JPH05157977A - 反射鏡支持装置 - Google Patents
反射鏡支持装置Info
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- JPH05157977A JPH05157977A JP35098091A JP35098091A JPH05157977A JP H05157977 A JPH05157977 A JP H05157977A JP 35098091 A JP35098091 A JP 35098091A JP 35098091 A JP35098091 A JP 35098091A JP H05157977 A JPH05157977 A JP H05157977A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 主として大形の反射鏡において、反射鏡の姿
勢を重力方向に対して変えても、光軸と鏡軸の設定が変
化することなく、分解能が安定した反射鏡が得られる。 【構成】 複数個の位置決め機構のうちの一部又は全部
において、位置決め機構30、50をミラーセル2に取
付ける取付部に、ミラーセル2よりも低い剛性を有する
取付板34を設け、この取付板と反射鏡1の間に位置決
め体31を取付け、取付板34をミラーセル2の裏側か
ら引張り力、又は押付け力を作用させる取付部負荷てこ
40、53を設け、反射鏡1の姿勢を変えても、各取付
部の変位差がなくなるようにしたものである。
勢を重力方向に対して変えても、光軸と鏡軸の設定が変
化することなく、分解能が安定した反射鏡が得られる。 【構成】 複数個の位置決め機構のうちの一部又は全部
において、位置決め機構30、50をミラーセル2に取
付ける取付部に、ミラーセル2よりも低い剛性を有する
取付板34を設け、この取付板と反射鏡1の間に位置決
め体31を取付け、取付板34をミラーセル2の裏側か
ら引張り力、又は押付け力を作用させる取付部負荷てこ
40、53を設け、反射鏡1の姿勢を変えても、各取付
部の変位差がなくなるようにしたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主として大形の反射
式望遠鏡において、セルリエ・トラス形の鏡筒にミラー
セルを介した反射鏡支持装置に関する。
式望遠鏡において、セルリエ・トラス形の鏡筒にミラー
セルを介した反射鏡支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8及び図9は従来の反射鏡支持装置を
示す断面図及び裏面支持機構と位置決め機構のミラーセ
ル底部での配置図である。図において、1は反射鏡、2
は反射鏡1を間隔をあけ収容するミラーセルで、底部2
aと側板部2bを有し鋼板からなる。3は底部2a上に
取付けられ、反射鏡1下面に接する位置決め機構で、同
一中心円D上に等ピッチに3個配設されている。なお、
図9ではミラーセル2の側板部2bは図示を略してい
る。
示す断面図及び裏面支持機構と位置決め機構のミラーセ
ル底部での配置図である。図において、1は反射鏡、2
は反射鏡1を間隔をあけ収容するミラーセルで、底部2
aと側板部2bを有し鋼板からなる。3は底部2a上に
取付けられ、反射鏡1下面に接する位置決め機構で、同
一中心円D上に等ピッチに3個配設されている。なお、
図9ではミラーセル2の側板部2bは図示を略してい
る。
【0003】5はミラーセル2の裏面に同一中心円E上
に等ピッチに配設された、例えば9個配設された裏面支
持機構で、次のように構成されている。6はミラーセル
2の裏面に取付けられた支持体、7はこの支持体に中間
部で回動可能に支持された裏面支持てこで、他端部に重
り8が軸方向に移動調整可動にねじ込まれ、一端に支持
軸9が固定され、反射鏡1の裏面を受けている。10は
ミラーセル2の外側面に円周方向に等ピッチに配設され
た、例えば9個配設された側面支持機構で、次のように
構成されている。11はミラーセル2の側板部2b外面
に取付けられた支持体、12はこの支持体に中間部で回
動可能に支持された側面支持てこで、他端部に重り13
が軸方向に移動調整可能にねじ込まれ、一端に受け軸1
4が回動可能に支持されている。反射鏡1の側面に取付
けられた取付体15に、受け軸14の先端が回動可能に
連結されている。
に等ピッチに配設された、例えば9個配設された裏面支
持機構で、次のように構成されている。6はミラーセル
2の裏面に取付けられた支持体、7はこの支持体に中間
部で回動可能に支持された裏面支持てこで、他端部に重
り8が軸方向に移動調整可動にねじ込まれ、一端に支持
軸9が固定され、反射鏡1の裏面を受けている。10は
ミラーセル2の外側面に円周方向に等ピッチに配設され
た、例えば9個配設された側面支持機構で、次のように
構成されている。11はミラーセル2の側板部2b外面
