JPH0515856A - オイルプロセスライン等で採用される流体均一排除機能を備えた複合構造ゴムリンガーロール - Google Patents
オイルプロセスライン等で採用される流体均一排除機能を備えた複合構造ゴムリンガーロールInfo
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- JPH0515856A JPH0515856A JP3176300A JP17630091A JPH0515856A JP H0515856 A JPH0515856 A JP H0515856A JP 3176300 A JP3176300 A JP 3176300A JP 17630091 A JP17630091 A JP 17630091A JP H0515856 A JPH0515856 A JP H0515856A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 複合構造ゴムリンガーロールは、周壁面に穿
設した多数の透孔と空洞部を有する端空洞軸部分を両端
に、その最中に中央中実軸部分を有する軸本体と、前記
軸本体の軸中央中実軸部分に套嵌されたゴムロール筒体
と、これに隣接して軸の両端空洞軸部分に套嵌された多
数枚で形成する不織布ロール、又はスポンジロール等の
毛細管作用を有する吸引ロール筒体と、この吸引ロール
筒体の両端面で、かつ軸本体と軸受部との連設部に固定
される一対のフランジと、で構成されるオイルプロセス
ラインにおいて流体均一排除機能を備えている。 【効果】 板状物の両エッヂ部分のエッヂドリップの発
生がなくなり、またエッヂドリップの発生に起因する種
々の弊害による品質の低下、工程の複雑化等を解消し得
る。
設した多数の透孔と空洞部を有する端空洞軸部分を両端
に、その最中に中央中実軸部分を有する軸本体と、前記
軸本体の軸中央中実軸部分に套嵌されたゴムロール筒体
と、これに隣接して軸の両端空洞軸部分に套嵌された多
数枚で形成する不織布ロール、又はスポンジロール等の
毛細管作用を有する吸引ロール筒体と、この吸引ロール
筒体の両端面で、かつ軸本体と軸受部との連設部に固定
される一対のフランジと、で構成されるオイルプロセス
ラインにおいて流体均一排除機能を備えている。 【効果】 板状物の両エッヂ部分のエッヂドリップの発
生がなくなり、またエッヂドリップの発生に起因する種
々の弊害による品質の低下、工程の複雑化等を解消し得
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オイルプロセスライ
ン、洗滌処理ライン、薬液処理ライン等の板状物の表裏
面に付着するオイル、水、薬液等流体(以下オイルで説
明する。)を、ほぼ均一に排除(拭き取り)できる複合
構造ゴムリンガーロールに関するものである。
ン、洗滌処理ライン、薬液処理ライン等の板状物の表裏
面に付着するオイル、水、薬液等流体(以下オイルで説
明する。)を、ほぼ均一に排除(拭き取り)できる複合
構造ゴムリンガーロールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的なオイルプロセスラインに
おいては、図3に示す如く、一般的なプロセス拭き取り
工程、即ち、一対のリンガーロールを通過せしめる手段
を介して、板状物のオイルが排除されている。
おいては、図3に示す如く、一般的なプロセス拭き取り
工程、即ち、一対のリンガーロールを通過せしめる手段
を介して、板状物のオイルが排除されている。
【0003】それが為、表面全体のオイル残留分布特性
を示した図4の如く、板状物の両エッヂ部分を除く、他
の部分のオイル排除は、ほぼ十分に達せられており、同
図の如く、分布特性を示す。
を示した図4の如く、板状物の両エッヂ部分を除く、他
の部分のオイル排除は、ほぼ十分に達せられており、同
図の如く、分布特性を示す。
【0004】しかしながら、その両エッヂ部分における
排除が不十分であり、通常、図5に示す如く、考えられ
ている。
排除が不十分であり、通常、図5に示す如く、考えられ
ている。
【0005】即ち、図5に示すように、板状物全体のオ
イル残量は、当該両エッヂ部分が85%、その他部分が
15%と、考えられており、この両エッヂ部分に、残留
