JPH0515255A - ゴルフ場における緑芝地帯 - Google Patents
ゴルフ場における緑芝地帯Info
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- JPH0515255A JPH0515255A JP3336375A JP33637591A JPH0515255A JP H0515255 A JPH0515255 A JP H0515255A JP 3336375 A JP3336375 A JP 3336375A JP 33637591 A JP33637591 A JP 33637591A JP H0515255 A JPH0515255 A JP H0515255A
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- JP
- Japan
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- green
- pipe
- pipes
- zone
- lawn
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、緑芝の生育に好ましい土壌条件を
常時維持するのに好適で、かつ破損され難い構造のゴル
フ場における緑芝地帯の提供を目的とする。 【構成】 カップリング穴Cの開設によって破損され
ず、かつ芝根の伸張に好適となるように緑芝Aが植設さ
れたゴルフ場におけるグリーンあるいはティーグランド
等の地表から30cm前後の深さに、管内圧力の増加に
ともなって管内に流入された液体あるいは気体が管皮よ
り滲出するパイプ10を埋設する。
常時維持するのに好適で、かつ破損され難い構造のゴル
フ場における緑芝地帯の提供を目的とする。 【構成】 カップリング穴Cの開設によって破損され
ず、かつ芝根の伸張に好適となるように緑芝Aが植設さ
れたゴルフ場におけるグリーンあるいはティーグランド
等の地表から30cm前後の深さに、管内圧力の増加に
ともなって管内に流入された液体あるいは気体が管皮よ
り滲出するパイプ10を埋設する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、緑芝の生育に好ましい
土壌条件を常時維持するのに好適で、かつ破損され難い
構造のゴルフ場における緑芝地帯に関する。
土壌条件を常時維持するのに好適で、かつ破損され難い
構造のゴルフ場における緑芝地帯に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ゴルフ場の緑芝地帯は常に潤
いのある新鮮な緑芝を育成しておく必要があり、取り分
け使用頻度の多いグリーンあるいはティーグランド等
は、緑芝の損傷も多く、また踏圧により土質が固くなる
等の条件下にあるため入念な管理が必要とされる。
いのある新鮮な緑芝を育成しておく必要があり、取り分
け使用頻度の多いグリーンあるいはティーグランド等
は、緑芝の損傷も多く、また踏圧により土質が固くなる
等の条件下にあるため入念な管理が必要とされる。
【0003】このため、グリーンあるいはティーグラン
ド等の緑芝地帯に関しては年間を通じて新鮮な緑芝を育
成すべく、例えば特開昭50−47423号公報や特開
昭57−110274号公報等に示されるような種々の
造成方法が提案されている。すなわち、特開昭50−4
7423号公報によれば、図8(I)に示すように、グ
リーンの基土をロート状に掘削し、この掘削部1の最深
部に排水管2を取付けた上で順次上方へ向けて小石層
3,じゃり・砂層4・芝地土壌5と積層する構造が示さ
れており、これにより緑芝Aに対する効果的な排水を行
おうとするものである。また、特開昭57−11027
4号公報によれば、図8(II)に示すように、地表面
から一定深さの基盤面6上に不透水性のシート7を敷設
し、その上に毛細作用を効果的に利用できる範囲の粒度
の砂を選定してこれを所定の高さに客土8し、その上に
混合表土9を地表面に沿うように敷設する構造等が示さ
れており、これにより地表面の傾斜状況等にかかわら
ず、緑芝Aの育生に必須の条件である土壌の水分コント
ロールを効果的に行おうとするものである。
ド等の緑芝地帯に関しては年間を通じて新鮮な緑芝を育
成すべく、例えば特開昭50−47423号公報や特開
昭57−110274号公報等に示されるような種々の
造成方法が提案されている。すなわち、特開昭50−4
7423号公報によれば、図8(I)に示すように、グ
リーンの基土をロート状に掘削し、この掘削部1の最深
部に排水管2を取付けた上で順次上方へ向けて小石層
3,じゃり・砂層4・芝地土壌5と積層する構造が示さ
れており、これにより緑芝Aに対する効果的な排水を行
おうとするものである。また、特開昭57−11027
4号公報によれば、図8(II)に示すように、地表面
から一定深さの基盤面6上に不透水性のシート7を敷設
