JPH05158438A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH05158438A
JPH05158438A JP31879391A JP31879391A JPH05158438A JP H05158438 A JPH05158438 A JP H05158438A JP 31879391 A JP31879391 A JP 31879391A JP 31879391 A JP31879391 A JP 31879391A JP H05158438 A JPH05158438 A JP H05158438A
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JP
Japan
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common electrodes
electrodes
colored
output terminal
driving
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Application number
JP31879391A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Suzuki
浩高 鈴木
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示する情報の種類・内容等に応じて表示色
を選択的に切換可能にすると共に、表示品位の向上及び
低コスト化を図る。 【構成】 第1の着色コモン電極A1 〜A7 と第2の着
色コモン電極B1 〜B7 を交互に配列し、これらのコモ
ン電極に対してセグメント電極C1 〜Cn を直角に配列
したマトリクス電極構成とする。一方、ドライバ素子1
2は、第1の着色コモン電極A1 〜A7 の総数と同数の
駆動用出力端子COM1〜COM7と少なくとも1本の非駆動用
出力端子COM8を有するものを使用し、切換スイッチSW1
〜SW7の切換動作により、各出力端子COM1〜COM8と各着
色コモン電極A1 〜A7 ,B1〜B7 との接続関係を切
換えて、両着色コモン電極A1 〜A7 ,B1 〜B7 のう
ちの駆動する着色コモン電極を各駆動用出力端子COM1〜
COM7に導通させ、駆動しない着色コモン電極を非駆動用
出力端子COM8に導通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドットマトリクス表示
の表示色を選択的に切換えることができるようにした液
晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶表示装置は、低消費電力・
低動作電圧と小形・薄形・軽量という利点を兼ね備えて
いるため、例えば家電製品、OA機器、自動車の計器盤
等の種々の表示パネルとして多用されている。この液晶
表示装置の表示方式には、大別してセグメント表示とド
ットマトリクス表示があり、種々の文字、数字、記号等
のキャラクタを表示する場合にはドットマトリクス表示
が用いられる。
【0003】このドットマトリクス表示は、1文字当た
り、例えば7本のコモン電極と5本のセグメント電極と
を液晶層を挟んでマトリクス状に配列し、各コモン電極
をドライバ素子によって時分割駆動すると共に、その駆
動タイミングに同期して、セグメント電極を選択的に駆
動することによって、任意のキャラクタをドット(画
素)の組み合わせにより表示するものである。
【0004】近年、このドットマトリクス表示をカラー
化して高品位化するために、例えば特開昭61−835
83号公報に示すように、セグメント電極の本数を2倍
に増やして、そのセグメント電極に交互に色の異なるカ
ラーフィルタを積層することによって、第1の着色セグ
メント電極と第2の着色セグメント電極を交互に配列し
た電極構成とし、これら2種類の着色セグメント電極の
双方若しくはいずれか一方を選択的に駆動することによ
って、カラー表示を行い得るようにしたもが開発されて
いる。
【0005】このものは、第1の着色セグメント電極と
第2の着色セグメント電極をそれぞれ別々のドライバ素
子で駆動し、更にコモン電極を別のドライバ素子で駆動
する構成となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成では、少
