JPH08329360A - 窃盗防止マーカーを非作動化する装置 - Google Patents

窃盗防止マーカーを非作動化する装置

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JPH08329360A
JPH08329360A JP7319643A JP31964395A JPH08329360A JP H08329360 A JPH08329360 A JP H08329360A JP 7319643 A JP7319643 A JP 7319643A JP 31964395 A JP31964395 A JP 31964395A JP H08329360 A JPH08329360 A JP H08329360A
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JP
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wall
walls
receiving portion
cam
deactivator
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JP7319643A
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English (en)
Inventor
Howard M Schenkel
ハワード・エム・シェンケル
Jon Buzzard
ジョン・バザード
Jeffrey J Ronan
ジェフリー・ジェイ・ロナン
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Sensormatic Electronics Corp
Original Assignee
Sensormatic Electronics Corp
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Publication date
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    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B13/00Burglar, theft or intruder alarms
    • G08B13/22Electrical actuation
    • G08B13/24Electrical actuation by interference with electromagnetic field distribution
    • G08B13/2402Electronic Article Surveillance [EAS], i.e. systems using tags for detecting removal of a tagged item from a secure area, e.g. tags for detecting shoplifting
    • G08B13/2405Electronic Article Surveillance [EAS], i.e. systems using tags for detecting removal of a tagged item from a secure area, e.g. tags for detecting shoplifting characterised by the tag technology used
    • G08B13/2408Electronic Article Surveillance [EAS], i.e. systems using tags for detecting removal of a tagged item from a secure area, e.g. tags for detecting shoplifting characterised by the tag technology used using ferromagnetic tags
    • G08B13/2411Tag deactivation

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 対象物に取り付けられた窃盗防止マーカーを
非作動化する装置を提供する。 【解決手段】 第1の受入れ部はベース14と第1及び
第2の壁16、18とを有する。第1の壁16と第2の
壁18の間に対象物を収容する。第1の壁を第2の壁に
対して摺動自在に設ける。オーディオカセットケースの
ような長方形対象物の一側面又は一端面に取り付けられ
た窃盗防止マーカーを非作動化する非作動化手段を備え
る第2の受入れ部を更にハウジングに設ける。第2の受
入れ部は第1、第2及び第3の壁202、204、20
6を有し、これらの壁の少なくとも2つに非作動化手段
を取り付ける。対象物が第2の受入れ部に挿入された際
にマーカーが非作動化手段の付いた壁に近接するよう
に、かつ、対象物の上面及び底面が受入れ部40内で第
1、第2、第3の壁に対面しないように第1、第2、第
3の壁の大きさと方向を定める。特定の最少高さよりも
小さい物品が第2の受入れ部に挿入されることを防止す
る受入れ制限機構を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、概して商品窃盗防
止装置に関する。詳しく言えば、種々の大きさの製品、
特にコンパクトディスクやカセットケースに取り付けた
マーカーを非作動化する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】小売業における商品の窃盗(万引等)は
よくある知られた問題である。窃盗による損害を減らす
ため、物品を売場から持ち去る窃盗をさせないようにす
る種々の物品監視装置が発明されてきた。典型的な物品
監視装置においては、マーカーが商品に取り付けられ
る。これらのマーカーは、売場の出口に置かれた電磁場
