JPH05154177A - 生理用ナプキン - Google Patents
生理用ナプキンInfo
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- JPH05154177A JPH05154177A JP3324665A JP32466591A JPH05154177A JP H05154177 A JPH05154177 A JP H05154177A JP 3324665 A JP3324665 A JP 3324665A JP 32466591 A JP32466591 A JP 32466591A JP H05154177 A JPH05154177 A JP H05154177A
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- Japan
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- absorbent body
- flap
- sheet
- sanitary napkin
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Abstract
提供。 【構成】 液体不透過性バックシート、パルプ繊維及び
高吸収性ポリマーを主材料とする吸収体、及び液体透過
性トップシートにより形成された中央吸収体部と、該中
央吸収体部の両側部中央からそれぞれ外方に延出する一
対のフラップとを具備し、上記バックシートの外面側に
は粘着剤層及びその表面を被覆する剥離シートが配置さ
れている生理用ナプキンにおいて、上記フラップには無
数の微孔が形成されており、上記トップシートは、上記
中央吸収体部の両側縁に位置する側縁領域を、液不透過
部となしてあることを特徴とする。
Description
れた生理用ナプキンに関する。
フラップを有する生理用ナプキンは、該ナプキンをその
サイドフラップによりショーツのクロッチ部に安定に固
定し得る機能を有するもので、サイドフラップを有しな
いものに比べてショーツを汚し難い効果を有するとされ
ており、また斯る効果を実際に奏するか否かに拘わら
ず、着用者に対して斯る効果を奏するとの心理的な安心
感を与えるものとして賞用されている。
例えば特開昭60ー75058号公報、特開昭60ー1
99446号公報、特開平2ー11140号公報等、種
々提案されている。これらの従来の生理用ナプキンにお
いては、フラップに防漏効果を付与させるために、該フ
ラップを液不透過性となしてある。
いずれもフラップが非通気性であり、図6に示すよう
に、該生理用ナプキンを装着したショーツの着用中にお
いては、フラップ30により挟まれたクロッチ部8の通
気性を阻害する。即ち、脚部23とクロッチ部8とによ
り形成される空間24が通気性のない密閉状態となる。
そして、このような状態は、脚部23に「むれ」や「か
ぶれ」を生じる原因となる。
性に優れた生理用ナプキンを提供することである。
ナプキンを提供することにより上記目的を達成したもの
である。液体不透過性バックシート、パルプ繊維及び高
吸収性ポリマーを主材料とする吸収体、及び液体透過性
トップシートにより形成された中央吸収体部と、該中央
吸収体部の両側部中央からそれぞれ外方に延出する一対
のフラップとを具備し、上記バックシートの外面側には
粘着剤層及びその表面を被覆する剥離シートが配置され
ている生理用ナプキンにおいて、上記フラップには無数
の微孔が形成されており、上記トップシートは、上記中
央吸収体部の両側縁に位置する側縁領域を、液不透過部
となしてある、ことを特徴とする生理用ナプキン。
剥離シートを剥がした後、中央吸収体部をショーツのク
ロッチ部内面の所定位置に粘着剤層により固定すると共
に、フラップをショーツを挟むように折り曲げて該フラ
ップをその粘着剤層によりショーツのクロッチ部外面に
固定する。
着されたショーツの着用中においては、フラップに形成
された無数の微孔により、フラップにより挟持した部分
の通気性が確保され、フラップ近辺での通気性不良によ
り生じる脚部の「むれ」や「かぶれ」が防止される。更
に、本発明による生理用ナプキンの装着されたショーツ
の着用中においては、上記トップシートが、上記中央吸
収体部の両側縁に位置する側縁領域を、液不透過部とな
してあるため、フラップに微孔を形成しても、吸収体の
液は、該側縁領域によりその漏れが防止される。
を詳細に説明する。図1は本発明の実施例の生理用ナプ
キンの斜視図、図2は図1に示す生理用ナプキンの要部
の断面図、図3は図1に示す生理用ナプキンを装着した
ショーツの着用状態の要部を示す断面図である。
透過性バックシート2、パルプ繊維及び高吸収性ポリマ
ーを主材料とする吸収体3、及び液体透過性トップシー
ト1により形成された中央吸収体部10と、該中央吸収
体部10の両側部中央からそれぞれ外方に延出する一対
のフラップ20とを具備し、上記バックシート2の外面
側には粘着剤層4及びその表面を被覆する剥離シート6
が配置されている。
ンは、上記フラップ20には無数の微孔21が形成され
