JPH0514921U - 回転検出装置 - Google Patents

回転検出装置

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JPH0514921U
JPH0514921U JP5984491U JP5984491U JPH0514921U JP H0514921 U JPH0514921 U JP H0514921U JP 5984491 U JP5984491 U JP 5984491U JP 5984491 U JP5984491 U JP 5984491U JP H0514921 U JPH0514921 U JP H0514921U
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JP
Japan
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rotating shaft
case
rotation
grease
magnet
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Pending
Application number
JP5984491U
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English (en)
Inventor
清治 竹内
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Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転軸の内端部と前記ケース内面との衝合箇
所からの油部材の離散を抑制し、衝合箇所の磨耗を耐久
的に防止する。 【構成】 回転軸3の内端部とケース1内面とを押さえ
部材14により衝合し、回転軸3の内端面の前記衝合箇所
の周囲には前記回転軸3の回転中心から外側に向かって
次第に前記回転軸3の正回転方向に対して後方側に伸長
する複数の突状の案内部18を設ける。 【効果】 ケース1内に充填するグリース20は回転軸3
の回転に伴って案内部18によって、押さえ部材14の衝合
箇所に集められる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、マグネットに近接配置され該マグネットの回転に応じた電気信号を 出力する検出部を備えた回転検出装置に係わり、特に回転軸の内端部とケース内 面とを衝合し、この衝合箇所にグリース等の油部材を介在する回転検出装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車輌においては例えばトランスミッション側の回転を取り出して速度計 などに伝達するためにフレキシブルケーブルが用いられているが、これは計器背 後のダッシュボード付近に各種の装置が配置されて密集しているためフレキシブ ルケーブルの連結操作が面倒であるとともに、フレキシブルケーブルの回転音に よる騒音の問題を有していた。このため、トランスミッションの回転を取り出し てこれを車速パルスに変換する回転検出装置をトランスミッション側に装着し、 この回転検出装置と速度計等を電気コードで接続する傾向にあり、実開昭59-142 764 号公報、実開平1-42410 号公報等で提案されている。この種の回転検出装置 は、例えば金属製の筒状ケースに含油軸受等の軸受を介して回転軸を支承し、前 記ケース内に位置して回転軸の内端側にマグネットを固定し、外端側にトランス ミッション側の回転を伝達する連結軸を連結し、回路基板に実装した磁気センサ からなる検出部を前記マグネットに近接配置し、この検出部により前記マグネッ トの回転を検出して走行速度に比例した電気信号を出力するように構成されてい る。
【0003】 そして、この種の回転検出装置は、エンジン近傍に配設され、振動環境中で使 用されるため、回転軸のがたつきによる異音及び回転軸のスラスト移動によるマ グネットと磁気センサとの相対位置のずれを生じ易い面があり、これらを防止す るため、例えば回転軸の内端をケース側に弾発的に衝合して回転軸にスラスト規 制力を与えることが考えられる。この場合、回転軸の回転に伴い該回転軸の内端 側とケース側との衝合箇所に磨耗を生じるため、衝合箇所にグリース等の油部材 を介在して磨耗による悪影響を防止し回転軸の良好な回転を保つ必要がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術において磨耗防止のため衝合箇所に介在する油部材は、その飛散 を防止するため調質油等の粘性の高いグリースなどが用いられるが、ケース自体 の振動及び回転軸の回転による遠心力によって前記グリースが衝合箇所から離散 し、このため、衝合箇所のグリースが不足し回転軸の円滑な回転が妨げられると いう問題があった。
【0005】 そこで本考案は、衝合箇所からのグリースの離散を抑えて衝合箇所の磨耗を耐 久的に防止することのできる回転検出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案はケースに回転軸を回転可能に支承し、前記ケース内に位置して前記回 転軸にマグネットを固定し、前記回転軸の内端部と前記ケース内面とを押さえ部 材により衝合し、この衝合箇所にグリース等の油部材を介在し、前記マグネット に近接して配設された磁気センサによってマグネットの回転状態を検出する回転 検出装置において、前記回転軸の内端面の前記衝合箇所の周囲には前記回転軸の 回転中心から外側に向かって次第に前記回転軸の正回転方向に対して後方側に伸 長する複数の突状または溝状の案内部を設けたものである。
【0007】
【作用】
