JPH05155457A - ベルト蛇行修正装置 - Google Patents

ベルト蛇行修正装置

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JPH05155457A
JPH05155457A JP3350273A JP35027391A JPH05155457A JP H05155457 A JPH05155457 A JP H05155457A JP 3350273 A JP3350273 A JP 3350273A JP 35027391 A JP35027391 A JP 35027391A JP H05155457 A JPH05155457 A JP H05155457A
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 寄り時間が速過ぎることによる感光体ベルト
及び作像部での不具合を排除して,常に信頼性の高いベ
ルト蛇行修正が行えることを目的とする。 【構成】 ベルト補正ローラの傾きを数段回に変更する
ことが可能な傾き変更手段を備えている。傾き変更手段
は,具体的には,ベルト補正ローラの傾動を偏芯軸の回
転により発生させる偏向軸303と,偏向軸303を駆
動するトラッキングモータ310と,偏向軸303の回
転検出信号の基づいてベルト体の寄り時間を計測する寄
り時間計測カウンタ702と,寄り時間計測カウンタ7
02により計測された時間及び予め設定した基準時間に
基づいて,トラッキングモータ310をON/OFF制
御するトラッキングモータ制御部701とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,感光体ベルトを用いた
複写機やレーザプリンタ等の画像形成装置における感光
体ベルト寄り修正を実行するベルト蛇行修正装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の感光体ベルトの寄り修正装置は,
例えば,特開昭58−43484号公報に開示されてい
る「ベルトの横方向位置制御装置」,実開昭58−11
0624号公報(USP4527686)に開示されて
いる「ベルト蛇行修正装置」がある。
【0003】特開昭58−43484号公報に開示され
ている「ベルトの横方向位置制御装置」は,予め定めた
走行路に沿って移動するように配置されたベルトの横方
向位置を制御するための装置であって,ベルトを枢動可
能に支持する手段と,予め定めた走行路からベルトが横
方向へずれたことを検出し,これに応答して前記支持手
段に対してこれを伝達するための手段と,予め定めた走
行路に沿ってベルトが移動している間は前記検出手段か
ら間隔を置かれていて,ベルトを予め定めた走行路へ戻
すために前記検出手段により回転されることに応答して
支持手段を傾動させるための手段から構成されるもので
ある。
【0004】また,実開昭58−110624号公報
(USP4527686)に開示されている「ベルト蛇
行修正装置」は,複数本のローラにベルト体を巻回し,
前記ローラのうち少なくとも1本のローラを前記ベルト
体が進行方向に対して右寄側または左寄側に移動する位
置にその軸心を変位させるように設け,前記ベルト体の
右側限度と左側限度とを光学的に検出するセンサを前記
ベルト体の一端面側に設け,このセンサからの信号によ
り所定角度回転するカムを備えて前記ローラの軸心を右
寄側または左寄側に変位させる軸心変位装置を設けたも
のである。
【0005】このように従来の「ベルトの横方向位置制
御装置」及び「ベルト蛇行修正装置」では,ベルト寄り
修正ローラの傾斜角を左右均等に設けると共に,且つ最
大傾斜角まで傾く機構となっている。このような機構に
おいては,ある特定のベルト搬送装置とある特定のベル
トとの組み合わせにより,左右へのベルトの寄り時間が
異なる場合が生じる。例えば,Aベルト装置にBベルト
を組み込んだときに,左側→右側へのベルト寄り時間が
30secで,右側→左側へのベルト寄り時間が45s
ecであっても,Aベルト装置にCベルトを組み込んだ
ときに,左側→右側へのベルト寄り時間が10sec
で,右側→左側へのベルト寄り時間が60secという
場合が有る。このため従来の装置にあっては,修正ロー
ラの傾斜角を,予想されるすべてのベルトに対して,寄
り修正が可能な最小角を設定している。そして,この修
正ローラの傾斜角は常に一定となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記に
