JPH05155782A - ウマ鼻肺炎用ワクチン - Google Patents

ウマ鼻肺炎用ワクチン

Info

Publication number
JPH05155782A
JPH05155782A JP4152992A JP15299292A JPH05155782A JP H05155782 A JPH05155782 A JP H05155782A JP 4152992 A JP4152992 A JP 4152992A JP 15299292 A JP15299292 A JP 15299292A JP H05155782 A JPH05155782 A JP H05155782A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vaccine
equine
virus
inactivated
ehv
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4152992A
Other languages
English (en)
Inventor
Joseph Macek
ジヨセフ・マセク
Karen K Brown
カレン・ケイ・ブラウン
Nathan D Greene
ネイサン・デイ・グリーン
Richard D Smith
リチヤード・デイ・スミス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer Corp
Original Assignee
Miles Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miles Inc filed Critical Miles Inc
Publication of JPH05155782A publication Critical patent/JPH05155782A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • A61K39/12Viral antigens
    • A61K39/245Herpetoviridae, e.g. herpes simplex virus
    • A61K39/27Equine rhinopneumonitis virus
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • A61K39/12Viral antigens
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • A61K2039/51Medicinal preparations containing antigens or antibodies comprising whole cells, viruses or DNA/RNA
    • A61K2039/525Virus
    • A61K2039/5252Virus inactivated (killed)
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • A61K2039/55Medicinal preparations containing antigens or antibodies characterised by the host/recipient, e.g. newborn with maternal antibodies
    • A61K2039/552Veterinary vaccine
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • A61K2039/555Medicinal preparations containing antigens or antibodies characterised by a specific combination antigen/adjuvant
    • A61K2039/55511Organic adjuvants
    • A61K2039/55555Liposomes; Vesicles, e.g. nanoparticles; Spheres, e.g. nanospheres; Polymers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • A61K2039/70Multivalent vaccine
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2710/00MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA dsDNA viruses
    • C12N2710/00011Details
    • C12N2710/16011Herpesviridae
    • C12N2710/16711Varicellovirus, e.g. human herpesvirus 3, Varicella Zoster, pseudorabies
    • C12N2710/16734Use of virus or viral component as vaccine, e.g. live-attenuated or inactivated virus, VLP, viral protein

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Virology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Mycology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 不活化ウマヘルペスウイルス1型、不活化ウ
マヘルペスウイルス4型及びアジュバントを組み合わせ
て製造したウマ鼻肺炎に対して効果のある混合ワクチ
ン。ヘルペスウイルス1型とヘルペスウイルス4型とは
約4:1ないし約1:1で混合する。アジュバントは好
ましくはHavlogen、1種のCarbopolア
クリル酸基体のアジュバントである。 【効果】 馬の呼吸性鼻肺炎用のワクチンが提供され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の背景 本発明はウマ鼻肺炎用混合ワクチン、及びこのワクチン
を使用する馬をウマ鼻肺炎から保護する方法に関する。
【0002】ウマヘルペスウイルスには4つの類型(typ
e)又は亜類型(subtype)が存在することが一般に認めら
れている。ウマヘルペスウイルス(EHV)-1の亜類型
1は又、ウマ流産ウイルスとして知られている。EHV
-1の亜類型2は呼吸性鼻肺炎ウイルスである。EHV-
2はしばしば、ウマサイトメガロウイルスと呼ばれる。
EHV-3はウマ交疹ウイルスとして知られている。最
近のDNA相同性の研究から、EHV-1の亜類型1と
2との間にはかなりの違いがあることが判った。それで
科学者の中には、EHV-1、亜類型2のこの相違を考
慮に入れてEHV-4と改名しようと提案している人達
がいる。本発明ではEHV-1、亜類型2をEHV-4と
呼ぶことにする。
【0003】鼻肺炎は急性のウイルス感染症で、発熱、
白血球減少、そして呼吸管にカタル性炎症を引き起こ
す。ウイルス性疾患は呼吸管の到るところで、二次的に
細菌感染を起こし易くする。妊娠した雌が感染するとし
ばしば流産が起こる。
【0004】鼻肺炎に対して有効なワクチンが長い間探
し求められてきた。例えば米国特許第4,110,433号は、
ウマ鼻肺炎ウイルスの伝染力の強い系統から、これをウ
イルスが抗原性を失わずに、無発病性状態にまで弱毒化
されるような条件下に、Vero細胞(サルの腎臓)を
通して充分な回数継代培養して製造した弱毒化ウイルス
の鼻肺炎ワクチンを開示している。しかしこの特許で開
示されたワクチンは不活化されていない。生ワクチンな
のでウイルスが病毒性を取り戻すこともあり得る。事
実、このワクチンが発売されて間もなく、無発病性であ
る筈のワクチンがウマに病気を起こし、場合によってそ
れが死につながった。
【0005】米国特許第4,083,958号は、ウマ鼻肺炎ウ
イルスを感染し易い、クローン化した二倍体ウマ細胞系
列中で増殖させ、得られたウイルスを無血清培地に集
め、そのウイルスを化学的に不活化し、そして不活化剤
を中和して調製される不活化ウマ鼻肺炎ウイルスワクチ
ンを開示している。得られたウイルスは濃縮し、免疫ア
ジュバントを添加する。得られたワクチンは若い雌ウマ
に規則正しい間隔で、妊娠するまで、そして妊娠期間中
投与する。しかし開示されたこのワクチンは、ウマヘル
ペスウイルス1型の2つの亜類の混合物ではない。本発
明のワクチンはEHV-1及びEHV-4を含んでいる。
【0006】米国特許第4,225,582号もまた、ウマ鼻肺
炎用ワクチンを開示している。上で議論したワクチンと
異なり、このワクチンは生のウシヘルペスウイルス [A.