本考案は、上記構成により、ケース内に充填するグリースは回転軸の回転に伴 って案内部によって、前記回転軸の内端部と押さえ部材との衝合箇所に集められ る。
【0008】
【実施例】
以下本考案の実施例を添付図面を参照して説明する。図1乃至図5は本考案の 第1実施例を示し、1はトランスミッション側に固定される金属材料からなる有 底筒状のケースであり、このケース1の底部には含油軸受2を介して金属製から 成る回転軸3を支承保持するとともに、ケース1の前面側の周縁にはケース1の 開口部を覆う合成樹脂等の絶縁材料から成る蓋体4がパッキン5を介して設けら れている。このケース1の一部を構成する蓋体4の後面には、前記ケース1の前 端面に設けた位置決め用の嵌合穴6に嵌入する位置決め用の嵌合突部6Aが突設 され、これらの嵌合穴6と嵌合突部6Aを嵌合することにより、ケース1と蓋体 4との位置ずれを減少し、このように位置決めした状態で蓋体4がねじ7により ケース1に固定される。
【0009】 前記回転軸3の内端側には、この回転軸3と中空円筒状のマグネット8とを例 えばPET(ポリエチレンテレフタレート)等の合成樹脂からなるスリーブ9に インサート成型することにより、このスリーブ9を介して回転軸3にマグネット 8が固定され、このマグネット8はフェライト磁石等からなり、その円周方向に は複数のN極と複数のS極とが交互に着磁されている。また、マグネット8の側 方には、このマグネット8の回転を検知する検知部10が前記蓋体4の後面に一体 に形成する収納ケース4A内にモールド剤10Aでモールドされている。この検知 部10はMR素子から成る磁気センサ11と、この磁気センサ11を実装する回路基板 12などから構成されており、前記磁気センサ11はマグネット8の側周面と少許間 隙を介して配置されるとともに、前記回路基板12にはコネクタ端子13が電気的に 接続され、このコネクタ端子13は蓋体4に貫通状態にインサート成型されている 。そして、トランスミッションの回転を図示しない連結部材を介して回転軸3へ と伝達し、その回転による磁極の変化を磁気センサ11によって検知し、この磁気 的に取り出されたパルス信号をコネクタ端子13を介して外部へと出力するように 構成されている。
【0010】 14は回転軸3の内端部と蓋体4の内面とを衝合する押さえ部材であり、この押 さえ部材14は前記回転軸3の内端面に凹部15を形成し、この凹部15にコイルスプ リング16を介してリベット型の突出部17を配設し、この突出部17をコイルスプリ ング16を介して前記蓋体4の内面に設けられた軸押さえ部17Aに弾発的に衝合し て構成される。また、前記回転軸3と一体にインサート成型する前記スリーブ9 内端側には、図4で示すように、突出部17と軸押さえ部17Aとの衝合箇所の周囲 に前記回転軸3の回転中心から外方に向かって次第に回転軸3の正回転方向aに 対して後方側に伸長する複数の突状の案内部18が突設され、この案内部18を囲む ように前記蓋体4内面から回転軸3と同心の環状壁19が突設されており、その環 状壁19内側に調質油等の高粘性を有するグリース20が充填される。この場合、案 内部18は円弧状であるが、必ずしもこの形状に限定されるものではなく、直線状 , 折線状, あるいは連続的に限らず断続的であってもよい。
【0011】 このように回転軸3内端面の突出部17と軸押さえ部17Aとの衝合箇所の周囲に 複数の突状の案内部18を突設し、この各案内部18を回転軸3の回転中心から外方 に向かって次第に回転軸3の正回転方向aに対して後方側に伸長させて形成する ことにより、環状壁19の内側に充填するグリース20が回転軸3の回転に伴って各 案内部18によって突出部17と軸押さえ部17Aとの衝合箇所に集められ、従来、回 転軸3の回転によって、その遠心力によって衝合箇所から離散するグリース20を 回転軸3の回転を利用して逆に衝合箇所に集めることができ、これにより、グリ ース20により長期的に押さえ部材14の磨耗を防止し、回転軸3の良好な回転を保 つことができる。また、本実施例においては、蓋体4の内面に形成した環状壁19 内に部分的にグリース20を充填すればよいから、グリース20の使用量が少量で済 むとともに、ケース1の内部空間全体に充填する場合に比べてグリース20の充填 作業の簡略化が図れる。
【0012】 図6及び図7は本考案の第2実施例を示し、前記第1実施例と同一部分に同一 符号を付しその詳細な説明を省略して詳述すると、この例では回転軸3内端面と 蓋体4内面とを衝合する押さえ部材14Aは、蓋体4の内面に凹部15Aを形成し、 この凹部15A内に配置した押さえピン17Bをコイルスプリング16Aにより回転軸 3の内端面に弾発的に衝合している。また、回転軸3のスリーブ9内端側には、 前記押さえピン17Bと凹部15Aとの衝合箇所の周囲に環状の突出部21を突設し、 この突出部21の上端面に前記回転軸3の回転中心から外方に向かって次第に回転 軸3の正回転方向aに対して後方側に伸長する複数の溝状の案内部18Aが刻設さ れ、蓋体4内面から前記突出部21を囲むように回転軸3と同心の環状壁19が突設 されている。そして、この実施例においても、回転軸3の回転を利用して突出部 21に設けたの溝状の案内部18Aによって、環状壁19内に充填されたグリース20を 押さえピン17Bと凹部15Aとの衝合箇所回転軸3に集めることができるため、前 記第1実施例と同様に衝合箇所の回りからのグリース20の離散を抑えてグリース 20により長期的に押さえ部材14の磨耗を防止し、回転軸3の良好な回転を保つこ とができる。