なくとも3種類のドライバ素子が必要となるばかりか、
セグメント電極は多数あるので、それを2倍に増やせ
ば、電極数・信号線の数が激増して構成が複雑化し、大
幅なコスト上昇を招いてしまう欠点がある。
【0007】この欠点を改善するため、本発明者は、コ
モン電極の本数がセグメント電極の本数に比して著しく
少ない点に着目し、このコモン電極を2倍に増やして、
各コモン電極に交互に色の異なるカラーフィルタを積層
して、第1の着色コモン電極と第2の着色コモン電極を
交互に配列した電極構成とすることを考えている。
【0008】この場合、同一画面上に表示されるキャラ
クタは全て同じ色になるが、その表示色は、2種類の着
色コモン電極のいずれを用いて表示するかによって切換
えることができるので、表示する情報の種類・内容等に
応じて表示色を切換えるようにすれば、その表示色の切
換により人間の注意・興味を引くことができ、利用価値
は十分に高い。
【0009】しかしながら、2種類の着色コモン電極を
それぞれ別々のコモン信号で駆動すると、コモン信号数
が従来の2倍に増えるので、時分割駆動のデューティ比
・動作マージン(動作電圧の余裕度)が低下して表示コ
ントラストが低下してしまい、表示品位の低下は免れ得
ない。
【0010】本発明は、この様な事情を考慮してなされ
たもので、従ってその目的は、表示する情報の種類・内
容等に応じて画面上の表示色を選択的に切換えることが
できると共に、表示品位が低下せず、低コスト化を図り
得る液晶表示装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、セグメント電極とコモン電極とを液晶を挟んでマト
リクス状に配列し、前記各コモン電極をドライバ素子に
よって時分割駆動すると共に、その駆動タイミングに同
期して、前記セグメント電極を選択的に駆動することに
よって、ドットマトリクス表示を行うようにしたものに
おいて、前記コモン電極を1ドット行当たり2本ずつ設
けると共に、それらのコモン電極に交互に色の異なるカ
ラーフィルタを積層して、第1の着色コモン電極と第2
の着色コモン電極を交互に配列した電極構成とし、前記
ドライバ素子として、前記第1の着色コモン電極の総数
と同数の駆動用出力端子と少なくとも1本の非駆動用出
力端子を有するドライバ素子を使用すると共に、このド
ライバ素子の各出力端子と前記各着色コモン電極との接
続関係を切換える切換スイッチを設け、この切換スイッ
チの切換動作によって、前記第1及び第2の両着色コモ
ン電極のうちの駆動する着色コモン電極を前記ドライバ
素子の各駆動用出力端子に導通させ、駆動しない着色コ
モン電極を前記非駆動用出力端子に導通させるように構
成したものである。
【0012】
【作用】本発明の理解を容易にするため、例えば、一般
的な縦7ドット・横5ドットで1文字を形成するキャラ
クタ表示を例にして説明すれば、本発明では、1文字当
たり、第1の着色コモン電極と第2の着色コモン電極が
交互にそれぞれ7本ずつ(合計14本)配列されること
になる。この場合、着色コモン電極を駆動するドライバ
素子は、本来的には、出力端子が7本(1/7デューテ
ィ)であれば良いが、一般に市販されているドライバ素
子は、1/8デューティ、1/16デューティ等である
ので、現実には1/8デューティのドライバ素子を使用
せざるを得ない。このため、8本ある出力端子のうち1
本は使用されていないのが現状である。
【0013】本発明は、この様な事情に着目し、従来使
用されていなかった非駆動用出力端子を有効に利用する
ことによって、デューティ比の大きな1種類のドライバ
素子で2種類の着色コモン電極を選択的に駆動できるよ
うにするものである。具体的には、切換スイッチの切換
動作により、ドライバ素子の各出力端子と各着色コモン
電極との接続関係を切換えて、第1及び第2の両着色コ
モン電極のうちの駆動する着色コモン電極をドライバ素
子の各駆動用出力端子に導通させ、駆動しない着色コモ
ン電極を非駆動用出力端子に導通させる。
【0014】この様な切換スイッチの切換動作により、
デューティ比の大きな1種類のドライバ素子で2種類の
着色コモン電極を選択的に駆動して表示色を切換えるこ
とができるので、時分割駆動のデューティ比・動作マー
ジン(動作電圧の余裕度)を単色表示(色切換なし)の
ときと同じにでき、表示品位を低下させずに済むと共