T.C.C. VR-2003]である。この株を我々の実験室で試験
して、妊娠した雌に流産が起こるのを観察した。制限エ
ンドヌクレアーゼ分析した所、開示されたワクチンを製
造するのに使用した株は典型的な野生EHV-1である
ことが判った。
【0007】米国特許第4,466,957号は、不活化生物、
例えばウマ鼻肺炎ウイルスを基にしたワクチンで有用な
アジュバントを開示している。この特許はしかし、ポア
クリル酸化合物、例えばCarbopolをワクチン中
のアジュバントとして使用することは教えていない。
【0008】発明の要約 本発明の目的は、ウマ鼻肺炎とウマ流産を予防するのに
効果的な新規な混合ワクチンを提供するにある。
【0009】本発明の目的はまた、不活化ウイルスから
形成した、ウマ鼻肺炎及びウマ流産を予防するのに効果
的な新規な混合ワクチンを提供するにある。
【0010】本発明の目的は更にウマ鼻肺炎ウイルス
を、公知のウマ鼻肺炎ウイルスワクチンよりも効果的に
予防する混合ワクチンを提供するにある。
【0011】本発明のもう一つの目的は、ウマ鼻肺炎ウ
イルス及び同ウイルスに起因する流産から守るためにウ
マを治療する方法を提供するにある。
【0012】本発明のこれら及びその他の目的は、当技
術分野の熟達者にとって明らかであり、不活化ウマヘル
ペスウイルス1型、不活化ヘルペスウイルス4型、及び
アジュバントを、不活化ウマヘルペスウイルス1型と不
活化ウマヘルペスウイルス4型との重量比が約4:1な
いし約1:1、好ましくは約3:1ないし2:1になる
ように混合することにより達成される。本発明のワクチ
ンを製造するにはウマヘルペスウイルス1型及びウマヘ
ルペスウイルス4型との間を区別することが必要であ
る。抗原捕捉モードでのELISA法により、ウマワク
チンに保護免疫性を与えるウマヘルペスウイルス4型に
ついてその検出及び定量が可能である。同ワクチンは、
公知の投与法のいずれの方法によってもウマに投与でき
るが、好ましくは筋肉内注射によって投与する。
【0013】発明の詳細な説明 A.ワクチンウイルス DA-8ウイルス 単離EHV-1の原種を、Maryland大学のS.D
utta博士から入手し、それをDA-8と名付けた。
S.Dutta博士はDA-8を流産で生まれた仔馬から
単離した。この単離物は、ワクチン化、誘発試験、及び
誘発からハムスターを守り、更にウマも守ることから証
明されるように、単離DA-35(後述)より病毒性は
弱い。原種は続いて当技術分野の熟達者には公知の基本
原種ウイルス製造技術によって、ウマ皮膚細胞(ED)
を4回継代培養した。使用種はマスター種ウイルスをE
D細胞中を通過させて、(即ち原種のED細胞中第5継
代培養によって)作った。
【0014】EHV-1種を継代培養するのに使用した
ED細胞は、ATCCから入手した公知の技術によって
約40回継代培養したATCC CCC57と名付けら
れた細胞である。ED細胞は、同細胞が同族ホストであ
り、従ってワクチン化した馬中で反応を起こすことが少
ない様なので使用した。EHV-1種は他の細胞系列、
例えばMDBK(Madin Darby Bovine Kidney)及びVe
ro(サル腎臓)中で継代培養することも可能である。
しかし、これらの細胞は馬から誘導されたものではない
ので、これら細胞系列を継代培養して得たEHV-1か
ら誘導されたワクチンでワクチン化した馬中で反応が起
こることもあり得る。
【0015】ワクチンを製造するのに使用したウイルス
は、(Dutta博士から入手した原種をED細胞中で
第5代まで継代培養した)発酵用種(ワクチン製造用)
から製造した20リットルロットである。同ロットの力
価は106.0TCID50(50%細胞培養感染量:50% Tis
sue Culture Infective Doses)/mlであった。同ロッ
トの3リットル分は非濃縮型ワクチンとして保存した。
残り17リットルは4℃で7日間静置した。その最上部
を、下に沈んだ細胞壊死片を騒がないように注意深くサ
イホンで吸い出した。細胞の入っていないウイルス懸濁
液を、30,000Dalton 分子量以上を遮断する渦巻き型ラ
ップカートリッジを取り付けたAmiconCH2 限外濾過装置
を使用して濃縮した。最初の懸濁液をその10倍以上に
濃縮した濃縮液(以後、10X濃縮液と呼ぶ)をこの方法
で製造した。静置したED細胞壊死片は10X濃縮液中に
再懸濁した(力価:106.8TCID50/ml)。
【0016】DA-35ウイルス 我々がDA-35と名付けたEHV-1原種株はメアリー
ランド (Maryland) 大学S.Dutta博士から得た。
流産で生まれた仔うまから単離したこの種は、ハムスタ
ー及びウマで実施したワクチン化、誘発及び保護試験の
結果によっても示されたように、単離DA-8よりも毒
性が強い。DA-8の場合について述べたのと同じ方法
によって原種ウイルス及び発酵用種をウマ皮膚細胞で継
代培養して製造した。
【0017】ワクチンを製造するのに使用したウイルス
は、(Dutta博士から入手した原種をED細胞中で
5回の継代培養を行って得た)発酵用種から製造した4
1リットルロットである。同ロットの力価は107.0
CID50/mlであった。同ロットの3リットル分は非
