JPH05153548A - デイジタル信号記録方法 - Google Patents

デイジタル信号記録方法

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JPH05153548A
JPH05153548A JP3310464A JP31046491A JPH05153548A JP H05153548 A JPH05153548 A JP H05153548A JP 3310464 A JP3310464 A JP 3310464A JP 31046491 A JP31046491 A JP 31046491A JP H05153548 A JPH05153548 A JP H05153548A
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Japan
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audio
signal
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JP3310464A
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Takeshi Onishi
健 大西
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビデオ信号とオーディオ信号とにおける誤り
訂正能力をほぼ等しくし、かつ冗長度が小さいディジタ
ル信号記録方法を実現する。また、チャンネル数が異な
るオーディオ信号に対しても、記録ビット数を変化させ
ることなくオーディオ信号を記録できる。 【構成】 ディジタルビデオ信号及びディジタルオーデ
ィオ信号の夫々に誤り訂正符号を付加し、誤り訂正符号
が付加されたディジタルオーディオ信号を誤り訂正符号
が付加されたディジタルビデオ信号の一部と置き換えて
記録する。また、ディジタルオーディオ信号のチャンネ
ル数に応じて、この置き換えて記録する領域を可変とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルビデオ信号
と1チャンネル以上のディジタルオーディオ信号とに誤
り訂正符号を付加して、記録媒体に記録するディジタル
信号記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオ信号とオーディオ信号とを回転磁
気ヘッドによりビデオテープレコーダ(VTR)用のテ
ープ上に記録する場合に、テープ走行方向のバーストエ
ラーに対してより高い誤り訂正能力を有し、しかも冗長
度を増やすことなくテープを効率よく使用可能な記録フ
ォーマットを得ることができるディジタル信号記録方法
として、次に述べる方法を本発明者等は提案している。
【0003】すなわち、全トラックの一部分に記録して
いたオーディオ信号を1フィールドのビデオ信号を構成
するm本(mは3以上の整数)のトラックのうちのある
決まったn本(nは2以上の整数,但しm>n)のトラ
ックに記録するようにし、かつ少なくとも奇数サンプル
と偶数サンプルとを別のトラックに分離してテープ幅方
向に分散させて記録するようにしている。
【0004】従って、オーディオセクタを1フィールド
当たりn個にすることによりオーディオセクタ長を長く
してデータの誤り訂正能力を向上させ、また、n個のセ
クタをテープ幅方向に分散させてオーディオ信号を奇数
サンプルと偶数サンプルとに分けて記録するようにした
ので、ヘッドの目詰まり等によってテープ走行方向のバ
ーストエラーが起こった場合にもデータの半分は確保で
き、誤り訂正能力を向上させることができると共に記録
時の冗長度を増やすことがない。
【0005】このような例として、4チャンネルのディ
ジタルオーディオ信号をVTR用のテープに記録する場
合について説明する。
【0006】図1はディジタル信号記録方法におけるテ
ープ上の記録フォーマットの模式図である。1はVTR
用のテープ、2はビデオ信号が記録されるビデオセク
タ、3はオーディオ信号が記録されるテープ上端側のオ
ーディオセクタ、4はオーディオ信号が記録されるテー
プ下端側のオーディオセクタである。テープ1上では2
トラックで1セグメントを構成しており、同一セグメン
トのトラック2本に同時に信号が記録される。また、3
セグメントで1フィールドを構成し、6セグメント(=
12トラック)で1フレームを構成している。
【0007】テープ1上に信号を記録するための装置
は、例えば図2に示したような装置を利用できる。信号
の記録時には、オーディオ信号用の入力端子5から入力
したオーディオ信号をA/D変換器6においてディジタ
