JPH05154677A - 立体薄板構造体の溶接方法及びその装置 - Google Patents

立体薄板構造体の溶接方法及びその装置

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JPH05154677A
JPH05154677A JP3348914A JP34891491A JPH05154677A JP H05154677 A JPH05154677 A JP H05154677A JP 3348914 A JP3348914 A JP 3348914A JP 34891491 A JP34891491 A JP 34891491A JP H05154677 A JPH05154677 A JP H05154677A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型、軽量の溶接ヘッドを用いて立体薄板構
造体の薄板を高速でレーザー溶接できる溶接方法とその
装置を提供する。 【構成】 ロボットのハンド3にレーザー溶接ヘッド4
を装着し、ヨウ素レーザーのレーザー光発生装置1から
溶接ヘッド4へファイバー導光によりレーザー光を導入
し、溶接ヘッド4に固定に設けたローラユニット5の少
なくとも1対のローラ18、19で2枚の薄板11の接
合フランジ13を挟圧しつつ、溶接へ4とローラユニッ
ト5を同期移動させて両接合フランジ13を溶接接合す
る。溶接ヘッド4に切断ヘッドを併設して、溶接後不要
の接合フランジ13部分を切断して除去することも出来
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、立体薄板構造体の薄板
の溶接方法及びその装置、特に光ファイバーで導光され
るレーザー光を受ける溶接ヘッドにより薄板を溶接接合
する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車や家電製品等の立体薄板構
造体における薄板の端部を溶接接合する技術としてはス
ポット溶接が多用されているが、このスポット溶接技術
は、1対の電極の一方を他方に対して移動自在に設け、
両電極間に薄板を挟んだ状態で、通電してジュール熱を
熱源として薄板を溶接する技術である。ところで、最
近、レーザー光を熱源として溶接するレーザー溶接技術
が実用化されつつあり、例えば実開昭60−71490
号公報には、自動車の燃料タンクなどの1対の薄板の端
部にV型の接合フランジ部を形成し、それら接合フラン
ジ部を挟圧する1対のローラを溶接ヘッドに設け、両接
合フランジ部を1対のローラで挟圧しながら、両接合フ
ランジ部の突き合わせ部に薄板に対して直交する方向か
らレーザー光を出射させて突き合わせ溶接する技術が記
載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記スポット溶接によ
る溶接技術では、所定間隔毎にスポット的に溶接するた
め、接合強度・剛性に劣ること、その結果薄板の板厚を
大きくする必要があること、スポット径が大きいため接
合フランジ部の幅を大きくする必要があり重量増となる
こと、スポット溶接器のヘッドがかなり大型で重いため
狭隘部へのアプローチが困難で且つスポット溶接器を取
りつけるロボットとして大型のロボットが必要となるこ
と、電極の消耗時には交換の必要があること、などの問
題がある。
【0004】一方、レーザー光による溶接も実用化され
ているが、立体薄板構造体の薄板などを能率よく溶接す
る為には、1kw以上のレーザー光出力が必要である
が、このような高出力のレーザーとしては、CO2 レー
ザー、YAGレーザー、本願出願人が実用化したヨウ素
レーザー等が公知である。しかし、CO2 レーザー等の
レーザー光は、光ファイバーで導光出来ないため使用上
種々の制約があり、立体薄板構造体の薄板など溶接に適
用するのが難しく、YAGレーザーは細径光ファイバー
使用の面で難点があるが、ヨウ素レーザーは細径光ファ
イバーによるファイバー導光及び高出力化が可能で、立
体薄板構造体の薄板の溶接に適している。従来のレーザ
ー溶接技術では、ミラー導光によるレーザー光を活用し
ていた関係上、ミラー導光系と溶接ヘッドが大型化、複
雑化し、溶接ロボットに装着して自動溶接することは殆
ど困難であった。更に、前記公報に記載のレーザー溶接
技術では、溶接ヘッドがファイバー導光方式の溶接ヘッ
ドでないため前記同様の問題があり、しかも薄板端部の