濃縮型ワクチンとして保存した。29リットルは4℃で
7日間静置し,その最上部をサイホンで吸い出し、そし
て上記したのと同じ様に限外濾過により、最初の懸濁液
をその10倍以上に濃縮した。静置したED細胞壊死片
は10X濃縮液中に再懸濁した(力価:108.2TCID
50/ml)。
【0018】EHV-4ウイルス 本発明のワクチンを製造するにはウマヘルペスウイルス
1型とウマヘルペスウイルス4型との間の区別をするこ
とが必要である。抗原捕捉モードでのELISA技術に
よってウマのワクチン化に保護免疫性を与えるウマヘル
ペスウイルス4型上の抗原を検出し、その量を測定する
ことができる。本発明のワクチンを製造するのに使用し
たEHV-4の原種は、国立獣医学サービス実験所(Nat
ional Veterinary Service Laboratory:NVSL、Ames Iow
a)のPearson博士から入手した。その壜にはウマ
ヘルペスウイルス1の分離亜類2,761036-1, 8/27/82の
ラベルがついていた。この種はPearson博士がウ
マ鼻肺炎と診断された馬から分離したものである。その
原種は、当技術分野で公知の原種ウイルス製造法によっ
て、ED細胞中で継代培養を5回実施した。
【0019】ワクチンを製造するのに使用したウイルス
は、Pearson博士から入手した原種をED細胞中
で6回継代培養して得た発酵用種から製造した20リッ
トルロットである。同ロットの力価は105.9TCID
50/mlであった。同ロットの3リットル分は非濃縮型
ワクチンとして保存し、一方残り17リットルは先にE
HV-1DA-35に記載した方法により10倍に濃縮し
た(力価:107.0TCID50)。
【0020】表1は各種ワクチンウイルスの、ウイルス
株、ウイルス増殖で使用した細胞培地、及び非濃縮ウイ
ルス及び10倍濃縮物のウイルス力価TCID50を要約
したものである。
【0021】B.ワクチン 上記の方法によって製造したウイルスの6ロット(即
ち、EHV-1(DA-8及びその濃縮物、EHV-1
(DA-35)及びその濃縮物、及びEHV-4及びその
濃縮物)それぞれを、下記に記載する方法によってワク
チン配合物を製造するのに使用した。
【0022】ウイルス試料6ロットそれぞれをβ-プロ
ピオラクトン(BPL)で不活性化した。BPLは氷冷
した蒸留水中で1:10に希釈した。このBPL溶液
の、BPLの最終濃度を0.15%にするのに充分な量
を各ウイルス試料に、4℃で添加した。それから温度を
ゆっくりと(約1時間以上かけて)37℃迄上げた。各
試料は37℃に保持して残っていたBPLを加水分解し
た。この加水分解の間、5N水酸化ナトリウム溶液を必
要に応じて添加し、媒体中の指示薬、例えばフェノール
レッドで測定しながら、そのpHを中性に維持した。同
加水分解は約5時間で終了した。得られたウイルス試料
を、不活化確認試験が完了するまで4℃で保存した。
【0023】ウイルスの不活化が完了したかどうかを試
験するために、BPL処理したウイルス10mlを取
り、ED細胞の75cm2組織培養フラスコ中で培養し
た。細胞は1週間、細胞変性効果(CPE)の兆候があ
るかどうか監視した。1週間の培養後、CPEが観察さ
れなかったら、細胞を更に1週間2次培養(植えかえ培
養)した。第2週の終わりにでもCPEが観察されなか
ったら、そのウイルスは不活化したと見做した。
【0024】それぞれのウイルス試料は別々にHavl
ogenの商品名で販売されているCarbopolポ
リアクリル酸基体のアジュバントでアジュバント化し、
T-リンパ球及びBリンパ球応答性を刺激した。適当な
アジュバントは反応してはいけない(馬は非常に敏感で
あるので)。以下に述べる本発明のワクチンで使用する
Havlogenアジュバントは最終濃度が10%(C
arbopolポリアクリル酸0.25%)になるよう
に添加する。
【0025】これらのウイルス試料を含むHavlog
enアジュバントは、表2に示したワクチンを製造する
のに使用した。各ワクチンは、筋肉注射によって投与さ
れ、その1回量が2.0mlになるように調合された。
【0026】C.実験動物 本発明のワクチンの効果を検討するために60頭の馬が
用いられた。それぞれの馬を4グループ中の1つに、E
HV抗体力価、馬の種類などを見て、グループ間がバラ
ンスするように割り当てた。20頭をグループ1及び2
に、グループ3及び4には各10頭を割り当てた。グル
ープ4に割り当てられた馬の1頭は、実験に無関係な病
気に感染したので、誘発処理の前に研究から外した。そ
れ故対照動物は9頭であった。誘発処理後90日目にE
HV-1(DH-35)濃縮物/EHV-4濃縮物ワクチ
ン化グループ中の雌馬の1頭がシュート(動物に焼印を
押したり、角を切り落とすために動物を追い込むための
囲いを付けた狭い通路)を飛び越えて、降りるときにそ
の腹部を後部ゲートに打ち付けて裂傷を負った。彼女は
この傷で死亡した。従ってこの馬の誘発処理後10日又
は11日の結果は無い。
【0027】D.ワクチン化 この研究で使用した60頭の馬を上記のように4つのグ
ループに分けた。それぞれの馬を、グループ毎に以下の
ようにワクチン化した。
【0028】グループ1:ワクチンB(表2に記載)の
