JPH05148233A - アミン誘導体 - Google Patents

アミン誘導体

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Publication number
JPH05148233A
JPH05148233A JP12210992A JP12210992A JPH05148233A JP H05148233 A JPH05148233 A JP H05148233A JP 12210992 A JP12210992 A JP 12210992A JP 12210992 A JP12210992 A JP 12210992A JP H05148233 A JPH05148233 A JP H05148233A
Authority
JP
Japan
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pyridylmethyl
alkyl
aminomethyl
methyl
nmr
Prior art date
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Pending
Application number
JP12210992A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikuni Ito
義邦 伊藤
Akihiko Sawada
昭彦 澤田
Taiji Urano
泰治 浦野
Hirokazu Tanaka
洋和 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Publication of JPH05148233A publication Critical patent/JPH05148233A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 トロンボキサンA括抗作用およびトロンボ
キサンA合成酵素阻害作用を有する新規なアミン誘導
体を提供する。 【構成】 下記式: [式中、R1 は複素環基、R2 はカルボキシアル(低
級)アルキルなど、Wはオキソ基を有していてもよい低
級アルキレン、Yは低級アルキレン、Qは下記式などで
示される基: 3 は水素、低級アルキルなど、R4 は水素、またはR
3 とR4 が結合して低級アルキレンを形成、R5 は水素
またはアシル、R8 は水素または低級アルキル、nは0
または1を示す。]で表わされる化合物またはその塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トロンボキサンA2
(TXA2 )拮抗作用およびトロンボキサンA2 合成酵
素阻害作用を有する新規なアミン誘導体に関するもので
あり医療の分野で利用される。
【0002】
【従来の技術】トロンボキサンA2 拮抗物質は数多く知
られているが、この発明の下記一般式(I)で示される
アミン誘導体は知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】トロンボキサンA2
抗物質は知られているが、この発明はさらに優れた医薬
品の開発を意図してなされたものである。
【0004】
【問題点を解決するための手段】この発明は新規アミン
誘導体および医薬として許容されるその塩に関する。さ
らに詳細にはこの発明は、トロンボキサンA2 (TXA
2 )拮抗およびTXA2 合成酵素阻害物質であり、従っ
て血栓性疾患(例えば、一過性脳虚血発作、脳卒中、不
安定狭心症、心筋梗塞、末梢循環障害、経皮経管冠動脈
形成術後の血栓形成、播種性血管内凝固症候群等)、例
えば喘息等のアレルギー性疾患、腎炎、消化性潰瘍、片
頭痛、糖尿病性神経障害、糖尿病性血管症、経皮経管冠
動脈形成術後の再狭窄、成人呼吸窮迫症候群、ショッ
ク、例えば肝炎等の肝障害、くも膜下出血後の脳血管攣
縮、高血圧症、動脈硬化症、癌転移、体外循環における
血栓形成、移植における血栓形成、結膜炎等の予防およ
び/または治療のために有用であり、また腎移植時シク
ロスポリン等の免疫抑制薬による腎毒を軽減するために
有用であり、さらにまた血栓溶解剤との併用による効果
の増強などのために有用である新規アミン誘導体および
医薬として許容されるその塩に関する。
【0005】この発明のアミン誘導体は下記式(I)で
示すことができる。
【化4】 [式中、R1 は複素環基;R2 はカルボキシアル(低
級)アルキル、保護されたカルボキシアル(低級)アル
キル、カルボキシ(低級)アルキルアル(低級)アルキ
ル、保護されたカルボキシ(低級)アルキルアル(低
級)アルキル、カルボキシ(低級)アルキル、保護され
たカルボキシ(低級)アルキル、カルボキシ(低級)ア
ルコキシアル(低級)アルキル、または保護されたカル
ボキシ(低級)アルコキシアル(低級)アルキル;Wは
オキソ基を有していてもよい低級アルキレン、Yは低級
アルキレン、Qは下記の式で示される基:
【化5】 (式中、R3 は水素、低級アルキル、低級アルケニル、
カルボキシ(低級)アルキル、保護されたカルボキシ
(低級)アルキル、(低級)アルキルチオ(低級)アル
キル、(低級)アルキルスルフィニル(低級)アルキ
ル、(低級)アルキルスルホニル(低級)アルキル、適
当な置換基を有していてもよいアリール、またはアル
(低級)アルキル、R4 は水素、またはR3 とR4 は互
いに結合して低級アルキレンを形成する、R5 は水素ま
たはアシル、R8 は水素または低級アルキル、nは0ま
たは1)または、下記の式で示される基;
【化6】 (式中、R5 は前記と同じである)]
【0006】目的化合物(I)および今後示される他の
化合物において、不斉炭素原子による光学異性体のよう
な1つまたはそれ以上の一対の立体異性体が存在するこ
とが容易に理解され、そのような異性体はこの発明の範
囲に含まれる。この発明の目的化合物(I)は下記に説
明する製造法によって製造することができる。
【0007】製造法(1)
【化7】
【0008】製造法(2)
【化8】
【0009】製造法(3)
【化9】
【0010】製造法(4)
【化10】
【0011】製造法(5)
【化11】
【0012】製造法(6)
【化12】
【0013】製造法(7)
【化13】
【0014】式中、R1 、R2 、Q、YおよびWはそれ
ぞれ前記と同じであり、R2 aは保護されたカルボキシア
ル(低級)アルキル、保護されたカルボキシ(低級)ア
ルキルアル(低級)アルキル、保護されたカルボキシ
(低級)アルキルまたは保護されたカルボキシ(低級)
アルコキシアル(低級)アルキル、R2 bはカルボキシア
ル(低級)アルキル、カルボキシ(低級)アルキルアル
(低級)アルキル、カルボキシ(低級)アルキルまたは
カルボキシ(低級)アルコキシアル(低級)アルキル、
1 は結合、またはオキソ基を有していてもよいC1
5 アルキレン、W2 は結合、またはC1 −C5 アルキ
レン、Y1 は結合、またはC1 −C5 アルキレン、R6
はカルボキシアリール、カルボキシアル(C1 −C5
アルキル、保護されたカルボキシアリール、保護された
カルボキシアル(C1 −C5 )アルキル、カルボキシ
(低級)アルキルアリール、カルボキシ(低級)アルキ
ルアル(C1 −C5 )アルキル、保護されたカルボキシ
(低級)アルキルアリール、保護されたカルボキシ(低
級)アルキルアル(C1 −C5 )アルキル、カルボキ
シ、カルボキシ(C1 −C5 )アルキル、保護されたカ
ルボキシ、保護されたカルボキシ(C1 −C5 )アルキ
ル、カルボキシ(低級)アルコキシアリール、カルボキ
シ(低級)アルコキシアル(C1 −C5 )アルキル、保
護されたカルボキシ(低級)アルコキシアリールまた
は、保護されたカルボキシ(低級)アルコキシアル(C
1 −C5 )アルキル、Q1 は下記の式で示される基:
【化14】 (式中、R3 、R4 、R8 およびnはそれぞれ前記と同
じであり、R5 aはアシルである。)または下記の式で示
される基:
【化15】 (式中、R5 aは前記と同じである)、およびQ2 は下記
の式で示される基:
【化16】 (式中、R3 、R4 、R8 およびnはそれぞれ前記と同
じである。)または下記の式で示される基:
【化17】 である。
【0015】この発明の出発化合物は下記に説明する製
造法によって製造することができる。 製造法(A)
【化18】
【0016】製造法(B)
【化19】
【0017】製造法(C)
【化20】
【0018】製造法(D)
【化21】
【0019】製造法(E)
【化22】
【0020】製造法(F)
【化23】
【0021】製造法(G)
【化24】 式中、R1 、R2 、R6 、Y、W、W1 、Q、Q1 およ
びQ2 はそれぞれ前記と同じであり、R7 は複素環基、
または複素環(C1 −C5 )アルキル、目的化合物
(I)の医薬として許容される好適な塩は、慣用の無毒
性の塩であって、アルカリ金属塩(たとえばナトリウム
塩、カリウム塩など)およびアルカリ土類金属塩(たと
えばカルシウム塩、マグネシウム塩など)などの金属
塩、アンモニウム塩、有機塩基との塩(たとえばトリメ
チルアミン塩、トリエチルアミン塩、ピリジン塩、ピコ
リン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,−N’−ジベ
ンジルエチレンジアミン塩など、有機酸との塩(たとえ
ば酢酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸
塩、ベンゼンスルホン酸塩、蟻酸塩、トルエンスルホン
酸塩、トリフルオロ酢酸塩など)、無機酸との塩(塩酸
塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩など)、アミノ酸
(たとえばアルギニン、アスパラギン酸、グルタミン酸
など)との塩などを挙げることができる。
【0022】本明細書の前記ならびに後期の記載におい
て、本発明の範囲に包含される種々の定義の好適な例お
よび実例を次に詳細に説明する。「低級」なる語は、特
記ない限り、炭素原子数1ないし6を意味するものであ
る。「高級」なる語は、特記ない限り、炭素原子数7な
いし20を意味するものである。
【0023】「低級アルキル」ならびに「保護されたカ
ルボキシアル(低級)アルキル」、「カルボキシアル
(低級)アルキル」、「保護されたカルボキシ(低級)
アルキル」、「カルボキシ(低級)アルキル」、「低級
アルキルチオ(低級)アルキル」、「アル(低級)アル
キル」、「保護されたカルボキシ(低級)アルキルアル
(低級)アルキル」、「カルボキシ(低級)アルキルア
ル(低級)アルキル」、「カルボキシ(低級)アルコキ
シアル(低級)アルキル」、「保護されたカルボキシ
(低級)アルコキシアル(低級)アルキル」、「(低
級)アルキルスルフィニル(低級)アルキル」、「(低
級)アルキルスルホニル(低級)アルキル」、「カルボ
キシ(低級)アルキルアリール」、「カルボキシ(低
級)アルキルアル(C1 −C5 )アルキル」、「保護さ
れたカルボキシ(低級)アルキルアリール」および「保
護されたカルボキシ(低級)アルキルアル(C1
5 )アルキル」における「低級アルキル部分」の好適
な例としては、炭素原子数1ないし6の直鎖または分枝
アルキル、たとえばメチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、ter
t−ブチル、ペンチル、tert−ペンチル、1,1−
ジエチルメチル、ヘキシルなどを挙げることができる。
【0024】「保護されたカルボキシ」ならびに「保護
されたカルボキシアル(低級)アルキル」、「保護され
たカルボキシ(低級)アルキル」、「保護されたカルボ
キシアリール」、「保護されたカルボキシ(低級)アル
キルアル(低級)アルキル」、「保護されたカルボキシ
(低級)アルコキシアル(低級)アルキル」、「保護さ
れたカルボキシ(低級)アルキルアリール」、「保護さ
れたカルボキシ(低級)アルコキシアリール」、「保護
されたカルボキシアル(C1 −C5 )アルキル」、「保
護されたカルボキシ(C1 −C5 )アルキル」、「保護
されたカルボキシ(低級)アルキルアル(C1 −C5
アルキル」および「保護されたカルボキシ(低級)アル
コキシアル(C1 −C5 )アルキル」における「保護さ
れたカルボキシ部分」としてはエステル化されたカルボ
キシなどを挙げることができる。
【0025】エステル化されたカルボキシの好適なエス
テル部分としては、適当な置換基を少なくとも1個有し
ていてもよい低級アルキルエステル(たとえばメチルエ
ステル、エチルエステル、プロピルエステル、イソプロ
ピルエステル、ブチルエステル、イソブチルエステル、
tert−ブチルエステル、ペンチルエステル、ヘキシ
ルエステル、1−シクロプロピルエチルエステルな
ど)、たとえば低級アルカノイルオキシ(低級)アルキ
ルエステル[たとえばアセトキシメチルエステル、プロ
ピオニルオキシメチルエステル、ブチリルオキシメチル
エステル、バレリルオキシメチルエステル、ピバロイル
オキシメチルエステル、ヘキサノイルオキシメチルエス
テル、1(または2)−アセトキシエチルエステル、1
(または2または3)−アセトキシプロピルエステル、
1(または2または3または4)−アセトキシブチルエ
ステル、1(または2)−プロピオニルオキシエチルエ
ステル、1(または2または3)−プロピオニルオキシ
プロピルエステル、1(または2)−ブチリルオキシエ
チルエステル、1(または2)−イソブチリルオキシエ
チルエステル、1(または2)−ピバロイルオキシエチ
ルエステル、1(または2)−ヘキサノイルオキシエチ
ルエステル、イソブチリルオキシメチルエステル、2−
エチルブチリルオキシメチルエステル、3,3−ジメチ
ルブチリルオキシメチルエステル、1(または2)−ペ
ンタノイルオキシエチルエステルなど]、低級アルカン
スルホニル(低級)アルキルエステル(たとえば2−メ
シルエチルエステルなど)、モノ(またはジまたはト
リ)ハロ(低級)アルキルエステル(たとえば2−ヨー
ドエチルエステル、2,2,2−トリクロロエチルエス
テルなど)、低級アルコキシカルボニルオキシ(低級)
アルキルエステル(たとえばメトキシカルボニルオキシ
メチルエステル、エトキシカルボニルオキシメチルエス
テル、2−メトキシカルボニルオキシエチルエステル、
1−エトキシカルボニルオキシエチルエステル、1−イ
ソプロポキシカルボニルオキシエチルエステルなど)、
フタリジリデン(低級)アルキルエステル、または(5
−低級アルキル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−
4−イル)(低級)アルキルエステル[たとえば(5−
メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イ
ル)メチルエステル、(5−エチル−2−オキソ−1,
3−ジオキソール−4−イル)メチルエステル、(5−
プロピル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イ
ル)エチルエステルなど];低級アルケニルエステル
(たとえばビニルエステル、アリルエステルなど);低
級アルキニルエステル(たとえばエチニルエステル、プ
ロピニルエステルなど);適当な置換基を少なくとも1
個有していてもよいアル(低級)アルキルエステル、た
とえば適当な置換基を少なくとも1個有していてもよい
モノ(またはジまたはトリ)−フェニル(低級)アルキ
ルエステル(たとえばベンジルエステル、4−メトキシ
ベンジルエステル、4−ニトロベンジルエステル、フェ
ネチルエステル、トリチルエステル、ベンズヒドリルエ
ステル、ビス(メトキシフェニル)メチルエステル、
3,4−ジメトキシベンジルエステル、4−ヒドロキシ
−3,5−ジ−tert−ブチルベンジルエステルな
ど);適当な置換基を1個以上有していてもよいアリー
ルエステル(たとえばフェニルエステル、4−クロロフ
ェニルエステル、トリルエステル、tert−ブチルフ
ェニルエステル、キシリルエステル、メシチルエステ
ル、クメニルエステルなど);フタリジルエステルなど
を挙げることができる。
【0026】好適な「アシル」としては、カルバモイ
ル;脂肪族アシル基および芳香環を有するアシル基(こ
れは芳香族アシルと称する)または複素環を有するアシ
ル基(これは複素環アシルと称する)を挙げることがで
きる。
【0027】前記アシルの好適な例を以下に示すと、カ
ルバモイル;脂肪族アシル、たとえば低級または高級ア
ルカノイル(たとえばホルミル、アセチル、プロパノイ
ル、ブタノイル、2−メチルプロパノイル、ペンタノイ
ル、2,2−ジメチルプロパノイル、ヘキサノイル、ヘ
プタノイル、オクタノイル、ノナノイル、デカノイル、
ウンデカノイル、ドデカノイル、トリデカノイル、テト
ラデカノイル、ペンタデカノイル、ヘキサデカノイル、
ヘプタデカノイル、オクタデカノイル、ノナデカノイ
ル、イコサノイルなど);低級または高級アルコキシカ
ルボニル(たとえばメトキシカルボニル、エトキシカル
ボニル、t−ブトキシカルボニル、t−ペンチルオキシ
カルボニル、ヘプチルオキシカルボニルなど);低級ア
ルキルカルバモイル(たとえばメチルカルバモイル、エ
チルカルバモイル、プロピルカルバモイル、イソプロピ
ルカルバモイル、ブチルカルバモイルなど)、低級また
は高級アルキルスルホニル(たとえばメチルスルホニ
ル、エチルスルホニルなど);低級または高級アルコキ
シスルホニル(たとえばメトキシスルホニル、エトキシ
スルホニルなど);など;
【0028】芳香族アシル、たとえばアロイル(たとえ
ばベンゾイル、トルオイル、ナフトイルなど);アル
(低級)アルカノイル[たとえばフェニル(低級)アル