に取付けられた支持体、12はこの支持体に中間部で回
動可能に支持された側面支持てこで、他端部に重り13
が軸方向に移動調整可能にねじ込まれ、一端に受け軸1
4が回動可能に支持されている。反射鏡1の側面に取付
けられた取付体15に、受け軸14の先端が回動可能に
連結されている。
【0004】ミラーセル2の底部2a上の位置決め機構
3の配置を図10に示す。ミラーセル2は下部トラス1
8(図11参照)により、側板部が4箇所の結合部18
aで保持されている。位置決め機構3の配設数は、通
常、反射鏡1面の位置を幾何学的に決定するのに必要限
度の3個を設ける。また、その配置は、反射鏡1材とミ
ラーセル2材の熱膨張差によって生じる光軸と鏡面のず
れを理論的に0とされるなどの理由により、反射鏡1に
対して同心円上とし、かつ、正三角形の頂点上に位置す
るように円周方向に等ピッチ配置するとともに、反射鏡
1が水平方向を向くときに、正三角形の一辺が水平とな
るように位置させるのが普通である。後の説明の便のた
め、この辺を正三角形の底辺、この底辺に属さない1点
を頂点と呼ぶことにする。図10において、各位置決め
機構3のうち、A1は頂点上の位置を、A2、A3は底辺
上の位置を示し、Q−Q線は高度軸のミラーセル底部2
aへの鏡軸方向の投影である。位置決め機構3はB図に
示すように、位置決め体3aからなり、底部2a上にボ
ルト4により取付けられており、上面が反射鏡1の裏面
に接している。
3の配置を図10に示す。ミラーセル2は下部トラス1
8(図11参照)により、側板部が4箇所の結合部18
aで保持されている。位置決め機構3の配設数は、通
常、反射鏡1面の位置を幾何学的に決定するのに必要限
度の3個を設ける。また、その配置は、反射鏡1材とミ
ラーセル2材の熱膨張差によって生じる光軸と鏡面のず
れを理論的に0とされるなどの理由により、反射鏡1に
対して同心円上とし、かつ、正三角形の頂点上に位置す
るように円周方向に等ピッチ配置するとともに、反射鏡
1が水平方向を向くときに、正三角形の一辺が水平とな
るように位置させるのが普通である。後の説明の便のた
め、この辺を正三角形の底辺、この底辺に属さない1点
を頂点と呼ぶことにする。図10において、各位置決め
機構3のうち、A1は頂点上の位置を、A2、A3は底辺
上の位置を示し、Q−Q線は高度軸のミラーセル底部2
aへの鏡軸方向の投影である。位置決め機構3はB図に
示すように、位置決め体3aからなり、底部2a上にボ
ルト4により取付けられており、上面が反射鏡1の裏面
に接している。
【0005】図11はセルリエ・トラス形の望遠鏡の要
部斜視図である。セルリエ・トラス形の鏡筒16は、セ
ンタセクション17と、ミラーセル2をセンタセクショ
ン17に取付固定する下部トラス18、及び副反射鏡2
0をセンタセクション17に取付け固定する上部トラス
19からなる。21はセンタセクション17に固着され
た回動軸で、軸中心が高度軸P−Pをなし、支持基台に
回動可能に支持されており、電動機(図示しない)によ
り回動される。なお、ミラーセル2に配設されている裏
面支持機構5と側面支持機構10は、図示を略してい
る。
部斜視図である。セルリエ・トラス形の鏡筒16は、セ
ンタセクション17と、ミラーセル2をセンタセクショ
ン17に取付固定する下部トラス18、及び副反射鏡2
0をセンタセクション17に取付け固定する上部トラス
19からなる。21はセンタセクション17に固着され
た回動軸で、軸中心が高度軸P−Pをなし、支持基台に
回動可能に支持されており、電動機(図示しない)によ
り回動される。なお、ミラーセル2に配設されている裏
面支持機構5と側面支持機構10は、図示を略してい
る。
【0006】次に動作を説明する。反射鏡1が図8のよ
うに天頂方向を向く場合には、あらかじめ、裏面支持機
構5の裏面支持てこ7の出す力を適切に調整しておくこ
とにより、各支持てこ7の出す力の和を反射鏡1の重量
に釣合わせることができる。このようにすると、反射鏡
1をミラーセル2に触れさせることなく、裏面支持機構
7のみにより宙に保持することが可能になる。このと
き、反射鏡1の重量は裏面支持機構5のみに作用し、位
置決め機構3と側面支持機構10には作用しない。ま
た、位置決め機構3は、反射鏡1と裏面支持機構5の釣
合いだけでは不安定となる鏡の空間的な位置を、ミラー
セル2に対して決定する役割をなす。
うに天頂方向を向く場合には、あらかじめ、裏面支持機
構5の裏面支持てこ7の出す力を適切に調整しておくこ
とにより、各支持てこ7の出す力の和を反射鏡1の重量
に釣合わせることができる。このようにすると、反射鏡
1をミラーセル2に触れさせることなく、裏面支持機構
7のみにより宙に保持することが可能になる。このと
き、反射鏡1の重量は裏面支持機構5のみに作用し、位
置決め機構3と側面支持機構10には作用しない。ま
