JP4552647B2 - レーザブレージング加工装置 - Google Patents

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本発明は、重ね合わせた二枚の母材のうち一方の母材と他方の母材の端部とのなす内隅部を加工点として、この加工点に例えばワイヤ状の溶加材を供給しながらレーザ光を照射してブレージングビードを形成し、もって母材同士を重ね継手の形態で接合するようにしたレーザブレージング加工装置に関するものである。
自動車の車体構造として、オール鋼板製の車体に代わり、軽量化の観点から車体構成要素である一部のパネルをアルミニウム合金等の非鉄金属パネルに置換することが試みられている。
このような車体構造では、例えば亜鉛めっき鋼板製のパネルと非鉄金属材料であるアルミニウム合金製のパネルとの組み合わせのようにいわゆる異種金属材料同士の接合となるため、特許文献1,2に記載のように、多くの場合にすみ肉溶接と同等の手法により重ね継手の形態でレーザブレージング(ろう付け)加工をもって接合することが行われる。
特許第3555612号公報(図1,2) 特開2003−205382号公報(図1)
上記のような従来の技術では、レーザブレージング工法そのものが母材上の加工点にワイヤ状の溶加材を供給する一方で、同時にレーザ加工ヘッドからレーザ光を照射するものであるのに加えて、実際には母材同士の隙間を加圧矯正する隙間矯正機構や、加工点となるべきパネル重合部の内隅部とレーザ光の照射位置とを合致させるいわゆるトラッキング機構等を付帯させる必要があり、レーザ加工ヘッド周りの構造が複雑且つ錯綜化することとなって好ましくない。
特に隙間矯正機構とトラッキング機構とでは位置規制する方向が互いに異なる(隙間矯正機構による矯正方向が母材同士の重合方向であるのに対して、トラッキング機構による位置規制方向は母材の面に沿った方法となる)ことから、両機構を両立させることが困難となって例えば自動化された量産設備として成立しない可能性があるばかりでなく、場合によってはいずれか一方の機構を犠牲にせざるを得なくなることがある。
また、ブレージングに先立って、接合面のいわゆるぬれ性確保のために母材に予めフラックスを塗布しておく必要があることから、工程数の増加に加えて事前塗布のためにフラックスの塗布面積も大きくならざるを得ず、コストアップを招くおそれがあった。
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、とりわけレーザ加工ヘッド周りの構造のコンパクト化と簡素化を図り、レーザブレージング加工設備として効率良くレーザブレージング加工を行えるようにしたレーザブレージング加工装置を提供しようとするものである。
請求項1に記載の発明は、重ね合わせた二枚の母材のうち一方の母材と他方の母材の端部とのなす内隅部を加工点として、この加工点に溶加材を供給しながらレーザ加工ヘッドからレーザ光を照射してブレージングビードを形成し、もって母材同士を重ね継手の形態で接合するようにしたレーザブレージング加工装置であることを前提とする。
その上で、上記加工点よりも接合進行方向前方側において接合線を挟んでその両側の母材にまたがるガイド部材をレーザ加工ヘッドに設け、このガイド部材が加工点にフラックスを塗布するフラックスノズルを兼ねているとともに、上記ガイド部材には、他方の母材の端部に予め形成したフランジ部を受容可能なガイドスロット部とともに、加工点となるべき内隅部に向けてフラックスを吐出するフラックス吐出口を上記ガイドスロット部に臨むように開口形成してあり、上記ガイドスロット部にてフランジ部を受容することで、ガイド部材をそのフランジ部に倣わせるようにしてレーザ加工ヘッドとともに移動させながら、当該ガイド部材をもって加工点での母材同士の隙間を加圧矯正する一方、上記フラックスノズルを兼ねているガイド部材をもって加工点となるべき内隅部にフラックスを塗布するようにしたことを特徴とする。
レーザ加工ヘッドそのものは、例えば多関節型等のロボットのロボットアームに持たせておき、ロボットの自律動作により所定の移動軌跡に沿って移動させるものとする。
上記ガイド部材は、例えば請求項2に記載のように、その一端面を加圧面とするピン状のものであるものとする。
あるいは、請求項3に記載のように、上記ガイド部材は、その一端面を加圧面とする加圧ピンと回転可能なガイドローラとを所定距離隔てて並設することにより形成されていて、それらの加圧ピンとガイドローラとのなす間隙が、他方の母材の端部に予め形成したフランジ部を受容可能なガイドスロット部となっているとともに、ガイドローラには加工点となるべき内隅部に向けてフラックスを吐出するフラックス吐出口が上記ガイドスロット部に臨むように開口形成されていることにより、上記ガイド部材が加工点にフラックスを塗布するフラックスノズルを兼ねていても良い。