カノイル(たとえばフェニルアセチル、フェニルプロパ
ノイル、フェニルブタノイル、フェニルイソブチリル、
フェニルペンタノイル、フェニルヘキサノイルなど)、
ナフチル(低級)アルカノイル(たとえばナフチルアセ
チル、ナフチルプロパノイル、ナフチルブタノイルな
ど)など];アル(低級)アルケノイル[たとえばフェ
ニル(低級)アルケノイル(たとえばフェニルプロペノ
イル、フェニルブテノイル、フェニルメタクリロイル、
フェニルペンテノイル、フェニルヘキセノイルなど)、
ナフチル(低級)アルケノイル(たとえばナフチルプロ
ペノイル、ナフチルブテノイル、ナフチルペンテノイル
など)など];アル(低級)アルコキシカルボニル[た
とえばフェニル(低級)アルコキシカルボニル(たとえ
ばベンジルオキシカルボニルなど)など];アリールオ
キシカルボニル(たとえばフェノキシカルボニル、ナフ
チルオキシカルボニルなど);アリールオキシ(低級)
アルカノイル(たとえばフェノキシアセチル、フェノキ
シプロピオニルなど);アリールカルバモイル(たとえ
ばフェニルカルバモイルなど);アリールチオカルバモ
イル(たとえばフェニルチオカルバモイルなど);アリ
ールグリオキシロイル(たとえばフェニルグリオキシロ
イル、ナフチルグリオキシロイルなど);アリールスル
ホニル(たとえばフェニルスルホニル、ナフチルスルホ
ニルなど);など;
【0029】複素環アシル、たとえば複素環カルボニ
ル;複素環(低級)アルカノイル(たとえばチエニルア
セチル、チエニルプロパノイル、チエニルブタノイル、
チエニルペンタノイル、チエニルヘキサノイル、チアゾ
リルアセチル、チアジアゾリルアセチル、テトラゾリル
アセチルなど);複素環(低級)アルケノイル(たとえ
ば複素環プロペノイル、複素環ブテノイル、複素環ペン
テノイル、複素環ヘキセノイルなど);複素環グリオキ
シロイル(たとえばチアゾリルグリオキシロイル、チエ
ニルグリオキシロイルなど);など;を挙げることがで
きる。前記「複素環カルボニル」、「複素環(低級)ア
ルカノイル」、「複素環(低級)アルケノイル」および
「複素環グリオキシロイル」における好適な複素環部分
とは、より詳しくは、酸素、硫黄、窒素原子などのヘテ
ロ原子を少なくとも1個有する飽和または不飽和の単環
式または多環式複素環基を意味する。特に好ましい複素
環基としては、たとえば
【0030】窒素原子1ないし4個を有する3ないし8
員、(より好ましくは5または6員)の不飽和複素単環
基、たとえばピロリル、ピロリニル、イミダゾリル、ピ
ラゾリル、ピリジルおよびそのN−オキシド、ジヒドロ
ピリジル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、テ
トラヒドロピリダジニル(たとえば2,3,4,5−テ
トラヒドロピリダジニルなど)、トリアゾリル(たとえ
ば4H−1,2,4−トリアゾリル、1H−1,2,3
−トリアゾリル、2H−1,2,3−トリアゾリルな
ど)、テトラゾリル(たとえば1H−テトラゾリル、2
H−テトラゾリルなど)など;窒素原子1ないし4個を
有する3ないし8員(より好ましくは5または6員)の
飽和複素単環基、たとえばピロリジニル、イミダゾリジ
ニル、ピペリジノ、ピペラジニルなど;窒素原子1ない
し4個を有する不飽和縮合複素環基、たとえばインドリ
ル、イソインドリル、インドリニル、インドリジニル、
ベンズイミダゾリル、キノリル、イソキノリル、インダ
ゾリル、ベンゾトリアゾリルなど;
【0031】酸素原子1ないし2個および窒素原子1な
いし3個を有する3ないし8員(より好ましくは5また
は6員)の不飽和複素単環基、たとえばオキサゾリル、
イソオキサゾリル、オキサジアゾリル(たとえば1,
2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾ
リル、1,2,5−オキサジアゾリルなど)など;酸素
原子1ないし2個および窒素原子1ないし3個を有する
3ないし8員(より好ましくは5または6員)の飽和複
素単環基、たとえばモルホリニル、シドノニルなど;酸
素原子1ないし2個および窒素原子1ないし3個を有す
る不飽和縮合複素環基、たとえばベンゾオキサゾリル、
ベンゾオキサジアゾリルなど;
【0032】硫黄原子1ないし2個および窒素原子1な
いし3個を有する3ないし8員(より好ましくは5また
は6員)の不飽和複素単環基、たとえばチアゾリル、イ
ソチアゾリル、チアジアゾリル(たとえば1,2,3−
チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,
3,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル
など)、ジヒドロチアジニルなど;硫黄原子1ないし2
個および窒素原子1ないし3個を有する3ないし8員
(より好ましくは5または6員)の飽和複素単環基、た
とえばチアゾリジニルなど;硫黄原子1ないし2個を有
する3ないし8員(より好ましくは5または6員)の不
飽和複素単環基、たとえばチエニル、ジヒドロジチイニ
ル、ジヒドロジチオニルなど;硫黄原子1ないし2個お
よび窒素原子1ないし3個を有する不飽和縮合複素環
基、たとえばベンゾチアゾリル、ベンゾチアジアゾリル
など;
【0033】酸素原子1個を有する3ないし8員(より
好ましくは5または6員)の不飽和複素単環基、たとえ
ばフリルなど;酸素原子1個および硫黄原子1ないし2
個を有する3ないし8員(より好ましくは5または6
員)の不飽和複素単環基、たとえばジヒドロオキサチイ
ニルなど;硫黄原子1ないし2個を有する不飽和縮合複
素環基、たとえばベンゾチエニル、ベンゾチイニルな
ど;酸素原子1個および硫黄原子1ないし2個を有する
不飽和縮合複素環基、たとえばベンゾオキサチイニルな
ど;などを挙げることができる。前記アシル部分は、同
じまたは異なる1ないし10個の適当な置換基、たとえ
ばハロゲン(たとえばフッ素、塩素、臭素またはヨウ
素)、ヒドロキシ、ニトロ、オキソ、低級アルキル(た
とえばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシルな
ど)、低級アルコキシ(たとえば、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブト
キシ、t−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ
など)など、を有していてもよい。
【0034】好適な「複素環基」ならびに「複素環(C
1 −C5)アルキル」における「複素環部分」の好適な
例としては、前記のものを挙げることができる。好適な
「アリール」ならびに「保護されたカルボキシアル(低
級)アルキル」、「カルボキシアル(低級)アルキ
ル」、「アル(低級)アルキル」、「カルボキシアリー
ル」、「カルボキシアル(C1 −C5 )アルキル」、
「保護されたカルボキシアリール」、「保護されたカル
ボキシアル(C1 −C5 )アルキル」、「カルボキシ
(低級)アルキルアル(低級)アルキル」、「保護され
たカルボキシ(低級)アルキルアル(低級)アルキ
ル」、「カルボキシ(低級)アルコキシアル(低級)ア
ルキル」、「保護されたカルボキシ(低級)アルコキシ
アル(低級)アルキル」、「カルボキシ(低級)アルキ
ルアリール」、「カルボキシ(低級)アルキルアル(C
1 −C5 )アルキル」、「保護されたカルボキシ(低
級)アルキルアリール」、「保護されたカルボキシ(低
級)アルキルアル(C1 −C5 )アルキル」、「カルボ
キシ(低級)アルコキシアリール」、「カルボキシ(低
級)アルコキシアル(C1 −C5 )アルキル」、「保護
されたカルボキシ(低級)アルコキシアリール」および
「保護されたカルボキシ(低級)アルコキシアル(C1
−C5)アルキル」における「アリール部分」の好適な
例としては、フェニル、ナフチルなどが挙げられ、なか
でもより好ましいのはフェニルである。
【0035】好適な「低級アルキレン」としては、メチ
レン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレン、ペン
タメチレン、ヘキサメチレン、メチルメチレン、エチル
エチレン、プロピレンなどの直鎖または分枝アルキレン
を挙げることができ、なかでもより好ましいものとして
はC1 −C4 アルキレンを挙げることができる。好適な
「(C1 −C5 )アルキレン」としては、メチレン、エ
チレン、トリメチレン、テトラメチレン、ペンタメチレ
ン、メチルメチレン、エチルエチレン、プロピレンなど
の直鎖または分枝アルキレンを挙げることができる。
「カルボキシアル(C1 −C5 )アルキル」、「保護さ
れたカルボキシアル(C1 −C5 )アルキル」、「カル
ボキシ(C1 −C5 )アルキル」、「保護されたカルボ
キシ(C1 −C5 )アルキル」、「複素環(C1
5 )アルキル」、「カルボキシ(低級)アルキルアル
(C1 −C5 )アルキル」、「保護されたカルボキシ
(低級)アルキルアル(C1 −C5 )アルキル」、「カ
ルボキシ(低級)アルコキシアル(C1 −C5 )アルキ
ル」および「保護されたカルボキシ(低級)アルコキシ
アル(C1 −C5 )アルキル」における「(C1
5 )アルキル部分」の好適な例としては、メチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、
sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ter
t−ペンチルなどの直鎖または分枝アルキルを挙げるこ
とができる。
【0036】「カルボキシ(低級)アルコキシアル(低
級)アルキル」、「保護されたカルボキシ(低級)アル
コキシアル(低級)アルキル」、「カルボキシ(低級)
アルコキシアリール」、「カルボキシ(低級)アルコキ
シアル(C1−C5 )アルキル」、「保護されたカルボ
キシ(低級)アルコキシアリール」および「保護された
カルボキシ(低級)アルコキシアル(C1−C5 )アル
キル」における「低級アルコキシ部分」の好適な例とし
ては、炭素原子数1ないし6の直鎖または分枝アルコキ
シ、たとえばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプ
ロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキ
シ、tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、tert−
ペンチルオキシ、ヘキシルオキシなどを挙げることがで
きる。
【0037】「好適な置換基を有していてもよいアリー
ル」における好適な「置換基」としては、前記のアリー
ルなどを挙げることができる。目的化合物(I)の好ま
しい例は以下の通りである。R1 は、窒素原子1ないし
4個を有する5または6員の不飽和複素単環基(より好
ましくは窒素原子1ないし2個を有する5または6員の
不飽和複素単環基、最も好ましいのはピリジル)、R2
は、カルボキシフェニル(低級)アルキル、保護された
カルボキシフェニル(低級)アルキル[より好ましくは
エステル化されたカルボキシフェニル(低級)アルキ
ル、最も好ましいのは低級アルコキシカルボニルフェニ
ル(低級)アルキル]、カルボキシ(低級)アルキル、
保護されたカルボキシ(低級)アルキル[より好ましく
はエステル化されたカルボキシ(低級)アルキル、最も
好ましいのは低級アルコキシカルボニル(低級)アルキ
ル]、カルボキシ(低級)アルキルフェニル(低級)ア
ルキル、保護されたカルボキシ(低級)アルキルフェニ
ル(低級)アルキル[より好ましくはエステル化された
カルボキシ(低級)アルキルフェニル(低級)アルキ
ル、最も好ましいのは低級アルコキシカルボニル(低
級)アルキルフェニル(低級)アルキル]、カルボキシ
(低級)アルコキシフェニル(低級)アルキル、または
保護されたカルボキシ(低級)アルコキシフェニル(低
級)アルキル[より好ましくはエステル化されたカルボ
キシ(低級)アルコキシフェニル(低級)アルキル、最
も好ましいのは低級アルコキシカルボニル(低級)アル
コキシフェニル(低級)アルキル]、Wはオキソ基を有
していてもよい低級アルキレン、Yは低級アルキレン、
Qは下記の式で示される基:
【化25】
【0038】(式中、R3 は、水素;低級アルキル;低
級アルケニル;低級アルキルチオ(低級)アルキル;低
級アルキルスルフィニル(低級)アルキル;低級アルキ
ルスルホニル(低級)アルキル;カルボキシ(低級)ア
ルキル;保護されたカルボキシ(低級)アルキル[より
好ましくはエステル化されたカルボキシ(低級)アルキ
ル、最も好ましいものは低級アルコキシカルボニル(低
級)アルキル];低級アルキル、低級アルコキシ、ハロ
ゲンおよびアリールからなる群より選ばれる置換基を1
ないし2個有していてもよいフェニル[より好ましいも
のはアリールを有していてもよいフェニル、最も好まし
いものはフェニルまたはビフェニリル]、またはアル
(低級)アルキル[より好ましくは、フェニル(低級)
アルキル]、R4 は、水素、またはR3 とR4 は互いに
結合して低級アルキレンを形成する、R5 、水素、低級
アルコキシカルボニル、またはハロゲン、低級アルキル
および低級アルコキシからなる群より選ばれる置換基を
1ないし3個有していてもよいアリールスルホニル[よ
り好ましくはハロゲン、低級アルキルまたは低級アルコ
キシを有していてもよいアリールスルホニル、最も好ま
しいのはハロゲン、低級アルキルまたは低級アルコキシ
を有していてもよいフェニルスルホニル]、R8 は水素
または低級アルキル、およびnは0または1)または下
記の式で示される基:
【化26】 (式中、R5 は前記と同じである)である。
【0039】目的化合物および原料化合物の製造法を次
に詳細に説明する。 製造法(1)−1 化合物(XVI)またはその塩は、化合物(II)また
はその塩を化合物(III)またはその塩と反応させる
ことにより製造することができる。本反応は、通常、
水、アルコール(たとえばメタノール、エタノール、イ
ソプロピルアルコールなど)、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、クロロホルム、塩化メチレン、N,N−ジメ
チルアセタミド、N,N−ジメチルホルムアミドなどの
慣用の溶媒、その他反応に悪影響を及ぼさない有機溶媒
などの溶媒中で行われる。これらの溶媒のうち、親水性
溶媒は水との混合物として使用することもできる。反応
温度は特に限定されず、通常、冷却ないし加温下で行わ
れる。本反応は、無機または有機酸(たとえば蟻酸、酢
酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、塩酸、臭化水素
酸など)の存在下で行うのが好ましい。
【0040】製造法(1)−2 化合物(Ia)またはその塩は、化合物(XVI)また
はその塩を還元反応に付すことによって製造することが
できる。還元は、化学還元および接触還元を含む慣用の
方法に従って行われる。化学還元に用いる好適な還元剤
としては、水素化物(たとえばヨウ化水素、硫化水素、
水素化アルミニウムリチウム、水素化硼素ナトリウム、
水素化シアノ硼素ナトリウムなど)または金属(たとえ
ば錫、亜鉛、鉄など)または金属化合物(たとえば塩化
クロム、酢酸クロムなど)と有機または無機酸(たとえ
ば蟻酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、p−
トルエンスルホン酸、塩酸、臭化水素酸など)との組合
せを挙げることができる。接触還元に用いる好適な触媒
としては、白金触媒[たとえば白金板、白金海綿、白金
黒、コロイド白金、酸化白金、白金線など)、パラジウ
ム触媒(たとえばパラジウム海綿、パラジウム黒、酸化
パラジウム、パラジウム炭、コロイドパラジウム、パラ
ジウム−硫酸バリウム、パラジウム−炭酸バリウムな
ど]、ニッケル触媒(たとえば還元ニッケル、酸化ニッ
ケル、ラネーニッケルなど)、コバルト触媒(たとえば
還元コバルト、ラネーコバルトなど)、鉄触媒(たとえ
ば還元鉄、ラネー鉄など)、銅触媒(たとえば還元銅、
ラネー銅、ウルマン銅など)などを挙げることができ
る。還元は、無機または有機酸(たとえば蟻酸、酢酸、
プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、塩酸、臭化水素酸な
ど)の存在下で行うことが好ましい。反応は、通常、
水、アルコール(たとえばメタノール、エタノールな
ど)、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフ
ランなどの溶媒、それらの混合物、その他反応に悪影響
を及ぼさない溶媒などの溶媒中で行われる。また、前記
酸が液状の場合、これらは溶媒として使用することもで
きる。本反応の反応温度は特に限定されず、通常、冷却
ないし加温下で反応は行われる。
【0041】製造法(2) 化合物(Ic)またはその塩は、化合物(Ib)または
その塩を脱アシル化反応に付すことによって製造するこ
とができる。本反応の好適な方法としては、加水分解、
還元などの慣用の方法を挙げることができる。 (i)加水分解 本加水分解は、塩基またはルイス酸を含む酸の存在下で
行うことが好ましい。好適な塩基としては、アルカリ金
属(たとえばナトリウム、カリウムなど)、それらの水
酸化物または炭酸塩または重炭酸塩、トリアルキルアミ
ン(たとえばトリメチルアミン、トリエチルアミンな
ど)、ピコリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.
0]ノネン−5、1,4−ジアザビシクロ[2.2.