筋肉内注射(IM)を2回(各2ml)、3週間間隔で
首にして投与した。
【0029】グループ2:ワクチンA(表2に記載)の
IM注射を2回(各2ml)、3週間間隔で首にして投
与した。
【0030】グループ3:ワクチンC(表2に記載)の
IM注射を2回(各2ml)、3週間間隔で首にして投
与した。
【0031】グループ4:ワクチン化しない対照群 E.EHVを使用した馬の誘発試験 誘発試験ウイルス EHV-1の、高度に毒性の高い原種(MSU)は19
79年2月26日にミシシッピー州立大学C.W. Pu
rdy博士から入手した。誘発試験で使用したウイルス
はウマ皮膚(ED)細胞上、2回継代培養したものであ
る。誘発試験をした混合液を集め、凍結させた。その力
価は106.0TCID50/mlであった。
【0032】馬それぞれは、力価約105.3TCID50
/mlのEHV-1(MSU)(力価106.0TCID50
の誘発ウイルスを1:5希釈して調製)で誘発試験し
た。ウイルスはネビュライザー(1種の噴霧器)(Cade
ma Medical Products社製:Middleton、ニューヨーク
州)を使用してエアゾルとして鼻腔内に投与した。1:
5希釈した誘発試験用ウイルス1mlをネビュライザー
に入れた。内径1/2インチ断面で、長さが約2フィー
トのシリコーンチューブをネビュライザーの出口の部分
に取り付けた。圧力ホースをエアーコンプレッサーから
ネビュライザーの入り口部分に取り付けた。
【0033】誘発試験に先立って、各馬に、Rompu
n(キシラジン)、1種の沈静鎮痛剤、を体重100ポ
ンド当たり、0.5ml(0.5mg/lb)静脈内投
与した。こうすることによって、馬又は人に対する不快
感及び傷害の危険を最小にした。ネビュライザーの出口
からのチューブを馬の鼻腔に挿入し、10psiの空気
圧を入り口部分に5分間かけた。この間にウイルス液1
mlがエアゾル化されて、直接鼻腔内に噴霧された。
【0034】F.臨床評価 毎日観察を続け、それを記録した。観察項目は下記のよ
うである。
【0035】1.直腸温度の測定、 2.分泌物の鼻腔の通り具合、及び粘膜炎症の観察、 3.肺音の聴診、 4.目を観察して、結膜炎、化膿あるいはその他の病気
の兆候を調べる。
【0036】5.血液試料を取り、凝固防止剤としてエ
チレンジアミン四酢酸(EDTA)を含む瓶(紫栓瓶)
2個につめる。1個は白血球の数(WBC)を調べるの
に使用し、もう1個はバッフィコートからウイルスを単
離するのに使用した。
【0037】6.誘発試験の日、及び試験最後の日(誘
発試験の2週間後)に、馬毎に30mlの血液を採取
し、凝固させた。その血清を使用して、抗体力価の増加
を血清中和法によって試験した。
【0038】馬毎の直腸温度は毎日°Fで記録した。馬
毎の毎日の直腸温度は基線上華氏温度で表され、それを
測定した。基線は誘発試験の日と、試験前2日間に測定
した温度の平均値である。基線より低い温度は0として
記録された。表3は、各グループの馬の基線温度より高
くなった温度変化の平均値を、誘発試験後の観察期間中
毎日測定して示したものである。誘発試験の2日後に、
ワクチンB(表2に記載)でワクチン化した馬の平均温
度が、対照馬のそれより有意に低くなった(p≦0.0
5)。
【0039】各馬で観察した分泌物の重症度を試験期間
中毎日観察して記録した。誘発試験の後11日間鼻から
の分泌物を各馬について監視した。ワクチンBでワクチ
ン化したグループで、僅かな分泌が220回の観察に対
して5回(2.3%)観察された。ワクチンAでワクチ
ン化したグループでは220回に対して3回(1.3
%)の僅かな分泌が観察された。ワクチンCでワクチン
化したグループでは110回に対して3回(2.7%)
で僅かな分泌であり、1回(0.9%)が中程度の分泌
であった。比較対照グループでは99回の観察に対して
7回(7.1%)が僅かな分泌であり、2回(2.0%)
が中程度の分泌、そして2回(2.0%)が重度な分泌
であった。
【0040】比較対照グループは、他のどのグループよ
りも有意に分泌が多いことが証明された(p≦0.0
5)。
【0041】G.白血球(WBC)数の測定 白血球数はCoulter Counter モデルZBI(Coulter Ele
ctronics社(Hialeath:米国フロリダ州)から販売)を
使用して測定した。血液を1:495にISOTONII (これ
もCoulter Electronics社から販売)中で希釈した。赤
血球を除去するのに使用するCoulter Electronics社か
ら市販されている試薬:ZAP-OGOLOBIN II*を添加して溶
解し、最後に白血球数を数える為に1:500に希釈し
た。希釈試料はCoulter ZBIで測定した。結果は細胞
数/mm3で表した。白血球数は全て20,000細胞/mm3
以下であったので、1回の開口で通過する細胞数が1個
より多い場合に対する補正は行わなかった。
【0042】白血球数は各馬について、試験中毎日測定
した。白血球数は血液1mm3当たりの細胞数で表し
た。白血球数を基線の百分率として求めた。基線は各馬
についての誘発試験日及び試験前2日間に測定した白血
球数の平均値である。100%より大きい値はどれも1
00%と記録した。表4は各グループの全ての馬の白血