又は磁場と相互作用するように設計されている。
【0003】マーカーが磁場又は「問い合わせ(信号を
送って解答を引き出す)ゾーン」を通るとき、警報が発
生される。この種のマーカーは商品が店から出る前に料
金支払所において商品から取り外される。その他のマー
カーは、商品に取り付けられたままであり、また商品が
売られて売場から持ち去られた後にも商品に付いたまま
である。取り外されるマーカーは、商品が売場から持ち
出される前に通常料金支払所において非作動化される。
【0004】非作動化されるマーカーの1タイプとし
て、無線周波数で共振するインダクタンス及びキャパシ
タンス要素を含む電子回路として構成されたものがあ
る。もう1つの別のマーカー、磁性(磁力)マーカー
は、磁性化あるいは非磁性化される硬質磁性材料からな
る強磁性材料と相互作用する軟質磁性材料帯を含んでな
る。この軟質磁性帯はある周波数の磁場において共振し
倍音を発生する。これによりマーカーが検出される。硬
質強磁性要素は磁気化あるいは非磁気化されるのでマー
カーは非作動化又は作動化される。
【0005】更に別のタイプのマーカーは、音響磁性マ
ーカーあるいは磁気機械式マーカーである。この種のマ
ーカーは、帯状磁気歪材料及び高保持力の帯状磁性材料
を含んでなる。磁気歪材料は特定周波数の磁場において
機械式に共振する。この共振は、機械式に共振する磁気
歪材料によって作り出された磁場に応答するレシーバに
よって検出される。マーカーは、帯状磁性材料の磁気付
勢を変えることによって通常非作動化される。
【0006】本発明の目的は、商品の売り渡し箇所にて
使用され商品に取り付けた窃盗防止マーカーを非作動化
させる装置を提供することにある。本発明は、特に、種
々の大きさの対象物に取り付けた磁性マーカーあるいは
磁気(磁石)機械式マーカーを非作動化する装置を提供
する。
【0007】本発明は、磁気マーカーの非作動化に必ず
しも限定されるものではなく、従来技術の磁気式及び磁
石機械式マーカーの非作動化装置によって提示される問
題点に向けられるものである。そういった従来技術の非
作動化装置は平らなパッドの形状とすることができる。
マーカーを非作動化するため、マーカーの付た商品は平
らな磁性パッド上に置かれる。パッドへのアクセスは制
限されないので、商品がパッド上に不注意に、あるいは
不定の向きに置かれることがある。これにより商品が磁
化されて価値を失うことがある。
【0008】従って、本発明の別の目的は、非作動化磁
場に置かれるタイプの対象物を制御し、かつ、該磁場内
の対象物の向きを制御する磁気非作動化装置を提供する
ことにある。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、オーディオカセットケ
ース、コンパクトディスク(CD)ケース、あるいはビ
デオカセットケースといった対象物に取り付けられた窃
盗防止マーカーを非作動化する装置に関する。該装置
は、対象物を受ける受入れ部を備え、この受入れ部は第
1及び第2の壁と、第1及び第2の壁を支持するベース
とを有する。第1及び第2の壁は、対象物が両壁間に置
かれるように離間している。マーカーを非作動化する非
作動化手段は、対象物が第1及び第2の壁の間に置かれ
たときにマーカーが非作動化されるように受入れ部に配
設される。好ましくは、第1の壁は第2の壁に対して可
動であり、第2の壁はベースに対して固定されている。
【0010】本発明の第2の形態は、長さ「l」を持つ
カセットテープケースのような特定の対象物に取り付け
られたマーカーを非作動化する装置である。この対象物
は、幅「w」及び高さ「h」を持つ少なくとも1つの側
面と、長さ「l」及び高さ「h」を持つ少なくとも1つ
の端面とを有する。「h」は「l」や「w」よりも小さ
い。本願発明装置は、特定の対象物を受ける受入れ部を
備えるハウジングを含んでなる。受入れ部はほぼ「h」
に等しい幅を有する開口を備え、それゆえ、特定の対象
物が側面から又は端面から先に受入れ部に置かれる。非
作動化手段は、特定の対象物が受入れ部に挿入された際
に非作動化手段がマーカーを非作動化するように、受入
れ部に配設される。受入れ部は、許容される高さ「h」
よりも小さな高さを持つ物品が挿入されることを防止す
る受入制限機構を備える。
【0011】本発明の更に別の形態は、上面及び底面、
第1及び第2側面、並びに第1及び第2端面を有するオ
ーディオカセットテープケースのような対象物の1つの
側面又は1つの端面に取り付けられたマーカーを非作動
化する装置である。該装置は、箱状の受入れ部の3側面
を形成するように構成された第1、第2及び第3の壁を
備える受入れ部を有するハウジングを含んでなる。複数
の非作動化手段が備えられて、第1、第2及び第3の壁
の少なくとも2つの壁がそれぞれが1つの非作動化手段
を支持する。非作動化手段がマーカーを非作動化できる
ように対象物を受入れ部に配設してマーカーが非作動化
手段を支持する壁に隣接するように、かつ、対象物の上
面及び底面が第1、第2又は第3の壁に対向して受入れ
部に置かれることがないように壁の位置及び寸法を設定
している。
【0012】
【実施例】以下に本発明の好ましい実施例を説明する。
実施例は、発明を説明するためのものであり、発明を限
定するものではない。発明の範囲は、添付の請求の範囲
及びそれに同等なものによって決定される。
【0013】図1の斜視図に示す非作動化装置10は、
2つの基本的なサイズの商品(標準的なオーディオカセ
ットケースと、ビデオカセットケース、CDケースとい
ったその他の大きなケース)に取り付けられた窃盗防止
マーカーを非作動化するように設計されている。発明の
好ましい実施例においては、磁石機械式マーカーを非作
動化する非作動化磁石を設けている。しかしながら、こ
の非作動化磁石に代えて公知の適当な金物を使用するこ
とによっても、無線周波数マーカーや磁性マーカーのよ
うなその他のマーカーを非作動化することが可能であ
る。
【0014】非作動化装置10は、2つの受入れ部、即
ち第1の受入れ部30と、第2の受入れ部40とを備え
