JPH0515414Y2 - - Google Patents

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JPH0515414Y2
JPH0515414Y2 JP1008288U JP1008288U JPH0515414Y2 JP H0515414 Y2 JPH0515414 Y2 JP H0515414Y2 JP 1008288 U JP1008288 U JP 1008288U JP 1008288 U JP1008288 U JP 1008288U JP H0515414 Y2 JPH0515414 Y2 JP H0515414Y2
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weir insert
weir
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ceramic
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、低圧鋳造装置等の湯口部に設けられ
る鋳造用堰入子に関し、さらに詳しく言えば耐久
性に優れかつ破損を防止した鋳造用堰入子に関す
る。
[従来の技術] 従来の堰入子には、鋼材等鉄系の材質で作つた
ものや、セラミツクス単体で作つたもの、あるい
は実開昭61−185555号公報に記載された、金属製
のスプールブツシユ本体とこのスプールブツシユ
本体の内側に固定されたセラミツク製の環状体と
からなる鋳造金型のスプールブツシユのようにセ
ラミツクスと鋼材とで作つたものが知られてい
る。
[考案が解決しようとする課題] 前記した従来の鉄製の堰入子の場合、その表面
に適当な塗型材を施しても約100shotで溶損が始
まり、耐久性(耐侵食性)に劣る。
また前記セラミツクス製堰入子は、耐久性に優
れるが、変形能が低くかつ割れ易い。従つてこれ
は、長期の鋳型使用による堰入子設置部のわずか
な変形を吸収できず、堰入子設置の時に破損した
り、また取扱い時の落下等の不注意によつて破損
する場合がある。
また、内側をセラミツクスで作り、その外周を
鋼材でバツクアツプして作つた前記堰入子も、外
周面側より外力がかかつた場合内側のセラミツク
スに引張り力が作用し、内側のセラミツクスが割
れ易い。さらに鋼材とセラミツクスの熱膨張係数
の違いに起因して、セラミツクスが割れる問題も
ある。
本考案は、前記従来の欠点に鑑み、耐久性に優
れかつ破損を防止した鋳造用堰入子を提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案の堰入子は、鋳造金型の湯口部に設置さ
れる鋳造用堰入子において、 前記堰入子は、セラミツク製堰入子本体と、該
堰入子本体の外周側に配置され前記堰入子本体を
支持する金属製支持部と、前記堰入子本体と前記
支持部との間に配置されセラミツクフアイバから
成る緩衝材と、から構成され、 前記支持部は、前記堰入子本体の側周部を支持
し上端ネジ部および下端ネジ部をもつ本体部と、
該本体部の前記上端ネジ部と螺合するネジ部をも
ち前記堰入子本体の一端面を支持する上部支持部
と、前記本体部の前記下端ネジ部と螺合するネジ
部をもち前記堰入子本体の他端面を支持する下部
支持部と、から成り、それらが一体となつて前記
堰入子本体を支持することを特徴とする。
[実施例] 本考案の実施例の鋳造用堰入子1は、低圧鋳造
金型の湯口部5に設置されるものであり、その断
面図を第1図に示す。
本堰入子1は、セラミツク製堰入子本体2と、
該堰入子本体2の外周側に配置され堰入子本体2
を支持する金型製支持部3と、堰入子本体2と支
持部3との間に配置されセラミツクフアイバから
成る緩衝材4と、から構成される。
前記堰入子本体2は、窒化珪素の材料から成り
中間部分がネツク状の口径の鼓状である。
前記支持部3は、本体部31と上部支持部32
と下部支持部33とに3分割されている。本体部
31はさびにくいステンレス鋼から成り、他の2
つの支持部32,33はSKD61から成る。本
体部31は堰入子本体2の側周部を支持し、上端
ネジ部31aおよび下端ネジ部31bをもつ。上
部支持部32は本体部31の上端ネジ部31aと
螺合するネジ部32aをもち、堰入子本体2の一
端面(第1図では上端面)支持する。下部支持部
33は本体部31の下端ネジ部31bと螺合する
ネジ部33bをもち、堰入子本体2の他端面(第
1図では下端面)を支持する。そしてそれらが螺
合されて一体となつて前記堰入子本体2を支持し
ている。
前記緩衝材はシリカ、アルミナ等から成るセラ
ミツクフアイバから構成されており、この繊維が
そのまま所定位置にはさみ込まれている。
本実施例の鋳造用堰入子1は上記した構成をも
つ。この堰入子1は第2図に要部断面を示す低圧
鋳造機11の鋳造金型の湯口部5に使用される。
低圧鋳造機11は、中段のベース12に低圧鋳
造金型13を下段のベース14に溶湯保持炉15
を有している。金型13は、互いに閉合、開割可
能な上型131、下型132、両横型133,1
34から成り、上記各型131,132,13
3,134間にキヤビテイ13aが形成されてい
る。上記下型132の下部中央には、湯口部5が
形成されている。
湯口部5には、本実施例の堰入子1が配置され
ている。そしてこの堰入子1は、ストーク130
を介して溶湯保持炉15に連通している。また、
溶湯保持炉15は密閉されるとともに圧縮空間供
給口151をもつ。
この低圧鋳造機11を用いてアルミニウム合金
(AC4C)を注湯温度750℃で低圧鋳造した。
最初に、金型13を閉合する。そして、圧縮空
気供給口151より圧縮空気を供給して溶湯保持