た、位置決め機構3は、反射鏡1と裏面支持機構5の釣
合いだけでは不安定となる鏡の空間的な位置を、ミラー
セル2に対して決定する役割をなす。
【0007】反射鏡1が水平方向を向く場合には、あら
かじめ、側面支持機構10の側面支持てこ12の出す力
を適切に調整しておくことにより、各支持てこ12が出
す力の和を反射鏡1の重量に釣り合わせることができ
る。このようにすると、反射鏡1をミラーセル2に触れ
させることなく、側面支持機構10のみにより宙に保持
することが可能になる。このとき、反射鏡1の重量は側
面支持機構10のみに作用し、位置決め機構3と裏面支
持機構5には作用しない。また、ここにおいても、位置
決め機構3は、反射鏡1と側面支持機構10の力の釣合
いだけでは不安定となる鏡の空間的な位置を、ミラーセ
ル2に対して決定する役割をなす。
かじめ、側面支持機構10の側面支持てこ12の出す力
を適切に調整しておくことにより、各支持てこ12が出
す力の和を反射鏡1の重量に釣り合わせることができ
る。このようにすると、反射鏡1をミラーセル2に触れ
させることなく、側面支持機構10のみにより宙に保持
することが可能になる。このとき、反射鏡1の重量は側
面支持機構10のみに作用し、位置決め機構3と裏面支
持機構5には作用しない。また、ここにおいても、位置
決め機構3は、反射鏡1と側面支持機構10の力の釣合
いだけでは不安定となる鏡の空間的な位置を、ミラーセ
ル2に対して決定する役割をなす。
【0008】上記のようにして、支持てこ7、12の調
整を天頂、水平の各方向に対して行っておくことによ
り、反射鏡1が天頂と水平の中間方向を向く場合でも、
側面支持機構10と裏面支持機構5が分担して反射鏡1
を宙に保持することができる。このとき、位置決め機構
3には、やはり反射鏡の重量は作用しない。
整を天頂、水平の各方向に対して行っておくことによ
り、反射鏡1が天頂と水平の中間方向を向く場合でも、
側面支持機構10と裏面支持機構5が分担して反射鏡1
を宙に保持することができる。このとき、位置決め機構
3には、やはり反射鏡の重量は作用しない。
【0009】これらの裏面支持機構5、側面支持機構1
0は、反射鏡1が重力方向に対して姿勢を変えるとき、
反射鏡1をミラーセル2との相対関係が不変となるよう
に保持、あるいは、副反射鏡20を相対させた光学系を
構成して用いる場合には、副反射鏡20との相対位置関
係を保持させる。こうして、保持精度の確保の目的に加
え、鏡面に生じる重力変形を抑制して鏡自身の結像能力
の劣化を防止する、いわゆる分解能の確保を目的とし
て、支持機構5、10の諸元、個数、位置などを適切に
選択して取付けられる。
0は、反射鏡1が重力方向に対して姿勢を変えるとき、
反射鏡1をミラーセル2との相対関係が不変となるよう
に保持、あるいは、副反射鏡20を相対させた光学系を
構成して用いる場合には、副反射鏡20との相対位置関
係を保持させる。こうして、保持精度の確保の目的に加
え、鏡面に生じる重力変形を抑制して鏡自身の結像能力
の劣化を防止する、いわゆる分解能の確保を目的とし
て、支持機構5、10の諸元、個数、位置などを適切に
選択して取付けられる。
【0010】位置決め機構3は、上記のようにして用い
ると反射鏡の重量を全く負担しなくなるため、強度的に
はあまり意味のない部材となる。そこで、裏面支持機構
のうちの3個を位置決め機構で置き換えて、重量負担を
させる手段もある。このようにしても、支持機構5、1
0の果たす役割は変わらず、構造上は部品点数の削減と
なり、好ましいことになる。
ると反射鏡の重量を全く負担しなくなるため、強度的に
はあまり意味のない部材となる。そこで、裏面支持機構
のうちの3個を位置決め機構で置き換えて、重量負担を
させる手段もある。このようにしても、支持機構5、1
0の果たす役割は変わらず、構造上は部品点数の削減と
なり、好ましいことになる。
【0011】従来の反射鏡支持装置が、完全な円筒から
なる鏡筒に用いられ、かつ、ミラーセル2の上縁が円筒
の端部と密着結合されている場合には、上記の支持機構
の目的とする機能を十分に発揮する。しかし、上記図1
1に示すセルリエ・トラス形の鏡筒の場合には、問題が
生じる。
なる鏡筒に用いられ、かつ、ミラーセル2の上縁が円筒
の端部と密着結合されている場合には、上記の支持機構
の目的とする機能を十分に発揮する。しかし、上記図1
1に示すセルリエ・トラス形の鏡筒の場合には、問題が
生じる。
【0012】図11のように、下部トラス18がミラー
セル2を4点でつっており、反射鏡1が水平方向を向く
場合には、ミラーセル2は図12に示すように、破線で
示す変形前の形状が鉛直方向下方に、センタセクション
に対して全体的に平行に実線で示すように変位するの
で、3箇所の位置決め機構3の光軸方向の変位の差は小
さい。しかし、主としてミラーセル2が下部トラス18
