JPH05151984A - 外部マニホールド方式溶融炭酸塩型燃料電池 - Google Patents
外部マニホールド方式溶融炭酸塩型燃料電池Info
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- JPH05151984A JPH05151984A JP3316716A JP31671691A JPH05151984A JP H05151984 A JPH05151984 A JP H05151984A JP 3316716 A JP3316716 A JP 3316716A JP 31671691 A JP31671691 A JP 31671691A JP H05151984 A JPH05151984 A JP H05151984A
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M8/00—Fuel cells; Manufacture thereof
- H01M8/24—Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells
- H01M8/2465—Details of groupings of fuel cells
- H01M8/2484—Details of groupings of fuel cells characterised by external manifolds
- H01M8/2485—Arrangements for sealing external manifolds; Arrangements for mounting external manifolds around a stack
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
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- H01M8/00—Fuel cells; Manufacture thereof
- H01M8/24—Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells
- H01M8/241—Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells with solid or matrix-supported electrolytes
- H01M8/244—Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells with solid or matrix-supported electrolytes with matrix-supported molten electrolyte
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
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- Sustainable Energy (AREA)
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- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、昇温降温の際の熱膨張率の差に
ともなうスペーサの破断を防止し、良好なマニホールド
シールが得られる外部マニホールド方式溶融炭酸塩型燃
料電池を得ることを目的とする。 【構成】 マニホールド９のシール面には、ジルコニア
クロス１０を介してスペーサ１１が固定されている。こ
のスペーサ１１は、複数のスペーサ片１１ａを集合して
構成されている。スペーサ片１１ａは、隣接するスペー
サ片１１ａのシール面１７同士を密接させるとともに、
所定の間隙１８をもって配設され、虫ネジ１２によりマ
ニホールド９のネジ穴１３にネジ止めされている。
ともなうスペーサの破断を防止し、良好なマニホールド
シールが得られる外部マニホールド方式溶融炭酸塩型燃
料電池を得ることを目的とする。 【構成】 マニホールド９のシール面には、ジルコニア
クロス１０を介してスペーサ１１が固定されている。こ
のスペーサ１１は、複数のスペーサ片１１ａを集合して
構成されている。スペーサ片１１ａは、隣接するスペー
サ片１１ａのシール面１７同士を密接させるとともに、
所定の間隙１８をもって配設され、虫ネジ１２によりマ
