JPH0514834U - マルタイ用カント自動記録表示装置 - Google Patents

マルタイ用カント自動記録表示装置

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JPH0514834U
JPH0514834U JP6235291U JP6235291U JPH0514834U JP H0514834 U JPH0514834 U JP H0514834U JP 6235291 U JP6235291 U JP 6235291U JP 6235291 U JP6235291 U JP 6235291U JP H0514834 U JPH0514834 U JP H0514834U
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JP
Japan
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cant
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multai
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JP6235291U
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JP2568357Y2 (ja
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清一郎 大井
真一郎 杉山
慶尚 金子
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Kaneko Co Ltd
East Japan Railway Co
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Kaneko Co Ltd
East Japan Railway Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マルタイ作業後のカント仕上り検査を自動的
に行なうことができるマルタイ用カント自動記録表示装
置を得る。 【構成】 走行距離センサと、カント検出装置とをマル
タイに搭載し、走行距離センサが所定走行距離を走行し
たことを表わす信号を出力する毎に、カント検出装置の
検出値を制御器に取込み、表示器に表示させると共に、
プリンタに印加させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はマルタイ(マルチプルタイタンパの意)による軌道整正作業の仕上 り検査のうち、カント量の測定に関する。
【0002】
【従来の技術】
マルタイとは、鉄道線路の軌道整正を行う大型保線機械であり、目的地まで軌 道上を自走し、 (1)ライニング、 (2)レベリング、 (3)タンピング、 (4)クロスレベリング、 を行なう装置である。 (1)ライニングとは、軌道の水平方向の線形整正、 (2)レベリングとは、軌道のこう上、 (3)タンピングとは、道床バラストの締固め、 (4)クロスレベリングとは、左右レールの高低差の整正、 作業を指す。これらの作業を行なった後は列車走行の安全確保のため、仕上り検 査と称し、マルタイに整備された測定装置以外の手段により検測を行っている。 この仕上り検査のうち、左右レールの高さの差(カント)の検測はカント測定ゲ ージを用いて人手により行なっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
マルタイ作業は夜間に行なわれることが多く、その直後のカント検測では、測 定値の誤読、記入のわずらわしさがある。また検測員は線路内での作業となるが 対向線路には列車が走行することもあり、危険を状態におかれることになる。 この考案の目的は、マルタイ作業と平行してカント量の検測を、自動的に行な うことができるマルタイ用カント自動記録表示装置を提供しようとするものであ る。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案ではマルタイに取付けられ、レールに転接して回転する車輪を有し、 この車輪が所定量回転する毎に電気信号を発信する走行距離センサと、マルタイ に取付けられ、左右レールの高低差による傾きを電気信号に変換するカント検出 装置と、マルタイの運転室に搭載され、走行距離センサからの電気信号を受ける 毎に、カント検出装置のカント検出値をAD変換して取込む制御器と、この制御 器に取込んだカント検出値を表示する表示器と、制御器に取込んだカント検出値 を印字するプリンタとによってマルタイ用カント自動記録表示装置を構成したも のである。
【0005】 この考案の装置によれば各所においてマルタイ作業が終了し、マルタイが次の 位置に移動する際に、その移動中に今マルタイ作業を施した区間のカント量を自 動的に検測し、記録すると共に、その検測値を表示器に表示し、またプリンタに より印字することができる。 従って特別に検測員を配置しなく済むから保線作業のコストを低減できる効果 と、検測員を危険にさらすこともなく、然も検測値の誤読等もなく信頼性の高い 仕上り検査を行なうことができる。
【0006】
【実施例】
図1にこの考案の一実施例を示す。図中1は走行距離センサを示す。この走行 距離センサ1はレール2に転接する車輪を有し、この車輪にロータリーエンコー ダが連結されており、車輪が所定量回転する毎にパルス状の電気信号を発信する 。この例では車輪がレール2上を2mm移動する毎に1個のパルスを出力するロー タリーエンコーダを用いたものとする。走行距離センサ1から出力されるパルス は制御器3に入力される。
【0007】 制御器3はマイクロコンピュータによって構成することができる。マイクロコ ンピュータは周知のように中央演算処理装置3Aと、ROM3B、RAM3C、 入力ポート3D、出力ポート3Eとによって構成される。ROM3Bにはプログ ラムが記憶され、このプログラムに従って中央演算処理装置3Aが動作する。 入力ポート3Dには走行距離センサ1の他に、カント検出装置4と、キィーボ ード5が接続される。カント検出装置4は例えば差動トランス4Aによって構成 することができる。差動トランス4Aの可動ロッド4Bを回動アーム4C、4D によって水平な姿勢に吊下げ、匡体4Eが傾むくとき可動ロッド4Bが水平方向 に横動し、この横動によって差動トランス4Aに対する位置が変わり、傾むきに 対応した電気信号を出力する。この電気信号は差動トランス4Aに励磁電圧とし て例えば+5Vをを印加したとすると、水平状態で+2.5Vが出力され、この +2.5Vを中心に例えば右下りの傾むきに対しては+2.4V、+2.3V、 +2.2V,2.1V…のように減少1方向に変化し、左下りの傾むきに対して は+2.5V、+2.6V、+2.7V…のように増加方向に変化する。従って 制御器3は2.5Vから何れの方向に変化したかによって傾きの方向を知ること ができる。