ており、且つ上記トップシート1は、上記中央吸収体部
10の両側縁に位置する側縁領域Bを、液不透過部とな
してあることに特徴がある。本実施例の生理用ナプキン
におけるトップシート、吸収体及びバックシートの原材
料は特に制限されず、通常の生理用ナプキンに用いられ
るものが用いられるが、具体的には下記するようなもの
が用いられる。
ィン、オレフィンとアクリル酸エステル、酢酸ビニル等
の他のビニルモノマーとの共重合体、ポリエステル、ポ
リアミド等の疎水性熱可塑性樹脂シートがあげられる
が、これらのうちでも、風合い、取り扱いの面からポリ
オレフィン若しくはオレフィンと他のモノマーとの共重
合体、またはポリマーブレンド系の疎水性熱可塑性樹脂
シートが好ましい。
上記の疎水性熱可塑性樹脂シート等の液不透過性シート
を用いる場合には、トップシート1は、中央吸収体部1
0の中央表面部(肌当接部)に開孔部を有する有孔プラ
スチックフィルムにより形成される。上記吸収体3とし
ては、解繊パルプを主材とし、高分子吸水ポリマーを併
用したものが好ましく、そのほか、熱可塑性樹脂、セル
ロース繊維、高分子吸水ポリマーの混合物に熱処理した
ものなどが好ましい。高分子吸水ポリマーは、パルプと
混合したものであってもよくまた、該高分子吸水ポリマ
ーは、自重の20倍以上の液体を吸収して保持し得る保
持性能を有し、ゲル化する性質を有する粒子状のものが
好ましく、このような高分子吸水ポリマーとしては、デ
ンプン−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、デンプン
−アクリロニトリル共重合体のケン化物、ナトリウムカ
ルボキシメチルセルロースの架橋物、アクリル酸(塩)
重合体などが好ましい。
脂にフィラーを加えて延伸した液不透過性且つ蒸気を透
過させる蒸気透過性のシートが用いられ、肌着に近い感
触を有したもの、例えば、フィルムと不織布との複合
材、あるいはフィルムと織布との複合材料等が用いられ
る。また、上記バックシート2は上記吸収体3を被包
し、その表面に多数の開孔13を形成し、トップシート
1と一体に形成する構成であってもよい。
体部10について説明する。中央吸収体部10は、本実
施例では、トップシート1とバックシート2とは共通の
シート(液不透過性シート)を用い、吸収体3を包んで
形成されている。中央吸収体部10には、その中央領域
Fのトップシート1に液透過用の開孔13が形成されて
おり、該開孔13の開孔面積比は、液体透過と液戻り防
止性とから制限を受け、小さい場合には実質的に液透過
性が劣るが、大きくなるに従ってシート形成性が劣るの
で、該開孔13の開孔面積比は、これらを考慮して10
個/cm2 〜100個/cm2 が好ましく、30個/cm2 〜
60個/cm2 がより好ましい。
側縁領域Bは液不透過部に形成されている。即ち、上記
トップシート1において、吸収体3の両側縁に対応する
側縁領域(セイフティエッジ部)Bには、液透過用の開
孔が形成されておらず、エンボス加工により凹凸12の
みが形成されている。このように、側縁領域Bには開孔
が形成されないことによりかかる部分からの液漏れを防
止し、フラップ20への液の流出を防ぐことができる。
また、側縁領域Bに凹凸のエンボス加工を施すことによ
り、側縁領域を乗り越えてフラップ20へ流れる液流れ
を防止する。
の側部から側縁表面に亘っているが、更に詳細には、該
側縁領域Bの吸収体3の上部表面の幅BL と吸収体3の
上部表面から側縁表面(バックシート2の手前)に至る
寸法BD とを有している。上記幅BL は、2〜10mmが
好ましく、上記寸法BD は3〜8mmが好ましい。次に、
本発明のナプキンにおけるフラップ20及びフラップ形
成用シート22について説明する。
は、上記中央吸収体部10の裏面側に固定されており、
該中央吸収体部10の長手方向略中央部付近において、
該中央吸収体部10の両側縁部からフラップ20が外側
に延出されており、該フラップ20は、図3に示すよう
に、生理用ナプキンの装着時に、ショーツのクロッチ部
8を挟むものであるが、安定して固定し得るように、そ
の裏面側に接着剤層7が設けられている。尚、接着剤層
7の表面に貼着されているのは、剥離シート9である。
が形成されており、挟持したクロッチ部8の通気性を保
持するようになっている。また、かかる無数の微孔21
により、種々の方向に折り曲げ容易とし、ショーツのク
ロッチ部8の周縁形状に合致した折り曲げが可能とな
る。尚、本実施例では、フラップ形成用シート22全体
に微孔21が形成されており、容易に製造できるように
なされている。
面積当たりの開孔数は20個/cm2 〜600個/cm2 が
好ましい。20個/cm2 より少ないと充分な通気性を得
られないからであり、600個/cm2 より多いとフラッ
プの耐久性が劣るからである。また、一つの微孔21の
孔径は0.2mm〜2mmが好ましい。これは上記した開孔
面積比と同様に、0.2mmより小さいと、充分な通気性
が得られず、2mmより大きいとフラップの耐久性が劣る
からである。
ましく、更に好ましくは0.5mm〜1.0mmである。ピ
ッチが2mmより大きいと充分な開孔比が得られず、0.