ニホールド９のネジ穴１３にネジ止めされている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、外部マニホールド方
式の溶融炭酸塩型燃料電池に関し、特にマニホールドシ
ール構造に関するものである。
式の溶融炭酸塩型燃料電池に関し、特にマニホールドシ
ール構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図４は例えば特開昭６１ー２９０７５号
公報に記載された従来の溶融炭酸塩型燃料電池の一例を
示す斜視図である。図において１は燃料電池本体である
スタックであり、このスタック１は、エンドプレート２
ａ、２ｂの間に、複数の単位電池３をバイポーラ板４を
介して積層して構成されている。ここで、単位電池３
は、アノードおよびカソード電極板５ａ、５ｂの間に電
解質板を介挿してなるものである。
公報に記載された従来の溶融炭酸塩型燃料電池の一例を
示す斜視図である。図において１は燃料電池本体である
スタックであり、このスタック１は、エンドプレート２
ａ、２ｂの間に、複数の単位電池３をバイポーラ板４を
介して積層して構成されている。ここで、単位電池３
は、アノードおよびカソード電極板５ａ、５ｂの間に電
解質板を介挿してなるものである。
【０００３】電解質板は、例えばＬｉ2ＣＯ3／Ｋ2ＣＯ3
＝６２／３８（モル比）の混合炭酸塩粉末と、γ−リチ
ウムアルミネートの保持材とを、ホットプレスして形成
される。バイポーラ板４には、その両面に互いに直行す
る方向に延びる複数のガス流通溝６ａ、６ｂが形成され
ている。
＝６２／３８（モル比）の混合炭酸塩粉末と、γ−リチ
ウムアルミネートの保持材とを、ホットプレスして形成
される。バイポーラ板４には、その両面に互いに直行す
る方向に延びる複数のガス流通溝６ａ、６ｂが形成され
ている。
【０００４】スタック１の各側面には、それぞれ一体化
された角型環状のジルコニアフェルト７ａ、７ｂ、７
ｃ、７ｄと、セラミックからなる一体化された角型環状
のスペーサ８ａ、８ｂ、８ｃ、８ｄとを介して、例えば
ステンレス製のマニホールド９ａ、９ｂ、９ｃ、９ｄが
重合され、これらのマニホールド９ａ〜９ｄが、ガスの
リークを防ぐために適当な面圧、例えば５ｋｇｆ／ｃｍ
2で締め付け固定されている。ジルコニアフェルト７ａ
〜７ｄは、溶融炭酸塩を含浸させてスペーサ８ａ〜８ｄ
との間でウエットシールを構成する機能を有している。
スペーサ８ａ〜８ｄとマニホールド９ａ〜９ｄのフラン
ジ部との間は、高温シーリング剤でシールされている。
された角型環状のジルコニアフェルト７ａ、７ｂ、７
ｃ、７ｄと、セラミックからなる一体化された角型環状
のスペーサ８ａ、８ｂ、８ｃ、８ｄとを介して、例えば
ステンレス製のマニホールド９ａ、９ｂ、９ｃ、９ｄが
重合され、これらのマニホールド９ａ〜９ｄが、ガスの
リークを防ぐために適当な面圧、例えば５ｋｇｆ／ｃｍ
2で締め付け固定されている。ジルコニアフェルト７ａ
〜７ｄは、溶融炭酸塩を含浸させてスペーサ８ａ〜８ｄ
との間でウエットシールを構成する機能を有している。
スペーサ８ａ〜８ｄとマニホールド９ａ〜９ｄのフラン
ジ部との間は、高温シーリング剤でシールされている。
【０００５】つぎに、上記従来の溶融炭酸塩型燃料電池
の動作について説明する。燃料電池を６５０℃に昇温さ
せ、マニホールド９ａ側からマニホールド９ｃ側へ酸化
剤ガスＰを流通させるとともに、マニホールド９ｂ側か
らマニホールド９ｄ側へ燃料ガスＱを流通させる。スタ
ック１内では、酸化剤ガスＰと燃料ガスＱとを反応させ
て、直流出力が得られる。
の動作について説明する。燃料電池を６５０℃に昇温さ
せ、マニホールド９ａ側からマニホールド９ｃ側へ酸化
剤ガスＰを流通させるとともに、マニホールド９ｂ側か
らマニホールド９ｄ側へ燃料ガスＱを流通させる。スタ
ック１内では、酸化剤ガスＰと燃料ガスＱとを反応させ
て、直流出力が得られる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】従来の溶融炭酸塩型燃
料電池は以上のように、一体化された角型環状のスペー
サ８ａ〜８ｄが適当な面圧でマニホールド９ａ〜９ｄの
シール面を介してスタック１の側面に締め付け固定され
ているので、マニホールド９ａ〜９ｄとスペーサ８ａ〜
８ｄとの熱膨張率が異なることから、昇温または降温中
など経時的に温度が変化する場合に、つぎに記載するよ
うな課題があった。
料電池は以上のように、一体化された角型環状のスペー
サ８ａ〜８ｄが適当な面圧でマニホールド９ａ〜９ｄの