球数の、各基線に対する百分率で表した値の平均値を示
したものである。誘発試験5日後に、ワクチンBでワク
チン化した馬の白血球数(基線の83%=17%の白血
球数減少)減少が非ワクチン化対照(基線の68%=3
2%白血球数減少)よりも有意に少なかった(p≦0.
05)。
【0043】H.バッフィコートからEHVの単離 バッフィコートを全血試料から分離し、ウマ皮膚細胞を
含むフラスコに接種した。フラスコは37℃で1週間培
養し、1日毎に監視制御した。細胞変性効果の無かった
フラスコはウイルス単離はマイナスであった(ウイルス
単離されず)。鼻の分泌で使用した方法と同じ計算法
(即ち全観測回数に対する発生率)を用いた所、下記の
ようなパターンがを見られた。即ち、ワクチンBでワク
チン化したグループではウイルスが、誘発試験後220
回単離操作を行って7回単離された(3.2%)。ワク
チンAでワクチン化したグループ、ワクチンCでワクチ
ン化したグループ及び非ワクチン化対照グループでの単
離操作の試みに対して単離された割合は、それぞれ5/
220、8/110及び4/99であった。これらは
2.3%、7.3%及び4.0%に相当する。
【0044】I.EHVの鼻スワブ(綿棒)からの単離 長さ5インチの、その先に消毒綿を付けたスワブ(一般
に言う綿棒)を使用して馬それぞれから鼻の分泌物を集
めた。スワブ1本1本を直ちに3mlの輸送媒体[アー
ル塩(Earles salt)を含む最小必須培地
(MEME)]に浸漬し、そしてそれらを実験室に送っ
た。試料は当技術分野の熟達者にとって公知の方法で調
製し、個々にED細胞単一層に接種した。細胞は1週間
に亙り隔日に、細胞変性(CPE)の兆候が無いかどう
かを観察した。
【0045】ウイルスはワクチンBでワクチン化したグ
ループ中の馬の鼻腔道から、220回の分離操作で2回
単離された(0.9%)。ワクチンAでワクチン化した
グループでの単離頻度は220回中6回(2.7%)で
あった。ワクチンCでワクチン化したグループで頻度は
3/110(2.7%)であった。非ワクチン化馬から
の単離頻度は13/99(13.1%)であった。
【0046】J.血清学的評価 ワクチン化及び誘発試験対する血清学的応答を、当技術
分野では公知のマイクロ血清中和法を使用して測定し
た。血清中和試験で使用したウイルスはEHV-1(M
SU)であった。この株系列は誘発試験で使用されたの
でこの場合にも選ばれた。
【0047】血清中和力価は Reed 及び Muench の方法
を使用して計算した。この方法はウイルス及びリケッチ
ャ感染症の診断法(Diagnostic Procedures for Viral a
nd Rickettsial Infections)(1969年発行、Edwin
H. Lennette及びNatholie J.Schmidtによる第4編集
版)の46ー52頁に記載されている。
【0048】血清中和試験力価の幾何平均値の要約を下
記に示す。
【0049】
【表1】 ワクチン化 ワクチン化 後3週間 追加免疫 誘発試験ワクチン ワクチン化前 後2週間 (追加免疫前) 後2週間 後2週間 B 11 114 92 67 211 A 10 92 69 61 272 C 9 95 71 50 277 非ワクチン 7 5 5 5 200 化対照 統計処理は全て統計分析方式(SAS)、即ちSAS協
会 (SAS Circle、 Cary、NC2751
2)から入手できる普通に使用されているコンピュータ
化統計用プログラムを使用して計算した。分散分析(A
NOVA)法は研究中のいずれかの日に、4グループの
間で統計的に有意差があるかどうかを決定するのに使用
した。分散分析によって差が検知されたときは、その日
のデータをTukeyのStudent方式テスト(い
わゆるt−検定)によりグループ間に有意差があるかど
うかを決定した。有意性は95%信頼度で検定した(p
≦0.05)。
【0050】結果の考察 これらのデータはワクチンそれぞれが保護作用を有して
いるが、その中でワクチンBが他の2つのワクチンより
も優れた保護作用を有していることを示している。
【0051】EHV-1(MSU)で誘発試験をすると、
誘発試験の次の日に体温が上昇し、それが僅か2日又は
3日間と短期間ではあるが継続した。これがこの誘発試
験の場合の問題である。しかし、誘発試験後2日目に、
ワクチンBでワクチン化したグループでは、その平均温
度が、非ワクチン化対照グループよりも有意に低かっ
た。表3は、ワクチンA及びCでワクチン化した馬の平
均温度も対照グループより低かったことを示している。
事実、ワクチンAでワクチン化したグループはワクチン
Bでワクチン化したグループと同じ量の温度上昇を示し
た(即ち温度上昇は少なかった)。ワクチンAグループ
では分散がより大きかったために、対照グループからの
差が統計的に有意とならなかったのである。
【0052】この研究で鼻の分泌物は非常に少ないこと
が観察された。グループ間の差は小さいように見える
が、分泌が非常に多いと判断されたただ1頭の馬は、非
ワクチン化対照グループの馬であった。非ワクチン化対
照グループと3つのワクチン化グループとの差は統計的
に有意であった。
【0053】バッフィコート調製物からのウイルス単離
