05159670A - 直流遮断器 - Google Patents

直流遮断器

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JPH05159670A
JPH05159670A JP34915191A JP34915191A JPH05159670A JP H05159670 A JPH05159670 A JP H05159670A JP 34915191 A JP34915191 A JP 34915191A JP 34915191 A JP34915191 A JP 34915191A JP H05159670 A JPH05159670 A JP H05159670A
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型かつ簡素な構成で電力損失を発生せずに
直流大電流の遮断を行う。 【構成】 PN接合面の近傍の薄い部分の不純物濃度を
ステップ状に高くした電荷制限ダイオード1と並列に遮
断器31が接続され、直流電源32の正極が電荷制限ダ
イオード1のカソード1Kに、負極が負荷33の正極入
力端子に結線され、直流電源32の負極が負荷の負極入
力端子に接続されている。遮断器31を開いた瞬間に電
荷制限ダイオード1の接合面の空乏層に電流が流れ込
み、遮断器31では電流零点が発生するので遮断が行わ
れ、次に電荷制限ダイオード1の充電電流が急激に減少
して遮断が完了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流大電流の遮断を行
うための直流遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、大電流の遮断は主として交流回路
において行われており、開いた接点間に発生したアーク
が、交流の極性の反転時の電流が零になる時点で消滅す
ることを利用している。この場合に、アークの再点弧を
防止するために接点間の高温の電離気体を急速に冷却す
ればよい。
【0003】直流回路の場合は電流零点がないため、ア
ークを引き伸してアーク電圧を回路電圧より高くした
り、インダクタ等を利用して強制的に電流零点を作りだ
したりすることにより遮断を行う。また、真空容器中に
接点を封入した真空遮断器は絶縁回復時間が極めて短い
ため、電流零点を作ることができれば遮断を行うことが
可能であると考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、大電流を遮断する際のアークの消弧のために複
雑な機構や特殊な接点などを必要とし、長寿命化や小型
化が困難であったり、アークの発生を防止するための転
流回路において電力の損失が生ずることや、その駆動に
特殊な回路が必要で複雑化する等の問題がある。
【0005】本発明の目的は、上述の欠点を解消し、小
型かつ簡素な構成で、大電流の遮断時に殆どアークの発
生がなく、電力損失が殆ど生じない直流遮断器を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明に直流遮断器は、PN接合面を挟むP、N両
領域の薄い部分の不純物濃度を略ステップ状に高くし、
前記薄い部分に隣接する外側の領域のうち少なくとも一
方の不純物濃度を低くしたPN接合ダイオードを電気的
接続を断にする遮断器に並列に接続したことを特徴とす
るものである。
【0007】
【作用】上述の構成を有する直流遮断器は、遮断器が導
通から遮断に移行する過渡状態において、PN接合ダイ
オードの逆バイアス容量に電流が吸収されるため、遮断
器の両端の電圧の上昇が遅く、遮断器の絶縁が充分にな
った時点で逆バイアス容量が小さくなるために吸収され
る電流が急峻に減少して電圧が急上昇し、遮断が完了す
る。
【0008】
【実施例】本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明
する。図1は電荷制限ダイオードの構成図を示し、この
電荷制限ダイオード1はPN接合ダイオードの一種であ
