JPH05157762A - 加速度センサ - Google Patents

加速度センサ

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JPH05157762A
JPH05157762A JP32485291A JP32485291A JPH05157762A JP H05157762 A JPH05157762 A JP H05157762A JP 32485291 A JP32485291 A JP 32485291A JP 32485291 A JP32485291 A JP 32485291A JP H05157762 A JPH05157762 A JP H05157762A
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JP
Japan
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piezoelectric ceramic
lead
base
diaphragm
acceleration sensor
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Application number
JP32485291A
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English (en)
Inventor
Shogo Asano
野 勝 吾 浅
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部ノイズの影響を受けにくく、高信頼性、
低コストで連続的に自動組み付け可能な構造とする。 【構成】 振動板1の表裏両面に同一形状の圧電セラミ
ック素子2,3を貼着し、この振動板1を固定するサブ
基台6をリード端子35等とともに樹脂製の基台10に
インサート成形し、これらと回路基板15等を金属シー
ルドケース23内に収納して取付プレート26により全
周プロジェクション溶接して内部の気密性を確保すると
ともに、外部導出用リードピン19,38,16,30
のそれぞれに貫通コンデンサ39を装着して外部ノイズ
の影響を受けにくくする。また各リード端子35等とサ
ブ基台6を基台10で一体成形し、金属ケース23と各
リードピン19等を樹脂製のリードピン固定用ハウジン
グ25で一体成形し、圧電セラミック素子2,3を共用
化することにより自動組み付け可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関を備えた車両
の走行加速度を測定または検出するための加速度センサ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11から図15は、従来の加速度セン
サの構成を示している。これらの図において、101は
基台であり、その表面中央部に位置決め穴102を有す
る環状突起103が形成されている。104は振動板で
あり、その中央部が基台101の環状突起103に溶接
等の手段により固定されている。105は振動板104
の上面に固定されたセンサ出力用の圧電セラミック素子
である。
【0003】圧電セラミック素子105は、図16に示
すように、中心部に丸穴106を有するドーナツ状に形
成され、表面がセンサ出力用のプラス電極107と圧電
素子駆動用のプラス電極108とに同心円状に2分割さ
れている。圧電セラミック素子105は、その裏面全体
のマイナス電極109が、振動板104の中央部に形成
された環状ビード110の外周に丸穴106を嵌め込ん
だ状態で、振動板104の表面に導通接着されている。
【0004】111は焦電キャンセル用の圧電セラミッ
ク素子であり、図17に示すように、圧電セラミック素
子105のプラス電極107と同じ面積で、同様に中心
部に丸穴112を有しており、表面のプラス電極113
と、裏面のマイナス電極114とを有している。圧電セ
ラミック素子111は、表面のプラス電極113側を振
動板104の裏面に、その中央部に形成された環状ビー
ド115の外周に丸穴112を嵌め込んだ状態で導通接
着されている。
【0005】振動板104は、図18に示すように、金
属円板の中心部に基台101の位置決め穴102と同径
の位置決め穴116を有し、その回りに同心円状に環状
ビード110および115が、それぞれ表面および裏面
に径を順次大きくして形成されている。振動板104
は、図19に示すように、その周縁に上向きのフランジ
117を形成して加速度センサの出力アップを図るよう
にしてもよい。