頻度は低かった(誘発試験後でのウイルス単離頻度:
3.7%)。単離頻度のグループ間差は少なかった。ワ
クチンB、ワクチンA、ワクチンCでワクチン化した各
グループ及び非ワクチン化対照グループの分離頻度はそ
れぞれ、3.2%、2.3%、7.3%及び4.0%であっ
た。
【0054】白血球の平均低下は、ワクチンBでワクチ
ン化した馬のグループと非ワクチン化動物との間に有意
差があった。上に示したように、誘発試験後5日目、ワ
クチンBでワクチン化した馬での白血球減少が対照グル
ープよりも有意に低かった(p≦0.05)。白血球減
少でのこの差が統計的に有意であったのは1日だけであ
ったが、表4は誘発試験3日後から7日迄の間、ワクチ
ンBでワクチン化した馬が対照動物の場合よりも白血球
減少が一様に少なかったことを示している。
【0055】ワクチン化動物と対照動物との最も印象的
な差の一つは鼻分泌物から出たウイルスであった。ウイ
ルスは対照動物9頭中の8頭から単離され、一方ワクチ
ンBでワクチン化した動物20頭のうち僅か2頭から単
離されただけであった。ウイルスは2頭のワクチン化動
物のそれぞれから1日だけ単離され、従って、このワク
チン化グループからウイルスが出た平均日数は0.1日
であった。対照グループからウイルスが出た平均日数は
1.4日(13/9)であった。下記の表はウイルス単
離頻度をリストにまとめ、そしてワクチン化グループそ
れぞれを非ワクチン化対照グループと比較してウイルス
が出現減少率を%で表したものである。
【0056】
【表2】 グループ 出現頻度 減少率* (単離回数/試行回数) B 2/220 (0.9%) 93% A 6/220 (2.7%) 79% C 3/110 (2.7%) 79% 非ワクチン化 13/99 (13.1%) 注*
【0057】
【数1】 減少率=(13.1 − P)/13.1 x 100 式中 Pは各ワクチン化グループでウイルス単離を試み
た回数に対する、ウイルスが単離された回数の百分率
(%) これらの馬について血清中和試験を実施した結果、 1)非ワクチン化対照グループの力価は誘発試験後まで
低いままであった。これは対照グループの馬が誘発試験
の前に生きたEHVにさらされなかったことを示してい
る。
【0058】2)追加免疫を実施したがその結果力価が
増加したようには見えなかった。これは追加免疫を初め
の免疫化のすぐ後に加えた為かもしれない。
【0059】ということが示された。
【0060】
【表3】 表 1 EHVウイルスのTCID50力価 ウイルス 細胞系列 TCID50力価/ml DA-8 (非ワクチン化) E.D. 106.0 (10X) 106.8 DA-35 (非ワクチン化) E.D. 107.0 (10X) 108.2 EHV-4 (非ワクチン化) E.D. 105.9 (10X) 107.0
【0061】
【表4】 表 2 EHVワクチン 1回投与分当りの各成分の容量 EHV-1 EHV-4 EHV-1 EHV-1 EHV-4 ワクチン名 (DA-35) (DA-8) (DA-35) 投与合計 濃縮物 濃縮物 濃縮物 容量 C 0.67 0.67 0.67 2.0 B 1.34 0.67 2.0 A 1.34 0.67 2.0
【0062】
【表5】
【0063】
【表6】
【0064】本発明を説明する為に上記に詳しく述べた
が、これらの記述は単に説明を目的としたものであり、
本発明は本発明の精神及び範囲から離れることなく、た
だ本発明の特許請求の範囲によって制限され得ることは
あっても、当技術分野の熟達者によっていろいろと変化
させ得るものであると理解されたい。
【0065】本発明の主なる特徴及び態様は下記のよう
である。
【0066】1.ウマ鼻肺炎用ワクチンにおいて a)不活化ウマヘルペスウイルス1型、 b)不活化ヘルペスウイルス4型、及び c)アジュバント からなり、そしてa)とb)との重量比が約4:1ない
し約1:1であることを特徴とするウマ鼻肺炎用ワクチ
ン。
【0067】2.上記第1項においてa)とb)の比が
約3:1ないし2:1であることを特徴とするワクチ
ン。
【0068】3.上記第1項においてa)とb)の比が
約2:1であることを特徴とするワクチン。
【0069】4.上記第1項のワクチンにおいて、ウマ
ヘルペスウイルス1型をβ-プロピオラクトンで不活化
したことを特徴とするワクチン。
【0070】5.上記第4項のワクチンにおいて、ウマ
ヘルペスウイルス4型をβープロピオラクトンで不活化
したことを特徴とするワクチン。
【0071】6.上記第5項のワクチンにおいて、アジ
ュバントが水溶性ビニールポリマーを基体としたアジュ
バントであることを特徴とするワクチン。
【0072】7.上記第1項記載のワクチンにおいて、
ウマヘルペスウイルス4型をβ-プロピオラクトンで不
活化したことを特徴とするワクチン。
【0073】8.上記第1項記載のワクチンにおいて、
アジュバントがHavlogen、即ち1種のCarb
opolポリアクリル酸を基体としたアジュバントであ
ることを特徴とするワクチン。
【0074】9.上記第1項記載のワクチンにおいて、
ヘルペスウイルス1型がワクチン化誘発試験で、ハムス
ター及び馬の両方の保護効果を誘発することを特徴とす
るEHV亜類1型の株であるワクチン。