るハウジング20を有し、これらの受入れ部には、異な
るサイズの非作動化される物品(ケースに入った物品)
が挿入される。ハウジング20は、好ましくは、ポリエ
チレン、ポリカーボネート、ABS樹脂といった非磁性
材料を射出成形することにより形成される。しかしなが
ら、吹込成形のような他の技術を用いることもできる。
第1の受入れ部は、良く知られているCDケース(図2
参照、これはジュエルケース [Juwel case]と呼ばれて
いる)、あるいは良く知られているビデオカセットケー
スをそれに取り付けた磁性ーカーと共に受入れてマーカ
ーを非作動化するように構成され、また、それに適した
大きさになっている。本明細書において、「第1の対象
物36」とは、ビデオカセットケースはもちろんのこ
と、図2に示すような種々のサイズのCDケースを含む
意味に用いる。図2に示すように、窃盗防止マーカー3
7を好ましくはCDケースの内壁上に取り付ける。マー
カー37は、好ましくは、米国特許第 4,510,489号に記
載されるタイプの磁石機械式マーカーである。このタイ
プのマーカーは、フロリダ州、ディアフィールドのセン
サマチック・エレクトロニクス・コーポレーションより
Ultra*Max (登録商標)の商標の下に販売されており、
入手可能である。しかしながら、本発明装置は、公知の
電子式物品監視装置に用いられるその他のマーカーを非
作動化するために用いられうる。
【0015】CDケースは、それが保持するCDの枚数
により厚さが異なる。第1の受入れ部30は、ビデオカ
セットケースはもとより市販されているすべてのCDケ
ースが挿入されるように調整可能に設けている。
【0016】第2の受入れ部は、一般的に「ノレルコボ
ックス(Norelco Box)」として知られる標準的なオー
ディオカセットケース(図3a及び3b参照)が側部か
ら挿入されるように構成され、かつ、適当なサイズとな
っている。第2の受入れ部は、更に、「カセットシング
ル(Cassette Singles)」あるいは「オー・ボックス
(O-boxes)」と呼ばれる小さなカセットケースが挿入
されることを防止するように特別に構成されている。オ
ー・ボックス(O-boxes)は、標準的なオーディオカセ
ットを包んだ長方形チューブである。その長さ、幅及び
高さはノレルコボックス(Norelco Box)のものより僅
かながら小さい。用語「第2の対象物(46)」は、図
3a及び3bに示すような窃盗防止マーカー47が付さ
れた標準的なオーディオカセットケースを言う。
【0017】第1の受入れ部30は、ベース14、第1
の壁16、第2の壁18及び支持体21からなる。第1
の壁16は支持体21と第2の壁18との間に位置し、
かつ、第1と第2の壁との間には空間(スペース)28
が形成されている。第1の壁16は、後に詳しく説明す
るように、第2の壁に対して接近離反するように支持体
21と第2の壁18との間で摺動可能に設けられてい
る。空間28は、第1の対象物36が第1及び第2の壁
16、18の間に以下に説明する態様で置くことが可能
な大きさになっている。第1及び第2の壁16、18は
それぞれ円弧状の欠込み24、26を有する。支持体2
1もまた円弧状の欠込み22を有する。これらの円弧状
の欠込みを設けることにより、オペレータは対象物36
を容易に把持して受入れ部30のスペース28に対して
出し入れできる。第1及び第2の壁16、18は、それ
ぞれ幅の狭い上部領域32、34を有する。同様に、支
持体21は幅の狭い上部領域38を有する。上部領域3
2、34は、それぞれ上方に向かってテーパーの付い
た、かつスペース28に面する内面42、44を有す
る。これらの内面は、第1の対象物36をスペース28
内へ案内するガイドとして働く。上部領域32、34
は、ベース14の部分の第1の幅から段々と狭まってベ
ース14から離れた位置で第2の幅となっている。
【0018】第1の壁16を支持体21と第2の壁との
間で第2の壁に垂直な方向に摺動自在に設けている。こ
れにより異なる厚みの対象物(例えば、CDあるいはビ
デオカセットケース)がスペース28内に置かれてケー
スに取り付けられたマーカーを非作動化するようになっ
ている。これを達成する構造を図4及び図5に示す。
【0019】図4は、図1の4−4線断面図である。第
1の壁16は、シャシ(車台)50を収容する第1の切
欠き48を備える。シャシ50は、金属シートを深絞り
成形したものであり、第1の壁16の切欠き48に置か
れる。シャシ50はリム54(図5)を有し、これによ
りキャビティ52を画成する。このキャビティ52は、
図4に示すように、第1の壁16を位置決めさせるため
に支持体21と対面する。
【0020】第1の壁16は、図4に実線で示す第1の
位置「A」と破線で示す第2の位置「B」との間で支持
体21に対して摺動可能である。シャシ50はベースに
隣接する位置でフランジ56、58(図5参照)を有す
る。フランジ56、58はそれぞれ車軸60、62を支
持し、車軸60、62はそれぞれローラ64、66を支
持する。ローラ64、66はベース14上を走行するの
で、第1の壁16はベース14上を第1の位置「A」と
第2の位置「B」との間で滑らかに走行する。
【0021】支持体21に対して第1の壁16を位置
「A」へ付勢するため4つの螺旋圧縮ばね68、70、
72、74を設けている。壁16が位置「A」にあると
きは、ばねには力が作用しておらず平衡状態であり、ス
ペース28は最も幅狭となっている。ばね68、70、
72、74は第1端部側でシャシに固定され、反対側の
第2端部で支持体21の切欠きに固定されている。第1
の壁16は、例えば第1の対象物36を第1の壁16と
第2の壁18との間に置くため、あるいは第1の対象物
をそこから取り出すために、ばねの抗力に対抗して位置
「B」の方へ付勢される。ばねが平衡状態にあるとき
は、圧縮スプリングの付勢(復元力)により第1の壁は
位置「A」にある。このように構成することで、ビデオ
カセットケースはもちろんのこと種々のサイズのCDケ
ースを第1の受入れ部30に収容することができる。