接合フランジ部を突き合わせ溶接するため両接合フラン
ジ部間に隙間がある場合には溶接品質が低下すること、
溶接対象部位が線状であるため、溶接ヘッドの位置決め
精度を高めることが必要であること、などの問題があ
る。本発明の目的は、小型、軽量の溶接ヘッドを用いて
立体薄板構造体の薄板を高速でレーザー溶接できる溶接
方法と溶接装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る立体薄板
構造体の溶接方法は、立体薄板構造体の2枚の薄板の端
部を重ね合わせた状態で、これら両薄板の端部を溶接接
合する方法において、レーザー光発生器から光ファイバ
ーで導光されるレーザー光を受ける溶接ヘッドと、その
溶接ヘッドの近くに設けられた少なくとも1対の相対向
するローラを用い、両薄板の端部を相対向するローラで
挟圧した状態で、溶接ヘッドとローラとを両薄板の端部
に沿って同期移動させながら、溶接ヘッドからレーザー
光を両薄板端部の板厚方向に出射して連続的に溶接する
ことを特徴とするものである。
【0006】請求項2に係る立体薄板構造体の溶接方法
は、請求項1に記載の方法において、前記両薄板の少な
くとも一方を折り曲げて接合フランジを形成し、これを
重ね合わせて溶接することを特徴とするものである。
【0007】請求項3に係る立体薄板構造体の溶接方法
は、請求項1に記載の方法において、前記溶接の後で、
溶接接合部を残して両薄板の端部を切断することを特徴
とするものである。
【0008】請求項4に係る立体薄板構造体の溶接方法
は、請求項1に記載の方法において、前記溶接ヘッドの
近くに溶接ヘッドに対して固定的に設けられた切断ヘッ
ドであって、レーザー光発生器からファイバー導光され
るレーザー光をうける切断ヘッドを用い、前記溶接と同
時に溶接接合部を残して両薄板の端部を切断することを
特徴とするものである。
【0009】請求項5に係る立体薄板構造体の溶接装置
は、立体薄板構造体の2枚の薄板の端部を重ね合わせた
状態で、これら両薄板の端部を溶接接合する溶接装置に
おいて、レーザー光発生器から光ファイバーで導光され
るレーザー光を受けて両薄板の端部の板厚方向にレーザ
ー光を出射する溶接ヘッドと、その溶接ヘッドの近くに
溶接ヘッドに対して固定的に設けられ両薄板の端部を挟
圧する為の少なくとも1対の相対向するローラとを備え
たことを特徴とするものである。
【0010】請求項6に係る立体薄板構造体の溶接装置
は、請求項5の装置において、前記溶接ヘッドは、両薄
板の端部に対して略垂直方向からレーザー光を出射する
ように構成されたことを特徴とするものである。
【0011】請求項7に係る立体薄板構造体の溶接装置
は、請求項5の装置において、前記溶接ヘッドは、両薄
板の端部に対してその垂直方向から傾いた斜め方向から
レーザー光を出射するように構成され、前記1対のロー
ラは先端側程大径となる円錐台形で、それらのローラ軸
が相互に交差する方向に向けられていることを特徴とす
るものである。
【0012】請求項8に係る立体薄板構造体の溶接装置
は、請求項5の装置において、前記溶接ヘッドには、そ
れと共通の光ファイバーで導光されるレーザー光を受け
る切断用ヘッドが一体形成されたことを特徴とするもの
である。
【0013】
【作用】請求項1に係る立体薄板構造体の溶接方法にお
いては、立体薄板構造体の2枚の薄板の端部を重ね合わ
せた状態で、これら両薄板の端部を溶接接合する際に、
両薄板の端部を相対向するローラで挟圧した状態で、レ
ーザー光発生器から光ファイバーで導光されるレーザー
光を受ける溶接ヘッドとローラとを両薄板の端部に沿っ
て同期移動させながら、溶接ヘッドからレーザー光を両
薄板端部の板厚方向に出射して連続的に溶接する。レー
ザー光発生器から光ファイバーで導光されるレーザー光
を受ける溶接ヘッドを用いるため、小型・軽量の溶接ヘ
ッドにより高速で溶接接合できる。また、レーザー光を
板厚方向から出射する重ね溶接であるため、溶接ヘッド
位置決め許容範囲が広くなって溶接ヘッドの位置決めが
容易となり高速溶接が可能になる。両薄板の端部を少な
くとも1対のローラで挟圧した状態で溶接するため、溶
接品質を確保できる。
【0014】請求項2に係る立体薄板構造体の溶接方法
においては、基本的に請求項1と同様の作用が得られる
うえ、両薄板の端部の少なくとも一方を折り曲げて接合
フランジを形成し、これを重ね合わせて溶接するため、
広く採用されているこの種の接合フランジを溶接でき、
この溶接方法の適用対象が拡大し、汎用性に優れる。
