JPH05152348A - 接合形電界効果トランジスタ - Google Patents

接合形電界効果トランジスタ

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JPH05152348A
JPH05152348A JP3314274A JP31427491A JPH05152348A JP H05152348 A JPH05152348 A JP H05152348A JP 3314274 A JP3314274 A JP 3314274A JP 31427491 A JP31427491 A JP 31427491A JP H05152348 A JPH05152348 A JP H05152348A
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光啓 比嘉
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トランジスタの信頼性及び寿命の低下を引き
起こすことなく、トランジスタの特性(高周波特性)を
向上させる。 【構成】 半絶縁性GaAs基板1の表面に2つの低抵
抗化領域2及び3を有すると共に、これら低抵抗化領域
2及び3間にチャネル領域4を有し、このチャネル領域
4に、PN接合JaとなるP形の高濃度領域5が形成さ
れると共に、2つの低抵抗化領域2及び3上に夫々ドレ
イン電極6とソース電極7が形成され、更にP形の高濃
度領域5上にゲート電極8が形成されて構成されたGa
Asによる接合形電界効果トランジスタにおいて、ソー
ス電極7下の低抵抗化領域3に1つのP形高濃度領域9
を形成してPN接合Jbによる接合ダイオードDを形成
し、この接合ダイオードDのP形高濃度領域9上に取出
し電極10を形成する。そして、この取出し電極10と
上記ゲート電極8とを電気的に接続して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チャネル領域にPN接
合を有する接合形電界効果トランジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、接合形電界効果トランジスタ、
例えばGaAsによるショットキー(バリア)ゲート電
界効果トランジスタは、ゲート領域にショットキー障壁
を設け、このショットキー障壁を逆バイアスして空間電
荷領域の幅を変えることにより、キャリアの流れを制御
するものである。
【0003】従来のGaAsによるショットキー(バリ
ア)ゲート電界効果トランジスタは、図11に示すよう
に、半絶縁性GaAs基板21の表面に2つのN形高濃
度領域(低抵抗化領域)22及び23を有すると共に、
これら低抵抗化領域22及び23間にN形低濃度領域
(チャネル領域)24を有する。このチャネル領域24
には、ゲートPN接合JaとなるP形の高濃度領域25
が形成される。そして、上記2つの低抵抗化領域22及
び23上に夫々オーム性接触によるドレイン電極26と
ソース電極27が形成され、更にP形の高濃度領域25
上にショットキー接触によるゲート電極28が形成され
て構成されている。
【0004】図示の例では、ソース電極27に接地電位
Vssが印加され、ゲート電極28には、チャネル領域
24と高濃度領域25によるPN接合Jaが逆バイアス
状態となるように、ソースに対し負電位VG が印加され
る。ドレイン電極26には、正電位VD が印加される。
【0005】そして、ゲート電極28に印加されるゲー
ト電圧VG によって、空間電荷領域はゲートから下向き
に広がる。その結果、ソースからドレインに流れる電子
の通路(チャネル)は、空間電荷領域の深さによって変
調を受け、ドレイン電流もゲート電圧VG によって制御
される。尚、このショットキーゲート電界効果トランジ
スタの等価回路を図12に示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に、ショットキー
ゲート電界効果トランジスタの高周波特性を改善するに
は、遮断周波数fT を大きくし、入出力の抵抗比を大き
くすることが必要である。従って、接合形電界効果トラ
ンジスタの特性は、ゲート長が短く、ゲート・ソース間
が狭いほど向上する。
【0007】しかし、ゲート長を短くしていくと、単位
面積当りのエネルギが大きくなり、それにより、静電強
度の低下を招き、トランジスタの信頼性、寿命が著しく
低下するという新たな問題が生じる。
【0008】本発明は、このような課題に鑑み成された
もので、その目的とするところは、トランジスタの信頼