【0022】第1及び第2の壁16、18はそれぞれ永
久磁石86、88を支持しており、これらの磁石は第1
の対象物に取り付けられたマーカーを非作動化する。こ
の目的のため、第1及び第2の壁16、18にそれぞれ
磁石86、88を収容する切欠き90、92を設けてい
る。磁石86、88は圧力感知接着剤によって鋼製の保
持プレート91、93に固定され(磁界を強めるた
め)、かつ、切欠き90、92に取り付けられている
(図4参照)。磁石86、88は実質的に同一であり、
また、壁16、18の円弧状の欠込みと実質的に同一な
形状の円弧状の欠込みを有する。磁石86、88の概略
構造を図6に示す。磁石86、88は実質的に同一であ
るので磁石86についてのみ説明するが、この説明は磁
石88についても同じである。
【0023】磁石86は、厚さ約1.65mm(0.065 イン
チ)の平らな押出ゴム状磁性材料シートからなる可撓性
の磁石である。磁石86は、一連の複数の磁石87を有
し、隣り合う磁石87のN極とS極は交互に反対側に位
置する。磁石86は更に同じ材料の一連の磁石89を有
し、これらの磁石89は円弧状の欠込み21に添って配
設されており、その向きは磁石87に対して実質的に垂
直である。磁石86に対しては次の仕様が好ましい。
【0024】 保持力 1900 Oe(エルステッド) 残留磁束密度 2200 ガウス 最大エネルギ生産 1.4 MGOe 絶対値表面磁場 500−600 ガウス 磁石87、89の磁極間隔は磁石が並ぶ方向において1
インチ(2.54cm)につき4極であり、磁石は両端共
磁化される。
【0025】これらの仕様はフロリダ州、ディアフィー
ルドのセンサマチック・エレクトロニクス・コーポレー
ションより入手可能なUltra*Max (登録商標)磁石機械
式マーカーを非作動化するために好ましいものである。
磁石86は永久磁石であるが、電磁石を使用することも
できる。
【0026】極を交互にした構造及び磁石86、88の
強さににより、磁石86、88によって生じた磁界は小
さい距離だけスペース28内に延伸する。磁石86、8
8によって生じる磁界は、磁石86、88の面から約3
mmを越えると無視できる。この距離は、第1の対象物内
の磁性テープ(例えば、ビデオテープ)に記録された情
報に影響を与えることなくマーカーを非作動化するのに
十分である。
【0027】第1の受入れ部30は、典型的に料金支払
所において磁性マーカーを非作動化するのに用いられ
る。それは次のように用いられる。第1の壁16は最初
は第1の位置「A」にあり、平衡状態である(図4参
照)。マーカー37の付いた第1の対象物36は、マー
カー37が第1の壁16又は第2の壁18に突き当たる
ように単に第1及び第2の壁16、18の間のスペース
28に置かれる。対象物をスペース28に案内するテー
パー付き部42、44を設けてあるので、第1の対象物
を壁16と18との間に容易に置くことができる。第1
の対象物36を置くと第1の壁はばね68、70、7
2、74に抗して第2の壁から離れて第2の位置「B」
へ摺動し、スペース28の大きさを対象物36を受ける
に十分なものにする。第1の対象物36はスペース28
内に僅かな時間残置されその後取り出される。第1の対
象物36がスペース28から取り出されると、付勢され
たばね68、70、72、74は第1の壁16を元の位
置「A」に戻す。第1の対象物36が第1及び第2の壁
の間にあるときに、マーカー37と対面するほうの磁石
86又は88はマーカーを公知の方法で非作動化する。
【0028】ここで第2の受入れ部40について説明す
る。第2の壁の正面100は図1に示すように円弧状の
断面形状を有する。第2の受入れ部40は正面100か
ら外側に延伸し、正面100から突出した箱のような構
造体である。この箱のような構造体の内部には第2の対
象物46に付設されたマーカーを非作動化させるため対
象物46を受ける大きさのスロット110が設けられて
いる。従って、受入れ部40は、以下に説明する非作動
化磁石を収容する。オペレータが第2の対象物46を容
易に把持して受入れ部40に対して出し入れできるよう
にするため上壁108に切欠き114、115を設けて
いる。
【0029】第2の受入れ部は、特定サイズのカセット
ケース(ノレルコボックス)に付設されたマーカーを非
作動化し、かつ、その他のサイズのケース(オー・ボッ
クス)が挿入されることを防止する。第2の受入れ部4
0が対象とするカセットケースは、図3a、図3bに示
すカセットケース46である。ケース46は長方形であ
る。ケース46は、第1及び第2の端面49、49’
と、第1及び第2の側面51、51’とを有する。第1
及び第2の端面49、49’は特定の幅「w」及び特定
の高さ「h」を有する。第1及び第2の側面51、5
1’は特定の長さ「l」及び特定の高さ「h」を有す
る。上面53及び底面53’は長さ「l」及び幅「w」
を有する。高さ「h」は幅「w」より小さく、幅「w」
は長さ「l」より小さい。磁性マーカー47は、図3a
においては端面(端壁)49の内面に取り付けられてお
り、図3bにおいては側面(側壁)51の内面に取り付
けられている。
【0030】ノレルコボックスよりも大きなカセットケ
ースが受入れ部40に挿入されることを防止するため、
スロット100の長さL及び幅Hは、図3a及び図3b
に示すノレルコボックス46の長さl及び高さhにほぼ
等しい寸法としてある。従って、ノレルコボックスは端
面からあるいは側面から受入れ部40に入れられる。し
かし、上面あるいは底面から先に入れられることはな
い。
【0031】オー・ボックスのようなノレルコボックス
よりも小さな対象物が挿入されないように、受入れ部4
0は、ノレルコボックスよりも小さな対象物の挿入を防
止する受入れ制限機構121を備える。図7乃至12を
参照。
【0032】受入れ部40は、受入れ制限機構を支持す
るシャシの役目をなすライナー120を備える。ライナ
ー120は、また、受入れ部40の内壁をなす。特に、
ライナー120は第1及び第2の壁202、204から
なる。第1及び第2の壁202、204は互いに平行に
