JPH05154136A - 光生体計測装置 - Google Patents
光生体計測装置Info
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- JPH05154136A JPH05154136A JP3342399A JP34239991A JPH05154136A JP H05154136 A JPH05154136 A JP H05154136A JP 3342399 A JP3342399 A JP 3342399A JP 34239991 A JP34239991 A JP 34239991A JP H05154136 A JPH05154136 A JP H05154136A
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Abstract
よる変化分を取り除いて生体自体の変化を正しく測定で
きるようにする。 【構成】 変化率算出部52は検出光信号又はそれに対
応した吸光度や演算値などの信号について単位時間当り
の変化率ΔI/Δtを算出し、体動判定部54は算出さ
れた変化率を基準値Rと比較して測定対象物である生体
の体動であるか否かを判定する。出力シフト部56は、
信号変化が体動によるものであると判定されたときは信
号からその変化分を除くように信号レベルを変化前のレ
ベルに戻してレコーダ58へ出力し、信号変化が体動に
よるものでないと判定されたときは信号レベルを戻さな
いでレコーダ58へ出力する。
Description
の透過光又は散乱光を受光して生体の情報を得る光生体
計測装置に関するものである。
ている。本発明者もすでに近赤外光を用いてヘモグロビ
ンの初期状態からの変化量をモニタする装置を提案して
いる(特開平2−95262号公報参照)。光生体計測
装置は体動(測定対象物である生体が動くこと)に対し
て弱いことが指摘されている。体動によりセンサプロー
ブの位置、角度又は固定圧などが変化し、光路が初期状
態と異なることにより、光量が不連続的に変化する。例
えば、本発明者が提案している引例の装置においては、
体動の前後で測定値の変化を捉えることができるが、体
動によりデータが不連続に変化するため、生体自体の変
化が元のレベルからどの程度変化したのかを判断しにく
い。
が起こった場合に測定データから体動による変化分を取
り除くことにより、生体自体の変化を正しく測定できる
ようにすることを目的とするものである。
化率算出部52は検出光信号又はそれに対応した吸光度
や演算値などの信号について単位時間当りの変化率ΔI
/Δtを算出し、体動判定部54は算出された変化率を
基準値Rと比較して測定対象物である生体の体動である
か否かを判定する。出力シフト部56は、信号変化が体
動によるものであると判定されたときは信号からその変
化分を除くように信号レベルを変化前のレベルに戻して
レコーダ58へ出力し、信号変化が体動によるものでな
いと判定されたときは信号レベルを戻さないでレコーダ
58へ出力する。図1では変化率算出部52と体動判定
部54を備えて体動を自動的に判定し、出力レベルを自
動的にシフトさせて体動前のレベルに戻して出力する
が、自動的に体動を判定しなくても、測定対象物である
験者が測定データ観察中に体動したことを認めたという
ように、明らかな体動があった場合には、オペレータが
外部キー入力により強制的に体動前のレベルまで出力レ
ベルを戻すようにすることも可能であり、そのためには
外部入力により出力レベルを変化させる出力レベル部を
備えていればよい。
が変化する場合は、短時間に大きく変化する。それに比
べて生体自体の信号の変化はゆっくりとしか変化しない
ので、検出光信号又はそれに対応した信号の変化率に対
する基準値を定めておき、変化率をその基準値より大き
いか否かを判定することにより、大きければ体動である
と判定し、大きくなければ体動が起こっていないと判定
して、体動か生体信号の変化かを分別することができ
る。
ある時刻t0において生体の吸光度を測定し、演算値I0
を求め、その演算値I0を記憶する(ステップS1,S
2)。I0は例えば酸素化型ヘモグロビン量(OXY−
Hb)などである。その一定時間Δt後の時刻t1にお
いて同様に測定を行ない、そのときの演算値I1を求
め、それも記憶する(ステップS1,S2)。2つの演
算値I0,I1から変化率ΔI/Δtを ΔI/Δt=(I1−I0)/Δt として計算する(ステップS5)。
比較し(ステップS6)、以上でなければt0とt1の間
で体動は起こっていないと判定してステップS7へ進
み、ここで過去の測定で体動があって出力レベルをシフ
トさせたか否かをみる。過去のシフト量はSとして記憶
されている。S=0は過去にシフトがなかったことであ
り、そのときは時刻t1での測定値I1を出力し(ステッ
プS8)、測定値I1をI0として次の測定に備える(ス
テップS13)。ステップS7で過去にシフトがあれ