示されるような従来の「ベルトの横方向位置制御装置」
及び「ベルト蛇行修正装置」にあっては,ベルトの加工
精度(左右の周長差,円筒度等)にバラツキがあるた
め,寄り時間が極端に速いものが出現することがあり,
この寄り時間が速過ぎる場合に以下のような問題点が起
こっていた。
【0007】(1)転写位置でベルトが移動するため,
記録紙上で本来直角の画像が平行四辺形の画像となると
いう問題点があった。また,フラッシュ露光(全面露
光)時には露光処理における画像歪みは発生しないもの
の,スキャン露光処理では露光位置での歪みが生じると
いう問題点があった。
【0008】(2)感光体ベルトへの集中応力が過大に
なるため,感光体ベルトの早期破損が発生するという問
題点があった。
【0009】(3)ベルト寄り時にベルト波うちが発生
するため,画像変形,現像抜け,転写抜け,及び,クリ
ーニング不良等の品質上のトラブルが発生するという問
題点があった。
【0010】このようにベルト寄り時間が速過ぎる場合
には,総じて装置全体の画像品質の低下を招き信頼性に
欠けるといった問題点があった。
【0011】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,寄り時間が速過ぎることによる感光体ベルト及び作
像部での不具合を排除して,常に信頼性の高いベルト蛇
行修正が行えることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために,ベルト体走行時に生じるベルト寄りを,
寄り方向と逆側に傾動してベルト寄りを修正するベルト
補正ローラを備えたベルト蛇行修正装置において,前記
ベルト補正ローラの傾きを数段回に変更することが可能
な傾き変更手段を備えたベルト蛇行修正装置を提供する
ものである。
【0013】尚,前述した傾き変更手段は,前記ベルト
補正ローラの傾動を偏芯軸の回転により発生させる偏向
軸と,前記偏向軸を駆動する駆動モータと,前記偏向軸
の回転検出信号の基づいてベルト体の寄り時間を計測す
る計測手段と,前記計測手段により計測された時間及び
予め設定した基準時間に基づいて,前記駆動モータをO
N/OFF制御するモータ制御手段とから成ることが望
ましい。また,前記計測手段により計測された寄り時間
が基準時間未満のとき,前記駆動モータのON時間を所
定値ずつ増加させることが望ましい。また,前記計測手
段によるベルト寄り時間の計測をベルト体の寄り方向毎
に計測し,各々の寄り時間に応答して前記駆動モータの
ON時間を所定値ずつ増加させることが望ましい。
【0014】
【作用】本発明のベルト蛇行修正装置において,傾き変
更手段は,ベルト補正ローラの傾きを数段回に変更す
る。具体的には,計測手段によりベルト体の寄り時間を
偏向軸回転時の検出信号により計測し,モータ制御手段
がその計測された寄り時間と予め設定された基準時間と
を比較して駆動モータをON/OFF制御する。
【0015】
【実施例】以下,本発明のベルト蛇行修正装置を複写機
に適用した場合を例として,図面を参照して詳細に説明
する。
【0016】図1は,本実施例の複写機の概略構成を示
す説明図である。101は複写対象の原稿をセットして
おく原稿スタッカ,102は原稿スタッカ101に載置
された原稿を自動的に搬送する自動原稿送り装置(以
下,ADFという),103は画像を読み取るために原
稿が載置されるコンタクトガラス,104は原稿を照明
するキセノンランプを用いて全面露光を行う露光ラン
プ,105は露光ランプ104の光を原稿面に均一に照
射する反射鏡,106〜108は原稿を照明して得られ
た反射光を感光体ベルト109に導くミラー及びレンズ
群からなる結像光学系,109は電子写真プロセスによ
り静電潜像を形成する感光体ベルトであり,透過型ベル
トタイプのOPC(有機光半導体)を採用し,複写機に
対し着脱可能な感光体ユニット(後述の図2)に組み込
まれている。
【0017】また,110は露光処理に先行して感光体
ベルト109の表面をスコロトロン式で帯電処理する帯
電チャージャ,111は露光処理により形成された静電
潜像にトナーを磁気ブラシローラ111a(図2参照)
により付着(現像)する現像ユニット,112は記録紙
面に感光体ベルト109上に形成されたトナー像を転写
処理する転写チャージャ,113は感光体ベルト109
上に密着した記録紙を電気的に分離処理する分離チャー
