JPH0515808A - 湿式分級機 - Google Patents

湿式分級機

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JPH0515808A
JPH0515808A JP19346891A JP19346891A JPH0515808A JP H0515808 A JPH0515808 A JP H0515808A JP 19346891 A JP19346891 A JP 19346891A JP 19346891 A JP19346891 A JP 19346891A JP H0515808 A JPH0515808 A JP H0515808A
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JP
Japan
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tank
sand
opening
overflow
upper edge
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JP19346891A
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English (en)
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Hiroyuki Kawai
弘幸 河合
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理槽中にスパイラル羽根車と掻上げバケッ
トを備えた湿式分級機ではスパイラル羽根車は洗砂され
る砂と共に浮遊物を掻上げバケットへ送ってしまうので
製品砂中に木屑、草の根等が混じるのを防止できない。
又、スパイラル羽根車は砂を送るだけで洗砂が充分とは
いえない。 【構成】 処理槽1を仕切板11で仕切り、一次槽1
2、二次槽13に分け、開口部14を仕切板11に設
け、一次槽12の溢流用の上縁12aよりも、二次槽1
3の溢流用の上縁13aを高くした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、泥水、木くず等を含む
砂の原料に水を混合して撹拌して洗砂し、砂を分級する
湿式分級機に関し、特に横軸のスパイラル羽根車と掻上
バケットを備えた湿式分級機に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来例の縦断面図である。処理槽
1内にはスパイラル羽根車2及び掻上げバケット3が駆
動軸4を共通にして設けてある。掻上げバケット3に上
端が入り込んだシュート9が設けてある。駆動軸4は処
理槽1の両端壁に設けた軸受5に支持され、駆動軸4と
減速電動機6間はチェン伝導装置7で結合されている。
該電動機6を付勢するとチェン伝導装置7を介して駆動
軸4が回転し、スパイラル羽根車2と掻上げバケット3
が回転する。処理槽1に洗浄水と共に原料砂を投入注水
すると、処理槽1中で水と砂は撹拌されると共に洗砂さ
れ乍らスパイラル羽根車2により矢印方向に送られ、掻
上げバケット3で持上げられた砂はシュート9により機
外へ送り出される。この砂が目的とする製品砂となる粒
度の砂である。そして、残りのより軽くて細かい砂を含
む泥水は処理槽1の上端の溢流用上縁から溢流する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成によ
る湿式分級機では処理槽へ入ってくる木屑、草類等の浮
いているものは処理槽から溢流するものの、一部は掻上
げバケット部分に回流して持上げられ、シュートで送り
出されてしまう。
【0004】そのため、送り出された所望粒度の砂には
砂以外に木屑、草等の浮遊物が混入している。又、スパ
イラル羽根車で送られる水と砂の混合物はスパイラル羽
根で送られる力は強いが混合してもまれることが比較的
少なく、掻上げバケットで砂に付着した砂以外の粘土成
分が持上げられて、充分洗砂分級していない状態でシュ
ートで外へ出るので泥分の多い原砂を処理して上質の砂
とするのが難しい。
【0005】そのため泥分の多い場合は上記装置を串刺
し状にして用いられるが高価な掻上げバケットが二重に
必要なことや、各処理槽を連絡する連絡樋や水配管が必
