JPH05149415A - ベルト無段変速装置 - Google Patents

ベルト無段変速装置

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JPH05149415A
JPH05149415A JP31212591A JP31212591A JPH05149415A JP H05149415 A JPH05149415 A JP H05149415A JP 31212591 A JP31212591 A JP 31212591A JP 31212591 A JP31212591 A JP 31212591A JP H05149415 A JPH05149415 A JP H05149415A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable
pulley
cam
pulleys
fixed
Prior art date
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Pending
Application number
JP31212591A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Otsubo
寛 大坪
Makoto Kubotsu
誠 窪津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH05149415A publication Critical patent/JPH05149415A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベルト無段変速装置の変速操作用ロッドを、
無理な力がかかることなく、効率よく力を伝達すること
ができるようにする。 【構成】 伝動ベルト6が巻回張設される一対のプーリ
7,8を夫々、軸芯方向に位置固定な固定プーリ体9と
軸芯方向にスライド操作自在な可動プーリ体10とによ
り割りプーリ式に構成し、各可動プーリ10,10をカ
ム機構11,11を介して軸芯方向にスライド操作して
変速操作可能に構成するとともに、各可動プーリ体1
0,10を伝動ベルト6幅方向に対して反対側に配設
し、前記各カム機構11,11における回動操作アーム
14,15をプーリ外周端よりも径方向外方に延設し、
各回動操作アーム14,15の揺動端側を棒材を屈曲成
形したロッド16を介して連動連結してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベルト式無段変速装置
に関し、詳しくは、伝動ベルトを巻回する左右プーリを
共に割りプーリ式に構成して、各割りプーリを一体的に
スライド操作するよう構成したベルト式無段変速装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のベルト式無段変速装置では、例え
ば特開平3−191707号公報に開示されるように、
各プーリの可動プーリを回転軸芯方向に対して互いに反
対側になるよう配置し、一方の可動プーリをスライドさ
せるカム機構の揺動操作アームを、プーリの外方を迂回
してプーリ反対側まで延設し、この延設端と他方のプー
リの可動プーリにおけるカム機構の揺動操作アームとを
ロッドを介して枢支連結する構成となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構造は、片側
の可動プーリをスライドさせてプーリ間隔を変更操作す
るに伴って、伝動ベルトの巻回径が異なる結果、ベルト
幅方向中心線が軸芯方向に移動するため、左右プーリに
おける前記ベルト幅方向中心線が常に平行状態を維持で
きるよう可動プーリを振り分け配置したものである。と
ころが、上記従来構造においては、プーリのスライド操
作用アームが、揺動端部において回転軸芯に平行な方向
に片持ち状に延長部を形成する構造であるから、回動操
作の際、伝動ベルトによる張力に抗して押し引き操作し
なければならず、大きな操作力が加わるので、撓み変形
するおそれが高く、耐久性の面で改善の余地があった。
本発明は上記不具合点を解消することを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、伝
動ベルトが巻回張設される一対のプーリを夫々、軸芯方
向に位置固定な固定プーリと軸芯方向にスライド操作自
在な可動プーリとにより割りプーリ式に構成し、各可動
プーリをカム機構を介して軸芯方向にスライド操作して
変速操作可能に構成するとともに、各可動プーリを伝動
ベルト幅方向に対して反対側に配設し、前記各カム機構
における回動操作アームをプーリ外周端よりも径方向外
方に延設し、各回動操作アームの揺動端側を棒材を屈曲
成形したロッドを介して連動連結してある点にある。
【0005】
【作用】前記各カム機構から半径方向外方に向けて延設
される両回動操作アームは、棒材を屈曲して成るロッド
にそのまま枢支連結するだけでよく、各回動操作アーム
はプーリ外周端よりも径方向外方に延設してあるので、
ロッドはプーリや伝動ベルトの回転動作を阻害すること
なく、押し引き操作されることになる。しかも、屈曲さ
れるロッドは、ほぼプーリ幅内に収めることができ、前
記回動操作アームを枢支するための屈曲部の長さは短い
もので済むので、片持ち状部分が長くなることが無く、
比較的細い棒材であっても十分な強度を維持できる。
【0006】
【発明の効果】その結果、前記回動操作アームはカム機
構から半径方向外方に延設するだけの構造で、その端部
を軸芯周りで回動させる方向に押し引き操作する構成で
あって、無理な撓み力が掛かることがなく、前記ロッド
も同様に長い片持ち部分が無く、効率よく力を伝達でき
ることになり、簡単な部材で強固な変速操作用連結構造
を得ることができた。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図2