ジャ,114は転写処理が終了した感光体ベルト109
上に残留したトナーをクリーニング磁気ブラシローラ1
14a(図2参照)により回収処理するクリーニングユ
ニット,115は帯電処理後に必要領域外の電荷をLE
Dの照射光により消去するイレーサである。
【0018】また,116は操作部(図示せず)より選
択された所定サイズの記録紙を制御部の指示により記録
紙を1枚づつ送り出す給紙搬送部,117は感光体ベル
ト109上のトナー像の先端に合うように,所定のタイ
ミングで記録紙を搬送するレジストローラ,118は内
側にヒータを内蔵し,表面を耐熱性及び離型性材料で構
成され所定の温度に制御された状態で回転する定着ロー
ラ,119は定着ローラ118と対向させ所定の圧力で
付勢された状態で回転する加圧ローラ,120は画像形
成終了後の記録紙が排出される排紙トレイである。
【0019】以上の構成において,ADF102を使用
して複写処理を行う場合を例にして,その動作を説明す
る。先ず,複写機の上部に配設された操作部(図示せ
ず)のプリントスタートキーを押下することにより,複
写処理が開始され,ADF102により原稿が1枚づつ
原稿スタッカ101から搬送され,コンタクトガラス1
03上に載置される。コンタクトガラス103に載置さ
れた原稿は,露光ランプ104の点灯により反射鏡10
5を介して照明され,その反射光(読取光)を結像光学
系106〜108により,感光体ベルト109面に読取
光が投影(露光)される。感光体ベルト109に読取光
が投影されると,投影された部分の電荷が読取光の強弱
により消去されて,静電潜像が形成される。静電潜像に
は,続いて現像ユニット111により現像処理が施さ
れ,トナー像が形成される。
【0020】感光体ベルト109上に静電潜像の形成が
終了すると,ADF102は原稿をADF102上の原
稿排紙トレイに排出し,続いて,次の原稿を搬送してコ
ンタクトガラス103上に載置する。
【0021】また,給紙搬送部116により搬送された
記録紙は,レジストローラ117によって感光体ベルト
109上に形成されたトナー像の先端に合うように,タ
イミングを合わせて感光体ベルト109へ搬送される。
【0022】転写チャージャ112は,搬送されてきた
記録紙に感光体ベルト109上のトナー像を転写し,転
写処理が終了した記録紙は分離チャージャ113により
感光体ベルト109から分離処理され,その後,定着ロ
ーラ118と加圧ローラ119のニップに送り込まれ定
着処理が施されて排紙トレイ120に排出され,一連の
処理が終了する。
【0023】また,転写処理後の感光体ベルト109
は,クリーニングユニット114により残留トナーを除
去され,更に,残留電荷が消去されて初期化される。そ
して,次の画像処理の指令があるまで待機状態となる。
【0024】図2は,感光体ユニットの概略構成を示す
説明図である。図において,201は感光体ユニットの
各部品を所定位置に配設して支持する支持体,202は
感光体ベルト109を巻回して走行駆動する駆動ロー
ラ,203は駆動ローラ202に回転力を付与する駆動
モータであり,本実施例ではDCサーボモータを用いて
感光体ベルト109を単独的に駆動する。また,204
は図示の如く転写・分離部に対向する位置に配設され,
感光体ベルト109の寄り(蛇行)修正を行う転分従動
ローラ(以下,ベルト補正ローラという)である。ま
た,205は現像ユニット111の磁気ブラシローラ1
11aと対向する位置で,且つ感光体ベルト109の内
側に配設し,感光体ベルト119と各磁気ブラシローラ
111aとの現像ギャップを一定間隔に保持する現像バ
ックアップローラ,206はクリーニング磁気ブラシロ
ーラ114aと対向する位置で,且つ感光体ベルト10
9の内側に配設し,感光体ベルト109とクリーニング
磁気ブラシローラ114aとのクリーニングギャップを
一定間隔に保持するクリーニングバックアップローラで
ある。
【0025】また,207は感光体ユニット内に配設
し,感光体ベルト109を裏側から光除電処理するFL
ランプ,208はFLランプ207のFLカバー,20
9は感光体ベルト109裏側の付着物を除去するクリー
ニングパッド,210は感光体ベルト109上の端部に
設けられたマーク,及びベルトエッジを検知するOPC
センサであり,感光体ベルト109の継ぎ目検知,及び
走行時の蛇行検知を行っている。また,OPCセンサは
3つのフォトインタラプタが内蔵されており,そのうち
2つを用いることによって感光体ベルト109のベルト