によってつられる4点の支持点18aが円周方向に90
゜間隔に配置されるのに対して、位置決め機構3の3点
は120゜間隔の配置となっている。このため、反射鏡
3が天頂方向を向く場合には、図13に示すように、位
置決め機構3の光軸方向の変位置の差は、水平方向を向
く場合に比べてかなり大きくなる。破線は変形前を、実
線は変形後の形状を示し、Dは位置決め機構3が配設さ
れた中心円を示す。詳細に見ると、正三角形の頂点A1
の箇所に比べ、底辺に属する2箇所A2、A3の変位は大
きくなる。これは、ミラーセル2の変形が下部トラス1
8でつられる4箇所で規制され、それらの近辺では変位
が小さく、離れるにしたがって大きくなるという現象が
あって、正三角形の頂点A1はトラスでつられる4点に
最も近いことによる。
セル2を4点でつっており、反射鏡1が水平方向を向く
場合には、ミラーセル2は図12に示すように、破線で
示す変形前の形状が鉛直方向下方に、センタセクション
に対して全体的に平行に実線で示すように変位するの
で、3箇所の位置決め機構3の光軸方向の変位の差は小
さい。しかし、主としてミラーセル2が下部トラス18
によってつられる4点の支持点18aが円周方向に90
゜間隔に配置されるのに対して、位置決め機構3の3点
は120゜間隔の配置となっている。このため、反射鏡
3が天頂方向を向く場合には、図13に示すように、位
置決め機構3の光軸方向の変位置の差は、水平方向を向
く場合に比べてかなり大きくなる。破線は変形前を、実
線は変形後の形状を示し、Dは位置決め機構3が配設さ
れた中心円を示す。詳細に見ると、正三角形の頂点A1
の箇所に比べ、底辺に属する2箇所A2、A3の変位は大
きくなる。これは、ミラーセル2の変形が下部トラス1
8でつられる4箇所で規制され、それらの近辺では変位
が小さく、離れるにしたがって大きくなるという現象が
あって、正三角形の頂点A1はトラスでつられる4点に
最も近いことによる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の反
射鏡支持装置では、反射鏡1の鏡軸と光軸の二つの軸を
水平向き(あるいは天頂向き)の姿勢に対して一致する
ように調整したとしても、反射鏡1を天頂方向(あるい
は水平方向)に向けると、二つの軸は一般に一致しなく
なるという問題点があった。この現象は、望遠鏡が大形
になればなるほど顕著となり、ひいては、姿勢に対応し
て分解・追尾精度が変化するという欠点が生じる。
射鏡支持装置では、反射鏡1の鏡軸と光軸の二つの軸を
水平向き(あるいは天頂向き)の姿勢に対して一致する
ように調整したとしても、反射鏡1を天頂方向(あるい
は水平方向)に向けると、二つの軸は一般に一致しなく
なるという問題点があった。この現象は、望遠鏡が大形
になればなるほど顕著となり、ひいては、姿勢に対応し
て分解・追尾精度が変化するという欠点が生じる。
【0014】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、高度軸の変化に対しても光軸と
鏡軸とのずれが生じない反射鏡支持装置を得ることを目
的としている。
ためになされたもので、高度軸の変化に対しても光軸と
鏡軸とのずれが生じない反射鏡支持装置を得ることを目
的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる反射鏡
支持装置は、位置決め機構をミラーセルに取付ける取付
部に改良を施し、取付部の鏡軸方向の剛性を変化できる
ようにし、さらに、裏面支持機構と同様の機能を取付部
に対して果たす、取付部負荷てこ手段を付加したもので
ある。
支持装置は、位置決め機構をミラーセルに取付ける取付
部に改良を施し、取付部の鏡軸方向の剛性を変化できる
ようにし、さらに、裏面支持機構と同様の機能を取付部
に対して果たす、取付部負荷てこ手段を付加したもので
ある。
【0016】
【作用】この発明においては、あらかじめ、位置決め機
構の取付部の剛性と取付部負荷てこの出す力との組合わ
せを適切に設定しておき、3箇所の位置決め機構の光軸
方向の変位のなかで大きい箇所を抑制するか、又は小さ
い箇所をより大きくするか、さらには、これらの組合わ
せによって、変位差を、反射鏡の姿勢にかかわらず0と
することができる。
構の取付部の剛性と取付部負荷てこの出す力との組合わ
せを適切に設定しておき、3箇所の位置決め機構の光軸
方向の変位のなかで大きい箇所を抑制するか、又は小さ
い箇所をより大きくするか、さらには、これらの組合わ
せによって、変位差を、反射鏡の姿勢にかかわらず0と
することができる。
【0017】
実施例1.図1は変位の小さい箇所の変位を大きくし、
他の箇所と変位を均一にするという発想に基づいた実施
例である。3箇所の位置決め機構のうち、正三角形の頂
点A1に位置する箇所のみに適用した例である。なお、
