JPH0515161B2 - - Google Patents

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JPH0515161B2
JPH0515161B2 JP60037158A JP3715885A JPH0515161B2 JP H0515161 B2 JPH0515161 B2 JP H0515161B2 JP 60037158 A JP60037158 A JP 60037158A JP 3715885 A JP3715885 A JP 3715885A JP H0515161 B2 JPH0515161 B2 JP H0515161B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
latex sponge
latex
sponge
raw material
mold
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60037158A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61195811A (ja
Inventor
Masazumi Oonishi
Terumi Ito
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Inoue MTP KK filed Critical Inoue MTP KK
Priority to JP60037158A priority Critical patent/JPS61195811A/ja
Publication of JPS61195811A publication Critical patent/JPS61195811A/ja
Publication of JPH0515161B2 publication Critical patent/JPH0515161B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、化粧用パフ、浴用スポンジ、パツ
キン材等に用いられる、部分的に性質の異なるラ
テツクススポンジの製造方法に関する。
(従来の技術) ラテツクススポンジは、所定の配合のスポンジ
原料から、起泡、ゲル化、加硫の各工程を経て製
造されるもので、配合等の製造条件によつて決ま
る単一な性質を有する。そして、ラテツクススポ
ンジは、その適度な保水性及び弾性等の点から化
粧用パフ、浴用スポンジ又はパツキン材料等とし
て適し、そのまま、あるいは裁断等により所定形
状として使用されている。
ところで、これらスポンジ体の商品価値はその
デザインに負うところが大であり、斬新なデザイ
ンが求められている。しかし、それらの外形は機
能面から制限を受ける為に自由な設計が不可能で
あり、デザインが単調にならざるを得なかつた。
その上、スポンジに使用用途や種別を明示できな
い為に、それらを包装紙に記載せざるを得なく、
包装紙を捨てた場合には前記記載が不明となり、
適切な使用ができなかつた。
又、化粧用パフにあつては、その最適な性質が
化粧品によつて異なり、多種類の化粧品を使用す
る場合には、化粧品に応じてパフを使い分けるの
が好ましいのであるが、複数のパフを所持するの
が煩わしいので、不満足ながら一つのパフで共用
しているのが現状である。
更に、浴用スポンジにおいても、使用部位に応
じてスポンジに求められる最適な性質が異なり、
又、好みの多様化によつて一家族内における浴用
スポンジに対する要求も異なり、性質の異なる複
数のスポンジが必要とされるようになつた。
(発明が解決しようとする問題点) この発明は前記の点に鑑みてなされたもので、
デザインが斬新となる、種別、用途等の標示が可
能となる、あるいは一つのスポンジで、種類の異
なる複数のスポンジの代用が可能となるラテツク
ススポンジの製造方法を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) この発明の要旨とするところは、起泡、ゲル
化、加硫の各工程を経るラテツクススポンジの製
造において、ゲル状態のラテツクススポンジ中間
体を配置した成形型内に起泡後のラテツクススポ
ンジ原料を注入し、ゲル状態のラテツクススポン
ジ中間体を一体に形成し、その後加硫するところ
にある。
即ち、この発明は、成形型内に位置する所定形
状、色のゲル状ラテツクススポンジ中間体に接す
るように、所定の配合、起泡率からなるラテツク
ススポンジ原料を成形型内に注入し、ゲル化によ
り前記中間体と接合一体となつたゲル状のラテツ
クススポンジ中間体を形成し、該一体となつた中
間体を加硫するものである。
(作用) ゲル状態のラテツクススポンジ中間体は、起泡
後のラテツクススポンジ原料がPH低下によりゲル
化したもので、ゼリー状の半固体乃至固体からな
り、自己形状保持性を有する。従つて、成形型内
にあらかじめ位置するラテツクススポンジ中間体
と、後から成形型内に注入され、ゲル化したラテ
ツクススポンジ中間体とは、混じり合うことなく
明確な境界を有して一体となり、一つのゲル状ラ
テツクススポンジ中間体を形成する。そして、加
硫により該中間体のゴム分子間に強固な結合が生
じて弾性が付与され、ラテツクススポンジが形成
される。
このようにして得られたラテツクススポンジ
は、あらかじめ成形型内に配置したゲル状態のラ
テツクススポンジ中間体からなる部分と、後から