同様に、請求項4に記載のように、上記ガイド部材は、その円筒外周面を加圧面とするローラ状のものとして形成されているとともに、加工点にフラックスを塗布するフラックスノズルを兼ねていて、そのガイド部材の円筒外周面には、他方の母材の端部に予め形成したフランジ部を受容可能なガイドスロット部を形成してあるとともに、加工点となるべき内隅部に向けてフラックスを吐出するフラックス吐出口が上記ガイドスロット部に臨むように開口形成されていても良い。
したがって、少なくとも請求項1に記載の発明では、レーザ加工ヘッドに付帯させたガイド部材を他方の母材の端部に倣わせるようにしてレーザ加工ヘッドとともに移動させることで、加工点となるべき母材同士の内隅部とレーザ光とが常に一致するようになり、いわゆるトラッキング機構としての機能を発揮することになる。
しかも、ガイド部材は他方の母材の端部に倣うようにして移動しながらも、同時に母材同士を重合方向に加圧して加工点での母材同士の隙間を加圧矯正して、先に述べたトラッキング機構としての機能を発揮することになる。
このように、ガイド部材が実質的に隙間矯正機構としての機能とトラッキング機構としての機能を併せ持つことにより、両機構を併存させる必要がなくなり、レーザ加工ヘッド周りの簡素化が図れるようになる。
請求項1に記載の発明によれば、ガイド部材が、加工点となるべき母材同士の内隅部とレーザ光とを常に一致させる機能と、母材同士の隙間矯正機能とを発揮することから、従来のように独立した双方の機構を併存させる必要がなくなって、レーザ加工ヘッド周りの構造のコンパクト化と簡素化が図れるほか、レーザブレージング加工設備として効率良くレーザブレージング加工を行えるようになる。
図1〜4は本発明に係るレーザブレージング加工装置のより具体的な実施の形態を示す図であり、特に図1,2はその全体の概略説明図であって、図2は図1の左側面図を、図3,4は図1,2の要部の詳細をそれぞれ示している。そして、本実施の形態では、異材質の母材同士をブレージング接合する場合、すなわち例えば亜鉛めっき鋼板である下側のパネルW1と非鉄金属材料であるアルミニウム合金板製の上側のパネルW2とをそれぞれ母材として重ね継手の形態でブレージング接合する場合の例を示している。
その上で、後述するように、上側のパネルW2の端部にはフランジ部Fが予め直立姿勢にて曲折成形されている(図4参照)ことから、そのフランジ部Fと下側のパネルW1とのなす内隅部Rを加工点Pとしてブレージングを施すことになる。なお、フランジ部Fの角度はパネルW2に対して垂直にするのが好ましいが、パネルW2に対して一定角度を保てれば所定角度傾斜していてもかまわない。
図1,2に示すように、多関節型の産業用ロボット(以下、単に「ロボット」と言う)のロボットアーム1のリスト部1aには取付ブラケット3を介してレーザ加工ヘッド4が装着されている。レーザ加工ヘッド4にはレーザ発振器5にて励起増幅されたレーザ光Lが光ファイバーケーブル6を介して導入されて、内部の光学系を経た上でそのレーザ光Lは被溶接部材であるパネルW1,W2上の加工点(レーザ光照射位置)Pに対して集光・照射される。
レーザ加工ヘッド4にはブラケット7を介してガイド部材2としての円柱状の加圧ピン8が装着されている。この加圧ピン8は加工点Pよりもわずかに接合進行方向前方側に位置し、且つ平面視にて接合線(フランジ部F)を挟んでその両側のパネルW1,W2にまたがるように設定されている(図3参照)。そして、パネルW1,W2をその重合方向に加圧して加工点Pにおける両者の隙間Gを矯正する役目をするもので、加圧ピン8は後述するようにロボットの自律動作によりレーザ加工ヘッド4とともに移動することになる。つまり、加圧ピン8にて加圧矯正した部位を追いかけるようにしてレーザ光Lが照射されて、順次レーザブレージング加工が施されることになる。
また、レーザ加工ヘッド4が装着された取付ブラケット3には補助ブラケット9を介してワイヤノズル10が装着されており、このワイヤノズル10は加工点P方向を指向しているとともに、ワイヤノズル10にはコンジットチューブ11を介して溶加材供給手段としてのワイヤ供給装置12から溶加材ワイヤ(ろう材)13が供給されるようになっている。なお、ワイヤ供給装置12は、周知のように所定直径の溶加材ワイヤ13が巻回されたワイヤリール14から溶加材ワイヤ13を繰り出しながらワイヤノズル10側に連続供給する機能を有している。