し、その上に毛細作用を効果的に利用できる範囲の粒度
の砂を選定してこれを所定の高さに客土8し、その上に
混合表土9を地表面に沿うように敷設する構造等が示さ
れており、これにより地表面の傾斜状況等にかかわら
ず、緑芝Aの育生に必須の条件である土壌の水分コント
ロールを効果的に行おうとするものである。
【0004】一方、特開昭62−51930号公報など
に開示されているように、地中に有孔パイプを埋設しこ
のパイプ内に冷水・温水・酸素等を送り込み、緑芝地帯
などの土壌管理を地中内側から自在に行おうとする提案
もなされている。
に開示されているように、地中に有孔パイプを埋設しこ
のパイプ内に冷水・温水・酸素等を送り込み、緑芝地帯
などの土壌管理を地中内側から自在に行おうとする提案
もなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、同じゴルフ
場における緑芝地帯であっても、その土壌条件は年間を
通じて種々変化するものであり、また建設地域の風土に
よってもその土壌条件は千差万別であるため、特開昭5
0−47423号公報,特開昭57−110274号公
報等のように、単に排水性の向上のみにより緑芝の成育
を期待することは大変無理がある。また、特開昭62−
51930号公報などに開示されているものは、地中内
部から土壌管理を自在に行おうとする技術の提案にその
趣旨がある。
場における緑芝地帯であっても、その土壌条件は年間を
通じて種々変化するものであり、また建設地域の風土に
よってもその土壌条件は千差万別であるため、特開昭5
0−47423号公報,特開昭57−110274号公
報等のように、単に排水性の向上のみにより緑芝の成育
を期待することは大変無理がある。また、特開昭62−
51930号公報などに開示されているものは、地中内
部から土壌管理を自在に行おうとする技術の提案にその
趣旨がある。
【0006】しかしながら、特にゴルフ場においけるグ
リーンの土壌構造は、例えばいわゆるUSGAグリーン
セクション方式と称されるもの等として、表面に緑芝が
植設された混合土壌が約30センチメートルの深さに、
またその下部に粗砂が約5センチメートルの深さに、さ
らにその下部に砂利が約10センチメートルの深さに層
形成されている。さらに、上記USGA方式の変型のも
のとして、表面に緑芝が植設された砂・ピーモス層が約
30センチメートルの深さに、またその下部に粗砂が約
約10センチメートルの深さに層形成されている。した
がって、有効パイプの埋設に際しては緑芝の成育に効果
的な配置位置などの条件を考慮しなければならない。
リーンの土壌構造は、例えばいわゆるUSGAグリーン
セクション方式と称されるもの等として、表面に緑芝が
植設された混合土壌が約30センチメートルの深さに、
またその下部に粗砂が約5センチメートルの深さに、さ
らにその下部に砂利が約10センチメートルの深さに層
形成されている。さらに、上記USGA方式の変型のも
のとして、表面に緑芝が植設された砂・ピーモス層が約
30センチメートルの深さに、またその下部に粗砂が約
約10センチメートルの深さに層形成されている。した
がって、有効パイプの埋設に際しては緑芝の成育に効果
的な配置位置などの条件を考慮しなければならない。
【0007】また、グリーンは一般的には約17〜25
センチメートル前後の深さのカップリング穴が開設さ
れ、しかもこのカップリング穴は常に一定ではなく移動
されて穴掘りさるため、緑芝の成育に効果的であってし
かもカップリングによる穴掘りによって破損を受けない
ような、有孔パイプの埋設条件が考慮されなければなら
ない。しかしながら、特開昭62−51930号公報な
どの場合には、単に地中内部から土壌管理を自在に行お
うとするだけのものであり、上記したようにカップリン
グ穴の開設時における破損防止を図るとともに、緑芝の
成育に効果的な土壌構造はなんら提案されておらない。
センチメートル前後の深さのカップリング穴が開設さ
れ、しかもこのカップリング穴は常に一定ではなく移動
されて穴掘りさるため、緑芝の成育に効果的であってし
かもカップリングによる穴掘りによって破損を受けない
ような、有孔パイプの埋設条件が考慮されなければなら
ない。しかしながら、特開昭62−51930号公報な
どの場合には、単に地中内部から土壌管理を自在に行お
うとするだけのものであり、上記したようにカップリン
グ穴の開設時における破損防止を図るとともに、緑芝の
成育に効果的な土壌構造はなんら提案されておらない。
【0008】この発明は、上記のような問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、グリー
ンあるいはティーグランド等における緑芝地帯の排水,
温度,通気,肥料あるいは薬剤等の散布による土質管理
に優れ、緑芝の成育に最適な土壌条件を人為的にコント
ロールすることができ、しかもカップリングによる穴掘