に、構成も簡単である。
【0015】
【実施例】以下、本発明をTN型(捩れネマティック
型)の液晶表示装置に適用した第1実施例を図1乃至図
3に基づいて説明する。まず、図2及び図3に基づいて
液晶セル1の構造を説明する。液晶セル1は、図3に示
すように、2枚のガラス板2,3が平行に配置され、そ
の一方のガラス板3の内面に、第1の着色コモン電極A
1 〜A7 と第2の着色コモン電極B1 〜B7 が交互に配
列されている。これら第1及び第2の各着色コモン電極
A1 〜A7 ,B1 〜B7 は、透明電極4,5の表面にカ
ラーフィルタ6,7を積層して形成したもので、第1の
着色コモン電極A1 〜A7 のカラーフィルタ6の色を例
えば赤色(A)とし、第2の着色コモン電極B1 〜B7
のカラーフィルタ7の色を例えば水色(B)としてい
る。
【0016】これら着色コモン電極A1 〜A7 ,B1 〜
B7 と対向するガラス板2の内面には、多数の透明なセ
グメント電極C1 〜Cn が着色コモン電極A1 〜A7 ,
B1〜B7 と直角に配列され、いわゆるマトリクス電極
構成となっている。
【0017】この場合、1ドット行当たり、第1の着色
コモン電極A1 〜A7 と第2の着色コモン電極B1 〜B
7 がそれぞれ1本ずつ(合計2本)割り当てられ、例え
ば縦7ドット・横5ドットで1文字を形成する通常のキ
ャラクタ表示を行うために、第1及び第2の各着色コモ
ン電極A1 〜A7 ,B1 〜B7 がそれぞれ7本ずつ(合
計14本)設けられている。また、セグメント電極C1
〜Cn は1文字当たり5本ずつ設けられている。
【0018】一方、ガラス板2,3間には、シール部材
8で囲まれた部分に液晶9が充填され、この液晶9を挟
んで各着色コモン電極A1 〜A7 ,B1 〜B7 とセグメ
ント電極C1 〜Cn がマトリクス状に対向した構成とな
っている。また、両ガラス板2,3の外面には、それぞ
れ偏光板10,11が接着されている。
【0019】以上述べた構成の液晶セル1の裏面側には
バックライト(図示せず)が設けられている。
【0020】次に、図1を参照して電気回路構成を説明
する。第1及び第2の各着色コモン電極A1 〜A7 ,B
1 〜B7 は、1つのドライバ素子12によって選択的に
駆動される。本実施例では、例えば縦7ドット・横5ド
ットで1文字を形成する通常のキャラクタ表示を行う構
成であるので、ドライバ素子12の出力端子は、本来的
には7本(1/7デューティ)であれば良いが、一般に
市販されているドライバ素子は1/8デューティ、1/
16デューティ等であるので、1/8デューティのドラ
イバ素子12を使用している。このため、8本ある出力
端子COM1〜COM8のうち1本が余分な出力端子となる。本
発明はこの余分な出力端子を有効に利用するものであ
り、この出力端子を非駆動用出力端子COM8とし、残り7
本を駆動用出力端子COM1〜COM7としている。この場合、
各出力端子COM1〜COM8からは、それぞれデューティ比1
/8の電極駆動信号が出力されるが、非駆動用出力端子
COM8は常にオフ状態(表示しない状態)に保たれるよう
に、セグメント電極C1 〜Cn を表示制御回路13によ
って制御する。
【0021】斯かるドライバ素子12の各駆動用出力端
子COM1〜COM7はそれぞれ信号線CL1〜CL7 を介して第1
の着色コモン電極A1 〜A7 に接続されている。一方、
第2の着色コモン電極B1 〜B7 は、それぞれ信号線CR
1 〜CR7 を介して切換スイッチSW1 〜SW7 の可動接点a
に接続されている。各切換スイッチSW1 〜SW7 は可動接
点aと2つの固定接点b,cを有し、可動接点aを固定
接点b側に切換えたときに第2の着色コモン電極B1 〜
B7 はそれぞれ信号線CR1b〜CR7bを介して駆動用出力端
子COM1〜COM7に導通し、可動接点aを固定接点c側に切
換えたときに第2の着色コモン電極B1 〜B7 は信号線
CR1c〜CR7cを介して1本の非駆動用出力端子COM8に導通
するようになっている。
【0022】これら各切換スイッチSW1 〜SW7 の可動接
点aは、全て同時に同方向に切換えられるようになって
おり、その切換動作は表示制御回路13によって制御さ
れる。一方、セグメント電極C1 〜Cn は、各着色コモ
ン電極A1 〜A7 ,B1 〜B7 の駆動タイミングに同期