り、中心部においてPN接合面2が形成され、両側に電
極が取り付けられた半導体から成っている。PN接合の
接合面2はほぼ平面となっており、接合面2の両側は不
純物濃度がほぼ同程度にステップ状に高くされ、厚さが
例えば0.1μm程度の内層3、4が形成され、境界面
5、6を挟んで、その外側は不純物濃度がほぼ同程度に
低く、厚さが数μm程度の中間層7、8が形成されてい
る。中間層7、8の外側には、オーム性接触を実現する
ために不純物濃度を特に高くした外層9、10を挟ん
で、電極11、12が設けられている。内層3、中間層
7、外層9は何れもP型半導体であり、内層4、中間層
8、外層10はN型半導体である。従って、電極11が
アノード1a、電極12がカソード1kとなる。
【0009】この電荷制限ダイオード1の縦断面に沿っ
た不純物濃度分布は図2に示すようになっている。ここ
で、X5は内層3と中間層7との境界面5の座標、X2は接
合面2の座標、X6は内層4と中間層8との境界面6の座
標であり、縦軸は不純物濃度を示している。
【0010】この電荷制限ダイオード1に逆方向電圧Vr
を印加すると、電圧Vrが十分小さい時には、接合面2を
中心に電圧Vrの平方根に比例した厚さの空乏層が内層
3、4内に生ずるが、空乏層の厚さはまた不純物濃度の
平方根に反比例するので、空乏層が境界面5、6の外側
に達すると、印加電圧の増加に対する空乏層の拡がり方
は急になる。このとき、空乏層中のN型領域はドナーイ
オンが多いためにプラスに帯電し、P型領域はアクセプ
タイオンが多いためにマイナスに帯電しているので、こ
の電荷制限ダイオード1はコンデンサと見做すことがで
きる。
【0011】そして、電荷制限ダイオード1に印加した
逆方向電圧Vrと接合容量Cjの関係は図3に示す特性図の
ようになる。即ち、電圧Vrが増加すると容量Cjは減少
し、その減少の割合は一部で不連続に変化する。空乏層
の厚さが内層3、4の厚さに等しくなる電圧を閾値電圧
Vth とすると、電圧Vrの増加につれてVr<Vth では容量
Cjは少しずつ減少するが、Vr=Vth において減少の割合
が急増し、Vr>Vth では容量Cjは最初は急激に減少し、
逆方向電圧Vrの増加につれて容量Cjの減少の割合が小さ
くなる。なお、ここでは容量を、電気量を電圧で微分し
たものとして考えているので、容量と電圧の積は電気量
とは等しくはならない。
【0012】電荷制限ダイオード1は逆方向電圧を印加
すると充電され、電荷量が一定値Qo を超えると、電圧
が急激に立ち上がり、充電される電荷量はほぼ一定値Q
o に制限されるという特性を有する。この電荷量Qo
は、Qo =e・N・X・Sから定まる。ただし、Sは接
合面の面積、Nは内層3、4での不純物濃度つまりN領
域でのアクセプタイオン濃度及びP領域でのドナーイオ
ン濃度、Xは内層3、4のそれぞれの厚さである。そし
て、境界面5、6での不純物濃度の変化はできるだけ大
きくかつ鋭く変化する方が、電荷制限特性は急峻にな
る。
【0013】図4はこの電荷制限ダイオード1を用いた
遅延回路を示し、入力電圧Vin は抵抗Rを介してダイオ
ード1のカソードに印加されるよう接続され、出力電圧
Voutはダイオード1から直接取り出すように接続されて
いて、ダイオード1のアノードが共通端子GND に接地さ
れている。入力電圧Vin として、ダイオード1の閾値電
圧Vth に比べて充分に大きい電圧Vを図5に示すように
ステップ状に入力すると、一定の遅延時間Trの後に出力
電圧Voutは急激に立ち上がって電圧Vに達する。この遅
延時間Trは近似的にはTr≒RQo /Vで表される。
【0014】図6は別の遅延回路を示し、ダイオード1
を介して抵抗Rに入力電圧Vin が印加されるように接続
され、ダイオード1のアノードが入力側に接続され、抵
抗Rから直接に出力電圧Voutが取り出されるようになっ
ている。この回路に入力Vinとして、図7に示すように
ステップ状に電圧Vを印加すると、出力電圧Voutは電圧
Vin と共に立ち上がり、遅延時間Trの後に急速に立ち下