ル信号に変換した後、オーディオ信号処理回路7におい
て誤り訂正符号化等の処理を行い、混合回路11へ入力す
る。一方、ビデオ信号用の入力端子8から入力したビデ
オ信号をA/D変換器9においてディジタル信号に変換
した後、ビデオ信号処理回路10において誤り訂正符号化
等の処理を行って、混合回路11へ入力する。
【0008】混合回路11においてはビデオ信号とオーデ
ィオ信号とを混合した後、混合された信号を変調回路12
において変調した後、記録アンプ13により増幅し、回転
ドラム20に載せられた記録ヘッド14によりあるセグメン
トに記録する。またこれに隣合ったセグメントには、混
合回路11において混合された信号を変調回路15において
変調し、記録アンプ16により増幅した後、記録ヘッド17
により記録する。この操作を交互に繰り返すことによ
り、テープ1上に連続して信号を記録する。
【0009】図3は従来におけるテープ1上への信号の
記録タイミングを示した図である。オーディオセクタは
1フレーム内で隣接する2つのフィールドの一方の最後
部と他方の先頭部とに配してあり、各フィールド同士の
境界の前後でオーディオ信号の記録を行う。1フィール
ドに記録するオーディオ信号のサンプル数は、サンプリ
ング周波数を48kHz 、ビデオ信号のフィールド周波数を
60Hzとすると、48,000/60=800 である。オーディオセ
クタは1フィールドに1ヶ所であるので、その1ヶ所に
1チャンネル当たり800 サンプルのオーディオ信号を記
録する。
【0010】図4は、オーディオセクタにおける記録チ
ャンネルの割り当てを示した図である。オーディオセク
タは、実際はギャップによって2分割されているので、
4つの部分に分かれている。従って、4つの部分に異な
る記録チャンネルの信号を記録する。さらにテープ上端
側のオーディオセクタ3には奇数番目(odd )のデータ
を記録し、テープ下端側のオーディオセクタ4には偶数
番目(even)のデータを記録し、どちらか一方のデータ
がテープ1上のバーストエラーによって失われた場合で
も、少なくともデータの半分を確保し、誤り訂正を可能
にしている。また一方のオーディオセクタ3において
は、ビデオセクタ2側にチャンネル(以下CHと記す)
1及びCH3のデータを記録し、テープ端側にCH2及
びCH4のデータを記録しているが、他方のオーディオ
セクタ4においては、逆にビデオトラック側にCH2及
びCH4のデータを記録し、テープ端側にCH1及びC
H3のデータを記録している。この処理によりテープ1
の両端にバーストエラーが起こってもある一定以下の幅
のエラーであればデータの半分を確保でき、誤り補正を
行うことができる。
【0011】図5は、従来例におけるオーディオセクタ
内のデータ構造を示した図である。ギャップにより2つ
に分割されたオーディオセクタはそれぞれ#0〜#29ま
での30個のデータブロックから構成されている。さらに
1個のデータブロック中に同期信号(Sync. )ブロック
アドレス,ID,パリティ,データ,内符号C1,外符
号C2を図に示すようなフォーマットで記録する。パリ
ティと内符号C1との間80バイトは、ブロック#0〜#
19においてはデータを記録し、ブロック#20〜#29にお
いては外符号C2を記録する。
【0012】図6は、従来例における1フィールドのオ
ーディオデータ構造を示した模式図である。但し、図6
においては、ヘッダ部を除いて図示している。内符号C
1ブロックは80バイトのデータに対して8バイトの検査
符号を当てており、ブロック内で3バイトまでの誤りを
訂正することができる。また、外符号C2ブロックは20
バイトのデータに対して各10バイトの検査符号を当てて
おり、内符号C1デコーダからのイレージャフラグによ
り、ブロック毎に4バイトまでの訂正能力を持ってい
る。
【0013】以上のように、従来例によればオーディオ
セクタをすべてのビデオセクタでなくある決まったビデ
オセクタのみに設けているので、オーディオセクタ長が
長くなり、誤り訂正能力が向上する。また、オーディオ
セクタをテープ幅方向に分散させて設け、ディジタルオ
ーディオ信号を奇数サンプルと偶数サンプルとに分けて
記録するようにしたので、冗長度を小さくして、かつテ
ープ走行方向のバーストエラーに対して高い誤り訂正能
力を発揮する記録フォーマットが得られる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来のディジタル信号
記録方法では、ビデオセクタとオーディオセクタとを別
個に設けているので、ビデオ信号とオーディオ信号とに
おけるランダム誤り訂正能力が異なるという問題があ
り、また、バースト誤りに対しては、オーディオ信号に
対する誤り訂正能力が低いという問題がある。家庭用の
