JPH05154916A - ライニング装置及びライニング工法 - Google Patents
ライニング装置及びライニング工法Info
- Publication number
- JPH05154916A JPH05154916A JP3347627A JP34762791A JPH05154916A JP H05154916 A JPH05154916 A JP H05154916A JP 3347627 A JP3347627 A JP 3347627A JP 34762791 A JP34762791 A JP 34762791A JP H05154916 A JPH05154916 A JP H05154916A
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- JP
- Japan
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- lining
- lining material
- pipe
- main pipe
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- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】内張り材を取付管内面に確実に密着させて取付
管の本管接続部を確実に止水する。 【構成】内張り材28を収納したライニング装置1を下
部ガイド部6の方向自在ロ−ラ21で案内しながらライ
ニング装置1を取付管3の位置に移動する。内張り材2
8の鍔部を取付管3の本管接続部に位置合わせをして側
部ガイド部7a,7bのベロ−ズ27内に加圧空気を送
っり方向自在ロ−ラ26を本管2に圧接してライニング
装置1を固定する。下部ガイド部6のベロ−ズ23内に
加圧空気を送って収納筒8を上昇させて内張り材28の
鍔を取付管3の本管接続部に圧接する。収納筒8内に温
水を供給してインナチュ−ブ11により内張り材28を
取付管3内に反転挿入し加熱硬化する。その後、インナ
チュ−ブ11を収納筒8内に引き込み、収納筒8を下降
させる。
管の本管接続部を確実に止水する。 【構成】内張り材28を収納したライニング装置1を下
部ガイド部6の方向自在ロ−ラ21で案内しながらライ
ニング装置1を取付管3の位置に移動する。内張り材2
8の鍔部を取付管3の本管接続部に位置合わせをして側
部ガイド部7a,7bのベロ−ズ27内に加圧空気を送
っり方向自在ロ−ラ26を本管2に圧接してライニング
装置1を固定する。下部ガイド部6のベロ−ズ23内に
加圧空気を送って収納筒8を上昇させて内張り材28の
鍔を取付管3の本管接続部に圧接する。収納筒8内に温
水を供給してインナチュ−ブ11により内張り材28を
取付管3内に反転挿入し加熱硬化する。その後、インナ
チュ−ブ11を収納筒8内に引き込み、収納筒8を下降
させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、下水道の取付管の本
管接続部における侵入水等を防止する内張り材をライニ
ングするライニング装置及びライニング工法に関するも
のである。
管接続部における侵入水等を防止する内張り材をライニ
ングするライニング装置及びライニング工法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】道路や宅地から流れてくる雨水を受ける
ますや、家庭や工場等から発生する汚水を受けるます
と、下水道の本管とを接続するために、150mm〜200mm程
度の内径を有する取付管が使用されている。また下水道
の本管は、口径が250mm〜600mm程度の小径管には陶管や
ヒュ−ム管,塩化ビニル管が使用され、中径,大径管の
場合には鉄筋コンクリ−ト管が使用されている。
ますや、家庭や工場等から発生する汚水を受けるます
と、下水道の本管とを接続するために、150mm〜200mm程
度の内径を有する取付管が使用されている。また下水道
の本管は、口径が250mm〜600mm程度の小径管には陶管や
ヒュ−ム管,塩化ビニル管が使用され、中径,大径管の
場合には鉄筋コンクリ−ト管が使用されている。
【0003】この鉄筋コンクリ−ト管等からなる本管に
取付管を接合するとき、かっては継手を使用せず、本管
の中心線より上方に取付管の口径に応じた孔をあけ、こ
の孔に取付管の先端を差し込み、本管に対して45度また
は90度になるように取付管を布設していた。そして、取
付管と本管の空隙にモルタル等を詰めて本管内に地下水
が侵入することを防いでいる。しかしながら時間の経過
とともに、通行する車両の振動や地震等の影響により本
管と取付管との間がずれたり、はずれたりし、取付管の
本管接続部から地下水が侵入するようになってしまう。
この本管と取付管との間のずれやはずれが更に大きくな
ると、地下水とともに取付管の本管接続部周囲の土砂が
本管内に侵入して堆積し、本管の流下容量の不足を招く
とともに、本管接続部の周囲に空洞が生じ、ときには路
面の陥没を引き起こして、他の構造物等に被害を与え
る。かかる弊害を解消するために取付管の本管接続部に
合成樹脂管をライニングする工法が例えば特開昭62−28
4727号公報や特開昭64−58525号公報,特開平1−43024
号公報等に開示されている。
取付管を接合するとき、かっては継手を使用せず、本管
の中心線より上方に取付管の口径に応じた孔をあけ、こ
の孔に取付管の先端を差し込み、本管に対して45度また
は90度になるように取付管を布設していた。そして、取
付管と本管の空隙にモルタル等を詰めて本管内に地下水
が侵入することを防いでいる。しかしながら時間の経過
とともに、通行する車両の振動や地震等の影響により本
管と取付管との間がずれたり、はずれたりし、取付管の
本管接続部から地下水が侵入するようになってしまう。
この本管と取付管との間のずれやはずれが更に大きくな
ると、地下水とともに取付管の本管接続部周囲の土砂が
本管内に侵入して堆積し、本管の流下容量の不足を招く