そして、パネルW1,W2を固定側、レーザ加工ヘッド4や加圧ピン8およびワイヤノズル10等を可動側とした場合、レーザ加工ヘッド4等の移動に基づくレーザブレージングの進行に併せて加工点Pに溶加材ワイヤ13が所定速度で連続供給される。これによりパネルW1,W2同士がブレージングされることになる。
ここで、上記加圧ピン8は、図3,4に示すように、パネルW1,W2同士をその重合方向に加圧矯正する機能を有しているだけでなく、加工点PとなるパネルW1,W2同士の内隅部Rとレーザ光照射位置Pとを合致させるための位置規制ピンを兼ねているとともに、レーザ光照射によるブレージングに先立って上記内隅部Rにいわゆる接合面のぬれ性確保のためにフラックスfを塗布するフラックスノズルを兼ねている。円柱状の加圧ピン8には、図3に示すようにガイドスロット部として先端がスカート状に拡開したスリット状のパネルガイド溝15が形成されていて、このパネルガイド溝15にて上側のパネルW1のフランジ部Fを受容することになる。
また、加圧ピン8にはその軸心方向に沿ってフラックス導入通路16が形成されていて、そのフラックス導入通路16の末端のフラックス吐出口17がパネルガイド溝15の下端に開口している。そして、フラックス導入通路16はフラックス供給パイプ18を介して図1のフラックス供給装置19に接続されており、フラックス供給装置19は例えば液状のフラックスfをフラックス吐出口17側に供給することになる。
なお、レーザブレージングによって、予め塗布したフラックスfが活性化する際に一部が気化することから、その対策として図1に示すように排気装置20を併用することもある。
このように構成されたレーザブレージング加工装置によれば、図1,3に示すように、加圧ピン8のパネルガイド溝15にて上側のパネルw2のフランジ部Fを受容するように両者を係合させるとともに、所定の加圧力をもって双方のパネルW1,W2同士を加圧矯正した上で、互いに重ね合わせた上下のパネルW1,W2に対して、取付ブラケット3を母体として集約したレーザ加工ヘッド4や加圧ピン8およびワイヤノズル10等をロボットの自律動作により所定の軌跡に沿って移動させる。同時に、図3のフラックス吐出口17からフラックスfを吐出させるとともに、加工点Pとなるべき内隅部Rにレーザ光Lを照射しながら同部位に対して溶加材ワイヤ13を供給する。なお、加圧ピン8は着座面8aをもって上側のパネルW2に圧接するのに対して、下側のパネルW1との間には所定の隙間gが確保されるように設定されていて、加圧ピン8は下側のパネルW1には直接接触しない。
これにより、レーザ光Lの照射に先行する加圧ピン8によって先ずパネルW1,W2同士が加圧矯正され、同時にフラックス吐出口17からのフラックスfの吐出によりそのフラックスfが塗布された上で、図4に示すように加工点PであるパネルW1,W2同士の内隅部Rに溶加材ワイヤ13が溶融したものがいわゆるぬれ拡がるように盛られてブレージングビードBと化することでブレージングが施されることになる。
その際に、加圧ピン8にてパネルW1,W2同士を加圧矯正することで必要十分な接合強度が得られるとともに、フランジ部Fをパネルガイド溝15にて受容している加圧ピン8がそのフランジ部Fに倣うようにして移動することで、フランジ部Fとレーザ加工ヘッド4の水平方向での相対位置決めがなされることから、加圧矯正位置や加工点Pであるレーザ光照射位置が常に内隅部Rに一致し、蛇行等のない滑らかなブレージングビードBをもって接合を行うことができることになる。
また、上記の内隅部Rに近接しているフラックス吐出口17から直接フラックスfが塗布されることから、フラックスfの塗布範囲も必要最小限の範囲で済み、コスト的に有利になるとともに、後工程での余剰のフラックスfの拭き取り作業も不要となる。
図5,6は本発明の第2の実施の形態を示し、ガイド部材2の別の例を示している。
この第2の実施の形態では、図5に示すように、近接配置した円柱状の加圧ピン21とガイドローラ22をもってガイド部材2を形成してあり、同時に両者のなす対向間隙をもってパネルW2側のフランジ部Fを受容するためのガイドスロット部たるパネルガイド溝23を形成している。なお、加圧ピン21の先端の根元部には切欠部21aを形成してある。
一方、ガイドローラ22は、図5のほか図6に示すように、垂直な段付き軸状の回転軸24にローラ本体25を回転可能に装着したものであり、回転軸24の先端の大径軸部26にはパネルW1,W2同士のなす内隅部Rを指向するフラックス吐出口27を形成してあるとともに、そのフラックス吐出口27は、先の第1の実施の形態と同様にフラックス導入通路16およびフラックス導入パイプ18を介して図1のフラックス供給装置19に接続されている。