エッジの検出を行う。また,211は感光体ベルト10
9の蛇行修正用のトラッキングモータ,212はフォト
インタラプタを用いてセクタ板306(後述の図3)の
半円端部を検知するセクタ検知器である。
【0026】また,図3は上記感光体ユニットのトラッ
キング機構(寄り修正機構)を示す説明図である。図3
(a)は感光体ベルト109のベルト寄り修正の主要構
成を示すものであり,図3(b)はトラッキング用モー
タによる駆動部を示している。図において,301及び
302は駆動ローラ202,ベルト補正ローラ204,
各バックアップローラ等の端部を軸受等を介して各々支
持するスライダー,303は前後のスライダー301及
び302間に対して軸受304を遊嵌して軸架させ,両
端を偏芯軸に構成される偏向軸,305はスライダー3
01及び302の回動支点となる支点位置である。
【0027】また,図3(b)において,306は偏向
軸303に軸着して,半円形状をなすセクタ板,307
は偏向軸303に軸着させ,回転の駆動力を受けるギ
ア,308はギア307に噛合するアイドルギア,30
9はトラッキングモータ310の出力軸に軸着され,ア
イドルギア309に噛合するウォームギア,310は偏
向軸303を回転駆動するためのトラッキングモータで
ある。
【0028】以上の図2及び図3のように構成された感
光体ユニットのトラッキング機構(寄り修正機構)につ
いて説明する。本実施例の複写機では感光体ベルト10
9を用いているため,回転中における前後方向のベルト
寄りが発生する。また,このベルト寄りを修正する際
に,感光体ベルト109に対してのストレスや歪みを最
小限にする必要がある。このため本実施例ではベルト補
正ローラ204の軸芯を,水平位置に対して上下に傾け
る軸芯移動方式による感光体ベルト109の寄り修正を
実行する。ベルト補正ローラ204及び偏向軸303は
前後のスライダー301及び302に組み付けられ,更
に偏向軸303の両端部が偏芯軸になっているため,偏
向軸303を半回転する度に,スライダー301及び3
02は支点位置305を中心として移動する。このスラ
イダー301及び302の移動により,ベルト補正ロー
ラ204が上下方向に回転運動を行う。
【0029】また,上記偏向軸303の回転駆動は,感
光体ユニット内に配設されたトラッキングモータ310
により実行する。トラッキングモータ310の回転は,
ウォームギア309→アイドルギア308→ギア307
に伝達されて偏向軸303を半回転させる。この偏向軸
の半回転制御はセクタ検知により実行する。即ち,セク
タ板306の回転位置をセクタ検知器212で検知す
る。この検知信号によりトラッキングモータ310をO
N/OFF制御する。また,このセクタ検知によりベル
ト補正ローラ204の傾きの方向が検出される。
【0030】図4は,本発明による感光体ベルト109
の寄り修正原理を示す説明図である。図4(a)は感光
体ベルト109が後側に寄った場合,図4(b)は感光
体ベルト109が前側に寄った場合を各々示している。
この感光体ベルト109の寄り修正原理は,ベルト補正
ローラ204の傾きにより感光体ベルト109の上面
(露光側)と下面(現像ユニット111側)においてベ
ルト位置に角度差が発生する。その角度差(進入角と搬
出角)を利用して,感光体ベルト109の寄りを修正す
る。
【0031】また,上記において,感光体ベルト109
の移動は,感光体ベルト109のエッジをOPCセンサ
210により検出し,トラッキングモータ310をON
させ,偏向軸303を半回転させることによってベルト
補正ローラ204が逆方向に移動する。そして,このベ
ルト補正ローラ204の移動に伴って,感光体ベルト1
09が逆方向へ移動する。尚,OPCセンサ210の3
つのフォトインタラプタの内,2つのフォトインタラプ
タが同時に遮蔽,又は開放状態であるときに,ベルト補
正ローラ204の傾きを反転する。
【0032】図5は,本発明による感光体ベルト109
のベルトテンション機構を示す説明図である。図におい
て,501は前後のスライダー301及び302に各々
配設され感光体ベルト109を所定圧で付勢するテンシ
ョンスプリング,502はテンションスプリング501
の付勢力(加圧時のスプリング長)を調節するトラッキ
ング調整ナット,503はテンションスプリング501
の片方を張架して感光体ベルト109の加圧/脱圧を行
うフック,504はフック503をスライド動作させる
