JPH0515320U - 積層型二次電池 - Google Patents

積層型二次電池

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JPH0515320U
JPH0515320U JP060337U JP6033791U JPH0515320U JP H0515320 U JPH0515320 U JP H0515320U JP 060337 U JP060337 U JP 060337U JP 6033791 U JP6033791 U JP 6033791U JP H0515320 U JPH0515320 U JP H0515320U
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JP
Japan
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diaphragm
pair
gasket
secondary battery
bipolar plate
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Application number
JP060337U
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English (en)
Inventor
克己 藤谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

(57)【要約】 【目的】 相対的に小さい締めつけ力によってもガスケ
ットによる水密を確実に保持することができ、それによ
って双極板等の歪みの発生が抑制され、かつその相互間
隔を適正に保つことができる構造を有するレドックスフ
ロー電池等の積層型二次電池を提供する。 【構成】 外周部にフレーム15a、15bが設けられ
た対向する1対の双極板13、14と、1対の双極板1
3、14の間に設けられる隔膜10と、隔膜10と双極
板13、14の間にそれぞれ設けられる1対の電極1
1、12と、電極11、12のそれぞれの外周に設けら
れ、フレーム15a、15bおよび隔膜10に締めつけ
によって密着させられる1対のガスケット6a、6bと
を備えるセル1が、複数個重ねられてなる積層型二次電
池において、ガスケット6a、6bのそれぞれの面に、
1本または2本以上の環状の突起部6cが形成されてい
ることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、電力貯蔵用のレドックスフロー型電池、および亜鉛−ハロゲン電 池等の電解液を用いた積層型二次電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
電力貯蔵用電池として、たとえばレドックスフロー型電池は、図5に示すよう なシステム構成を有する。隔膜(たとえば陽イオン交換膜)10によって仕切ら れた電解層20には、正電極12を有する正極室22および負電極11を有する 負極室21が設けられる。正極室22には、タンク23aに貯蔵された正電解液 がポンプ24aによって連続的に供給される。同様に負極室21には、タンク2 3bに貯蔵された負電解液がポンプ24bによって連続的に供給される。正電解 液として、たとえば鉄イオンを含む水溶液、負電解液として、たとえばクロムイ オンを含む水溶液を用いれば、Fe3 + のFe2 + への還元(正極)とCr2 + のCr3 + への酸化(負極)により放電が行なわれ、その逆反応により充電が行 なわれる。このとき、両極の間に設けられた隔膜10を水素イオンが通過する。 両極にそれぞれ起こる電池反応を改めて示すと下記のとおりである。
【0003】
【化1】
【0004】 上記原理に従って作動するレドックスフロー電池は、たとえば図6に示すセル が複数個積層された構造を有する。図に示すように、セル1では、双極板13、 負電極11、隔膜10、正電極12、および双極板14の構成要素が順に配列さ れる。双極板13および14の外周には、フレーム15aおよび15bがそれぞ れ設けられる。また、負電極11および正電極12のそれぞれの外周には、ゴム 製のガスケット16aおよび16bがそれぞれ設けられる。また、これらのフレ ーム、ガスケットおよび隔膜にはセル内部に電解液を供給するための通路として 働くマニホールド27が形成される。これらの構成要素は、重ねられた後、双極 板13、負電極11および隔膜10で形成される負極室に負電解液が充填され、 双極板14、正電極12および隔膜10で形成される正極室に正電解液が充填さ れる。電解液を充填するに際し、ガスケット16aおよび16bは、締めつけら れて電解液を外に漏らさないよう隔膜およびフレームにそれぞれ密着する。従来 、このガスケットは平板状のものが多く使用されてきている。