2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]
ウンデセン−7などの無機塩基および有機塩基を挙げる
ことができる。好適な酸としては、有機酸(たとえば蟻
酸、酢酸、プロピオン酸、トリクロロ酢酸、トリフルオ
ロ酢酸など)および無機酸(たとえば塩酸、臭化水素
酸、硫酸、塩化水素、臭化水素など)を挙げることがで
きる。トリハロ酢酸(たとえばトリクロロ酢酸、トリフ
ルオロ酢酸など)などのルイス酸を用いる脱離は、カチ
オン捕捉剤(たとえばアニソール、フェノールなど)の
存在下で行うのが好ましい。反応は、通常、水、アルコ
ール(たとえばメタノール、エタノールなど)、塩化メ
チレン、テトラヒドロフランなどの溶媒、それらの混合
物、その他反応に悪影響を及ぼさない溶媒などの溶媒中
で行われる。液状の塩基または酸は溶媒として使用する
こともできる。反応温度は特に限定されず、通常、冷却
ないし加温下で反応は行われる。
【0042】(ii)還元 還元は、化学還元および接触還元を含む慣用の方法に従
って行われる。化学還元に用いる好適な還元剤として
は、金属(たとえば錫、亜鉛、鉄など)または金属化合
物(たとえば塩化クロム、酢酸クロムなど)と有機また
は無機酸(たとえば蟻酸、酢酸、プロピオン酸、トリフ
ルオロ酢酸、p−トルエンスルホン酸、塩酸、臭化水素
酸など)との組合せを挙げることができる。接触還元に
用いる好適な触媒としては、白金触媒[たとえば白金
板、白金海綿、白金黒、コロイド白金、酸化白金、白金
線など)、パラジウム触媒(たとえばパラジウム海綿、
パラジウム黒、酸化パラジウム、パラジウム炭、コロイ
ドパラジウム、パラジウム−硫酸バリウム、パラジウム
−炭酸バリウムなど]、ニッケル触媒(たとえば還元ニ
ッケル、酸化ニッケル、ラネーニッケルなど)、コバル
ト触媒(たとえば還元コバルト、ラネーコバルトな
ど)、鉄触媒(たとえば還元鉄、ラネー鉄など)、銅触
媒(たとえば還元銅、ラネー銅、ウルマン銅など)など
の慣用のものを挙げることができる。本還元は、通常、
反応に悪影響を及ぼさない慣用の溶媒、たとえば水、メ
タノール、エタノール、プロパノール、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、テトラヒドロフラン、それらの混合物
などの溶媒中で行われる。さらに、化学還元に用いられ
る前記の酸が液状である場合、これらは溶媒として用い
ることもできる。本還元の反応温度は特に限定されず、
通常、冷却ないし加温下で反応は行われる。
【0043】製造法(3) 化合物(Ib)またはその塩は、化合物(Ic)または
その塩をアシル化反応に付すことによって製造すること
ができる。本アシル化反応に用いる好適なアシル化剤と
しては、式: R5 a−OH (XV) (式中、R5 aはアシルを示す)で表わされる化合物また
はその反応性誘導体またはその塩を挙げることができ
る。化合物(XV)の好適な反応性誘導体としては、酸
ハライド、酸無水物、活性アミド、活性エステル、イソ
シアン酸塩などを挙げることができる。好適な例として
は、酸塩化物、酸アジド;置換燐酸(たとえばジアルキ
ル燐酸、フェニル燐酸、ジフェニル燐酸、ジベンジル燐
酸、ハロゲン化燐酸など)、ジアルキル亜燐酸、亜硫
酸、チオ硫酸、アルカンスルホン酸(たとえばメタンス
ルホン酸、エタンスルホン酸など)、硫酸、アルキル炭
酸、脂肪族カルボン酸(たとえばピバル酸、吉草酸、イ
ソ吉草酸、2−エチル酪酸またはトリクロロ酢酸など)
または芳香族カルボン酸(たとえば安息香酸など)など
の酸との混合酸無水物;対称酸無水物;イミダゾール、
1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール、4−置換
イミダゾール、ジメチルピラゾール、トリアゾールまた
はテトラゾールとの活性アミド;または活性エステル
(たとえばシアノメチルエステル、メトキシメチルエス
テル、ジメチルイミノメチル[(CH3 2 + =CH
−]エステル、ビニルエステル、プロパルギルエステ
ル、p−ニトロフェニルエステル、2,4−ジニトロフ
ェニルエステル、トリクロロフェニルエステル、ペンタ
クロロフェニルエステル、メシルフェニルエステル、フ
ェニルアゾフェニルエステル、フェニルチオエステル、
p−ニトロフェニルチオエステル、p−クレシルチオエ
ステル、カルボキシメチルチオエステル、ピラニルエス
テル、ピリジルエステル、ピペリジルエステル、8−キ
ノリルチオエステルなど)またはN−ヒドロキシ化合物
(たとえばN,N−ジメチルヒドロキシルアミン、1−
ヒドロキシ−2−(1H)−ピリドン、N−ヒドロキシ
スクシンイミド、N−ヒドロキシベンゾトリアゾール、
N−ヒドロキシフタルイミド、1−ヒドロキシ−6−ク
ロロ−1H−ベンゾトリアゾールなど)とのエステル;
置換または非置換アリールイソシアネート;置換または
非置換アリールイソチオシアネート;などを挙げること
ができる。これらの反応性誘導体は、使用する化合物
(XV)の種類に応じて適宜選択すればよい。
【0044】反応は、通常、水、アセトン、ジオキサ
ン、アセトニトリル、クロロホルム、塩化メチレン、塩
化エチレン、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、N,N
−ジメチルホルムアミド、ピリジンなどの慣用の溶媒、
その他反応に悪影響を及ぼさない有機溶媒などの溶媒中
で行われる。これらの慣用の溶媒は、水との混合物とし
て使用することもできる。本反応において化合物(X
V)を遊離酸の形またはその塩の形で用いる場合、反応
は慣用の縮合剤、たとえばN,N’−ジシクロヘキシル
カルボジイミド;N−シクロヘキシル−N’−モルホリ
ノエチルカルボジイミド;N−シクロヘキシル−N’−
(4−ジエチルアミノシクロヘキシル)カルボジイミ
ド;N,N’−ジエチルカルボジイミド、N,N’−ジ
イソプロピルカルボジイミド;N−エチル−N’−(3
−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド;N,N’
−カルボニルビス(2−メチルイミダゾール);ペンタ
メチレンケテン−N−シクロヘキシルイミン;ジフェニ
ルケテン−N−シクロヘキシルイミン;エトキシアセチ
レン;1−アルコキシ−1−クロロエチレン;トリアル
キルホスファイト;ポリ燐酸エチル;ポリ燐酸イソプロ
ピル;オキシ塩化燐(塩化ホスホリル);三塩化燐;塩
化チオニル;塩化オキサリル;トリフェニルホスフィ
ン;2−エチル−7−ヒドロキシベンズイソオキサゾリ
ウム塩;水酸化2−エチル−5−(m−スルホフェニ
ル)イソオキサゾリウム分子内塩;1−(p−クロロベ
ンゼンスルホニルオキシ)−6−クロロ−1H−ベンゾ
トリアゾール;N,N−ジメチルホルムアミドと塩化チ
オニル、ホスゲン、オキシ塩化燐などと反応させて調製
されるいわゆるビルスマイヤー試薬などの存在下で行う
ことが好ましい。本反応は、アルカリ金属重炭酸塩、ト
リ(低級)アルキルアミン、ピリジン、N−(低級)ア
ルキルモルホリン、N,N−ジ(低級)アルキルベンジ
ルアミンなどの無機または有機塩基の存在下で行うこと
もできる。反応温度はとくに限定されず、通常、冷却な
いし加熱下で反応は行われる。
【0045】製造法(4)−1 化合物(XVII)またはその塩は、化合物(IV)ま
たはその塩を化合物(V)またはその塩と反応させるこ
とによって製造することができる。反応は、通常、水、
アルコール(たとえばメタノール、エタノール、イソプ
ロピルアルコールなど)、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、クロロホルム、塩化メチレン、N,N−ジメチル
アセタミド、N,N−ジメチルホルムアミドなどの慣用
の溶媒、その他反応に悪影響を及ぼさない有機溶媒など
の溶媒中で行われる。反応温度は特に限定されず、通
常、冷却ないし加温下で反応は行われる。本反応は、無
機または有機酸(たとえば蟻酸、酢酸、プロピオン酸、
トリフルオロ酢酸、塩酸、臭化水素酸など)の存在下で
行うことが好ましい。
【0046】製造法(4)−2 化合物(Id)またはその塩は、化合物(XVII)ま
たはその塩を還元反応に付すことによって製造すること
ができる。本還元は、前記製造法(1)−2と同様にし
て行うことができるので、この反応で用いる試薬および
反応条件(たとえば溶媒、反応温度など)としては、製
造法(1)−2で説明したものをそのまま挙げることが
できる。
【0047】製造法(5) 化合物(Ie)またはその塩は、化合物(II)または
その反応性誘導体またはその塩を化合物(VI)または
カルボキシ基におけるその反応性誘導体またはその塩と
反応させることによって製造することができる。化合物
(II)の好適な反応性誘導体としては、化合物(I
I)とビス(トリメチルシリル)アセタミド、モノ(ト
リメチルシリル)アセタミド[たとえばN−(トリメチ
ルシリル)アセタミド]、ビス(トリメチルシリル)尿
素などのシリル化合物との反応によって得られるシリル
誘導体、化合物(II)と三塩化燐やホスゲンとの反応
によって得られる誘導体などを挙げることができる。
【0048】化合物(VI)のカルボキシ基における反
応性誘導体の好適な例としては、酸ハライド、酸無水
物、活性アミド、活性エステルなどを挙げることができ
る。前記反応性誘導体の好適な例としては、酸塩化物、
酸アジド;置換燐酸(たとえばジアルキル燐酸、フェニ
ル燐酸、ジフェニル燐酸、ジベンジル燐酸、ハロゲン化
燐酸など)、ジアルキル亜燐酸、亜硫酸、チオ硫酸、硫
酸、スルホン酸(たとえばメタンスルホン酸など)、脂
肪族カルボン酸(たとえば酢酸、プロピオン酸、酪酸、
イソ酪酸、ピバル酸、吉草酸、イソ吉草酸、2−エチル
酪酸またはトリクロロ酢酸など)または芳香族カルボン
酸(たとえば安息香酸など)などの酸との混合酸無水
物;対称酸無水物;イミダゾール、1−ヒドロキシ−1
H−ベンゾトリアゾール、4−置換イミダゾール、ジメ
チルピラゾール、トリアゾールまたはテトラゾールとの
活性アミド;または活性エステル(たとえばシアノメチ
ルエステル、メトキシメチルエステル、ジメチルイミノ
メチル[(CH3 2 + =CH−]エステル、ビニル
エステル、プロパルギルエステル、p−ニトロフェニル
エステル、2,4−ジニトロフェニルエステル、トリク
ロロフェニルエステル、ペンタクロロフェニルエステ
ル、メシルフェニルエステル、フェニルアゾフェニルエ
ステル、フェニルチオエステル、p−ニトロフェニルチ
オエステル、p−クレシルチオエステル、カルボキシメ
チルチオエステル、ピラニルエステル、ピリジルエステ
ル、ピペリジルエステル、8−キノリルチオエステルな
ど)またはN−ヒドロキシ化合物(たとえばN,N−ジ
メチルヒドロキシルアミン、1−ヒドロキシ−2−(1
H)−ピリドン、N−ヒドロキシスクシンイミド、N−
ヒドロキシフタルイミド、1−ヒドロキシ−1H−ベン
ゾトリアゾールなど)とのエステル;などを挙げること
ができる。これらの反応性誘導体は、使用する化合物
(VI)の種類に応じて適宜選択すればよい。
【0049】反応は、通常、水、アルコール(たとえば
メタノール、エタノールなど)、アセトン、ジオキサ
ン、アセトニトリル、クロロホルム、塩化メチレン、塩
化エチレン、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、N,N
−ジメチルホルムアミド、ピリジンなどの慣用の溶媒、
その他反応に悪影響を及ぼさない有機溶媒などの溶媒中
で行われる。これらの慣用の溶媒は、水との混合物とし
て使用することもできる。本反応において、化合物(V
I)を遊離酸の形またはその塩の形で使用する場合、反
応は慣用の縮合剤、たとえばN,N’−ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド;N−シクロヘキシル−N’−モルホ
リノエチルカルボジイミド;N−シクロヘキシル−N’
−(4−ジエチルアミノシクロヘキシル)カルボジイミ
ド;N,N’−ジエチルカルボジイミド、N,N’−ジ
イソプロピルカルボジイミド;N−エチル−N’−(3
−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド;N,N’
−カルボニルビス−(2−メチルイミダゾール);ペン
タメチレンケテン−N−シクロヘキシルイミン;ジフェ
ニルケテン−N−シクロヘキシルイミン;エトキシアセ
チレン;1−アルコキシ−1−クロロエチレン;トリア
ルキルホスファイト;ポリ燐酸エチル;ポリ燐酸イソプ
ロピル;オキシ塩化燐(塩化ホスホリル);三塩化燐;
塩化チオニル;塩化オキサリル;ハロ蟻酸低級アルキル
(たとえばクロロ蟻酸エチル、クロロ蟻酸イソプロピル
など);トリフェニルホスフィン;2−エチル−7−ヒ
ドロキシベンズイソオキサゾリウム塩;水酸化2−エチ
ル−5−(m−スルホフェニル)イソオキサゾリウム分
子内塩;1−(p−クロロベンゼンスルホニルオキシ)
−6−クロロ−1H−ベンゾトリアゾール;N,N−ジ
メチルホルムアミドと塩化チオニル、ホスゲン、クロロ
蟻酸トリクロロメチル、オキシ塩化燐などと反応させて
調製されるいわゆるビルスマイヤー試薬などの存在下で
行うことが好ましい。本反応は、アルカリ金属重炭酸
塩、トリ(低級)アルキルアミン、ピリジン、N−(低
級)アルキルモルホリン、N,N−ジ(低級)アルキル
ベンジルアミンなどの無機または有機塩基の存在下で行
うこともできる。反応温度は特に限定されず、通常、冷
却ないし加温下で反応は行われる。
【0050】製造法(6) 化合物(Ig)またはその塩は、化合物(If)または
その塩をカルボキシ保護基の脱離反応に付すことによっ
て製造することができる。本反応は、加水分解、還元な
どの慣用の方法に従って行われる。本加水分解は、塩基
またはルイス酸を含む酸の存在下で行うことが好まし
い。好適な塩基としては、アルカリ金属(たとえばナト
リウム、カリウムなど)、アルカリ土類金属(たとえば
マグネシウム、カルシウムなど)、それらの水酸化物ま
たは炭酸塩または重炭酸塩、トリアルキルアミン(たと
えばトリメチルアミン、トリエチルアミンなど)、ピコ
リン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノネン−
5、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、
1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7
などの無機塩基および有機塩基を挙げることができる。
好適な酸としては、有機酸(たとえば蟻酸、酢酸、プロ
ピオン酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸など)お
よび無機酸(たとえば塩酸、臭化水素酸、硫酸、塩化水
素、臭化水素など)を挙げることができる。トリハロ酢
酸(たとえばトリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸など)
などのルイス酸を用いる脱離は、カチオン捕捉剤(たと
えばアニソール、フェノールなど)の存在下で行うのが
好ましい。反応は、通常、水、アルコール(たとえばメ
タノール、エタノールなど)、塩化メチレン、テトラヒ
ドロフランなどの溶媒、それらの混合物、その他反応に
悪影響を及ぼさない溶媒などの溶媒中で行われる。液状
の塩基または酸は溶媒として使用することもできる。反
応温度は特に限定されず、通常、冷却ないし加温下で反
応は行われる。本脱離反応に用いられる還元方法として
は、化学還元および接触還元を挙げることができる。
【0051】化学還元に用いる好適な還元剤としては、
金属(たとえば錫、亜鉛、鉄など)または金属化合物
(たとえば塩化クロム、酢酸クロムなど)と有機または
無機酸(たとえば蟻酸、酢酸、プロピオン酸、トリフル
オロ酢酸、p−トルエンスルホン酸、塩酸、臭化水素酸
など)との組合せを挙げることができる。接触還元に用
いる好適な触媒としては、白金触媒[たとえば白金板、
白金海綿、白金黒、コロイド白金、酸化白金、白金線な
ど)、パラジウム触媒(たとえばパラジウム海綿、パラ
ジウム黒、酸化パラジウム、パラジウム炭、コロイドパ
ラジウム、パラジウム−硫酸バリウム、パラジウム−炭
酸バリウムなど]、ニッケル触媒(たとえば還元ニッケ
ル、酸化ニッケル、ラネーニッケルなど)、コバルト触
媒(たとえば還元コバルト、ラネーコバルトなど)、鉄
触媒(たとえば還元鉄、ラネー鉄など)、銅触媒(たと
えば還元銅、ラネー銅、ウルマン銅など)などの慣用の
ものを挙げることができる。本還元は、通常、反応に悪
影響を及ぼさない慣用の溶媒、たとえば水、メタノー
ル、エタノール、プロパノール、N,N−ジメチルホル
ムアミド、それらの混合物などの溶媒中で行われる。さ
らに、化学還元に用いられる前記の酸が液状である場
合、これらは溶媒として用いることもでき、また、接触
還元に用いられる好適な溶媒としては、前記の溶媒、そ
の他慣用の溶媒、たとえばジエチルエーテル、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、アルコール(たとえばメタノ
ール、エタノールなど)など、それらの混合物などを挙
げることができる。本還元の反応温度は特に限定され
ず、通常、冷却ないし加温下で反応は行われる。
【0052】製造法(7)−1 化合物(XXIII)またはその塩は、化合物(XX
I)またはその塩を化合物(XXII)またはその塩と
反応させることによって製造することができる。反応
は、通常、水、アルコール(たとえばメタノール、エタ
ノール、イソプロピルアルコールなど)、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、クロロホルム、塩化メチレン、
N,N−ジメチルアセタミド、N,N−ジメチルホルム
アミドなどの慣用の溶媒、その他反応に悪影響を及ぼさ
ない有機溶媒などの溶媒中で行われる。反応温度は特に
限定されず、通常、冷却ないし加温下で反応は行われ
る。本反応は、無機または有機酸(たとえば蟻酸、酢
酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、塩酸、臭化水素
酸など)の存在下で行うことが好ましい。
【0053】製造法(7)−2 化合物(Ih)またはその塩は、化合物(XXIII)
またはその塩を還元反応に付すことによって製造するこ
とができる。本還元は、前記製造法(1)−2と同様に
して行うことができるので、この反応で用いる試薬およ
び反応条件(たとえば溶媒、反応温度など)としては、