図8及び図9は本考案の第3実施例を示し、前記第1実施例と同一 部分に同一符号を付しその詳細な説明を省略して詳述すると、この例では第1実 施例で示したケース1の内部空間を外部と連通し、かつケース1の内部空間全体 にグリース20を充填したものを示し、詳細にはケース1に設けた位置決め用嵌合 孔部6を利用して、この嵌合孔部6の底側からケース1の外部、特に軸受2の外 端が露出する空間に連設する貫通孔22を連設し、一方、嵌合孔部6の周囲には凹 部23を形成するとともにこの凹部23の内端周縁をケース1の内部空間と接続する 連通部23Aとして設け、かつ、前記貫通孔22の下端部をケース1の底部に設けた 溝部24に偏位させて連通させて迷路状の通気路25を形成して、前記ケース1の内 部空間を外部と連通し、このケース1の内部空間全体にグリース20を充填したも のである。この実施例では前記通気路25を設けることにより周囲の温度上昇によ ってケース1の内部空間が高圧になることがなく、また仮に通気路25から外部に グリース20が洩れたとしても、突状の案内部18により突出部17と軸押さえ部17A との衝合箇所にグリース20が集められ耐久的に回転軸の良好な回転状態を保つこ とができる。なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく本考案の要旨 の範囲内において種々の変形実施が可能であり、例えば案内部の形状及びその数 や押さえ部材の形状は適宜選定可能であり、また、ケース内を密封した第1実施 例と第2実施例において、そのケース内部空間全体にグリースを充填するように してもよく、この場合温度環境により小量のグリースが含油軸受を介して外部に 洩れたとしても回転軸の回転を利用して案内部によって衝合箇所にグリースが集 められるため衝合箇所の磨耗が防止することができる。
【0013】
【考案の効果】
本考案はケースに回転軸を回転可能に支承し、前記ケース内に位置して前記回 転軸にマグネットを固定し、前記回転軸の内端部と前記ケース内面とを押さえ部 材により衝合し、この衝合箇所にグリース等の油部材を介在し、前記マグネット に近接して配設された磁気センサによってマグネットの回転状態を検出する回転 検出装置において、前記回転軸の内端面の前記衝合箇所の周囲には前記回転軸の 回転中心から外側に向かって次第に前記回転軸の正回転方向に対して後方側に伸 長する複数の突状または溝状の案内部を設けたことにより、衝合箇所からのグリ ースの離散を抑えて衝合箇所の磨耗を耐久的に防止し、回転軸の回転を安定的に 保つことのできる回転検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す断面図である。
【図2】本考案の第1実施例を示す平面図である。
【図3】本考案の第1実施例を示す図2のA−A線断面
図である。
【図4】本考案の第1実施例を示す要部の平面図であ
る。
【図5】本考案の第1実施例を示す要部の斜視図であ
る。
【図6】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図7】本考案の第2実施例を示す要部の斜視図であ
る。
【図8】本考案の第3実施例を示す要部の断面図であ
る。
【図9】本考案の第3実施例を示す要部の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ケース 2 含油軸受 3 回転軸 4 蓋体(ケース) 8 マグネット 11 磁気センサ 12 回転基板 14, 14A 押さえ部材 18, 18A 案内部 20 グリース(油部材)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースに回転軸を回転可能に支承し、前
    記ケース内に位置して前記回転軸にマグネットを固定
    し、前記回転軸の内端部と前記ケース内面とを押さえ部
    材により衝合し、この衝合箇所にグリース等の油部材を
    介在し、前記マグネットに近接して配設された磁気セン
    サによってマグネットの回転状態を検出する回転検出装
    置において、前記回転軸の内端面の前記衝合箇所の周囲
    には前記回転軸の回転中心から外側に向かって次第に前
    記回転軸の正回転方向に対して後方側に伸長する複数の
    突状または溝状の案内部を設けたことを特徴とする回転
    検出装置。
JP5984491U 1991-07-30 1991-07-30 回転検出装置 Pending JPH0514921U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5984491U JPH0514921U (ja) 1991-07-30 1991-07-30 回転検出装置

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JP5984491U JPH0514921U (ja) 1991-07-30 1991-07-30 回転検出装置

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JPH0514921U true JPH0514921U (ja) 1993-02-26

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ID=13124930

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JP5984491U Pending JPH0514921U (ja) 1991-07-30 1991-07-30 回転検出装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170092855A (ko) * 2016-02-04 2017-08-14 투아이시스(주) 활선 표시 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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