シール面を介してスタック１の側面に締め付け固定され
ているので、マニホールド９ａ〜９ｄとスペーサ８ａ〜
８ｄとの熱膨張率が異なることから、昇温または降温中
など経時的に温度が変化する場合に、つぎに記載するよ
うな課題があった。
【０００７】締め付け面圧が強い場合には、摩擦力が大
きく、スペーサ８ａ〜８ｄがマニホールド９ａ〜９ｄと
ともに伸縮しようとして破断し、このスペーサ８ａ〜８
ｄの破断間隙を通って大量のガス漏れが発生する。
きく、スペーサ８ａ〜８ｄがマニホールド９ａ〜９ｄと
ともに伸縮しようとして破断し、このスペーサ８ａ〜８
ｄの破断間隙を通って大量のガス漏れが発生する。
【０００８】締め付け面圧が適度に緩めている場合に
は、摩擦力が小さく、スペーサ８ａ〜８ｄおよびマニホ
ールド９ａ〜９ｄはそれぞれの熱膨張率に従って伸縮
し、破断することはないが、シール面圧が小さいために
ガス漏れが発生する。
は、摩擦力が小さく、スペーサ８ａ〜８ｄおよびマニホ
ールド９ａ〜９ｄはそれぞれの熱膨張率に従って伸縮
し、破断することはないが、シール面圧が小さいために
ガス漏れが発生する。
【０００９】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、良好なマニホールドシールがで
きるとともに、昇温降温の際にもシール面圧を緩めるこ
とがない外部マニホールド方式溶融炭酸塩型燃料電池を
得ることを目的とする。
ためになされたもので、良好なマニホールドシールがで
きるとともに、昇温降温の際にもシール面圧を緩めるこ
とがない外部マニホールド方式溶融炭酸塩型燃料電池を
得ることを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】この発明に係るマニホー
ルド方式溶融炭酸塩型燃料電池は、電気絶縁材料からな
る複数のスペーサ片を集合してスペーサを構成するもの
である。
ルド方式溶融炭酸塩型燃料電池は、電気絶縁材料からな
る複数のスペーサ片を集合してスペーサを構成するもの
である。
【００１１】
【作用】この発明においては、スペーサが複数のスペー
サ片を集合して構成されているので、ガス漏れを防止す
るためにシール面圧を高めても、昇温降温の際に材質の
熱膨張率の違いによるマニホールドとスペーサとの伸縮
量の差を、隣接するスペーサ片同士の接触面（シール
面）がずれることにより吸収して、スペーサの破断を防
止する。
サ片を集合して構成されているので、ガス漏れを防止す
るためにシール面圧を高めても、昇温降温の際に材質の
熱膨張率の違いによるマニホールドとスペーサとの伸縮
量の差を、隣接するスペーサ片同士の接触面（シール
面）がずれることにより吸収して、スペーサの破断を防
止する。
【００１２】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例１．図１はこの発明の実施例１を示す外部マニホ
ールド方式溶融炭酸塩型燃料電池の要部斜視図、図２の
（ａ）、（ｂ）はこの発明の実施例１のスペーサの取付
構造を示す要部平面図および要部側面図であり、図にお
いて図４に示した従来の溶融炭酸塩型燃料電池と同一ま
たは相当部分には同一符号を付し、その説明を省略す
る。ここでは、説明の便宜上スタック１の１つの側面に
配設するマニホールドシール構造を示している。
る。 実施例１．図１はこの発明の実施例１を示す外部マニホ
ールド方式溶融炭酸塩型燃料電池の要部斜視図、図２の
（ａ）、（ｂ）はこの発明の実施例１のスペーサの取付
構造を示す要部平面図および要部側面図であり、図にお
いて図４に示した従来の溶融炭酸塩型燃料電池と同一ま
たは相当部分には同一符号を付し、その説明を省略す
る。ここでは、説明の便宜上スタック１の１つの側面に
配設するマニホールドシール構造を示している。
【００１３】図において、１０はスタック１の側面に配
設されるマニホールド９のシール面に配設されたジルコ
ニアクロス、１１は電気絶縁材料、例えばアルミナで形
成されたスペーサ片１１ａを複数集合して構成されたス
ペーサである。
設されるマニホールド９のシール面に配設されたジルコ
ニアクロス、１１は電気絶縁材料、例えばアルミナで形
成されたスペーサ片１１ａを複数集合して構成されたス
ペーサである。
【００１４】マニホールド９のシール面には、スレーサ
片１１ａを固定するための虫ネジ１２用のネジ穴１３が
設けられ、一方スペーサ片１１ａには、虫ネジ１２を通
す楕円形の虫ネジ穴１４およびスタック１側シール表面
を平坦にするために虫ネジ穴１４をつぶす蓋１５を埋め
込む穴１６が設けられている。