【0006】圧電セラミック素子105のプラス電極1
07と圧電セラミック111のマイナス電極114は、
それぞれリードフレーム118,119に半田120,
121により接続され、絶縁埋込みリードピン122お
よび回路基板123を介してセンサ出力用リードピン1
24へと接続されている。これは、周囲温度の影響を受
けて焦電現象によってセンサ出力用圧電セラミック素子
105のプラス電極107に発生した電荷をキャンセル
する役目を果たすものである。
【0007】125は圧電セラミック素子駆動用のリー
ドピンであり、リードフレーム126を介して圧電セラ
ミック素子105のプラス電極108に半田127によ
り接続されている。128は回路基板123の電源供給
用リードピンであり、129はグランド用リードピンで
あり、それぞれ回路基板123に接続されている。13
0,131は回路基板123を支持するための絶縁埋込
みリードピンである。回路基板123には、インピーダ
ンス変換回路や出力増幅回路、濾波回路等が設けられて
いる。
【0008】リードピンのうち122,124,12
5,128,130,131は、基台101に封着ガラ
ス132等の手段により絶縁ハーメチック固定され、グ
ランド用リードピン129だけがロウ付け等の手段によ
り導通接続されている。133は基台101の位置決め
穴102を封着するための封着ガラスである。電源の供
給は、電源供給用リードピン128およびグランド用リ
ードピン129を通じて行なわれる。
【0009】134はキャップであり、その周縁のフラ
ンジ135が基台101に全周にわたって抵抗溶接また
は冷間圧接等の手段によって固定されている。これによ
り、圧電セラミック素子105,111および回路基板
123を内蔵する空間部136が密閉されている。
【0010】このような構成からなる加速度センサは、
基台101に形成された取付穴137を介してボルト1
38およびワッシャ139により自動車の車体等に取り
付けて使用される。
【0011】次に上記従来例の動作について説明する。
自動車等の走行により発生した加速度は、基台101を
介して振動板104に伝えられ、振動板104に撓みを
与える。振動板104の撓みは、圧電セラミック素子1
05および111に引張力と圧縮力とを交互に与えるた
め、圧電セラミック素子105および111に電荷が発
生する。この電荷は、回路基板123のインピーダンス
変換回路で電圧に変換され、必要な帯域および最適な出
力レベルになるように濾波回路および増幅回路を通って
出力され、センサ出力が得られる。
【0012】また、圧電セラミックは、温度変化に対し
ても同様に電荷を発生する焦電現象を有するので、これ
を減少するために、この加速度センサは圧電セラミック
素子105および111を互いに逆極性同士で接続して
あり、発生電荷がキャンセルされるようになっている。
【0013】また、自動車等に使用される加速度センサ
は、特に高い精度および品質が要求されるので、確実に
動作するかどうかをコントローラ側でチェックできるよ
うに、圧電セラミック素子105のプラス電極がセンサ
出力用の電極107と素子駆動用の電極108とに2分
割されており、コントローラ側の発信回路から駆動用電
極に適当な信号を入力することにより、センサ出力用電
極107にそれに対応した駆動出力が現われ、センサの
故障診断が出来るようになっている。
【0014】このように上記従来の加速度センサでも、
自動車等における加速度の測定または検出を行なうこと
ができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の加速度センサでは、圧電セラミック素子105,1
11のそれぞれ一方の電極109,113が振動板10
4を介して基台101に電気的に導出されているため、
基台101やこれに固定されたキャップ134を介して
ノイズを拾いやすいという問題があった。また、従来の
加速度センサを車体に取り付けた場合、車体全体が拾っ
たノイズもセンサ特性に影響を及ぼしやすいという問題
があった。
【0016】また、組み付け作業上において、各リード
ピン124,125,128,129のそれぞれにハー
ネスを接続しなければならず、組み付け作業が非常に面
倒になるという問題があった。
【0017】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、外部ノイズの影響を受けにくく、特性の
安定した信頼性の高い加速度センサを提供することを目
的とする。
【0018】本発明はまた、組み付け作業が非常に簡単
で、よりコンパクトな加速度センサを提供することを目