製造法(1)−2で説明したものをそのまま挙げること
ができる。製造法(1)〜(7)で得られる目的化合物
が遊離形の場合、これらは慣用の方法で医薬として許容
される塩に変換することができる。
【0054】製造法(A)−1 化合物(XVIII)またはその塩は、化合物(VI
I)またはその塩を化合物(V)またはその塩と反応さ
せることによって製造することができる。反応は、通
常、水、アルコール(たとえばメタノール、エタノー
ル、イソプロピルアルコールなど)、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、クロロホルム、塩化メチレン、N,N
−ジメチルアセタミド、N,N−ジメチルホルムアミド
などの慣用の溶媒、その他反応に悪影響を及ぼさない有
機溶媒などの溶媒中で行われる。これらの溶媒のうち、
親水性溶媒は水との混合物として使用することができ
る。反応温度は特に限定されず、通常、冷却ないし加温
下で反応は行われる。本反応は、無機または有機酸(た
とえば蟻酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、
塩酸、臭化水素酸など)の存在下で行うことが好まし
い。
【0055】製造法(A)−2 化合物(IIa)またはその塩は、化合物(XVII
I)またはその塩を還元反応に付すことによって製造す
ることができる。この還元は、前記製造法(1)−2と
同様にして行うことができるので、使用される試薬およ
び反応条件(たとえば溶媒、反応温度など)としては、
製造法(1)−2で説明したものをそのまま挙げること
ができる。
【0056】製造法(B) 化合物(IXa)またはその塩は、化合物(VIII)
またはその塩をアシル化反応に付すことによって製造す
ることができる。このアシル化は、前記製造法(3)と
同様にして行うことができるので、用いられる試薬およ
び反応条件(たとえば溶媒、反応温度など)としては、
製造法(3)で説明したものをそのまま挙げることがで
きる。
【0057】製造法(C) 化合物(Xa)またはその塩は、化合物(IX)または
その塩を還元反応に付すことによって製造することがで
きる。この還元は、前記製造法(1)−2と同様にして
行うことができるので、用いられる試薬および反応条件
(たとえば溶媒、反応温度など)としては、製造法
(1)−2で説明したものをそのまま挙げることができ
る。
【0058】製造法(D)−1 化合物(XIX)またはその塩は、化合物(X)または
その塩を化合物(XI)またはその塩と反応させること
によって製造することができる。反応は、通常、水、ア
ルコール(たとえばメタノール、エタノール、イソプロ
ピルアルコールなど)、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、クロロホルム、塩化メチレン、N,N−ジメチルア
セタミド、N,N−ジメチルホルムアミドなどの慣用の
溶媒、その他反応に悪影響を及ぼさない有機溶媒などの
溶媒中で行われる。これらの溶媒のうち、親水性溶媒は
水との混合物として使用することができる。反応温度は
特に限定されず、通常、冷却ないし加温下で反応は行わ
れる。本反応は、無機または有機酸(たとえば蟻酸、酢
酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、塩酸、臭化水素
酸など)の存在下で行うことが好ましい。
【0059】製造法(D)−2 化合物(IVa)またはその塩は、化合物(XIX)ま
たはその塩を還元反応に付すことによって製造すること
ができる。この還元は、前記製造法(1)−2と同様に
して行うことができるので、用いられる試薬および反応
条件(たとえば溶媒、反応温度など)としては、製造法
(1)−2で説明したものをそのまま挙げることができ
る。
【0060】製造法(E) 化合物(XIIIa)またはその塩は、化合物(XI
I)またはその塩をアシル化反応に付すことによって製
造することができる。このアシル化は、前記製造法
(3)と同様にして行うことができるので、用いられる
試薬および反応条件(たとえば溶媒、反応温度など)と
しては、製造法(3)で説明したものをそのまま挙げる
ことができる。
【0061】製造法(F) 化合物(III)またはその塩は、化合物(XIII)
またはその塩を酸化反応に付すことによって製造するこ
とができる。酸化は、第一級アルコールをアルデヒドに
酸化させる慣用の方法で行うことができ、好適な酸化剤
としては、ジメチルスルホキシド、ジメチルスルホキシ
ドと塩化オキサリルの組合せ、ピリジンと三酸化クロム
との組合せ、クロロクロム酸ピリジニウム、重クロム酸
ピリジニウム、酸素酸、たとえば過ヨウ素酸塩(たとえ
ば過ヨウ素酸ナトリウムなど)、過酸、たとえば過安息
香酸(たとえば過安息香酸、m−クロロ過安息香酸な
ど)などを挙げることができる。反応は、通常、水、ア
ルコール(たとえばメタノール、エタノール、イソプロ
ピルアルコールなど)、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、ジクロロメタン、クロロホルム、ジメチルアセタミ
ド、N,N−ジメチルホルムアミドなどの慣用の溶媒、
その他反応に悪影響を及ぼさない有機溶媒などの溶媒中
で行われる。これらの溶媒のうち、親水性溶媒は水との
混合物として用いることもできる。反応温度は特に限定
されず、通常、冷却ないし加熱下で反応は行われる。
【0062】製造法(G)−1 化合物(XX)またはその塩は、化合物(XIV)また
はその塩を化合物(XI)またはその塩と反応させるこ
とによって製造することができる。反応は、通常、水、
アルコール(たとえばメタノール、エタノール、イソプ
ロピルアルコールなど)、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、クロロホルム、塩化メチレン、N,N−ジメチル
アセタミド、N,N−ジメチルホルムアミドなどの慣用
の溶媒、その他反応に悪影響を及ぼさない有機溶媒など
の溶媒中で行われる。これらの溶媒のうち、親水性溶媒
は水との混合物として使用することができる。反応温度
は特に限定されず、通常、冷却ないし加温下で反応は行
われる。本反応は、無機または有機酸(たとえば蟻酸、
酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、塩酸、臭化水
素酸など)の存在下で行うことが好ましい。
【0063】製造法(G)−2 化合物(IIb)またはその塩は、化合物(XX)また
はその塩を還元反応に付すことによって製造することが
できる。この還元は、前記製造法(1)−2と同様にし
て行うことができるので、用いられる試薬ならびに反応
条件(たとえば溶媒、反応温度など)は製造法(1)−
2で説明したものをそのまま挙げることができる。製造
法(1)〜(7)および(A)〜(G)の目的化合物、
原料化合物およびそれらの反応性誘導体の好適な塩とし
ては、化合物(I)で例示したものを挙げることができ
る。この発明の目的化合物(I)および医薬として許容
されるその塩類はトロンボキサンA2 (TXA2 )拮抗
およびTXA2 合成酵素阻害物質である。以下目的化合
物(I)の幾つかの生物学的試験結果を示して説明す
る。
【0064】試験化合物 4−[N−[(2S)−2−(4−(クロロフェニルス
ルホニルアミノ)−3−メチルブチル]−N−(3−ピ
リジルメチル)アミノメチル]安息香酸 [以下、試験化合物(1)と称す] 4−[N−[(2S,3S)−2−(4−クロロフェニ
ルスルホニルアミノ)−3−メチルペンチル]−N−
(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸 [以下、試験化合物(2)と称す]
【0065】試験1 マロンジアルデヒド(MDA)産生抑制作用 (a)試験方法:家兎全血を1/10容の3.8%(w
/v)クエン酸三ナトリウムで抗凝固処理した。100
0rpmで20分間遠心した後、富血小板血漿(PR
P)を集めた。PRP中の血小板を1%(w/v)シュ
ウ酸アンモニウム−0.02%サポニン混合溶液で洗浄
し、最終濃度2×109 個/mlとなるように5mMリ
ン酸緩衝生理食塩液(PBS)に懸濁した。血小板懸濁
液(900μl)を種々の濃度の試験化合物または対照
として溶媒と37℃で5分間プレインキュベートした。
2.5mMのアラキドン酸を加えて反応を開始させた。
3分後に1mlのチオバルビツール酸(TBA)試薬を
加えて、十分に混合した。10分間煮沸し3000rp
mで10分間遠心した。上清を分光光度計を用いて53
2nmで測定した。IC25(MDA生成を25%抑制す
る濃度)をグラフから算出した。マロンジアルデヒド
(MDA)はTXA2合成と同時に産生する。従って、
MDA産生抑制はTXA2 合成の抑制を示す。
【0066】(b)試験結果: 試験化合物(I)のIC25:1.7×108 (M) 試験2 TXA2 シンセターゼの阻害 (a)試験方法:ヒト全血を健常男性志願者から採取
し、3.8%(w/v)クエン酸三ナトリウムで抗凝固
処理した。クエン酸加全血(0.45ml)を5μlの
種々の濃度試験化合物または対照として溶媒と2回ずつ
37℃で10分間プレインキュベートした。2×102
MCaCl2 −400U/mlトロンビン混合溶液を添
加して反応を開始し、37℃で1時間インキュベートし
た。インキュベート後反応混合液を4℃、10000r
pmで5分間遠心した。上清中のTXB2 をラジオイム
ノアッセイで測定した。IC50(TXB2 産生を50%
阻害する濃度)をグラフから算出した。
【0067】(b)試験結果: 試験化合物(2)のIC50:3.5×10-7(M) 目的化合物(I)または医薬として許容されるその塩類
は、人を含む哺乳動物に通常カプセル、マイクロカプセ
ル、錠剤、顆粒、粉剤、トローチ、シロップ、エアロゾ
ル、吸入剤、溶液、注射液、点眼剤、点鼻剤、懸濁液、
エマルジョン、坐薬、軟膏等のような常用の医薬組成物
の形で投与することができる。この発明の医薬組成物
は、例えば蔗糖、でんぷん、マンニット、ソルビット、
乳糖、ぶどう糖、セルロース、タルク、燐酸カルシウ
ム、炭酸カルシウム等の賦形剤、セルロース、メチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリプロピ
ルピロリドン、ゼラチン、アラビヤゴム、ポリエチレン
グリコール、蔗糖、でんぷん等の結合剤、例えばでんぷ
ん、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロースのカルシウム塩、ヒドロキシプロピルでんぷ
ん、グリコール−でんぷんナトリウム、炭酸水素ナトリ
ウム、燐酸カルシウム、クエン酸カルシウム等の崩壊
剤、例えばステアリン酸マグネシウム、タルク、ラウリ
ル硫酸ナトリウム等の滑剤、例えばクエン酸、メントー
ル、グリシン、オレンジ末等の芳香剤、たとえば安息香
酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、メチルパラベ
ン、プロピルパラベン等の保存剤、例えばクエン酸、ク
エン酸ナトリウム、酢酸等の安定剤、例えばメチルセル
ロース、ポリビニルピロリドン、ステアリン酸アルミニ
ウム等の懸濁剤、分散剤、例えば水のような水性希釈
剤、例えばカカオ脂、ポリエチレングリコール、白色ワ
セリン等のベースワックスのような医薬に常用される種
々の有機または無機担体物質を含有していることができ
る。有効成分は通常単位投与量0.01mg/kgない
し50mg/kgを1日1回ないし4回投与すればよ
い。しかしながら、上記投与量は患者の年齢、体重、条
件または投与法によって増減してもよい。
【0068】以下の製造例および実施例にそって本発明
をさらに詳細に説明する。 製造例1 3−ピリジルメチルアミン(8.08g)と4−ホルミ
ル安息香酸メチル(12.02g)のメタノール(13
0ml)溶液に撹拌下酢酸(7.0ml)を数回に分け
て0℃で加える。この混合物に水素化シアノ硼素ナトリ
ウム(2.44g)を数回に分けて0℃で加え、混合物
を室温で4.5時間撹拌する。メタノールを留去し、残
留物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液でアルカリ性とし、
クロロホルムで抽出する。抽出物を食塩水で洗浄後乾燥
する。溶媒を留去し、残留物をシリカゲルクロマトグラ
フィーにかける。酢酸エチルで溶出して、4−[N−
(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸メチル
(13.81g)を得る。 NMR (CDCl3,δ) : 3.81 (2H,s), 3.87 (2H,s), 3.91 (3
H,s), 7.27 (1H,dd,J=4, 8Hz), 7.43 (2H,d,J=8Hz), 7.
71(1H,m), 8.02 (2H,d,J=8Hz),8.53 (1H.m), 8.58 (1H,
d,J=0.5Hz)
【0069】製造例2 (1) 2−フェニル−2−アミノアセトニトリル塩酸
塩(1.97g)とピリジン(3ml)の塩化メチレン
(10ml)溶液に塩化4−クロロベンゼンスルホニル
(2.47g)を撹拌下室温で加える。混合物を室温で
6.5時間撹拌する。反応混合物を飽和重炭酸ナトリウ
ム水溶液に注ぎ、塩化メチレンで抽出する。抽出物を食
塩水で洗浄後乾燥する。溶媒を留去し、残留物をシリカ
ゲルクロマトグラフィーにかける。酢酸エチル−ヘキサ
ン(1:1)で溶出して、2−(4−クロロフェニルス
ルホニルアミノ)−2−フェニルアセトニトリル(3.
13g)を得る。 NMR (DMSO-d6,δ) : 5.91 (1H,d,J=9Hz), 7.40 (5H,s),
7.71 (2H,d,J=8Hz),7.87 (2H,d,J=8Hz), 9.44 (1H,d,J
=9Hz) 製造例2−(1)と同様にして下記の化合物を得る。 (2) 2−(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)
−2−(4−ビフェニリル)アセトニトリル NMR (DMSO-d6,δ) : 5.98 (1H,d,J=10Hz), 7.33-8.02
(13H,m), 9.48 (1H,d,J=10Hz)
【0070】製造例3 (1) 水素化アルミニウムリチウム(143mg)の
テトラヒドロフラン(20ml)中懸濁液に撹拌下2−
(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)−2−(4−
ビフェニリル)アセトニトリル(1.284g)のテト
ラヒドロフラン(10ml)溶液を窒素雰囲気下0℃で
加え、混合物を4時間還流する。冷却後、反応混合物に
無水硫酸ナトリウムを加え、混合物を濾過する。濾液を
蒸発操作に付す。残留物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーで精製する。メタノール−塩化メチレン(1:
20)で溶出して、2−(4−ビフェニリル)−2−
(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)エチルアミン
(660mg)を得る。 NMR (CDCl3,δ) : 2.23-3.23 (4H,m), 4.38 (1H,t,J=6H
z), 6.95-7.90(13H,m) 製造例3−(1)と同様にして下記の化合物を得る。 (2) 2−(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)
−2−フェニルエチルアミン NMR (CDCl3,δ) : 2.89 (1H,dd,J=13, 6Hz), 3.06 (1H,
dd,J=13, 5Hz), 4.31(1H,dd,J=6, 5Hz), 7.01-7.12 (2
H,m), 7.14-7.23 (3H,m), 7.28 (2H,d,J=9Hz), 7.57 (2
H,d,J=9Hz)
【0071】製造例4 (1) 2−(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)
−2−フェニルエチルアミン(278mg)と3−ピリ
ジンカルバルデヒド(96mg)のメタノール(5m
l)中混合物に酢酸(0.09ml)、次いで水素化シ
アノ硼素ナトリウム(60mg)を撹拌下0℃で加え
る。混合物を室温で18時間撹拌する。メタノールを留
去し、残留物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液でアルカリ
性とし、クロロホルムで抽出する。抽出物を水および食
塩水で洗浄後、乾燥する。溶媒を留去し、残留物をシリ
カゲルクロマトグラフィーにかける。酢酸エチル−ヘキ
サン(1:1)で溶出して、N−(3−ピリジルメチ
ル)−2−フェニル−2−(4−クロロフェニルスルホ
ニルアミノ)エチル]アミン(307mg)を得る。 NMR (CDCl3,δ) : 2.72-2.95 (2H,m), 3.74 (2H,s), 4.
47 (1H,t,J=7Hz),7.00-7.38 (8H,m), 7.47-7.72 (3H,
m), 8.42-8.63 (2H,m) 製造例4−(1)と同様にして下記の化合物を得る。 (2) N−(3−ピリジルメチル)−2−(4−クロ
ロフェニルスルホニルアミノ)−2−(4−ビフェニリ
ル)エチルアミン NMR (CDCl3,δ) : 2.89 (2H,m), 3.77 (2H,s), 4.50 (1
H,t,J=6Hz), 7.05-7.75 (16H,m), 8.53 (2H,br s)
【0072】製造例5 (2S,3S)−2−アミノ−3−メチル−1−ペンタ
ノール(9.36g)とトリエチルアミン(11.8m
l)の塩化メチレン(80ml)溶液に塩化4−クロロ
ベンゼンスルホニル(16.34g)を撹拌下0℃で加
え、混合物を室温で14時間撹拌する。反応混合物を飽
和塩化アンモニウム水溶液、飽和重炭酸ナトリウム水溶
液および食塩水で洗浄後、乾燥する。溶媒を留去し、結
晶性残留物を酢酸エチル−ヘキサンから再結晶して、
(2S,3S)−2−(4−クロロフェニルスルホニル
アミノ)−3−メチル−1−ペンタノール(21.16
g)を得る。 [α]20 D = -12.5° (c=1.04, CHCl3) NMR (CDCl3,δ) : 0.68-1.15 (7H,m), 1.23-1.65 (2H,
m), 2.05 (1H,br s),3.15 (1H,m), 3.55 (1H,dd,J=12,
4Hz), 3.62 (1H,dd,J=12, 5Hz),5.21 (1H,d,J=8Hz), 7.