したがって、この第2の実施の形態によれば、加圧ピン21とガイドローラ22との組み合わせをもって初めて図3に示した加圧ピン8と同等のはたらきをすることになり、レーザ光Lの照射に先行する加圧ピン21によって先ずパネルW1,W2同士が加圧矯正され、同時にフラックス吐出口27からのフラックスfの吐出によりそのフラックスfが塗布された上で、図4に示すように加工点PであるパネルW1,W2同士の内隅部Rに溶加材ワイヤ13が溶融したものがいわゆるぬれ拡がるように盛られてブレージングビードBと化することでブレージングが施されることになる。なお、図5の加圧ピン21はその着座面21bをもって上側のパネルW2に圧接するのに対して、ガイドローラ22は下側のパネルW1との間には図3と同様に所定の隙間gが確保されるように設定されていて、ガイドローラ22は下側のパネルW1には直接接触しない。
その際に、加圧ピン21にてパネルW1,W2同士を加圧矯正することで必要十分な接合強度が得られるとともに、フランジ部Fをパネルガイド溝23にて受容している加圧ピン21とガイドローラ22がローラ本体25の回転を伴いながらそのフランジ部Fに倣うようにして移動することで、フランジ部Fとレーザ加工ヘッド4の水平方向での相対位置決めがなされることから、加圧矯正位置や加工点Pであるレーザ光照射位置が常に内隅部Rに一致し、図4のように蛇行等のない滑らかなブレージングビードBをもって接合を行うことができることになる。
これにより、この第2の実施の形態においても先の第1の実施の形態と同様の作用効果が得られるほか、特にローラ本体25が転動することでフランジ部Fに対するガイド部材2の追従性が一段と安定化する利点がある。
図7,8は本発明の第3の実施の形態を示し、ガイド部材2の別の例を示している。すなわち、本実施の形態ではガイド部材2としてローラタイプのものを使用した場合の例を示している。
図7に示すように、円板状のフランジ部28を有する水平な回転軸29にフランジ部28と重合するようにこれと同径のガイドローラ30を回転可能に装着することでガイド部材2を形成してある。そして、フランジ部28とガイドローラ30との重合部にはその円周方向に沿ってガイドスロット部として機能することになるパネルガイド溝31を形成してあるとともに、フランジ部28にはパネルガイド溝31に臨むフラックス吐出口32を開口形成してある。そして、フラックス吐出口32はフランジ部28自体に形成されたフラックス導入通路16およびフラックス供給パイプ18を介して図1のフラックス供給装置19に接続されている。
したがって、この第3実施の形態によれば、ガイド部材2がいわゆるローラタイプではあるものの、図3と比較すると明らかなように、その断面形状は同図(A)に示した第1の実施の形態のものと同様であるから、先の第1の実施の形態のものと全く同様の作用効果が得られるほか、先の第2の実施の形態と同様に、ガイドローラ30が転動することでフランジ部Fに対するガイド部材2の追従性が一段と安定化する利点がある。
ただし、図7に示すように、ガイドローラ30は着座面30aをもって上側のパネルW2に圧接するのに対して、フランジ部28との間には所定隙間が確保されるように設定されていて、フランジ部28は下側のパネルW1には直接接触しない。
本発明に係るレーザブレージング加工装置の概略構成を示す説明図。 図1の左側面説明図。 図1の要部拡大説明図で、(A)はその断面説明図、(B)は同図(A)の下面図。 図3の(A)の形態でのブレージングが完了したパネルの断面説明図。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、(A)は図3の(A)に相当する断面説明図、(B)は同図(A)の下面図。 図5の(A)に示すガイドローラの拡大断面図。 本発明の第3の実施の形態を示す図で、図3の(A)に相当する断面説明図。 (A)は図7の右側面説明図、(B)は同図(A)の左側面説明図。
符号の説明
2…ガイド部材
4…レーザ加工ヘッド
8…加圧ピン
10…ワイヤノズル
12…ワイヤ供給装置
13…溶加材ワイヤ
15…パネルガイド溝(ガイドスロット部)
17…フラックス吐出口
19…フラックス供給装置
21…加圧ピン
22…ガイドローラ
23…パネルガイド溝(ガイドスロット部)
27…フラックス吐出口
30…ガイドローラ
31…パネルガイド溝(ガイドスロット部)
32…フラックス吐出口
B…ブレージングビード
F…フランジ部
f…フラックス
L…レーザ光
P…加工点
R…内隅部
W1,W2…パネル(母材)

Claims (5)