とともに、本管接続部の周囲に空洞が生じ、ときには路
面の陥没を引き起こして、他の構造物等に被害を与え
る。かかる弊害を解消するために取付管の本管接続部に
合成樹脂管をライニングする工法が例えば特開昭62−28
4727号公報や特開昭64−58525号公報,特開平1−43024
号公報等に開示されている。
【0004】例えば、特開昭62−284727号公報に開示さ
れた工法は、接着剤を含浸した柔軟な内張り材を圧力流
体により取付管の開放端から本管に向かって反転挿入
し、流体圧力を維持しながら接着剤を硬化させて合成樹
脂管を形成し、本管との接続部には止水剤を注入して止
水している。
れた工法は、接着剤を含浸した柔軟な内張り材を圧力流
体により取付管の開放端から本管に向かって反転挿入
し、流体圧力を維持しながら接着剤を硬化させて合成樹
脂管を形成し、本管との接続部には止水剤を注入して止
水している。
【0005】また、特開平2−43024号公報に開示され
た工法は、熱可塑性樹脂管を断面積が小さくなるように
加工し、この樹脂管を加熱軟化して取付管の開放端から
本管に向かって挿入した後、樹脂管内に加熱流体を供給
して拡管,硬化してから本管との接続部を止水剤で止水
している。
た工法は、熱可塑性樹脂管を断面積が小さくなるように
加工し、この樹脂管を加熱軟化して取付管の開放端から
本管に向かって挿入した後、樹脂管内に加熱流体を供給
して拡管,硬化してから本管との接続部を止水剤で止水
している。
【0006】特開昭64−58525号公報に開示された工法
は、本管接続部に当たるストッパを端部に有する柔軟な
内張り材の円筒部に熱硬化性樹脂を含浸し、この内張り
材を取付管から本管内に挿通したロ−プに結束して分岐
管内に引込み、ストッパが取付管と本管との接続部に当
たったとき、すなわちロ−プに加わる力が急激に大きく
なったときに引込みを中止し、この内張り材の内側にチ
ュ−ブを反転挿入して内張り材を取付管内面に押圧しな
がら、加熱流体を供給して内張り材を硬化させている。
は、本管接続部に当たるストッパを端部に有する柔軟な
内張り材の円筒部に熱硬化性樹脂を含浸し、この内張り
材を取付管から本管内に挿通したロ−プに結束して分岐
管内に引込み、ストッパが取付管と本管との接続部に当
たったとき、すなわちロ−プに加わる力が急激に大きく
なったときに引込みを中止し、この内張り材の内側にチ
ュ−ブを反転挿入して内張り材を取付管内面に押圧しな
がら、加熱流体を供給して内張り材を硬化させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭62−284727
号公報や特開平2−43024号公報に開示されている工法
は、洩れ量が最も多くなる危険性がある本管と取付管と
の接続部を止水剤で止水しているが、時間の経過ととも
に、止水剤の収縮や加水分解による劣化、あるいは通行
する車両の振動や輸送荷重又は地震に起因する剥離等が
生じ、長期間に渡っての止水効果が期待できないという
短所があった。
号公報や特開平2−43024号公報に開示されている工法
は、洩れ量が最も多くなる危険性がある本管と取付管と
の接続部を止水剤で止水しているが、時間の経過ととも
に、止水剤の収縮や加水分解による劣化、あるいは通行
する車両の振動や輸送荷重又は地震に起因する剥離等が
生じ、長期間に渡っての止水効果が期待できないという
短所があった。
【0008】また、特開昭64−58525号公報に開示され
ているように、柔軟な内張り材をロ−プにより取付管内
に引き込む工法においては、内張り材を引き込むときに
しわが生じ易く、取付管と内張り材の間に空隙が生じ、
時間の経過とともに空隙に侵入水等が溜り内張り材が剥
離してしまう危険性がある。また、取付管の本管接続部
にはストッパが当接しているが、硬いストッパと本管接
続部とは良好な密着性を期待できず、本管接続部におけ
る止水が困難になるという短所がある。
ているように、柔軟な内張り材をロ−プにより取付管内
に引き込む工法においては、内張り材を引き込むときに
しわが生じ易く、取付管と内張り材の間に空隙が生じ、
時間の経過とともに空隙に侵入水等が溜り内張り材が剥
離してしまう危険性がある。また、取付管の本管接続部
にはストッパが当接しているが、硬いストッパと本管接
続部とは良好な密着性を期待できず、本管接続部におけ
る止水が困難になるという短所がある。
【0009】また、上記いずれの工法においても、本管
側と各取付管の開放端にそれぞれ施工場所を設ける必要
があり、各施工場所毎に公害防止対策を履行しなければ
ならず、施工費用が多くかかるという短所もあった。
側と各取付管の開放端にそれぞれ施工場所を設ける必要
があり、各施工場所毎に公害防止対策を履行しなければ
ならず、施工費用が多くかかるという短所もあった。
【0010】この発明はかかる短所を解決するためにな
されたものであり、内張り材を取付管内面に確実に密着
させることができるとともに、取付管の本管接続部も確
実に止水することができるライニング装置とライニング
工法を得ることを目的とするものである。
されたものであり、内張り材を取付管内面に確実に密着
させることができるとともに、取付管の本管接続部も確
実に止水することができるライニング装置とライニング
工法を得ることを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係るライニン
グ装置は、下端部が密封され、上端に開口部を有し、側
方に温水循環ホ−スを滑動させる継手を有する収納筒
と、収納筒を案内する複数のガイドロ−ラを有する支持
部と、取付管の本管接続部の口径,形状に合わせた貫通
孔を有し本管内径の曲率に応じた曲率を有する非接着性
のゴム板からなる内接板と多孔質の弾性部材からなるク
ッション部と内接板とほぼ平行な曲面を有する押え板と
を一体化し収納筒の上端開口部に固定した押え部と、先
端に鍔を有し後端部が密封された非接着性のゴムチュ−
ブからなり、後端部を収納筒の側部継手から挿入された