ディジタルVTRを考えると、ビデオ信号は10ないし20
Mbps程度に圧縮し、オーディオ信号はチャンネル当たり
100 ないし200 kbps程度に圧縮する必要がある。この時
のオーディオ信号の圧縮レートは、ビデオ信号の圧縮レ
ートの1/100 程度であり、それぞれ別のセクタを設け
ることは、冗長度が大きく符号化効率が悪い。
【0015】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、ビデオ信号とオーディオ信号との誤り訂正能
力をほぼ等しくし、かつ冗長度が小さいディジタル信号
記録方法を提供することを目的とし、オーディオ信号の
チャンネル数が変わっても、新たに記録ビット数を増や
す必要がないディジタル信号記録方法を提供することを
目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願に係る第1発明のデ
ィジタル信号記録方法は、ディジタルオーディオ信号と
ディジタルビデオ信号との夫々に誤り訂正符号を付加
し、誤り訂正符号が付加されたディジタルオーディオ信
号を誤り訂正符号が付加されたディジタルビデオ信号の
一部と置き換えて記録することを特徴とする。
【0017】本願に係る第2発明のディジタル信号記録
方法は、第1発明にあって、ディジタルオーディオ信号
の種類数に応じて、置き換えて記録する領域の範囲を可
変としたことを特徴とする。
【0018】
【作用】第1発明では、誤り訂正符号を付加したディジ
タルオーディオ信号を、誤り訂正符号を付加したディジ
タルビデオ信号を記録すべき領域の一部に記録するの
で、ビデオ信号とオーディオ信号とにおける誤り訂正能
力はほぼ等しくなる。また、従来のように、オーディオ
信号のみを記録するための領域を設ける必要はなく、冗
長度は小さい。
【0019】第2発明では、誤り訂正符号を付加したデ
ィジタルオーディオ信号のこのような記録領域をオーデ
ィオ信号の種類数に比例して可変とすることにしたの
で、何チャンネルのオーディオ信号に対しても記録ビッ
ト数を変化させることなく記録可能である。
【0020】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて具体的に説明する。
【0021】図7は、本発明のディジタル信号記録方法
におけるテープ上の記録フォーマットの模式図である。
図において、1はVTR用のビデオテープ、21はオーデ
ィオ信号とビデオ信号とが記録されるトラックである。
ここで、テープ1の幅は6〜8mm、トラックピッチは5
〜10μm、線記録密度は60〜100 kbpi程度であり、家庭
用ディジタルVTRを考慮すると、4トラック程度で1
フレームを構成している。
【0022】図8に、本発明におけるテープ1上への記
録タイミングとデータ構造とを示す。1フィールドの間
に2トラックを形成し、1トラックは#0から#115 ま
での116 個のC1ブロックで構成されている。1つのC
1ブロックは、同期信号2バイト、識別信号(以下ID
信号という)3バイト、データ225 バイト、C1検査符
号16バイトの合計246 バイトから構成されている。デー
タ部分には、#0から#107 までのC1ブロックのデー
タ部分にはビデオデータが記録され、#108 から#115
までのC1ブロックのデータ部分にはC2検査符号が記
録される。
【0023】図9に、本発明におけるビデオデータとオ
ーディオデータの誤り訂正符号との構造を示す。ビデオ
データは、C1符号として(241,225,17)リードソロモ
ン符号(以下RS符号という)と、C2符号として(11
6,108,9 )RS符号との積符号で構成されている。ここ
で、(n,k,d)RS符号とは、符号長がn、情報長
がk、符号間距離がdであるガロア体GF(28 )上の
RS符号を示す。オーディオデータは、C3符号として
(116,100,17)RS符号を構成している。図は、2チャ
ンネルオーディオの場合を示しており、1トラック当た
り400 バイトのデータ量である。このC3符号化された
オーディオセクタは、C1検査符号を記録する領域の一
部分をけずり、その部分に配置される。すなわち、C1
検査符号の一部分を”0”データとしてmod.2加算
される。
【0024】ここで、ビデオ信号とオーディオ信号との
レートについて考える。ビデオ信号としてCCIRのR
ec.601 による(4:2:2)コンポーネント信号が
入力されるとする。ビデオ信号の標本化周波数は、Y信
号は13.5MHZ 、R−Y、B−Y信号が夫々6.75MHz であ
る。従って、各信号を8ビットで量子化すると、総デー
タレートは216 Mbpsとなる。一方、ビデオ信号の記録エ