【0015】請求項3に係る立体薄板構造体の溶接方法
においては、基本的に請求項1と同様の作用が得られる
うえ、前記溶接の後で、溶接接合部を残して両薄板の端
部を切断するため、両薄板の端部の不要部分を除去して
立体薄板構造体の軽量化を図ることができる。
【0016】請求項4に係る立体薄板構造体の溶接方法
においては、基本的に請求項1と同様の作用が得られる
うえ、溶接ヘッドの近くに溶接ヘッドに対して固定的に
設けられ且つレーザー光発生器から光ファイバーで導光
されるレーザー光を受ける切断ヘッドを用い、前記溶接
と同時に溶接接合部を残して両薄板の端部を切断するの
で、1工程で溶接と切断とを行うことが出来るため、作
業能率を高めることができる。
【0017】請求項5に係る立体薄板構造体の溶接装置
においては、立体薄板構造体の2枚の薄板の端部を重ね
合わせた状態で、これら両薄板の端部を溶接接合する際
に、少なくとも1対の相対向するローラで両薄板の端部
を挟圧した状態で、レーザー光発生器から光ファイバー
で導光されるレーザー光を受ける溶接ヘッドからレーザ
ー光を板厚方向に出射してそのレーザー光により溶接す
る。このように、溶接ヘッドは、レーザー光発生器から
光ファイバーで導光されるレーザー光を受けるように構
成されているため、溶接ヘッドを小型・軽量化でき、そ
の結果高速溶接が可能になる。また、レーザー光を板厚
方向から出射するため、溶接ヘッド位置決め許容範囲が
広くなって溶接ヘッドの位置決めが容易となり高速溶接
が可能になる。しかも、両薄板の端部を1対のローラで
挟圧した状態で溶接するため、溶接品質を確保できる。
【0018】請求項6に係る立体薄板構造体の薄板の溶
接装置においては、基本的に請求項5と同様の作用が得
られるうえ、前記溶接ヘッドは、両薄板の端部に対して
略垂直方向からレーザー光を出射するように構成されて
いるため、レーザー光の位置精度が厳しくなく、装置が
簡単になる。
【0019】請求項7に係る立体薄板構造体の溶接装置
においては、基本的に請求項5と同様の作用が得られる
うえ、溶接ヘッドは、両薄板の端部に対してその垂直方
向から傾いた斜め方向からレーザー光を出射するように
構成されているため、両薄板の端部の薄板本体側の基端
部を薄板本体と干渉することなく溶接できる。 しか
も、1対のローラは先端側程大径となる円錐台形で、そ
れらのローラ軸が相互に交差する方向に向けられている
ため、両薄板の端部の薄板本体側の溶接接合される基端
部を挟圧できる。
【0020】請求項8に係る立体薄板構造体の溶接装置
においては、基本的に請求項5と同様の作用が得られる
うえ、溶接ヘッドには、それと共通の光ファイバーで導
光されるレーザー光を受ける切断用ヘッドが一体形成さ
れているので、溶接するのと並行して両薄板の端部を溶
接接合部を残して切断することができる。
【0021】
【発明の効果】前記作用の項で説明したように、次のよ
うな効果が得られる。請求項1に係る立体薄板構造体の
溶接方法によれば、立体薄板構造体の2枚の薄板の端部
を重ね合わせた状態で、これら両薄板の端部を溶接接合
するに当たり、レーザー光発生器から光ファイバーで導
光されるレーザー光を受ける溶接ヘッドを用いるため小
型・軽量の溶接ヘッドにより高速で溶接接合でき、レー
ザー光を板厚方向から出射する重ね溶接であるため溶接
ヘッド位置決め許容範囲が広くなり溶接ヘッドの位置決
めが容易となり高速溶接が可能になり、両薄板の端部を
少なくとも1対のローラで挟圧した状態で溶接するため
溶接品質を確保できる。
【0022】請求項2に係る立体薄板構造体の溶接方法
によれば、基本的に請求項1と同様の効果が得られるう
え、両薄板の端部の少なくとも一方を折り曲げて形成し
た接合フランジを溶接するため、広く採用されているこ
の種の接合フランジを溶接でき、この溶接方法の適用対
象が拡大し、汎用性に優れる。
【0023】請求項3に係る立体薄板構造体の溶接方法
によれば、基本的に請求項1と同様の作用が得られるう
え、溶接の後で溶接接合部を残して両薄板の端部を切断
することで、両薄板の端部の不要部分を除去して立体薄
板構造体の軽量化を図ることができる。
【0024】請求項4に係る立体薄板構造体の溶接方法
によれば、基本的に請求項1と同様の効果が得られるう
え、溶接ヘッドの近くに溶接ヘッドに対して固定的に設
けた切断ヘッドを用い、前記溶接と同時に溶接接合部を
残して両薄板の端部をレーザー光で切断するので、両薄
板の端部の不要部分を除去して立体薄板構造体の軽量化