【0075】10.上記第1項記載のワクチンにおい
て、ヘルペスウイルス4型が公知の保護ワクチンと比較
して少なくとも1.0の相対効力を有することを特徴と
するEHV亜類2型の株であるワクチン。
【0076】11.上記第1項記載のワクチンを馬に対
して投与することを特徴とする、馬を呼吸性鼻肺炎から
保護する方法。
【0077】12.上記第11項において、ワクチンを
馬の首に筋肉注射することを特徴とする投与法。
【0078】13.上記第11項において、ワクチンを
少なくとも3週間の間隔を空けて2回分投与することを
特徴とする投与法。
【0079】14.上記第11項において、ワクチンを
2ml量を2回投与することを特徴とする投与法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ネイサン・デイ・グリーン アメリカ合衆国カンザス州66224リーウツ ド・オーバーブルツクレイン15463 (72)発明者 リチヤード・デイ・スミス アメリカ合衆国カンザス州66219レネク サ・トマシヨウレイン9310

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウマ鼻肺炎用ワクチンにおいて a)不活化ウマヘルペスウイルス1型、 b)不活化ヘルペスウイルス4型、及び c)アジュバント からなり、そしてa)とb)との重量比が約4:1ない
    し約1:1であることを特徴とするウマ鼻肺炎用ワクチ
    ン。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のワクチンを馬に対して投
    与することを特徴とする、馬を呼吸性鼻肺炎から保護す
    る方法。
JP4152992A 1991-05-28 1992-05-21 ウマ鼻肺炎用ワクチン Pending JPH05155782A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US70583391A 1991-05-28 1991-05-28
US705833 1991-05-28

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05155782A true JPH05155782A (ja) 1993-06-22

Family

ID=24835143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4152992A Pending JPH05155782A (ja) 1991-05-28 1992-05-21 ウマ鼻肺炎用ワクチン

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP0532833A1 (ja)
JP (1) JPH05155782A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002505300A (ja) * 1998-03-03 2002-02-19 メリアル 組換え生ワクチンおよび補助剤
JP2007197470A (ja) * 2001-03-20 2007-08-09 Boehringer Ingelheim Vetmedica Inc ウマヘルペスウイルスワクチン

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5853715A (en) * 1996-08-16 1998-12-29 Bayer Corporation Cross-protective equine herpesvirus preparations and method of making and using the same
GB9622159D0 (en) * 1996-10-24 1996-12-18 Solvay Sociutu Anonyme Polyanionic polymers as adjuvants for mucosal immunization
FR2776928B1 (fr) * 1998-04-03 2000-06-23 Merial Sas Vaccins adn adjuves
EP0978286A1 (en) * 1998-08-07 2000-02-09 Bayer Corporation Cross-protective equine herpesvirus preparations and method of making and using the same
CA3225885A1 (en) * 2021-08-06 2023-02-09 Sylvia REEMERS Vaccine for equine herpesvirus

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5084271B1 (en) * 1984-09-11 1997-08-05 Univ Melbourne Vaccine for equine herpesvirus

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002505300A (ja) * 1998-03-03 2002-02-19 メリアル 組換え生ワクチンおよび補助剤
