JPH05156331A - 高炉の出銑、出滓の監視装置 - Google Patents
高炉の出銑、出滓の監視装置Info
- Publication number
- JPH05156331A JPH05156331A JP31812691A JP31812691A JPH05156331A JP H05156331 A JPH05156331 A JP H05156331A JP 31812691 A JP31812691 A JP 31812691A JP 31812691 A JP31812691 A JP 31812691A JP H05156331 A JPH05156331 A JP H05156331A
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- JP
- Japan
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- tapping
- iron
- slag
- hot metal
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 出銑速度等の推移を画面上で監視することの
できる高炉の出銑、出滓の監視装置を提供する。 【構成】 溶銑鍋５の溶銑レベルを測定するマイクロ波
レベル計１１と、水砕設備７で製造された水砕を秤量す
るコンベヤスケール１２と、溶銑温度を連続的に計測す
る連続溶銑温度計１０と、前記マイクロ波レベル計１１
の測定値から出銑速度を演算し、前記コンベヤスケール
１２の計測値から出滓速度を演算して出銑速度、出滓速
度および溶銑温度の推移グラフを作成する手段を備えた
演算機１３と、演算機１３で作成した出銑速度等の推移
グラフを表示するＣＲＴデスプレー１４とからなる高炉
の出銑、出滓の監視装置。 【効果】 従来の目視による方法に比べて、精度よくラ
ップ出銑、減風等のアクションをとることができる。
できる高炉の出銑、出滓の監視装置を提供する。 【構成】 溶銑鍋５の溶銑レベルを測定するマイクロ波
レベル計１１と、水砕設備７で製造された水砕を秤量す
るコンベヤスケール１２と、溶銑温度を連続的に計測す
る連続溶銑温度計１０と、前記マイクロ波レベル計１１
の測定値から出銑速度を演算し、前記コンベヤスケール
１２の計測値から出滓速度を演算して出銑速度、出滓速
度および溶銑温度の推移グラフを作成する手段を備えた
演算機１３と、演算機１３で作成した出銑速度等の推移
グラフを表示するＣＲＴデスプレー１４とからなる高炉
の出銑、出滓の監視装置。 【効果】 従来の目視による方法に比べて、精度よくラ
ップ出銑、減風等のアクションをとることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、出銑速度等の推移を画
面上で監視することのできる高炉の出銑、出滓の監視装
置に関するものである。
面上で監視することのできる高炉の出銑、出滓の監視装
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】高炉において、出銑後の炉内残銑、滓量
は炉操業に重大な影響を与えるものとして、従来より重
要な管理指標とされている。即ち、残銑、滓量が増加す
ると、羽口周辺でのガスの流れる有効体積が小さくな
り、送風圧力の上昇、装入物の降下が不規則となり、炉
況の悪化となるから、従来、高炉の残銑量は制御室のオ
ペレータが前回出銑時刻〜今回出銑時刻までに高炉に装
入されたコークスおよび鉱石の装入回数を調べ、装入物
の１回装入当たりの溶銑生成量を計算し、１回装入当た
りの溶銑生成量に装入回数を乗じて今回の溶銑生成量を
計算し、炉前のオペレータに連絡する。一方、炉前のオ
ペレータは溶銑鍋のロードセルおよび溶銑レベル計によ
り前回出銑時刻〜今回出銑時刻までの実際の出銑量を求
め、これらの差を今回の残銑量としていた。
は炉操業に重大な影響を与えるものとして、従来より重
要な管理指標とされている。即ち、残銑、滓量が増加す
ると、羽口周辺でのガスの流れる有効体積が小さくな
り、送風圧力の上昇、装入物の降下が不規則となり、炉
況の悪化となるから、従来、高炉の残銑量は制御室のオ
ペレータが前回出銑時刻〜今回出銑時刻までに高炉に装
入されたコークスおよび鉱石の装入回数を調べ、装入物
の１回装入当たりの溶銑生成量を計算し、１回装入当た
りの溶銑生成量に装入回数を乗じて今回の溶銑生成量を
計算し、炉前のオペレータに連絡する。一方、炉前のオ
ペレータは溶銑鍋のロードセルおよび溶銑レベル計によ
り前回出銑時刻〜今回出銑時刻までの実際の出銑量を求
め、これらの差を今回の残銑量としていた。
【０００３】また、出滓管理は、溶滓鍋で受滓する場合
はロードセルでその出滓重量を求め、水砕設備のある場
合は、水砕の比重および製造された水砕の体積から出滓
重量を求め、またどちらの設備もない場合は滓樋を流れ
るスラグを目視して行なっていた。
はロードセルでその出滓重量を求め、水砕設備のある場
合は、水砕の比重および製造された水砕の体積から出滓
重量を求め、またどちらの設備もない場合は滓樋を流れ
るスラグを目視して行なっていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