を図ることができ、1工程で溶接と切断とを行うことが
出来るため生産性を高めることができる。
【0025】請求項5に係る立体薄板構造体の溶接装置
によれば、立体薄板構造体の2枚の薄板の重ね合わせた
端部を溶接接合する溶接装置において、溶接ヘッドは、
レーザー光発生器から光ファイバーでファイバー導光さ
れるレーザー光を受けるように構成されているため、溶
接ヘッドを小型・軽量化でき、その結果高速溶接が可能
になる。また、レーザー光を板厚方向から出射するた
め、溶接ヘッド位置決め許容範囲が広くなって溶接ヘッ
ドの位置決めが容易となり高速溶接が可能になる。しか
も、両薄板の端部を1対のローラで挟圧した状態で溶接
するため、溶接品質を確保できる。
【0026】請求項6に係る立体薄板構造体の溶接装置
によれば、基本的に請求項5と同様の効果が得られるう
え、溶接ヘッドを、両薄板の端部に対して略垂直方向か
らレーザー光を出射するように構成したことで、レーザ
ー光の位置精度が厳しくなく装置が簡単になる。
【0027】請求項7に係る立体薄板構造体の溶接装置
によれば、基本的に請求項5と同様の効果が得られるう
え、溶接ヘッドを、両薄板の端部に対してその垂直方向
から傾いた斜め方向からレーザー光を出射するように構
成したことで、両薄板の端部の薄板本体側の基端部を薄
板本体と干渉することなく溶接でき、しかも、1対のロ
ーラは先端側程大径となる円錐台形で、それらのローラ
軸が相互に交差する方向に向けられているため、両薄板
の端部の薄板本体側の溶接接合される基端部を挟圧で
き、両薄板の端部の幅を大きくする必要がない。
【0028】請求項8に係る立体薄板構造体の溶接装置
によれば、基本的に請求項5と同様の効果が得られるう
え、溶接ヘッドに、それと共通の光ファイバーで導光さ
れるレーザー光を受ける切断用ヘッドを一体形成したこ
とにより、溶接するのと並行して両薄板の端部を溶接接
合部を残して切断することができ、立体薄板構造体の軽
量化を図ることができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。本実施例は、自動車のボディの立体薄板構造
体や家電製品のケーシングの立体薄板構造体の一部を構
成する1対の薄鋼板の端部をレーザー溶接により溶接接
合する溶接技術に発明を適用した場合の一例である。 第1実施例・・・図1〜図2参照 図1、図2に示すように、このレーザー溶接装置は、レ
ーザー光発生装置1と、溶接用多関節ロボットのアーム
2の先端のハンド3に装着された溶接ヘッド4と、この
溶接ヘッド4に一体的に固定されたローラユニット5と
を備えており、レーザー光発生装置1は、励起された活
性酸素中にヨウ素ガスを供給して波長約1.3μmのレ
ーザー光を発生させるヨウ素レーザー発生装置であり、
このレーザー光発生装置1で発生したレーザー光は光フ
ァイバー6により溶接ヘッド4に導光される。但し、レ
ーザー光発生装置1は前記のものに限定されず、YAG
レーザーのレーザー光発生装置を用いることも出来る。
【0030】溶接ヘッド4は、光ファイバー6の先端部
から出射されるレーザー光を平行光に変える第1凸レン
ズ7と、第1凸レンズ7から出た平行なレーザー光を収
束光に変える第2レンズ8と、第2レンズ8から出たレ
ーザー光の方向を約90度方向変換する平面鏡9とをケ
ース10内に収容した構造である。立体薄板構造体の1
対の薄板11の端部には、薄板本体12に対して直角に
折り曲げた接合フランジ13が形成され、両接合フラン
ジ13が対称に重ね合わされ、両接合フランジ13の基
端13aの近傍部がレーザー光で溶接されるが、前記溶
接ヘッド4から出射するレーザー光14は、両接合フラ
ンジ13の上方から板厚直交方向に向けて出射され、両
接合フランジ13が溶融接合される。尚、必要に応じて
溶接のシールドガスとしての例えば加圧アルゴンガスが
ホース25を介してケース10内に供給されてノズル1
0aの先端から噴出し、溶融金属をシールドするように
構成するものとする。
【0031】前記ローラユニット5について説明する
と、フレーム15上端部には環状部16が形成され、こ
の環状部16に溶接ヘッド4を内嵌させてフレーム15
と溶接ヘッド4とが一体的に固定され、フレーム15に
は、溶接ヘッド4の下方において溶接ヘッド4の両側へ
延びる板状のローラ支持部17が設けられ、ローラ支持
部17の両端部の上部には溶接ヘッド4の軸心と平行な
軸に回動自在に固定ローラ18が付設され、固定ローラ