要であり、設備費が高価となってしまうし、装置の設置
面積も大きくなる。又、この場合でも木屑や木の葉等水
に浮く異物の除去は出来ない。
【0006】本発明は上記の点にかんがみ、分級の精度
がよく、装置が大きくならず、簡易に上質の砂を分級可
能な湿式分級機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
出願人は先に特願平2−417615号の発明に関し出
願している。
【0008】この先願の発明によって砂流に関し上流の
槽の原水から分離した濃度の高い泥水は浮遊物の木屑、
草等と共に排水されてしまい、下流の槽へは上流の槽の
泥水は流入せず開口部からはほぼ砂のみが下流槽へ移動
して洗浄されるから、又、この開口部を砂が通過しよう
とする時、もみ洗いされるから、洗浄の効果が高く、浮
遊物が掻上げバケットまで移動することがなくなり、混
じり物の少ない製品を得ることができる。装置は仕切板
で処理槽を分け、同軸上にスパイラル羽根車を複数構成
するだけであり、従来例の串刺しに湿式分級機を設ける
場合と同効であり乍ら設備費及び設置面積はほぼ半減す
る効果を奏している。
【0009】処で本発明者は本出願人の先発明に関し、
更に効果を強め得る点はないかと模索し、本発明に到達
したものである。
【0010】本発明の第1の発明は洗砂に用いられた処
理水を溢流する溢流用上縁部を備えた処理槽を備え、処
理槽内に収容された横軸の押出用スパイラル羽根車と掻
上バケットを有する湿式分級機に於いて、該処理槽を軸
方向で仕切ると共に仕切り部材下部に開口部を設け、ス
パイラル羽根車を該処理槽の仕切りにより形成された槽
内に分けて設け、仕切り部材よりも砂流に関し、上流側
の槽の溢流用上縁部よりも、下流側の槽の溢流用上縁部
を高くしたことを特徴とする湿式分級機である。
【0011】本発明の第2の発明は砂流に関し、上下流
側の溢流用上縁の高さの差を調節可能としたことを特徴
とする第1の発明に記載の湿式分級機である。
【0012】本発明の第3の発明は仕切り部材下部に設
けた開口部の開度を調整する開閉部材を設けたことを特
徴とする第1の発明又は第2の発明に記載の湿式分級機
である。
【0013】本発明の第4の発明は開閉部材がスライド
ゲートであることを特徴とする第3の発明に記載の湿式
分級機である。
【0014】本発明の第5の発明は処理槽が三以上の仕
切り部材で仕切られて三以上の槽をなしたことを特徴と
する第1から第4の発明の何れか1つに記載の湿式分級
機である。
【0015】本発明の第6の発明は一部の隣接する槽の
溢流用上縁部にのみ高さの差を設けた第5の発明に記載
の湿式分級機である。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。
【0017】図1は正面図、図2は図1の平面図、図3
は図1の側面図である。処理槽1は仕切板11によって
砂流に関し上流側の一次槽12、砂流に関し下流側の二
次槽13に仕切られており、仕切板11の下部には開口
部14が設けられ、一次槽12、二次槽13は連通して
いる。この実施例は二槽としてあるが三槽以上に分けた
場合も同様である。仕切板11の近くに一次槽12に向
って原水を送り込む原水フィードボックス15が設けら
れており、処理槽1の同じ側壁に二次槽13に洗浄水を
送り込む洗浄水フィードボックス16が設けてある。処
理槽1の一次槽12側の端壁及び各槽12,13の両側
壁には処理槽1から溢流した軽い砂汚泥等を含む水を集
水する樋17が設けられ樋17は排出口18に向って下
り、排出口18から外部へ通じている。一次槽12、二
次槽13の両側壁には夫々樋17への溢流用上縁12
a,13aが設けてある。溢流用上縁12a,13aは
砂流に関し、下流側の溢流用上縁13aは上流側の溢流
用上縁12aよりも高くしてある。
【0018】処理槽1の両端壁外側に設けた軸受5には
駆動軸4が支持され駆動軸4には一次槽12に収容され
るスパイラル羽根車2a、二次槽13に収容されるスパ
イラル羽根車2bが取付けられている。このスパイラル
羽根車2a,2bは同構成であり、外周に夫々、多条の
第1のねじ羽根22a、第2のねじ羽根22bを備えて
いる。各ねじ羽根22a,22bは端部が仕切板11に
接近している。第1、第2のねじ羽根22a,22b共
ねじれ方向は同一である。第2スパイラル羽根車2bに
隣接して処理槽1内には駆動軸4に固定された掻上げバ
