JPH05156444A - クリーンルームにおける装置の設置構造 - Google Patents

クリーンルームにおける装置の設置構造

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JPH05156444A
JPH05156444A JP32047591A JP32047591A JPH05156444A JP H05156444 A JPH05156444 A JP H05156444A JP 32047591 A JP32047591 A JP 32047591A JP 32047591 A JP32047591 A JP 32047591A JP H05156444 A JPH05156444 A JP H05156444A
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JP
Japan
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floor
clean room
cvd device
assembly
pipe
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP32047591A
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English (en)
Inventor
Nobuo Fujie
信夫 藤江
Mitsuo Igarashi
三男 五十嵐
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は垂直層流型クリーンルーム内に、断
面積の大きい配管をその底部に接続する装置を設置する
構造を提供することを目的とする。 【構成】 クリーンルームの上部床4に対して所定の高
さに位置するアッセンブルフロア5に開口部5bを設け
る。開口部5b内に支持部材12を上部床4上に立設し
て配設する。支持部材12の上にCVD装置1を設置す
る。真空排気配管2,配管14を上記開口部5bを通し
てCVD装置1の底部に接続して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクリーンルームにおける
装置の設置構造に係り、特に垂直層流型クリーンルーム
に設置される装置に用いて好適なクリーンルームにおけ
る装置の設置構造に関する。
【0002】近年、半導体の高集積化に伴い、その製造
装置が設置されるクリーンルームの空気清浄度は増々高
いレベルが必要になっている。
【0003】一般的に、清浄度の高い、クリーンルーム
としては垂直層流型クリーンルームが使用される。この
垂直層流型クリーンルームは、天井全面にHEPA(Hi
gh Efficiency Particulate Air)フィルタを設置して
吹出口とし、床全面を吹込口として空気を垂直下方に流
すもので、床の構造は、空気の通る開口部を有した床と
通常の床とを有した2重床となっている。
【0004】ところが、この垂直層流型クリーンルーム
内に半導体等の製造をするための断面積の大きい真空排
気配管や排気ダクト等を接続しなければならない装置を
設置するには、その配管やダクトを接続する際に、上側
の床面と下側の床面の間の狭い空間で作業を行なわなけ
ればならず、能率の悪い作業を強いられていた。
【0005】そこで配管作業や配管の修理が簡単にでき
る装置の設置構造が望まれている。
【0006】
【従来の技術】図5は従来の装置の設置構造を示す図で
ある。
【0007】同図において半導体製造用基板の前処理装
置であるCVD(Chemical Vapor Deposition )装置1
は垂直層流型クリーンルーム内に設置されている。
【0008】まず、説明の便宜上、クリーンルームの一
般的構造について説明する。
【0009】この垂直層流型クリーンルームの床は、コ
ンクリート等で固められた建築床3の上に基礎支柱6が
立設され、その支柱6によってスラブ4aを支持して敷
設し上部床4が形成されている。更に、上部床4の上に
上部支柱7が立設され、その上にすのこ状に開口部を有
したグレーティング床5aが敷設されてアッセンブルフ
ロア5が形成された構造である。
【0010】クリーンルームの上部には全面にわたって
HEPAフィルタ8が取付けられ、天井9とHEPAフ
ィルタ8との間は空気が通るダクトが形成されている。
【0011】以上のような構造のクリーンルーム内に、
前記CVD装置1は支持用の足1aを介してアッセンブ
ルフロア5上に設置され、その後面下部には真空排気配
管2が接続されている。
【0012】この真空排気配管2は上部床4の下側を通
って配管されるため、CVD装置1に接続するには、上
部床4とアッセンブルフロア5を垂直に貫通してからア
ッセンブルフロア5の上側で水平に曲げられ、CVD装