(A)ではミラーセル2の側板部及び側面支持機構は図示
を略している。図2に図1の頂点A1に位置する位置決
め機構の側面断面図を、図3に同機構の底面からの斜視
図を示す。これらの図において、30は位置決め機構
で、次のように構成されている。31は位置決め体で、
反射鏡1の裏面に接着されたアタッチメント32にボル
ト33により結合されている。34はミラーセル2の切
欠き穴2c部の両側にボルト35により取付けられた取
付板で、ミラーセル2の材料より通常、板厚が薄く、弾
性係数の低い材料、例えば隣青銅材又は高力アルミ材か
らなる。位置決め体31は取付板34上にボルト36と
ナット37とで取付けられている。38はミラーセル2
の裏面にボルト39により取付けられた支持体、40は
この支持体38に一端で回動可能に支持された取付部負
荷てこで、他端部に重り41が軸方向に移動調整可能に
ねじ込まれている。42は取付板34を介しボルト43
により位置決め体31に結合された連結体で、取付部負
荷てこ40の中間部を回動可能に連結している。
他の箇所と変位を均一にするという発想に基づいた実施
例である。3箇所の位置決め機構のうち、正三角形の頂
点A1に位置する箇所のみに適用した例である。なお、
(A)ではミラーセル2の側板部及び側面支持機構は図示
を略している。図2に図1の頂点A1に位置する位置決
め機構の側面断面図を、図3に同機構の底面からの斜視
図を示す。これらの図において、30は位置決め機構
で、次のように構成されている。31は位置決め体で、
反射鏡1の裏面に接着されたアタッチメント32にボル
ト33により結合されている。34はミラーセル2の切
欠き穴2c部の両側にボルト35により取付けられた取
付板で、ミラーセル2の材料より通常、板厚が薄く、弾
性係数の低い材料、例えば隣青銅材又は高力アルミ材か
らなる。位置決め体31は取付板34上にボルト36と
ナット37とで取付けられている。38はミラーセル2
の裏面にボルト39により取付けられた支持体、40は
この支持体38に一端で回動可能に支持された取付部負
荷てこで、他端部に重り41が軸方向に移動調整可能に
ねじ込まれている。42は取付板34を介しボルト43
により位置決め体31に結合された連結体で、取付部負
荷てこ40の中間部を回動可能に連結している。
【0018】次に動作を説明する。取付部負荷てこ40
が発する力は、取付板34に作用するが、反射鏡1が天
頂方向を向く場合には、取付板34を鉛直下向きに引張
るように作用し、反射鏡1が水平方向を向く場合にはこ
の作用力は0となる。この現象を利用することにより、
従来、主としてミラーセル2が下部トラス18によって
つられる4点が円周方向に90゜間隔に配置されるのに
対して、位置決め機構3の3点が円周方向に120゜間
隔に配置されたことに起因して生じた、3箇所の位置決
め機構の光軸方向の変位の差を、小さくすることができ
る。
が発する力は、取付板34に作用するが、反射鏡1が天
頂方向を向く場合には、取付板34を鉛直下向きに引張
るように作用し、反射鏡1が水平方向を向く場合にはこ
の作用力は0となる。この現象を利用することにより、
従来、主としてミラーセル2が下部トラス18によって
つられる4点が円周方向に90゜間隔に配置されるのに
対して、位置決め機構3の3点が円周方向に120゜間
隔に配置されたことに起因して生じた、3箇所の位置決
め機構の光軸方向の変位の差を、小さくすることができ
る。
【0019】元来、反射鏡1及びその支持機構5、10
は、ほぼ対称構造となっているので、3箇所の位置決め
機構3及び30のうち、底辺上の2箇所A2、A2に生じ
る変位はほぼ等しい。そこで、これらよりも小さい変位
しか生じない頂点A1上の位置決め機構30の箇所の変
位を大きく生じさせるようにし、底辺上の2箇所A2、
A3とほぼ等しくなるように設定している。具体的に
は、あらかじめ、計算によって3箇所の位置決め機構
3、30での変位が等しくなるように、取付板34の寸
法と取付部負荷てこ40の諸元を決定しておき、組立て
の後での計算値とのずれは、鏡軸調整の際に取付部負荷
てこ40の重り41の位置調整により補正できる。
は、ほぼ対称構造となっているので、3箇所の位置決め
機構3及び30のうち、底辺上の2箇所A2、A2に生じ
る変位はほぼ等しい。そこで、これらよりも小さい変位
しか生じない頂点A1上の位置決め機構30の箇所の変
位を大きく生じさせるようにし、底辺上の2箇所A2、
A3とほぼ等しくなるように設定している。具体的に
は、あらかじめ、計算によって3箇所の位置決め機構
3、30での変位が等しくなるように、取付板34の寸
法と取付部負荷てこ40の諸元を決定しておき、組立て
の後での計算値とのずれは、鏡軸調整の際に取付部負荷
てこ40の重り41の位置調整により補正できる。
【0020】反射鏡1が水平方向を向く場合には、ミラ