リアは1トラック当たり225 ×108 =24300 バイトであ
るので、そのデータレートは23.328Mbpsとなる。216 Mb
psから23.328Mbpsへの圧縮は、直交変換などを用いて行
う。
【0025】オーディオ信号の標本化周波数を48 kHz、
量子化ビット数を16ビットとすると、2チャンネルオー
ディオ信号のデータレートは、2×48×16=1536kbpsと
なる。一方、オーディオ信号の記録エリアは、1トラッ
ク当たり400 バイトであるので、そのデータレートは38
4 kbpsとなる。従って、オーディオデータも直交変換な
どにより、1536kbpsから384 kbpsへ圧縮する。
【0026】次に、上述したようなディジタル信号記録
方法を実現するためのディジタルVTRについて説明す
る。図10はこのようなディジタルVTRの一例の構成を
示すブロック図である。図において、8はビデオ信号用
の入力端子を示し、A/D変換器9は入力されたアナロ
グのビデオ信号をディジタル信号に変換し、高能率符号
器31へ出力する。高能率符号器31は、前述したような圧
縮レート(216 Mbps→23.328Mbps)にてビデオ信号を圧
縮する。図11は、高能率符号器31の一例の構成を示すブ
ロック図である。高能率符号器31は、ビデオ信号を例え
ば8画素×8画素にブロック化し、離散的コサイン変換
(DCT)などの直交変換を行って64個の変換係数を得
る直交変換回路61と、この変換係数を遅延させて可変長
符号化回路64へ伝送する遅延回路と、この変換係数に対
して標準的な量子化を行う標準量子化回路63と、所定の
ブロックにおける総ビット数を計算してビット数が一定
になるように制御信号を可変長符号化回路64へ送るビッ
ト数制御回路65と、この制御信号に基づいて所定のビッ
ト数即ちレートが23.328Mbps以下になるように符号化を
行う可変長符号化回路64とを備えている。可変長符号化
されたビデオデータは、誤り訂正符号器33へ出力されて
誤り訂正符号化される。
【0027】5はオーディオ信号用の入力端子を示し、
A/D変換器6は入力されたアナログのオーディオ信号
をディジタル信号に変換し、高能率符号器32へ出力す
る。高能率符号器32は、高能率符号器31と同様の内部構
成を有し、前述したような圧縮レート(1536kbps→384
kbps)にてオーディオ信号を圧縮する。可変長符号化さ
れたオーディオデータは、誤り訂正符号器34へ出力され
て誤り訂正符号化される。誤り訂正符号化されたビデオ
データ及びオーディオデータは、混合・フォーマット回
路35へ出力され、混合・フォーマット回路35は、これら
のデータを混合して記録フォーマットを作成する。変調
器36はこの記録フォーマットをテープ1に記録するため
のパターンに変換する。このパターンは、記録アンプ37
にて増幅された後、切り替えスイッチ38が記録側に切り
替えられている時に、回転ドラム39上の磁気ヘッド40に
よりテープ1に記録される。
【0028】また、41〜51は復号器側の構成部材を示し
ている。切り替えスイッチ38が再生側に切り替えられて
いる時に、テープ1に記録されているデータが磁気ヘッ
ド40により再生され、再生アンプ41により増幅されて復
調器42へ出力される。復調器42はテープ1に記録された
データパターンを元の記録フォーマットに復調し、復調
した記録フォーマットは、同期分離・ID検出回路43にて
同期分離された後、誤り訂正復号器44へ出力する。誤り
訂正復号器44は、置き換えられたオーディオデータ部分
をイレージャとしてC1符号により4イレージャ+6誤
り訂正を行って、元のビデオデータを得る。ここで得ら
れるイレージャ位置の誤りパターンは、C3符号+記録
再生上の誤りとなり、誤り訂正復号器45へ出力される。
誤り訂正復号器45は、このイレージャ位置の誤りパター
ンに対してC3復号を行い、元のオーディオデータを得
る。
【0029】高能率復号器46は、誤り訂正復号器44から
の出力に対して、可変長復号, 逆直交変換を行って、元
の8×8画素のビデオデータを得、このデータをD/A
変換器48へ出力する。D/A変換器48はアナログ信号に
変換し、元のビデオ信号が出力端子50から出力される。
一方、高能率復号器47は、誤り訂正復号器45からの出力
に対して、高能率復号器46と同様の処理を行って、元の
オーディオデータを得、このデータをD/A変換器49へ
出力する。D/A変換器49はアナログ信号に変換し、元
のオーディオ信号が出力端子51から出力される。
【0030】次に、動作について説明する。入力端子
8,5から入力されたビデオ信号及びオーディオ信号
は、A/D変換器9,6で夫々ディジタル信号に変換さ
れた後、高能率符号器31, 32で上に述べたような所定の