ケット3が収容されている。掻上げバケット3は処理槽
1の砂の出口側端壁に接近している。
【0019】スパイラル羽根車2a,2bはそのねじ羽
根22a,22bの支持方法は共に同構成であり、ねじ
羽根22a,22bは駆動軸4に固定された骨組構造の
円筒形かご車25の外周に設けてある。該かご車25は
図3に示すように駆動軸4から放射状にのびる半径方向
のアーム26の先端をつなぐ円環状部材27間を軸方向
につなぐ多数のはり28を設けてあり、該はり28に軸
方向にずらせ乍ら、多条のねじ羽根22a,22bを捲
回してある。
【0020】掻上げバケット3はスパイラル羽根車2
a,2bと同様の放射状のアーム端に円筒形ドラム29
を設け、該ドラム29の内側に掻上げ羽根31を周方向
に間隔をおいて配列したものであり、掻上げ羽根31は
図2に示すように周面が図示矢印イ方向に移動し、図の
左側の処理物進入側が進むようにリードを与えて斜設し
たほぼ左半分の送り羽根部32と送り羽根部32の後流
側につづくほぼ右半分の軸方向の案内羽根部33を備え
ている。
【0021】掻上げバケット3で掻上げた砂を機外へ送
り出すため、上部の砂受部が掻上げ羽根31円周に向っ
て開放されたシュート9が外部に向って下るように設け
てある。
【0022】駆動軸4は例えばチェン伝導装置7により
処理槽1に固定された減速電動機6に連結されている。
【0023】尚洗浄水フィードボックス16の位置は第
2のスパイラル羽根車2bの軸方向後端側に設けてあ
る。
【0024】図4は作用を示し、駆動軸を含む縦断面図
を示してある。減速電動機6を付勢するとチェン伝導装
置7を介して駆動軸4が回転し、羽根車2a,2b、掻
上げバケット3は回転する。原水フィードボックス15
より砂、泥(細砂、粘土分)、木屑、草等のごみを含む
原料と一次洗浄水からなる原水を入れ、洗浄水フィード
ボックス16より、二次洗浄水を注水する。原水は一次
槽12に入り、撹拌され乍ら、比重差で砂は下に沈み、
泥水は上側に位置する。第1のスパイラル羽根車2aの
ねじ羽根22aの作用で砂は撹拌され乍ら右行し、仕切
板11の開口部14に達すると、砂層の下層部のみがく
ぐりぬけ得るようになっているため、後続する砂流に強
い力で押され、強力にもみ洗いされる。開口部14は砂
流でほぼマテリアルシールされるため、一次槽12中で
浮上している浮遊物、例えば木屑、草、わら等は二次槽
13へ移動し難い。そして濃度の高い泥水は二次槽13
へ殆ど移動しないで一次槽12から溢流する。従って、
二次槽13へはほぼ一次洗いされて後の砂のみが移動す
ることになる。
【0025】洗浄水フィードボックス16から二次槽1
3へ入った洗浄水は溢流用の上縁13aから、溢流する
と共に、一次槽12、二次槽13の溢流用上縁12a,
13aの高さの差により、一次槽12、二次槽13の液
面の液位は異なり、二次槽13の液位が一次槽12の液
位よりも高いため、二次槽13の清澄な洗浄水は仕切板
11の下部開口14の上縁部をくぐりぬけて、二次槽1
3から一次槽12へ移動する現象が見られ、その際に強
い洗砂作用を呈すると共に一次槽12において砂中に混
合して開口部14上部を通過して二次槽13へ進もうと
する木屑等の浮遊物を洗い出して一次槽12から二次槽
13への移動を阻み、一次槽12中へ浮び上らせ、結
局、一次槽12の溢流用上縁12aから樋17へ排出す
ることになる。
【0026】二次槽13に入った砂は洗浄水フィードボ
ックス16から注水された二次洗浄水で洗砂され乍ら右
行する。砂から付着物を取り去った二次洗浄水は二次槽
13から溢流して集水樋17に入り、集水樋17を下
り、一次槽12から溢流した泥水に合流して排水口18
から排出される。
【0027】第2のねじ羽根22bの作用で右行した砂
は掻上げバケット3で持上げられて、シュート9へ移さ
れ送り出される。
【0028】図5は開口部14の開度調整を行う開閉部
材を設けた一例であり、開口部14の正面から見た図で
ある。開口部14の両側には垂直方向の案内34が設け
られ、開口部14の開度を調節できるスライドゲート3
5が上下移動自在に嵌合している。該ゲート35に固定
されたナット36にねじ込まれた上下方向の送りねじ3
7は処理槽1に固定して左右方向にわたされたベース3
8に固定した軸受39に軸方向移動しないように支持さ
れ、端部に傘歯車41が固定されている。傘歯車41に
かみ合う傘歯車42を軸端に固定した水平方向の操作軸