49 (2H,d,J=8Hz), 7.85 (2H,d,J=8Hz)
【0073】製造例6 クロロクロム酸ピリジニウム(55.1g)とモレキュ
ラーシーブ4A(21g)の塩化メチレン(120m
l)中懸濁液に撹拌下(2S,3S)−2−(4−クロ
ロフェニルスルホニルアミノ)−3−メチル−1−ペン
タノール(21.15g)の塩化メチレン(200m
l)溶液を0℃で滴下し、混合物を室温で30分間撹拌
する。エーテル(600ml)を加え、上澄を傾捨す
る。不溶の残留物をエーテルで洗浄する。有機溶液を合
わせフロリジルカラムクロマトグラフィーに通す。溶媒
を留去し、残留物をメタノール−水から再結晶して、
(2S,3S)−2−(4−クロロフェニルスルホニル
アミノ)−3−メチル−1−ペンタノール(16.0
g)を得る。 NMR (CDCl3,δ) : 0.86-1.04 (6H,m), 1.12-1.54 (2H,
m), 2.00 (1H,m),3.88 (1H,dd,J=8, 4Hz), 5.44 (1H,d,
J=8Hz), 7.48 (2H,d,J=8Hz), 7.79(2H,d,J=8Hz), 9.49
(1H,s)
【0074】製造例7 4−アミノメチル安息香酸メチル塩酸塩(56.8
g)、3−ピリジンカルバルデヒド(26.6ml)、
トリエチルアミン(39.4ml)および酢酸(18m
l)のメタノール(400ml)中混合物に撹拌下水素
化シアノ硼素ナトリウム(18.65g)を数回に分け
て0℃で加え、混合物を室温で13時間撹拌する。反応
混合物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液に注ぎ、クロロホ
ルムで抽出する。抽出物を水および食塩水で洗浄後、乾
燥する。溶媒を留去し、結晶性残留物をメタノールで洗
浄する。水から再結晶して、4−[N−(3−ピリジル
メチル)アミノメチル]安息香酸メチル塩酸塩(47.
60g)を得る。 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.88 (3H,s), 4.24 (2H,s), 4.28
(2H,s), 7.47 (1H,dd,J=8, 5Hz), 7.75 (2H,d,J=8Hz),
8.01 (2H,d,J=8Hz), 8.08 (1H,m),8.60 (1H,dd,J=5, 1H
z), 8.74 (1H,d,J=1Hz)
【0075】実施例1 (1) 2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−4
−メチルチオブタナール(1.52g)と4−[N−
(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸メチル
(1.66g)のメタノール(30ml)中混合物に酢
酸(0.65ml)、次いで水素化シアノ硼素ナトリウ
ム(0.43g)を撹拌下0℃で加える。混合物を室温
で18時間撹拌する。メタノールを留去し、残留物を飽
和重炭酸ナトリウム水溶液でアルカリ性とし、クロロホ
ルムで抽出する。抽出物を水および食塩水で洗浄後、乾
燥する。溶媒を留去し、残留物をシリカゲルクロマトグ
ラフィーに付す。酢酸エチル−ヘキサン(1:1)で溶
出して、4−[N−{2−tert−ブトキシカルボニ
ルアミノ−4−メチルチオブチル}−N−(3−ピリジ
ルメチル)アミノメチル]安息香酸メチル(1.50
g)を得る。 NMR (CDCl3,δ) : 1.47 (1H,m), 1.48 (9H,s), 1.80 (1
H,m), 2.08 (3H,s),2.35-2.60 (4H,m), 3.57 (1H,d,J=1
5Hz), 3.71 (1H,d,J=15Hz),3.95 (1H,m), 4.31 (1H,m),
7.30-7.40 (1H,m), 7.42 (1H,d,J=8Hz),7.86 (1H,m),
7.99 (2H,d,J=8Hz), 8.46-8.62 (2H,m) 実施例1−(1)と同様にして下記の化合物を得る。
【0076】(2) 4−[N−{(2R)−2−te
rt−ブトキシカルボニルアミノ−4−メチルチオブチ
ル}−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息
香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 1.47 (1H,m), 1.48 (9H,s), 1.80 (1
H,m), 2.08 (3H,s),2.35-2.60 (4H,m), 3.57 (1H,d,J=1
5Hz), 3.71 (1H,d,J=15Hz), 3.95(1H,m), 4.31 (1H,m),
7.28-7.38 (1H,m), 7.42 (2H,d,J=8Hz),7.83 (1H,m),
7.99 (2H,d,J=8Hz), 8.50-8.61 (2H,m) (3) 4−[N−{(2S)−2−tert−ブトキ
シカルボニルアミノ−4−メチルチオブチル}−N−
(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 1.47 (1H,m), 1.48 (9H,s), 1.80 (1
H,m), 2.08 (3H,s),2.35-2.60 (4H,m), 3.56 (1H,d,J=1
5Hz), 3.58 (1H,d,J=15Hz), 3.69(1H,d,J=15Hz), 3.71
(1H,d,J=15Hz), 3.92 (3H,s), 3.95 (1H,m), 4.31(1H,
m), 7.24-7.34 (1H,m), 7.42 (2H,d,J=8Hz), 7.76 (1H,
m), 7.99(2H,d,J=8Hz), 8.46-8.62 (2H,m) (4) 4−[N−{2−tert−ブトキシカルボニ
ルアミノ−3−メチルブチル}−N−(3−ピリジルメ
チル)アミノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 0.67 (3H,d,J=7Hz), 0.87 (3H,d,J=7
Hz), 1.50 (9H,s),1.76 (1H,m), 2.20-2.55 (2H,m), 3.
40-3.60 (2H,br d), 3.64-3.86(3H,m), 3.92 (3H,s),
4.20 (1H,m), 7.30 (1H,m), 7.43 (2H,d,J=8Hz),7.81
(1H,m), 7.98 (2H,d,J=8Hz), 8.54 (2H,m)
【0077】(5) 6−[N−{2−tert−ブト
キシカルボニルアミノプロピル}−N−(3−ピリジル
メチル)アミノ]ヘキサン酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 1.12 (3H,d,J=7Hz), 1.19-1.68 (6H,
m), 1.46 (9H,s),2.22-2.58 (6H,m), 3.42-3.85 (3H,
m), 3.68 (3H,s), 4.57 (1H,br s),7.26 (1H,m), 7.70
(1H,m), 8.52 (2H,br s) (6) 4−[N−{2−tert−ブトキシカルボニ
ルアミノプロピル}−N−(3−ピリジルメチル)アミ
ノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 1.06 (3H,d,J=7Hz), 1.49 (9H,s),
2.31 (1H,dd,J=13,7Hz), 2.42 (1H,dd,J=13, 8Hz), 3.5
3 (1H,d,J=14Hz), 3.55 (1H,d,J=14Hz), 3.66 (1H,d,J=
14Hz), 3.68 (1H,d,J=14Hz), 3.88 (1H,br s),3.92 (3
H,s), 4.32 (1H,m), 7.28 (1H,m), 7.41 (2H,d,J=8Hz),
7.72(1H,m), 7.99 (2H,d,J=8Hz), 8.54 (2H,m) (7) 4−[N−{(2S,3S)−2−tert−
ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルペンチル}−N
−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸メチ
ル NMR (CDCl3,δ) : 0.73-1.04 (7H,m), 1.10-1.34 (1H,
m), 1.37-1.63 (10H,m), 2.33 (1H,dd,J=13, 9Hz), 2.4
6 (1H,dd,J=13, 5Hz), 3.48 (2H,d,J=14Hz), 3.66-4.00
(6H,m), 7.30 (1H,dd,J=8, 5Hz), 7.42 (2H,d,J=8Hz),
7.81 (1H,m), 7.99 (2H,d,J=8Hz), 8.53 (2H,m)
【0078】(8) 4−[N−{2−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−3−メチルペンチル]−N−
(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 0.75-1.05 (7H,m), 1.05-1.35 (1H,
m), 1.35-1.51 (10H,m), 2.25-2.55 (2H,m), 3.40-4.00
(8H,m), 4.27 (1H,br), 7.31 (1H,dd,J=8, 5Hz), 7.42
(2H,d,J=8Hz), 7.83 (1H,m), 7.98 (2H,d,J=8Hz),8.47
-8.60 (2H,m) (9) 4−[N−{2−tert−ブトキシカルボニ
ルアミノ−4−メチルペンチル}−N−(3−ピリジル
メチル)アミノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 0.88 (3H,d,J=7Hz), 0.89 (3H,d,J=7
Hz), 0.98-1.34(2H,m), 1.48 (9H,s), 1.52 (1H,m), 2.
35(2H,d,J=7Hz), 3.52 (1H,d,J=14Hz), 3.54 (1H,d,J=1
4Hz), 3.73 (2H,d,J=14Hz), 3.83-4.03 (4H,m), 4.12
(1H,m), 7.29 (1H,m), 7.43 (2H,d,J=8Hz), 7.80 (1H,
m),7.98 (2H,d,J=8Hz), 8.53 (2H,br) (10) 4−[N−{(2S)−2−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−3−メチルブチル}−N−(3
−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 0.67 (3H,d,J=7Hz), 0.87 (3H,d,J=7
Hz), 1.50 (9H,s),1.77 (1H,m), 2.34 (1H,dd,J=13, 9H
z), 2.45 (1H,dd,J=13, 5Hz), 3.53(2H,d,J=14Hz), 3.6
6-3.85 (3H,m), 3.92 (3H,s), 4.20 (1H,m), 7.31(1H,d
d,J=8, 5Hz), 7.42 (2H,d,J=8Hz), 7.82 (1H,m), 7.98
(2H,d,J=8Hz), 8.54 (2H,m)
【0079】(11) 4−[N−{1−tert−ブ
トキシカルボニル−3−ピペリジル}メチル]−N−
(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 0.78-1.04 (1H,m), 1.25-1.65 (11H,
m), 1.68-1.93 (2H,m), 1.97-2.17 (1H,m), 2.25 (2H,
m),2.52-2.75 (1H,m), 3.31-3.82(5H,m), 3.91 (3H,s),
4.19 (1H,m), 7.30 (1H,m), 7.43 (2H,d,J=8Hz),7.74
(1H,m),7.99 (2H,d,J=8Hz), 8.53 (2H,m) (12) 4−[N−[{1−tert−ブトキシカル
ボニル−2−ピペリジル}メチル]−N−(3−ピリジ
ルメチル)アミノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 0.89 (1H,m), 1.10-1.83 (15H,m),
1.93-2.70 (3H,m),3.47-4.05 (8H,m), 7.28 (1H,m), 7.
43 (2H,d,J=8Hz), 7.77 (1H,m),7.98 (2H,d,J=8Hz), 8.
54 (2H,m) (13) 4−[N−{(2S)−2−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−2−フェニルエチル}−N−
(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 1.44 (9H,s), 2.68 (2H,d,J=7Hz),
3.54 (1H,d,J=14Hz),3.58 (1H,d,J=14Hz), 3.71 (1H,d,
J=14Hz), 3.74 (1H,d,J=14Hz), 3.92(3H,s), 4.90 (2H,
m), 7.07-7.53 (8H,m), 7.60 (1H,m), 7.98 (2H,d,J=8H
z), 8.48 (2H,br)
【0080】(14) 6−[N−{(2R)−2−t
ert−ブトキシカルボニルアミノ−2−フェニルエチ
ル}−N−(3−ピリジルメチル)アミノ]ヘキサン酸
メチル NMR (CDCl3,δ) : 1.05-1.67 (15H,m), 2.27 (2H,t,J=7
Hz), 2.50 (2H,m),2.61 (2H,br), 3.54 (1H,d,J=15Hz),
3.67 (3H,s), 3.75 (1H,d,J=15Hz),4.71 (1H,br), 5.3
5 (1H,br), 7.10-7.40 (6H,m), 7.66 (1H,m), 8.50(2H,
m) (15) 4−[N−[(2R)−2−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−2−フェニルエチル}−N−
(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 1.43 (9H,s), 2.68 (2H,d,J=7Hz),
3.54 (1H,d,J=14Hz),3.58 (1H,d,J=14Hz), 3.72 (1H,d,
J=14Hz), 3.74 (1H,d,J=14Hz), 3.90(3H,s), 5.37 (2H,
m), 7.05-7.47 (8H,m), 7.64 (1H,m), 7.97 (2H,d,J=8H
z), 8.49 (2H,br) (16) 4−[N−[2−tert−ブトキシカルボ
ニルアミノ−3−フェニルプロピル]−N−(3−ピリ
ジルメチル)アミノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 1.43 (9H,s), 2.42 (2H,m), 2.70 (2
H,d,J=7Hz), 3.51(1H,d,J=14Hz), 3.53 (1H,d,J=14Hz),
3.65 (1H,d,J=14Hz), 3.68 (1H,d,J=14Hz), 3.92 (3H,
s), 4.10 (1H,m), 4.32 (1H,br), 6.95-7.50 (8H,m),
7.69 (1H,m), 7.98 (2H,d,J=8Hz), 8.53 (2H,m)
【0081】(17) 4−[N−[3−tert−ブ
トキシカルボニルアミノ−3−フェニルプロピル]−N
−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸メチ
ル NMR (CDCl3,δ) : 1.44 (9H,s), 1.94 (1H,m), 2.12 (1
H,m), 2.50 (2H,m),3.34-3.58 (2H,m), 3.63-3.85 (2H,
m), 3.93 (3H,s), 4.68 (1H,br),6.10 (1H,br), 6.93
(2H,m), 7.11-7.23 (3H,m), 7.30 (1H,dd,J=8,5Hz), 7.
42 (2H,d,J=8Hz), 7.77 (1H,m), 8.02 (2H,d,J=8Hz),
8.54(2H,m) (18) 4−[N−[3−tert−ブトキシカルボ
ニルアミノ−2−メチルプロピル]−N−(3−ピリジ
ルメチル)アミノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 0.83 (3H,d,J=7Hz), 1.44 (9H,s),
1.87-2.47 (3H,m),3.00 (2H,m), 3.50 (1H,d,J=14Hz),
3.52 (1H,d,J=14Hz), 3.70 (1H,d,J=14Hz), 3.75 (1H,
d,J=14Hz), 3.92 (3H,s), 5.35 (1H,br), 7.30 (1H,m),
7.42 (2H,d,J=8Hz), 7.75 (1H,m), 8.00 (2H,d,J=8H
z), 8.54 (2H,br)
【0082】実施例2 (1) 4−[N−[2−tert−ブトキシカルボニ
ルアミノ−4−メチルチオブチル]−N−(3−ピリジ
ルメチル)アミノメチル]安息香酸メチル(1.48
g)と25%塩化水素−メタノール(20ml)の混合
物を室温で1.5時間撹拌する。溶媒を留去し、残留物
を飽和重炭酸ナトリウム水溶液でアルカリ性とし、クロ
ロホルムで抽出する。抽出物を食塩水で洗浄後、乾燥す
る。溶媒を留去して、4−[N−[2−アミノ−4−メ
チルチオブチル]−N−(3−ピリジルメチル)アミノ
メチル]安息香酸メチル(1.14g)を得る。 NMR (CDCl3,δ) : 1.38-1.81 (2H,m), 2.08 (3H,s), 2.
15-2.50 (4H,m),2.56 (2H,t,J=8Hz), 3.14 (1H,m), 3.4
6 (1H,d,J=14Hz), 3.50 (1H,d,J=14Hz), 3.73 (1H,d,J=
14Hz), 3.79 (1H,d,J=14Hz), 3.91 (3H,s),7.27 (1H,d
d,J=8, 4Hz), 7.42 (2H,d,J=8Hz), 7.65 (1H,m), 8.00
(2H,d,J=8Hz), 8.50 (1H,dd,J=4, 1Hz), 8.60 (1H,d,J=
1Hz) 実施例2−(1)と同様にして下記の化合物を得る。
【0083】(2) 4−[N−[(2S)−2−アミ
ノ−4−メチルチオブチル]−N−(3−ピリジルメチ
ル)アミノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 1.38-1.82 (2H,m), 2.08 (3H,s), 2.
14-2.50 (4H,m),2.56 (2H,dd,J=8, 8Hz), 3.16 (1H,m),
3.47 (1H,d,J=14Hz), 3.52 (1H,d,J=14Hz), 3.73 (1H,
d,J=14Hz), 3.78 (1H,d,J=14Hz), 3.91 (3H,s),7.27 (1
H,dd,J=8, 4Hz), 7.43 (2H,d,J=8Hz), 7.65 (1H,m), 8.
00 (2H,d,J=8Hz), 8.49 (1H,dd,J=4, 1Hz), 8.60 (1H,
d,J=1Hz) (3) 4−[N−[(2R)−2−アミノ−4−メチ
ルチオブチル]−N−(3−ピリジルメチル)アミノメ
チル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 1.42-1.82 (2H,m), 2.08 (3H,s), 2.
41-2.77 (6H,m),3.20 (1H,m), 3.47 (1H,d,J=14Hz), 3.