レートに圧縮される。その後、誤り訂正符号器33では、
ビデオデータをまず(116,108,9 )RS符号にC2符号
化した後に、(241,225,17)RS符号にC1符号化す
る。そして、16バイトのC1検査符号の内、最後の4バ
イトを”0”データに置き換える。一方、誤り訂正符号
器34で、オーディオデータを(116,100,17)RS符号に
C3符号化する。誤り訂正符号化されたデータは、混合
・フォーマット回路35で混合された後に、図8に示すよ
うにフォーマッティングされ、変調器36に送り出され
る。変調器36でディジタル変調されたデータが、記録ア
ンプ37、切り替えスィッチ38を通して磁気ヘッド40から
テープ1上に記録される。
【0031】再生時は、磁気ヘッド40でテープからデー
タを再生し、切り替えスィッチ38、再生アンプ41、復調
器42を経て元のフォーマッティングされたディジタル信
号が再生される。元の記録フォーマットは、同期分離・
ID検出回路43にて同期分離された後に、誤り訂正復号器
44に入力される。誤り訂正復号器44では、置き換えられ
たオーディオデータ部分をイレージャとしてC1符号に
より4イレージャ+6誤り訂正が実行される。ここで得
られるイレージャ位置の誤りパターンは、C3符号デー
タ+記録再生上の誤りとなる。このイレージャ位置の誤
りパターンは、誤り訂正復号器45にてC3復号され、元
のオーディオデータが得られる。一方、誤り訂正復号器
44では、C1復号において訂正不可能だった場合はその
符号語にフラグをたて、C2符号は置き換えられたオー
ディオデータ部分が無い場合と同様に訂正を行う。この
ようにして元のビデオデータが得られる。誤り訂正が不
可能な場合は、誤り検出して、フラグをデータと共に送
る。誤り訂正復号器44から出力されるビデオデータは、
高能率復号器46にて可変長復号, 逆直交変換が行われて
元の8×8画素のビデオデータに復号された後、D/A
変換器48にてアナログ信号に変換され、出力端子50から
元のビデオ信号が出力される。ここで、誤り検出をした
場合は、1フィールド前のデータで置換するなどの補間
が行われる。誤り訂正復号器45から出力されるオーディ
オデータも、高能率復号器47, D/A変換器49にて同様
の処理が施されて、出力端子51から元のオーディオ信号
が出力される。
【0032】なお、上述の実施例では2チャンネルオー
ディオの場合について説明したが、1チャンネルオーデ
ィオの場合は、図12(a)に示すように、オーディオデ
ータを1トラック当たり2×100 =200 バイトの領域に
高能率符号化して、C3誤り訂正符号化を行う。また、
4チャンネルオーディオの場合は、図12(c)に示すよ
うに、オーディオデータを1トラック当たり8×100 =
800 バイトの領域に高能率符号化して、C3誤り訂正符
号化を行う。このように、オーディオ信号のチャンネル
数に応じて、置き換えられるオーディオデータの領域を
可変にする。この場合、チャンネル数の識別信号はID
信号の記録領域に記録することができる。すなわち、オ
ーディオ部分のチャンネル数をID信号から検出するこ
とにより、オーディオ信号のチャンネル数がわかると共
に、誤り訂正の方法を制御することができる。
【0033】ビデオ信号とオーディオ信号との誤り訂正
能力については、電子情報通信学会技術報告IT91─15の
吉田他「パンクチャド符号を用いた家庭用ディジタルVT
R の符号構成の検討」に述べられているように、ほぼ同
程度にすることが可能である。また、C3符号の構成を
変えれば、ビデオ信号とオーディオ信号との誤り訂正能
力を制御することも可能である。
【0034】
【発明の効果】以上のように、第1,第2発明では、デ
ィジタルビデオ信号とディジタルオーディオ信号とを夫
々誤り訂正符号化し、誤り訂正符号が付加されたオーデ
ィオ信号を誤り訂正符号が付加されたビデオ信号の一部
と置き換えて記録するようにしたので、ビデオ信号とオ
ーディオ信号との誤り訂正能力をほぼ等しくでき、しか
も冗長度が小さいディジタル信号記録方法を達成でき
る。
【0035】また、第2発明では、ディジタルオーディ
オ信号の種類数に応じて、誤り訂正符号が付加されたオ
ーディオ信号を誤り訂正符号が付加されたビデオ信号の
一部に置き換えて記録する領域を可変としているので、
オーディオ信号の種類数が変化しても、新たに記録ビッ
ト数を増加させる必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例におけるテープ上の記録フォーマットの
模式図である。
【図2】従来例におけるディジタルVTRの構成を示す
ブロック図である。
【図3】従来例におけるテープ上の記録タイミングを示
す模式図である。
【図4】従来例のオーディオセクタにおける記録チャン