  1. 重ね合わせた二枚の母材のうち一方の母材と他方の母材の端部とのなす内隅部を加工点として、この加工点に溶加材を供給しながらレーザ加工ヘッドからレーザ光を照射してブレージングビードを形成し、もって母材同士を重ね継手の形態で接合するようにしたレーザブレージング加工装置であって、
    上記加工点よりも接合進行方向前方側において接合線を挟んでその両側の母材にまたがるガイド部材をレーザ加工ヘッドに設け、
    このガイド部材が加工点にフラックスを塗布するフラックスノズルを兼ねているとともに、
    上記ガイド部材には、他方の母材の端部に予め形成したフランジ部を受容可能なガイドスロット部とともに、加工点となるべき内隅部に向けてフラックスを吐出するフラックス吐出口を上記ガイドスロット部に臨むように開口形成してあり、
    上記ガイドスロット部にてフランジ部を受容することで、ガイド部材をそのフランジ部に倣わせるようにしてレーザ加工ヘッドとともに移動させながら、当該ガイド部材をもって加工点での母材同士の隙間を加圧矯正する一方、
    上記フラックスノズルを兼ねているガイド部材をもって加工点となるべき内隅部にフラックスを塗布するようにしたことを特徴とするレーザブレージング加工装置。
  2. 上記ガイド部材はその一端面を加圧面とするピン状のものであることを特徴とする請求項1に記載のレーザブレージング加工装置。
  3. 重ね合わせた二枚の母材のうち一方の母材と他方の母材の端部とのなす内隅部を加工点として、この加工点に溶加材を供給しながらレーザ加工ヘッドからレーザ光を照射してブレージングビードを形成し、もって母材同士を重ね継手の形態で接合するようにしたレーザブレージング加工装置であって、
    上記加工点よりも接合進行方向前方側において接合線を挟んでその両側の母材にまたがるガイド部材をレーザ加工ヘッドに設け、
    このガイド部材は、その一端面を加圧面とする加圧ピンと回転可能なガイドローラとを所定距離隔てて並設することにより形成されていて、
    それらの加圧ピンとガイドローラとのなす間隙が、他方の母材の端部に予め形成したフランジ部を受容可能なガイドスロット部となっているとともに、
    ガイドローラには加工点となるべき内隅部に向けてフラックスを吐出するフラックス吐出口が上記ガイドスロット部に臨むように開口形成されていることにより、上記ガイド部材が加工点にフラックスを塗布するフラックスノズルを兼ねていて、
    上記ガイドスロット部にてフランジ部を受容することで、ガイド部材をそのフランジ部に倣わせるようにしてレーザ加工ヘッドとともに移動させながら、当該ガイド部材をもって加工点での母材同士の隙間を加圧矯正する一方、
    上記フラックスノズルを兼ねているガイド部材をもって加工点となるべき内隅部にフラックスを塗布するようにしたことを特徴とするレーザブレージング加工装置。
  4. 重ね合わせた二枚の母材のうち一方の母材と他方の母材の端部とのなす内隅部を加工点として、この加工点に溶加材を供給しながらレーザ加工ヘッドからレーザ光を照射してブレージングビードを形成し、もって母材同士を重ね継手の形態で接合するようにしたレーザブレージング加工装置であって、
    上記加工点よりも接合進行方向前方側において接合線を挟んでその両側の母材にまたがるガイド部材をレーザ加工ヘッドに設け、
    このガイド部材は、その円筒外周面を加圧面とするローラ状のものとして形成されているとともに、加工点にフラックスを塗布するフラックスノズルを兼ねていて、
    そのガイド部材の円筒外周面には、他方の母材の端部に予め形成したフランジ部を受容可能なガイドスロット部を形成してあるとともに、加工点となるべき内隅部に向けてフラックスを吐出するフラックス吐出口が上記ガイドスロット部に臨むように開口形成されていて、
    上記ガイドスロット部にてフランジ部を受容することで、ガイド部材をそのフランジ部に倣わせるようにしてレーザ加工ヘッドとともに移動させながら、当該ガイド部材をもって加工点での母材同士の隙間を加圧矯正する一方、
    上記フラックスノズルを兼ねているガイド部材をもって加工点となるべき内隅部にフラックスを塗布するようにしたことを特徴とするレーザブレージング加工装置。
  5. 一方の母材が鋼板製のパネルであり、他方の母材が非鉄金属板製のパネルであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のレーザブレージング加工装置。
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