して他のドライバ素子(図示せず)によって選択的に駆
動されるようになっている。
【0023】以上述べた構成の液晶表示装置は、例えば
自動車の計器盤の表示パネルとして組み込まれ、通常時
は、画面上の表示色を赤色(A)と水色(B)の混色
(A+B)である白色に切換えて時刻や温度等を表示
し、異常発生時等に、表示色を赤色(A)に切換えて警
告表示する。以下、この表示色の切換動作について具体
的に説明する。
【0024】通常時(時刻・温度等の表示モード)で
は、各切換スイッチSW1 〜SW7 の可動接点aを固定接点
b側に切換えて、第2の着色コモン電極B1 〜B7 を第
1の着色コモン電極A1 〜A7 と共にドライバ素子12
の各駆動用出力端子COM1〜COM7に導通させた状態に保持
する。この状態では、各駆動用出力端子COM1〜COM7から
出力される電極駆動信号によって、第1及び第2の両着
色コモン電極A1 〜A7,B1 〜B7 が駆動されると共
に、その駆動タイミングに同期して、セグメント電極C
1 〜Cn が選択的に駆動されて、両着色コモン電極A1
〜A7 ,B1 〜B7 とセグメント電極C1 〜Cn との交
点(ドット)に選択的に電圧が印加され、そのドット部
分の液晶分子の配列状態が変化して光が液晶セル1を透
過するようになる。
【0025】この様にして光が透過するドットの色は、
第1の着色コモン電極A1 〜A7 のカラーフィルタ6の
色である赤色(A)と第2の着色コモン電極B1 〜B7
のカラーフィルタ7の色である水色(B)とが同時に現
れて、その混色(A+B)である白色が表示色となる。
この白色のドットの組み合わせにより、表示画面上に時
刻・温度等の情報が白抜き文字で表示されることにな
る。
【0026】一方、異常発生時等には警告表示モードに
自動的に切換えられる。この警告表示モードでは各切換
スイッチSW1 〜SW7 の可動接点aを固定接点c側に切換
えて、第2の着色コモン電極B1 〜B7 をドライバ素子
12の非駆動用出力端子COM8に導通させた状態に保持す
る。この状態では、第2の着色コモン電極B1 〜B7は
全てオフ状態に維持され、第1の着色コモン電極A1 〜
A7 のみが各駆動用出力端子COM1〜COM7から出力される
電極駆動信号により駆動されることになる。このため、
ドットの色は第1の着色コモン電極A1 〜A7 のカラー
フィルタ6の色である赤色(A)のみとなり、この赤色
のドットの組み合わせにより、表示画面上に、警告メッ
セージや警告マークが赤色で表示されることになる。こ
の様に、警告表示モードでは、表示色を白色から赤色に
切換えることによって人間の注意を引くことができる。
【0027】以上説明した第1実施例によれば、ドライ
バ素子12の8本の出力端子COM1〜COM8のうち、従来使
用されていなかった1本の出力端子COM8を有効に利用す
ることによって、1つのドライバ素子12で2種類の着
色コモン電極A1 〜A7 ,B1 〜B7 を選択的に駆動で
きるので、表示する情報の種類・内容等に応じて画面上
の表示色を選択的に切換えることができると共に、時分
割駆動のデューティ比・動作マージン(動作電圧の余裕
度)を単色表示(色切換なし)のときと同じにできて、
表示品位を低下させずに済む。しかも、必要とするドラ
イバ素子12の数も単色表示のときと同じで良いので、
構成も簡単であり、低コスト化も達成できる。
【0028】上記第1実施例では、表示色を赤色(A)
と白色(A+B)との間で切換えるようにしたが、例え
ば図4に示す本発明の第2実施例のように構成すれば、
表示色を赤色(A)と水色(B)との間で切換えること
ができる。
【0029】この第2実施例では、第1及び第2の着色
コモン電極A1 〜A7 ,B1 〜B7の信号線CL1 〜CL7
,CR1 〜CR7 に、それぞれ切換スイッチSW1 〜SW14を
1個ずつ(合計14個)設けている。これら切換スイッ
チSW1 〜SW14の可動接点aは、同時に同方向に切換えら
れるようになっており、その切換動作は表示制御回路1
3によって制御される。
【0030】この場合、第1の着色コモン電極A1 〜A
7 (信号線CL1 〜CL7 )側の切換スイッチSW1 〜SW7 は
一方の固定接点bがドライバ素子12の駆動用出力端子
COM1〜COM7に接続され、他方の固定接点cが非駆動用出
力端子COM8に接続されている。これとは反対に、第2の