するオイル量の大きさが課題となっている。
イル残量は、当該両エッヂ部分が85%、その他部分が
15%と、考えられており、この両エッヂ部分に、残留
するオイル量の大きさが課題となっている。
【0006】この両エッヂ部分に、残留する85%の残
留オイルを、通常エッヂドリップと称している。
留オイルを、通常エッヂドリップと称している。
【0007】このエッヂドリップの排除を、確実に行わ
ないと、いわゆるスポットマーク等を発生し、品質低下
の要因となる。
ないと、いわゆるスポットマーク等を発生し、品質低下
の要因となる。
【0008】それが為、従来は、このエッヂドリップの
排除(おしのけのぞくこと。)に、エアーナイフ手段、
その他一対のリンガーロール手段等を採用する工程、又
は一対のリンガーロール装置が設けられている。
排除(おしのけのぞくこと。)に、エアーナイフ手段、
その他一対のリンガーロール手段等を採用する工程、又
は一対のリンガーロール装置が設けられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記エアーナイフ手段
等を採用することにより、比較的にエッヂドリップの排
除がなし得る反面、ライン工程が複雑となること、ライ
ン設備の大型化又はライン監視、品質管理面等の複雑
化、又は操作面、管理面等において、かなりの熟練度が
要求されることになる。
等を採用することにより、比較的にエッヂドリップの排
除がなし得る反面、ライン工程が複雑となること、ライ
ン設備の大型化又はライン監視、品質管理面等の複雑
化、又は操作面、管理面等において、かなりの熟練度が
要求されることになる。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記に鑑み、本発明で
は、従来のリンガーロールの特性を有効に利用しつつ、
かつ不織布の有する毛細管作用、並びにポーラスな弾性
ロール本体部の負圧吸引作用の特性を有効に利用するこ
と。また一対の複合構造ゴムリンガーロールを介して、
板状物のオイルを、確実、かつスピーディーに排除する
ことができる構成にするため、下記の構造を採用する。
は、従来のリンガーロールの特性を有効に利用しつつ、
かつ不織布の有する毛細管作用、並びにポーラスな弾性
ロール本体部の負圧吸引作用の特性を有効に利用するこ
と。また一対の複合構造ゴムリンガーロールを介して、
板状物のオイルを、確実、かつスピーディーに排除する
ことができる構成にするため、下記の構造を採用する。
【0011】即ち、本発明は、両端に設けられた空洞部
を有する端空洞軸部分、及びこの端空洞軸部分の最中に
設けられた中央中実軸部分でなる軸本体と、この軸本体
の両端に設けられ、かつ前記空洞部に連通する軸方向に
貫設した貫通孔を、少なくとも一方に設けた軸受部と、
前記軸本体の空洞部に連通する前記両端空洞軸部分の周
壁面に穿設した多数の透孔と、前記軸本体に軸中央中実
軸部分に套嵌されたゴムロール筒体と、このゴムロール
筒体の軸方向に並設するように設けられ、かつ前記軸の
両端空洞軸部分に套嵌された多数枚で形成する不織布ロ
ール、又はスポンジロール等の毛細管作用を有する吸引
ロール筒体と、この吸引ロール筒体の両端面で、かつ軸
本体と軸受部との連設部に固定される一対のフランジ
と、で構成されるオイルプロセスライン等で採用される
流体均一排除機能を備えた複合構造ゴムリンガーロール
である。
を有する端空洞軸部分、及びこの端空洞軸部分の最中に
設けられた中央中実軸部分でなる軸本体と、この軸本体
の両端に設けられ、かつ前記空洞部に連通する軸方向に
貫設した貫通孔を、少なくとも一方に設けた軸受部と、
前記軸本体の空洞部に連通する前記両端空洞軸部分の周
壁面に穿設した多数の透孔と、前記軸本体に軸中央中実
軸部分に套嵌されたゴムロール筒体と、このゴムロール
筒体の軸方向に並設するように設けられ、かつ前記軸の
両端空洞軸部分に套嵌された多数枚で形成する不織布ロ
ール、又はスポンジロール等の毛細管作用を有する吸引
ロール筒体と、この吸引ロール筒体の両端面で、かつ軸
本体と軸受部との連設部に固定される一対のフランジ
と、で構成されるオイルプロセスライン等で採用される
流体均一排除機能を備えた複合構造ゴムリンガーロール
である。
【0012】