性及び寿命の低下を引き起こすことなく、トランジスタ
の特性(高周波特性)を向上させることができる接合形
電界効果トランジスタを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板1表面に
形成された低抵抗化領域2及び3上に夫々ドレイン電極
6及びソース電極7が設けられ、PN接合Jaを有する
チャネル領域4上にゲート電極8が設けられた接合形電
界効果トランジスタにおいて、ソース電極7下の低抵抗
化領域3に、少なくとも1つの接合ダイオードDを形成
し、該接合ダイオードDの取出し電極10とゲート電極
8とを電気的に接続して構成する。
【0010】また、基板1表面に形成された低抵抗化領
域2及び3上に夫々ドレイン電極6及びソース電極7が
設けられ、第1及び第2のPN接合Ja1 及びJa2
有するチャネル領域4上に第1及び第2のゲート電極8
a及び8bが設けられた所謂Dual gate構造の
接合形電界効果トランジスタにおいては、ソース電極7
下の低抵抗化領域3に、第1及び第2の接合ダイオード
1 及びD2 を形成し、第1の接合ダイオードD1 の取
出し電極10aと第1のゲート電極8aとを電気的に接
続すると共に、第2の接合ダイオードD2 の取出し電極
10bと第2のゲート電極8bとを電気的に接続して構
成する。
【0011】そして、上記接合ダイオードD(D1 ,D
2 )を構成するPN接合Jb(Jb 1 ,Jb2 )の抵抗
を、チャネル領域4におけるPN接合Ja(Ja1 ,J
2)の抵抗よりも小に設定する。
【0012】
【作用】上述の本発明の構成によれば、ソース電極7下
の低抵抗化領域3に、少なくとも1つの接合ダイオード
Dを形成し、該接合ダイオードDの取出し電極10とゲ
ート電極8とを電気的に接続するようにし、更に接合ダ
イオードDを構成するPN接合Jbの抵抗を、チャネル
領域4におけるPN接合Jaの抵抗よりも小に設定する
ようにしたので、ゲート長の短縮化に伴って、ゲート電
極8に高電位(降伏電圧VT 以上の電圧)が印加された
としても、その高電位は、接合ダイオードDに吸収さ
れ、高電位による接合形電界効果トランジスタのブレー
クダウン(降伏)現象を回避することができる。
【0013】また、Dual gate構造の接合形電
界効果トランジスタに対しては、ソース電極7下の低抵
抗化領域3に、第1及び第2の接合ダイオードD1 及び
2 を形成し、第1の接合ダイオードD1 の取出し電極
10aと第1のゲート電極8aとを電気的に接続すると
共に、第2の接合ダイオードD2 の取出し電極10bと
第2のゲート電極8bとを電気的に接続することによ
り、高電位によるブレークダウン現象を回避させること
ができる。
【0014】このように、本発明に係る接合形電界効果
トランジスタによれば、ブレークダウン現象の発生を引
き起こすことなく、ゲート長を短縮化することができ、
トランジスタ自体の高周波特性の向上をより促進させる
ことができる。
【0015】
【実施例】以下、図1〜図10を参照しながら本発明の
実施例を説明する。図1は、第1実施例に係る接合形電
界効果トランジスタ、例えばGaAsによるNチャネル
のショットキー(バリア)ゲート電界効果トランジスタ
(以下、単にトランジスタと記す)Tr1の構成を示す
断面図である。
【0016】このトランジスタTr1は、図示するよう
に、半絶縁性GaAs基板1の表面に2つのN形高濃度
領域(低抵抗化領域)2及び3を有すると共に、これら
低抵抗化領域2及び3間にN形低濃度領域(チャネル領
域)4を有する。このチャネル領域4には、ゲートPN
接合JaとなるP形の高濃度領域5が形成される。そし
て、上記2つの低抵抗化領域2及び3上に夫々オーム性
接触によるドレイン電極6とソース電極7が形成され、
更にP形の高濃度領域5上にショットキー接触によるゲ
ート電極8が形成されて構成されている。
【0017】図示の例では、ソース電極7に接地電位V
ssが印加され、ゲート電極8には、チャネル領域4と
高濃度領域5によるPN接合Jaが逆バイアス状態とな
るように、ソースに対し負電位VG が印加される。ドレ
イン電極6には、正電位VD が印加される。
【0018】そして、ゲート電極8に印加されるゲート
電圧VG によって、空間電荷領域はゲートから下向きに
広がる。その結果、ソースからドレインに流れる電子の
通路(チャネル)が空間電荷領域の深さによって変調を
受け、ドレイン電流もゲート電圧VG によって制御され
る。
【0019】しかして、本例においては、上記ソース電
極7下の低抵抗化領域3に1つのP形高濃度領域9を形
成してPN接合Jbによる接合ダイオードDを形成す