温水循環ホ−スの先端開口部に連結されたインナチュ−
ブと、本体部の下部に取り付けられ、方向自在ロ−ラと
弾性隔壁とを有する下部ガイド部と、本体部の左右側部
上方にそれぞれ取り付けられ、方向自在ロ−ラと弾性隔
壁とを有する1対の側部ガイド部とを備えたことを特徴
とする。
グ装置は、下端部が密封され、上端に開口部を有し、側
方に温水循環ホ−スを滑動させる継手を有する収納筒
と、収納筒を案内する複数のガイドロ−ラを有する支持
部と、取付管の本管接続部の口径,形状に合わせた貫通
孔を有し本管内径の曲率に応じた曲率を有する非接着性
のゴム板からなる内接板と多孔質の弾性部材からなるク
ッション部と内接板とほぼ平行な曲面を有する押え板と
を一体化し収納筒の上端開口部に固定した押え部と、先
端に鍔を有し後端部が密封された非接着性のゴムチュ−
ブからなり、後端部を収納筒の側部継手から挿入された
温水循環ホ−スの先端開口部に連結されたインナチュ−
ブと、本体部の下部に取り付けられ、方向自在ロ−ラと
弾性隔壁とを有する下部ガイド部と、本体部の左右側部
上方にそれぞれ取り付けられ、方向自在ロ−ラと弾性隔
壁とを有する1対の側部ガイド部とを備えたことを特徴
とする。
【0012】上記本体部と下部ガイド部と1対の側部ガ
イド部が着脱自在であるか又は一体化した本体部と下部
ガイド部に対して1対の側部ガイド部が着脱自在である
ことが好ましい。
イド部が着脱自在であるか又は一体化した本体部と下部
ガイド部に対して1対の側部ガイド部が着脱自在である
ことが好ましい。
【0013】また、この発明に係るライニング工法は、
上記ライニング装置を使用したライニング工法であっ
て、鍔を有し熱硬化性樹脂を含浸したフェルトからなる
内張り材の鍔を押え部の内接板にインナチュ−ブの鍔を
介して押し当てながらインナチュ−ブ内に挿入し、下部
ガイド部の方向自在ロ−ラで案内しながら取付管の本管
接続部に移動して取付管に位置合わせをしてから側部ガ
イド部の弾性隔壁内に加圧空気を送ってライニング装置
を固定した後、下部ガイド部の弾性隔壁内に加圧空気を
送って収納筒を上昇させて内張り材の鍔を取付管の本管
接続部に圧接し、収納筒内に温水循環ホ−スを介して加
熱加圧流体を供給して内張り材を取付管内に反転挿入
し、加熱加圧流体の温度と圧力を保持して反転した内張
り材を加熱硬化させた後、インナチュ−ブを収納筒内に
引き込み、収納筒を下降させることを特徴とする。
上記ライニング装置を使用したライニング工法であっ
て、鍔を有し熱硬化性樹脂を含浸したフェルトからなる
内張り材の鍔を押え部の内接板にインナチュ−ブの鍔を
介して押し当てながらインナチュ−ブ内に挿入し、下部
ガイド部の方向自在ロ−ラで案内しながら取付管の本管
接続部に移動して取付管に位置合わせをしてから側部ガ
イド部の弾性隔壁内に加圧空気を送ってライニング装置
を固定した後、下部ガイド部の弾性隔壁内に加圧空気を
送って収納筒を上昇させて内張り材の鍔を取付管の本管
接続部に圧接し、収納筒内に温水循環ホ−スを介して加
熱加圧流体を供給して内張り材を取付管内に反転挿入
し、加熱加圧流体の温度と圧力を保持して反転した内張
り材を加熱硬化させた後、インナチュ−ブを収納筒内に
引き込み、収納筒を下降させることを特徴とする。
【0014】
【作用】この発明においては、内張り材を収納したライ
ニング装置を下部ガイド部の前後左右に移動自在である
方向自在ロ−ラで案内しながら重量があるライニング装
置を取付管の本管接続部に簡単に移動する。そして内張
り材の鍔部を取付管の本管接続部に位置合わせをしてか
ら側部ガイド部の弾性隔壁内に加圧空気を送って弾性隔
壁を伸ばして側部ガイド部の方向自在ロ−ラを本管に圧
接しライニング装置を固定する。
ニング装置を下部ガイド部の前後左右に移動自在である
方向自在ロ−ラで案内しながら重量があるライニング装
置を取付管の本管接続部に簡単に移動する。そして内張
り材の鍔部を取付管の本管接続部に位置合わせをしてか
ら側部ガイド部の弾性隔壁内に加圧空気を送って弾性隔
壁を伸ばして側部ガイド部の方向自在ロ−ラを本管に圧
接しライニング装置を固定する。
【0015】その後、下部ガイド部の弾性隔壁内に加圧
空気を送って弾性隔壁を伸ばし収納筒を上昇させて内張
り材の鍔を取付管の本管接続部に圧接する。この内張り
材の鍔を本管接続部に圧接すときに、内張り材の鍔を非
接着性のゴム板からなる内接板とクッション部を介して
押すことにより、本管接続部の形状に倣って内張り材の
鍔を密着させる。
空気を送って弾性隔壁を伸ばし収納筒を上昇させて内張
り材の鍔を取付管の本管接続部に圧接する。この内張り
材の鍔を本管接続部に圧接すときに、内張り材の鍔を非
接着性のゴム板からなる内接板とクッション部を介して
押すことにより、本管接続部の形状に倣って内張り材の
鍔を密着させる。
【0016】その後、収納筒内に温水循環ホ−スを介し
て加熱加圧流体を供給してインナチュ−ブを反転させて
内張り材を取付管内に反転挿入し取付管内面に密着させ
る。そして加熱加圧流体の温度と圧力を一定時間保持し
て反転した内張り材を加熱硬化する。内張り材が硬化し
た後、インナチュ−ブを収納筒内に引き込みながら内張
り材から引き離し、下部ガイド部の弾性隔壁内の加圧空
気の圧力を下げて収納筒を下降させる。
て加熱加圧流体を供給してインナチュ−ブを反転させて
内張り材を取付管内に反転挿入し取付管内面に密着させ
る。そして加熱加圧流体の温度と圧力を一定時間保持し
て反転した内張り材を加熱硬化する。内張り材が硬化し
た後、インナチュ−ブを収納筒内に引き込みながら内張
り材から引き離し、下部ガイド部の弾性隔壁内の加圧空
気の圧力を下げて収納筒を下降させる。
【0017】また、ライニング装置を本体部と下部ガイ
ド部と1対の側部ガイド部とを着脱自在にすることによ
り中口径や大口径の本管内を移動する大型のライニング
装置を、各部に分解しながらマンホ−ルから挿入して管
渠内で組み立てることができる。
ド部と1対の側部ガイド部とを着脱自在にすることによ
り中口径や大口径の本管内を移動する大型のライニング