【0008】 尚カント検出装置4の出力信号はアナログ信号であるから制御器3にAD変換 器6を設け、AD変換器6によってアナログ信号をディジタル信号に変換し、こ のディジタル信号を入力ポート3Dを通じて取込む構造とされる。 カント検出装置4はマルタイの最後部の例えば床等に搭載され、マルタイの傾 むきをもってレールのカント値として読込むことができる。従ってカント検出装 置4を可動ロッド4Bをマルタイの車体上において左右レールに差渡す方向に配 置することによりカント値を精度よく測定することができる。
【0009】 キィーボード5は各種の設定値を入力することに用いられる。設定値の一つと してカント値を取込む走行距離値がある。走行距離値の設定入力に対して100 0を入力することにより走行距離1メートルが設定される。走行距離を、1メー トルに設定することにより走行距離センサ1がパルスを500個出力する毎に制 御器3はカント検出装置4から出力されるカント値を読込む。
【0010】 入力ポート3Dを通じて取込まれたカント値を表わすデータはRAM3Cに順 次書込まれ記憶される。 制御器3の出力ポート3Eには表示器7と、プリンタ8とが接続される。キィ ーボード5から例えば逐次モードを設定することにより制御器3がカント値を取 込むのと同期して、そのとき取込んだカント値を表示器7に表示させると共にプ リンタ8にそのとき取込んだカント値を印字させることができる。尚マルタイ作 業が全て終了した時点でキィーボード5から連続読出モードを設定し、入力する ことにより、プリンタ8に作業中に取込んだデータの全てを連続的に印字させる こともできる。
【0011】 またROM3Bに書込んだプログラムにチェック機能を印加することも可能で ある。つまり各所の線路の基準カント値をRAM3C等に予め用意しておき、こ の基準カント値とマルタイ作業を終了した時点で取込んだカント値とを比較し、 このカント値が基準カント値から大きく外れているか否かを比較判定し、基準カ ント値から大きく外れている場合は、表示器7に警報表示させると共に、例えば ブザー等を起動させ、カントの測定値が基準値より大きく外れていることを作業 者に知らせるように構成することもできる。従って制御器3と、表示器7、プリ ンタ8はマルタイの運転室に搭載され、リアルタイムで仕上り検査の結果を知る ことができるように構成する。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によればマルタイ作業と連動してマルタイ作業 を施したレール上をマルタイが走行して次の作業場所に移動する際に自動的にレ ールのカントを計測し、記憶したから、人手を使うことなく仕上り検査を行なう ことができる。
【0013】 従ってこの考案によればマルタイ作業後の仕上り検査を自動化することができ 、省力化により保線に要するコストを低減させることができる。然もカント値の 計測を自動的に行なうから読取の誤まり等が発生することはない。 よって信頼性の高いカント検測データを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示すブロック図。
【符号の説明】
1 走行距離センサ 2 レール 3 制御器 4 カント検出装置 5 キィーボード 7 表示器 8 プリンタ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A.マルタイに取付けられ、レールに転
    接して回転する車輪を有し、この車輪が所定量回転する
    毎に電気信号を発信する走行距離センサと、 B.マルタイに取付けられ、左右レールの高低差による
    傾きを電気信号に変換するカント検出装置と、 C.マルタイの運転室に搭載され、上記走行距離センサ
    からの電気信号を受ける毎に上記カント検出装置のカン
    ト検出値をAD変換して取込む制御器と、 D.この制御器に取込んだカント検出値を表示する表示
    器と、 E.上記制御器に取込んだカント検出値を印字するプリ
    ンタと、 によって構成したマルタイ用カント自動記録表示装置。
JP1991062352U 1991-08-07 1991-08-07 マルタイ用カント自動記録表示装置 Expired - Lifetime JP2568357Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991062352U JP2568357Y2 (ja) 1991-08-07 1991-08-07 マルタイ用カント自動記録表示装置

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JP1991062352U JP2568357Y2 (ja) 1991-08-07 1991-08-07 マルタイ用カント自動記録表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0514834U true JPH0514834U (ja) 1993-02-26
JP2568357Y2 JP2568357Y2 (ja) 1998-04-08

Family

ID=13197642

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JP1991062352U Expired - Lifetime JP2568357Y2 (ja) 1991-08-07 1991-08-07 マルタイ用カント自動記録表示装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016003561A (ja) * 2014-06-18 2016-01-12 システム・セブン−レールサポート・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 鉄道軌道上で走行可能な保線用機械を駆動させるための軌道整正システム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5210013A (en) * 1975-07-14 1977-01-26 Hitachi Ltd Automatic opening structure of front door
JPH0226001A (ja) * 1988-07-15 1990-01-29 Alps Electric Co Ltd セラミツク基板の分割溝形成方法

Patent Citations (2)

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JP2568357Y2 (ja) 1998-04-08

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