注入形成されたゲル状態のラテツクススポンジ中
間体からなる部分とに明確に区分されるものであ
る。従つて、あらかじめ成形型内に配置する中間
体と、後から注入形成される中間体とを異色とす
ることによつてラテツクススポンジの表面に模様
を形成することができ、又、顔料以外の配合ある
いは起泡状態を異ならせることによつて部分的に
物性を異ならせることができる。
(実施例) Γ第1実施例 第1図イ乃至ハは性質の異なる略半円状の2つ
の区画からなるパフの製造例を示す斜視図であ
る。以下工程に従つて説明する。
(i) 第1のラテツクススポンジ原料の起泡、注入
(図イ) 天然ゴムラテツクス100重量部、加硫剤(イ
オウ)2.5重量部、加硫促進剤として、チアゾ
ール系(大内新興化学製「DZ」)2.5重量部、
ジチオ酸塩素(大内新興化学製「EZ」)2.5重
量部、酸化亜鉛(白水化学製「亜鉛華1号」)
3.0重量部、分散剤(花王石鹸製「ペレツクス
TA」)0.5重量部、顔料0.1〜0.5重量部からなる
原料を、家庭用ケーキ泡立機で撹拌し、所定倍
率に撹拌する。この起泡率は、撹拌時間の長短
に応じて大小となる。
起泡後、ケイフツ化ソーダ4.0重量部を起泡
済原料に混入し、更に撹拌して大1のラテツク
ススポンジ原料を得る。
得られた第1のラテツクススポンジ原料10
aを、仕切板12で2つに区切つた円筒状成形
型14の一方の区画16内に注入する。
(ii) 第2のラテツクススポンジ原料の起泡、注入
(図ロ) 区画16内に注入された第1のラテツクスス
ポンジ原料10aは、室温下5〜10分放置によ
りゲル化し、第1のラテツクススポンジ中間体
10bとなる。このゲル化は、第1のラテツク
ススポンジ原料10a中のケイフツ化ソーダが
徐々に反応して陽イオンを形成し、第1のラテ
ツクススポンジ原料10aのPHを約10乃至11か
ら8乃至9に低下させることによる。
ゲル化後約20分室温放置し、その後仕切板1
2を除去し、他の区画18内に起泡後の第2の
ラテツクススポンジ原料20aを注入する。第
2のラテツクススポンジ原料20aは、前記第
1のラテツクススポンジ原料において、天然ゴ
ムラテツクスに代えてSBRラテツクス又は
NBRラテツクスを用い、あるいは顔料その他
添加剤の種類、分量を変え、又は起泡率を変
え、あるいはそれらの変更を適宜組み合わせて
なる。
(iii) 加硫 区画18内に注入された第2のラテツクスス
ポンジ原料20aは、前記第1のラテツクスス
ポンジ原料10aと同様にゲル化し、第2のラ
テツクススポンジ中間体となる。第1のラテツ
クススポンジ中間体と、第2のラテツクススポ
ンジ中間体とは、第2のラテツクススポンジ中
間体の形成時、即ち第2のラテツクススポンジ
原料のゲル化時に接合し一体のラテツクススポ
ンジ中間体となる。
第2のラテツクススポンジ原料20aのゲル
化後約20分室温放置し、その後約160℃で約10
分間加硫する。この加硫によつて第1及び第2
のラテツクススポンジ中間体に弾性が付与され
ラテツクススポンジが形成される。
(iv) 離型 加硫後ラテツクススポンジを成形型から取り
出す。尚、成形型内面にあらかじめ石けん液等
の離型剤を塗布しておけば、離型が容易とな
る。
(v) 乾燥 得られたラテツクススポンジは約20%の水分
を含むために、約70℃で24時間乾燥させる。
(vi) 裁断(図ハ) 乾燥後のラテツクススポンジ22を裁断具2
4により所定の厚みに裁断し、パフとする。
得られたパフは、第1のラテツクススポンジ
原料からなる区画10と第2のラテツクススポ
ンジ原料からなる区画20とが一体に結合して
おり、区画10と20との物性を変えることに
よつて、2種類のパフを一体に有するのと同じ
こととなり、区画10と20を使い分けること
によつて他種類の化粧品に対応可能となる。
又、区画10と20との色を変えることによつ
て斬新なデザインとなる。
尚、第1のラテツクススポンジ中間体10b
は同一の成形型14で成形することなく、あら
かじめ他で成形しておき、成形型14内に配置
したものでもよい。
Γ第2実施例 第2図イ乃至ハは中央部に模様を有するパフの
製造例を示す斜視図である。以下前記第1実施例
における説明との重複部を排し、簡潔に説明す
る。
まず、図イに示すゲル状態の第1のラテツクス
スポンジ中間体26bをモールド成形により、あ
るいは打ち抜き等により、断面を所定形状とし
と、且つ所望の色として成形する。
そのラテツクススポンジ中間体26bを図ロの
如く成形型14内に配置し、その中間体26bと
は色等の異なる起泡後の第2のラテツクススポン
ジ原料28aを成形型14内に注入する。その原
料28aはゲル化して第2のチテツクススポンジ
中間体となり、該中間体は第1のラテツクススポ
ンジ中間体26bと一体接合する。
所定時間室温放置後加硫し、離型し、乾燥後得
られたラテツクススポンジ30を所定の厚みに裁
断してパフとする。
得られたパフは、第1のラテツクススポンジ中
間体から形成された部分26と、該部分26とは
色の異なる第2のラテツクススポンジ原料から形
成された部分28とに明確に区分され、部分28
からなる斬新な模様を有する。
Γ第3実施例 第3図イは、裏表の性質が異なるパフの製造例
を示す斜視図である。この製造工程は、第1実施
例と略同様であり、簡潔に説明する。
まず、図イの如く起泡後の第1のラテツクスス
ポンジ原料32aを成形型34内に注入する。そ
して、その原料32aがゲル化し、図ロの如く第
1のラテツクススポンジ中間体32bとなつた後