りによって容易に破損されず耐久性に優れたゴルフ場に
おける緑芝地帯を提供することにある。
なされたものであり、その目的とするところは、グリー
ンあるいはティーグランド等における緑芝地帯の排水,
温度,通気,肥料あるいは薬剤等の散布による土質管理
に優れ、緑芝の成育に最適な土壌条件を人為的にコント
ロールすることができ、しかもカップリングによる穴掘
りによって容易に破損されず耐久性に優れたゴルフ場に
おける緑芝地帯を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、請求項1記載のように、ゴルフ場に
おけるグリーンあるいはティーグランド等の緑芝地帯で
あって、カップリング穴の開設によって破損されず、か
つ芝根の伸張に好適となるように緑芝が植設された地表
から30cm前後の深さに、管内圧力の増加にともなっ
て管内に流入された液体あるいは気体が管皮より滲出す
るパイプを埋設することを特徴とする。
を達成するために、請求項1記載のように、ゴルフ場に
おけるグリーンあるいはティーグランド等の緑芝地帯で
あって、カップリング穴の開設によって破損されず、か
つ芝根の伸張に好適となるように緑芝が植設された地表
から30cm前後の深さに、管内圧力の増加にともなっ
て管内に流入された液体あるいは気体が管皮より滲出す
るパイプを埋設することを特徴とする。
【0010】また、請求項2記載のように、地中に埋設
されるパイプは、本管に接続される始端側から終端側へ
向かうパイプが、交互に逆方向となるように列設される
ことを特徴とする。
されるパイプは、本管に接続される始端側から終端側へ
向かうパイプが、交互に逆方向となるように列設される
ことを特徴とする。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る実施例を図面に基づき詳
細に説明する。図1(I)(II)は本発明に係る緑芝
地帯の構造を示す断面図であり、同図において10は緑
芝が植設された地中内に埋設される配管用パイプであ
る。このパイプ10は、金属製あるいはゴム製等各種の
材料を用いて製造され、また種々の機能を有するパイプ
を用いることができるが、以下この発明に用いる最適な
パイプとして、管内圧力の増加にともなって管内に流入
された液体あるいは気体が管皮より滲出するパイプに基
づき説明する。さらに、液体あるいは気体が管外へ滲出
する構成としては、弁構造あるいは管本体の編構造によ
る拡間方式、あるいは管本体への穿孔等のように適宜設
計変更することができる。例えば、この種パイプの市販
品としては、商品名「リーキーパイプ」(輸入総発売
元:グリーンエンジニアリング(株))等を用いること
ができる。上記パイプは、パイプ本体は特殊加工のゴム
材により編成されるとともに、アスファルト材が網形成
されたゴム材間に含浸され、さらにこれをポリエステル
等の不織布によりカバーしたものであり、これにより管
内圧力の増加にともなってゴム材間が拡間し、拡間した
ゴム材間により管内に流入された液体が管皮より滲出す
る。
細に説明する。図1(I)(II)は本発明に係る緑芝
地帯の構造を示す断面図であり、同図において10は緑
芝が植設された地中内に埋設される配管用パイプであ
る。このパイプ10は、金属製あるいはゴム製等各種の
材料を用いて製造され、また種々の機能を有するパイプ
を用いることができるが、以下この発明に用いる最適な
パイプとして、管内圧力の増加にともなって管内に流入
された液体あるいは気体が管皮より滲出するパイプに基
づき説明する。さらに、液体あるいは気体が管外へ滲出
する構成としては、弁構造あるいは管本体の編構造によ
る拡間方式、あるいは管本体への穿孔等のように適宜設
計変更することができる。例えば、この種パイプの市販
品としては、商品名「リーキーパイプ」(輸入総発売
元:グリーンエンジニアリング(株))等を用いること
ができる。上記パイプは、パイプ本体は特殊加工のゴム
材により編成されるとともに、アスファルト材が網形成
されたゴム材間に含浸され、さらにこれをポリエステル
等の不織布によりカバーしたものであり、これにより管
内圧力の増加にともなってゴム材間が拡間し、拡間した
ゴム材間により管内に流入された液体が管皮より滲出す
る。
【0012】しかして、パイプ10の始端側11は本管
13に接続されるとともに、終端側12はエンドプラグ
により閉塞されており、緑芝Aが植設された緑地帯の地
中約30cmの深さに埋設される。上記埋設深さLは、
グリーン等はカップリング穴C(深度17〜25センチ
メートル前後)が開設されるため、カップリング時にパ
イプ10が切断されない深さとして、上記した30cm
前後の深さが選択されるものである。また、この30c
m前後の深さにパイプ10が埋設された場合には、芝根
が水源を感知して伸張させ、しっかりと土壌中に根を張
らせることができるのに好適となる。