る。そして、この接合ダイオードDのP形高濃度領域9
上に取出し電極10を形成し、この取出し電極10と上
記ゲート電極8とを電気的に接続する。尚、このトラン
ジスタTr1の等価回路を図2に示す。
【0020】次に、本例に係るトランジスタの動作を図
3に基いて説明する。この図3は、横軸にゲート・ソー
ス間電圧VGS、縦軸に逆方向電流Isをとって、トラン
ジスタTr1の逆耐圧特性をみたものである。この図に
おいて、曲線は接合ダイオードの逆耐圧特性を示し、
曲線はトランジスタの逆耐圧特性を示す。この図から
わかるように、上記接合ダイオードDは、その降伏電圧
F がトランジスタTr1の降伏電圧VT よりも低くな
るように設定されている。
【0021】通常は、動作電位幅(一般に+1V〜ー1
Vの範囲)にてトランジスタTr1が動作し、ソースか
らドレインに流れる電子の通路(チャネル)が、空間電
荷領域の深さによって変調を受け、ドレイン電流もゲー
ト電圧VG によって制御される。
【0022】そして、高周波特性の向上を図って例えば
ゲート長を短く設計した場合においては、単位面積当り
のエネルギが大きくなり、ゲート電極8に負方向の高電
位が印加され易くなり、降伏電圧VT 以上の高電位が印
加された場合、トランジスタTr1のPN接合Jaに接
合破壊が生じる。
【0023】しかし、本例では、低抵抗化領域3にPN
接合Jbで構成された接合ダイオードDが形成されてい
るため、トランジスタTr1の降伏電圧VTに達する前
の電圧(接合ダイオードの降伏電圧VF )にて接合ダイ
オードDがブレークダウンし、トランジスタTr1にか
かるエネルギーを吸収する。その結果、トランジスタT
r1のPN接合Jaには、電圧VF 以上の高電位はかか
らなくなり、トランジスタTr1の接合破壊が回避され
る。
【0024】ところで、接合ダイオードDを構成するP
N接合Jbが高抵抗であった場合、即ちソース電極7下
の低抵抗化領域3の抵抗が高い場合、図4に示すよう
に、接合ダイオードD並びにトランジスタTr1の逆耐
圧曲線及びが右斜め方向に傾く。このとき、接合ダ
イオードDに関する逆耐圧曲線がトランジスタTr1
の逆耐圧曲線よりもその傾きが小さくなって各曲線
及びが交差した場合、トランジスタTr1にはその降
伏電圧VT よりも大きい電圧がかかりトランジスタTr
1の接合破壊を引き起こすことになる。
【0025】従って、トランジスタTr1の接合破壊を
有効に防止するには、接合ダイオードDを構成するPN
接合Jbの抵抗をトランジスタTr1のチャネル領域4
におけるPN接合Jaの抵抗よりも小にすることが重要
であり、接合ダイオードDに関する逆耐圧曲線を例えば
破線に示すように、トランジスタTr1の逆耐圧曲線
と交差しないようにする。即ち、ソース電極7下から
接合ダイオードDにわたる領域3にシリコン(Si)を
打ち込んで低抵抗化することである。
【0026】この第1実施例によれば、ソース電極7下
の低抵抗化領域3に、1つの接合ダイオードDを形成
し、この接合ダイオードDの取出し電極10とゲート電
極8とを電気的に接続するようにし、更に接合形トラン
ジスタDを構成するPN接合Jbの抵抗を、チャネル領
域4におけるPN接合Jaの抵抗よりも小に設定するよ
うにしたので、ゲート長の短縮化に伴って、ゲート電極
8に高電位(降伏電圧V T 以上の高電圧)が印加された
としても、その高電位は、接合ダイオードDに吸収さ
れ、高電位によるトランジスタTr1のブレークダウン
(降伏)現象を回避することができる。このことは、ブ
レークダウン現象の発生を引き起こすことなく、ゲート
長を短縮化することができることにつながり、トランジ
スタ自体の高周波特性を有効に向上させることができ
る。
【0027】次に、上記第1実施例において、接合ダイ
オードDを所謂Backto back構造にした場合
の変形例について、図5及び図6を参照しながら説明す
る。尚、図1及び図2と対応するものについては同符号
を記し、その説明を省略する。
【0028】この変形例に係るトランジスタTr2は、
上記第1実施例とほぼ同じ構成を有するが、ソース電極
7下の低抵抗化領域3に2つのP形高濃度領域9a及び
9bが形成されて、第1及び第2のPN接合Jb1 及び
Jb2 による第1及び第2の接合ダイオードD1 及びD
2 を有する点で異なる。
【0029】そして、これら接合ダイオードD1 及びD
2 中、第1の接合ダイオードD1 の取出し電極10aと
トランジスタTr2のゲート電極8とを電気的に接続す
ると共に、第2の接合ダイオードD2 の取出し電極10
bとトランジスタTr2のソース電極7とを電気的に接