に、第1のラテツクススポンジ原料とは配合又は
起泡率の異なる起泡後の第2のラテツクススポン
ジ原料36aを中間体32b上に注入する。注入
された原料36aはゲル化して第2のラテツクス
スポンジ中間体となり、該中間体は第1のラテツ
クススポンジ中間体32bと一体結合する。
そして、所定時間経過後加硫し、離型し、その
後の乾燥により図ハに示すラテツクススポンジ3
8が得られる。ラテツクススポンジ38は、第1
のラテツクススポンジ原料32aからなる部分3
2と、第2のラテツクススポンジ原料36aから
なる部分36とからなり、裏、表の性質が異なる
ものである。
尚、成形型を大なるものとして、乾燥後に得ら
れる大なるラテツクススポンジを所望形状に打ち
抜き又は研摩してもよい。
Γ第4実施例 第4図イは、顔料の含浸又は塗布によつて周囲
に縁取り40を設けてなる第1のラテツクススポ
ンジ中間体42bを示し、ロはその中間体42b
を用いて得られたパフ44を示す。パフ44は中
央に縁取り40模様を有する。
尚、第1乃至第4実施例はパフの製造例である
が、これらと同様にして浴用スポンジを得ること
が可能である。
Γ第5実施例 第5図イは、ゴム又はプラスチツク等からなる
文字インサート46が埋設された第1のラテツク
ススポンジ中間体46bを示し、ロはその中間体
46bを用いて第2実施例の如く製造して得られ
た浴用スポンジ50を示す。浴用スポンジ50の
表面には、インサート46からなる文字が形成さ
れる。
(効果) この発明は、ゲル状態のラテツクススポンジ中
間体を配置した成形型内に起泡後のラテツクスス
ポンジ原料を注入してゲル状態のラテツクススポ
ンジ中間体を一体に形成し、その後加硫してラテ
ツクススポンジを製造するものである。
従つてこの発明によれば成形型内に配置するゲ
ル状態のラテツクススポンジ中間体と、後から注
入成形するラテツクススポンジ中間体との色を変
えることによつて、模様を有するラテツクススポ
ンジを得ることができ、又、配合、起泡率を変え
ることによつて、部分的に性質の異なるラテツク
ススポンジを製造することができる。
このように、この発明によれば模様を有する、
あるいは部分的に性質の異なるラテツクススポン
ジを容易に製造でき、得られるラテツクススポン
ジをパフ等に用いれば、従来得られなかつた斬新
な又は、用途等をスポンジに標示できる為に適切
な用途を確保できる、あるいは性質の異なる複数
のものの代用が一つで可能なパフ等を得ることが
できる。又、部分的に性質の異なるラテツクスス
ポンジをパツキン材として用いれば、シール性を
より完全とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例に関し、第1図イ乃至
ハは第1実施例の製造工程の概略を示す斜視図、
第2図イ乃至ハは第2実施例の製造工程の概略を
示す斜視図、第3図イ乃至ハは第3実施例の製造
工程の概略を示す斜視図、第4図は第4実施例に
関し、図イは第1のラテツクススポンジ中間体の
斜視図、図ロはパフの斜視図、第5図は第5実施
例に関し、図イは第1のラテツクススポンジ中間
体の斜視図、図ロは浴用スポンジの斜視図であ
る。 10b,26b,32b,42b,48b……
第1のラテツクススポンジ中間体、20a,28
a,36a……第2のラテツクススポンジ原料。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ゲル状態のラテツクススポンジ中間体を配置
    した成形型内に起泡後のラテツクススポンジ原料
    を注入してゲル状態のラテツクススポンジ中間体
    を一体に形成し、その後加硫することを特徴とす
    るラテツクススポンジの製造方法。
JP60037158A 1985-02-26 1985-02-26 ラテツクススポンジの製造方法 Granted JPS61195811A (ja)

Priority Applications (1)

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JP60037158A JPS61195811A (ja) 1985-02-26 1985-02-26 ラテツクススポンジの製造方法

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JPS61195811A JPS61195811A (ja) 1986-08-30
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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62138211A (ja) * 1986-11-07 1987-06-22 Nichiei Rubber Kk 装飾体を埋入した化粧用スポンジパフの製造方法
JPH0937843A (ja) * 1995-07-31 1997-02-10 Inoac Corp 化粧用パフ及びその製造方法
JP2020110292A (ja) * 2019-01-10 2020-07-27 小松マテーレ株式会社 柱状体の製造方法および化粧用スポンジの製造方法

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JPS61195811A (ja) 1986-08-30

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