的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、圧電セラミック素子の正負両電極を基台
から電気的に絶縁するバランスタイプの構造とし、圧電
セラミック素子を貼着した振動板や基台、回路基板等の
各部品を金属シールドケースと取付プレートとで全面的
に気密的に覆うとともに、金属シールドケースおよびそ
の外部へ導出されるリードピンをリードピン固定用ハウ
ジングで電気的に絶縁するとともに、必要なリードピン
の全てに貫通コンデンサを装着することによって、電磁
波などの外部ノイズをシールドする構成としたものであ
る。
【0020】本発明はまた、組立作業性の向上を図るた
めに、圧電セラミック素子の各電極からの信号を取り出
すリード端子とサブ基台および基台とをインサート成形
により一体化するとともに、金属シールドケースとリー
ドピン固定用ハウジングとをインサート成形により一体
化し、さらに振動板の表裏に貼着する圧電セラミック素
子の表裏電極形状を同一にして共用化する構成としたも
のである。
【0021】
【作用】したがって、本発明によれば、圧電セラミック
素子の正負両電極を基台から電気的に絶縁するととも
に、また圧電セラミック素子を貼着した振動板や基台、
回路基板等の各部品を金属ケースと取付プレートとでシ
ールドし、さらに必要な全ての外部導出用リードピンに
貫通コンデンサを装着しているため、センサ特性が外部
ノイズの影響を受けにくくなり、特性の安定した極めて
信頼性の高い加速度センサを実現することができる。
【0022】また、リード端子とサブ基台と基台および
金属シールドケースとリードピン固定用ハウジングとを
インサート成形により一体化し、振動板の表裏に貼着す
る圧電セラミック素子を共用化したため、センサ全体が
コンパクト化されるとともに、部品点数が削減され、組
立作業性が大幅に向上し、自動組立化にも容易に対応で
きるという効果を有する。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1から図3は本発明の第1の実施例にお
ける加速度センサの構成を示し、図1は同センサの図2
のB−B線に沿う断面図、図2は同センサの図1のA−
A線に沿う断面図、図3は同センサの図2のC−C線に
沿う断面図である。図4は振動板組立体の正面図(a)
および断面図(b)である。
【0024】まず図4において、1は振動板であり、2
は振動板1の表面に接着固定されたセンサ出力用圧電セ
ラミック素子であり、3は振動板1の裏面に接着固定さ
れた焦電キャンセル用圧電セラミック素子である。4は
振動板1の中心部に形成された位置決め穴であり、5は
位置決め穴4の外側周囲に同心円状に形成された環状ビ
ードである。
【0025】センサ出力用セラミック素子2は、振動板
1の環状ビード5の外側に貼着され、その表面が内側の
センサ出力用プラス電極11と、その周囲外側の素子ド
ライブ用プラス電極12とに同心円状に2分割されてお
り、その裏面もまた同様な形状に2分割されている。焦
電キャンセル用圧電セラミック素子3もまた、センサ出
力用の圧電セラミック素子2と全く同じ大きさおよび形
状に形成されて共用化が図られており、表面および裏面
に記された+,−の識別マークをもとに、圧電セラミッ
ク素子2はマイナス側が振動板1に貼着され、圧電セラ
ミック素子3はプラス側が振動板1に貼着される。この
結果、焦電キャンセル用圧電セラミック素子3は、その
裏面のマイナス側が、内側のセンサ出力用マイナス電極
31とその周囲外側の素子ドライブ用マイナス電極32
とに2分割されている。
【0026】振動板1は、従来例における図19に示す
ように、その周縁に上向きのフランジを形成して、加速
度センサの出力アップを図るようにしてもよい。
【0027】図1から図3において、6は金属製のサブ
基台であり、その中心部に振動板1の位置決め穴4と同
径の位置決め穴7を有するとともに、その先端部が円錐
状に形成されてその先端面が振動板1を固定するための
環状突起8になっている。サブ基台6は、リードフレー
ム9とともに樹脂製の基台10にインサート成形されて
一体化されている。15はインピーダンス変換回路や出
力増幅回路、濾波回路等を有する回路基板であり、各リ
ード端子22,28,33等からの信号を処理するとと
もに、各リードピン16,19,30,36,38を通
じて外部と導通している。
【0028】図2に示すように、センサ出力用の圧電セ
ラミック素子2のセンサ出力用プラス電極11と、焦電
キャンセル用の圧電セラミック素子3のセンサ出力用マ
イナス電極31は、一体接続されたリード端子13,1