JP2007197470A (ja) * 2001-03-20 2007-08-09 Boehringer Ingelheim Vetmedica Inc ウマヘルペスウイルスワクチン
JP4668951B2 (ja) * 2001-03-20 2011-04-13 ベーリンガー インゲルハイム フェトメディカ インコーポレイテッド ウマヘルペスウイルスワクチン

Also Published As

Publication number Publication date
EP0532833A1 (en) 1993-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Kaashoek et al. A conventionally attenuated glycoprotein E-negative strain of bovine herpesvirus type 1 is an efficacious and safe vaccine
EP0145783B2 (en) Canine coronavirus vaccine
Kaashoek et al. An inactivated vaccine based on a glycoprotein E-negative strain of bovine herpesvirus 1 induces protective immunity and allows serological differentiation
JP4668951B2 (ja) ウマヘルペスウイルスワクチン
Xue et al. Immunogenicity of a modified-live virus vaccine against bovine viral diarrhea virus types 1 and 2, infectious bovine rhinotracheitis virus, bovine parainfluenza-3 virus, and bovine respiratory syncytial virus when administered intranasally in young calves
JP2006306894A (ja) 病原性の低いprrs生ウイルスワクチン、ならびにその製造方法
Sabin Immunization against measles by aerosol
Brock et al. Onset of protection from experimental infection with type 2 bovine viral diarrhea virus following vaccination with a modified-live vaccine
JPH05155782A (ja) ウマ鼻肺炎用ワクチン
US20190070284A1 (en) Pan South American Arenavirus Live Attenuated Vaccine
Fairbanks et al. Rapid onset of protection against infectious bovine rhinotracheitis with a modified-live virus multivalent vaccine
Smith The nasal secretion and serum antibody response of lambs following vaccination and aerosol challenge with parainfluenza 3 virus
JP5833144B2 (ja) イヌ呼吸器病症候群のための組成物
KR101191518B1 (ko) 한국형 돼지 생식기 호흡기 증후군 바이러스 예방 백신 조성물
Tan et al. Further studies on feline respiratory virus diseases: 1. Vaccination experiments
JP2000516622A (ja) 交差防御的ウマヘルペスウイルス製剤並びにそれらの製造及び使用方法
JP3954101B6 (ja) 病原性の低いprrs生ウイルスワクチン、ならびにその製造方法
US7674469B2 (en) Feline influenza vaccine and method of use
AU2002245287B2 (en) Equine herpesvirus vaccine
JP2023506304A (ja) 経口呼吸器ワクチン
Cocker et al. Studies on early protection against felid herpesvirus 1 (FHV-1) following intranasal vaccination with a live cold adapted FHV-1 strain.
Soboll The equine immune response to viral respiratory disease
AU2002245287A1 (en) Equine herpesvirus vaccine