片１１ａを固定するための虫ネジ１２用のネジ穴１３が
設けられ、一方スペーサ片１１ａには、虫ネジ１２を通
す楕円形の虫ネジ穴１４およびスタック１側シール表面
を平坦にするために虫ネジ穴１４をつぶす蓋１５を埋め
込む穴１６が設けられている。
【００１５】つぎに、上記実施例１におけるマニホール
ドシール構造について説明する。マニホールド９のシー
ル面にジルコニアクロス１０を配設し、さらに虫ネジ穴
１４を通って虫ネジ１２をネジ穴１３にねじ込み、その
後虫ネジ穴１４と虫ネジ１２との間隙に例えばアルミナ
粉末を充填し、それぞれのスペーサ片１１ａをジルコニ
アクロス１０とともにマニホールド９に取り付けてい
る。スペーサ片１１ａの穴１６には、セラミックからな
る蓋１５が埋め込まれ、スペーサ１１のシール面を平坦
にしている。
ドシール構造について説明する。マニホールド９のシー
ル面にジルコニアクロス１０を配設し、さらに虫ネジ穴
１４を通って虫ネジ１２をネジ穴１３にねじ込み、その
後虫ネジ穴１４と虫ネジ１２との間隙に例えばアルミナ
粉末を充填し、それぞれのスペーサ片１１ａをジルコニ
アクロス１０とともにマニホールド９に取り付けてい
る。スペーサ片１１ａの穴１６には、セラミックからな
る蓋１５が埋め込まれ、スペーサ１１のシール面を平坦
にしている。
【００１６】ここで、虫ネジ穴１４は楕円形を有してい
るので、虫ネジ１２による取り付け時に、虫ネジ穴１４
の長軸方向にスペーサ片１１ａを動かしながら隣合うス
ペーサ片１１ａのシール面１７同士を密接させて取り付
けている。さらに、シール面１７を互いに密接させ、か
つ、所定の間隙１８をもって配設された複数のスペーサ
片１１ａからなる環状のスペーサ１１がジルコニアクロ
ス１０を介してマニホールド９のシール面に取り付けら
れて、適当な面圧でスタック１の各側面に締め付け固定
されている。この時、スタック１の側壁面の凹凸があっ
ても、スペーサ１１を集合構成する各スペーサ片１１ａ
がシール面１７でずれて吸収し、割れが防止される。
るので、虫ネジ１２による取り付け時に、虫ネジ穴１４
の長軸方向にスペーサ片１１ａを動かしながら隣合うス
ペーサ片１１ａのシール面１７同士を密接させて取り付
けている。さらに、シール面１７を互いに密接させ、か
つ、所定の間隙１８をもって配設された複数のスペーサ
片１１ａからなる環状のスペーサ１１がジルコニアクロ
ス１０を介してマニホールド９のシール面に取り付けら
れて、適当な面圧でスタック１の各側面に締め付け固定
されている。この時、スタック１の側壁面の凹凸があっ
ても、スペーサ１１を集合構成する各スペーサ片１１ａ
がシール面１７でずれて吸収し、割れが防止される。
【００１７】つぎに、上記実施例１の動作について説明
する。複数のスペーサ片１１ａを集合構成してなる環状
のスペーサ１１は、適当な面圧でスタック１側面にマニ
ホールド９を介して締め付け固定されており、酸化剤ガ
スＰおよび燃料ガスＱは、環状のスペーサ１１表面とス
タック１側面との密接および隣合うスペーサ片１１ａの
シール面１７同士の密接により、リークすることなくス
タック１に供給され、反応後排出される。
する。複数のスペーサ片１１ａを集合構成してなる環状
のスペーサ１１は、適当な面圧でスタック１側面にマニ
ホールド９を介して締め付け固定されており、酸化剤ガ
スＰおよび燃料ガスＱは、環状のスペーサ１１表面とス
タック１側面との密接および隣合うスペーサ片１１ａの
シール面１７同士の密接により、リークすることなくス
タック１に供給され、反応後排出される。
【００１８】昇温降温の際には、摩擦力が大きいので、
スペーサ１１には熱膨張率の違いから伸縮量の大きいマ
ニホールド９とともに伸縮しようとする力が働く。この
力は、スペーサ１１を集合構成する各スペーサ片１１ａ
に働く。この時、隣接するスペーサ片１１ａ同士は、あ
らかじめ所定の間隙１８をもって配設されているので、
間隙１８の大きさを変えて、シール面１７同士を密接さ
せながらずれる。
スペーサ１１には熱膨張率の違いから伸縮量の大きいマ
ニホールド９とともに伸縮しようとする力が働く。この
力は、スペーサ１１を集合構成する各スペーサ片１１ａ
に働く。この時、隣接するスペーサ片１１ａ同士は、あ
らかじめ所定の間隙１８をもって配設されているので、
間隙１８の大きさを変えて、シール面１７同士を密接さ
せながらずれる。
【００１９】このように、上記実施例１によれば、シー
ル面１７同士を密接させ、かつ、所定の間隙１８をもっ
て複数のスペーサ片１１ａを配設してスペーサ１１を構
成しているので、スペーサ片１１ａのシール面１７同士