がる。
【0015】このように、この電荷制限ダイオード1は
充電電荷が所定の電荷量Qo に達すると急激に充電電流
が減少するため、スイッチング特性を伴った遅延動作を
実現することができる。
【0016】図8は図4の回路の抵抗Rをインダクタン
スLに置き換えたものであり、遅延時間Tr’はTr’≒
(2Qo L/V)1/2 で表される。この回路では、図9
に示すようなステップ状に電圧Vになる入力電圧Vin を
印加すると、遅延時間Tr’後に出力電圧Voutは急激に立
ち上がり、かなり高いオーバーシュートのピークを生じ
た後に電圧Vに落ち着く。
【0017】図10は大電流の直流回路の遮断器への実
施例の回路図を示し、遮断器31の固定接点31aが直
流電源32の正極及び電荷制限ダイオード1のカソード
1kに結線され、遮断器31の可動接点31bが負荷3
3の正極入力端子及び電荷制限ダイオード1のアノード
1aに結線されていて、負荷33の負極入力端子は直流
電源32の負極に接続されている。
【0018】このような回路において、遮断器31が開
いている時は、電荷制限ダイオード1には、カソード1
kを正とし、アノード1aを負として、直流電源32と
同じ電圧が印加されているが、PN接合に対し逆バイア
スの電圧であるため電流は流れず、遮断器31を閉じる
と遮断器31に電流が流れる。閉じている遮断器31を
開くと、回路の導線及び負荷33のインダクタンスのた
めに電流が流れ続けようとするが、この電流は電荷制限
ダイオード1の接合容量に吸収される。固定接点31a
と可動接点31bが充分に離れた時点で、電荷制限ダイ
オード1の逆方向電圧Vrが電圧Vth を超えて急速に上昇
し、流れる電流は急峻に減少してやがて零になる。
【0019】このような構成においては、遮断器31を
開く際に固定接点31aと可動接点31bの間に高電圧
が発生し難く、火花やアーク放電が生じ難いため、消弧
機構の簡略化が可能であり、また接点の摩耗や蒸発が減
少して寿命が延びると共に損傷し難くなる。また、電荷
制限ダイオード1はダイオードの性格を有し、逆方向に
は充電されないため、回路のインダクタンスと直列にな
っても激しいオーバーシュートは直ちに収まり、雑音の
発生も抑えられる。
【0020】なお、実施例では遮断器31は回路中に1
設けられているが、1個でなく例えば複数個を直列に接
続して用いるものとしてもよい。また、電荷制限ダイオ
ード1は主回路の遮断器31が開く際にこれに並列に接
続されていればよく、他の開閉器を介して接続されてい
るものとしてもよい。
【0021】図11は第2の実施例の回路図を示し、電
荷制限ダイオード1のカソード1kに開閉器21の可動
接点21bと抵抗器22の一端が結線され、抵抗器22
の他端は開閉器23を介して電荷制限ダイオード1のア
ノード1aに接続されている。開閉器21の固定接点2
1aは遮断器24の固定接点24aに結線され、遮断器
24の可動接点24bは電荷制限ダイオード1のアノー
ド1aに結線されている。このような構成の直流遮断器
には、遮断器24の固定接点24aに直流電源25の正
極が接続され、可動接点24bには負荷26の正極入力
端子が接続され、負荷26の負極入力端子は直流電源2
5の負極に接続されている。
【0022】このような回路において、負荷26に直流
電源25より電力を供給する場合には、開閉器21を開
いたまま遮断器24を閉じ次に開閉器21を閉じる。こ
の供給を遮断する際には、開閉器21が閉じていて電荷
制限ダイオード1が遮断器24に並列に接続されている
状態で、遮断器24を開き遮断動作を行わせる。遮断器
24を開いてから、一定の時間をおいて開閉器21を開
き、次に開閉器23を閉じ、電荷制限ダイオード1を放
電させてから開閉器23を開く。
【0023】このような操作により負荷26への電力の
投入と遮断を行うが、この構成によって遮断器24を単
独で用いた場合よりも大電流又は高電圧又は高負荷の直
流供給の遮断を行うことができる。即ち、遮断器24の
接点が離れた瞬間から接点間の絶縁が完了するまでの過