ば、そのシフト量Sを測定値I1から引き、(I1−S)
として出力し(ステップS9)、測定値I1をI0として
次の測定に備える(ステップS13)。もし、ステップ
S6で変化率が基準値R以上であれば、体動があったも
のと判定し、ステップS10へ進んでやはり過去のシフ
ト量を見る。過去に体動によるレベルシフトがなければ
今回の体動による変化の前のレベルI0を出力し(ステ
ップS11)、測定値I1をI0として次の測定に備える
(ステップS13)。もし過去にも体動によるレベルシ
フトがあれば、そのシフト量Sを体動前のレベルI0か
ら引いて、(I0−S)として出力し(ステップS1
2)、測定値I1をI0として次の測定に備える。
との比較により、体動であるか否かを判定し、体動であ
れば変化前のレベルを出力し、体動でなければ変化後の
レベルを出力する。また過去に体動によるレベルシフト
があれば、そのシフト量を引くことによって過去の体動
分も合わせてレベルシフトさせて出力する。このような
操作を一定時間Δt後の時刻t1での測定の毎に繰り返
す。
一例を示したものである。2−1〜2−3はそれぞれ特
定の波長λ1,λ2,λ3のレーザ光を発振するレーザダ
イオードであり、それぞれの出力は例えば30mWであ
る。発振波長(λ1,λ2,λ3)は700nm以上に設
定することが好ましく、その組合わせは例えば(780
nm,805nm,830nm)、(700nm,730
nm,750nm)であるが、これらの波長に限定され
ず、任意に設定することができる。レーザダイオード2
−1〜2−3は駆動回路4によって順次切り替えて発振
させられる。駆動回路4はCPU6によって制御され
る。8は測定対象物としての生体組織であり、レーザダ
イオード2−1〜2−3からのレーザビームが照射用光
ガイド10によって生体組織8に導かれる。光ガイド1
0は例えば直径5mmの光ファイバ束である。12は検
出器である光電子増倍管であり、生体組織8による透過
光又は反射光が検出用光ガイド14によって光電子増倍
管12に導かれる。光ガイド14も例えば直径が5mm
の光ファイバ束である。16は光電子増倍管12の出力
信号を増幅するプリアンプ、18は増幅された信号をサ
ンプルホールドするサンプルホールド回路、20はサン
プルホールド回路18の出力信号を増幅する増幅器、2
2は増幅された信号電圧を周波数に変換するV/F変換
器であり、V/F変換器22の出力信号がCPU6に入
力されてカウントされる。
3の発振を制御するとともに、各波長λ1,λ2,λ3で
のデータを取り込み、経時吸光度変化量ΔA1,ΔA2,
ΔA3を算出する。その算出した経時吸光度変化量Δ
A1,ΔA2,ΔA3と予め測定されて設定された吸光係
数k1,k2,k3,k1’,k2’,k3’とから酸素化型
ヘモグロビン量変動Δ〔HbO2〕、脱酸素化型ヘモグ
ロビン量変動Δ〔Hb〕及び全ヘモグロビン量変動Δ
〔THb〕を算出する。これらの各量の変動の算出は特
開平2−95262号公報に記載されているので、ここ
ではその記載を省略する。本発明との関係では、図1に
示される変化率算出部52、体動判定部54及び出力シ
フト部56は図4のCPU6により実現される。
型ヘモグロビン(OXY−Hb)と脱酸素化型ヘモグロ
ビン(DEOXY−Hb)の初期状態からの変化を連続
的にモニタした際のデータトレースを示している。
(A)では、b点で体動があり、わずか0.2秒間で各
演算値が2d分減少している。したがって単位時間当り
の演算値変化は ΔI/Δt=2d/0.2 =10d(/sec) と表わされる。c点で低酸素状態になり、このときのO
XY−Hbの変化率は、これと同様に計算して ΔI/Δt=2d/5 =0.4d(/sec) となる。
信号変化速度に比べて非常に遅いため、体動と生体信号
変化とを分別することができ、本発明により体動による
アーチファクトを除去することができる。体動判定部に
おける基準値Rをd(/sec)とすると、図5(A)
のb点での変化は体動であると判定され、変化後の出力
レベルが変化前のレベルに戻され、図5(B)に示され
るように出力される。
い場合には、出力レベルを外部入力により変化させるこ
とができるように構成し、例えば図5(A)の出力に対
し、b点で験者が明らかに体動したと認めた場合には、
オペレータが外部キーから強制的に出力レベルを変化前
のレベルに戻すことができる。実施例では演算値につい
て変化率を求め、体動を判定しているが、透過光強度や
吸光度に対して変化率を求めて体動を判定し、その変化
率を透過光強度や吸光度に対する基準値と比較して出力
レベルを補正するように構成することもできる。
た信号の変化率から体動の有無を判定し、体動があった
と判定された場合には出力レベルを変化前のレベルに戻
すことにより、体動の影響を除去するようにしたので、
生体情報のみを精度よく、連続的に計測することができ
るようになる。体動を自動的に判定しない場合には、体