カム,505はカム504を回動するように操作される
把手である。
【0033】以上において,感光体ベルト109のベル
トテンションは,前後のスライダー301及び302に
掛けられたテンションスプリング501によって行う。
把手505がセット位置にあるときには,テンションス
プリング501の引張力により,ベルト補正ローラ20
4が常時感光体ベルト109を張った状態にする。ま
た,逆に,感光体ベルト109を着脱する場合は,把手
505を解除位置に操作し,テンションスプリング50
1による張力が弱められて感光体ベルト109の張架が
解除されることによって行う。
【0034】図6は,本発明による感光体ユニットの駆
動部を示す説明図である。図において,601は駆動モ
ータ203の出力軸に設けられたプーリと駆動ローラ2
02軸に設けられたプーリとを巻回して,駆動モータ2
03の駆動力を駆動ローラに伝達するタイミングベル
ト,602は複写機本体の後側板との位置決めを行うた
め,感光体ユニット後側板の3箇所に配設される位置決
め用スタッドである。
【0035】以上において,感光体ベルト109の走行
は,駆動モータ203の回転動作をタイミングベルト6
01を介して駆動ローラ202に伝達させることにより
行われる。また,感光体ユニットを複写機本体にセット
する場合には,複写機の後側板に設けられた位置決め孔
と感光体ユニットの位置決め用スタッド602を嵌合す
るようにセットする。これにより感光体ユニットの複写
機に対する位置精度が保持される。
【0036】図7は,前述した感光体ベルト109のト
ラッキング制御を示すブロック図である。図において,
701はOPCセンサ210の寄り検知信号,セクタ検
知器212のセクタ検知信号(偏向軸303の回転時
間),及び寄り時間計測カウンタ702の計測値に基づ
いてトラッキングモータ310をON/OFF制御する
トラッキングモータ制御部,702は感光体ベルト10
9の寄り時間を計測する寄り時間計測カウンタであり,
この感光体ベルト109の寄り時間の計測は複写機の立
ち上げ時に所定枚の複写処理後に実行する。
【0037】ここで本実施例における感光体ベルト10
9のトラッキングの関係について以下に説明する。セク
タ板306は1回転/1secに設計されている。そし
てセクタ板306のエッジ(半円の端部)をセクタ検知
器212による検知時(最大偏芯時)の偏芯量は,片側
役0.8mm(両側で1.6mm)になっている。セク
タ板306のエッジ検知時を回転角0°としたとき,こ
れに+θ°回転させたときの片側偏芯量Yは数1の式で
与えられる。 〔数1〕 Y=0.8cosθ (但し,θ≦360°) このようにθとセクタ板306の回転時間は比例関係に
ある。即ち,感光体ベルト109の寄りによる感光体ベ
ルト109の傾斜角が大きくなると,寄り修正時間も長
くなることを示している。このことは寄り修正時間を制
御することにより,感光体ベルト109の寄り傾斜角を
制御可能にすることを示している。
【0038】又,1回転/1sec=360°/1se
cであるため,θ°回転するときに要する時間tは数2
の式で与えられる。 〔数2〕 t=1/360×θ° (但し,θ=360・t)
【0039】従って,数1及び数2の式より,片側偏芯
量Yは,数3に置き換えることができる。 〔数3〕 Y=0.8cos(360・t)
【0040】ここで,例えば,このときの偏向軸303
の偏芯量を0.4mmとすると, 0.4=0.8cos(360・t) t≒0.167secとなる。 従って,本実施例においては,下記フローチャートに示
すように,感光体ベルト109の寄り修正時間における
所定時間に対する寄り時間の調整増加時間を+0.1s
ecとして制御する。
【0041】図8は,上記感光体ベルト109のトラッ
キング制御系の動作を示すフローチャートである。図に
おいて,先ず,寄り時間計測カウンタ702により感光
体ベルト109の寄り時間を計測する(S801)。
【0042】次に,左側から右側への寄り時間が15s
ec以下であるか否かを確認する(S802)。このと
き15sec以上であれば,続いて,右側から左側への
寄り時間が15sec以下であるか否かを確認し(S8
03),15sec以上であれば,そのまま通常の寄り
制御を実行する(S804)。
【0043】また,ステップS802において,感光体
ベルト109の寄り時間が15sec以下であれば,左
側から右側への寄り時間を調整する(S805)。この