ーセル2は従来の場合と同様に、鉛直方向下方にセンタ
セクション17に対して全体的にほぼ平行に変位するの
で、3箇所の位置決め機構の光軸方向の変位の差は本質
的に小さい。
ーセル2は従来の場合と同様に、鉛直方向下方にセンタ
セクション17に対して全体的にほぼ平行に変位するの
で、3箇所の位置決め機構の光軸方向の変位の差は本質
的に小さい。
【0021】実施例2.図4はこの発明の他の実施例を
示し、変位の大きい箇所を抑制するという発想に基づい
ており、3箇所の位置決め機構のうち、正三角形の底辺
上に位置する2箇所A2、A3に適用した例である。図5
に図4の底辺に位置する一方の箇所A2の位置決め機構
の側面断面図を、図6に同機構の底面からの斜視図を示
す。これらの図において、50は位置決め機構で、次の
ように構成されており、1、2、2a、2c、31〜3
7は図2、3と同様である。51はミラーセル2の裏面
にボルト52により取付けられた支持体、53はこの支
持体51に中間部で回動可能に支持された取付部負荷て
こで、他端部に重り54が軸方向に移動調整可能にねじ
込まれている。55は取付板34を介しボルト56によ
り位置決め体31に結合された連結体で、取付部負荷て
こ53の他端を回動可能に連結している。なお、図4に
おいて、底辺に位置する他方の箇所A3の位置決め機構
50は、上記箇所A2位置のものと同一構成で、取付け
方向が異なるのみである。
示し、変位の大きい箇所を抑制するという発想に基づい
ており、3箇所の位置決め機構のうち、正三角形の底辺
上に位置する2箇所A2、A3に適用した例である。図5
に図4の底辺に位置する一方の箇所A2の位置決め機構
の側面断面図を、図6に同機構の底面からの斜視図を示
す。これらの図において、50は位置決め機構で、次の
ように構成されており、1、2、2a、2c、31〜3
7は図2、3と同様である。51はミラーセル2の裏面
にボルト52により取付けられた支持体、53はこの支
持体51に中間部で回動可能に支持された取付部負荷て
こで、他端部に重り54が軸方向に移動調整可能にねじ
込まれている。55は取付板34を介しボルト56によ
り位置決め体31に結合された連結体で、取付部負荷て
こ53の他端を回動可能に連結している。なお、図4に
おいて、底辺に位置する他方の箇所A3の位置決め機構
50は、上記箇所A2位置のものと同一構成で、取付け
方向が異なるのみである。
【0022】次に動作を説明する。取付部負荷てこ53
が発する力は、取付板34に作用するが、反射鏡1が天
頂方向を向く場合には、取付板34を鉛直方向上向きに
押付けるように作用し、反射鏡1が水平方向を向く場合
にはこの作用力は0となる。この現象を利用することに
より、図1の例と同様に、3箇所の位置決め機構3及び
50の光軸方向の変位の差を小さくすることができる。
具体的な諸元の決定方法、組立後の調整方法も図1の例
の場合と同様である。
が発する力は、取付板34に作用するが、反射鏡1が天
頂方向を向く場合には、取付板34を鉛直方向上向きに
押付けるように作用し、反射鏡1が水平方向を向く場合
にはこの作用力は0となる。この現象を利用することに
より、図1の例と同様に、3箇所の位置決め機構3及び
50の光軸方向の変位の差を小さくすることができる。
具体的な諸元の決定方法、組立後の調整方法も図1の例
の場合と同様である。
【0023】実施例3.図7は、実施例1と実施例2を
合わせた別の実施例を示し、3箇所の位置決め機構のう
ち、正三角形の頂点A1では変位を大きくし、底辺上に
位置する2箇所A2、A3では変位を抑制するという発想
に基づいている。頂点A1に位置決め機構30を配設
し、底辺上の箇所A2、A3には位置機構50を配設して
いる。
合わせた別の実施例を示し、3箇所の位置決め機構のう
ち、正三角形の頂点A1では変位を大きくし、底辺上に
位置する2箇所A2、A3では変位を抑制するという発想
に基づいている。頂点A1に位置決め機構30を配設
し、底辺上の箇所A2、A3には位置機構50を配設して
いる。
【0024】実施例3による動作は、上記実施例1、2
が組合わされたものであり、構成としては複雑になる反
面、取付板34にあまり負担がかからないという長所が
ある。
が組合わされたものであり、構成としては複雑になる反
面、取付板34にあまり負担がかからないという長所が
ある。
【0025】なお、上記実施例では、位置決め機構は支
持機構5とは配設の中心円径を異にした位置にしたが、
同中心円径に配設し、支持機構5のうち正三角形の各頂
点に位置する分を、位置決め機構30、50で代りに用
いるようにしても、この発明が適用できるものである。
持機構5とは配設の中心円径を異にした位置にしたが、
同中心円径に配設し、支持機構5のうち正三角形の各頂
点に位置する分を、位置決め機構30、50で代りに用