動があったときにオペレータの外部入力操作で出力レベ
ルを体動前のレベルに戻すことができるようにすること
により、同様に生体情報のみを得ることができる。
ある。
(A)はレベルシフトをさせない状態、(B)は本発明
により体動による変化を除去した状態を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 生体に光を照射し、その透過光又は散乱
光を受光して生体の情報を得る光生体計測装置におい
て、検出光信号又はそれに対応した信号について単位時
間当りの変化率を算出する変化率算出部と、算出された
変化率を基準値Rと比較して測定対象物である生体の体
動であるか否かを判定する体動判定部と、信号変化が体
動によるものであると判定されたときは信号からその変
化分を除くように信号レベルを変化前のレベルに戻して
出力し、信号変化が体動によるものでないと判定された
ときは信号レベルを戻さないで出力する出力シフト部と
を備えたことを特徴とする光生体計測装置。 - 【請求項2】 生体に光を照射し、その透過光又は散乱
光を受光して生体の情報を得る光生体計測装置におい
て、外部からの入力操作により出力レベルを変化させる
出力シフト部を備えたことを特徴とする光生体計測装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3342399A JPH05154136A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 光生体計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3342399A JPH05154136A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 光生体計測装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05154136A true JPH05154136A (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=18353426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3342399A Pending JPH05154136A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 光生体計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05154136A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6620104B2 (en) | 1999-12-27 | 2003-09-16 | Denso Corporation | Vital signal detecting apparatus and noninvasive blood pressure meter |
JP2018068575A (ja) * | 2016-10-27 | 2018-05-10 | 日本光電工業株式会社 | 医用フォトメータ、および医用フォトメータの制御方法 |
JPWO2017145363A1 (ja) * | 2016-02-26 | 2018-10-11 | 富士通株式会社 | 測定装置及び測定プログラム |
WO2020137538A1 (ja) * | 2018-12-25 | 2020-07-02 | 日本電信電話株式会社 | 成分濃度測定装置 |
-
1991
- 1991-11-29 JP JP3342399A patent/JPH05154136A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6620104B2 (en) | 1999-12-27 | 2003-09-16 | Denso Corporation | Vital signal detecting apparatus and noninvasive blood pressure meter |
JPWO2017145363A1 (ja) * | 2016-02-26 | 2018-10-11 | 富士通株式会社 | 測定装置及び測定プログラム |
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WO2020137538A1 (ja) * | 2018-12-25 | 2020-07-02 | 日本電信電話株式会社 | 成分濃度測定装置 |
JP2020099572A (ja) * | 2018-12-25 | 2020-07-02 | 日本電信電話株式会社 | 成分濃度測定装置 |
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