JPH05148876A - 厨芥処理装置 - Google Patents

厨芥処理装置

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JPH05148876A
JPH05148876A JP31210891A JP31210891A JPH05148876A JP H05148876 A JPH05148876 A JP H05148876A JP 31210891 A JP31210891 A JP 31210891A JP 31210891 A JP31210891 A JP 31210891A JP H05148876 A JPH05148876 A JP H05148876A
Authority
JP
Japan
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garbage
basket
refuse
cage
wall
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Pending
Application number
JP31210891A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Yonemura
正明 米村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は厨芥処理装置のゴミカゴの表面処理
に関するもので、ゴミカゴの汚れ、ぬめりの付着を防止
して、厨芥の取り出し、洗浄を容易にすることを目的と
するものである。 【構成】 ゴミカゴ8の表面、通水孔12a、12bの
内壁をフッ素化合物を分散させた複合ニッケルめっきで
被覆し、底面を曲面で構成した。 【効果】厨芥と排水の分離を良好に行なわすことがで
き、また厨芥がゴミカゴの表面に付着し難いため取り出
しやすいものとすることができる。また撥水性、撥油性
によって表面に汚れ、ぬめりが発生しにくく、また洗浄
が容易で耐久性に優れたゴミカゴとすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流し台に装着される厨
芥処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】厨芥処理装置に設けられているゴミカゴ
は厨芥と排水を分離し、厨芥を分離捕集するものであっ
て、耐蝕性にすぐれたステンレスで構成されている。こ
のゴミカゴは側壁をラス網もしくはパンチングメタルで
構成され、それぞれ網目、パンチ穴が通水孔となってお
り、通水孔を窄設した底面が取り付けられている。
【0003】ゴミカゴはステンレス製のほかに樹脂製が
あるが、この通水孔は成型時に同時に設けられるもので
側壁及び底面に窄設されている。ステンレス製、樹脂製
のゴミカゴはその耐蝕性、堅牢性によって従来、表面処
理等されることなく使用されてきている。(例えば実公
昭51−9181号公報)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような構成では従
来、捕集した厨芥を捨てるためにゴミカゴから取り出す
際に、厨芥が壁や通水孔に付着するため容易に取り出せ
ず、手間のかかるものであった。しかも、今後生活排水
による環境汚染対策として通水孔の開口面積を小さく制
限する方針が出されている。これにより、厨芥による目
詰まりが生じやすくなるので、厨芥を取り出す頻度も高
く簡便さが望まれている。また、厨芥や排水に含まれて
いる油分が壁や通水孔に付着し雑菌の繁殖とともにぬめ
りとなり、ゴミカゴを頻繁に洗浄しなくてはならず簡便
性に欠け、不潔となりやすく、さらにその洗剤が、分離
したにもかかわらず壁に付着して取り出せなかった厨芥
とともに生活排水として流出し、排水の富栄養化を助長
するなど環境汚染を拡げるものであった。
【0005】本発明はこのような課題を解決するもの
で、厨芥をゴミカゴから取り出しやすく、またぬめりの
生じ難いゴミカゴを提供することを目的としたものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の厨芥処理装置
は、排水流路途中に排水から厨芥を分離捕集するゴミカ
ゴを配設してなるもので、このゴミカゴの内表面、外表
面、通水孔の穴表面にフッ素化合物を分散させた複合め
っきを施したものである。
【0007】
【作用】本発明の厨芥処理装置は、ゴミカゴの内、外表
面さらに通水孔の穴表面にまでフッ素化合物を分散させ
た複合めっきを施しているので、フッ素化合物の作用に
よってゴミカゴ表面の摩擦係数が著しく低くなるため、
厨芥の付着がなくなり厨芥の取り出しを容易に行う事が