13に接続されるとともに、終端側12はエンドプラグ
により閉塞されており、緑芝Aが植設された緑地帯の地
中約30cmの深さに埋設される。上記埋設深さLは、
グリーン等はカップリング穴C(深度17〜25センチ
メートル前後)が開設されるため、カップリング時にパ
イプ10が切断されない深さとして、上記した30cm
前後の深さが選択されるものである。また、この30c
m前後の深さにパイプ10が埋設された場合には、芝根
が水源を感知して伸張させ、しっかりと土壌中に根を張
らせることができるのに好適となる。
【0013】次に、このパイプ10は、同図(II)に
示すように、緑芝地帯の地中内において一定間隔を隔て
て多数列配設される。そして、このパイプ10は、管内
圧力の関係から終端側へ向かう程管皮からの流出両が多
くなる傾向を有するため、その配列にあっては、図2に
示すように隣接するパイプ10−10同士の終端12−
12が、交互に逆となるように配管すればパイプ10周
囲への散布を均一的に良好に行うことができる。さら
に、掘削された配管経路101は、設置場所の地形に合
わせて適宜アレンジする(図3および図4参照)。
示すように、緑芝地帯の地中内において一定間隔を隔て
て多数列配設される。そして、このパイプ10は、管内
圧力の関係から終端側へ向かう程管皮からの流出両が多
くなる傾向を有するため、その配列にあっては、図2に
示すように隣接するパイプ10−10同士の終端12−
12が、交互に逆となるように配管すればパイプ10周
囲への散布を均一的に良好に行うことができる。さら
に、掘削された配管経路101は、設置場所の地形に合
わせて適宜アレンジする(図3および図4参照)。
【0014】次に、図5に基づき本発明に係る緑芝地帯
を造成方法するのに好適な装置を説明する。すなわち、
図中14は緑芝地帯を自在に走行する掘削配管車であ
る。この掘削配管車14の車体下部側には、緑芝地中へ
向けて掘削配管手段15が設けられており、掘削配管手
段15の具体的構成は、まずグリーンへのアプローチ側
からグリーンへ向かう傾斜面を掘削始点として活用し、
作動時には車体進行方向の緑芝緑芝地中へ差し込まれ、
緑芝Aを左右に切り裂き配管経路101を形成する掘削
器151を有する(図7(I)参照)。そして、この掘
削器151は特に効率よく配管経路101を掘削する場
合には、一定間隔を隔てた複数列の掘削器151・・・
として設けられる。 なお、この間隔は図1(II)に
示した間隔と同一となる。152は回転自在の押圧ロー
ラであり、このローラ152は上記掘削器151の後方
側に設けられ、かつ切り裂かれた左右側緑芝A1,A2
を押圧して切り裂き前の状態に復元する(図7(II)
参照)。153は上記各掘削器151の後端部に設けら
れ、パイプ10の一端側を固着するパイプ固着部であ
る。この固着部153の構造は、従来公知のパイプ継手
手段が用いられる。16はパイプ用支持部であり、この
パイプ用支持部16は配管経路101の始端側に配置さ
れ、掘削配管車14の掘削移動に伴ってパイプを連続的
に送り出す。このため、両側部に支柱161,161が
起立され、この支柱161,161の上部間にわたって
回転可能な支持杆162が配設され、この支持杆162
に回転自在にパイプ10が巻回支持される。また、この
パイプ用支持部16は上記のように構成されているの
で、トラック等に載置されて効率よく移動設置される。
その他この掘掘配管車14には、車輪,モータ,ハンド
ル,操作レバー等必要な機構が設けられているが、これ
らの機構は本発明に係る掘掘配管車14の要旨とは直接
関係しないので、その詳細な説明は省略をする。
を造成方法するのに好適な装置を説明する。すなわち、
図中14は緑芝地帯を自在に走行する掘削配管車であ
る。この掘削配管車14の車体下部側には、緑芝地中へ
向けて掘削配管手段15が設けられており、掘削配管手
段15の具体的構成は、まずグリーンへのアプローチ側
からグリーンへ向かう傾斜面を掘削始点として活用し、
作動時には車体進行方向の緑芝緑芝地中へ差し込まれ、
緑芝Aを左右に切り裂き配管経路101を形成する掘削
器151を有する(図7(I)参照)。そして、この掘
削器151は特に効率よく配管経路101を掘削する場
合には、一定間隔を隔てた複数列の掘削器151・・・
として設けられる。 なお、この間隔は図1(II)に
示した間隔と同一となる。152は回転自在の押圧ロー
ラであり、このローラ152は上記掘削器151の後方
側に設けられ、かつ切り裂かれた左右側緑芝A1,A2
を押圧して切り裂き前の状態に復元する(図7(II)
参照)。153は上記各掘削器151の後端部に設けら
れ、パイプ10の一端側を固着するパイプ固着部であ
る。この固着部153の構造は、従来公知のパイプ継手
手段が用いられる。16はパイプ用支持部であり、この
パイプ用支持部16は配管経路101の始端側に配置さ
れ、掘削配管車14の掘削移動に伴ってパイプを連続的