装置を、各部に分解しながらマンホ−ルから挿入して管
渠内で組み立てることができる。
【0018】
【実施例】図1,図2はこの発明の一実施例に係るライ
ニング装置を示し、図1は正面図、図2は側面図であ
る。図に示すように、ライニング装置1は本管2内を取
付管3の位置まで移動して取付管3の本管接続部4に内
張り材をライニングするものであり、本体部5と下部ガ
イド部6と1対の側部ガイド部7a,7bとを有する。
ニング装置を示し、図1は正面図、図2は側面図であ
る。図に示すように、ライニング装置1は本管2内を取
付管3の位置まで移動して取付管3の本管接続部4に内
張り材をライニングするものであり、本体部5と下部ガ
イド部6と1対の側部ガイド部7a,7bとを有する。
【0019】本体部5は鍔付きの内張り材を収納し、取
付管3に内張り材をライニングするものであり、収納筒
8と支持枠9と押え部10とインナチュ−ブ11とを有
する。収納筒8は、図3の断面図に示すように、下端部
がフランジ12で密封され、上端開口部には押え部10
が固定され、一方の側方に温水供給ホ−ス13を滑動さ
せるスライド継手14と温水排出ホ−ス15を固定した
継手16を有する。支持枠9は収納筒8と下部ガイド部
6と側部ガイド部7a,7bを取り付けるものであり、
収納筒8を案内する複数のガイドロ−ラ17を有する。
押え部10は内張り材の鍔を本管2に圧接するものであ
り、取付管3の本管接続部4の口径,形状に合わせた貫
通孔を有する内接板18とクッション部19と押え板2
0とが接着等により一体化している。内接板18は本管
2の内径の曲率に応じた曲率を有し、例えばシリコンゴ
ムやふっ素ゴム等の非接着性のゴム板あるいは潤滑材を
塗布したクロロプレンゴムのゴム板からなる。クッショ
ン部19は多孔質のゴムや合成樹脂の弾性部材からな
り、内接板18と押え板20との間に挾み込まれてい
る。押え板20は内接板18とほぼ平行な曲面を有し、
収納筒8の上端開口部に固定されている。インナチュ−
ブ11は内張り材を収納するものであり、図4の斜視図
に示すように、先端に鍔11aを有し後端部11bが密
封された非接着性のゴムチュ−ブからなり、後端部11
bは収納筒8のスライド継手14から挿入された温水供
給ホ−ス13の先端開口部に連結している。
付管3に内張り材をライニングするものであり、収納筒
8と支持枠9と押え部10とインナチュ−ブ11とを有
する。収納筒8は、図3の断面図に示すように、下端部
がフランジ12で密封され、上端開口部には押え部10
が固定され、一方の側方に温水供給ホ−ス13を滑動さ
せるスライド継手14と温水排出ホ−ス15を固定した
継手16を有する。支持枠9は収納筒8と下部ガイド部
6と側部ガイド部7a,7bを取り付けるものであり、
収納筒8を案内する複数のガイドロ−ラ17を有する。
押え部10は内張り材の鍔を本管2に圧接するものであ
り、取付管3の本管接続部4の口径,形状に合わせた貫
通孔を有する内接板18とクッション部19と押え板2
0とが接着等により一体化している。内接板18は本管
2の内径の曲率に応じた曲率を有し、例えばシリコンゴ
ムやふっ素ゴム等の非接着性のゴム板あるいは潤滑材を
塗布したクロロプレンゴムのゴム板からなる。クッショ
ン部19は多孔質のゴムや合成樹脂の弾性部材からな
り、内接板18と押え板20との間に挾み込まれてい
る。押え板20は内接板18とほぼ平行な曲面を有し、
収納筒8の上端開口部に固定されている。インナチュ−
ブ11は内張り材を収納するものであり、図4の斜視図
に示すように、先端に鍔11aを有し後端部11bが密
封された非接着性のゴムチュ−ブからなり、後端部11
bは収納筒8のスライド継手14から挿入された温水供
給ホ−ス13の先端開口部に連結している。
【0020】下部ガイド部6は本体部5を本管2内に案
内し、収納筒8を上下動させるものであり、支持枠9下
部に取り付けられ、複数の方向自在ロ−ラ21と上下に
フランジ22a,22bが取り付けられたベロ−ズ23
を有する。方向自在ロ−ラ21は前後左右に移動自在で
あり、ベロ−ズ23の下部フランジ22bに取り付けら
れている。ベロ−ズ23の下部フランジ22bには空気
ホ−ス24が接続され、上部フランジ22aは収納筒8
のフランジ12にボルトで連結されている。ベロ−ズ2
3は空気ホ−ス24で内部に送られる空気圧の変化によ
り伸縮する。
内し、収納筒8を上下動させるものであり、支持枠9下
部に取り付けられ、複数の方向自在ロ−ラ21と上下に
フランジ22a,22bが取り付けられたベロ−ズ23
を有する。方向自在ロ−ラ21は前後左右に移動自在で
あり、ベロ−ズ23の下部フランジ22bに取り付けら
れている。ベロ−ズ23の下部フランジ22bには空気
ホ−ス24が接続され、上部フランジ22aは収納筒8
のフランジ12にボルトで連結されている。ベロ−ズ2
3は空気ホ−ス24で内部に送られる空気圧の変化によ
り伸縮する。
【0021】側部ガイド部7a,7bは本体部5の位置
合わせを行うものであり、本体部5の左右側部上方に取
付ア−ム25でそれぞれ取り付けられ、方向自在ロ−ラ
26と、取付ア−ム25と方向自在ロ−ラ26との間に
取り付けられたベロ−ズ27とを有する。各ベロ−ズ2
7はバルブとレギュレ−タを介して空気ホ−ス24に接
続されている。
合わせを行うものであり、本体部5の左右側部上方に取
付ア−ム25でそれぞれ取り付けられ、方向自在ロ−ラ
26と、取付ア−ム25と方向自在ロ−ラ26との間に
取り付けられたベロ−ズ27とを有する。各ベロ−ズ2
7はバルブとレギュレ−タを介して空気ホ−ス24に接
続されている。
【0022】この本体部5と下部ガイド部6と側部ガイ
ド部7a,7bはボルトにより簡単に着脱できるように
なっている。
ド部7a,7bはボルトにより簡単に着脱できるように
なっている。
【0023】次に、上記のように構成されたライニング
装置1を使用して中口径や大口径の本管2に設けられた
取付管3の本管接続部4に、熱硬化性樹脂例えばエポキ
シ樹脂を含浸した合成樹脂のフェルトからなり、図5に