【0005】 以上のように構成されるセル1は、多数積層されて図7に示すようなセルスタ ックを構成する。セルスタック30において、セル1は多数重ねられ、1対の端 板17aおよび17bの間に挟まれてボルト18によって締めつけられている。 セルスタック30の側面には、電解液の導入口19aおよび排出口19bを有す る電解液給配板9cが設けられている。電力貯蔵用には、このようなセルスタッ クが適当数用いられる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上述したレドックスフロー型電池において、ガスケットは双極板と隔膜との間 隔を保持しながら電解液の漏れを防止する。このとき、ガスケットは温度変化に よる緩みおよびクリープ等の発生を考慮して締めつけられる。このような締めつ けは、上述したようなボルトによって行なわれるが、従来の平板状ガスケットで は、相当数のボルトを用いてガスケット全体にわたり均等に締めつけを行なうこ とが困難であった。このため、電解液の漏れを生じるおそれがあった。そこで、 水密を確実にするため、非常に強い力で締めつけを行なう必要があった。その圧 力は、ガスケットが数%〜20%変形するまでに達した。しかしながら、不均等 なまま強い締めつけが行なわれると、双極板等に歪みが生じ、この歪みが大きい 場合、双極板が破損するおそれがあった。
【0007】 この考案の目的は、従来より弱い締めつけによってもガスケットによる水密の 保持を確実に行なうことができ、それによって双極板等の歪みの発生が抑制され る積層型二次電池を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案に従う積層型二次電池は、外周部にフレームが設けられた対向する1 対の双極板と、1対の双極板の間に設けられる隔膜と、隔膜と双極板の間にそれ ぞれ設けられる1対の電極と、1対の電極のそれぞれの周辺に設けられ、双極板 のフレームおよび隔膜に締めつけによって密着させられる1対のガスケットとを 備えるセルが、複数個重ねられてなるものにおいて、ガスケットは、フレームお よび隔膜に密着させられるそれぞれの面に、電極を囲むよう環状に形成された1 本または2本以上の連続する突起部を有することを特徴としている。
【0009】
【作用】
この考案に従う積層型二次電池において、電極の周辺に設けられるガスケット は、締めつけによって双極板外周部のフレームおよび隔膜に密着させられる。こ の密着にあたり、まず、ガスケットの面に環状に形成された突起部が、上記フレ ームおよび隔膜にそれぞれ当てられる。次いで締めつけによって、この突起部が 潰れるようにして上記フレームおよび隔膜に密着させられる。突起部はごく小さ いものであるため、その変形には従来に比べて大きな力を要さない。しかも、比 較的小さい力によって突起部全体にわたり均等に変形をおこすことができる。こ のため、締めつけが弱くても容易に突起部を密着させることができ、確実に水密 を保持することができる。このように突起部を潰すようにして水密を保持すれば 、双極板等に歪みを生じさせることも防止される。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の一具体例を図について説明する。図1は、この考案に従う積 層型二次電池のセルを示す。セル1は、従来と同様、双極板13、負電極11、 隔膜10、正電極12および双極板14の構成要素が順に配列される。双極板1 3および14はガラス状カーボンから形成され、負電極11および正電極12は カーボンクロスから形成される。双極板13および14の外周には、ポリ塩化ビ ニル製のフレーム15aおよび15bがそれぞれ設けられる。また、負電極11 および正電極12のそれぞれの外周には、ゴム製のガスケット6aおよび6bが 設けられる。また、上記フレーム、ガスケットおよび隔膜には、従来と同様マニ ホールド27が形成される。ガスケット6aにおいて、フレーム15aに対する 面(図に現われず)および隔膜10に対する面には、それぞれ負電極11を囲む ように2本の山脈状の突起部6cが形成されている。同様にガスケット6bにお いても、フレーム15bに対する面および隔膜10に対する面(図に現われず) に突起部6cが形成されている。図2は、ガスケット6aおよび6bの断面図で ある。これらのガスケットの断面は、ともに図に示すような形状であり、双極板 およびフレームに接すべき面にそれぞれ山型の突起部6cが2つずつ形成されて いる。図に示すように、ガスケット主要部の厚み(d)を0.8とし、これに対 し突起部6cの高さ(h)を0.2とすることができる。以上のように構成され るセルは、従来と同様、積層されてセルスタックとなる。セルスタックを構成す るに際し、構成要素は図3(a)に示すように重ねられ、従来と同様ボルト(図 示せず)によって締めつけられる。その結果、図3(b)に示すように、ガスケ ット6aおよび6bの突起部6cが潰され、水密が完了する。このとき、フレー ムと隔膜との間は、双極板等に歪みを発生させることなく、ガスケットの厚み( d)約0.8に保持される。