対向して反対側に位置する。第1及び第2の壁202、
204にほぼ垂直な第3の壁206は、受入れ部40内
の深い位置に横たわり、第1及び第2の壁202、20
4の基部を連結する。第4及び第5の壁208、210
は、また第1及び第2の壁202、204を連結し、互
いに平行であり、かつ第3の壁206に対して垂直であ
る。第1、第2、第3の壁202、204、206は端
部が開口した長方形の箱の3面を形成し、スロット10
0が端部開口となっている。第4及び第5の壁208、
210は箱の第4及び第5の壁を形成する。第1、第
2、第3の壁202、204、206は、ケース46の
高さhに等しい幅Hを有する。第4及び第5の壁20
8、210は、ケース46の長さlに等しい長さLを有
する。第1、第2、第3、第4及び第5の壁202、2
04、206、208、210の長さBと、従って、受
入れ部40の深さは、ケース46の幅wよりも僅かに小
さく、よって、ノレルコボックス46が受入れ部40に
挿入されたとき、ケース46の一部は受入れ部40から
突出す。上記説明から理解されるように、受入れ部40
の寸法は、ケース46が端面又は側面から先に受入れ部
40に挿入され、上面あるいは底面から先に挿入される
ことがないようにしてある。
【0033】非作動化手段は次のように受入れ部40内
に置かれる。第1及び第2の非作動化手段170、17
2は、図7に示すようにそれぞれ第1及び第2の壁20
2、204の長さ方向に添って配置される。従って、ケ
ース46をその端面49、49’を受入れ部の第1及び
第2の壁と整合させかつ隣接させて受入れ部に挿入する
とき、端面49、49’のいずれかに取り付けられたマ
ーカー47は非作動化手段170又は172によって非
作動化される。更に別の非作動化手段を図8に示すよう
に第3の壁206の長さ方向に添って配置してある。
【0034】非作動化手段170、172、174は磁
石86、88と同じ材料で作られている。先に説明した
ようにケース46を受入れ部40に挿入すると、側面5
1又は51’(ケース46の方向による)に付設したマ
ーカーは非作動化手段174によって非作動化される。
端面49又は49’が第3の壁206に接近するように
ケース46を受入れ部40に挿入すると、端面49又は
49’に付設されたマーカーは非作動化手段174によ
って非作動化される。従って、端面49、49’又は側
面51、51’を第1、第2又は第3の壁202、20
4又は206に向けてケース46を受入れ部に挿入する
限り、端面49、49’又は側面51、51’に取り付
けたマーカーは非作動化される。第4と第5の壁20
8、210には非作動化手段を設けていないので、ケー
ス46の上面53、底面53’は、ケース46が受入れ
部40に挿入された際にも磁界を受けることがない。受
入れ部が特定の寸法に設けられているので、上面53及
び底面53’が非作動化手段170、172によって発
生した磁界を受けるような状態でケース46を受入れ部
40に挿入することがない。
【0035】好ましい実施例においては、受入れ制限機
構121はインタロック係合する3つのペアのカム装置
124、126、128からなる。図9に示すように、
カム装置124と128はライナー120内の実質的に
同じ深さの位置に配設されており、カム装置126はラ
イナー120内のカム装置124、128より僅か深い
位置に配置されている。各カム装置は実質的に同一であ
るので1つのカム装置124についてのみ述べれば十分
である。
【0036】各カム装置は2つのインタロック係合カム
130、130’からなる。カム130、130’は同
一であるので、カム130’と関連する各要素はカム1
30と関連する要素と同じ番号か、同じ番号にダッシュ
記号を付けたものを図面において用いる。各カムは軸1
40回りに回転する。各カムはばね156によって付勢
されている。ばね156はつる巻きばねであり、その一
端はライナー120にポスト158を介してライナー1
20に堅結され、他端はスクリュ159を介してカム1
30の他端に堅結されている。カム130は、図7及び
図8に示すように、段違い形状をなしている。段違い形
状の第1の部分132は、第2の部分134よりも突出
している。これにより、カム130、130’は図7及
び図8に示すようにインタロック係合する。カム130
にはストッパ部材136を設けており、カム130が図
8に示すように位置Cから位置Dまで回転したときにラ
イナー120にストッパ部材136突き当たることによ
りカム130が更に回転することを防止する。
【0037】図8に示すように、側面から見た場合、カ
ム130は円弧状の形状を有する。カム130のこの円
弧状の形状は2つの面からなる。第1の面142は点1
50から点152まで延伸し、かつスロット100の中
心線146から遠ざかりなが下がっている。第2の面1
44は中心線146の方へ向かって下っており、150
から点154まで延伸する。故に、各カムの第1の面1
42は対の他方のカムから遠ざかるようになっており、
第2の面144は他方のカムの方へ接近するようになっ
ている。
【0038】ノレルコボックスを開口112に挿入した
ときに側面51若しくは51’又は端面49若しくは4
9’が約距離d隔てた点148、148’において第1
の面142に当たるようにカム130、130’の寸法
を設けている。距離dはノレルコボックスの高さhにほ
ぼ等しい。ケースを更に受入れ部40に差し込むと、カ
ム130はばね156に抗して軸140回りに回転す
る。hよりも小さい幅を有するオー・ボックスのような
対象物をスロット110に挿入すると、該対象物はカム
130の第2の面144に当たる。そういった対象物を
受入れ部40に対してそのように挿入しようと試みた場
合、該対象物はカム130と130’との間に挟まれて
受入れ部に進入できない。面144は中心線の方に向か
って傾斜しているので、ケースを差し込もうとする力の
成分を互いに他方へ向け、この力の成分が対象物を介し
て反対側のカムに伝達されて対象物を2つのカムの間に
挟むからである。対象物をカム130の第1の面142