示すように鍔28aを有する円筒状に形成され内張り材
28をライニングするときの動作を図6〜図9の工程図
を参照して説明する。
装置1を使用して中口径や大口径の本管2に設けられた
取付管3の本管接続部4に、熱硬化性樹脂例えばエポキ
シ樹脂を含浸した合成樹脂のフェルトからなり、図5に
示すように鍔28aを有する円筒状に形成され内張り材
28をライニングするときの動作を図6〜図9の工程図
を参照して説明する。
【0024】まず、ライニング装置1の本体部5と下部
ガイド部6と側部ガイド部7a,7bをそれぞれ分離し
た状態でマンホ−ルの入口29から吊り降ろし、マンホ
−ル30内で本体部5の支持枠9に下部ガイド部6と側
部ガイド部7a,7bを取り付けてライニング装置1を
組み立てる。これは中口径や大口径の本管2に使用する
ライニング装置1は大型になるため組み立てた状態では
マンホ−ルの入口29を通して吊り降ろすことができな
いため、各部を分離してマンホ−ル30に降ろしてから
組み立てるのである。
ガイド部6と側部ガイド部7a,7bをそれぞれ分離し
た状態でマンホ−ルの入口29から吊り降ろし、マンホ
−ル30内で本体部5の支持枠9に下部ガイド部6と側
部ガイド部7a,7bを取り付けてライニング装置1を
組み立てる。これは中口径や大口径の本管2に使用する
ライニング装置1は大型になるため組み立てた状態では
マンホ−ルの入口29を通して吊り降ろすことができな
いため、各部を分離してマンホ−ル30に降ろしてから
組み立てるのである。
【0025】ライニング装置1を組み立てた後、マンホ
−ル30の近傍にボイラ等の温水発生装置31とエアコ
ンプレッサ32を設置する。そしてマンホ−ル30の位
置で内張り材28の鍔28aをインナチュ−ブ11の鍔
11aを介して押え部10の内接板18に押し当てなが
ら収納筒8内に収納されているインナチュ−ブ11内に
内張り材28の円筒部を押し込み挿入する。その後、側
部ガイド部7a,7bの方向自在ロ−ラ26と本管2と
の間に若干の間隙を設けた状態でライニング装置1を牽
引したり押し込みながら、図6に示すように取付管3の
本管接続部4に移動する。このライニング装置1を移動
するときに側部ガイド部7a,7bの方向自在ロ−ラ2
6は本管2に接触せず、下部ガイド部6の方向自在ロ−
ラ21のみで案内しながら移動するから大型で重量があ
るライニング装置1を簡単に移動することができる。
−ル30の近傍にボイラ等の温水発生装置31とエアコ
ンプレッサ32を設置する。そしてマンホ−ル30の位
置で内張り材28の鍔28aをインナチュ−ブ11の鍔
11aを介して押え部10の内接板18に押し当てなが
ら収納筒8内に収納されているインナチュ−ブ11内に
内張り材28の円筒部を押し込み挿入する。その後、側
部ガイド部7a,7bの方向自在ロ−ラ26と本管2と
の間に若干の間隙を設けた状態でライニング装置1を牽
引したり押し込みながら、図6に示すように取付管3の
本管接続部4に移動する。このライニング装置1を移動
するときに側部ガイド部7a,7bの方向自在ロ−ラ2
6は本管2に接触せず、下部ガイド部6の方向自在ロ−
ラ21のみで案内しながら移動するから大型で重量があ
るライニング装置1を簡単に移動することができる。
【0026】ライニング装置1が取付管3の位置まで達
したら、本管2に対して鉛直方向から傾いて取り付けら
れた取付管3の位置に収納筒8が合うようにライニング
装置1を傾けて位置決めし、図7に示すように、取付管
3と収納筒8の位置が合ったところでエアコンプレッサ
32から空気ホ−ス24を通して側部ガイド部7a,7
bのベロ−ズ27内に加圧空気を送り、ベロ−ズ27を
伸ばして、方向自在ロ−ラ26を本管2に圧接してライ
ニング装置1を固定する。なお、図7において、33は
本管2の内面にライニングした合成樹脂管である。
したら、本管2に対して鉛直方向から傾いて取り付けら
れた取付管3の位置に収納筒8が合うようにライニング
装置1を傾けて位置決めし、図7に示すように、取付管
3と収納筒8の位置が合ったところでエアコンプレッサ
32から空気ホ−ス24を通して側部ガイド部7a,7
bのベロ−ズ27内に加圧空気を送り、ベロ−ズ27を
伸ばして、方向自在ロ−ラ26を本管2に圧接してライ
ニング装置1を固定する。なお、図7において、33は
本管2の内面にライニングした合成樹脂管である。
【0027】次に、下部ガイド部6のベロ−ズ23内に
空気ホ−ス24から加圧空気を送って収納筒8を上昇さ
せて、内張り材28の鍔28aを本管接続部4の周囲の
本管2に圧接する。この内張り材28の鍔28aを本管
2に圧接するときに内張り材28の鍔28aはゴム板か
らなる内接板18と弾性を有するクッション部19を介
して圧接されるから、本管2の内面に小さな凹凸があっ
ても完全に密着することができる。また、圧接時に押え
板20に加えられた力は弾性を有するクッション部19
で吸収され内張り材28の鍔28aには直接大きな力が
加わらないから、鍔28aに含浸した熱硬化性樹脂がは
みでることを防止することができる。
空気ホ−ス24から加圧空気を送って収納筒8を上昇さ
せて、内張り材28の鍔28aを本管接続部4の周囲の
本管2に圧接する。この内張り材28の鍔28aを本管
2に圧接するときに内張り材28の鍔28aはゴム板か
らなる内接板18と弾性を有するクッション部19を介
して圧接されるから、本管2の内面に小さな凹凸があっ
ても完全に密着することができる。また、圧接時に押え
板20に加えられた力は弾性を有するクッション部19
で吸収され内張り材28の鍔28aには直接大きな力が
加わらないから、鍔28aに含浸した熱硬化性樹脂がは
みでることを防止することができる。
【0028】その後、収納筒8内に温水供給ホ−ス13
を介して温水発生装置31から摂氏70〜95度に加熱した
温水を0.2〜0.7kg/cm2の圧力で徐徐に供給して温水排出
ホ−ス15で温水発生装置31に循環して、収納筒8内
を加熱しながら内圧を上昇させる。これにより、図8に