残銑滓量のは、４０分に１回程度の割合でしか把握でき
ず、その間は出銑および出滓の状況を目視して残銑滓量
を大ざっぱに予測する以外に方法がなかった。そのた
め、溶銑滓の絞り不足（出銑後の残銑滓量が多いこと）
の把握に遅れを生じ、ラップ出銑、減風等のアクション
時期が遅れ、炉況を悪化させるという問題点がある。
残銑滓量のは、４０分に１回程度の割合でしか把握でき
ず、その間は出銑および出滓の状況を目視して残銑滓量
を大ざっぱに予測する以外に方法がなかった。そのた
め、溶銑滓の絞り不足（出銑後の残銑滓量が多いこと）
の把握に遅れを生じ、ラップ出銑、減風等のアクション
時期が遅れ、炉況を悪化させるという問題点がある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような問
題点を解決しようとするもので、溶銑鍋の溶銑レベルを
測定するマイクロ波レベル計と、水砕設備で製造された
水砕を秤量するコンベヤスケールと、溶銑温度を連続的
に計測する連続溶銑温度計と、前記マイクロ波レベル計
の測定値から出銑速度を演算し、前記コンベヤスケール
の計測値から出滓速度を演算して出銑速度、出滓速度お
よび溶銑温度の推移グラフを作成する手段を備えた演算
機と、演算機で作成した出銑速度等の推移グラフを表示
するＣＲＴデスプレーとからなる高炉の出銑、出滓の監
視装置である。
題点を解決しようとするもので、溶銑鍋の溶銑レベルを
測定するマイクロ波レベル計と、水砕設備で製造された
水砕を秤量するコンベヤスケールと、溶銑温度を連続的
に計測する連続溶銑温度計と、前記マイクロ波レベル計
の測定値から出銑速度を演算し、前記コンベヤスケール
の計測値から出滓速度を演算して出銑速度、出滓速度お
よび溶銑温度の推移グラフを作成する手段を備えた演算
機と、演算機で作成した出銑速度等の推移グラフを表示
するＣＲＴデスプレーとからなる高炉の出銑、出滓の監
視装置である。
【０００６】
【作用】炉内の残銑滓量の判明前に、出銑速度および出
滓速度の時間的変化が分かり、この時間的変化から炉内
の残銑滓量の変化を予測することができる。
滓速度の時間的変化が分かり、この時間的変化から炉内
の残銑滓量の変化を予測することができる。
【０００７】溶銑温度により溶銑の流動性が変化し、そ
れにより出銑速度が変化する。従って、溶銑温度の時間
的変化から出銑速度の変化を予測することができる。
れにより出銑速度が変化する。従って、溶銑温度の時間
的変化から出銑速度の変化を予測することができる。
【０００８】出銑速度、出滓速度および溶銑温度を計測
により求めているから、従来の目視による方法に比べ炉
内残銑滓量および出銑速度の変化を精度よく予測するこ
とができる。
により求めているから、従来の目視による方法に比べ炉
内残銑滓量および出銑速度の変化を精度よく予測するこ
とができる。
【０００９】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて以下に説明
する。図１は本発明装置のブロック図である。図におい
て、高炉１から出銑された溶銑滓は樋を流れてスキンマ
ー３に至り、スキンマー３で溶銑と溶滓（または、スラ
グ）に分離される。溶銑は溶銑樋４を流れて溶銑鍋５に
受銑され、一方、溶滓は溶滓樋６を流れて水砕設備７に
至り、水砕が製造される。製造された水砕は、ベルトコ
ンベヤ８で図示しないホッパーに運搬される。
する。図１は本発明装置のブロック図である。図におい
て、高炉１から出銑された溶銑滓は樋を流れてスキンマ
ー３に至り、スキンマー３で溶銑と溶滓（または、スラ
グ）に分離される。溶銑は溶銑樋４を流れて溶銑鍋５に
受銑され、一方、溶滓は溶滓樋６を流れて水砕設備７に
至り、水砕が製造される。製造された水砕は、ベルトコ
ンベヤ８で図示しないホッパーに運搬される。
【００１０】以上のような設備において、溶銑の温度を
計るために溶銑樋４上に連続溶銑温度計１０が設けら
れ、溶銑鍋５に受銑された溶銑のレベルを計るために溶
銑鍋５上にマイクロ波レベル計１１が設けられている。
また、製造された水砕を秤量するためにベルトコンベヤ
８にコンベヤスケール１２が設けられている。
計るために溶銑樋４上に連続溶銑温度計１０が設けら
れ、溶銑鍋５に受銑された溶銑のレベルを計るために溶
銑鍋５上にマイクロ波レベル計１１が設けられている。
また、製造された水砕を秤量するためにベルトコンベヤ
８にコンベヤスケール１２が設けられている。
【００１１】そして、連続溶銑温度計１０の測定値信
号、マイクロ波レベル計１１の測定値信号およびコンベ
ヤスケール１２の測定値信号が演算機１３に送信され
る。演算機１３では、マイクロ波レベル計１１の測定値
に基づいて一定時間間隔（例えば、５分間隔）の出銑速
度（ｔ／ｈ）を求め、コンベヤスケール１２の測定値に
基づいて一定時間間隔の出滓速度（ｔ／ｈ）を求める。
求めた出銑速度、出滓速度および溶銑温度から推移グラ
フを作成する。演算機１３で作成された推移グラフは、
ＣＲＴデスプレー１４に表示され、炉内残銑滓量の変化
および出銑速度の変化の予測に使用される。
号、マイクロ波レベル計１１の測定値信号およびコンベ
ヤスケール１２の測定値信号が演算機１３に送信され
る。演算機１３では、マイクロ波レベル計１１の測定値