できるものである。また、フッ素化合物の撥水性、撥油
性によってゴミカゴに排水や油が付着し難くすることが
できる。従って、汚れ、ぬめりの付着、発生がないた
め、ゴミカゴの洗浄なども簡単に、不潔感なく行うこと
ができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図1〜図
2を参照しながら説明する。
【0009】図2において、1は流し台で、キャビネッ
ト2の上面にワ−クトップ3を載置している。4はシン
クで、ワークトップ3の下方に配設されている。5は厨
芥処理装置で、シンク4底面に窄設された排水口6にゴ
ム製の蓋7を載置して下方に向けて取りつけられてい
る。ゴミカゴ8はステンレス製で、厨芥処理装置5内に
厨芥と排水を分離可能に配設されており、その下方には
封水部9を構成する防臭冠10が配設されている。ゴミ
カゴ8はフランジ11に、従来より小さく規制され通水
孔12−aとなる網目面積が2平方ミリメートルで構成
されたラス網製の側壁13を溶接で接合し、その下部に
外周を半径20mm以上で立ちあげたコーナー14を有す
る底部15をさらに溶接して構成されている。この底部
15にはコーナー14を含めて直径1.5mmの通水孔1
2−bが複数個窄設されている。
【0010】本実施例において、ゴミカゴ8はフッ素化
合物を界面活性剤で分散懸濁させたスルファミン酸ニッ
ケル浴を用いた複合ニッケルめっきを施した。フッ素化
合物としてはフッ化グラファイト粒子、ポリテトラフル
オロエチレン粒子(PTFE粒子)などが使用できる
が、本実施例では平均粒径0.17μmのPTFE粒子
をめっき液中に分散懸濁させて用いた。めっき厚さは1
0μmで、めっき後340℃で熱処理を行った。こうし
て得られるゴミカゴ8はニッケルめっき被膜表面付近に
分散しているPTFE粒子によって撥水性、撥油性を付
与され、しかも摩擦係数も著しく低いものとなってい
た。また、耐磨耗性にも優れ、たわしやスポンジで洗っ
ても、一般のPTFEコート剤を使用した場合のように
剥離することなく長年の使用に十分堪えうる強度がある
ことが判った。フッ素樹脂塗装などでゴミカゴ8にコー
ティングを行った場合、塗膜強度が弱くたわしの洗浄に
対して耐久性に欠け、さらに塗膜が厚いため、通水孔1
2−a,bを塞ぎ厨芥と排水の分離性能を低下させる場
合があったが、本実施例のようにめっきによる場合は、
全表面でその効果を十分に発揮できる厚さを維持し、し
かも通水孔12−a,bを塞ぐことはないので常に安定
した分離性能が得られる。
【0011】実際にこのゴミカゴ8を使用した場合を観
察すると、低い摩擦係数の作用で、茶殻などの厨芥が通
水孔12−a上部に付着目詰まりして排水性能を低下さ
せることもなく、常に厨芥と排水の分離を良好に行うも
のであり、また撥水性、撥油性によってゴミカゴ8表面
に排水や油が付着せず、そのため黴、細菌が繁殖しにく
くぬめりも生じ難いものであった。ゴミカゴ8に溜まっ
た厨芥を取り出すときでも、低摩擦係数、撥水性、撥油
性によって表面に厨芥が付着しないため、ゴミカゴ8を
ひっくり返すだけで厨芥を容易に取り出すことができる
ものであった。しかし、底部15のコーナー14の半径
が小さいと、この部分で厨芥とゴミカゴ8表面の接触面
積が大きくなり、厨芥を取り出すときに、例えば濡れた
紙類、玉葱の表皮、茶殻などの柔らかくて薄い付着しや
すいものなどは落下しにくい場合があった。そこで、コ
ーナー14の半径を20mm以上に大きくし(望ましく
は底面15を下方へ凸の曲面形状)、曲面にも通水孔1
2−bを多数設けることにより、厨芥が中央に集中して
集まりやすく取り出しも容易になることが実験で判明し
た。曲面部分を多く設けることで接触面積が小さくな
り、さらに通水孔12−aを通して空気が侵入しやすく
なったため、厨芥同志の凝集力が強くなりゴミカゴ8表
面との剥離が容易となったと思われる。また、たわしな
どでのコーナー14の洗浄も容易となり、常にゴミカゴ
8を清潔に保つことができるものである。
【0012】次に本発明の他の実施例について説明す
る。図3は他の実施例を示しており、この実施例では、
樹脂成型のゴミカゴ16にフッ素化合物分散ニッケル無
電解めっきを施して構成したもので、この結果実施例1
と同様の効果を奏するものである。なお、樹脂成型のゴ
ミカゴ16には直径1.5mmの通水孔17が、底部を含
めて多数窄設されているが、厚さ2〜3mmの壁に設けら
れている。この部分にフッ素樹脂塗装などでコーティン
グを行なった場合、この通水孔17内壁にまで塗装被膜
を施すことは困難である。即ち、塗膜が通水孔17のエ
ッジ付近で厚くなってしまい、通水孔17内壁を覆うに
至らず通水孔17を閉塞する場合もある。しかし、本実