とカム130’の第2の面144とに当てながら受入れ
部40に挿入したときも、第2の面144に当たってい
ることから、差込み力の成分が他方のカムに与えられる
ので対象物は2つのカムの間に挟まれる。
【0039】カム124と128は、ノレルコボックス
の長さlよりも僅かに小さい距離であり、ノレルコボッ
クスの幅wよりも僅かに大きい距離X離間してしてい
る。従って、ノレルコボックスは側面又は端面からカム
装置124と128との間に挿入されうる。
【0040】カム装置126は、カム装置124と12
8との間でそれらから等距離の位置、即ちX/2隔てた
位置に設けてある。従って、オー・ボックスを側面又は
端面からスロット110内に挿入しようとしても、その
挿入はカム装置124、126、128のうちの少なく
とも2つによって阻止される。しかし、ノレルコボック
スを側面又は端面から受入れ部40に入れることは可能
である。なぜなら、ノレルコボックスはカム装置12
4、126、128によってブロックされないからであ
る。
【0041】受入れ部40の受入制限装置の別の実施例
を図10、11及び12に示す。ライナー220は受入
れ部40内に設けられる。ライナー220は、ライナー
120のカム装置に代わる扉構造を除き、ライナー12
0と同一である。受入れ部40へのアクセスは、3つの
カム装置に代わる扉224、224’によって制限され
る。2つの扉は実質的に同一であるので、一方の扉22
4についてのみ説明する。
【0042】扉224は約1.9 cm(0.75インチ)だけ受
入れ部40内へへこんでいる。扉224は、実質的にス
ロット100の全長に渡って延伸する軸242に回転可
能に取り付けられている。軸242は、ライナー220
に固定されたフランジ236、336によって支持され
ている。フランジ236、336(及び237、33
7)は、軸238、338のためのベアリングとして働
く。軸238、338は作動子232、232を支持す
る。
【0043】扉224の開口は作動子232、232に
よって制御される。作動子232、232は、正しい大
きさの対象物(ノレルコボックス)が受入れ部40に挿
入されたときのみ扉224が開くように構成されてい
る。作動子232とその付属装置はもう1つの作動子2
32とその付属装置と同一であるので、1つの作動子2
32についてのみ詳細に説明する。作動子232は、ほ
ぼ平坦な正面231、湾曲した後面233、ストッパ2
30を有する。作動子232はばね228によって付勢
されている。扉224はばね244によって付勢されて
いる。ばね244は扉224を閉じた状態にする。図1
1に示す通常の位置にあっては、ストッパ230は扉2
24は外側部に突き当たっているので扉224は開くこ
とができないようになっている。ばね228の付勢によ
り作動子232は、扉224が閉じた状態である平衡位
置にある。作動子232がこの平衡位置にあるときは扉
224を開くことはできない。
【0044】正しい大きさの対象物を受入れ部40に挿
入すると、対象物は作動子232の正面231に当た
る。対象物を更に挿入すると作動子232がばね228
の付勢に抗して回転するのでストッパ230はもはや扉
224に突き当たらない。従って、扉224を開くこと
が可能な状態となる。ばね228に抗して対象物を深く
入れるとドアは開く。
【0045】図10、11に示すように、扉224は受
入れ部40を閉じる。各扉はスロット110を横切って
スロットのほぼ半分の位置まで延伸する。扉224、2
24’は、図10に示すように段違い形状をなし、この
部分がインタロック係合するようになっている。扉22
4と作動子232、232はノレルコボックスよりも小
さい物が挿入されないような向きに置かれている。特
に、作動子232と232’は、図3a、図3bに示す
ノレルコボックスの高さhにほぼ等しい距離D離間して
いる。従って、ノレルコボックスを受入れ部40に挿入
すると、作動子232、232’は回転し扉224が開
かれる。ノレルコボックスの高さよりも小さい高さの対
象物は作動子232、232’の両方には突き当たらな
いので、一方の扉224だけしか開くことができない。
更に、作動子232、232は扉224の長さ方向に添
ってノレルコボックスの長さlよりも僅かに小さい距離
L離間して配設されている。従って、ノレルコボックス
よりも少し小さい長さの対象物は一対の作動子232、
232’のみに突き当たるだけなので扉224を開くこ
とはできない。
【0046】対象物46に取り付けられたマーカー47
を非作動化するため、第2実施例の受入れ部40は複数
の磁石270、272、274を備える。磁石270、
272、274は磁石170、172、174と同一で
あり、また受入れ部40において同じ位置に設けられ
る。従って、マーカー47は、磁石170、172、1
74を用いた場合と同様に、磁石270、272、27
4を用いて非作動化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の非作動化アセンブリの斜視
図。
【図2】2つのCDを保持し窃盗防止マーカーが取り付
けられたCDケースの斜視図。
【図3】図3aは、標準的なオーディオカセットテープ
ケースであってその端面に窃盗防止マーカーが取り付け
られたカセットテープケースの斜視図。図3bは、同じ
カセットテープケースであってその側面に窃盗防止マー
カーが取り付けられたカセットテープケースの斜視図。
【図4】図1の4−4線断面図。
【図5】図4の5−5線矢視図であり、非作動化装置の
断面背面図。
【図6】図4の6−6線矢視図であり、非作動化装置の
非作動化磁石の正面図。
【図7】本発明に関連する第2受入れ部の第1の実施例
のスロットの平面図。
【図8】本発明に関連する第2受入れ部の第1の実施例
のスロットの側面図。
【図9】本発明に関連する第2受入れ部の第1の実施例
のスロットの正面図。
【図10】本発明に関連する第2受入れ部の第2の実施
例のスロットの平面図。
【図11】本発明に関連する第2受入れ部の第2の実施
例のスロットの側面図。
