JPH05159522A - 盗難防止用マーカーを備えた磁気テープカートリッジおよびその製造方法 - Google Patents

盗難防止用マーカーを備えた磁気テープカートリッジおよびその製造方法

Info

Publication number
JPH05159522A
JPH05159522A JP31623291A JP31623291A JPH05159522A JP H05159522 A JPH05159522 A JP H05159522A JP 31623291 A JP31623291 A JP 31623291A JP 31623291 A JP31623291 A JP 31623291A JP H05159522 A JPH05159522 A JP H05159522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic tape
marker
tape cartridge
theft
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31623291A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Ishida
陽一 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minnesota Mining and Manufacturing Co filed Critical Minnesota Mining and Manufacturing Co
Priority to JP31623291A priority Critical patent/JPH05159522A/ja
Publication of JPH05159522A publication Critical patent/JPH05159522A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Burglar Alarm Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 信頼性が高く且つ製造が容易な盗難防止用マ
ーカー付き磁気テープカートリッジおよびその製造方法
を提供する。 【構成】 磁気テープカートリッジのハウジングが有す
る内面又は外面であって、互いに直交する2つの面に対
応して、L字形に1枚または2枚以上の盗難防止用マー
カーを設けたことを特徴とする盗難防止用マーカーを備
えた磁気テープカートリッジ;並びに2つ割りの磁気テ
ープカートリッジのハウジングを、磁気テープの収納後
一体に組み立てる前に、盗難防止用マーカーの1枚また
は2枚以上を、磁気テープカートリッジのハウジング内
であって、その組み立て後のハウジングが有する内面又
は外面の互いに直交する2つの面に対応する位置にL字
形となるように予め装着することを特徴とする盗難防止
用マーカーを有する磁気テープカートリッジの製造方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、盗難防止用マーカーを
備えた磁気テープカートリッジおよびその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】小売り商品(例えば、コンパクトディス
ク、マイクロフィルム・カートリッジ、磁気記録カート
リッジ)や図書館の書類等が検知区域を通って運び出さ
れるときそれらの物品を遠隔検出することができる盗難
防止装置に使用する盗難防止用マーカーは知られてい
る。(実公平3−25264号公報、特公昭60−51
758号公報)
【0003】実公平3−25264号公報中に記載され
たマーカーは、数メガヘルツから数百メガヘルツの高周
波の交流磁界をつくり、ダイオードまたは共振コイル回
路を有する盗難防止用マーカーの存在によって引き起こ
される磁界の乱れまたは発生電流を検知することを利用
し、警報を発するものである。しかし、この周波数を使
用した、いわゆるEAS方式のマーカーは、該マーカー
を備えた被検知物品に金属材料(金属箔を含む)が使用
され、その金属材料とマーカーが接触又は近接している
場合には、マーカー機能が阻害されるという問題があっ
た。また、そのサイズは、大型とならざるを得ないた
め、小さな被検知物品には使用できないなどの制限があ
った。
【0004】また、特公昭60−51758号公報に記
載されたマーカーは、一定方向(向き)の検知感度が比
較的高く、また、サイズが小さい等の利点を有するもの
の、平面形状であるため、該マーカーを備えた被検知物
品が交流磁界を通過する方向や向きによっては、検知感
度が不十分な場合があった。また、その形状が複雑なた
め、製作が困難であり、高価なものとならざるを得なか
った。更に、マーカーが複雑な形状のため、被検知物品
に装着する方法も困難であり、該マーカーを備えた被検
知物品も高価とならざるを得なかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの問
題点を解決するためになされたものであり、マーカーを
備えた被検知物品の材料や、それが交流磁界を通過する
方向や向きによらず検知感度が優れ、製作が容易で、安
価な盗難防止用マーカーを提供することを目的とし、特