【作用】次に、本発明の作用を説明すると、図2の如
く、複数の加圧ロールで押圧されている複合構造ゴムリ
ンガーロール間に、オイルが付着された板状物が搬入さ
れてくる。
く、複数の加圧ロールで押圧されている複合構造ゴムリ
ンガーロール間に、オイルが付着された板状物が搬入さ
れてくる。
【0013】この板状物のオイルは、加圧下にある複合
構造ゴムリンガーロールを介して、排除されるが、板状
物の中央部は、ゴムロール筒体を介して排除されつつ、
順次液溜となり、しかも、この液溜りは、後続する板状
物上に押しやられる。
構造ゴムリンガーロールを介して、排除されるが、板状
物の中央部は、ゴムロール筒体を介して排除されつつ、
順次液溜となり、しかも、この液溜りは、後続する板状
物上に押しやられる。
【0014】このようにして生成される液溜りの大部分
は、ゴムロール筒体の両端側に向かって流動していき、
いわゆる板状物の両エッヂ部分に向かって押される。
は、ゴムロール筒体の両端側に向かって流動していき、
いわゆる板状物の両エッヂ部分に向かって押される。
【0015】この両エッヂ部分に到った、液溜りに対す
る排除処理が、従来のリンガーロール構造と、本発明の
複合構造ゴムリンガーロール構造とでは、全く異なる状
況となる。
る排除処理が、従来のリンガーロール構造と、本発明の
複合構造ゴムリンガーロール構造とでは、全く異なる状
況となる。
【0016】即ち、従来のリンガーロール構造では、毛
細管機能、及び吸引機能を備えていないことから、前述
の如くエッヂドリップ現象が発生する。
細管機能、及び吸引機能を備えていないことから、前述
の如くエッヂドリップ現象が発生する。
【0017】しかし、本発明では、板状物の両エッヂ部
分に該当する部位には、それぞれ吸引ロール筒体が形成
されていることから、液溜は、この各吸引ロール筒体の
毛細管作用及び吸引作用を介して各ポーラスな弾性ロー
ル本体部に吸引される。
分に該当する部位には、それぞれ吸引ロール筒体が形成
されていることから、液溜は、この各吸引ロール筒体の
毛細管作用及び吸引作用を介して各ポーラスな弾性ロー
ル本体部に吸引される。
【0018】この各ポーラスな弾性ロール本体部に吸引
されたオイルは、負圧吸引を介して、両端空洞軸部分の
多数の透孔、空洞部、及び貫通孔を通り、その後、ロー
タリージョイント、配管等を介して複合構造ゴムリンガ
ーロール外に排除される。
されたオイルは、負圧吸引を介して、両端空洞軸部分の
多数の透孔、空洞部、及び貫通孔を通り、その後、ロー
タリージョイント、配管等を介して複合構造ゴムリンガ
ーロール外に排除される。
【0019】これにより、従来問題となっていた両エッ
ヂドリップ現象は回避され、板状物のオイル排除の、ほ
ぼ完全性が確保される。
ヂドリップ現象は回避され、板状物のオイル排除の、ほ
ぼ完全性が確保される。
【0020】またエアーナイフ手段等の後処理工程が不
要となり、工程の簡略化、省設備化が達成される。
要となり、工程の簡略化、省設備化が達成される。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
ら説明する。
【0022】1は両端に軸受部2、3を有する軸本体で
あって、この軸本体1は空洞部5、6を有する両端空洞
軸部分4、4aと、中実(むく)で形成される中央中実
軸部分7とで構成され、しかも前記空洞部5、6が形成
される両端空洞軸部分4、4aの周壁面5a、6aに
は、軸本体1の放射方向に向かう多数の透孔8が穿設さ
れている。
あって、この軸本体1は空洞部5、6を有する両端空洞
軸部分4、4aと、中実(むく)で形成される中央中実
軸部分7とで構成され、しかも前記空洞部5、6が形成
される両端空洞軸部分4、4aの周壁面5a、6aに
は、軸本体1の放射方向に向かう多数の透孔8が穿設さ
れている。
【0023】そして、前記空洞部5、6は軸受部2、3
に、その軸方向に貫設した貫通孔2a、3aと連通して
いるとともに、ロータリージョイント9、9及び配管1
0、10を介して図示しない吸引又は吐出用のポンプと
連通されている。
に、その軸方向に貫設した貫通孔2a、3aと連通して
いるとともに、ロータリージョイント9、9及び配管1
0、10を介して図示しない吸引又は吐出用のポンプと
連通されている。
【0024】尚図1で中央中実軸部分7に貫通孔7aを
