JPH05159177A - 炎感知器の設置方法と取付具 - Google Patents

炎感知器の設置方法と取付具

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JPH05159177A
JPH05159177A JP34947791A JP34947791A JPH05159177A JP H05159177 A JPH05159177 A JP H05159177A JP 34947791 A JP34947791 A JP 34947791A JP 34947791 A JP34947791 A JP 34947791A JP H05159177 A JPH05159177 A JP H05159177A
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sensor
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monitoring area
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JP34947791A
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Shintaro Nomura
愼太郎 野村
Katsuhiro Akimoto
克裕 秋元
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Nittan Co Ltd
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Nittan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】火災報知設備の炎感知器が本来有している広範
囲な監視範囲を活用できる設置方法と、その設置方法を
実施するにあたって用いる取付具を提供する。 【構成】炎を検出するセンサの監視方向を火災監視領域
の斜め上方より望ませるように炎感知器を設置すること
により、本来感知器が有している広範囲の監視範囲を活
用する。また、センサが取り付けられた感知器本体の少
なくとも一部を設置面に埋め込み設置することにより、
広範囲の監視範囲を活用した際に、新たに生じる監視領
域の死角を除去する。さらに、設置面に埋め込み設置さ
れ、少なくとも感知器本体の一部を格納し得る開口を有
した筺体と、この筺体に立設された支持体と、この支持
体に角度調整し得るように軸支され、感知器本体に固着
される係止片とからなる取付具により、前記の設置方法
を実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火災報知設備における
炎感知器の設置方法と、その設置時に用いる取付具に関
する。
【0002】
【従来の技術】炎から放出される紫外線等を検出するセ
ンサを用いて火災を感知する炎感知器が、従来より火災
報知設備において用いられている。この炎感知器には、
センサが、その監視方向を固定されて感知器本体に取り
付けられている。通常センサは、所定の炎に対して検出
し得る監視範囲が規定されている。この監視範囲は、セ
ンサ前面より監視方向に離れるほど広がり、通常は視野
角にして100°ほど、距離にして通常25〜35mほ
どである。従来はこのような炎感知器1を、図3に示す
ように、天井面2より直下に向け、かつ、床面より規定
の高さ(1.2m)の監視領域3に死角が生じないよう
に、監視範囲4を互いに重なり合わせて水平方向に多数
設置していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
炎感知器を監視領域の天井面より直下に向けて設置し、
火災を監視していたのでは、炎感知器が通常の火災感知
器値と比べて広範囲の監視範囲を有しているにも係わら
ず、天井の高さにより規定され、その監視範囲の一部を
活用しているだけとなる。また、このように設置してい
たのでは、広い監視領域を監視させる場合に、多数の炎
感知器を設置しなければならなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明では、炎を検出するセンサの監視方向を火災監視領
域の斜め上方より望ませるように炎感知器を設置するこ
とにより、本来感知器が有している広範囲の監視範囲を
十分に活用できるようにした。
【0005】また、請求項2記載の発明では、センサが
取り付けられた感知器本体の少なくとも一部を設置面に
埋め込み設置することにより、上記のように広範囲の監
視範囲を活用した際に、新たに生じる監視領域の死角を
除去するようにした。
【0006】さらに、請求項3記載の発明では、設置面