置に接続されることとなる。また、この真空排気配管2
は比較的断面積が大きいため、水平方向から垂直下方に
曲げるためにある程度の曲率半径が必要となり、その分
CVD装置1は足1aによってアッセンブルフロア5よ
り高い位置に設置されている。
【0013】そして、CVD装置1の下方のグレーティ
ング床5aと上部床4との間には、CVD装置1の重量
によりグレーティング床5aが変形しないように補強用
上部支柱11が複数配設されている。
【0014】以上のように構成されCVD装置1が設置
されたクリーンルーム内において、図5中矢印で示すよ
うに、空気は天井9とHEPAフィルタ8との間のダク
トからHEPAフィルタ8を通って垂直下方に流れ、ア
ッセンブルフロア5に吸込まれる。
【0015】アッセンブルフロア5に吸込まれた空気
は、アッセンブルフロア5と上部床4の間を通って送風
機(図示せず)により天井9側に戻され再び天井9とH
EPAフィルタ8との間に送りこまれる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ここで、クリーンルー
ムに装置を設置する場合、まずアッセンブルフロア上に
装置を載せ、そのあとから配置作業を行うようになって
いる。
【0017】この際、装置が重量物の場合は、あらかじ
め装置を載せる位置のアッセンブルフロアと上部床との
間に補強用上部支柱を配してアッセンブルフロアが変形
しないようにしている。
【0018】真空排気配管あるいは、排気ダクトのよう
な断面積の大きい配管は、装置の上部に接続すれば配管
の作業性は良くなるが、その配管によって空気流が乱れ
て効率的な除塵効果が得られないため、配管は装置の底
部に接続するのが理想的である。
【0019】ところが装置が設置された部分のアッセン
ブルフロアと上部床との間隔は60cm程度しかなく狭い
うえに、補強用の支柱が配設されており、断面積の大き
い配管用のスペースが確保できない場合があったり、フ
ランジの取付、溶接等の配管作業が非常に難しいという
問題があった。
【0020】そこで本発明は上記課題に鑑みなされたも
ので、装置の底部に断面積の大きい配管を容易に接続し
得るクリーンルームにおける装置の設置構造を提供する
ことを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題は建築床に対し
て所定高さ離間して敷設されたスラブよりなる上部床と
上部床より所定高さ離間して支持され敷設されたグレー
ティング床よりなるアッセンブルフロアとを有する垂直
層流型クリーンルーム内に、配管の接続を必要とする装
置を設置する構造において、上記上部床上に高さ寸法が
上部床と上記アッセンブルフロアとの距離より長い複数
の支持部材を立設して配置し、支持部材上に上記装置を
設置した構成とすると共に、上記アッセンブルフロア
は、上記設置された装置の下側の部分に開口部を有し、
上記配管を上記開口部を通して上記装置の底部に接続し
てなる構成とすることにより解決される。
【0022】また、上記支持部材はI型の垂直断面形状
を有することとしてもよい。
【0023】
【作用】上述のようにアッセンブルフロアの開口部に支
持部材を立設し、その上に装置を設置した構成は、装置
の下側に空間を形成し、配管用及び作業用のスペースを
確保する。
【0024】また、支持部材をI型垂直断面形状とした
構成は、支持部材の強度を増し、支持部材をその分小型
とし、さらに配管用及び作業用のスペースを広くする。
【0025】
【実施例】図1及び図2は本発明の一実施例を示す。
【0026】各図中、図5と同じ構成部品には同一符号
を付し、その説明は省略する。
【0027】アッセンブルフロア5のうち、装置を設置
する部分のグレーティング床5aが撤去され、開口部5
bが形成されている。
【0028】開口部5bには重量物を支えるように強度
を有した支持部材12(図3,図4参照)が、CVD装
置1の底面の4隅に位置するよう設置され、その上にC
VD装置1が設置されている。
【0029】支持部材12の高さ寸法は約1mで、上部
床4とアッセンブルフロア5との距離(約60cm)より
十分長くなっている。
【0030】従って、CVD装置1の下側は、アッセン
ブルフロア5が除かれた支持部材の高さの広い空間が確
保され、断面積の大きい真空排気配管2及びその他の各
種配管がCVD装置1の底部に接続されている。
【0031】ここで図2と図5の従来例を比較すると本
実施例ではCVD装置1の下方が広い空間となっている
ことがわかる。
【0032】そして、この空間を利用して真空排気配管
2だけではなく、他の配管14もCVD装置1の底部に
接続され、その配管14の途中にはバルブ15が接続さ
れて、容易に操作できるようになっている。
【0033】開口部5bのCVD装置1の後面側の端部
5CはCVD装置1の後面よりわずかに後退しており、