【図12】本発明に関連する第2受入れ部の第2の実施
例のスロットの正面図。
【符号の説明】
10 非作動化装置 14 ベース 16 第1の壁 18 第2の壁 20 ハウジング 21 支持体 22,24,26 円弧状欠き込み 28 受入れ部30の空間(スペース) 30 第1の受入れ部 36 第1の対象物 40 第2の受入れ部 46 第2の対象物 121 受入れ制限機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン・バザード アメリカ合衆国、フロリダ州 33063、マ ーゲイト、エヌダブリュー・シックスティ フィフス・アベニュー 1564 (72)発明者 ジェフリー・ジェイ・ロナン アメリカ合衆国、フロリダ州 33441、デ ィーフィールド・ビーチ、エスイー・ファ ースト・テラス 1304

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物に取付けた窃盗防止マーカーを非
    作動化する装置において、 前記対象物を受け入れる受入れ部であって、間に空間を
    形成する第1の壁と第2の壁とを有し、前記第1及び第
    2の壁は、前記対象物が前記第1及び第2の壁の間の前
    記空間に置かれるように離間し、かつ、前記第1の壁
    は、前記対象物の大きさに従って前記空間の大きさを変
    えることができるように前記第2の壁に対して移動可能
    な受入れ部と、 前記対象物が前記第1及び第2の壁の間に置かれたとき
    に、マーカーを非作動化するように前記受入れ部内に設
    けた非作動化手段とを、含んでなる装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の装置であって、前記対象物が
    前記第1及び第2の壁の間の前記空間に置かれたとき
    に、前記対象物を前記第1及び第2の壁の間で保持する
    ため前記第1の壁を前記第2の壁に対して付勢する付勢
    手段を更に含んでなる装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の装置であって、前記付勢手段
    はスプリングを含んでなる装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の装置であって、前記第1の壁
    は前記第2の壁に接近離反するように摺動可能である装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1の装置であって、前記非作動化
    手段の少なくとも一部を前記第1の壁に設けた装置。
  6. 【請求項6】 請求項1の装置であって、前記非作動化
    手段の少なくとも一部を前記第2の壁に設けた装置。
  7. 【請求項7】 請求項1の装置であって、更に前記第1
    の壁を支持する支持体を設けて前記第1の壁が前記第2
    壁と前記支持体との間に位置するように構成した装置。
  8. 【請求項8】 請求項1の装置であって、前記第1及び
    第2の壁との間に前記対象物を置きやすくするための欠
    き込みを前記第1の壁に設けた装置。
  9. 【請求項9】 請求項1の装置であって、前記第1及び
    第2の壁との間に前記対象物を置きやすくするための欠
    き込みを前記第2の壁に設けた装置。
  10. 【請求項10】 請求項9の装置であって、前記非作動
    化手段は、磁性非作動化手段である装置。
  11. 【請求項11】 請求項1の装置であって、前記非作動
    化手段は永久磁石を含んでなる装置。
  12. 【請求項12】 請求項11の装置であって、前記永久
    磁石は、N極とS極とが交互に配設された複数の極を含
    んでなる装置。
  13. 【請求項13】 請求項1の装置であって、前記非作動
    化手段は、前記第1の壁に取り付けた第1の磁石と、前
    記第2の壁に取り付けた第2の磁石とを含んでなる装
    置。
  14. 【請求項14】 hがlとwより小さい関係にある長さ
    l、幅w、高さhを有する対象物であって、幅w、高さ
    hを有する少なくとも1つの側面と、長さl、高さhを
    有する少なくとも1つの端面とを備える特定の対象物に
    取り付けたマーカーを非作動化する装置であって、 ハウジングと、 前記ハウジングに設けた受入れ部であって、前記特定の
    対象物が前記側面又は前記端面から前記受入れ部に置か
    れるように構成され、かつ、hにほぼ等しい幅を有する
    開口を備える受入れ部と、 前記対象物が前記受入れ部へ挿入されたときに、前記マ
    ーカーを非作動化するように前記受入れ部に設けられた
    非作動化手段と、 hより小さな高さを有する対象物が前記受入れ部に挿入
    されることを防止する受入れ制限機構とを、含んでなる
    装置。
  15. 【請求項15】 請求項14の装置であって、前記受け
    入れ制限機構は、幅がwよりも小さな対象物が前記受入
    れ部に挿入されることを防止する手段を含んでなる装
    置。
  16. 【請求項16】 請求項14の装置であって、前記受け
    入れ制限機構は、カム装置を含んでなる装置。
  17. 【請求項17】 請求項14の装置であって、前記カム
    装置は第1のペアのカムを含んでなる装置。
  18. 【請求項18】 請求項17の装置であって、前記ペア
    のカムはインタロック係合する装置。
  19. 【請求項19】 請求項17の装置であって、前記ペア
    のカムは、物品の高さがhよりも小さいときに該物品を
    ペアのカムの間に挟む装置。
  20. 【請求項20】 請求項17の装置であって、前記第1
    のペアのカムからlよりも小さい距離離れた位置に第2
    のペアのカムを設けた装置。
  21. 【請求項21】 請求項17の装置であって、前記各カ
    ムに第1及び第2の面を設け、前記各カムの前記第1の
    面を他方のカムの第1の面に対向させ、hよりも小さい