いるようにしても、この発明が適用できるものである。
【0026】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複数
個の位置決め機構のうち、一部あるいは全部に、ミラー
セルよりも低い剛性をもつ取付板をミラーセルの切欠き
穴位置に設け、この取付板をミラーセルの裏面側から引
張り、又は押付けの力を作用させる取付部負荷てこを設
け、反射鏡の姿勢の変化に対し、光軸方向の変位のなか
で大きい箇所を抑制するか、又は小さい箇所をより大き
くするか、さらには、これらの組合わせにより変位差を
なくしたので、反射鏡の姿勢の変化による光軸と鏡軸と
の相違が生じなく、安定した分解能と追尾精度を有する
高性能の反射望遠鏡が得られる。
個の位置決め機構のうち、一部あるいは全部に、ミラー
セルよりも低い剛性をもつ取付板をミラーセルの切欠き
穴位置に設け、この取付板をミラーセルの裏面側から引
張り、又は押付けの力を作用させる取付部負荷てこを設
け、反射鏡の姿勢の変化に対し、光軸方向の変位のなか
で大きい箇所を抑制するか、又は小さい箇所をより大き
くするか、さらには、これらの組合わせにより変位差を
なくしたので、反射鏡の姿勢の変化による光軸と鏡軸と
の相違が生じなく、安定した分解能と追尾精度を有する
高性能の反射望遠鏡が得られる。
【図1】この発明の一実施例による反射鏡支持装置の配
置を示し、(A)は裏面支持機構と位置決め機構のミラー
セル底部での配置図、(B)は反射鏡支持装置の配置を示
す平面図、(C)は(B)のC−C線における断面図である。
置を示し、(A)は裏面支持機構と位置決め機構のミラー
セル底部での配置図、(B)は反射鏡支持装置の配置を示
す平面図、(C)は(B)のC−C線における断面図である。
【図2】図1の頂点Aの位置決め機構部の側面断面図で
ある。
ある。
【図3】図2の位置決め機構部の下面からの斜視図であ
る。
る。
【図4】この発明の実施例2による反射鏡支持装置の裏
面支持機構と位置決め機構のミラーセル底部での配置図
である。
面支持機構と位置決め機構のミラーセル底部での配置図
である。
【図5】図4の箇所A2の位置決め機構部の側面断面図
である。
である。
【図6】図5の位置決め機構部の下面からの斜視図であ
る。
る。
【図7】この発明の実施例3による反射鏡支持装置の裏
面支持機構と位置決め機構のミラーセル底部での配置図
である。
面支持機構と位置決め機構のミラーセル底部での配置図
である。
【図8】従来の反射鏡支持装置の正面断面図である。
【図9】図8の反射鏡支持装置の裏面支持機構と位置決
め機構のミラーセル底部での配置図である。
め機構のミラーセル底部での配置図である。
【図10】(A)は図8の反射鏡支持装置の配置を示す平
面図、(B)は(A)のB−B線における断面図である。
面図、(B)は(A)のB−B線における断面図である。
【図11】セルリエ・トラス形望遠鏡の概要を示す斜視
図である。
図である。
【図12】図11の望遠鏡において、反射鏡が水平向き
のときのミラーセルの鏡軸方向変位の状態を示す説明図
である。
のときのミラーセルの鏡軸方向変位の状態を示す説明図
である。
【図13】図11の望遠鏡において、反射鏡が天頂向き
のときのミラーセルと位置決め機構部取付部の、鏡軸方
向変位の状態を示す説明図である。
のときのミラーセルと位置決め機構部取付部の、鏡軸方
向変位の状態を示す説明図である。
1 反射鏡 2 ミラーセル 2a 底部 2b 側板部 3 位置決め機構 3a 位置決め体 5 裏面支持機構 6 裏面支持てこ 10 側面支持機構 12 側面支持てこ 16 セルリエ・トラス形鏡筒 30 位置決め機構 31 位置決め体 34 取付板 40 取付部負荷てこ 50 位置決め機構 53 位置決め負荷てこ
Claims (3)
- 【請求項1】 底部と側板部とからなり内部空間に反射
鏡を収容し、セルリエ・トラス形鏡筒により上記側板部
上部の複数箇所で固着支持されたミラーセルと、このミ
ラーセルの裏面に同中心円上に複数箇所に配設され、裏
面支持てこにより上記反射鏡を裏面から押付け支持する
裏面支持機構と、上記ミラーセルの側板部外面に複数個
所に配設され、側面支持てこにより上記反射鏡を側面か
ら支持する側面支持機構と、上記ミラーセルの底部に同
中心円上に複数箇所に配設された位置決め体が、上記反
射鏡の裏面に接するようにした位置決め機構とを備えた
反射鏡支持装置において、 高度軸の変化により上記反射鏡が重力方向に対して姿勢
が変化され、これによる上記ミラーセルの変位の小さい
箇所の上記位置決め機構は、ミラーセルへの取付部に設
けられミラーセルより低い剛性をもつ取付板と、この取
付板上と上記反射鏡の裏面との間に取付けられた位置決
め体と、取付板にミラーセルの裏面側から引張り力を与
える取付部負荷てことからなり、上記ミラーセルの各位