着色コモン電極B1 〜B7 (信号線CR1 〜CR7 )側の切
換スイッチSW8 〜SW14は、一方の固定接点bが非駆動用
出力端子COM8に接続され、他方の固定接点cが駆動用出
力端子COM1〜COM7に接続されている。これ以外の構成は
第1実施例と同じである。
【0031】斯かる第2実施例によれば、第1の表示モ
ードでは、全ての切換スイッチSW1〜SW14の可動接点a
を固定接点b側に切換える。これにより、第1の着色コ
モン電極A1 〜A7 の信号線CL1 〜CL7 がドライバ素子
12の駆動用出力端子COM1〜COM7に導通し、第2の着色
コモン電極B1 〜B7 の信号線CR1 〜CR7 が全て非駆動
用出力端子COM8に導通した状態となる。この状態では、
第2の着色コモン電極B1 〜B7 は全てオフ状態に維持
されて、第1の着色コモン電極A1 〜A7 のみが各駆動
用出力端子COM1〜COM7から出力される電極駆動信号によ
り駆動されることになる。このため、画面上の表示色
は、第1の着色コモン電極A1 〜A7 のカラーフィルタ
6の色である赤色(A)となる。
【0032】一方、第2の表示モードでは、全ての切換
スイッチSW1 〜SW14の可動接点aを固定接点c側に切換
える。これにより、前述した第1の表示モードとは反対
に、第1の着色コモン電極A1 〜A7 の信号線CL1 〜CL
7 が、全て非駆動用出力端子COM8に導通し、第2の着色
コモン電極B1 〜B7 の信号線CR1 〜CR7 が駆動用出力
端子COM1〜COM7に導通した状態となる。この状態では、
第1の着色コモン電極B1 〜B7 は全てオフ状態に維持
されて、第2の着色コモン電極B1 〜B7 のみが各駆動
用出力端子COM1〜COM7から出力される電極駆動信号によ
り駆動されることになる。このため、画面上の表示色
は、第2の着色コモン電極B1 〜B7 のカラーフィルタ
7の色である水色(B)となる。
【0033】斯かる第2実施例も、第1実施例と同じく
2色の切換を可能にするものであるが、更に、図5に示
す本発明の第3実施例のように構成すれば、3色の切換
が可能となる。
【0034】この第3実施例と前記第2実施例との相違
は、第2実施例の切換スイッチSW1〜SW14の切換が全て
同方向に行われるのに対し、第3実施例では、第1の着
色コモン電極A1 〜A7 (信号線CL1 〜CL7 )側の切換
スイッチSW1 〜SW7 の切換と、第2の着色コモン電極B
1 〜B7 (信号線CR1 〜CR7 )側の切換スイッチSW8〜S
W14の切換が別々に行われるようになっており、これら
2グループの切換スイッチSW1 〜SW7 とSW8 〜SW14が同
方向・逆方向を問わず切換可能となっている。これ以外
の構成は第2実施例と同じである。
【0035】斯かる第3実施例によれば、第2実施例と
同じ第1の表示モードと第2の表示モードに加え、第3
の表示モードにも切換えることができる。この第3の表
示モードでは、第1の着色コモン電極A1 〜A7 (信号
線CL1 〜CL7 )側の切換スイッチSW1 〜SW7 の可動接点
aを固定接点b側に切換える一方、第2の着色コモン電
極B1 〜B7 (信号線CR1 〜CR7 )側の切換スイッチSW
8 〜SW14の可動接点aを固定接点c側に切換えた状態に
する。これにより、第1及び第2の両着色コモン電極A
1 〜A7 ,B1 〜B7 が共に駆動用出力端子COM1〜COM7
に導通した状態になるので、双方の着色コモン電極A1
〜A7 ,B1 〜B7 が同時に駆動されて、第1の着色コ
モン電極A1 〜A7 のカラーフィルタ6の色である赤色
(A)と第2の着色コモン電極B1 〜B7 のカラーフィ
ルタ7の色である水色(B)とが同時に現れて、その混
色(A+B)である白色が表示色となる。
【0036】一方、切換スイッチSW1 〜SW7 の可動接点
aを固定接点c側に切換え、切換スイッチSW8 〜SW14の
可動接点aを固定接点b側に切換えれば、第1及び第2
の両着色コモン電極A1 〜A7 ,B1 〜B7 が共に非駆
動用出力端子COM8に導通した状態になり、表示画面は消
灯状態となる。
【0037】尚、第1乃至第3の各実施例において、切
換スイッチSW1 〜SW14は半導体スイッチング素子を用い
て構成しても良く、カラーフィルタ6,7の色も赤色と
水色に限定されるものではなく、用途・デザインに応じ
て表示色を適宜変更しても良い。