    高さの物品を前記ペアのカムの一方の前記第1の面に突
    当てて前記受入れ部に挿入するとき、該物品が前記ペア
    のカムの間に挟まれて前記カムが回転できずに該物品が
    受入れ部に入ることを防止するように前記ペアのカムを
    離間させた装置。
  22. 【請求項22】 請求項21の装置であって、前記各カ
    ムの前記第2の面は他方のカムの第2の面に対向しなが
    ら該第2の面から遠ざかるように設け、特定の対象物を
    前記第2の面に突き当てながら前記受入れ部に挿入した
    ときに前記カムが回転して前記特定の対象物が前記受入
    れ部に入ることを許容するように前記カムの前記2つの
    第2の面を離間させた装置。
  23. 【請求項23】 請求項16の装置であって、前記カム
    を付勢する手段を設け、前記付勢手段は平衡状態のとき
    前記受入れ部を閉じる装置。
  24. 【請求項24】 請求項20の装置であって、前記第1
    及び第2のペアのカムの間に更に第3のペアのカムを設
    けた装置。
  25. 【請求項25】 請求項24の装置であって、前記第3
    のペアのカムは前記第1及び第2のペアのカムからほぼ
    wにの距離にある装置。
  26. 【請求項26】 請求項14の装置であって、前記受入
    れ制限機構は、一対の扉を含んでなる装置。
  27. 【請求項27】 請求項26の装置であって、前記各扉
    を開く作動子を更に含んでなり、前記作動子は、ほぼh
    に等しい高さの物品が挿入されるときに作動し、hより
    小さい高さの物品によっては作動されない装置。
  28. 【請求項28】 請求項26の装置であって、前記扉が
    閉じるように前記扉を付勢する手段を更に設けた装置。
  29. 【請求項29】 請求項28の装置であって、前記付勢
    手段はばねを含んでなる装置。
  30. 【請求項30】 請求項27の装置であって、前記各扉
    を開く第2の作動子を更に設け、前記作動子は、lにほ
    ぼ等しい長さの物品が挿入されると作動し、lよりも短
    い長さの物品によっては作動されない装置。
  31. 【請求項31】 請求項14の装置であって、前記非作
    動化手段は、磁性非作動化手段である装置。
  32. 【請求項32】 上面及び底面と、第1及び第2の側面
    と、第1及び第2の端面とを備える対象物の前記側面又
    は端面の1つに取り付けたマーカーを非作動化する装置
    において、 箱状の受入れ部であって、該箱の3つの側部を形成する
    第1、第2及び第3の壁を備える受入れ部を設け、 前記第1、第2、第3の壁の少なくとも2つの壁に複数
    の非作動化手段を設け、 前記非作動化手段が前記受入れ部に入れられた対象物に
    取り付けられたマーカーを非作動化できるようにマーカ
    ーが前記非作動化手段の付設された壁に隣接するよう
    に、かつ、対象物の前記上面及び底面が前記第1、第2
    又は第3の壁に対向して前記受入れ部内に置かれること
    がないように前記3つの壁の向きと大きさを定めた装
    置。
  33. 【請求項33】 請求項32の装置であって、前記第1
    及び第2の壁を互いに平行に設け、記第3の壁を前記第
    1及び第2の壁に垂直に設けて前記第1、第2及び第3
    の壁が前記箱の3つの側部を形成するように設けた装
    置。
  34. 【請求項34】 請求項33の装置であって、前記第
    1、第2及び第3の壁に垂直な第4の壁を更に設け、前
    記第1、第2、第3及び第4の壁が前記端部が開口した
    箱の4側部を形成するように設けた装置。
  35. 【請求項35】 請求項32の装置であって、前記非作
    動化手段を前記第1の壁に支持させた装置。
  36. 【請求項36】 請求項32の装置であって、前記非作
    動化手段を前記第2の壁に支持させた装置。
  37. 【請求項37】 請求項32の装置であって、前記非作
    動化手段を前記第3の壁に支持させた装置。
  38. 【請求項38】 請求項32の装置であって、前記対象
    物の前記第1及び第2の端面と前記第1及び第2の側面
    は高さhを有し、前記上面と前記底面は幅w、長さlを
    有し、hはw及びlよりも小さい装置。
  39. 【請求項39】 請求項38の装置であって、前記受入
    れ部の第1、第2及び第3の壁はほぼhに等しい幅を有
    する装置。
  40. 【請求項40】 請求項38の装置であって、前記対象
    物が前記側面又は端面から先に前記受入れ部に入れら
    れ、前記上面又は底面から先に入れることができない大
    きさの開口を前記受入れ部に設けた装置。
  41. 【請求項41】 請求項32の装置であって前記第1、
    第2及び第3の非作動化手段をそれぞれ前記第1、第2
    及び第3の壁に支持して設け、前記対象物が前記受入れ
    部に置かれたときにマーカーが前記第1若しくは第2の
    端面又は前記第1若しくは第2の側面のいずれに取り付
    けられていてもマーカーは前記複数の非作動化手段の1
    つによって非作動化されるように設けた装置。
  42. 【請求項42】 請求項38の装置であって、ほぼl、
    w又はhよりも小さな高さを有する対象物が前記受入れ
    部に入ることを防止する受入れ制限手段を更に設けた装
    置。
  43. 【請求項43】 請求項42の装置であって、前記受入
    れ制限手段はカム装置を含んでなる装置。
  44. 【請求項44】 請求項42の装置であって、前記受入
    れ制限手段は扉装置を含んでなる装置。
JP7319643A 1994-11-28 1995-11-14 窃盗防止マーカーを非作動化する装置 Pending JPH08329360A (ja)

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