【0011】 一方、従来の平板状ガスケットを用い、同様にしてセルの構成要素を重ねて締 めつける場合、ガスケットの厚みは0.9(図4(a)f1 )から0.8(図4 (b)f2 )に圧縮される。このようにガスケットを圧縮して水密を保持する場 合、締めつけを均等に行なうことが困難であり、双極板等に歪みを生じさせる。
【0012】 なお、この考案に従う突起部の形状および数は、上記実施例に限定されるもの ではない。突起部の数は、ガスケットの主要面につき、1本または3本以上とし てもよい。また、突起部の形状も上述した山型以外の他の形状とすることができ る。
【0013】 以上レドックスフロー型電池につき説明を行なってきたが、この考案は同電池 に限定されず、電解液を用いた積層型二次電池、特に亜鉛−ハロゲン電池等の電 力貯蔵用電池に広く利用することができる。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案に従ってガスケットに突起部を形成したことよ り、従来に比べ相対的に小さい力でガスケット全体にわたり均等に圧縮歪みを与 えることが可能となった。このため、積層型二次電池において、水密の信頼性が 非常に向上した。また、小さな力で均等にガスケットの突起部を潰して水密が保 持されるので、ガスケットの締めつけの際、双極板等を歪ませるおそれも非常に 少なくなった。さらに、ガスケットへの締めつけ力を適当に選ぶことにより、双 極板と隔膜との間隔は容易に所定の値とすることが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に従う積層型二次電池のセルを示す斜
視図である。
【図2】図1に示されるガスケットの断面図である。
【図3】図1に示すセルの締めつけについて説明する断
面図である。
【図4】従来の積層型二次電池のセルについて締めつけ
を説明する断面図である。
【図5】レドックスフロー電池のシステム構成を示す模
式図である。
【図6】従来の積層型二次電池のセルを示す斜視図であ
る。
【図7】レドックスフロー電池のセルスタックを示す斜
視図である。
【符号の説明】
10 隔膜 11 負電極 12 正電極 13、14 双極板 15a、15b フレーム 6a、6b、16a、16b ガスケット 6c 突起部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周部にフレームが設けられた対向する
    1対の双極板と、 前記1対の双極板の間に設けられる隔膜と、 前記隔膜と前記双極板の間にそれぞれ設けられる1対の
    電極と、 前記1対の電極のそれぞれの周辺に設けられ、前記双極
    板のフレームおよび前記隔膜に締めつけによって密着さ
    せられる1対のガスケットとを備えるセルが、 複数個重ねられてなる積層型二次電池において、 前記ガスケットは、前記フレームおよび前記隔膜に密着
    させられるそれぞれの面に、前記電極を囲むよう環状に
    形成された1本または2本以上の連続する突起部を有す
    ることを特徴とする、積層型二次電池。
JP060337U 1991-07-31 1991-07-31 積層型二次電池 Pending JPH0515320U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002101864A1 (fr) 2001-06-12 2002-12-19 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Chassis de cellule pour cuve a oxydation redox et cuve a oxydation redox
KR20150007750A (ko) * 2013-07-12 2015-01-21 오씨아이 주식회사 레독스 흐름 전지 및 셀 프레임
JP2015215948A (ja) * 2014-05-07 2015-12-03 旭化成イーマテリアルズ株式会社 セル積層体および蓄電池
WO2021229955A1 (ja) * 2020-05-15 2021-11-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 レドックスフロー電池、およびレドックスフロー電池を用いて充電と放電の少なくとも一方を行う方法

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19971202