52(1H,d,J=14Hz), 3.73 (1H,d,J=14Hz), 3.78 (1H,d,J=
14Hz), 3.91 (3H,s), 7.27 (1H,d,J=4, 8Hz),7.43 (2H,
d,J=8Hz), 7.66 (1H,m), 8.00 (2H,d,J=8Hz), 8.48 (1
H,dd,J=1, 4Hz), 8.61 (1H,d,J=1Hz) (4) 6−[N−[2−アミノプロピル]−N−(3
−ピリジルメチル)アミノ]ヘキサン酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 1.02 (3H,d,J=7Hz), 1.17-1.75 (6H,
m), 2.05-2.72 (8H,m), 3.02 (1H,m), 3.44 (1H,d,J=14
Hz), 3.66 (3H,s), 3.71 (1H,d,J=14Hz), 7.25 (1H,dd,
J=8, 5Hz), 7.66 (1H,m), 8.49 (1H,dd,J=5,1Hz), 8.54
(1H,d,J=1Hz)
【0084】(5) 4−[N−[2−アミノプロピ
ル]−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息
香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 1.00 (3H,d,J=6Hz), 1.92 (2H,br
s), 2.33 (2H,m),3.10 (1H,m), 3.46 (1H,d,J=14Hz),
3.51 (1H,d,J=14Hz), 3.69 (1H,d,J=14Hz), 3.75 (1H,
d,J=14Hz), 3.91 (3H,s), 7.25 (1H,dd,J=8, 5Hz),7.41
(2H,d,J=8Hz), 7.65 (1H,m), 8.00 (2H,d,J=8Hz),8.50
(1H,dd,J=5, 1Hz), 8.56 (1H,d,J=1Hz) (6) 4−[N−[(2S)−2−アミノ−3−メチ
ルブチル]−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチ
ル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 0.80 (3H,d,J=7Hz), 0.88 (3H,d,J=7
Hz), 1.62 (1H,m),2.10-2.57 (4H,m), 2.79 (1H,m), 3.
46(1H,d,J=14Hz), 3.50 (1H,d,J=14Hz), 3.71 (1H,d,J=
14Hz), 3.77 (3H,d,J=14Hz), 3.91 (3H,s),7.25 (1H,d
d,J=8, 5Hz), 7.41 (2H,d,J=8Hz), 7.65 (1H,m), 7.99
(2H,d,J=8Hz), 8.48 (1H,dd,J=5, 1Hz), 8.57 (1H,d,J=
1Hz) (7) 4−[N−[2−アミノ−4−メチルペンチ
ル]−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息
香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 0.85 (3H,d,J=7Hz), 0.89 (3H,d,J=7
Hz), 1.12 (2H,dd,J=7, 7Hz), 1.71 (1H,m), 2.05 (2H,
br), 2.31 (1H,dd,J=13, 9Hz),2.38 (1H,dd,J=13, 4H
z), 3.00 (1H,m), 3.43 (1H,d,J=14Hz), 3.48(1H,d,J=1
4Hz), 3.74 (1H,d,J=14Hz), 3.81 (1H,d,J=14Hz), 3.91
(3H,s), 7.27 (1H,dd,J=8, 5Hz), 7.42 (2H,d,J=8Hz),
7.65 (1H,m), 8.00(2H,d,J=8Hz), 8.49 (1H,dd,J=5,1H
z), 8.58 (1H,d,J=1Hz)
【0085】(8) 4−[N−[2−アミノ−3−メ
チルブチル]−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチ
ル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 0.70 (3H,d,J=6Hz), 0.88 (3H,d,J=6
Hz), 1.61 (1H,m),2.33 (1H,dd,J=10, 12Hz), 2.48 (1
H,dd,J=12, 4Hz), 2.77 (1H,m),3.44 (1H,d,J=14Hz),
3.50 (1H,d,J=14Hz), 3.71(1H,d,J=14Hz), 3.77(1H,d,J
=14Hz), 3.91 (3H,s), 7.26 (1H,dd,J=8, 4Hz), 7.41
(2H,d,J=8Hz), 7.65 (1H,m), 8.00 (2H,d,J=8Hz), 8.49
(1H,dd,J=4, 1Hz),8.58 (1H,d,J=1Hz) (9) 4−[N−[3−アミノ−2−メチルプロピ
ル]−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息
香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 0.86 (3H,d,J=7Hz), 1.60-2.00 (3H,
m), 2.19 (1H,dd,J=13, 7Hz), 2.35 (1H,dd,J=13, 8H
z), 2.51 (1H,dd,J=13, 7Hz), 2.68(1H,dd,J=13, 5Hz),
3.48 (1H,d,J=14Hz), 3.53 (1H,d,J=14Hz), 3.59(1H,
d,J=14Hz), 3.64 (1H,d,J=14Hz), 3.91 (3H,s), 7.26
(1H,dd,J=8,5Hz), 7.42 (2H,d,J=8Hz), 7.67 (1H,m),
7.99 (2H,d,J=8Hz), 8.50(1H,dd,J=5, 1Hz), 8.55 (1H,
d,J=1Hz) (10) 4−[N−[2−アミノ−3−メチルペンチ
ル]−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息
香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 0.77-0.95 (6H,m), 0.95-1.54 (3H,
m), 2.20-2.60 (4H,m), 2.90 (1H,m), 3.45 (1H,d,J=14
Hz), 3.50 (1H,d,J=14Hz), 3.72(1H,d,J=14Hz), 3.77
(1H,d,J=14Hz), 3.90 (3H,s), 7.25 (1H,dd,J=8,5Hz),
7.41 (2H,d,J=8Hz), 7.65 (1H,m), 7.99 (2H,d,J=8Hz),
8.48(1H,dd,J=5, 1Hz), 8.59 (1H,d,J=1Hz)
【0086】(11) 4−[N−[(2S,3S)−
2−アミノ−3−メチルペンチル]−N−(3−ピリジ
ルメチル)アミノメチル]安息香酸メチル [α]24 D = -28.7° (C=1.01, メタノール) NMR (CD3OD,δ) : 0.53-0.93 (6H,m), 0.96-1.21 (1H,
m), 1.23-1.48 (2H,m), 2.01 (2H,br), 2.33 (1H,dd,J=
10,13Hz), 2.48 (1H,dd,J=13,5Hz), 2.85 (1H,m), 3.55
(1H,d,J=14Hz), 3.59 (1H,d,J=14Hz), 3.72(1H,d,J=14
Hz), 3.78 (1H,d,J=14Hz), 3.90 (3H,s), 7.26 (1H,dd,
J=8,5Hz), 7.40 (2H,d,J=8Hz), 7.65 (1H,m), 8.00 (2
H,d,J=8Hz), 8.48(1H,dd,J=5, 1Hz), 8.56 (1H,d,J=1H
z) (12) 4−[N−(2−アミノアセチル)−N−
(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 2.06 (2H,br), 3.62 (2H,br), 3.92
(3H,s), 4.41 (2H,s), 4.61 (2H,s), 7.13-7.39 (3H,
m), 7.46 (1H,m), 7.99 (2H,d,J=8Hz),8.43 (1H,m), 8.
55 (1H,m) (13) 4−[N−[(2S)−2−アミノ−2−フ
ェニルアセチル]−N−(3−ピリジルメチル)アミノ
メチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 2.70 (2H,br), 3.92 (3H,s), 4.15-
4.60 (3H,m), 4.75-5.05 (2H,m), 6.86-7.60 (9H,m),
7.93(2H,d,J=8Hz), 8.21 (1H,br),8.49 (1H,br)
【0087】(14) 4−[N−[(2R)−2−ア
ミノ−2−フェニルアセチル]−N−(3−ピリジルメ
チル)アミノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 2.67 (2H,br), 3.91 (3H,s), 4.15-
4.59 (3H,m), 4.73-5.07 (2H,m), 6.85-7.60 (9H,m),
7.93(2H,d,J=8Hz), 8.21 (1H,br),8.50 (1H,br) (15) 4−[N−[3−アミノ−3−フェニルプロ
ピル]−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安
息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 1.92 (2H,dt,J=7, 7Hz), 2.08-2.58
(4H,m), 3.54 (2H,s), 3.58 (2H,s), 3.83-4.02 (4H,
m), 7.11-7.33 (6H,m), 7.38 (2H,d,J=8Hz), 7.62 (1H,
m), 7.98 (2H,d,J=8Hz), 8.48 (1H,dd,J=5, 1Hz),8.53
(1H,d,J=1Hz) (16) 4−[N−(2−アミノ−3−フェニルプロ
ピル]−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安
息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 1.95 (2H,br), 2.46 (3H,m), 2.73
(1H,dd,J=14, 5Hz),3.23 (1H,m), 3.50 (1H,d,J=14H),
3.55 (1H,d,J=14Hz), 3.68 (1H,d,J=14Hz), 3.73 (1H,
d,J=14Hz), 3.91 (3H,s), 7.07-7.46 (8H,m), 7.62(1H,
m), 7.98 (2H,d,J=8Hz), 8.48 (1H,dd,J=5, 1Hz), 8.56
(1H,d,J=1Hz)
【0088】(17) 4−[N−[(2R)−2−ア
ミノ−2−フェニルエチル]−N−(3−ピリジルメチ
ル)アミノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 2.63 (1H,dd,J=13, 6Hz), 2.70 (1H,
dd,J=13, 9Hz), 3.56(1H,d,J=14Hz), 3.60 (1H,d,J=14H
z), 3.71 (1H,d,J=14Hz), 3.78 (1H,d,J=14Hz), 3.91
(3H,s), 4.10 (1H,dd,J=9, 6Hz), 7.18-7.45 (8H,m),7.
56 (1H,m), 7.99 (2H,d,J=8Hz), 8.47 (1H,dd,J=4, 1H
z), 8.53 (1H,d,J=1Hz) (18) 6−[N−[(2R)−2−アミノ−2−フ
ェニルエチル]−N−(3−ピリジルメチル)アミノ]
ヘキサン酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 1.26 (2H,m), 1.55 (4H,m), 2.28 (2
H,t,J=7Hz), 2.33-2.95 (6H,m), 3.55 (1H,d,J=14Hz),
3.66 (3H,s), 3.75 (1H,d,J=14Hz),4.10 (1H,dd,J=9, 5
Hz), 7.10-7.45 (6H,m),7.61 (1H,m), 8.43 (1H,dd,J=
5, 1Hz), 8.59 (1H,d,J=1Hz) (19) 4−[N−[(2S)−2−アミノ−2−フ
ェニルエチル]−N−(3−ピリジルメチル)アミノメ
チル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 2.61 (1H,dd,J=13, 6Hz), 2.68 (1H,
dd,J=13, 9Hz), 3.50(1H,d,J=14Hz), 3.60 (1H,d,J=14H
z), 3.71 (1H,d,J=14Hz), 3.78 (1H,d,J=14Hz), 3.91
(3H,s), 4.10 (1H,dd,J=9, 6Hz), 7.18-7.45 (8H,m),7.
56 (1H,m), 7.98 (2H,d,J=8Hz), 8.47 (1H,dd,J=4, 1H
z), 8.52 (1H,d,J=1Hz)
【0089】(20) 4−[N−[2−ピペリジルメ
チル]−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安
息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 0.87-1.83 (6H,m), 2.17 (1H,br),
2.31-2.64 (4H,m),3.02 (1H,m), 3.54 (1H,d,J=14Hz),
3.58 (1H,d,J=14Hz), 3.61 (1H,d,J=14Hz), 3.66 (1H,
d,J=14Hz), 3.91 (3H,s), 7.25 (1H,dd,J=8, 5Hz),7.38
(2H,d,J=8Hz), 7.63 (1H,m), 8.00 (2H,d,J=8Hz), 8.5
0 (1H,dd,J=5, 1Hz), 8.53 (1H,d,J=1Hz) (21) 4−[N−(3−ピペリジルメチル]−N−
(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 0.87 (1H,m), 1.39-2.28 (7H,m), 2.
48 (1H,dt,J=13,3Hz), 2.67 (1H,br), 3.06 (1H,m), 3.
28(1H,m), 3.45 (1H,d,J=14Hz),3.50 (1H,d,J=14Hz),
3.60 (1H,d,J=14Hz), 3.65 (1H,d,J=14Hz), 3.91(3H,
s), 7.26 (1H,dd,J=8, 5Hz), 7.41 (2H,d,J=8Hz),7.66
(1H,m),7.99 (2H,d,J=8Hz), 8.50 (1H,dd,J=5, 1Hz),
8.55 (1H,d,J=1Hz)
【0090】実施例3 (1) 4−[N−[2−アミノ−4−メチルチオブチ
ル]−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息
香酸メチル(1.09g)とトリエチルアミン(1.2
ml)の塩化メチレン(20ml)溶液に塩化4−クロ
ロベンゼンスルホニル(1.50g)を撹拌下室温で加
える。混合物を室温で6.5時間撹拌する。反応混合物
を飽和重炭酸ナトリウム水溶液に注ぎ、塩化メチレンで
抽出する。抽出物を食塩水で洗浄後、乾燥する。溶媒を
留去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーにかけ
る。酢酸エチル−ヘキサン(1:1)で溶出して、4−
[N−[2−(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)
−4−メチルチオブチル]−N−(3−ピリジルメチ
ル)アミノメチル]安息香酸メチル(880mg)を得
る。 NMR (CDCl3,δ) : 1.44-1.87 (2H,m), 1.94 (3H,s), 2.
19 (2H,t,J=7Hz),2.51 (2H,dd,J=7, 2Hz), 3.44-3.71
(5H,m), 3.93 (3H,s), 5.41 (1H,d,J=7Hz), 7.37 (2H,
d,J=8Hz), 7.40 (1H,m), 7.43 (2H,d,J=9Hz), 7.79(2H,
d,J=9Hz), 7.79 (1H,m), 8.00 (2H,d,J=8Hz), 8.57 (2
H,m) 実施例3−(1)と同様にして以下の化合物を得る。
【0091】(2) 4−[N−[2−フェニルスルホ
ニルアミノ−4−メチルチオブチル−N−(3−ピリジ
ルメチル)アミノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 1.44-1.87 (2H,m), 1.93 (3H,s), 2.
18 (2H,t,J=7Hz),2.48 (2H,dd,J=7, 2Hz), 3.42-3.70
(5H,m), 3.93 (3H,s), 5.16 (1H,d,J=7Hz), 7.30-7.66
(6H,m), 7.73 (1H,m), 7.85 (2H,d,J=8Hz), 8.00(2H,d,
J=8Hz),8.53 (2H,m) (3) 4−[N−[(2S)−2−(4−クロロフェ
ニルスルホニルアミノ)−4−メチルチオブチル]−N
−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸メチ
ル NMR (CDCl3,δ) : 1.41-1.89 (2H,m), 1.94 (3H,s), 2.
19 (2H,t,J=7Hz),2.50 (2H,dd,J=7, 2Hz), 3.42-3.79
(5H,m), 3.93 (3H,s), 5.40 (1H,d,J=7Hz), 7.37 (2H,
d,J=8Hz), 7.37 (1H,m), 7.42 (2H,d,J=9Hz), 7.76(1H,
m), 7.79 (2H,d,J=9Hz), 8.01 (2H,d,J=8Hz), 8.57 (2
H,m) (4) 4−[N−[(2R)−2−(4−クロロフェ
ニルスルホニルアミノ)−4−メチルチオブチル]−N
−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸メチ
ル NMR (CDCl3,δ) : 1.45-1.89 (2H,m), 1.95 (3H,s), 2.
20 (2H,t,J=7Hz),2.50 (2H,dd,J=7, 2Hz), 3.45-3.69
(5H,m), 3.93 (3H,s), 5.39 (1H,d,J=7Hz), 7.36 (2H,
d,J=8Hz), 7.37 (1H,m), 7.43 (2H,d,J=9Hz), 7.73(1H,
m), 7.78 (2H,d,J=9Hz), 8.01 (2H,d,J=8Hz), 8.56 (2
H,m)
【0092】(5) 4−[N−[2−(4−クロロフ
ェニルスルホニルアミノ)プロピル]−N−(3−ピリ
ジルメチル)アミノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 1.00 (3H,d,J=7Hz), 2.36 (1H,dd,J=
13, 6Hz), 2.44 (1H,dd,J=13, 8Hz), 3.32-3.53 (3H,
m), 3.63 (2H,d,J=14Hz), 3.93 (3H,s),5.07 (1H,d,J=4
Hz), 7.12-7.45 (5H,m), 7.65 (1H,m), 7.74 (2H,d,J=9
Hz), 8.02 (2H,d,J=8Hz), 8.52 (2H,br s) (6) 4−[N−[2−フェニルスルホニルアミノ−
3−メチルブチル]−N−(3−ピリジルメチル)アミ
ノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 0.50 (3H,d,J=7Hz), 0.56 (3H,d,J=7
Hz), 2.00 (1H,m),2.36 (1H,dd,J=13, 7Hz), 2.43 (1H,
dd,J=13, 7Hz), 3.30 (1H,m),3.39-3.63 (4H,m), 3.93
(3H,s), 4.67 (1H,d,J=6Hz), 7.24-7.60 (6H,m), 7.77
(1H,m), 7.83 (2H,d,J=7Hz), 8.00 (2H,d,J=8Hz), 8.50
(2H,m) (7) 4−[N−[2−(4−クロロフェニルスルホ
ニルアミノ)−3−メチルブチル]−N−(3−ピリジ
ルメチル)アミノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 0.54 (3H,d,J=6Hz), 0.57 (3H,d,J=6
Hz), 1.92 (1H,m),2.45 (2H,m), 3.33 (1H,m), 3.52 (2
H,d,J=14Hz), 3.64 (2H,d,J=14Hz),3.93 (3H,s), 4.93
(1H,d,J=6Hz), 7.31-7.56 (5H,m), 7.77 (2H,d,J=8Hz),
7.81 (1H,m), 8.01 (2H,d,J=8Hz), 8.57 (2H,m)
【0093】(8) 4−[N−[(2S)−2−(4
−クロロフェニルスルホニルアミノ)−3−メチルブチ
ル]−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息
香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 0.53 (3H,d,J=7Hz), 0.57 (3H,d,J=7
Hz), 1.94 (1H,m),2.41 (1H,dd,J=14, 8Hz), 2.49 (1H,
dd,J=14, 7Hz), 3.33 (1H,m), 3.53(2H,d,J=14Hz), 3.6
3 (2H,d,J=14Hz), 3.92 (3H,s), 4.85 (1H,d,J=7Hz),
7.30-7.56 (5H,m), 7.72-7.87 (3H,m), 8.02 (2H,d,J=8
Hz),8.56 (2H,br) (9) 4−[N−[2−フェニルスルホニルアミノ−
4−メチルペンチル]−N−(3−ピリジルメチル)ア
ミノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 0.59 (3H,d,J=7Hz), 0.73 (3H,d,J=7
Hz), 1.02-1.45 (3H,m), 2.42 (1H,dd,J=13, 7Hz), 2.4
8 (1H,dd,J=13, 7Hz), 3.34 (1H,m),3.49 (1H,d,J=14H
z), 3.51 (1H,d,J=14Hz),3.57 (1H,d,J=14Hz), 3.58(1
H,d,J=14Hz), 3.93 (3H,s), 4.77 (1H,d,J=6Hz),7.25-
7.60 (6H,m),7.71 (1H,m), 7.82 (2H,m), 8.01 (2H,d,J
=8Hz), 8.51 (2H,br) (10) 4−[N−[2−フェニルスルホニルアミノ
−3−メチルペンチル]−N−(3−ピリジルメチル)
アミノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 0.43-1.15 (8H,m), 1.65 (1H,m), 2.