示すように、インナチュ−ブ11が反転して内張り材2
8を取付管3内に反転挿入する。この内張り材28が反
転挿入するときにインナチュ−ブ11に加えられる内圧
により反転部が徐徐に取付管3内に進行するから、取付
管3と内張り材28間の空気や水等を排除しながら内張
り材28を挿入することができる。また挿入された内張
り材28はインナチュ−ブ11に加えられる内圧により
完全に取付管3の内面に密着させることができる。
を介して温水発生装置31から摂氏70〜95度に加熱した
温水を0.2〜0.7kg/cm2の圧力で徐徐に供給して温水排出
ホ−ス15で温水発生装置31に循環して、収納筒8内
を加熱しながら内圧を上昇させる。これにより、図8に
示すように、インナチュ−ブ11が反転して内張り材2
8を取付管3内に反転挿入する。この内張り材28が反
転挿入するときにインナチュ−ブ11に加えられる内圧
により反転部が徐徐に取付管3内に進行するから、取付
管3と内張り材28間の空気や水等を排除しながら内張
り材28を挿入することができる。また挿入された内張
り材28はインナチュ−ブ11に加えられる内圧により
完全に取付管3の内面に密着させることができる。
【0029】この反転挿入をインナチュ−ブ11の全長
分、例えば0.5〜1m分行うと、図9に示すようにイン
ナチュ−ブ11より短い内張り材28の全体が取付管3
に密着する。この状態で反転挿入工程を終了する。その
後、収納筒8内に供給している温水の温度と圧力を保持
しながら所定時間、例えば約3時間程度温水を循環し
て、内張り材28に含浸した熱硬化性樹脂を硬化させ
る。
分、例えば0.5〜1m分行うと、図9に示すようにイン
ナチュ−ブ11より短い内張り材28の全体が取付管3
に密着する。この状態で反転挿入工程を終了する。その
後、収納筒8内に供給している温水の温度と圧力を保持
しながら所定時間、例えば約3時間程度温水を循環し
て、内張り材28に含浸した熱硬化性樹脂を硬化させ
る。
【0030】その後、温水の供給を停止して収納筒8内
の温水を排出して内圧を下げてから収納筒8のスライド
継手14を通して挿入されている温水供給ホ−ス13を
徐徐に引き抜く。この温水供給ホ−ス13の引き抜きに
より温水供給ホ−ス13の先端部に連結されたインナチ
ュ−ブ11が内張り材28から剥離して収納筒8内に引
き込まれる。インナチュ−ブ11を内張り材28から全
部剥離した後、下部ガイド部6のベロ−ズ23に供給し
ている加圧空気の圧力を下げて収納筒8を降下させる。
この収納筒8の降下により押え部10も降下して内接板
18が内張り材28の鍔28aから剥がれる。このとき
内接板18は非接着性を有するから内張り材28の鍔2
8aには接着しておらず、簡単に剥離することができ
る。
の温水を排出して内圧を下げてから収納筒8のスライド
継手14を通して挿入されている温水供給ホ−ス13を
徐徐に引き抜く。この温水供給ホ−ス13の引き抜きに
より温水供給ホ−ス13の先端部に連結されたインナチ
ュ−ブ11が内張り材28から剥離して収納筒8内に引
き込まれる。インナチュ−ブ11を内張り材28から全
部剥離した後、下部ガイド部6のベロ−ズ23に供給し
ている加圧空気の圧力を下げて収納筒8を降下させる。
この収納筒8の降下により押え部10も降下して内接板
18が内張り材28の鍔28aから剥がれる。このとき
内接板18は非接着性を有するから内張り材28の鍔2
8aには接着しておらず、簡単に剥離することができ
る。
【0031】このようにして取付管3の本管接続部4に
鍔28aを有する内張り材28を本管2から完全に密着
させてライニングすることができる。
鍔28aを有する内張り材28を本管2から完全に密着
させてライニングすることができる。
【0032】内張り材28のライニングが終了したら側
部ガイド部7a,7bのベロ−ズ27に供給している加
圧空気の圧力を下げて方向自在ロ−ラ26を本管2から
離してライニング装置1の固定を解除する。その後ライ
ニング装置1をマンホ−ル30の位置に戻し、上記と同
様な工程で次の取付管3aのライニングを行う。全ての
取付管のライニングが終了したら、マンホ−ル30の位
置でライニング装置1を本体部5と下部ガイド部6と側
部ガイド部7a,7bに分離して吊り上げて回収する。
部ガイド部7a,7bのベロ−ズ27に供給している加
圧空気の圧力を下げて方向自在ロ−ラ26を本管2から
離してライニング装置1の固定を解除する。その後ライ
ニング装置1をマンホ−ル30の位置に戻し、上記と同
様な工程で次の取付管3aのライニングを行う。全ての
取付管のライニングが終了したら、マンホ−ル30の位
置でライニング装置1を本体部5と下部ガイド部6と側
部ガイド部7a,7bに分離して吊り上げて回収する。
【0033】なお、上記実施例は大型のライニング装置
1を使用して中口径や大口径の本管2にある取付管3に
内張り材28をライニングする場合について説明した
が、小口径の本管に設けられた取付管を小型のライニン
グ装置を使用してライニングする場合がライニング装置
を分解せずにそのままマンホ−ルから吊り降ろすことが
できる。この場合には、ライニング装置が軽量になるか
ら、側部ガイド部7a,7bのベロ−ズ27の代りに圧
縮ばねを使用しても良い。
1を使用して中口径や大口径の本管2にある取付管3に
内張り材28をライニングする場合について説明した
が、小口径の本管に設けられた取付管を小型のライニン
グ装置を使用してライニングする場合がライニング装置
を分解せずにそのままマンホ−ルから吊り降ろすことが
できる。この場合には、ライニング装置が軽量になるか
ら、側部ガイド部7a,7bのベロ−ズ27の代りに圧
縮ばねを使用しても良い。
【0034】また、上記実施例においてライニング装置
1に位置検出センサや姿勢制御部を設け、ライニング装
置1を自走車で移動することにより自動的にライニング
することもできる。
1に位置検出センサや姿勢制御部を設け、ライニング装
置1を自走車で移動することにより自動的にライニング
することもできる。
【0035】また上記実施例は下水管の取付管の接続部