18は溶接ヘッド4で溶接するときに接合フランジ13
の上面を転動する高さ位置に設けられている。更に、上
下1対の接合フランジ13を固定ローラ18と協働して
挟圧する為に、各固定ローラ18に対応する位置におい
てローラ支持部17には固定ローラ18と同方向の軸に
可動ローラ19が設けられ、各可動ローラ19の軸を支
持する軸受け部材20はローラ支持部17の遊嵌穴21
を挿通するとともにピン22を介して回動自在に支持さ
れ、軸受け部材20の反ローラ側端部にはローラ支持部
17に立て向きに付設したエアシリンダ23のロッド2
4の先端部がピン結合され、エアシリンダ23のヘッド
側室に加圧エアを供給すると、可動ローラ19が接合フ
ランジ13の方へ付勢されて固定ローラ18と可動ロー
ラ19とで両接合フランジ13を挟圧し、またその加圧
エアを排出すると、エアシリンダ23のロッド側室のバ
ネの弾性力で可動ローラ19が下方へ約20〜30度揺
動するように構成してある。尚、ローラ18、19は接
地面が中高の太鼓形に形成してもよいし、ローラ18、
19に代わる球体を設けてもよい。
【0032】以上説明したレーザー溶接装置の作用であ
って両接合フランジ13を溶接する方法について説明す
る。両薄板11を図示外の組付け用治具に位置決めして
図示のようにセットした状態において、溶接ヘッド4を
接合フランジ13の一端側へ移動させ、エアシリンダ2
3のエアを開放して各対の固定ローラ18に対して可動
ローラ19を離隔させた状態に保持してロボットのハン
ド3を水平方向から接合フランジ13の方へ移動させて
固定ローラ18と可動ローラ19間に両接合フランジ1
3を相対的に挿入させ、次にエアシリンダ23にエアを
供給して各対の固定ローラ18と可動ローラ19で両接
合フランジ13を挟圧し、この状態でレーザー光発生装
置1から溶接ヘッド4にレーザー光を供給するととも
に、ロボットにより溶接ヘッド4とそれと一体的に固定
されたローラユニット5とを接合フランジ13に沿って
所定速度で移動させながら、レーザー光により両接合フ
ランジ13を連続的に溶融接合する。そして、溶接線の
全長に対して溶接後には、レーザー光の供給を停止し、
エアシリンダ23のエアの供給を開放して、可動ローラ
19を下方へ開いて溶接ヘッド4とローラユニット5を
接合フランジ13から取り外すものとする。尚、図2の
符号25は溶接ビードである。
【0033】前記薄板11は厚さ約0.8〜1.2mm
位の薄板であるため、レーザー光により高速で連続的に
溶接することが出来る。特に、溶接ヘッド4はミラー導
光でなくファイバー導光によりレーザー光を受ける小型
且つ軽量のものであるから、ロボットの負荷が軽く、比
較的小型のロボットを適用できるとともに、高速で溶接
することが出来る。しかも、スポット的な溶接ではな
く、溶接線の全長に亙って連続する連続溶接を施すため
溶接強度に優れ、またレーザー光は局部に集中するため
最小限の溶着で溶接できるから、溶接による残留歪みも
小さい。しかも、溶接進行方向上流側と下流側の2個所
で各対の固定ローラ18と可動ローラ19とで挟圧する
ため、溶着金属の凝固前に両フランジ13が相対移動せ
ず、溶接品質が向上する。
【0034】第2実施例・・・図3参照 本実施例は、前記ローラユニット5に代わるローラユニ
ット5Aを設けた場合の一例であり、溶接ヘッド4自体
の構成は前記と同様であり、前記実施例のものと同様の
ものに同一符号を付して説明を省略する。但し、溶接ヘ
ッド4は、レーザー光を図示のように傾けた状態に出射
するように構成してある。このローラユニット5Aは著
しく小型化されたローラユニットであり、1対の固定ロ
ーラ30と可動ローラ31とを備えたものである。前記
同様に、フレーム32の環状部33に溶接ヘッド4が遊
嵌状に挿入されて1対の角度調節兼固定用ボルト34に
より溶接ヘッド4が環状部33に固定され、溶接ヘッド
4の下方においてフレーム32には固定ローラホルダ3
5と可動ローラホルダ36とが設けられ、固定ローラホ
ルダ35の先端部分にはその下面外に部分的に突出する
小径の固定ローラ30が回転自在に設けられ、また可動
ローラホルダ36の先端部分にはその上面外に部分的に
突出する小径の可動ローラ31が回転自在に設けられ、
可動ローラホルダ36はフレーム32の枢支部37にピ
ン38を介して揺動自在に枢着され、フレーム32の基
端部分には複動エアシリンダ39が倒立状に一体形成さ
れ、そのロッド39aが可動ローラホルダ36の基端部