の密接によりガスのリークが防止でき、昇温降温の際の
マニホールド９とスペーサ１１との熱膨張率の違いによ
る両者の伸縮量の差を、スペーサ片１１ａ同士のシール
面１７がずれることにより吸収して、スペーサ１１の破
断を防止することができ、シール性を保ってガスの無駄
なリークを抑え、ガスの供給量を軽減できるともに、小
形同形状のスペーサ片１１ａで大きさの異なる各種マニ
ホールド９にも対応でき、量産性に富み、コストを大幅
に低減することができる。
ル面１７同士を密接させ、かつ、所定の間隙１８をもっ
て複数のスペーサ片１１ａを配設してスペーサ１１を構
成しているので、スペーサ片１１ａのシール面１７同士
の密接によりガスのリークが防止でき、昇温降温の際の
マニホールド９とスペーサ１１との熱膨張率の違いによ
る両者の伸縮量の差を、スペーサ片１１ａ同士のシール
面１７がずれることにより吸収して、スペーサ１１の破
断を防止することができ、シール性を保ってガスの無駄
なリークを抑え、ガスの供給量を軽減できるともに、小
形同形状のスペーサ片１１ａで大きさの異なる各種マニ
ホールド９にも対応でき、量産性に富み、コストを大幅
に低減することができる。
【００２０】また、スペーサ片１１ａには、楕円形の虫
ネジ穴１４が形成されているので、シール面１７同士が
密接するようにスペーサ片１１ａのセッティングが容易
となり、スペーサ片１１ａを簡単に取り付けることがで
き、さらにマニホールド９に設けられたネジ穴１３の位
置精度も緩和することができる。
ネジ穴１４が形成されているので、シール面１７同士が
密接するようにスペーサ片１１ａのセッティングが容易
となり、スペーサ片１１ａを簡単に取り付けることがで
き、さらにマニホールド９に設けられたネジ穴１３の位
置精度も緩和することができる。
【００２１】さらに、スペーサ片１１ａ同士を所定の間
隙１８をもって配設しているので、シール面１７同士を
密接させながらのスペーサ片１１ａの移動が可能とな
り、またスペーサ片１１ａを簡単に取り付けることがで
きるとともに、マニホールド９の設けられたネジ穴１３
の位置精度も緩和することができる。
隙１８をもって配設しているので、シール面１７同士を
密接させながらのスペーサ片１１ａの移動が可能とな
り、またスペーサ片１１ａを簡単に取り付けることがで
きるとともに、マニホールド９の設けられたネジ穴１３
の位置精度も緩和することができる。
【００２２】さらにまた、スペーサ片１１ａとして電気
絶縁材料であるアルミナを用いているので、スタック１
とマニホールド９との絶縁距離を確保でき、電気絶縁性
を向上できる。
絶縁材料であるアルミナを用いているので、スタック１
とマニホールド９との絶縁距離を確保でき、電気絶縁性
を向上できる。
【００２３】実施例２．上記実施例１では、スペーサ１
１を集合構成するスペーサ片１１ａの形状がＴの字状と
しているが、この実施例２では、図３に示すような形状
のスペーサ片１１ｂを用い、隣接するスペーサ片１１ｂ
のシール面１７同士を密接させ、かつ、所定の間隙１８
をもって配設するものとし、同様の効果を奏する。
１を集合構成するスペーサ片１１ａの形状がＴの字状と
しているが、この実施例２では、図３に示すような形状
のスペーサ片１１ｂを用い、隣接するスペーサ片１１ｂ
のシール面１７同士を密接させ、かつ、所定の間隙１８
をもって配設するものとし、同様の効果を奏する。
【００２４】なお、上記各実施例では、マニホールド９
に取り付けられたスペーサ１１を、スタック１の側面に
直接締め付け固定するものとして説明しているが、溶融
炭酸塩を含浸させてスタック１とマニホールド９との間
にウエットシール部を形成する多孔質のジルコニアフェ
ルト７を介して、スペーサ１１をスタック１の側面に締
め付け固定しても、同様の効果を奏する。
に取り付けられたスペーサ１１を、スタック１の側面に
直接締め付け固定するものとして説明しているが、溶融
炭酸塩を含浸させてスタック１とマニホールド９との間
にウエットシール部を形成する多孔質のジルコニアフェ
ルト７を介して、スペーサ１１をスタック１の側面に締
め付け固定しても、同様の効果を奏する。
【００２５】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、電気絶
縁材料からなる複数のスペーサ片を集合してスペーサを
構成したので、昇温降温の際にもスペーサの破断を防止
し、良好なマニホールドシールができる外部マニホール
ド方式溶融炭酸塩型燃料電池が得られる効果がある。
縁材料からなる複数のスペーサ片を集合してスペーサを