寄り時間調整はセクタ板306のエッジ検知後にトラッ
キングモータ310のON時間を+0.1sec長くす
ることにより実行される(S806)。
【0044】次に,左側から右側への寄り時間が15s
ec以下であるか否かを再度確認し(S807),15
sec以上であれば,そのまま通常の寄り制御を実行す
る(S808)。また,ステップS807において,感
光体ベルト109の寄り時間が15sec以下であれ
ば,ステップS805に戻って上記動作を実行する。
【0045】また,ステップS803において,感光体
ベルト109の寄り時間が15sec以下であれば,右
側から左側への寄り時間を調整する(S809)。この
寄り時間調整はセクタ板306のエッジ検知後にトラッ
キングモータ310のON時間を+0.1sec長くす
ることにより実行される(S810)。次に,左側から
右側への寄り時間が15sec以下であるか否かを再度
確認し(S811),15sec以上であれば,そのま
ま通常の寄り制御を実行する(S812)。また,ステ
ップS811において,感光体ベルト109の寄り時間
が15sec以下であれば,ステップS809に戻って
上記動作を実行する。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明のベルト蛇行
修正装置は,ベルト体走行時に生じるベルト寄りを,寄
り方向と逆側に傾動してベルト寄りを修正するベルト補
正ローラを備えたベルト蛇行修正装置において,前記ベ
ルト補正ローラの傾きを数段回に変更することが可能な
傾き変更手段を備えたため,感光体ベルトの寄り時間を
一定時間以上に制御することが可能であり,寄り時間が
速過ぎることによる感光体ベルト及び作像部での不具合
を排除して,常に信頼性の高いベルト蛇行修正を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のベルト蛇行修正装置を適用した複写機
の概略構成を示す説明図である。
【図2】本発明による感光体ユニットの概略構成を示す
説明図である。
【図3】本発明による感光体ユニットのトラッキング機
構を示す説明図である。
【図4】本発明による感光体ベルトの寄り修正原理を示
す説明図である。
【図5】本発明による感光体ベルトのベルトテンション
機構を示す説明図である。
【図6】本発明による感光体ユニットの駆動部を示す説
明図である。
【図7】本発明による感光体ベルトのトラッキング制御
を示すブロック図である。
【図8】本発明による感光体ベルトのトラッキング制御
系の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
109 感光体ベルト 204 ベルト補
正ローラ 212 セクタ検知器 303 偏向軸 310 トラッキングモータ 701 トラッキ
ングモータ制御部 702 寄り時間計測カウンタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト体走行時に生じるベルト寄りを,
    寄り方向と逆側に傾動してベルト寄りを修正するベルト
    補正ローラを備えたベルト蛇行修正装置において,前記
    ベルト補正ローラの傾きを数段回に変更することが可能
    な傾き変更手段を備えたことを特徴とするベルト蛇行修
    正装置。
  2. 【請求項2】 前記傾き変更手段は,前記ベルト補正ロ
    ーラの傾動を偏芯軸の回転により発生させる偏向軸と,
    前記偏向軸を駆動する駆動モータと,前記偏向軸の回転
    検出信号の基づいてベルト体の寄り時間を計測する計測
    手段と,前記計測手段により計測された時間及び予め設
    定した基準時間に基づいて,前記駆動モータをON/O
    FF制御するモータ制御手段とから成ることを特徴とす
    る請求項1のベルト蛇行修正装置。
  3. 【請求項3】 前記計測手段により計測された寄り時間
    が基準時間未満のとき,前記駆動モータのON時間を所
    定値ずつ増加させることを特徴とする請求項2のベルト
    蛇行修正装置。
  4. 【請求項4】 前記計測手段によるベルト寄り時間の計
    測をベルト体の寄り方向毎に計測し,各々の寄り時間に
    応答して前記駆動モータのON時間を所定値ずつ増加さ
    せることを特徴とする請求項2のベルト蛇行修正装置。
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