形成し、両空洞部5、6を連通する構成とすれば、一方
側のみにロータリージョイント9、配管10及び各種ポ
ンプ等を配備することでよい場合も有り得る。
形成し、両空洞部5、6を連通する構成とすれば、一方
側のみにロータリージョイント9、配管10及び各種ポ
ンプ等を配備することでよい場合も有り得る。
【0025】以上の如く、構成された軸本体1の中央中
実軸部分7には、ゴムロール筒体17が套嵌(捲装、嵌
合等を含む、以下同じ)される。
実軸部分7には、ゴムロール筒体17が套嵌(捲装、嵌
合等を含む、以下同じ)される。
【0026】また軸本体1の端空洞軸部4、4a(以
下、他方の端空洞軸部4aは、一方の端空洞軸部4と、
ほぼ同様であるので、一方の端空洞軸部4を代表例とし
て説明する。)には、ディスク状に形成された繊維不織
布構造体のポーラスな弾性シート素材11で、具体的に
は、ポリエステル系繊維、又はポリアミド系繊維等の繊
維不織布をディスク状に裁断した構造、或いは前記不織
布にポリウレタン弾性体をバインダーとしたシート、若
しくは前記ポリエステル系繊維、又はポリアミド系繊維
等が、バンドル状に形成された繊維構造体に、ウレタン
弾性体を含浸湿式凝固されてなる繊維シートをディスク
状に裁断した構造で、その見掛密度は、約0,25で7
5%の空隙率を有するものを一例とする。
下、他方の端空洞軸部4aは、一方の端空洞軸部4と、
ほぼ同様であるので、一方の端空洞軸部4を代表例とし
て説明する。)には、ディスク状に形成された繊維不織
布構造体のポーラスな弾性シート素材11で、具体的に
は、ポリエステル系繊維、又はポリアミド系繊維等の繊
維不織布をディスク状に裁断した構造、或いは前記不織
布にポリウレタン弾性体をバインダーとしたシート、若
しくは前記ポリエステル系繊維、又はポリアミド系繊維
等が、バンドル状に形成された繊維構造体に、ウレタン
弾性体を含浸湿式凝固されてなる繊維シートをディスク
状に裁断した構造で、その見掛密度は、約0,25で7
5%の空隙率を有するものを一例とする。
【0027】前述のバンドル状に形成された繊維構造体
は、毛細管作用が強くなり好ましい一例であり、また構
成される繊維の間隔が、細くなる構成が、一層好まし
い。
は、毛細管作用が強くなり好ましい一例であり、また構
成される繊維の間隔が、細くなる構成が、一層好まし
い。
【0028】このディスク状に形成された繊維不織布構
造体のポーラスな弾性シート素材11を、多数枚軸方向
に重畳し、プレス成形で圧着又は圧縮し、略均一の体積
圧縮率を有するポーラスな弾性ロール本体部と同じ機能
を備えた吸引ロール筒体14を製作する。
造体のポーラスな弾性シート素材11を、多数枚軸方向
に重畳し、プレス成形で圧着又は圧縮し、略均一の体積
圧縮率を有するポーラスな弾性ロール本体部と同じ機能
を備えた吸引ロール筒体14を製作する。
【0029】このように製作された二つの吸引ロール筒
体14を、軸本体1の両端空洞軸部分4、4aに、それ
ぞれ套嵌する。
体14を、軸本体1の両端空洞軸部分4、4aに、それ
ぞれ套嵌する。
【0030】その後、前記軸本体1の両端空洞軸部分
4、4aと軸受部2、3との連設部にであって、かつ前
記吸引ロール筒体14の両端部にフランジ12、13を
固定することにより、本発明の複合構造ゴムリンガーロ
ール100が構成される。
4、4aと軸受部2、3との連設部にであって、かつ前
記吸引ロール筒体14の両端部にフランジ12、13を
固定することにより、本発明の複合構造ゴムリンガーロ
ール100が構成される。
【0031】尚前記吸引ロール筒体14は、ポーラスな
スポンジロール、その他ポーラスな弾性ロール等で、代
替することも可能である。またその一部(例えば、両フ
ランジ側の一部)を、ゴムリンガーロールに置換するこ
とも可能である。
スポンジロール、その他ポーラスな弾性ロール等で、代
替することも可能である。またその一部(例えば、両フ
ランジ側の一部)を、ゴムリンガーロールに置換するこ
とも可能である。
【0032】また前記複合構造ゴムリンガーロール10
0の吸引ロール筒体14は、板状物Aの少なくとも両エ
ッヂ部分A’を把持する寸法関係を備えることが必須要
件である。
0の吸引ロール筒体14は、板状物Aの少なくとも両エ