【0038】また、ドライバ素子の非駆動用出力端子は
1本に限定されるものではなく、例えば6×6ドットで
1文字を形成する場合には非駆動用出力端子が2本とな
る。勿論、駆動用出力端子の数(第1の着色コモン電極
の数)も7本に限定されず、6本以下でも良く、また、
1/16デューティのドライバ素子を使用する場合に
は、駆動用出力端子の数(第1の着色コモン電極の数)
を15本以下にすれば良い。
【0039】また、第1乃至第3の各実施例では、両電
極間に電圧を印加した部分(ドット)の光が液晶セル1
を透過するように両偏光板10,11を配置したが、こ
れとは反対に、両電極間に電圧を印加した部分(ドッ
ト)の光の透過が阻止されるように偏光板の向き(偏光
方向)を変えても良い。更に、本発明の液晶表示装置
は、バックライト付きのものに限定されず、一方の偏光
板の外側に反射鏡を配置して、いわゆる反射形の表示を
行わせるようにしても良い。
【0040】その他、本発明の液晶表示装置は、自動車
の計器盤の他に、例えば家電製品、OA機器等の種々の
表示パネルとして広く利用でき、更には、TN型(捩れ
ネマティック型)の液晶セルに限定されず、例えばGH
型(ゲスト・ホスト型)等、他の型式の液晶セルに適用
して実施できる等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更
して実施できることは言うまでもない。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の液晶表示装置によれば、ドライバ素子の出力端子のう
ち、従来使用されていなかった非駆動用出力端子を有効
に利用することによって、1種類のドライバ素子で2種
類の着色コモン電極を選択的に駆動できるので、表示す
る情報の種類・内容等に応じて画面上の表示色を選択的
に切換えることができると共に、時分割駆動のデューテ
ィ比・動作マージン(動作電圧の余裕度)を単色表示
(色切換なし)のときと同じにできて、表示品位を低下
させずに済む。しかも、必要とするドライバ素子の数も
単色表示のときと同じで良いので、構成も簡単であり、
低コスト化も達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す電気回路図
【図2】液晶セルの概略的平面図
【図3】図2のIII −III 線に沿って示す断面図
【図4】本発明の第2実施例を示す要部の電気回路図
【図5】本発明の第3実施例を示す要部の電気回路図
【符号の説明】
1は液晶セル、2及び3はガラス板、6及び7はカラー
フィルタ、9は液晶、10及び11は偏光板、12はド
ライバ素子、13は表示制御回路、A1 〜A7は第1の
着色コモン電極、B1 〜B7 は第2の着色コモン電極、
C1 〜Cn はセグメント電極、SW1 〜SW14は切換スイッ
チ、COM1〜COM7は駆動用出力端子、COM8は非駆動用出力
端子である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セグメント電極とコモン電極とを液晶を
    挟んでマトリクス状に配列し、前記各コモン電極をドラ
    イバ素子によって時分割駆動すると共に、その駆動タイ
    ミングに同期して、前記セグメント電極を選択的に駆動
    することによって、ドットマトリクス表示を行うように
    した液晶表示装置において、 前記コモン電極を1ドット行当たり2本ずつ設けると共
    に、それらのコモン電極に交互に色の異なるカラーフィ
    ルタを積層して、第1の着色コモン電極と第2の着色コ
    モン電極を交互に配列した電極構成とし、 前記ドライバ素子として、前記第1の着色コモン電極の
    総数と同数の駆動用出力端子と少なくとも1本の非駆動
    用出力端子を有するドライバ素子を使用すると共に、 このドライバ素子の各出力端子と前記各着色コモン電極
    との接続関係を切換える切換スイッチを設け、 この切換スイッチの切換動作により、前記第1及び第2
    の両着色コモン電極のうちの駆動する着色コモン電極を
    前記ドライバ素子の各駆動用出力端子に導通させ、駆動
    しない着色コモン電極を前記非駆動用出力端子に導通さ
    せるように構成したことを特徴とする液晶表示装置。
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