にピン結合され、エアシリンダ39のロッド側室に加圧
エアを供給すると、可動ローラホルダ36が下方へ開
き、またエアシリンダ39のヘッド側室に加圧エアを供
給すると、可動ローラホルダ36が上方へ付勢されて、
固定ローラ30と可動ローラ31とで両接合フランジ1
3を挟圧するように構成してある。
【0035】この溶接ヘッド4により、溶接を施す場合
にも前記と略同様であるので、溶接方法についての説明
は省略するが、この溶接ヘッド4の場合、フレーム32
に対する溶接ヘッド4の傾きを調節するときには、1対
のボルト34を緩めて、フレーム32に対する溶接ヘッ
ド4の傾きを調節し、再び1対のボルト34を締めつけ
て固定することが出来る。また、固定ローラホルダ35
と可動ローラホルダ36は1対だけ設け、しかもそれら
を極力小型、軽量化してあるため、狭隘な溶接個所に対
しても溶接を行うことができ、ローラユニット5Aが邪
魔になることがなく、ロボットの負荷も軽減される。
【0036】第3実施例・・・図4参照 本実施例は、前記溶接ヘッドとローラユニットの別実施
例を示すもので、レーザー光発生装置1と光ファイバー
6の構成については前記と同様であり、前記実施例のも
のと同様のものに同一符号を付して説明を省略する。溶
接ヘッド4Aは、第1レンズ7と、第2レンズ8と、第
2レンズ8から出た収束光を約45度方向変換する平面
鏡9Aとをケース10A内に収容したもので、溶接ヘッ
ド4Aから出射したレーザー光14は接合フランジ13
Aの上方からフランジ面に対して約45度の角度にて投
射されるが、両接合フランジ13Aの基端部に投射でき
るように、溶接ヘッド4Aからのレーザー光14は、溶
接ヘッド4Aよりも先端方向へ投射される。
【0037】前記接合フランジ13Aの幅を極力小さく
する為に、ローラユニット5Bの固定ローラ40と可動
ローラ41で両接合フランジ13Aの基端部を挟圧でき
るように、固定ローラ40の軸は水平面に対して上方へ
約30度の角度をなすようにフレーム42に付設され、
また可動ローラ41の軸は水平面に対して下方へ約30
度の角度をなすようにフレーム42に付設され、固定ロ
ーラ40も可動ローラ41もその先端側程大径化した円
錐台状に形成され、可動ローラ41の軸の基端部はフレ
ーム42にピン43により結合され、フレーム42に付
設されたエアシリンダ44のロッド44aの先端が可動
ローラ41の軸の途中部にピン結合してある。尚、1対
の固定ローラ40と可動ローラ41とは、溶接ヘッド4
Aの片側近傍部位に配置されている。但し、1対に限ら
ず、2対の固定ローラ40と可動ローラ41とを設けて
もよい。以上説明した溶接ヘッド4Aとローラユニット
5Bによれば、両接合フランジ13Aの基端部を挟圧し
つつその基端部を溶接できるため、両接合フランジ13
Aは予め狭幅に形成され、図示のように溶接接合され
る。尚、溶接方法については、前記実施例と同様である
ので、説明を省略する。
【0038】第3実施例・・・図5、図6参照 本実施例は、前記溶接ヘッドの別実施例を示すもので、
ローラユニットは前記の何れかのものを採用可能であ
り、前記実施例のものと同様のものには同一符号を付し
て説明を省略する。この溶接兼切断ヘッド4Bは、第1
レンズ7と、第1レンズ7から出た平行光を約90度方
向変換し且つ収束光に変換する凹面鏡50と、ガス導入
室51、52を形成する円錐状部材53とをケース57
内に収容した構成であり、ガス導入室51の下端には環
状のガス噴出孔54が形成され、またガス導入室51に
はアルゴンガス供給源からホース55により加圧アルゴ
ンガスが供給され、溶接時にはガス噴出孔54から噴出
するアルゴンガスで溶接部位をガスシールして溶融金属
の酸化を防止するように構成してある。更に、溶接兼切
断ヘッド4Bを切断ヘッドとして活用する為、ガス導入
室52に連通した複数のガス噴出孔56が円錐状部材5
3の下部に形成され、ガス導入室52には酸素ガス供給
源からホース57により加圧酸素ガスが供給可能に構成
され、切断時には、ガス噴出孔56からレーザー光で溶
融された金属の中心部に向けて加圧酸素ガスを噴射する
ことにより切断し得るように構成してある。
【0039】この溶接兼切断ヘッド4Bを用いて溶接す
る際には、溶接兼切断ヘッド4Bを図示のように傾けて
出射したレーザー光14で接合フランジ13の基端部を
溶接することが望ましい。そして、接合フランジ13の
幅が大きく切断の必要のある場合には溶接完了後、溶接
兼切断ヘッド4Bを接合フランジ13の一端側へ移動さ