ネルの割り当てを示す模式図である。
【図5】従来例のオーディオセクタ内におけるデータ構
造を示す模式図である。
【図6】従来例における1フィールドのオーディオデー
タ構造を示す模式図である。
【図7】本発明におけるテープ上の記録フォーマットの
模式図である。
【図8】本発明におけるテープ上の記録タイミングとデ
ータ構造とを示す模式図である。
【図9】本発明におけるビデオデータとオーディオデー
タとの誤り訂正の構造を示す模式図である。
【図10】本発明におけるディジタルVTRの構成を示
すブロック図である。
【図11】本発明における高能率符号器の構成を示すブ
ロック図である。
【図12】本発明におけるオーディオデータの誤り訂正
の別の構造を示す模式図である。
【符号の説明】
1 テープ 21 トラック 31 高能率符号器 32 高能率符号器 33 誤り訂正符号器 34 誤り訂正符号器 35 混合・フォーマット回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルビデオ信号とディジタルオー
    ディオ信号とを符号化して符号化ビデオデータと符号化
    オーディオデータとを得、前記両信号の符号化における
    誤りを訂正するためのビデオデータ用誤り訂正符号とオ
    ーディオデータ用誤り訂正符号とを前記両符号化データ
    に付加してこれらを記録媒体に記録するディジタル信号
    記録方法において、前記オーディオデータ用誤り訂正符
    号が付加された前記符号化オーディオデータを前記ビデ
    オデータ用誤り訂正符号が付加された前記符号化ビデオ
    データの一部と置き換えて記録することを特徴とするデ
    ィジタル信号記録方法。
  2. 【請求項2】 ディジタルビデオ信号と1または複数種
    類のディジタルオーディオ信号とを符号化して符号化ビ
    デオデータと符号化オーディオデータとを得、前記両信
    号の符号化における誤りを訂正するためのビデオデータ
    用誤り訂正符号とオーディオデータ用誤り訂正符号とを
    前記両符号化データに付加してこれらを記録媒体に記録
    するディジタル信号記録方法において、前記オーディオ
    データ用誤り訂正符号が付加された前記符号化オーディ
    オデータを前記ビデオデータ用誤り訂正符号が付加され
    た前記符号化ビデオデータの一部と置き換えて記録する
    こととし、前記ディジタルオーディオ信号の種類数に応
    じてこの置き換えて記録する領域を可変とすることを特
    徴とするディジタル信号記録方法。
JP3310464A 1991-03-12 1991-11-26 デイジタル信号記録方法 Pending JPH05153548A (ja)

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JP3310464A JPH05153548A (ja) 1991-11-26 1991-11-26 デイジタル信号記録方法
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DE1992624091 DE69224091T2 (de) 1991-03-12 1992-03-06 Methode und Apparat zur Aufzeichnung von digitalen Signalen

Applications Claiming Priority (1)

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JP3310464A JPH05153548A (ja) 1991-11-26 1991-11-26 デイジタル信号記録方法

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JPH05153548A true JPH05153548A (ja) 1993-06-18

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7075932B2 (en) 2000-05-23 2006-07-11 Fujitsu Limited Communication device for selecting route of packet
US7266751B2 (en) 2003-04-04 2007-09-04 Sony Corporation Data recording method and data recording apparatus

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