に、該マーカーを備えた磁気テープカートリッジおよび
その製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上述の課題
を解決するために種々検討した結果、被検知物品である
磁気テープカートリッジの構造に鑑み、マーカーを特定
形状とすることにより、優れた盗難防止効果を有する磁
気テープカートリッジおよび容易かつ安価なその製造方
法が提供できることを見出だし本発明を完成させたもの
である。
【0007】すなわち、本発明は、磁気テープカートリ
ッジのハウジングが有する内面又は外面であって、互い
に直交する2つの面に対応して、L字形に1枚または2
枚以上の盗難防止用マーカーを設けたことを特徴とする
盗難防止用マーカーを備えた磁気テープカートリッジを
提供する。
【0008】また、2つ割りの磁気テープカートリッジ
のハウジングを、磁気テープの収納後一体に組み立てる
前に、盗難防止用マーカーの1枚または2枚以上を、磁
気テープカートリッジのハウジング内であって、その組
み立て後のハウジングが有する内面または外面の互いに
直交する2つの面に対応する位置にL字形となるように
予め装着することを特徴とする盗難防止用マーカーを有
する磁気テープカートリッジへの製造方法を提供する。
【0009】
【実施例】以下本発明に係る盗難防止用マーカーを備え
た磁気テープカートリッジについて、図面を用いて、詳
細に説明する。図1は、本発明に係るL字形にマーカー
を装着した磁気テープカートリッジを示し、図2(イ)
は、本発明に係る磁気テープカートリッジに使用される
盗難防止用マーカーを示し、図2(ロ)は、本発明に係
る磁気テープカートリッジに使用される盗難防止用マー
カーのプラスチック基盤を示し、および、図2(ハ)
は、本発明に係る磁気テープカートリッジに使用される
プラスチック基盤を有する盗難防止用マーカーを示して
いる。
【0010】図2(イ)に示す盗難防止用マーカー2と
して、強磁性のニッケル合金を主材料とする低周波方式
物品監視マーカー(住友スリーエム株式会社製 3Mク
ワドラタグマーカー 縦25mm×横15mm)を2枚使用
し、図2(ロ)に示すプラスチック基盤3としてのL字
形のアクリル板の内面に図2(ハ)に示すように貼り付
けた。本実施例では、図2(イ)に示すように2枚の盗
難防止用マーカーを使用したが、L字形のプラスチック
基盤の内面形状に対応させた1枚のもの、または、複数
枚を使用しても良い。
【0011】プラスチック基盤については、マーカーを
固定できるものであればその材質等は、特に限定されな
いが、加工の容易性、軽量性、低価格等の理由から、ア
クリル樹脂、プロピレン樹脂等が望ましい。ここでL字
形とは、概ね90度の角度で開いた状態を意味するが、
被検出部物品の形状によっては、多少の増減があっても
良い。盗難防止用マーカーは、図2(イ)に示すように
必ずしもプラスチック基盤を有することを要しないが、
マーカーが薄い場合には、装着時の作業性の点から、プ
ラスチック基盤を用いた方が良い。
【0012】次に、図2(ハ)に示すマーカー2を、図
1に示すように、磁気テープカートリッジ1(住友スリ
ーエム株式会社製 3480データカートリッジ)のハ
ウジング10の内部の空所11の、互いに直交する2つ
の内表面の組み12,13に対応する位置に装着した。
この場合、2つ割りの磁気テープカートリッジのハウジ
ング10を、磁気テープの収納後一体に組み立てる前
に、盗難防止用マーカー2を、磁気テープカートリッジ
1のハウジング10内の空所11であって、その組み立
て後のハウジング10が有する内表面のうち互いに直交
する2つの内表面の組み12,13に対応する位置にL
字形となるように予め装着する。
【0013】マーカー2の磁気テープカートリッジ1内
への装着に際しては、マーカー2の形状をハウジング1
0の空所11の形状に適合させることによってハウジン
グへの特別な固定を必要としないが、取り付けの安定性
向上のため接着剤、機械的治具を用いて、または、圧
接、溶接等の方法で固定しても良い。また、マーカーの
磁気テープカートリッジへの装着は、そのハウジングの
外表面のうち互いに直交する2つの組みのいずれかに取
り付けても良いが、ハウジングからの離脱を避けるため
ハウジングの内部に設けることが望ましい。更に、マー
カーのハウジング内への装着は、ハウジングの組み立て
前でも良く、組み立てと同時であっても良い。ハウジン
グの組み立ては、本実施例においては高周波溶接により
行ったが、接着剤、ネジ等を用いてもよい。
【0014】次に、本発明に係る磁気テープカートリッ
ジの検知性能を従来のマーカー(住友スリーエム株式会
社製 3Mクアドラタグマーカー 縦25mm×横15m
m)2枚を平面状に用いたものと比較して測定した。そ
の測定方法は、盗難防止装置(米国3M社製 「3M」
モデル3300)の検知区域内に200mm間隔で3列、
380mm間隔で3行、計9点の測定点を設定し、磁気テ
ープカートリッジがその検知区域内の測定点を通過する
場合の向きを3方向に変えて、それぞれ10回通過さ
せ、警報の有無によって検知回数を測定し、検知率を算
定した。
【0015】この場合、磁気テープカートリッジの表面
が盗難防止装置のパネル面および床面に対し垂直となる
向きをA向き、磁気テープカートリッジの表面が盗難防
止装置のパネル面および床面に対し平行となる向きをB