渡期間には、遮断器24は抵抗性負荷として働き、接点
間距離及び接点間の物質の状態で決まる電圧を越える電
圧が印加されると、アーク放電等の放電が生じて遮断が
失敗することになる。しかし、この実施例では並列に接
続されている電荷制限ダイオード1の接合容量に電流が
流れ、この接合容量Cjが充分に大きいので遮断器24の
遮断が完了するまでは電圧があまり上昇しない。しか
も、電荷制限ダイオード1の接合容量Cjは閾値電圧Vth
以上では小さいので、遮断器24の遮断完了後に電荷制
限ダイオード1の電圧が閾値電圧Vth を越えると流れ込
む電流は急峻に減少するので、短時間後に開閉器21を
開くことができる。開閉器21を開くことにより、電荷
制限ダイオード1の放電を可能にすると同時に電荷制限
ダイオード1の負担の軽減も行える。抵抗器22は充分
な電力の低抵抗のもので、閾値電圧Vth 以下の放電が短
時間で行えるようにされている。なお、開閉器21の代
りに他の遮断器を用いてもよいが、電荷制限ダイオード
1が電圧を負担するため、開閉器でも充分であると考え
られる。また、開閉器23と開閉器21が同時に閉じる
と危険なので、開閉器23をノーマリオフ型の押しボタ
ン式としているが、これを開閉器21と連動にしてもよ
い。
【0024】図12は第3の実施例の回路図を示し、電
荷制限ダイオード1には並列に遮断器41が接続され、
抵抗器42と開閉器43を直列に結線したものが、同様
に並列に接続されており、電荷制限ダイオード1のカソ
ード1kには開閉器44の可動接点44bが接続されて
いる。そのような構成の直流遮断器には、開閉器44の
固定接点44aに直流電源45の正極が、電荷制限ダイ
オード1のアノード1aには負荷46の正極入力が結線
され、直流電源45の負極と負荷46の負極入力が結線
されている。
【0025】電源投入は遮断器41と開閉器44を閉じ
て行い、遮断は開閉器43が開いている状態で、遮断器
41を開いて行う。第2の実施例と同様に過渡電流が電
荷制限ダイオード1に吸収され、この電流が減少した後
に開閉器44を開いて電荷制限ダイオード1と直流電源
45の接続を断ち、開閉器43を一度閉じて放電を行
う。
【0026】図13は第4の実施例の回路図を示し、電
荷制限ダイオード1には並列に、遮断器51と抵抗器5
2とが接続され、カソード1kには開閉器53の可動接
点53bが結線されている。以上の構成の直流遮断器に
は、開閉器53の固定接点53aに直流電源54の正極
が接続され、電荷制限ダイオード1のアノード1aには
負荷55の正極入力が接続されており、直流電源54の
負極が負荷55の負極入力に接続されている。
【0027】負荷55に電力を供給する際は投入前に遮
断器51を閉じ、次に開閉器53を閉じる。遮断する際
は先ず遮断器51を開き、一定の時間後に開閉器53を
開く。
【0028】この回路でも、遮断時の過渡期間の電流は
殆ど電荷制限ダイオード1に吸収され、遮断器51の絶
縁が充分になった後にその電圧が急峻に上昇する。この
電圧が開閉器53での遮断が行える程度に上昇したら、
開閉器53を開いて遮断を完了する。このとき、第3の
実施例と異なることは、開閉器53を開く際には必ず抵
抗器52を経て電流が流れているということで、そのた
めこの開閉器53には僅かながら遮断能力も要求され
る。開閉器53を開いた後は、電荷制限ダイオード1に
蓄積された電荷が抵抗器52を通して放電される。抵抗
器52による電力損失を減少させるために、遮断器51
を開いた後は電流が充分に減り次第、早めに開閉器53
を開くものとする。このような構成においては、開閉器
の数が1個少ないため、前記実施例よりも操作が簡略化
される。
【0029】図14は電荷制限ダイオード1’の他の実
施例を示し、この電荷制限ダイオード1’は先の実施例
における不純物濃度の低いP型である中間層7を無くし
たものである。この場合に、逆方向電圧Vrが閾値電圧Vt
h を超えると、中間層8内に空乏層が広がることにより
接合容量が急激に小さくなる。このような構造において