4に半田17,18によって接続され、リード端子(S
+ )33および回路基板15を介してセンサ出力用リー
ドピン16へと接続されている。これは、周囲温度の影
響を受けて焦電現象によって圧電セラミック素子2の出
力用プラス電極11に発生した電荷を圧電セラミック素
子3の出力用マイナス電極31に発生した電荷でキャン
セルする役目を果たすものである。
【0029】同様に、圧電セラミック素子2,3の外側
に同心円状に形成されたドライブ電極12,32も、一
体接続されたリード端子34,35に半田20,21に
よって接続され、焦電電荷をキャンセルするとともに、
リード端子22および回路基板15を介してドライブリ
ードピン19へと接続されている。
【0030】23は振動板組立体1,2,3および回路
基板15等を覆う金属シールドケースであり、フランジ
24を備えている。25は金属シールドケース23に一
体成形された樹脂製のリードピン固定用ハウジングであ
る。26は金属シールドケース23のフランジ24がリ
ングプロジェクション溶接されて金属シールドケース2
3内部を気密封着する取付プレートであり、取付ねじ穴
27および金属シールドケース23内部への溶接時の塵
の侵入を防止するための環状壁43を有する。基台10
は金属シールドケース23の内側底面に接着剤により固
定されている。
【0031】28はセンサのマイナス電位となるリード
端子(S- )であり、リードフレーム9の内周部29に
全周溶接接続されたサブ基台6を介して振動板1に接続
されている。すなわち、リード端子28は、振動板1を
介して圧電セラミック素子2,3の出力用プラス電極1
1および出力用マイナス電極31のそれぞれ反対の電極
へ接続され、回路基板15を介して中点電位リードピン
30へ接続されている。
【0032】36は金属シールドケース23の中心部に
半田37により接続されたグランドリードピンであり、
38は圧電セラミック2,3に電源を供給する電源リー
ドピンであり、それぞれ回路基板15に接続されてい
る。
【0033】リードピン19,38,36,16,30
は、それぞれ樹脂製のハウジング25を介して金属シー
ルドケース23に一体形成されるとともに、グランドリ
ードピン36以外は、基板10を貫通する金属シールド
ケース23のボス穴部23aとの間に全て貫通コンデン
サ39が装着されている。また、各リードピン19,3
8,36,16,30は、それぞれ金属シールドケース
23内部で立ち上がった回路基板受け部40を有し、こ
れらで回路基板15を受け、半田付けにより回路基板1
5を固定する役目も持っている。
【0034】基板10における貫通コンデンサ39と各
リードピン16,19,30,38との接合部は、半田
付けによって気密封着されており、グランドリードピン
36も半田37により金属シールドケース23と気密封
着されている。
【0035】これら各リードピン16,19,30,3
6,38の気密封着と金属シールドケース23と取付プ
レート26との気密接着によって、振動板組立体1,
2,3と基台10および回路基板15等を内蔵する金属
シールドケース23の内部は気密封止されている。
【0036】リード端子22は、圧電セラミック素子
2,3のドライブ電極12,32にそれぞれ接続された
リード端子34,35の信号を回路基板15に導出する
役目を果たすものであり、リード端子(S+ )33は、
圧電セラミック素子2,3の出力用プラス電極11およ
び出力用マイナス電極31にそれぞれ接続されたリード
端子13,14の信号を回路基板15に導出する役目を
果たすものであり、リード端子28は、サブ基台6に溶
接接続された振動板1を介してセンサのマイナス電位と
なる信号を回路基板15に導出する役目を果たすもので
ある。
【0037】したがって、圧電セラミック素子2,3か
ら得られる出力および圧電セラミック素子2,3へ印加
される信号は、回路基板15を介して外部のリードピン
16,19,30,36,38を通じて授受されること
になる。
【0038】中点電位リードピン30の役目は、センサ
の中点基準電位を設定するものであり、センサ動作時出
力はこの中点電位を基準として正の出力電圧か負の出力
電圧かのいずれかが出力されることになる。
【0039】なお、図3における41,42は、金属シ
ールドケース23に一体成形されたハウジング部25の
抜け止め部である。
【0040】上記実施例における加速度センサ本体部の
動作については従来のものと同じである。すなわち、自
動車等の走行により発生した加速度は、取付プレート2
6、金属シールドケース23、基台10およびサブ基台
6を介して振動板1に伝えられ、振動板1に撓みを与え