向き、および、磁気テープカートリッジの表面が盗難防
止装置のパネル面に対し水平、床面に対し垂直となる向
きをC向きとし、それぞれの向きで、9点の測定点を1
0回ずつ通過させた。その結果、本実施例に係るマーカ
ーを備えた磁気テープカートリッジの検知回数は270
回中257回(検知率95%)、従来のマーカーを使用
したものの検知回数は270回中192回(検知率71
%)であった。このことから、本発明に係る磁気テープ
カートリッジの検知性能は飛躍的に向上したことが分か
る。
【0016】
【発明の効果】本発明に係る盗難防止用マーカーを備え
た磁気テープカートリッジは、マーカーを備えた被検知
物品としての磁気テープカートリッジが金属材料を含有
するにも拘らず、また、磁気テープカートリッジが交流
磁界を通過する向きによらず検知性能、感度が優れてい
る。また、盗難防止用マーカーの装着方法が容易であ
り、安価に盗難防止用マーカーを備えた磁気テープカー
トリッジを提供することができる。また、盗難防止用マ
ーカーを磁気テープカートリッジの内部に装着すること
により、盗難防止用マーカーの離脱を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る盗難防止用マーカーを備
えた磁気テープカートリッジの一実施例を示す。
【図2】図2(イ)は、本発明に係る盗難防止用マーカ
ーの一実施例を示す。図2(ロ)は、本発明に係る盗難
防止用マーカーのプラスチック基盤の一実施例を示す。
図2(ハ)は、本発明に係る盗難防止用マーカーの他の
一実施例を示す。
【符号の説明】
1…磁気テープカートリッジ 2…盗難防止用マーカー 3…マーカー用基盤 10…ハウジング 11…空所 12,13…互いに直交する内表面の組み

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープカートリッジのハウジングが
    有する内面又は外面であって、互いに直交する2つの面
    に対応して、L字形に1枚または2枚以上の盗難防止用
    マーカーを設けたことを特徴とする盗難防止用マーカー
    を備えた磁気テープカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記盗難防止用マーカーが、該マーカー
    を装着した物品が所定の基本周波数で周期的に変動する
    磁界を有する検知区域に存在することを検知するための
    装置に使用されるものである請求項1記載の盗難防止用
    マーカーを備えた磁気テープカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記盗難防止用マーカーが、L字形の小
    片を基盤として有するものである請求項1記載の盗難防
    止用マーカーを備えた磁気テープカートリッジ。
  4. 【請求項4】 2つ割りの磁気テープカートリッジのハ
    ウジングを、磁気テープの収納後一体に組み立てる前
    に、盗難防止用マーカーの1枚または2枚以上を、磁気
    テープカートリッジのハウジング内であって、その組み
    立て後のハウジングが有する内面又は外面の互いに直交
    する2つの面に対応する位置にL字形となるように予め
    装着することを特徴とする盗難防止用マーカーを有する
    磁気テープカートリッジの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記盗難防止用マーカーが、該マーカー
    を装着した物品が所定の基本周波数で周期的に変動する
    磁界を有する検知区域に存在することを検知するための
    装置に使用されるものである請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記盗難防止用マーカーが、L字形の小
    片を基盤として有するものである請求項4記載の盗難防
    止用マーカーの磁気テープカートリッジへの装着方法。
JP31623291A 1991-11-29 1991-11-29 盗難防止用マーカーを備えた磁気テープカートリッジおよびその製造方法 Pending JPH05159522A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31623291A JPH05159522A (ja) 1991-11-29 1991-11-29 盗難防止用マーカーを備えた磁気テープカートリッジおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31623291A JPH05159522A (ja) 1991-11-29 1991-11-29 盗難防止用マーカーを備えた磁気テープカートリッジおよびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05159522A true JPH05159522A (ja) 1993-06-25

Family