43はベース38上に設けた軸受44により軸方向移動
しないように支持され、端部に操作ハンドル45が固定
されている。
【0029】操作ハンドル45を回転すると操作軸43
が回転して傘歯車41,42対により送りねじ37に回
転が伝えられ、ナット36を上下してスライドゲート3
5を上下する。
【0030】開口部14の大きさ、特に高さは図1では
処理槽1の底板から上に向って固定的であるが、この高
さを適度に定めるのは困難である。即ち、砂質、汚泥の
種類によっても異なるし、この高さが低いと砂が開口部
で強く圧されてしまって進み難いし、高いと泥水が一次
槽より二次槽へ洩れ込んでしまう。そこでこのようにす
ることで適当な開口部14の高さを選べる。
【0031】更に、本発明では二次槽13の液位は一次
槽12の液位よりも高くなるので、二次槽13から一次
槽12へ流れる清澄洗浄水の量と挙動も開口部14の位
置及び一次槽12と二次槽13との液位の差によって変
化する。従って開口部14の高さの調節は砂流と共に二
次槽13の洗浄水の一次槽12への流入の調節を行うこ
とができる。
【0032】図6は処理槽1の一部を示す側面図であ
り、図7は図6のA−A拡大断面図である。一次槽1
2、二次槽13の溢流用上縁12a,13aの高さの差
を調節可能としたものである。二次槽13の溢流用上縁
13aはせき部材46でもって形成して可動であり、処
理槽1の側壁1aに植設された植ボルト47は側壁1a
に沿って配されたせき部材46の上下方向の長孔48を
挿通しており、ボルト47にねじ込んだナット49でも
ってせき部材46を側壁1aに固定している。処理槽の
側壁1aには間をおいて二つのブラケット50が固定さ
れ、せき部材46に固定した長ねじ51がブラケット5
0中を挿通しており、長ねじ51に調節ナット52がね
じ込んである。
【0033】せき部材46を上下するにはナット49を
ゆるめるとせき部材46は上下動可能となる。そこで調
節ナット52を回して上下動し、調節後ナット49を締
める。このせき部材46は二次槽13の両側に設けられ
るが、一次槽12側に設けて、一次槽12の液位を調節
可能にしてもよく、又、一次槽12、二次槽13に共に
設けてもよい。
【0034】このような一次槽12と二次槽13の溢流
用上縁を調節可能にすると仕切り部材下部の開口部14
を通って二次槽13から一次槽12へ流れる清澄な洗浄
水の流量を加減できる。この戻り水の流量が少ないと砂
へもぐり込んで移動する浮遊性のごみを阻止する効果は
小さいが、戻り水の流量が多いと、一次槽12のスパイ
ラル羽根車2aが送る砂を一次槽12へ戻してしまい砂
送りの能力を低下させる。従って、適量が存在する訳で
本実施例のように一次槽12、二次槽13の溢流用上縁
12a,13aの高さの差を調節可能としておくと、最
適な運転状態が得られる。
【0035】仕切り部材の開口部14の上縁位置と一次
槽12、二次槽13の液位の差は関連があることは既に
のべたが、開口部14のみの調節では主として砂流に関
し調節される。一方、一次槽12、二次槽13の液位の
差は該開口部14を通じて二次槽13から一次槽へ流れ
る清澄洗浄水の水頭となるが、互いに関連する。従っ
て、好ましくは開口部14の高さ調節手段と一次槽1
2、二次槽13の液位調節手段は共に備えることが望ま
しいが、一定原料から一定の運転条件で運転される湿式
分級機では開口部14の高さ、一次槽12、二次槽13
の液位差を一定とすることができる。尚、溢流用上縁を
加減するためのせき部材を一次槽12、二次槽13に共
に備えるときは、処理槽1の全体としての液位も加減で
きるので併せて処理能力全体の調節も可能となる。
【0036】実施例は仕切り部材一つで一次槽、二次槽
に仕切った場合の例であるが仕切り部材を二以上として
3槽以上に仕切って各隣接する槽の溢流用の上縁を砂流
に関し、下流側を順次高くしてもよい。又、一部の一組
又は複数組の隣接する槽の溢流用の上縁を砂流に関し、
下流側をより高くしてもよいことはいうまでもない処で
ある。
【0037】
【発明の効果】本発明は以上のような構成としたから (1)処理槽を仕切板で分けて、仕切り部材下部に開口
部を設けたため、砂流に関し上流の槽の原水から分離し
た濃度の高い泥水は浮遊物の木屑、草等と共に排水され
てしまい、下流の槽へは上流の槽の泥水は流入せず開口
部からはほぼ砂のみが下流槽へ移動して洗浄されるか
ら、又、この開口部を砂が通過しようとする時、もみ洗