CVD装置1の下側での作業をする場合に手が入りやす
くなっている。
【0034】そしてこのCVD装置1の後面下部とアッ
センブルフロア5の開口部5bの端部5Cとの間には透
明な板よりなるカバー13が開閉可能に取付けられ、配
管の状態を目視で観察できるようになっている。
【0035】次に図1及び図2中の支持部材12につい
て図3及び図4を参照して説明する。
【0036】同図に示す支持部材12は垂直断面が図4
に示すようなI型の金属製の材料(例えば一般建築用I
型鋼材)を所定長さに切断し、その側部両側に補強のた
めの側板12aを溶接等で取り付けた構造である。
【0037】図4のようなI型形状とすると、断面係数
が大きくとれるので、上に設置される装置の重量による
荷重が偏った場合に、支持部材12にかかる曲げ応力に
強い構造となる。
【0038】さらに側板12aを有することによって支
持部材12は圧縮及び曲げに強い構造となり、小型、軽
量とすることができる。
【0039】従って、上記断面がI型の支持部材12を
用いて装置を支持すれば装置の下の空間を広くすること
ができ、作業性をさらに向上することができる。
【0040】ここで、アッセンブルフロア5を構成する
グレーティング床は一般的に60cm角が標準寸法となっ
ている。よって上記支持部材12の平面寸法を、例えば
30cm角あるいは縦60cm,横30cmのように、グレー
ティング床の標準寸法の整数倍あるいは整数分の1とす
れば、アッセンブルフロア5の開口部5bの寸法内に支
持部材12を適当に配置することができることとなる。
【0041】
【発明の効果】上述の如く、請求項1の発明によれば、
装置の下側に配管用及び作業用のスペースが十分確保で
き、配管作業及び維持補修の作業性が向上して、クリー
ンルームの建造に要すコストの削減、工事期間の短縮を
図ることができる。
【0042】また請求項2の発明によれば装置の下の配
管用スペースをさらに広くでき、作業性をさらに向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明する斜視図である。
【図2】図1の実施例の側面図である。
【図3】図1及び図2中の支持部材の斜視図である。
【図4】図3のIV−IV断面を示す図である。
【図5】従来の装置の設置構造を示す図である。
【符号の説明】
1 CVD装置 2 真空排気配管 3 建築床 4 上部床 4a スラブ 5 アッセンブルフロア 5a グレーティング床 5b 開口部 6 基礎支柱 7 上部支柱 8 HEPAフィルタ 9 天井 10 パーティション 11 補強用上部支柱 12 支持部材 12a 側板 13 カバー 14 配管 15 バルブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築床(3)に対して所定高さ離間して
    敷設されたスラブ(4a)よりなる上部床(4)と該上
    部床(4)より所定高さ離間して支持され敷設されたグ
    レーティング床(5a)よりなるアッセンブルフロア
    (5)とを有する垂直層流型クリーンルーム内に、配管
    (2)の接続を必要とする装置(1)を設置する構造に
    おいて、 上記上部床上に高さ寸法が該上部床(4)と上記アッセ
    ンブルフロア(5)との距離より長い複数の支持部材
    (12)を立設して配置し、該支持部材(12)上に上
    記装置を設置した構成とすると共に、 上記アッセンブルフロア(5)は、上記設置された装置
    (1)の下側の部分に開口部(5b)を有し、 上記配管(2)を上記開口部(5b)を通して上記装置
    (1)の底部に接続してなる構成としたことを特徴とす
    るクリーンルームにおける装置の設置構造。
  2. 【請求項2】 上記支持部材(12)はI型の垂直断面
    形状を有することを特徴とする請求項1記載のクリーン
    ルームにおける装置の設置構造。
JP32047591A 1991-12-04 1991-12-04 クリーンルームにおける装置の設置構造 Withdrawn JPH05156444A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2839331A1 (fr) * 2002-05-02 2003-11-07 Cit Alcatel Installation de fabrication de composants semi-conducteurs a faux-plancher ventile
JP2005519467A (ja) * 2002-03-01 2005-06-30 トリコン テクノロジーズ リミテッド 半導体の製造装置を取り付けるための据え付け台

Cited By (3)

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