る。振動板1の撓みは、圧電セラミック素子2および3
に引張力と圧縮力とを交互に与えるため、圧電セラミッ
ク素子2および3に電荷が発生する。この電荷は、回路
基板15のインピーダンス変換回路で電圧に変換され、
必要な帯域および最適な出力レベルになるように濾波回
路および増幅回路を通って出力され、センサ出力が得ら
れる。
【0041】また、一般の圧電セラミックは、温度変化
に対して同様に電荷を発生する焦電現象を有するので、
これを減少するために、この加速度センサは、圧電セラ
ミック素子2および3を互いに逆極性同士で接続してあ
り、発生電荷がキャンセルされるようになっている。
【0042】また、自動車等に使用される加速度センサ
は、特に高い精度および品質が要求されるので、確実に
動作するかどうかをコントローラ側でチェックできるよ
うに、圧電セラミック素子2のプラス側の電極が、セン
サ出力用プラス電極11と素子ドライブ用プラス電極1
2とに同心円状に2分割されており、コントローラ側の
発信回路からドライブ用プラス電極12に適当な信号を
入力することにより、センサ出力用プラス電極11にそ
れに対応したドライブ出力が現われ、センサの故障診断
ができるようになっている。
【0043】次に、基台10の製造組立工程を図5から
図7を参照して説明する。まず図5の(イ)においてブ
ランク抜きされたリードフレーム9は、次の(ロ)にお
いてサブ基台6とともに基台10にインサート成形さ
れ、さらに部分44および45でカットオフされること
によって、(ハ)のようにリード端子34,22,3
5,14,33,13,28が互いに分離されて形成さ
れる。ここで、リード端子34,22,35はその基部
が連続しており、リード端子14,33,13も互いに
連続しており、リード端子28のみが独立している。ま
た、各リード端子34,22,35,14,33,1
3,28は、(ニ)に示すように先端部が直角にフォー
ミングされ、次いで図6の(ホ),(ヘ),(ト)に示
すように、リード端子35,14が一旦直角に曲げられ
た後、さらに直角に水平に曲げ加工される。
【0044】次に、図7の(チ)に示すように、圧電セ
ラミック素子2,3を表裏に貼着した振動板1がサブ基
台6の環状突起8に溶接固定され、次いで(リ)のよう
にリード端子34,22,33,13,28が直角に曲
げ加工され、さらに、(ヌ),(ル),(ヲ)に示すよ
うに、リード端子34と13とが直角に曲げられて表側
の圧電セラミック素子2の上に乗せられた後、さらにリ
ード端子22,33,28も直角に水平に曲げられる。
リード端子34と13は、表側の圧電セラミック素子2
のドライブ用プラス電極12と出力用プラス電極11
に、またリード端子35と14は、裏側の圧電セラミッ
ク素子3のドライブ用マイナス電極32と出力用マイナ
ス電極31にそれぞれリフロー半田付けにより接続され
る。
【0045】なお、34a,13aは、それぞれリード
端子34,13に形成された溝であり、半田付け時の半
田回りをよくする目的で形成されている。
【0046】図8から図10は本発明の第2の実施例の
構成を示すものである。この第2の実施例における加速
度センサは、上記第1の実施例における加速度センサに
対し、中点電位リードピン30を除いた4本リードピン
構成になっていることが異なるだけであり、同一の要素
には同一の符号を付して、重複した詳細な説明は省略す
る。この第2の実施例では、上記構成の変更に伴って、
第1の実施例における中点電位リードピン30の位置に
グランドリードピン36を配置しており、グランドリー
ドピン36のあった位置は空位になっている。
【0047】この第2の実施例においても、表面中央部
に環状突起8を有するサブ基台6および各リード端子3
4,22,35,14,33,13,28とともに一体
成形した樹脂製の基台10と、表裏両面に正負電極を互
いに対向させて導通接着した2枚の圧電セラミック素子
2,3を有して中央部がサブ基台6の環状突起8に固定
された振動板1と、圧電セラミック素子2,3のそれぞ
れの電極に接続された各リード端子34,22,35,
14,33,13,28からの信号を処理する回路基板
15と、これら各部品を気密的に覆う金属シールドケー
ス23と取付プレート26と、回路基板15と外部との
間で信号を授受するリードピン19,38,16に装着
された貫通コンデンサ39と、金属シールドケース23
および各リードピン19,38,36,16とともに一
体成形された樹脂製のリードピン固定用ハウジング25
とを備え、上記第1の実施例と同様な作用効果を有す
る。
【0048】
【発明の効果】本発明は、上記実施例から明らかのよう