に埋め込み設置され、少なくとも感知器本体の一部を格
納し得る開口を有した筺体と、この筺体に立設された支
持体と、この支持体に角度調整し得るように軸支され、
感知器本体に固着される係止片とを具備した取付具によ
り、本発明による設置方法を実施容易とした。
【0007】
【作用】上記構成とすることにより、炎感知器を監視領
域の周囲壁面から斜め上方より監視領域に向けて望ま
せ、もって本来感知器が有している広範囲の監視範囲を
活用する。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明すると、
図2は炎感知器1を本発明の第1の設置方法により監視
領域3に設置した状態を示す説明図である。本発明の第
1の設置方法によれば、炎感知器1は監視領域の側壁面
5に設置され、監視領域3を斜め下方に望むようにセン
サの監視方向が設定される。ここで、実線6はセンサの
監視方向を示しており、波線7はセンサの監視範囲の縁
部を示しており、監視範囲はこの2本の波線7に挟まれ
た円錐状に広がる領域となる。このように、センサの監
視方向を斜めに設定すると、円錐状に広がる監視範囲の
末端裾部8までを監視領域内に位置させることができ、
1台の炎感知器が監視する領域を広げることができる。
したがって同じ広さの領域を監視する場合には、図3で
示したような天井面より直下に向けて水平方向に感知器
を設置していた方法と比べ、少ない感知器で監視するこ
とができる。なお、センサの監視方向を斜めに設定した
感知器で監視しきれない領域は、天井面より直下に向け
て設置した感知器1により監視することとなる。
【0009】さて、上記のように炎感知器のセンサの監
視方向を、監視領域を斜め下方に望むように設定する
と、円錐状に広がる監視範囲の末端裾部までを監視領域
内に位置させることができ、1台の炎感知器が監視する
領域を広げることができる。ところが、このように傾け
て設定すると、設置位置直下の監視領域に僅かな監視範
囲外となる部分9が生じることがある。そこで、感知器
の傾きを調整してこの部分を除去すると、監視範囲の末
端裾部に位置する監視領域に新たな監視範囲外となる部
分10が生じてしまう。ただし、この新たな監視範囲外
となる部分10は、その一部が別の感知器1の監視範囲
内に入っているため、その全てが監視できない部分とな
るわけではない。この部分10は、前記部分9よりもセ
ンサから遠くに位置しているため、当然に広い領域とな
る。
【0010】そこで、本発明の第2の設置方法では、図
1に示すように、センサが取り付けられた感知器本体1
の少なくとも一部11を、設置面となる監視領域の側壁
面5に埋め込み設置することにより、上記第1の設置方
法と同じ傾きを維持していながら、設置位置直下の監視
領域に監視範囲外となる部分が生じることもなく、ま
た、監視範囲の末端裾部に位置する監視領域にも十分な
領域を確保することができる。
【0011】この設置方法を実施するにあたって、以下
のような本発明による取付具を使用すると設置が容易と
なる。
【0012】すなわち、図4,図5,図6および図7
は、本発明による取付具の一実施例における正面図,側
面図,底面図および正面図におけるA−A線断面図を示
しており、また、図8は取付具に炎感知器本体を取り付
けた状態における斜視図を示している。
【0013】この取付具は、大別して筺体12,支持体
13および係止片14の3つの部材より構成されてい
る。
【0014】筺体12は、埋め込みボックスタイプの金
属製等の箱からなっている。そして、炎感知器の少なく
とも一部が格納できるように、一端には方形の開口15
が設けられている。この開口15の周囲には、複数の取
付孔16が穿たれた長方形の鍔部17が延伸しており、
壁面等に取り付けた際に埋め込み穴周囲を隠すための化
粧板となる。
【0015】筺体12の底部18には、支持体13を立
設固定するための一対のネジ孔19が2箇所に穿たれて
いる。すなわち、1箇所は長方形の鍔部17の長辺と平
行となるように、また他の1箇所は長方形の鍔部17の
短辺と平行となるように穿たれ、筺体12に対して支持
体13を直交する2方向に立設可能としている。
【0016】支持体13は、一端において上記ネジ孔1
9にネジ止めされている。すなわち、支持体13の一端
には、上記した筺体底部のネジ孔19にネジ止めする際
にネジを通すための一対の貫通孔20が穿たれている。
この貫通孔20は、筺体12にネジを仮止めした状態で
支持体13を取り付け・取り外し自由とするために、ネ
ジの頭部が貫通し得る口径の孔とネジの頭部が係止され
る口径の孔との連接孔となっている。
【0017】支持体13の他端には、軸棒21により係
止片14が回動自在に軸支されている。この係止片14
の回動は、軸棒21に螺着された蝶ネジ22を緩めた状