も、先の実施例の電荷制限ダイオード1と同等の機能が
実現でき、かつ高不純物濃度の層が低不純物濃度の層の
外側にあるために、先の実施例のものより製造が容易で
ある。何故なら、低不純物濃度の基板の外側に高不純物
濃度の層を形成することは容易であり、合金法などで通
常行われているが、その逆の構造は製造が困難であるか
らである。
【0030】このように、接合面2の両側に不純物濃度
の高い薄層を設け、その少なくとも一方の外側に不純物
濃度の低い層を設けた電荷制限ダイオード1、1’は、
逆電圧を印加する場合に図3に示すような非線形特性を
示すため、回路遮断時の過渡電流の吸収に有効である。
【0031】なお、上述の実施例では電極11、12の
内側に不純物濃度の特に高い外層9、10を設けたが、
オーム性接触が得られればこれらを除いてもよい。ま
た、内層3、4又は中間層7、8は互いに濃度が等しく
なくてもよい。また、内層3、4の厚さは必ずしも等し
くなくてもよいが、接合容量Cjの初期値を大きくするた
めには同等にすることが好ましい。そして、内層3、4
と中間層7、8の境界面5、6は明確なものでなくても
よく、つまり境界面5、6の近傍における不純物の濃度
差が充分であれば、連続的な濃度変化をするものとして
もよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る直流遮
断器は、遮断器の過渡電流を前述のPN接合ダイオード
に吸収し、遮断を容易にするとともに、吸収する電流が
急峻に減少することにより遮断の完了が速い。
【図面の簡単な説明】
【図1】電荷制限ダイオードの構成図である。
【図2】不純物濃度分布の説明図である。
【図3】接合容量と電圧の特性図である。
【図4】遅延機能を有する回路図である。
【図5】入出力電圧の過渡応答の説明図である。
【図6】遅延機能を有する回路図である。
【図7】入出力電圧の過渡応答の説明図である。
【図8】遅延機能を有する回路図である。
【図9】入出力電圧の過渡応答の説明図である。
【図10】第1の実施例の回路図である。
【図11】第2の実施例の回路図である。
【図12】第3の実施例の回路図である。
【図13】第4の実施例の回路図である。
【図14】実施例の電荷制限ダイオードの構成図であ
る。
【符号の説明】
1、1’ 電荷制限ダイオード 2 接合面 3、4 内層 5、6 境界面 7、8 中間層 9、10 外層 11、12 電極 25、32、45、54 直流電源 21、23、43、44、53 開閉器 22、42、52、抵抗器 24、31、41、51 遮断器 26、33、46、55 負荷

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PN接合面を挟むP、N両領域の薄い部
    分の不純物濃度を略ステップ状に高くし、前記薄い部分
    に隣接する外側の領域のうち少なくとも一方の不純物濃
    度を低くしたPN接合ダイオードを電気的接続を断にす
    る遮断器に並列に接続したことを特徴とする直流遮断
    器。
  2. 【請求項2】 前記PN接合ダイオードと直列に開閉器
    を挿入した請求項1に記載の直流遮断器。
  3. 【請求項3】 前記PN接合ダイオードに並列に第2の
    開閉器と負荷との直列回路を接続した請求項2に記載の
    直流遮断器。
  4. 【請求項4】 前記PN接合ダイオードを前記遮断器に
    並列に接続したものに直列に第2の遮断器を接続して構
    成された請求項1に記載の直流遮断器。
  5. 【請求項5】 開閉器と負荷とを直列に接続しものを前
    記PN接合ダイオードに並列に接続した請求項4に記載
    の直流遮断器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008270171A (ja) * 2007-02-07 2008-11-06 Yyl:Kk 限流遮断器

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