置決め機構の配設箇所の変位差をなくしたことを特徴と
する反射鏡支持装置。 - 【請求項2】 底部と側板部とからなり内部空間に反射
鏡を収容し、セルリエ・トラス形鏡筒により上記側板部
上部の複数箇所で固着支持されたミラーセルと、このミ
ラーセルの裏面に同中心円上に複数箇所に配設され、裏
面支持てこにより上記反射鏡を裏面から押付け支持する
裏面支持機構と、上記ミラーセルの側板部外面に複数個
所に配設され、側面支持てこにより上記反射鏡を側面か
ら支持する側面支持機構と、上記ミラーセルの底部に同
中心円上に複数箇所に配設された位置決め体が、上記反
射鏡の裏面に接するようにした位置決め機構とを備えた
反射鏡支持装置において、 高度軸の変化により上記反射鏡が重力方向に対して姿勢
が変化され、これによる上記ミラーセルの変位の大きい
箇所の上記位置決め機構は、ミラーセルへの取付部に設
けられミラーセルより低い剛性をもつ取付板と、この取
付板上と上記反射鏡の裏面との間に取付けられた位置決
め体と、取付板にミラーセルの裏面側から押付け力を与
える取付部負荷てことからなり、上記ミラーセルの各位
置決め機構の配設箇所の変位差をなくしたことを特徴と
する反射鏡支持装置。 - 【請求項3】 底部と側板部とからなり内部空間に反射
鏡を収容し、セルリエ・トラス形鏡筒により上記側板部
上部の複数箇所で固着支持されたミラーセルと、このミ
ラーセルの裏面に同中心円上に複数箇所に配設され、裏
面支持てこにより上記反射鏡を裏面から押付け支持する
裏面支持機構と、上記ミラーセルの側板部外面に複数個
所に配設され、側面支持てこにより上記反射鏡を側面か
ら支持する側面支持機構と、上記ミラーセルの底部上に
同中心円上に複数箇所に配設された位置決め体が、上記
反射鏡の裏面に接するようにした位置決め機構とを備え
た反射鏡支持装置において、 高度軸の変化により上記反射鏡が重力方向に対して姿勢
が変化され、これによる上記ミラーセルの変位の小さい
箇所の位置決め機構は、ミラーセルへの取付部に設けら
れミラーセルより低い剛性をもつ取付板と、この取付板
上と、上記反射鏡の裏面との間に取付けられた位置決め
体と、取付板にミラーセルの裏面側から引張り力を与え
る取付部負荷てことからなり、 上記ミラーセルの変位の大きい箇所の位置決め機構は、
ミラーセルへの取付部に設けられミラーセルより低い剛
性をもつ取付板と、この取付板上と上記反射鏡の裏面と
の間に取付けられた位置決め体と、取付板にミラーセル
の裏面側から押付け力を与える取付部負荷てことからな
り、上記ミラーセルの各位置決め機構の配設箇所の変位
差をなくしたことを特徴とする反射鏡支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35098091A JPH05157977A (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 反射鏡支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35098091A JPH05157977A (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 反射鏡支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05157977A true JPH05157977A (ja) | 1993-06-25 |
Family
ID=18414223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35098091A Pending JPH05157977A (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 反射鏡支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05157977A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109655996A (zh) * | 2019-01-31 | 2019-04-19 | 中国科学院西安光学精密机械研究所 | 大口径望远镜次镜组件的碳纤维支撑桁架 |
-
1991
- 1991-12-10 JP JP35098091A patent/JPH05157977A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109655996A (zh) * | 2019-01-31 | 2019-04-19 | 中国科学院西安光学精密机械研究所 | 大口径望远镜次镜组件的碳纤维支撑桁架 |
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