態で行なうことができ、蝶ネジ22を締めることにより
固定される。回動による係止片14の角度調整は、支持
体13の軸棒21から等距離の円周上に穿たれた7つの
小孔23(図面では係止片14に隠れて1つしか図示さ
れていない)と、係止片14より突出した小突起24と
の嵌合により、0°から30°まで5°刻みで行なうこ
とができるようになっている。これにより、角度調整を
容易としている。
【0018】係止片14には、炎感知器本体を固着する
ための受座25が設けられており、この受座25に穿た
れたネジ孔26を介して感知器本体をネジ止めする。
【0019】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、炎を検出するセンサの監視方向を火災監視領域の
斜め上方より望ませるように炎感知器を設置したので、
本来感知器が有している広範囲の監視範囲を十分に活用
でき、同じ広さの領域を監視する場合には、従来のよう
に天井面より直下に向けて水平方向に感知器を設置して
いた方法と比べ、少ない感知器で監視することができ
る。
【0020】また、請求項2記載の発明によれば、セン
サが取り付けられた感知器本体の少なくとも一部を設置
面に埋め込み設置したので、上記のように広範囲の監視
範囲を活用した際に、新たに生じる監視領域の死角を除
去することができる。
【0021】さらに、請求項3記載の発明によれば、設
置面に埋め込み設置され、少なくとも感知器本体の一部
を格納し得る開口を有した筺体と、この筺体に立設され
た支持体と、この支持体に角度調整し得るように軸支さ
れ、感知器本体に固着される係止片とを具備した取付具
により炎感知器を取り付けるので、本発明による設置方
法の実施が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第2の設置方法により炎感知器を設置
した状態における説明図である。
【図2】本発明の第1の設置方法により炎感知器を設置
した状態における説明図である。
【図3】従来の設置方法により炎感知器を設置した状態
における説明図である。
【図4】本発明による取付具の一実施例における正面図
である。
【図5】本発明による取付具の一実施例における側面図
である。
【図6】本発明による取付具の一実施例における底面図
である。
【図7】本発明による取付具の一実施例における正面図
のA−A線断面図である。
【図8】本発明による取付具に炎感知器本体を取り付け
た状態における斜視図である。
【符号の説明】
1 炎感知器 3 火災監視領域 5 火災監視領域の側壁面 12 筺体 13 支持体 14 係止片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炎を検出するセンサの監視方向を火災監
    視領域の斜め上方より望ませるように炎感知器を設置す
    る炎感知器の設置方法。
  2. 【請求項2】 炎を検出するセンサの監視方向を火災監
    視領域の斜め上方より望ませるとともに、上記センサが
    取り付けられた感知器本体の少なくとも一部を設置面に
    埋め込み設置する炎感知器の設置方法。
  3. 【請求項3】 監視方向が固定されたセンサを有する感
    知器本体を壁面等の設置面へ取り付ける取付具であっ
    て、上記設置面に埋め込み設置され、少なくとも上記感
    知器本体の一部を格納し得る開口を有した筺体と、該筺
    体に立設された支持体と、該支持体に角度調整し得るよ
    うに軸支され、上記感知器本体に固着される係止片とを
    具備してなる炎感知器の取付具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012033187A (ja) * 2011-10-03 2012-02-16 Hochiki Corp 炎検出器
JP2019133554A (ja) * 2018-02-02 2019-08-08 能美防災株式会社 視野確認器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53140999A (en) * 1977-05-14 1978-12-08 Matsushita Electric Works Ltd Wide range guarding radiation type fire detector
JPH03198872A (ja) * 1989-12-27 1991-08-30 Hitachi Zosen Corp 廃棄物収容ピットにおける火災検出方法
JPH0459429U (ja) * 1990-09-28 1992-05-21

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