ッヂ部分A’を把持する寸法関係を備えることが必須要
件である。
【0033】また軸本体1の中央中実軸部分7と、両端
空洞軸部分4、4aを分割方式とすること、又はその軸
径を大小とすること等適宜設計変更されることもあり得
る。
空洞軸部分4、4aを分割方式とすること、又はその軸
径を大小とすること等適宜設計変更されることもあり得
る。
【0034】尚前記吸引ロール筒体14に毛細管作用と
負圧吸引を介して吸引されたオイルは、その後、透孔→
空洞部5及び/又は空洞部6→貫通孔2a及び/又は貫
通孔3a→ロータリージョイント9→配管10を介し
て、複合構造ゴムリンガーロール100外に排除され
る。
負圧吸引を介して吸引されたオイルは、その後、透孔→
空洞部5及び/又は空洞部6→貫通孔2a及び/又は貫
通孔3a→ロータリージョイント9→配管10を介し
て、複合構造ゴムリンガーロール100外に排除され
る。
【0035】図中B、C、D、Eは加圧ロールを示す。
【0036】
【発明の効果】本発明は、以上で詳述した如く、軸本体
の両端空洞軸部分に吸引ロール筒体を套嵌し、かつその
中央中実軸部分にゴムロール筒体を套嵌する構成の複合
構造ゴムリンガーロールとしたので、下記の効果を有す
る。
の両端空洞軸部分に吸引ロール筒体を套嵌し、かつその
中央中実軸部分にゴムロール筒体を套嵌する構成の複合
構造ゴムリンガーロールとしたので、下記の効果を有す
る。
【0037】(1)板状物の両エッヂ部分のエッヂドリ
ップの発生がなくなった。
ップの発生がなくなった。
【0038】(2)エッヂドリップの発生に起因する種
々の弊害、例えば後処理の問題、エッヂマークの発生等
による品質の低下、工程の複雑化等を解消し得る。
々の弊害、例えば後処理の問題、エッヂマークの発生等
による品質の低下、工程の複雑化等を解消し得る。
【0039】(3)オイルラインスピードの向上が期待
できる。
できる。
【0040】また本発明では、軸本体の中央中実軸部分
を中実とし、かつ太径にする構成である。よって、下記
の効果を有する。
を中実とし、かつ太径にする構成である。よって、下記
の効果を有する。
【0041】(4)加圧ロール群による曲げモーメント
に対して有効に対応できる。
に対して有効に対応できる。
【0042】(5)ゴムロール筒体のオイル排除機能の
向上が期待できる。
向上が期待できる。
【図1】本発明の複合構造ゴムリンガーロールの一部省
略の拡大断面図である。
略の拡大断面図である。
【図2】使用状態の一例を示す模式図である。
【図3】従来のリンガーロールの一例を示す模式図であ
る。
る。
【図4】従来のリンガーロールを利用した場合における
板状物の、表面全体のオイル残留分布特性を説明する図
である。
板状物の、表面全体のオイル残留分布特性を説明する図
である。
【図5】従来のリンガーロールを利用した場合における
板状物の両エッヂ部分と、その他部分との、オイル残量
状況を説明する模式図である。
板状物の両エッヂ部分と、その他部分との、オイル残量
状況を説明する模式図である。
1 軸本体
2 軸受部
2a 貫通孔
3 軸受部
3a 貫通孔
4 端空洞軸部分
4a 端空洞軸部分
5 空洞部
5a 周壁面
6 空洞部
6a 周壁面
7 中央中実軸部分
8 透孔
9 ロータリージョイント
10 配管
11 繊維不織布構造体のポーラスな弾性シート素材
14 吸引ロール筒体
17 ゴムロール
100 複合構造ゴムリンガーロール
A 板状物
A’エッヂ部分
B〜E 加圧ロール
Claims (3)
- 【請求項1】 両端に設けられた空洞部を有する端空洞
軸部分、及びこの端空洞軸部分の最中に設けられた中央
中実軸部分でなる軸本体と、 この軸本体の両端に設けられ、かつ前記空洞部に連通す
る軸方向に貫設した貫通孔を、少なくとも一方に設けた
軸受部と、 前記軸本体の空洞部に連通する前記両端空洞軸部分の周
壁面に穿設した多数の透孔と、 前記軸本体の中央中実軸部分に套嵌されたゴムロール筒
体と、 このゴムロール筒体の軸方向に並設するように設けら
れ、かつ前記軸の両端空洞軸部分に套嵌された多数枚で
形成する不織布ロール、又はスポンジロール等の毛細管
作用を有する吸引ロール筒体と、 この吸引ロール筒体の両端面で、かつ軸本体と軸受部と