を内張り材でライニングする場合について説明したが、
上水道管や送油管等の分岐管の接続部をライニングする
ときにも同様に適用することができる。
を内張り材でライニングする場合について説明したが、
上水道管や送油管等の分岐管の接続部をライニングする
ときにも同様に適用することができる。
【0036】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、内張り
材を収納したライニング装置を下部ガイド部の前後左右
に移動自在である方向自在ロ−ラで案内しながら本管内
を移動するから、重量があるライニング装置を取付管の
本管接続部に簡単に移動することができるとともに、取
付管に対する位置決めを容易に行うことができ、施工時
間を短縮することができる。
材を収納したライニング装置を下部ガイド部の前後左右
に移動自在である方向自在ロ−ラで案内しながら本管内
を移動するから、重量があるライニング装置を取付管の
本管接続部に簡単に移動することができるとともに、取
付管に対する位置決めを容易に行うことができ、施工時
間を短縮することができる。
【0037】また、ライニング装置を取付管に対して位
置決めしてから側部ガイド部の弾性隔壁内に加圧空気を
送って弾性隔壁を伸ばし、側部ガイド部の方向自在ロ−
ラを本管に圧接することにより、ライニング装置を確実
に本管に固定することができる。
置決めしてから側部ガイド部の弾性隔壁内に加圧空気を
送って弾性隔壁を伸ばし、側部ガイド部の方向自在ロ−
ラを本管に圧接することにより、ライニング装置を確実
に本管に固定することができる。
【0038】また、下部ガイド部の弾性隔壁内に加圧空
気を送って収納筒を上昇させることにより、内張り材の
鍔を取付管の本管接続部に確実に圧接することができ
る。この内張り材の鍔を本管接続部に圧接すときに、内
張り材の鍔を非接着性のゴム板からなる内接板とクッシ
ョン部を介して押すことにより、本管接続部の形状に倣
って内張り材の鍔を密着させとともに、内張り材の鍔を
一定の力で押すことができ、内張り材の鍔から含浸した
熱硬化性樹脂がはみでることを防止することができる。
気を送って収納筒を上昇させることにより、内張り材の
鍔を取付管の本管接続部に確実に圧接することができ
る。この内張り材の鍔を本管接続部に圧接すときに、内
張り材の鍔を非接着性のゴム板からなる内接板とクッシ
ョン部を介して押すことにより、本管接続部の形状に倣
って内張り材の鍔を密着させとともに、内張り材の鍔を
一定の力で押すことができ、内張り材の鍔から含浸した
熱硬化性樹脂がはみでることを防止することができる。
【0039】さらに、収納筒内に加熱加圧流体を供給し
てインナチュ−ブを反転させて内張り材を取付管内に反
転挿入するから、取付管と内張り材の間に空気や水等を
巻き込むことなしに内張り材を取付管内面に密着させる
ことができる。
てインナチュ−ブを反転させて内張り材を取付管内に反
転挿入するから、取付管と内張り材の間に空気や水等を
巻き込むことなしに内張り材を取付管内面に密着させる
ことができる。
【0040】また、インナチュ−ブと押え部の内接板が
非接着性であるから、加熱硬化した内張り材を取付管接
続部から剥離することなしに内張り材からインナチュ−
ブと内接板を引き剥がすことができる。
非接着性であるから、加熱硬化した内張り材を取付管接
続部から剥離することなしに内張り材からインナチュ−
ブと内接板を引き剥がすことができる。
【0041】また、宅地や企業敷地に入ることなしに本
管側からのみでライニングすることができるから、いか
なる場所でも支障なしに施工を行うことができる。
管側からのみでライニングすることができるから、いか
なる場所でも支障なしに施工を行うことができる。
【0042】さらに、ライニング装置を本体部と下部ガ
イド部と1対の側部ガイド部とを着脱自在にすることに
より、大型のライニング装置を分解して狭いマンホ−ル
から挿入することができるから、中口径や大口径の本管
に取り付けられた取付管にも簡単に内張り材をライニン
グすることができる。
イド部と1対の側部ガイド部とを着脱自在にすることに
より、大型のライニング装置を分解して狭いマンホ−ル
から挿入することができるから、中口径や大口径の本管
に取り付けられた取付管にも簡単に内張り材をライニン
グすることができる。
【図1】この発明の実施例に係るライニング装置を示す
正面図である。
正面図である。
【図2】上記ライニング装置の側面図である。
【図3】上記ライニング装置の側面断面図である。
【図4】インナチュ−ブを示す斜視図である。
【図5】内張り材を示す斜視図である。
【図6】ライニング装置の移動工程を示す断面図であ
る。
る。
【図7】ライニング装置を固定した状態を示す断面図で
ある。
ある。
【図8】内張り材の反転挿入工程を示す断面図である。
【図9】内張り材の加熱硬化工程を示す断面図である。
1 ライニング装置 2 本管 3 取付管 4 本管接続部 5 本体部 6 下部ガイド部 7a,7b 側部ガイド部 8 収納筒 9 支持枠 10 押え部 11 インナチュ−ブ 13 温水供給ホ−ス 15 温水排出ホ−ス 18 内接板 19 クッション部 20 押え板 21 方向自在ロ−ラ 23 ベロ−ズ 24 空気ホ−ス 26 方向自在ロ−ラ 27 ベロ−ズ 30 マンホ−ル 31 温水発生装置 32 エアコンプレッサ
Claims (3)
- 【請求項1】 下端部が密封され、上端に開口部を有
し、側方に温水循環ホ−スを滑動させる継手を有する収
納筒と、収納筒を案内する複数のガイドロ−ラを有する
支持部と、取付管の本管接続部の口径,形状に合わせた
貫通孔を有し本管内径の曲率に応じた曲率を有する非接
着性のゴム板からなる内接板と多孔質の弾性部材からな
るクッション部と内接板とほぼ平行な曲面を有する押え
板とを一体化し収納筒の上端開口部に固定した押え部
と、先端に鍔を有し後端部が密封された非接着性のゴム
チュ−ブからなり、後端部を収納筒の側部継手から挿入