に送り出す。このため、両側部に支柱161,161が
起立され、この支柱161,161の上部間にわたって
回転可能な支持杆162が配設され、この支持杆162
に回転自在にパイプ10が巻回支持される。また、この
パイプ用支持部16は上記のように構成されているの
で、トラック等に載置されて効率よく移動設置される。
その他この掘掘配管車14には、車輪,モータ,ハンド
ル,操作レバー等必要な機構が設けられているが、これ
らの機構は本発明に係る掘掘配管車14の要旨とは直接
関係しないので、その詳細な説明は省略をする。
【0015】次に、上記掘削配管車14を用いた場合の
造成作業を説明する。まず第1工程として、ゴルフ場に
おけるグリーンあるいはティーグランド等の緑芝地帯
を、一定間隔を隔てた複数列の掘削器51・・・により
切り裂き、同時に複数列の配管経路101を掘削する。
そして、上記各配管経路101の始端側に設置されたパ
イプ用支持部16に巻回されるとともに、一端が掘削配
管車14のパイプ用支持部16に固着されたパイプ10
を、掘削配管車14の移動にともなって順次各配管経路
内101内へ連続的に送り出し埋設する。同時に、パイ
プ10・・・が敷設された配管経路101・・・の左右
に切り裂さかれた緑芝A1,A2を、押圧ローラ2によ
り押圧して切り裂き前の状態に復元し、配管経路内10
1・・・にパイプ10を埋設するものである。
造成作業を説明する。まず第1工程として、ゴルフ場に
おけるグリーンあるいはティーグランド等の緑芝地帯
を、一定間隔を隔てた複数列の掘削器51・・・により
切り裂き、同時に複数列の配管経路101を掘削する。
そして、上記各配管経路101の始端側に設置されたパ
イプ用支持部16に巻回されるとともに、一端が掘削配
管車14のパイプ用支持部16に固着されたパイプ10
を、掘削配管車14の移動にともなって順次各配管経路
内101内へ連続的に送り出し埋設する。同時に、パイ
プ10・・・が敷設された配管経路101・・・の左右
に切り裂さかれた緑芝A1,A2を、押圧ローラ2によ
り押圧して切り裂き前の状態に復元し、配管経路内10
1・・・にパイプ10を埋設するものである。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、緑芝地帯の地表より約30センチメートル
前後の深さの地中内に、管内圧力の増加にともなって管
内に流入された液体あるいは気体が管皮より滲出するパ
イプを埋設するよう構成されているので、カップリング
の穴掘りの際に埋設されているパイプは破損を受けるこ
とがなく、しかも緑芝の慎重に好適な土壌中に埋設され
ることとなるので、必要に応じて水・温水・空気・肥料
あるいは薬剤などを散布することができることは勿論の
こととして、緑芝根が水源を感知してしっかりと土壌中
に伸張させ好適な土壌管理を行うことができる。また、
請求項2記載の発明によれば、地中に埋設されるパイプ
はその始端側から終端側へ向かうパイプが交互に逆方向
となるように列設されるため、管内圧力の関係から終端
側へ向かう程管皮からの流出両が多くなる傾向を有する
場合でも、パイプへの散布を均一的に良好に行うことが
できる。
明によれば、緑芝地帯の地表より約30センチメートル
前後の深さの地中内に、管内圧力の増加にともなって管
内に流入された液体あるいは気体が管皮より滲出するパ
イプを埋設するよう構成されているので、カップリング
の穴掘りの際に埋設されているパイプは破損を受けるこ
とがなく、しかも緑芝の慎重に好適な土壌中に埋設され
ることとなるので、必要に応じて水・温水・空気・肥料
あるいは薬剤などを散布することができることは勿論の
こととして、緑芝根が水源を感知してしっかりと土壌中
に伸張させ好適な土壌管理を行うことができる。また、
請求項2記載の発明によれば、地中に埋設されるパイプ
はその始端側から終端側へ向かうパイプが交互に逆方向
となるように列設されるため、管内圧力の関係から終端
側へ向かう程管皮からの流出両が多くなる傾向を有する
場合でも、パイプへの散布を均一的に良好に行うことが
できる。
【図1】本発明に係る緑芝地帯の構造を示す説明用断面
図。
図。
【図2】本発明に係る配管構造の説明図。
【図3】本発明に係る配管経路の1例を示す説明図。
【図4】本発明に係る配管経路の1例を示す説明図。
【図5】本発明の実施に供する造成用装置の概略を示す
斜視図。
斜視図。
【図6】図5に示すパイプ用支持部の正面図。
【図7】図5に示す掘削配管車による配管作業の説明用
断面図。
断面図。
【図8】従来の緑芝地帯の構造を示す説明用断面図。
【符号の説明図8】
A 緑芝
C カップリング穴
0 パイプ
101 配管経路
11 パイプ始端側
12 パイプ終端側
14 掘削配管車
15 掘削配管手段
151 掘削器
152 ローラ
153 パイプ用固着部
16 パイプ用支持部
Claims (2)
- 【請求項1】 ゴルフ場におけるグリーンあるいはティ