せるとともにレーザー光14が図示の矢印Aの位置に対
応するように溶接兼切断ヘッド4Bを接合フランジ13
の自由端側へ所定距離移動させた状態において、ガス導
入室52へ酸素ガスを供給し、レーザー光発生装置1か
らのレーザー光14を出射しながら、溶接兼切断ヘッド
4Bを接合フランジ13に沿って移動させることによ
り、例えば矢印Aの位置に沿って切断する。尚、前記実
施例の溶接ヘッド4、4Aでは、ガス導入室51とガス
噴出孔54などは省略してあり、通常の鋼板に対しては
ガスシールドせずに溶接することができるが、板厚が比
較的大きい薄金属板や酸化されやすい金属からなる薄金
属板を溶接する場合には、ガスシールドすることが望ま
しいことから、本実施例のような溶接兼切断ヘッド4B
も必要となる。本実施例の溶接兼切断ヘッド4Bにおい
て、ガス導入室52とガス噴出孔56とホース57を省
略して、溶接専用ヘッドに構成することも有り得る。但
し、前記実施例の溶接ヘッド4、4Aにもガスシールド
用の構成を追加的に設けることも可能である。
【0040】第4実施例・・・図7、図8参照 本実施例は、前記溶接ヘッドの別実施例を示すもので、
ローラユニットは前記の何れかのものを採用可能であ
り、前記実施例のものと同様のものには同一符号を付し
て説明を省略する。この溶接兼切断ヘッド4Cは、第1
レンズ7と、第1レンズ7の上半部から出た平行レーザ
ー光を約90度方向変換し且つ切断用の収束光に変換す
る凹面鏡60と、第1レンズ7の下半部から出た平行レ
ーザー光を約90度方向変換し且つ溶接用の収束光に変
換する凹面鏡61とを備え、溶接兼切断ヘッド4Cの先
端下部には出射した溶接用レーザー光14Aの回りをガ
スシールドする為の加圧アルゴンガスを導入する環状の
ガス導入室62と、出射した切断用レーザー光14Bの
中心部に向けて噴射擦る為の加圧酸素ガスを導入する環
状のガス導入室63とが形成され、ガス導入室62の下
端には環状のガス噴出孔64が形成され、またガス導入
室63の下端には出射した切断用レーザー光14Bで溶
融された溶融金属の中心部に向けて加圧酸素ガスを噴出
する複数の噴射小孔65を設けてある。
【0041】尚、前記切断用レーザー光14Bは、溶接
用レーザー光14Aよりも接合フランジ13の先端(自
由端)に近い位置に出射されるように構成してあリ、ガ
ス導入室62に対してはアルゴンガス供給源よりホース
66を介して加圧アルゴンガスが供給され、またガス導
入室63に対しては酸素ガス供給源よりホース67を介
して加圧酸素ガスが供給される。尚、光ファイバー6A
には溶接用レーザー光14Aと切断用レーザー光14B
とがファイバー導光されるため、光ファイバー6Aはそ
の分大径化されている。以上説明した溶接兼切断ヘッド
4Cによれば、重ね合わせた1対の接合フランジ13を
溶接用レーザー光14Aで溶接しながら、両接合フラン
ジ13の溶接部から所定距離離れた部位を切断用レーザ
ー光14Bで切断することが出来る。
【0042】第5実施例・・・図9参照 本実施例は、前記溶接ヘッドの別実施例を示すもので、
ローラユニットは前記の何れかのものを採用可能であ
り、前記実施例のものと同様のものには同一符号を付し
て説明を省略する。図9は、溶接兼切断ヘッド4Dの横
断平面図を示し、この溶接兼切断ヘッド4Dにおいて
は、出射する溶接用レーザー光14Bと出射する切断用
レーザー光14Cとの間に間隔をあける為に、第1レン
ズ7から出た平行なレーザー光を分岐させるプリズム7
0が設けられ、切断用レーザー光14Cは、プリズム7
0によって溶接進行方向と反対側へ約15度位方向変換
された後凹面鏡71により約45度下方へ方向変換さ
れ、また溶接用レーザー光14Bは、プリズム70によ
って溶接進行方向へ約5度位方向変換された後凹面鏡7
2により約45度下方へ方向変換されるように構成して
ある。このように、接合フランジ13に投射される位置
において溶接用レーザー光14Bと切断用レーザー光1
4C間の間隔を大きくしたので、前記実施例におけるガ
ス導入室62、63を形成するのが容易になる。但し、
溶接ヘッドと切断ヘッドとを独立に構成して両者を所定
の位置関係をもって一体的に固定することも可能であ
る。尚、前記薄板11の接合フランジ13として、薄板
本体12から直角に折り曲げた接合フランジ13の場合
を例として説明したが、2枚の薄板の端部に形成ささる
種々の形状の接合フランジを溶接する場合にも本発明を
同様に適用することが出来る。また、前記溶接ヘッドや