に、圧電セラミック素子の正負両電極を基台から電気的
に絶縁するバランス構造とし、また圧電セラミック素子
を貼着した振動板や基台、回路基板等の各部品を金属ケ
ースと取付プレートとでシールドし、さらに必要な全て
の外部導出用リードピンに貫通コンデンサを装着してい
るため、センサ特性が外部ノイズの影響を受けにくくな
り、特性の安定した極めて信頼性の高い加速度センサを
実現することができる。
【0049】また、リード端子と基台および金属シール
ドケースとリードピン固定用ハウジングとをインサート
成形により一体化し、振動板の表裏に貼着する圧電セラ
ミック素子を共用化したため、センサ全体がコンパクト
化されるとともに、部品点数が削減され、組立作業性が
大幅に向上し、自動組立化にも容易に対応できるという
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す加速度センサの図
2におけるB−B線に沿う断面図
【図2】同センサの図1におけるA−A線に沿う断面図
【図3】同センサの図2におけるC−C線に沿う断面図
【図4】(a)同センサにおける振動板組立体の正面図 (b)同振動板組立体の断面図
【図5】同センサにおける振動板組立体とリード端子の
製造組立工程を示す加工工程図
【図6】同センサにおける振動板組立体とリード端子の
製造組立工程を示す加工工程図
【図7】同センサにおける振動板組立体とリード端子の
製造組立工程を示す加工工程図
【図8】本発明の第2の実施例を示す加速度センサの図
9におけるE−E線に沿う断面図
【図9】同センサの図8におけるD−D線に沿う断面図
【図10】同センサの図9におけるF−F線に沿う断面
【図11】従来例における加速度センサの内部を示す正
面図
【図12】同センサの図11におけるG−G線に沿う断
面図
【図13】同センサの図11におけるH−H線に沿う断
面図
【図14】同センサにおける振動板組立体の正面図
【図15】同センサにおける振動板組立体の取付部の断
面図
【図16】同センサにおけるセンサ出力用圧電セラミッ
ク素子の正面図
【図17】同センサにおける焦電キャンセル用圧電セラ
ミック素子の正面図
【図18】(a)同センサにおける振動板の正面図 (b)同振動板の断面図
【図19】(a)同センサにおける振動板の他の例を示
す正面図 (b)同振動板の断面図
【符号の説明】
1 振動板 2 センサ出力用圧電セラミック素子 3 焦電キャンセル用圧電セラミック素子 5 環状ビード 9 リードフレーム 10 基台 11 センサ出力用プラス電極 12 素子ドライブ用プラス電極 13,14,22,28,33,34,35 リード端
子 15 回路基板 16,19,30,36,38 リードピン 23 金属シールドケース 25 リードピン固定用ハウジング 26 取付プレート 31 センサ出力用マイナス電極 32 素子ドライブ用マイナス電極 39 貫通コンデンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面中央部に環状突起を有する基台を電
    気的に絶縁される形で一体成形した基台と、中央部が前
    記環状突起に固定された振動板と、前記振動板の表裏両
    面に正負電極を互いに対向させて導通接着された2枚の
    圧電セラミック素子と、前記圧電セラミック素子の各電
    極にそれぞれ接続され、前記基台と電気的に絶縁される
    形で一体成形されたリード端子と、前記リード端子から
    の信号を処理する回路基板と、前記各部品を覆う金属シ
    ールドケースと、前記金属シールドケースを気密封着す
    る取付プレートと、前記回路基板と外部との間で信号を
    授受するリードピンに装着された貫通コンデンサと、前
    記金属シールドケースと前記リードピンとを電気的に絶
    縁される形で一体成形したリードピン固定用ハウジング
    とを備えた加速度センサ。
  2. 【請求項2】 振動板の表裏に貼着される圧電セラミッ
    ク素子を同一形状にして互いに共用化した請求項1記載
    の加速度センサ。
  3. 【請求項3】 各圧電セラミック素子が同心円状に2分
    割されて内側をセンサ出力用電極とし、外側を素子ドラ
    イブ用電極とした請求項2記載の加速度センサ。
JP32485291A 1991-12-09 1991-12-09 加速度センサ Pending JPH05157762A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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