ーグランド等の緑芝地帯であって、 カップリング穴の開設によって破損されず、かつ芝根の
伸張に好適となるように緑芝が植設された地表から30
cm前後の深さに、管内圧力の増加にともなって管内に
流入された液体あるいは気体が管皮より滲出するパイプ
を埋設することを特徴とするゴルフ場における緑芝地
帯。 - 【請求項2】 地中に埋設されるパイプは、本管に接続
される始端側から終端側へ向かうパイプが、交互に逆方
向となるように列設されることを特徴とする請求項1記
載のゴルフ場における緑芝地帯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3336375A JPH0515255A (ja) | 1991-10-19 | 1991-10-19 | ゴルフ場における緑芝地帯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3336375A JPH0515255A (ja) | 1991-10-19 | 1991-10-19 | ゴルフ場における緑芝地帯 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63295757A Division JPH07114603B2 (ja) | 1988-11-22 | 1988-11-22 | ゴルフ場における緑芝地帯の造成方法、およびその造成用装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0515255A true JPH0515255A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=18298489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3336375A Pending JPH0515255A (ja) | 1991-10-19 | 1991-10-19 | ゴルフ場における緑芝地帯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0515255A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995015677A1 (fr) * | 1993-12-10 | 1995-06-15 | Nippon Sanso Corporation | Conduit d'irrigation de sol, procede d'irrigation de sol au moyen dudit conduit et procede d'alimentation du sol en gaz |
KR101347406B1 (ko) * | 2012-04-05 | 2014-01-03 | 박성웅 | 골프 퍼팅 연습장치 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6251930A (ja) * | 1985-04-23 | 1987-03-06 | 株式会社 吉崎技術研究所 | ゴルフ場グリ−ンの芝生植生管理方法およびその装置 |
JPS63185321A (ja) * | 1987-01-27 | 1988-07-30 | 平嵜 道雄 | 圃場における地中パイプを利用した空気,水,液肥の注入装置 |
-
1991
- 1991-10-19 JP JP3336375A patent/JPH0515255A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6251930A (ja) * | 1985-04-23 | 1987-03-06 | 株式会社 吉崎技術研究所 | ゴルフ場グリ−ンの芝生植生管理方法およびその装置 |
JPS63185321A (ja) * | 1987-01-27 | 1988-07-30 | 平嵜 道雄 | 圃場における地中パイプを利用した空気,水,液肥の注入装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995015677A1 (fr) * | 1993-12-10 | 1995-06-15 | Nippon Sanso Corporation | Conduit d'irrigation de sol, procede d'irrigation de sol au moyen dudit conduit et procede d'alimentation du sol en gaz |
KR101347406B1 (ko) * | 2012-04-05 | 2014-01-03 | 박성웅 | 골프 퍼팅 연습장치 |
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