の連設部に固定される一対のフランジと、 で構成されるオイルプロセスライン等で採用される流体
均一排除機能を備えた複合構造ゴムリンガーロール。 - 【請求項2】 請求項1の軸本体の中央中実軸部分が、
中実構造で、構成されているオイルプロセスライン等で
採用される流体均一排除機能を備えた複合構造ゴムリン
ガーロール。 - 【請求項3】 請求項1のゴムロール筒体と、吸引ロー
ル筒体とが、ほぼ同様な硬度を備えた、オイルプロセス
ライン等で採用される流体均一排除機能を備えた複合構
造ゴムリンガーロール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3176300A JPH0515856A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | オイルプロセスライン等で採用される流体均一排除機能を備えた複合構造ゴムリンガーロール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3176300A JPH0515856A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | オイルプロセスライン等で採用される流体均一排除機能を備えた複合構造ゴムリンガーロール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0515856A true JPH0515856A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=16011181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3176300A Pending JPH0515856A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | オイルプロセスライン等で採用される流体均一排除機能を備えた複合構造ゴムリンガーロール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0515856A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1059171A (ja) * | 1996-08-19 | 1998-03-03 | Fuji Hensokuki Co Ltd | 走行レールの清掃装置 |
JP2005246205A (ja) * | 2004-03-03 | 2005-09-15 | Atsushi Sato | 包装体用液体除去装置 |
JP2013133877A (ja) * | 2011-12-27 | 2013-07-08 | Kowa Co Ltd | ロール及び洗浄装置 |
JP2013173018A (ja) * | 2011-12-02 | 2013-09-05 | Kao Corp | 清掃具 |
US8955178B2 (en) | 2009-10-23 | 2015-02-17 | Integrated Furniture Technologies Limited | Adjustable furniture |
-
1991
- 1991-07-17 JP JP3176300A patent/JPH0515856A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1059171A (ja) * | 1996-08-19 | 1998-03-03 | Fuji Hensokuki Co Ltd | 走行レールの清掃装置 |
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US8955178B2 (en) | 2009-10-23 | 2015-02-17 | Integrated Furniture Technologies Limited | Adjustable furniture |
JP2013173018A (ja) * | 2011-12-02 | 2013-09-05 | Kao Corp | 清掃具 |
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