に乗用型田植機の伝動構造を示している。搭載エンジン
1の出力軸2とミッションケース3の入力軸4との間に
ベルト式無段変速装置5を介装するとともに、ミッショ
ンケース3から図示しない走行車輪及び作業装置に動力
伝達するよう伝動系を構成してある。
【0008】前記無段変速装置5は、伝動ベルト6を巻
回張設する夫々のプーリ7,8を、回転軸芯方向にプー
リ間隔を変更操作自在な割りプーリ式に構成してあり、
夫々のプーリ間隔を背反的に変更させて変速操作するよ
う構成してある。詳述すると、図1に示すように、前記
各プーリ7,8は、前記各軸2,4に一体回転自在に外
嵌され軸芯方向に位置固定状態で配設した固定プーリ体
9と、軸芯方向にスライド操作自在な可動プーリ体10
とで構成され、各可動プーリ体10を乗り上がりカム機
構11を介して一体的にスライド操作するよう構成して
ある。各固定プーリ体9は、伝動ベルト6に対して互い
反対側に位置するよう配備され、かつ、可動プーリ体1
0は互い逆方向、つまり、プーリ間隔が広がる方向と狭
まる方向とに一体操作されるようにして、スライド操作
に伴って伝動ベルト幅中心線が夫々のプーリ7,8にお
いて平行状態を維持するよう位置を設定してある。
【0009】前記各乗り上がりカム機構11は、図3に
も示すように、固定支持部12,13により位置固定状
態で支持された固定カム11aに対して相対回動自在に
係合する可動カム11bからプーリ外端よりも径方向外
方に回動操作アーム14,15を延設して構成され、入
出力側夫々の回動操作アーム14,15の揺動端部同士
を、棒材を略Z字形に屈曲成形し、伝動ベルト6の上方
を迂回する状態で配設した操作ロッド16を介して連動
連結してある。又、この操作ロッド16の一端部を電動
シリンダ17により押し引き駆動できるよう枢支連結
し、電動シリンダ17を伸縮駆動することで変速操作を
行えるよう構成してある。
【0010】前記各可動プーリ体10は、前記各軸2,
4に対して遊転自在に外嵌してあり、固体プーリ体9と
は反対側箇所において、軸に対してキー18を介して一
体回転自在並びに軸芯方向に位置固定状態に外嵌装着し
た伝動部材19と、可動プーリ体10の側面との間に回
転トルクを伝達可能なカム機構20を形成してある。図
4に示すように、このカム機構20は、咬合係合面を斜
め形状に形成して、伝動回転力により可動プーリ体10
を固体プーリ体9側に押圧作用する分力を発生させるよ
う構成してある。つまり、軸側から回転動力が伝わると
軸側押圧作用カム面部分21aにおいて、伝動部材側カ
ム部が可動プーリ体側カム部を固体プーリ体9側に押し
作用する分力が発生し、伝動ベルト6側から回転動力が
伝わると軸側押圧作用カム面部分と反対側の押圧作用カ
ム面部分21bにおいて、可動プーリ体側カム部が伝動
部材側カム部を固体プーリ体9とは反対側に押し作用す
る分力が発生するが、伝動部材19は位置固定であるか
ら、その反力により可動プーリ体側カム部が固体プーリ
体9側に押し作用されることになる。但し、前記カム機
構20による軸芯方向の分力は伝動ベルト6の張力によ
るプーリ押し開き力よりも大きくならないように設定し
てある。このように構成すると、前記カム機構20によ
り発生する補助力により、乗り上がりカム機構11にお
けるプーリ間隔を狭くする方向への電動シリンダ17の
駆動力を小さいものに抑制することができ、小型の電動
シリンダ17を用いることができる。
【0011】〔別実施例〕前記乗り上がりカム機構11
は、図5に示すように、固定カムに転動ローラ22を用
いる構成としてもよい。
【0012】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベルト無段変速装置の断面図
【図2】田植機の前部の側面図
【図3】操作カム機構の正面図
【図4】カム機構の斜視図
【図5】別実施例の操作カム機構の平面図
【符号の説明】
6 伝動ベルト 7,8 プーリ 9,9 固定プーリ体 10,10 可動プーリ体 11,11 カム機構 14,15 回動操作アーム 16 ロッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝動ベルト(6)が巻回張設される一対
    のプーリ(7),(8)を夫々、軸芯方向に位置固定な
    固定プーリ体(9)と軸芯方向にスライド操作自在な可
    動プーリ体(10)とにより割りプーリ式に構成し、各
    可動プーリ(10),(10)をカム機構(11),
    (11)を介して軸芯方向にスライド操作して変速操作
    可能に構成するとともに、各可動プーリ体(10),
    (10)を伝動ベルト(6)幅方向に対して反対側に配
    設し、前記各カム機構(11),(11)における回動
    操作アーム(14),(15)をプーリ外周端よりも径
    方向外方に延設し、各回動操作アーム(14),(1
    5)の揺動端側を棒材を屈曲成形したロッド(16)を
    介して連動連結してあるベルト無段変速装置。
JP31212591A 1991-11-27 1991-11-27 ベルト無段変速装置 Pending JPH05149415A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010209996A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Honda Motor Co Ltd Vベルト式無段変速機
JP2011033067A (ja) * 2009-07-30 2011-02-17 Honda Motor Co Ltd Vベルト式無段変速機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3191707B2 (ja) * 1996-12-20 2001-07-23 日本電気株式会社 パス切替装置

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