41 (2H,d,J=7Hz),3.03-3.70 (5H,m), 3.92 (3H,s), 4.8
7 (1H,d,J=6Hz), 7.28-7.61 (6H,m), 7.71-7.90 (3H,
m), 8.01 (2H,d,J=8Hz), 8.53 (2H,m)
【0094】(11) 4−[N−[2−(4−クロロ
フェニルスルホニルアミノ)−3−メチルペンチル]−
N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸メ
チル NMR (CDCl3,δ) : 0.45-1.16 (8H,m), 1.61 (1H,m), 2.
45 (2H,d,J=7Hz),3.00-3.36 (1H,br), 3.45 (1H,d,J=14
Hz), 3.48 (1H,d,J=14Hz), 3.55-3.78 (2H,m), 3.92 (3
H,s), 5.07 (1H,d,J=7Hz), 7.30-7.55 (5H,m),7.70-7.9
0 (3H,m), 8.02 (2H,d,J=7Hz), 8.57 (2H,m) (12) 4−[N−[(2S,3S)−2−(4−ク
ロロフェニルスルホニルアミノ)−3−メチルペンチ
ル]−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息
香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 0.54 (3H,d,J=7Hz), 0.68-1.16 (5H,
m), 1.66 (1H,m),2.43 (2H,m), 3.32-3.52 (3H,m), 3.6
3 (2H,d,J=14Hz), 3.93 (3H,s),4.85 (1H,d,J=6Hz), 7.
30-7.50 (5H,m), 7.68-7.84 (3H,m), 8.03 (2H,d,J=8H
z), 8.55 (2H,m) (13) 4−[N−[2−(4−クロロフェニルスル
ホニルアミノ)−4−メチルペンチル]−N−(3−ピ
リジルメチル)アミノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 0.62 (3H,d,J=7Hz), 0.75 (3H,d,J=7
Hz), 1.00-1.45(3H,m), 2.46 (2H,d,J=7Hz), 3.36 (1H,
m), 3.51 (1H,d,J=7Hz), 3.52(1H,d,J=7Hz), 3.63 (2H,
d,J=14Hz), 3.92 (3H,s), 4.90 (1H,d,J=6Hz),7.23-7.5
1 (5H,m), 7.65-7.84 (3H,m), 8.01 (2H,d,J=8Hz), 8.5
3 (2H,m)
【0095】(14) 4−[N−[3−フェニルスル
ホニルアミノ−2−メチルプロピル]−N−(3−ピリ
ジルメチル)アミノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 0.80 (3H,d,J=7Hz), 1.95-2.42 (3H,
m), 2.67 (1H,m),2.92 (1H,m), 3.28 (2H,d,J=14Hz),
3.80 (2H,d,J=14Hz), 3.93 (3H,s),6.20 (1H,br), 7.20
-7.38 (3H,m), 7.45-7.66(3H,m), 7.72 (1H,m),7.80 (1
H,d,J=8Hz), 7.97 (2H,d,J=8Hz), 8.52 (2H,br) (15) 4−[N−[3−(4−クロロフェニルスル
ホニルアミノ)−2−メチルプロピル]−N−(3−ピ
リジルメチル)アミノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 0.80 (3H,d,J=7Hz), 1.95-2.45 (3H,
m), 2.61 (1H,dd,J=13, 8Hz), 2.93 (1H,m), 3.28 (1H,
d,J=14Hz), 3.30 (1H,d,J=14Hz),3.82 (1H,d,J=14Hz),
3.83 (1H,d,J=14Hz), 3.94 (3H,s), 6.40 (1H,br),7.23
-7.40 (3H,m), 7.48 (2H,d,J=8Hz), 7.66-7.80(3H,m),
7.98 (2H,d,J=8Hz), 8.53 (2H,m) (16) 6−[N−[2−(4−クロロフェニルスル
ホニルアミノ)プロピル]−N−(3−ピリジルメチ
ル)アミノ]ヘキサン酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 1.07 (3H,d,J=7Hz), 1.12-1.72 (6H,
m), 2.10-2.50 (6H,m), 3.20-3.43 (2H,m), 3.60 (1H,
d,J=13Hz), 3.68 (3H,s), 5.40 (1H,br, s), 7.30 (1H,
m), 7.42 (2H,d,J=8Hz), 7.69 (1H,m), 7.79 (2H,d,J=8
Hz), 8.43 (1H,br s), 8.55 (1H,br s)
【0096】(17) 4−[N−[(2S)−2−フ
ェニルスルホニルアミノ−2−フェニルエチル]−N−
(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 2.59 (1H,dd,J=13, 6Hz), 2.67 (1H,
dd,J=13, 10Hz),3.42 (2H,d,J=14Hz), 3.74 (1H,d,J=14
Hz), 3.76 (1H,d,J=14Hz), 3.93(3H,s), 4.46 (1H,m),
5.48 (1H,d,J=3Hz), 6.93 (2H,m), 7.00-7.43(9H,m),
7.52 (2H,d,J=8Hz), 7.67 (1H,m), 8.02 (2H,d,J=8Hz),
8.50(2H,br) (18) 4−[N−[(2S)−2−(4−クロロフ
ェニルスルホニルアミノ)−2−フェニルエチル]−N
−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸メチ
ル NMR (CDCl3,δ) : 2.61 (1H,dd,J=13, 6Hz), 2.69 (1H,
dd,J=13, 10Hz),3.46 (2H,d,J=14Hz), 3.78 (1H,d,J=14
Hz), 3.80 (1H,d,J=14Hz), 3.93(3H,s), 4.50 (1H,m),
5.62 (1H,d,J=2Hz), 6.90 (2H,m), 7.02-7.22(5H,m),
7.30-7.48 (5H,m), 7.68 (1H,m), 8.03 (2H,d,J=8Hz),
8.53(2H,br s) (19) 4−[N−[(2R)−2−(4−クロロフ
ェニルスルホニルアミノ)−2−フェニルエチル]−N
−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸メチ
ル NMR (CDCl3,δ) : 2.63 (1H,dd,J=13, 6Hz), 2.73 (1H,
dd,J=13, 10Hz),3.51 (2H,d,J=14Hz), 3.81 (1H,d,J=14
Hz), 3.83 (1H,d,J=14Hz), 3.93(3H,s), 4.50 (1H,m),
5.85 (1H,d,J=3Hz), 6.91 (2H,m), 7.03-7.25(5H,m),
7.30-7.48 (5H,m), 7.75 (1H,m), 8.03 (2H,d,J=8Hz),
8.56(2H,br)
【0097】(20) 4−[N−[2−フェニルスル
ホニルアミノ−3−フェニルプロピル]−N−(3−ピ
リジルメチル)アミノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 2.46 (1H,dd,J=13, 6Hz), 2.53 (1H,
dd,J=13, 7Hz), 2.57(2H,d,J=7Hz), 3.32-3.67 (5H,m),
3.93 (3H,s), 4.77 (1H,d,J=5Hz),6.85 (2H,m), 7.15
(3H,m), 7.23-7.55 (6H,m), 7.60-7.75 (3H,m),7.99 (2
H,d,J=8Hz), 8.50 (2H,m) (21) 4−[N−[2−(4−クロロフェニルスル
ホニルアミノ)−3−フェニルプロピル]−N−(3−
ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 2.48 (1H,dd,J=14, 7Hz), 2.50 (1H,
dd,J=13, 6Hz), 2.62(1H,dd,J=13, 7Hz), 2.76 (1H,dd,
J=14, 6Hz), 3.35-3.73 (5H,m), 3.93(3H,s), 4.79 (1
H,d,J=5Hz), 6.81 (2H,m), 7.05-7.42 (8H,m), 7.48(2
H,d,J=8Hz), 7.68 (1H,m), 8.00 (2H,d,J=8Hz), 8.55
(2H,m) (22) 4−[N−[3−フェニルスルホニルアミノ
−3−フェニルプロピル]−N−(3−ピリジルメチ
ル)アミノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 1.82-2.17 (2H,m), 2.50 (2H,m), 3.
52 (1H,d,J=14Hz),3.54 (1H,d,J=14Hz), 3.62 (1H,d,J=
14Hz), 3.63 (1H,d,J=14Hz), 3.94(3H,s), 4.48 (1H,d
t,J=6, 6Hz), 6.65 (2H,d,J=7Hz), 6.98-7.10 (4H,m),
7.18-7.47 (6H,m), 7.53 (2H,d,J=8Hz), 7.82 (1H,m),
8.03 (2H,d,J=8Hz), 8.53 (2H,m)
【0098】(23) 4−[N−[3−(4−クロロ
フェニルスルホニルアミノ)−3−フェニルプロピル]
−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸
メチル NMR (CDCl3,δ) : 1.82-2.19 (2H,m), 2.30-2.73 (2H,
m), 3.57 (2H,d,J=14Hz), 3.70 (2H,d,J=14Hz), 3.95
(3H,s), 4.50 (1H,dt,J=6, 6Hz),6.62 (2H,d,J=7Hz),
6.90-7.23 (5H,m), 7.31-7.54 (6H,m), 7.90 (1H,m),
8.05 (2H,d,J=8Hz), 8.57 (2H,br) (24) 4−[N−[(2R)−2−(4−クロロフ
ェニルスルホニルアミノ)−2−フェニルエチル]−N
−(3−ピリジルメチル)アミノ]ヘキサン酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 1.15-1.73 (6H,m), 2.25-2.80 (6H,
m), 3.51 (1H,d,J=14Hz), 3.69 (3H,s), 3.83 (1H,d,J=
14Hz), 4.45 (1H,dd,J=10.5Hz),6.12 (1H,br), 6.97-7.
24 (7H,m), 7.30-7.50 (3H,m), 7.73 (1H,m),8.54 (2H,
br) (25) 4−[N−(2−フェニルスルホニルアミノ
アセチル)−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチ
ル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 3.78-4.03 (5H,m), 4.33 (2H,s), 4.
53 (2H,s), 5.88(1H,br), 7.05 (2H,d,J=8Hz), 7.30 (1
H,br), 7.43-7.71 (4H,m),7.84 (2H,d,J=8Hz), 7.96 (2
H,d,J=8Hz), 8.39 (1H,br), 8.58 (1H,br)
【0099】(26) 4−[N−[(2S)−2−
(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)−2−フェニ
ルアセチル]−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチ
ル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 3.92 (3H,s), 4.16-4.51 (3H,m), 4.
59 (1H,d,J=15Hz),5.32 (1H,d,J=8Hz), 6.59 (1H,d,J=8
Hz), 7.00 (2H,d,J=8Hz), 7.10-7.65(8H,m), 7.91 (2H,
d,J=8Hz), 7.92 (2H,d,J=8Hz), 8.07 (1H,br), 8.53(1
H,br) (27) 4−[N−[(2R)−2−(4−クロロフ
ェニルスルホニルアミノ)−2−フェニルアセチル]−
N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸メ
チル NMR (CDCl3,δ) : 3.92 (3H,s), 4.14-4.50 (3H,m), 4.
59 (1H,d,J=15Hz),5.32 (1H,d,J=8Hz), 6.60 (1H,d,J=8
Hz), 7.00 (2H,d,J=8Hz), 7.10-7.65(8H,m), 7.90 (2H,
d,J=8Hz), 7.91 (2H,d,J=8Hz), 8.07 (1H,br), 8.53(1
H,br) (28) 4−[N−[{1−(4−tert−ブチル
フェニルスルホニル)−2−ピペリジル}メチル]−N
−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸メチ
ル NMR (CDCl3,δ) : 0.65-1.45 (14H,m), 1.63-1.81 (1H,
m), 2.47-2.72 (3H,m), 3.47-3.62 (3H,m), 3.70 (1H,
d,J=14Hz), 3.73 (1H,d,J=14Hz),3.91 (3H,s), 4.25 (1
H,m), 7.30 (1H,m), 7.40-7.55 (4H,m), 7.72(2H,d,J=8
Hz), 7.82 (1H,m), 8.00 (2H,d,J=8Hz), 8.54 (2H,br)
【0100】(29) 4−[N−[{1−(4−クロ
ロフェニルスルホニル)−2−ピペリジル}メチル]−
N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸メ
チル NMR (CDCl3,δ) : 0.65-1.40 (5H,m), 1.72 (1H,m), 2.
45-2.70 (3H,m),3.44-3.79 (5H,m), 3.92 (3H,s), 4.23
(1H,m), 7.30 (1H,m), 7.46(4H,d,J=8Hz), 7.69-7.88
(3H,m), 8.01 (2H,d,J=8Hz), 8.55 (2H,br) (30) 4−[N−[{1−フェニルスルホニル−3
−ピペリジル}メチル]−N−(3−ピリジルメチル)
アミノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 0.56-0.82 (1H,m), 1.45-2.33 (8H,
m), 3.40-3.73 (5H,m),3.83 (1H,m), 3.93 (3H,s), 7.2
6-7.66 (6H,m), 7.69-7.83 (3H,m),8.01 (2H,d,J=8Hz),
8.54 (2H,br s) (31) 4−[N−[{1−(4−クロロフェニルス
ルホニル)−3−ピペリジル}メチル]−N−(3−ピ
リジルメチル)アミノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 0.56-0.82 (1H,m), 1.44-2.33 (8H,
m), 3.43 (1H,d,J=14Hz), 3.44 (1H,d,J=14Hz), 3.52-
3.74(3H,m), 3.82 (1H,m), 3.94(3H,s), 7.20-7.44 (3
H,m), 7.49 (2H,d,J=8Hz), 7.58-7.79 (3H,m),8.01 (2
H,d,J=8Hz), 8.55 (2H,m)
【0101】実施例4 3−(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)ブタナー
ル(106mg)と4−[N−(3−ピリジルメチル)
アミノメチル]安息香酸メチル(105mg)のメタノ
ール(5ml)中混合物に酢酸(0.04ml)、次い
で水素化シアノ硼素ナトリウム(27mg)を撹拌下0
℃で加える。混合物を室温で18時間撹拌する。メタノ
ールを留去し、残留物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液で
アルカリ性とし、クロロホルムで抽出する。抽出物を水
および食塩水で洗浄後、乾燥する。溶媒を留去し、残留
物をシリカゲルクロマトグラフィーにかける。酢酸エチ
ル−ヘキサン(1:1)で溶出して、4−[N−[3−
(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)ブチル]−N
−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸メチ
ル(132mg)を得る。 NMR (CDCl3,δ) : 0.82 (3H,d,J=7Hz), 1.65 (2H,m),
2.55 (2H,m), 3.42(1H,m), 3.68 (2H,s), 3.70 (2H,s),
3.93 (3H,s), 6.03 (1H,d,J=7Hz),7.25-7.50 (5H,m),
7.68-7.85 (3H,m), 8.03 (2H,d,J=8Hz), 8.55 (2H,br)
【0102】実施例5 (1) N−(3−ピリジルメチル)−2−フェニル−
2−(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)エチルア
ミン(144mg)と4−ホルミル安息香酸メチル(6
0mg)のテトラヒドロフラン(20ml)−メタノー
ル(6ml)中混合物に酢酸(0.04ml)、次いで
水素化シアノ硼素ナトリウム(24mg)を撹拌下0℃
で加える。混合物を室温で18時間撹拌する。テトラヒ
ドロフランおよびメタノールを留去し、残留物を飽和重
炭酸ナトリウムでアルカリ性とし、クロロホルムで抽出
する。抽出物を水および食塩水で洗浄後、乾燥する。溶
媒を留去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーに
かける。酢酸エチル−ヘキサン(1:1)で溶出して、
4−[N−[2−(4−クロロフェニルスルホニルアミ
ノ)−2−フェニルエチル]−N−(3−ピリジルメチ
ル)アミノメチル]安息香酸メチル(136mg)を得
る。 NMR (CDCl3,δ) : 2.52-2.80 (2H,m), 3.47 (2H,d,J=14
Hz), 3.78 (1H,d,J=14Hz), 3.80 (1H,d,J=14Hz), 3.93
(3H,s), 4.50 (1H,m), 5.64 (1H,d,J=2Hz), 6.90 (2H,
m), 7.02-7.44 (10H,m), 7.68 (1H,m), 8.03 (2H,d,J=8
Hz), 8.53 (2H,br) 実施例5−(1)と同様にして下記の化合物を得る。
【0103】(2) 4−[N−[2−(4−ビフェニ
リル)−2−(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)
エチル]−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]
安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 2.55-2.83 (2H,m), 3.52 (2H,d,J=14
Hz), 3.83 (1H,d,J=14Hz), 3.85 (1H,d,J=14Hz), 3.94
(3H,s), 4.55 (1H,br), 5.76 (1H,br s), 6.96 (2H,d,J
=8Hz), 7.16 (2H,d,J=8Hz), 7.25-7.61 (12H,m),7.72
(1H,d,J=8Hz), 8.04 (2H,d,J=8Hz), 8.58 (2H,br)
【0104】実施例6 (1) 4−[N−(3−ピリジルメチル)アミノメチ
ル]安息香酸メチル(283mg)、(4−クロロフェ
ニルスルホニルアミノ)酢酸(276mg)および1−
ヒドロキシベンゾトリアゾール(150mg)の塩化メ
チレン(6ml)中混合物に撹拌下N,N’−ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド(228mg)を数回に分けて
室温で加え、混合物を室温で22時間撹拌する。生成す
る析出物を濾去する。濾液を水および食塩水で洗浄後、
乾燥する。溶媒を留去し、残留物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーで精製する。酢酸エチル−ヘキサン
(3:1)で溶出して、4−[N−[2−(4−クロロ
フェニルスルホニルアミノ)アセチル]−N−(3−ピ
リジルメチル)アミノメチル]安息香酸メチル(146
mg)を得る。 NMR (CDCl3,δ) : 3.79-4.03 (5H,m), 4.33 (2H,s), 4.