ID=18074787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31623291A Pending JPH05159522A (ja) 1991-11-29 1991-11-29 盗難防止用マーカーを備えた磁気テープカートリッジおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05159522A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010103921A1 (ja) * 2009-03-11 2010-09-16 富士フイルム株式会社 記録テープカートリッジ
JP2010211872A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Fujifilm Corp 記録テープカートリッジ
JP2010211869A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Fujifilm Corp 記録テープカートリッジ及びセキュリティー用認識部材の製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010103921A1 (ja) * 2009-03-11 2010-09-16 富士フイルム株式会社 記録テープカートリッジ
JP2010211873A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Fujifilm Corp 記録テープカートリッジ
JP2010211872A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Fujifilm Corp 記録テープカートリッジ
JP2010211869A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Fujifilm Corp 記録テープカートリッジ及びセキュリティー用認識部材の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4075618A (en) Magnetic asymmetric antipilferage marker
US7075440B2 (en) Miniature magnetomechanical marker for electronic article surveillance system
US4652863A (en) Disarmable magnetic anti-shoplifting marker
US6373387B1 (en) Integrated hybrid electronic article surveillance marker
US4811000A (en) Article enclosure with magnetic marker deactivating means
US4499444A (en) Desensitizer for ferromagnetic markers used with electromagnetic article surveillance systems
JPH08329360A (ja) 窃盗防止マーカーを非作動化する装置
CA2152757A1 (en) Magnetomechanical eas components integrated with a retail product or product packaging
US7005989B2 (en) EAS marker
JP2008181562A (ja) Easマーカーの状態を変えるための2軸磁界装置
JPS5853396B2 (ja) 磁気的検出システムのタ−ゲット
US4689590A (en) Demagnetization apparatus for magnetic markers used with electromagnetic article surveillance systems
JP2604477B2 (ja) 盗難防止システムに使用する質問装置
US6822569B1 (en) Insertable electronic article surveillance label
US5376923A (en) On the counter deactivator
US5410296A (en) Magnetic tag deactivator for pre-existing check-out counters
EP0786696A2 (en) Apparatus and method for protecting a magnetic layer on photosensitive material
JP3419842B2 (ja) 電磁商品監視システムのための低感度化装置
JPH05159522A (ja) 盗難防止用マーカーを備えた磁気テープカートリッジおよびその製造方法
US20030090380A1 (en) Electronic article surveillance markers for recorded media
CN210377740U (zh) 声磁防盗标签
JP3954654B2 (ja) 磁気記録メディア製品に取り付けた磁気機械式easマーカーを非活動化する装置
JPH0441429Y2 (ja)
RU2332722C1 (ru) Деактиватор акустомагнитных меток
CN216310973U (zh) 一种带深渊镜的超市射频/电磁报警器