JPH0515097Y2 - - Google Patents

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JPH0515097Y2
JPH0515097Y2 JP15121187U JP15121187U JPH0515097Y2 JP H0515097 Y2 JPH0515097 Y2 JP H0515097Y2 JP 15121187 U JP15121187 U JP 15121187U JP 15121187 U JP15121187 U JP 15121187U JP H0515097 Y2 JPH0515097 Y2 JP H0515097Y2
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JP
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absorbing agent
spitz
polymeric water
urine
water
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JP15121187U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば尿検査などに使用されるスピ
ツツに関する。
(従来の技術) 従来、例えば尿検査を行う場合には、スピツツ
に尿を採取した後、この尿が入れられたスピツツ
を遠心分離機にセツトして所定時間遠心分離を行
い、尿沈渣をスピツツの下端部に集める。その
後、スピツツ内の上澄み液を除去して、スピツツ
下端部に残つた尿沈渣を多量に含む液を検査する
ようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、従来のように、尿中の液体成分
と、尿沈渣などの固体成分とを分離するために、
尿を入れたスピツツを遠心分離機にかける方法で
は、遠心分離の際にスピツツが遠心分離機から外
れるおそれがあつて、危険であると共に、所定時
間遠心分離する必要があるので、検査時間が長く
なる欠点がある。また、細胞等が存在する検査液
を遠心分離にかける場合では、遠心力が検査液中
の細胞等に作用するため、その細胞等が破壊され
るおそれもある。
本考案は上記欠点を解決したものであり、その
目的とするところは、遠心分離をすることなく、
不必要な水分を除去することができ、従つて安全
であつて、且つ検査時間を短くすることができ、
しかも細胞等が存在する検査液を濃縮する場合で
も細胞を破壊するおそれのないスピツツを提供す
ることにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案のスピツツは、スピツツ本体内に高分子
吸水剤が収容されており、そのことにより上記目
的が達成される。
(実施例) 以下に本考案を図面を用いて実施例について説
明する。
第1図に示すように、本考案に係る検査用容器
はスピツツ本体1と、このスピツツ本体1内に収
容された高分子吸水剤2とを有している。スピツ
ツ本体1は例えば合成樹脂材またはガラスにて形
成され、スピツツ本体1の下端部は閉塞され、上
端部は上方に向かつて開口されている。スピツツ
本体1の上端の開口部1aには栓体5が着脱自在
に取付けれている。スピツツ本体1の下端部1b
は下端ほど内径が小さくなるように形成され、下
端部1b内には前記高分子吸水剤2が収容されて
いる。
高分子吸水剤2は水に接触すると、水を吸収し
てゲル状となり固化する性質を有するもので、例
えばデンプン−アクリル酸グラフト重合系樹脂
や、ミセルセルロース、ケミカルミセルセルロー
ス等を使用することができる。高分子吸水剤2の
形態は、限定するものではないが、例えば粉末
状、果粒状またはゲル状として用いることができ
る。この高分子吸水剤2が水を吸収した際にスピ
ツツ本体1の内面から分離しない状態で該高分子
吸水剤1をスピツツ本体1内に収容するのが好ま
しい。該高分子吸水剤2をスピツツ本体1の内面
に付着させる手段としては、例えば接着剤を用い
て高分子吸水剤2をスピツツ本体1内面に接着さ
せる手段や、高分子吸水剤2を接着剤に混合し、
この組成物をスピツツ本体1の内面に塗布して付
着させる手段などを用いることができる。さら
に、粉末状、果粒状の高分子吸水剤2を凝結させ
たものなどを用いることもできる。
上記構成のスピツツを例えば尿の検査に使用す
る場合について説明する。
スピツツ本体1内に所定量の尿を入れると、第
2図に示すように、高分子吸水剤2が尿中の液体
成分を吸収してその体積を膨張させる。一方、固
体成分、例えば赤血球や白血球等が破壊された沈
渣は高分子吸水剤2に吸収されることはないの
で、該沈渣は高分子吸水剤2上側の上澄み液3中
に残ることになる。尿中の液体成分を吸収した高
分子吸水剤2はその体積が膨張することにより、
スピツツ本体1の下部から上方へ向かつて徐々に
その界面部分が上昇するので、沈渣を含む液体成
分は濃縮されながら、高分子吸水剤2の上側に上
澄み液3として残る。従つて、高分子吸水剤2が
充分吸水した後では、不必要な水分が除去されて
沈渣を高濃度に含む上澄み液3を検査液として使
用することができる。スピツツ本体1内に収容さ
れる高分子吸水剤2の量は、このスピツツ本体1
に入れられる尿量によつて適宜変えられ、限定す
るものではないが、高分子吸水剤2が液体成分を
充分吸収した後においても、体積膨張した高分子
吸水剤2の上に少量の上澄み液3が残る程度に高
分子吸水剤2を収容しておくのが好ましい。また
は、スピツツ本体1内に注入される所定量の尿を
吸収する量以上の高分子吸水剤2をスピツツ本体
1に収容して、高分子吸水剤2が完全に吸水する
までの間で上澄み液3を取り出すこともできる。
なお、スピツツは尿の検査に限らず、例えば血
液中の不要な液体成分を除去する場合や、髄液、
腹水、胸水、関節液、膿液などにおいて、不要な
液体成分を除去する際にも適用できる。
(別実施例 1) 第4図に示すように、高分子吸水剤2を薄膜状
態でスピツツ本体1の下部内面に付着させても良
い。
(別実施例 2) 上記各実施例では高分子吸水剤2をスピツツ本
体1の下端部内面に付着させて収容したが、第5
図に示すように、高分子吸水剤2を付着させた保
持体4をスピツツ本体1の下部内に収容配置して
も良い。また、高分子吸水剤2を水透過性の袋内
に収容し、この袋をスピツツ本体1内に収容配置
しても良い。
(考案の効果) このように、本考案はスピツツ本体内に高分子
吸水剤が収容されているので、高分子吸水剤が液
体成分を吸収する性質を利用して不必要な液体成
分を除去することができる。従つて、例えばこの
スピツツを尿検査に使用する場合では、従来のよ
うに遠心分離をかけることなく尿沈渣が濃縮され
た検査液を得ることができるから、安全であり、
短時間で尿を検査することができる。しかも、細
胞等が存在する検査液から不要な液体成分を除去
する場合でも、遠心分離にかける必要がないの
で、細胞等が破壊されるおそれもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のスピツツを示す一
部破断正面図、第2図はそのスピツツ内に尿を入
れて所定時間放置した状態を示す一部破断正面
図、第3図はそのスピツツから濃縮された尿を取
り出している状態を示す一部破断正面図、第4図
は別実施例の一部破断正面図、第5図はさらに別
実施例の一部破断正面図である。 1……スピツツ本体、2……高分子吸水剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スピツツ本体内に高分子吸水剤が収容されてい
    るスピツツ。
JP15121187U 1987-09-30 1987-09-30 Expired - Lifetime JPH0515097Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15121187U JPH0515097Y2 (ja) 1987-09-30 1987-09-30

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JP15121187U JPH0515097Y2 (ja) 1987-09-30 1987-09-30

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Publication Number Publication Date
JPS6455456U JPS6455456U (ja) 1989-04-05
JPH0515097Y2 true JPH0515097Y2 (ja) 1993-04-21

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