に基づいて一定時間間隔（例えば、５分間隔）の出銑速
度（ｔ／ｈ）を求め、コンベヤスケール１２の測定値に
基づいて一定時間間隔の出滓速度（ｔ／ｈ）を求める。
求めた出銑速度、出滓速度および溶銑温度から推移グラ
フを作成する。演算機１３で作成された推移グラフは、
ＣＲＴデスプレー１４に表示され、炉内残銑滓量の変化
および出銑速度の変化の予測に使用される。
【００１２】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているか
ら、計算による炉内の残銑滓量の判明前に、出銑速度、
出滓速度および溶銑速度の推移をＣＲＴデスプレー画面
で見て炉内の残銑滓量の予測することができるから、従
来の目視による方法に比べて、精度よくラップ出銑、減
風等のアクションをとることができるという効果が得ら
れる。
ら、計算による炉内の残銑滓量の判明前に、出銑速度、
出滓速度および溶銑速度の推移をＣＲＴデスプレー画面
で見て炉内の残銑滓量の予測することができるから、従
来の目視による方法に比べて、精度よくラップ出銑、減
風等のアクションをとることができるという効果が得ら
れる。
【図１】本発明装置のブロック図である。
１０ 連続溶銑温度計 １１ マイクロ波レベル計 １２ コンベヤスケール １３ 演算機 １４ ＣＲＴデスプレー
Claims (1)
- 【請求項１】 溶銑鍋の溶銑レベルを測定するマイクロ
波レベル計と、水砕設備で製造された水砕を秤量するコ
ンベヤスケールと、溶銑温度を連続的に計測する連続溶
銑温度計と、前記マイクロ波レベル計の測定値から出銑
速度を演算し、前記コンベヤスケールの計測値から出滓
速度を演算して出銑速度、出滓速度および溶銑温度の推
移グラフを作成する手段を備えた演算機と、演算機で作
成した出銑速度等の推移グラフを表示するＣＲＴデスプ
レーとからなる高炉の出銑、出滓の監視装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31812691A JPH05156331A (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | 高炉の出銑、出滓の監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31812691A JPH05156331A (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | 高炉の出銑、出滓の監視装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05156331A true JPH05156331A (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=18095799
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31812691A Pending JPH05156331A (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | 高炉の出銑、出滓の監視装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05156331A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114410860A (zh) * | 2022-01-18 | 2022-04-29 | 山东钢铁集团永锋临港有限公司 | 一种基于高炉炉下液位计计量的铁水装入量控制方法 |
| JP7111278B1 (ja) * | 2021-02-03 | 2022-08-02 | Ｊｆｅスチール株式会社 | 溶融物の残留量検出方法および検出装置、ならびに竪型炉の操業方法 |
| WO2022168556A1 (ja) * | 2021-02-03 | 2022-08-11 | Ｊｆｅスチール株式会社 | 液体の残留量検出方法および検出装置、溶融物の残留量検出方法および検出装置、ならびに竪型炉の操業方法 |
-
1991
- 1991-12-02 JP JP31812691A patent/JPH05156331A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7111278B1 (ja) * | 2021-02-03 | 2022-08-02 | Ｊｆｅスチール株式会社 | 溶融物の残留量検出方法および検出装置、ならびに竪型炉の操業方法 |
| WO2022168556A1 (ja) * | 2021-02-03 | 2022-08-11 | Ｊｆｅスチール株式会社 | 液体の残留量検出方法および検出装置、溶融物の残留量検出方法および検出装置、ならびに竪型炉の操業方法 |
| CN114410860A (zh) * | 2022-01-18 | 2022-04-29 | 山东钢铁集团永锋临港有限公司 | 一种基于高炉炉下液位计计量的铁水装入量控制方法 |
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