続して、図6の等価回路図に示すように、接合ダイオー
ドD1 及びD2 を所謂Back to back構造に
する。この変形例においても、各PN接合Jb1 及びJ
2 の抵抗をトランジスタTr2のチャネル領域4にお
けるPN接合Jaの抵抗よりも小に設定する。
【0030】この変形例によれば、上記第1実施例と同
様に、高電位によるトランジスタTr2のブレークダウ
ン(降伏)現象を回避することができ、トランジスタT
r2自体の高周波特性を有効に向上させることができ
る。
【0031】次に、トランジスタをDual gate
構造にした場合の第2実施例について、図7及び図8を
参照しながら説明する。尚、図5と対応するものについ
ては同符号を記し、その説明を省略する。
【0032】この第2実施例に係るトランジスタTr3
は、上記第1実施例の変形例とほぼ同じ構成を有する
が、チャネル領域4に2つのP形高濃度領域5a及び5
bが形成されて、チャネル領域4内に第1及び第2のP
N接合Ja1 及びJa2 を有する点で異なる。各P形高
濃度領域5a及び5b上には、夫々ゲート電極8a及び
8bが形成される。また、ソース電極7下の低抵抗化領
域3には、2つのP形高濃度領域9a及び9bが形成さ
れて、第1及び第2のPN接合Jb1 及びJb2 による
第1及び第2の接合ダイオードD1 及びD2 が形成され
ている。
【0033】そして、これら接合ダイオードD1 及びD
2 中、第1の接合ダイオードD1 の取出し電極10aと
第1のゲート電極8aとを電気的に接続すると共に、第
2の接合ダイオードD2 の取出し電極10bと第2のゲ
ート電極8bとを電気的に接続する。この場合も、各P
N接合Jb1 及びJb2 の抵抗をトランジスタTr2の
チャネル領域4におけるPN接合Ja1 及びJa2 の抵
抗よりも小に設定する。
【0034】この第2実施例によれば、上記第1実施例
と同様に、高電位によるトランジスタTr3のブレーク
ダウン(降伏)現象を回避することができ、トランジス
タTr3自体の高周波特性を有効に向上させることがで
きる。
【0035】次に、上記第2実施例において、接合ダイ
オードを所謂Back to back構造にした場合
の変形例について、図9及び図10を参照しながら説明
する。尚、図7と対応するものについては同符号を記
し、その説明を省略する。
【0036】この変形例に係るトランジスタTr4は、
上記第2実施例とほぼ同じ構成を有するが、ソース電極
7下の低抵抗化領域3に、4つのP形高濃度領域9a〜
9dが形成されて、第1〜第4のPN接合Jb1 〜Jb
4による第1〜第4の接合ダイオードD1 〜D4 が形成
されている点で異なる。図10にその等価回路を示す。
【0037】そして、これら接合ダイオードD1 〜D4
中、第1の接合ダイオードD1 の取出し電極10aと第
1のゲート電極8aとを電気的に接続すると共に、第3
の接合ダイオードD3 の取出し電極10cと第2のゲー
ト電極8bとを電気的に接続し、更に第2及び第4の接
合ダイオードD2 及びD4 の各取出し電極10b及び1
0dとソース電極7とを電気的に接続する。これら第1
及び第2の接合ダイオードD1 及びD2 並びに第3及び
第4の接合ダイオードD3 及びD4 は夫々第2実施例と
同様にBack to back構造を有する。この変
形例においても、各PN接合Jb1 〜Jb4 の抵抗をト
ランジスタTr4のチャネル領域4における第1及び第
2のPN接合Ja1 及びJa2 の抵抗よりも小に設定す
る。
【0038】この変形例によれば、上記第1実施例と同
様に、高電位によるトランジスタTr3のブレークダウ
ン(降伏)現象を回避することができ、トランジスタT
r3自体の高周波特性を有効に向上させることができ
る。
【0039】
【発明の効果】本発明に係る接合形電界効果トランジス
タによれば、トランジスタの信頼性及び寿命の低下を引
き起こすことなく、トランジスタの特性(高周波特性)
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る接合形電界効果トランジス
タ、例えばGaAsによるNチャネルのショットキー
(バリア)ゲート電界効果トランジスタ(以下、単にト
ランジスタと記す)の構成を示す断面図。
【図2】第1実施例に係るトランジスタの等価回路図。
【図3】第1実施例に係るトランジスタの逆耐圧特性を
示す特性図。
【図4】第1実施例に係るトランジスタにおいて、接合
ダイオードを高抵抗にした場合の逆耐圧特性を示す特性
図。
【図5】第1実施例の変形例に係るトランジスタの構成
を示す断面図。