された温水循環ホ−スの先端開口部に連結されたインナ
チュ−ブと、本体部の下部に取り付けられ、方向自在ロ
−ラと弾性隔壁とを有する下部ガイド部と、本体部の左
右側部上方にそれぞれ取り付けられ、方向自在ロ−ラと
弾性隔壁とを有する1対の側部ガイド部とを備えたこと
を特徴とするライニング装置。 - 【請求項2】 本体部と下部ガイド部と1対の側部ガイ
ド部が着脱自在であるか又は一体化した本体部と下部ガ
イド部に対して1対の側部ガイド部が着脱自在である請
求項1記載のライニング装置。 - 【請求項3】 上記ライニング装置を使用したライニン
グ工法であって、鍔を有し熱硬化性樹脂を含浸したフェ
ルトからなる内張り材の鍔を押え部の内接板にインナチ
ュ−ブの鍔を介して押し当てながらインナチュ−ブ内に
挿入し、下部ガイド部の方向自在ロ−ラで案内しながら
取付管の本管接続部に移動して取付管に位置合わせをし
てから側部ガイド部の弾性隔壁内に加圧空気を送ってラ
イニング装置を固定した後、下部ガイド部の弾性隔壁内
に加圧空気を送って収納筒を上昇させて内張り材の鍔を
取付管の本管接続部に圧接し、収納筒内に温水循環ホ−
スを介して加熱加圧流体を供給して内張り材を取付管内
に反転挿入し、加熱加圧流体の温度と圧力を保持して反
転した内張り材を加熱硬化させた後、インナチュ−ブを
収納筒内に引き込み、収納筒を下降させることを特徴と
するライニング工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3347627A JP2977980B2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | ライニング装置及びライニング工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3347627A JP2977980B2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | ライニング装置及びライニング工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05154916A true JPH05154916A (ja) | 1993-06-22 |
JP2977980B2 JP2977980B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=18391503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3347627A Expired - Fee Related JP2977980B2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | ライニング装置及びライニング工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2977980B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5750563A (en) * | 1993-10-28 | 1998-05-12 | Sansho Seiyaku Co., Ltd. | Preparation for epidermis |
JP2006123547A (ja) * | 2004-10-27 | 2006-05-18 | Shonan Plastic Mfg Co Ltd | 枝管ライニング材及び枝管ライニング工法 |
KR100664973B1 (ko) * | 2006-08-22 | 2007-01-04 | 덕산건설 주식회사 | 콘크리트 상·하수관용 차륜장치 |
JP2008254367A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Ashimori Ind Co Ltd | 管路更生工法 |
KR102038833B1 (ko) * | 2018-07-25 | 2019-10-31 | (주)우신이엔지 | 압력 조절 기능을 갖는 폴딩형 차단 장치 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108547827B (zh) * | 2018-06-29 | 2020-04-10 | 北京精密机电控制设备研究所 | 一种内置气液混合缓冲缩回型高速气缸 |
-
1991
- 1991-12-04 JP JP3347627A patent/JP2977980B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5750563A (en) * | 1993-10-28 | 1998-05-12 | Sansho Seiyaku Co., Ltd. | Preparation for epidermis |
JP2006123547A (ja) * | 2004-10-27 | 2006-05-18 | Shonan Plastic Mfg Co Ltd | 枝管ライニング材及び枝管ライニング工法 |
KR100664973B1 (ko) * | 2006-08-22 | 2007-01-04 | 덕산건설 주식회사 | 콘크리트 상·하수관용 차륜장치 |
JP2008254367A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Ashimori Ind Co Ltd | 管路更生工法 |
KR102038833B1 (ko) * | 2018-07-25 | 2019-10-31 | (주)우신이엔지 | 압력 조절 기능을 갖는 폴딩형 차단 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2977980B2 (ja) | 1999-11-15 |
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