溶接兼切断ヘッドやローラユニットは、実施例のものに
限定されず、前記実施例に開示した技術的思想を逸脱し
ない範囲において種々の変更や補助的な諸部材を付加し
た形態で実施することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】立体薄板構造体の溶接装置の全体構成図であ
る。
【図2】図1の2−2線断平面図である。
【図3】別実施例に係る溶接ヘッドとローラユニットの
側面図である。
【図4】別実施例に係る溶接ヘッドとローラユニットの
縦断側面図である。
【図5】別実施例に係る溶接兼切断ヘッドの縦断側面図
である。
【図6】図5の6−6矢視図である。
【図7】別実施例に係る溶接兼切断ヘッドの縦断側面図
である。
【図8】図7の溶接兼切断ヘッドの底面図である。
【図9】別実施例に係る溶接兼切断ヘッドの横断平面図
である。
【符号の説明】
1 レーザー光発生装置 4、4A 溶接ヘッド 4B、4C、4D 溶接兼切断ヘッド 6 光ファイバー 11 薄板 12 薄板本体 13 接合フランジ 18、30、40 固定ローラ 19、31、41 可動ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野間口 幸宏 東京都港区浜松町2丁目4番1号 世界貿 易センタービル 川崎重工業株式会社東京 本社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立体薄板構造体の2枚の薄板の端部を重
    ね合わせた状態で、これら両薄板の端部を溶接接合する
    方法において、 レーザー光発生器から光ファイバーで導光されるレーザ
    ー光を受ける溶接ヘッドと、その溶接ヘッドの近くに設
    けられた少なくとも1対の相対向するローラを用い、両
    薄板の端部を相対向するローラで挟圧した状態で、溶接
    ヘッドとローラとを両薄板の端部に沿って同期移動させ
    ながら、溶接ヘッドからレーザー光を両薄板端部の板厚
    方向に出射して連続的に溶接することを特徴とする立体
    薄板構造体の溶接方法。
  2. 【請求項2】 前記両薄板の端部の少なくとも一方を折
    り曲げて接合フランジを形成し、これを重ね合わせて溶
    接することを特徴とする請求項1に記載の立体薄板構造
    体の溶接方法。
  3. 【請求項3】 前記溶接の後で、溶接接合部を残して両
    薄板の端部を切断することを特徴とする請求項1に記載
    の立体薄板構造体の溶接方法。
  4. 【請求項4】 前記溶接ヘッドの近くに溶接ヘッドに対
    して固定的に設けられた切断ヘッドであって、レーザー
    光発生器からファイバー導光されるレーザー光をうける
    切断ヘッドを用い、前記溶接と同時に溶接接合部を残し
    て両薄板の端部を切断することを特徴とする請求項1に
    記載の立体薄板構造体の薄板の溶接方法。
  5. 【請求項5】 立体薄板構造体の2枚の薄板の端部を重
    ね合わせた状態で、これら両薄板の端部を溶接接合する
    溶接装置において、 レーザー光発生器から光ファイバーで導光されるレーザ
    ー光を受けて両薄板の端部の板厚方向にレーザー光を出
    射する溶接ヘッドと、その溶接ヘッドの近くに溶接ヘッ
    ドに対して固定的に設けられ両薄板の端部を挟圧する為
    の少なくとも1対の相対向するローラとを備えたことを
    特徴とする立体薄板構造体の溶接装置。
  6. 【請求項6】 前記溶接ヘッドは、両薄板の端部に対し
    て略垂直方向からレーザー光を出射するように構成され
    たことを特徴とする請求項5に記載の立体薄板構造体の
    溶接装置。
  7. 【請求項7】 前記溶接ヘッドは、両薄板の端部に対し
    てその垂直方向から傾いた斜め方向からレーザー光を出
    射するように構成され、前記1対のローラは先端側程大
    径となる円錐台形で、それらのローラ軸が相互に交差す
    る方向に向けられていることを特徴とする請求項5に記
    載の立体薄板構造体の溶接装置。
  8. 【請求項8】 前記溶接ヘッドには、それと共通の光フ
    ァイバーで導光されるレーザー光を受ける切断用ヘッド
    が一体形成されたことを特徴とする請求項5に記載の立
    体薄板構造体の溶接装置。
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