炉15内へ溶湯Aの上面を加圧する。これにより
溶湯Aはストーク130及び堰入子1を経ながら
押し上げられて金型13のキヤビテイ13a内に
充填される。そして金型13内で冷却凝固してア
ルミニウム合金鋳物が得られる。
この低圧鋳造を100shot×50回繰り返したが、
堰入子本体2に溶損は生じず、耐久性に優れるこ
とを示すとともに、割れも生じなかつた。これ
は、溶湯と接触する堰入子本体2がセラミツク製
であること、支持部3と堰入子本体2の間にセラ
ミツクスフアイバが組み込まれていることのため
である。
また本体部31と、上部支持部32又は下部支
持部33はネジ部によつて一体化されているの
で、セラミツクへの力の加わり方を調整できる。
さらに本堰入子1においては、本体部31の上
下の側方にフランジ部31c,31dがあるの
で、鋳造装置11のプレート6,7に本堰入子1
をセツトする時、このフランジ部31c,31d
がこのセツト時の力を支えるため、堰入子本体2
に無理な力がかからず、そのためその破損を回避
できる。
また、支持部本体31はステンレス鋼で構成さ
れているのでさびにくく、交換容易な上部支持部
32及び下部支持部33のみを交換すれば足りる
ので、大変便宜である。
なお、本考案においては、上記具体的実施例に
示すものに限られず、目的、用途に応じて本考案
の範囲内で種々変更した実施例とすることができ
る。
即ち、堰入子本体の形状は、その中央に溶湯を
通路させる構造であれば良く、種々の筒形状、環
形状等とすることができる。またその内径、外
径、長さ(高さ)等は目的、用途に応じて設定で
き、さらに中間部のネツクの有無等は問わない。
この堰入子本体の材料も、窒化珪素以外に、炭化
珪素、アルミナ、サイアロン等とすることができ
る。
支持部は、3分割されれば良く、その形状、大
きさは種々選定できる。また各支持部の材質は、
すべて同じでもよいし、また各々異なつてもよ
く、前記以外に一般に鋳造用金型材として使用す
る金属等を用いることもできる。
緩衝材は、前記のように繊維自体を所定間隙に
組み入れてもよいが、織物状としたものを用いて
もよい。またその構成繊維も長繊維、短繊維又は
ウイスカを問わないし、その材質もセラミツクス
あるいはセラミツクスと同程度の耐熱温度を有し
ているものであれば良い。
[考案の効果] 本考案の鋳造用堰入子はセラミツクス製堰入子
本体と金属製支持部との間にセラミツクフアイバ
から成る緩衝材が配置されているので、この堰入
子本体の外周への衝撃力、鋳造中の発生応力がこ
のセラミツクフアイバの緩衝作用により緩げられ
るので、この堰入子本体の耐久性が著しく向上す
る。
本堰入子においては、プレートに嵌合する支持
部が金属で構成されているので、これを金型に組
付ける時、セラミツク特有の破損しやすい欠点が
補われており、作業性等が著しく向上する。また
3分割された金型製支持部の各部分の一体化がネ
ジによつてなされているため、セラミツクス製堰
入子本体に無理な力が加わらなく、そのため堰入
子本体の破損を回避できる。
また本堰入子は、堰入子本体のみがセラミツク
で構成されているので、従来のセラミツク一体品
に比べて、セラミツク部分の形状が単純のため、
その製造が容易であり、かつコストを低減させる
こともできる。又、本堰入子では、湯の通過部、
特に流速の早い部分にセラミツクを使用するた
め、堰入子の寿命も長くなり、そのためランニン
グコストを著しく低減できる。
また本堰入子において、通常の交換部は、支持
部のうち、上部支持部および下部支持部のみのた
め、その各支持部の交換も容易である。
また、堰入子本体が金属溶湯に対して耐食性の
良いセラミツクスで作られているため耐久性の高
い鋳造用堰入子となつている。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の堰入子を鋳造金型の湯口部に
設置した状態の中央縦断面図である。第2図は実
施例の堰入子を用いた低圧鋳造機の要部断面図で
ある。 1……鋳造用堰入子、2……堰入子本体、3…
…支持部、31……本体部、32……上部支持
部、33……下部支持部、31a,31b,32
a,32b……ネジ部、4……緩衝材、5……湯
口部、11……低圧鋳造機。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 鋳造金型の湯口部に設置される鋳造用堰入子に
    おいて、 前記堰入子は、セラミツク製堰入子本体と、堰
    入子本体の外周側に配置され前記堰入子本体を支
    持する金属製支持部と、前記堰入子本体と前記支
    持部との間に配置されセラミツクフアイバから成
    る緩衝材と、から構成され、 前記支持部は、前記堰入子本体の側周部を支持
    し上端ネジ部および下端ネジ部をもつ本体部と、
    該本体部の前記上端ネジ部と螺合するネジ部をも
    ち前記堰入子本体の一端面を支持する上部支持部
    と、前記本体部の前記下端ネジ部と螺合するネジ
    部をもち前記堰入子本体の他端面を支持する下部
    支持部と、から成り、それらが一体となつて前記
    堰入子本体を支持することを特徴とする鋳造用堰
    入子。
JP1008288U 1988-01-28 1988-01-28 Expired - Lifetime JPH0515414Y2 (ja)

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JPH01114153U JPH01114153U (ja) 1989-08-01
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