構成したので、昇温降温の際にもスペーサの破断を防止
し、良好なマニホールドシールができる外部マニホール
ド方式溶融炭酸塩型燃料電池が得られる効果がある。
【図１】この発明の実施例１を示す外部マニホールド方
式溶融炭酸塩型燃料電池の要部斜視図である。
式溶融炭酸塩型燃料電池の要部斜視図である。
【図２】（ａ）、（ｂ）はそれぞれこの発明の実施例１
のスペーサの取付構造を示す要部平面図および要部側面
図である。
のスペーサの取付構造を示す要部平面図および要部側面
図である。
【図３】この発明の実施例２のスペーサの取付構造を示
す要部平面図である。
す要部平面図である。
【図４】従来の溶融炭酸塩型燃料電池の一例を示す斜視
図である。
図である。
１ スタック ３ 単位電池 ４ バイポーラ板 ５ａ アノード電極板 ５ｂ カソード電極板 ９ マニホールド １１ スペーサ １１ａスペーサ片 １１ｂスペーサ片
Claims (1)
- 【請求項１】 電解質板をアノードおよびカソードの電
極で挟み、その外側にそれぞれ燃料ガスおよび酸化剤ガ
スを流通させて発電する単位電池を、バイポーラ板を介
して複数積層してなるスタックと、前記各単位電池のガ
ス流路に燃料ガスおよび酸化剤ガスをそれぞれ一括して
供給するマニホールドと、前記スタックの側面と前記マ
ニホールドのシール面との間に配設されたスペーサとを
備えた外部マニホールド方式溶融炭酸塩型燃料電池にお
いて、電気絶縁材料からなる複数のスペーサ片を集合し
て前記スペーサを構成したことを特徴とする外部マニホ
ールド方式溶融炭酸塩型燃料電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3316716A JPH05151984A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 外部マニホールド方式溶融炭酸塩型燃料電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3316716A JPH05151984A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 外部マニホールド方式溶融炭酸塩型燃料電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05151984A true JPH05151984A (ja) | 1993-06-18 |
Family
ID=18080109
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3316716A Pending JPH05151984A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 外部マニホールド方式溶融炭酸塩型燃料電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05151984A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5472800A (en) * | 1993-07-30 | 1995-12-05 | Sanyo Electric Co., Ltd. | High-temperature fuel cell with external manifolds |
| JP2006528822A (ja) * | 2003-07-25 | 2006-12-21 | フュエルセル エナジー， インコーポレイテッド | マニホールドガスケットアセンブリおよび燃料電池スタックアセンブリ |
-
1991
- 1991-11-29 JP JP3316716A patent/JPH05151984A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5472800A (en) * | 1993-07-30 | 1995-12-05 | Sanyo Electric Co., Ltd. | High-temperature fuel cell with external manifolds |
| JP2006528822A (ja) * | 2003-07-25 | 2006-12-21 | フュエルセル エナジー， インコーポレイテッド | マニホールドガスケットアセンブリおよび燃料電池スタックアセンブリ |
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