施例では無電解めっきを行なっており、通水孔17の内
壁にも十分なめっき厚さで処理することができた。特に
厚肉のゴミカゴなどでは通水孔の内壁がもっとも洗浄し
にくく汚れ、ぬめりの溜まる箇所であるが、本発明の如
くフッ化物分散複合めっきを施すことによって汚れ、ぬ
めりの付着を抑制し、また洗浄によって容易に落とすこ
とのできるゴミカゴとすることができる。
【0013】なお、本実施例ではゴミカゴ8のみにフッ
素化合物を複合めっきしたが、厨芥処理装置5全体部品
を複合めっきすれば、よく効果が発揮されることは言う
までもない。
【0014】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明によれば、厨芥処理装置に装着するゴミカゴ
にフッ素化合物を分散させた複合めっきを施すことによ
って厨芥と排水の分離を良好に行なわすことができ、ま
た厨芥がゴミカゴの表面に付着し難いため底面の形状効
果とともに取り出しやすいものとすることができる。ま
た撥水性、撥油性によって表面に汚れ、ぬめりが発生し
にくく、また洗浄が容易で耐久性に優れたゴミカゴとす
ることができるという効果を奏するもである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すゴミカゴの外観斜視図
である。
【図2】本実施例の厨芥処理装置を取りつけた流し台で
ある。
【図3】本発明の他の実施例を示すゴミカゴの外観斜視
図である。
【符号の説明】
8 ゴミカゴ 12−a,b 通水孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流し台に装着され、厨芥と排水を分離する
    ゴミカゴを装着する厨芥処理装置において、ゴミカゴの
    内壁、外壁および複数個窄設された通水孔の壁をフッ素
    化合物を分散させた複合めっきで被覆したことを特徴と
    する厨芥処理装置。
  2. 【請求項2】ゴミカゴは側面と底面が半径20mm以上の
    曲面で接続され、かつ曲面には複数個の通水孔が窄設さ
    れてなる請求項1記載の厨芥処理装置。
JP31210891A 1991-11-27 1991-11-27 厨芥処理装置 Pending JPH05148876A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31210891A JPH05148876A (ja) 1991-11-27 1991-11-27 厨芥処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31210891A JPH05148876A (ja) 1991-11-27 1991-11-27 厨芥処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05148876A true JPH05148876A (ja) 1993-06-15

Family

ID=18025340

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31210891A Pending JPH05148876A (ja) 1991-11-27 1991-11-27 厨芥処理装置

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JP (1) JPH05148876A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015101871A (ja) * 2013-11-22 2015-06-04 丸一株式会社 排水口の捕集構造
KR102119200B1 (ko) * 2019-01-14 2020-06-04 (주)코스모 코팅층이 형성된 싱크대용 배수구
KR102119201B1 (ko) * 2019-01-14 2020-06-04 (주)코스모 코팅층이 형성된 싱크대용 자동 탈수 배수구

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015101871A (ja) * 2013-11-22 2015-06-04 丸一株式会社 排水口の捕集構造
KR102119200B1 (ko) * 2019-01-14 2020-06-04 (주)코스모 코팅층이 형성된 싱크대용 배수구
KR102119201B1 (ko) * 2019-01-14 2020-06-04 (주)코스모 코팅층이 형성된 싱크대용 자동 탈수 배수구

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