【図6】第1実施例の変形例に係るトランジスタの等価
回路図。
【図7】第2実施例に係るトランジスタの構成を示す断
面図。
【図8】第2実施例に係るトランジスタの等価回路図。
【図9】第2実施例の変形例に係るトランジスタの構成
を示す断面図。
【図10】第2実施例の変形例に係るトランジスタの等
価回路図。
【図11】従来例に係るトランジスタの構成を示す断面
図。
【図12】従来例に係るトランジスタの等価回路図。
【符号の説明】
Tr1,Tr2,Tr3,Tr4 トランジスタ D 接合ダイオード 1 半絶縁性GaAs基板 2,3 低抵抗化領域 4 チャネル領域 5,9 P形高濃度領域 6 ドレイン電極 7 ソース電極 8 ゲート電極 10 取出し電極
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/808

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板表面に形成された低抵抗化領域上に
    夫々ドレイン電極及びソース電極が設けられ、PN接合
    を有するチャネル領域上にゲート電極が設けられた接合
    形電界効果トランジスタにおいて、 上記ソース電極下の低抵抗化領域に、少なくとも1つの
    接合ダイオードが形成され、該接合ダイオードの取出し
    電極と上記ゲート電極とが電気的に接続されていること
    を特徴とする接合形電界効果トランジスタ。
  2. 【請求項2】 上記ソース電極下の低抵抗化領域に、第
    1及び第2の接合ダイオードが形成され、上記第1の接
    合ダイオードの取出し電極と上記ゲート電極とが電気的
    に接続され、上記第2の接合ダイオードの取出し電極と
    上記ソース電極とが電気的に接続されていることを特徴
    とする請求項1記載の接合形電界効果トランジスタ。
  3. 【請求項3】 基板表面に形成された低抵抗化領域上に
    夫々ドレイン電極及びソース電極が設けられ、第1及び
    第2のPN接合を有するチャネル領域上に第1及び第2
    のゲート電極が設けられた接合形電界効果トランジスタ
    において、 上記ソース電極下の低抵抗化領域に、第1及び第2の接
    合ダイオードが形成され、上記第1の接合ダイオードの
    取出し電極と上記第1のゲート電極とが電気的に接続さ
    れ、上記第2の接合ダイオードの取出し電極と上記第2
    のゲート電極とが電気的に接続されていることを特徴と
    する接合形電界効果トランジスタ。
  4. 【請求項4】 ソース電極下の低抵抗化領域に、第1〜
    第4の接合ダイオードが形成され、第1の接合ダイオー
    ドの取出し電極と第1のゲート電極とが電気的に接続さ
    れると共に、第3の接合ダイオードの取出し電極と第2
    のゲート電極とが電気的に接続され、第2及び第4の接
    合形ダイオードの各取出し電極とソース電極とが電気的
    に接続されていることを特徴とする請求項3記載の接合
    形電界効果トランジスタ。
  5. 【請求項5】 上記接合ダイオードを構成するPN接合
    の抵抗が、上記チャネル領域におけるPN接合の抵抗よ
    りも小さいことを特徴とする請求項1、2、3又は4記
    載の接合形電界効果トランジスタ。
JP03314274A 1991-11-28 1991-11-28 接合形電界効果トランジスタ Expired - Lifetime JP3084859B2 (ja)

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KR1019920022530A KR100266838B1 (ko) 1991-11-28 1992-11-27 전계효과형 트랜지스터
US08/246,464 US5428232A (en) 1991-11-28 1994-05-18 Field effect transistor apparatus
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07263465A (ja) * 1994-03-24 1995-10-13 Nec Corp 半導体素子

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07263465A (ja) * 1994-03-24 1995-10-13 Nec Corp 半導体素子

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