いされるから、洗浄の効果が高く、浮遊物が掻上げバケ
ットまで移動することが殆どなくなり、混じり物の少な
い製品を得ることができる。装置は仕切板で処理槽を分
け、同軸上にスパイラル羽根車を複数構成するだけであ
り、従来例の串刺しに湿式分級機を設ける場合と同効で
あり乍ら設備費及び設置面積はほぼ半減する。更に、砂
流に関し、上流側の槽の液位よりも下流側の槽の液位を
高くしたため、砂流に関し下流側の槽の洗浄水の一部が
仕切り部材下部の開口部の上部をくぐり上流側の槽へ向
って流れ、該開口部上部をくぐりぬけようとする砂は強
く撹拌されて、もみ洗いされると共に砂中にもぐってい
る浮遊物を砂流に関し上流側の槽へ浮き上らせるため、
砂は強くもみ洗いされてよく洗浄された砂が得られ、且
つ混じり物を一層少なくした製品が得られる。 (2)仕切り部材よりも砂流に関し、上流側の槽の溢流
用上縁と下流側の槽の溢流用上縁の高さの差を調節可能
とすることにより、仕切り部材の下部を通じて砂流に関
し下流側の槽の洗浄水が上流側の槽へ流れる流量を加減
出来、仕切り部材の開口部上部における砂の洗浄、異物
除去作用を計ることができる。 (3)開口部に開閉部材を設けた場合は原料の性状や処
理量に応じて開度調節してもみ洗い作用を強め、原料砂
にこびりついている粘土等を除去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の一部縦断面図で示す正面図で
ある。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】駆動軸を含む縦断面図である。
【図5】スライドゲートの正面図である。
【図6】本発明の他の実施例の一部縦断面図で示す部分
正面図である。
【図7】図6のA−A拡大断面図である。
【図8】従来例の縱断面図である。
【符号の説明】
1 処理槽 2 スパイラル羽根車 3 掻上げバケット 11 仕切板 12a 溢流用上縁 13a 溢流用上縁 14 開口部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗砂に用いられた処理水を溢流する溢流
    用上縁部を備えた処理槽を備え、処理槽内に収容された
    横軸の押出用スパイラル羽根車と掻上バケットを有する
    湿式分級機に於いて、該処理槽を軸方向で仕切ると共に
    仕切り部材下部に開口部を設け、スパイラル羽根車を該
    処理槽の仕切りにより形成された槽内に分けて設け、仕
    切り部材よりも砂流に関し、上流側の溢流用上縁部より
    も、下流側の槽の溢流用上縁部を高くしたことを特徴と
    する湿式分級機。
  2. 【請求項2】 砂流に関し、上下流側の溢流用上縁の高
    さの差を調節可能としたことを特徴とする請求項1に記
    載の湿式分級機。
  3. 【請求項3】 仕切り部材下部に設けた開口部の開度を
    調整する開閉部材を設けたことを特徴とする請求項1又
    は2に記載の湿式分級機。
  4. 【請求項4】 開閉部材がスライドゲートであることを
    特徴とする請求項3に記載の湿式分級機。
  5. 【請求項5】 処理槽が三以上の仕切り部材で仕切られ
    て三以上の槽をなしたことを特徴とする請求項1から4
    の何れか1つに記載の湿式分級機。
  6. 【請求項6】 一部の隣接する槽の溢流用上縁部にのみ
    高さの差を設けた請求項5に記載の湿式分級機。
JP19346891A 1991-07-08 1991-07-08 湿式分級機 Pending JPH0515808A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5495949A (en) * 1993-07-09 1996-03-05 Olivier; Paul A. System for treating solid particles in a medium

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5495949A (en) * 1993-07-09 1996-03-05 Olivier; Paul A. System for treating solid particles in a medium

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