2mmより小さいと耐久性の点で劣るからである。無数の
微孔21の配置は、ランダムな配置でも直線、曲線形状
等どのような配置であってもよい。本実施例では生理用
ナプキンの長手方向に沿って、直線状のパターンで配置
されているが、開孔面積比が小さい場合やピッチが比較
的大きいような場合には、ショーツの周縁形状に合致し
た線状に配列すればかかる位置での折り曲げが容易にな
る。
フラップ形成シート22としては、十分な通気性があれ
ば、任意の素材からなる有効シートを用いることがで
き、紙、不織布、フィルム、ネット、それらの積層体等
が好ましいが、表面のべたつき感を考慮するとフィル
ム、ネット又はそれらと不織布との積層体が好ましい。
また、フラップ20は防漏性を考慮して疎水性材料を用
い、あるいは微孔21の孔径を小さくする等が考えられ
るが、上記吸収体側縁に設けた液不透過部による十分な
防漏効果を発揮するので、フラップ部20は通気性、折
り曲げ易さ、感触、強度を優先させた構成とするのが望
ましい。
本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
即ち、上記実施例では、中央吸収体部10は、トップシ
ート1とバックシート2とは共通のシート(液不透過性
シート)を用い、吸収体3を包んで形成されているが、
該中央吸収体部10は、図4に示すように、吸収体3を
トップシート1とフラップ形成用シート22とにより包
んで形成しても良い。
成用シート22における上記吸収体3の裏面側を覆う部
分が、バックシート3としての機能を有しており、上記
トップシート1は上記吸収体3の表面及び側面を被包し
ており、上記トップシート1の両側縁部は上記フラップ
形成用シート22に結合固定されている。また、図5に
示すように、フラップ20は、中央吸収体部10を形成
するバックシート2及びトップシート1が実質上同一平
面形状を形成するようにそれぞれ延出された延出部22
a、22bを積層して重ね合わせた構成であってもよ
い。この場合、フラップ20における微孔21はトップ
シート1及びバックシート2に形成されることになる。
尚、この実施例の場合には、液漏れ防止のため中央吸収
体部10とフラップ20との間において、トップシート
とバックシートとをシール25する必要がある。
防漏性に優れている。即ち、フラップに形成された無数
の微孔により、フラップにより挟持した部分の通気性が
確保され、フラップ近辺での通気性不良により生じる
「むれ」や「かぶれ」が防止される。
体部の両側縁に位置する側縁領域を、液不透過部となし
てあるため、吸収体から流れ出た液は、該側縁領域によ
りその液の漏れが防止される。更に、フラップに無数の
微孔を形成することにより、その部分の種々の方向への
折れ曲がりを容易にしてショーツへの装着性を高めると
ともに、着用者の脚部に接触するフラップ部の表面積が
少なくなるから、着用中の感触を良好にすることができ
る。
ある。
る。
の着用状態であって、空間24に通気性のある状態状態
を示す要部の断面図である。
断面図である。
部の断面図である。
用状態であって、空間24に通気性のない状態を示す要
部の断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 液体不透過性バックシート、パルプ繊維
及び高吸収性ポリマーを主材料とする吸収体、及び液体
透過性トップシートにより形成された中央吸収体部と、
該中央吸収体部の両側部中央からそれぞれ外方に延出す
る一対のフラップとを具備し、上記バックシートの外面
側には粘着剤層及びその表面を被覆する剥離シートが配
置されている生理用ナプキンにおいて、 上記フラップには無数の微孔が形成されており、 上記トップシートは、上記中央吸収体部の両側縁に位置
する側縁領域を、液不透過部となしてある、 ことを特徴とする生理用ナプキン。 - 【請求項2】 上記フラップは、上記バックシートが上
記中央吸収体部の両側部中央から延出することにより形
成され、上記トップシートは上記吸収体の表面及び側面
を被包し且つ上記フラップの延出部において、上記バッ
クシートと接合されている、請求項1記載の生理用ナプ
キン。 - 【請求項3】 上記フラップは、上記中央吸収体部を形
成する上記バックシート及び上記トップシートが実質上
同一平面形状を形成するように延出された延出部を積層
して形成されている、請求項1記載の生理用ナプキン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32466591A JP3181646B2 (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 生理用ナプキン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32466591A JP3181646B2 (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 生理用ナプキン |
Publications (2)
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---|---|
JPH05154177A true JPH05154177A (ja) | 1993-06-22 |
JP3181646B2 JP3181646B2 (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=18168366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32466591A Expired - Fee Related JP3181646B2 (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 生理用ナプキン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3181646B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016013201A (ja) * | 2014-06-30 | 2016-01-28 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
JP6051285B1 (ja) * | 2015-09-30 | 2016-12-27 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
JP2019507641A (ja) * | 2016-03-09 | 2019-03-22 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 吸収性物品 |
-
1991
- 1991-12-09 JP JP32466591A patent/JP3181646B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016013201A (ja) * | 2014-06-30 | 2016-01-28 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
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WO2017056562A1 (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
CN107920933A (zh) * | 2015-09-30 | 2018-04-17 | 尤妮佳股份有限公司 | 吸收性物品 |
JP2019507641A (ja) * | 2016-03-09 | 2019-03-22 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 吸収性物品 |
JP2020157097A (ja) * | 2016-03-09 | 2020-10-01 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニーThe Procter & Gamble Company | 吸収性物品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3181646B2 (ja) | 2001-07-03 |
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