54 (2H,s), 5.88(1H,br), 7.06 (2H,d,J=8Hz), 7.30 (1
H,br), 7.41-7.60 (3H,m), 7.75(2H,d,J=8Hz), 7.98 (2
H,d,J=8Hz), 8.49 (1H,br), 8.10 (1H,br) 実施例6−(1)と同様にして下記の化合物を得る。
【0105】(2) 4−[N−[(2R)−2−te
rt−ブトキシカルボニルアミノ)−2−フェニルアセ
チル]−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安
息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 1.43 (9H,s), 3.92 (3H,s), 4.26-4.
77 (4H,m), 5.63(1H,d,J=8Hz), 5.93 (1H,d,J=8Hz), 6.
97(2H,d,J=8Hz), 7.08-7.50(6H,m), 7.61 (1H,m), 7.92
(2H,d,J=8Hz), 8.53 (2H,br) (3) 4−[N−[(2S)−2−tert−ブトキ
シカルボニルアミノ)−2−フェニルアセチル]−N−
(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 1.43 (9H,s), 3.92 (3H,s), 4.26-4.
58 (3H,s), 4.65(1H,d,J=15Hz), 5.62 (1H,d,J=8Hz),
5.95 (1H,d,J=8Hz), 6.97 (2H,d,J=8Hz), 7.10-7.60 (7
H,m), 7.92 (2H,d,J=8Hz), 8.53 (2H,br) (4) 4−[N−[2−(tert−ブトキシカルボ
ニルアミノ)アセチル]−N−(3−ピリジルメチル)
アミノメチル]安息香酸メチル NMR (CDCl3,δ) : 1.45 (9H,s), 3.93 (3H,s), 4.06 (2
H,d,J=4Hz), 4.44(2H,s), 4.63 (2H,s), 5.54 (1H,br),
7.18-7.40 (3H,m), 7.50 (1H,m),8.00 (2H,d,J=8Hz),
8.35-8.75 (2H,m)
【0106】実施例7 (1) 4−[N−[2−(4−クロロフェニルスルホ
ニルアミノ)−4−メチルチオブチル]−N−(3−ピ
リジルメチル)アミノメチル]安息香酸メチル(872
mg)と1N水酸化ナトリウム水溶液(10ml)のメ
タノール(10ml)溶液を室温で3時間撹拌する。メ
タノールを留去して得られた残留物をエーテルで洗浄す
る。水層をダイヤイオンRHP−20で精製する。メタ
ノール−水(4:1)で溶出して、4−[N−[2−
(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)−4−メチル
チオブチル]−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチ
ル]安息香酸ナトリウム(714mg)を得る。 NMR (CD3OD,δ) : 1.26 (1H,m), 1.77-2.28 (3H,m), 1.
91 (3H,s), 2.40(2H,d,J=7Hz), 3.36-3.55 (3H,m), 3.6
5 (1H,d,J=14Hz), 3.69 (1H,d,J=14Hz), 7.30 (2H,d,J=
8Hz), 7.40 (1H,dd,J=8,5Hz), 7.55 (2H,d,J=9Hz), 7.7
8 (2H,d,J=9Hz), 7.80 (1H,m), 7.90 (2H,d,J=8Hz), 8.
43(1H,dd,J=5, 1Hz), 8.49 (1H,d,J=1Hz) 実施例7−(1)と同様にして下記の化合物を得る。
【0107】(2) 4−[N−[2−フェニルスルホ
ニルアミノ−4−メチルチオブチル]−N−(3−ピリ
ジルメチル)アミノメチル]安息香酸ナトリウム NMR (CD3OD,δ) : 1.25 (1H,m), 1.73-2.24 (3H,m), 1.
89 (3H,s), 2.35(2H,m), 3.22-3.50 (3H,m), 3.58 (1H,
d,J=14Hz), 3.62 (1H,d,J=14Hz),7.23 (2H,d,J=8Hz),
7.37 (1H,m), 7.42-7.63 (3H,m), 7.66-7.93 (5H,m),
8.30-8.50 (2H,m) (3) 4−[N−[2−(4−クロロフェニルスルホ
ニルアミノ)プロピル]−N−(3−ピリジルメチル)
アミノメチル]安息香酸ナトリウム NMR (CD3OD,δ) : 0.89 (3H,d,J=6Hz), 2.32 (1H,dd,J=
13, 8Hz), 2.45 (1H,dd,J=13, 6Hz), 3.25-3.70 (5H,
m), 7.30 (2H,d,J=8Hz), 7.39 (1H,dd,J=8, 5Hz), 7.53
(2H,d,J=9Hz), 7.71-7.95(5H,m), 8.44 (2H,m) (4) 6−[N−[2−(4−クロロフェニルスルホ
ニルアミノ)プロピル]−N−(3−ピリジルメチル)
アミノ]ヘキサン酸ナトリウム NMR (CD3OD,δ) : 0.99 (3H,d,J=7Hz), 1.12-1.70 (6H,
m), 2.13 (2H,d,J=7Hz), 2.23-2.50 (4H,m), 3.18-3.70
(3H,m), 7.38 (1H,dd,J=8, 5Hz),7.56 (2H,d,J=8Hz),
7.71-7.92 (3H,m), 8.42(2H,br s)
【0108】(5) 4−[N−[3−フェニルスルホ
ニルアミノ−2−メチルプロピル]−N−(3−ピリジ
ルメチル)アミノメチル]安息香酸ナトリウム NMR (CD3OD,δ) : 0.88 (3H,d,J=7Hz), 1.97 (1H,m),
2.15-2.32 (2H,m),2.40 (1H,dd,J=13, 8Hz), 3.07 (1H,
dd,J=13, 5Hz), 3.43 (1H,d,J=14Hz), 3.46 (1H,d,J=14
Hz), 3.55 (1H,d,J=14Hz), 3.58 (1H,d,J=14Hz), 7.29
(2H,d,J=8Hz), 7.43 (1H,dd,J=8, 5Hz), 7.58-8.05 (8
H,m), 8.49 (2H,m) (6) 4−[N−[3−(4−クロロフェニルスルホ
ニルアミノ)−2−メチルプロピル]−N−(3−ピリ
ジルメチル)アミノメチル]安息香酸ナトリウム NMR (CD3OD,δ) : 0.95 (3H,d,J=7Hz), 2.04 (1H,m),
2.23-2.43 (2H,m),2.52 (1H,dd,J=13, 8Hz), 3.13 (1H,
dd,J=13, 5Hz), 3.54 (1H,d,J=14Hz), 3.56 (1H,d,J=14
Hz), 3.71 (1H,d,J=14Hz), 3.74 (1H,d,J=14Hz), 7.39
(2H,d,J=8Hz), 7.52 (1H,dd,J=8, 5Hz), 7.75 (2H,d,J=
8Hz), 7.85-7.98 (3H,m), 8.03 (2H,d,J=8Hz), 8.55 (1
H,dd,J=5,1Hz), 8.59 (1H,d,J=1Hz) (7) 4−[N−[3−(4−クロロフェニルスルホ
ニルアミノ)ブチル]−N−(3−ピリジルメチル)ア
ミノメチル]安息香酸ナトリウム NMR (CD3OD,δ) : 0.77 (3H,d,J=7Hz), 1.47 (1H,m),
1.65 (1H,m), 2.35(2H,m), 3.20-3.44 (3H,m), 3.55 (1
H,d,J=14Hz), 3.58 (1H,d,J=14Hz),7.26 (2H,d,J=8Hz),
7.39 (1H,dd,J=8, 5Hz),7.50 (2H,d,J=8Hz),7.70-7.83
(3H,m), 7.90 (2H,d,J=8Hz), 8.43 (2H,br)
【0109】(8) 4−[N−[2−フェニルスルホ
ニルアミノ−3−メチルブチル]−N−(3−ピリジル
メチル)アミノメチル]安息香酸ナトリウム NMR (CD3OD,δ) : 0.42 (3H,d,J=7Hz), 0.67 (3H,d,J=7
Hz), 1.95 (1H,m),2.04 (1H,dd,J=13, 5Hz), 2.48 (1H,
dd,J=13, 9Hz), 3.16-3.50 (3H,m), 3.56 (2H,d,J=14H
z), 7.24 (2H,d,J=8Hz), 7.39 (1H,dd,J=8, 5Hz),7.49-
7.70 (3H,m), 7.76 (1H,m), 7.85 (2H,d,J=8Hz), 7.89
(2H,d,J=8Hz), 8.52 (2H,m) (9) 4−[N−[2−フェニルスルホニルアミノ−
4−メチルペンチル]−N−(3−ピリジルメチル)ア
ミノメチル]安息香酸ナトリウム NMR (CD3OD,δ) : 0.53 (3H,d,J=7Hz), 0.73 (3H,d,J=7
Hz), 0.94 (1H,m),1.20-1.54 (2H,m), 2.42 (2H,m), 3.
27(1H,m), 3.46 (1H,d,J=14Hz),3.50 (1H,d,J=14Hz),
3.67 (2H,d,J=14Hz), 7.34 (2H,d,J=8Hz), 7.44(1H,dd,
J=8, 5Hz), 7.52-7.74 (3H,m), 7.79-7.90 (3H,m), 7.9
5 (2H,d,J=8Hz), 8.39-8.64 (1H,m) (10) 4−[N−[2−(4−クロロフェニルスル
ホニルアミノ)−4−メチルペンチル]−N−(3−ピ
リジルメチル)アミノメチル]安息香酸ナトリウム NMR (CD3OD,δ) : 0.54 (3H,d,J=7Hz), 0.75 (3H,d,J=7
Hz), 0.93 (1H,m),1.20-1.54 (2H,m), 2.40 (1H,dd,J=1
3,8Hz), 2.47 (1H,dd,J=13, 5Hz),3.25 (1H,m), 3.49
(1H,d,J=14Hz), 3.54 (1H,d,J=14Hz), 3.67 (1H,d,J=14
Hz), 3.68 (1H,d,J=14Hz), 7.34 (2H,d,J=8Hz),7.44 (1
H,dd,J=8,5Hz), 7.59 (2H,d,J=8Hz), 7.75-7.90 (3H,
m), 7.94 (2H,d,J=8Hz),8.45 (2H,br d,J=5Hz), 8.52
(1H,br)
【0110】(11) 4−[N−[2−フェニルスル
ホニルアミノ−3−メチルペンチル]−N−(3−ピリ
ジルメチル)アミノメチル]安息香酸ナトリウム NMR (CD3OD,δ) : 0.55-1.38 (8H,m), 1.65 (1H,m), 2.
10 (1H,dd,J=13,6Hz), 2.52 (1H,m), 3.10-3.70 (5H,
m), 7.25 (2H,d,J=8Hz), 7.40 (1H,dd,J=8, 5Hz), 7.48
-8.05 (8H,m), 8.42 (2H,m) (12) 4−[N−[2−(4−クロロフェニルスル
ホニルアミノ)−3−メチルペンチル]−N−(3−ピ
リジルメチル)アミノメチル]安息香酸ナトリウム NMR (CD3OD,δ) : 0.66-1.45 (8H,m), 1.73 (1H,m), 2.
25 (1H,dd,J=13,6Hz), 2.65 (1H,m), 3.30-3.58 (3H,
m), 3.62-3.80 (2H,m), 7.38 (2H,d,J=8Hz), 7.51 (1H,
dd,J=8, 5Hz), 7.60-7.73 (2H,m), 7.82-8.10 (5H,m),
8.53 (2H,m) (13) 4−[N−[2−(4−ビフェニリル)−2
−(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)エチル]−
N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸ナ
トリウム NMR (CD3OD,δ) : 2.80 (2H,d,J=7.5Hz), 3.53 (1H,d,J
=14Hz), 3.56 (1H,d,J=14Hz), 3.70 (1H,d,J=14Hz), 3.
73(1H,d,J=14Hz), 4.50 (1H,t,J=7.5Hz), 6.91 (2H,d,J
=8Hz), 7.08-7.67 (15H,m), 7.86 (2H,d,J=8Hz),8.36
(2H,br s)
【0111】(14) 4−[N−[(2S)−2−フ
ェニルスルホニルアミノ−2−フェニルエチル]−N−
(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸ナトリ
ウム NMR (DMSO-d6,δ) : 2.40-2.70 (2H,m), 3.20-3.75 (4
H,m), 4.42 (1H,m),6.90-8.00 (16H,m), 8.30 (1H,m),
8.42 (1H,m) (15) 4−[N−[2−(4−クロロフェニルスル
ホニルアミノ)−2−フェニルエチル]−N−(3−ピ
リジルメチル)アミノメチル]安息香酸ナトリウム NMR (CD3OD,δ) : 2.75 (2H,d,J=7Hz), 3.52 (1H,d,J=1
4Hz), 3.55 (1H,d,J=14Hz), 3.65 (1H,d,J=14Hz), 3.68
(1H,d,J=14Hz), 4.45 (1H,t,J=7Hz), 6.88 (2H,m), 7.
02-7.38 (8H,m), 7.50 (2H,d,J=9Hz), 7.59(1H,m), 7.8
5 (2H,d,J=8Hz), 8.33 (2H,br) (16) 4−[N−[(2S)−2−(4−クロロフ
ェニルスルホニルアミノ)−2−フェニルエチル]−N
−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸ナト
リウム NMR (DMSO-d6,δ) : 2.44-2.80 (2H,m), 3.30-3.80 (4
H,m), 4.43 (1H,m),6.85-8.00 (15H,m), 8.31 (1H,m),
8.42 (1H,m)
【0112】(17) 4−[N−[(2R)−2−
(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)−2−フェニ
ルメチル−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]
安息香酸ナトリウム NMR (CD3OD,δ) : 2.75 (2H,d,J=7Hz), 3.52 (1H,d,J=1
4Hz), 3.55 (1H,d,J=14Hz), 3.65 (1H,d,J=14Hz), 3.67
(1H,d,J=14Hz), 4.45 (1H,t,J=7Hz), 6.88 (2H,m), 7.
02-7.36 (8H,m), 7.49 (2H,d,J=9Hz), 7.58(1H,m), 7.8
5 (2H,d,J=8Hz), 8.34 (2H,br) (18) 6−[N−[(2R)−2−(4−クロロフ
ェニルスルホニルアミノ)−2−フェニルエチル]−N
−(3−ピリジルメチル)アミノ]ヘキサン酸ナトリウ
ム NMR (CD3OD,δ) : 0.95-1.52 (6H,m), 2.01 (2H,t,J=8H
z), 2.28 (2H,t,J=7Hz), 2.61 (2H,d,J=8Hz), 3.48 (1
H,d,J=14Hz), 3.53 (1H,d,J=14Hz),4.29 (1H,t,J=8Hz),
4.90 (2H,m), 7.03 (3H,m), 7.16-7.25 (3H,m),7.40-
7.55 (3H,m), 8.24 (2H,m) (19) 4−[N−[3−フェニルスルホニルアミノ
−3−フェニルプロピル]−N−(3−ピリジルメチ
ル)アミノメチル]安息香酸ナトリウム NMR (CD3OD,δ) : 1.92 (2H,m), 2.32 (2H,t,J=5Hz),
3.40 (2H,d,J=14Hz),3.57 (2H,d,J=14Hz), 4.33 (1H,t,
J=5Hz), 6.82 (2H,m), 6.94-7.10(3H,m), 7.20-7.50 (6
H,m), 7.60 (2H,d,J=8Hz), 7.75 (1H,m), 7.90(2H,d,J=
8Hz), 8.39 (2H,m)
【0113】(20) 4−[N−[3−(4−クロロ
フェニルスルホニルアミノ)−3−フェニルプロピル]
−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸
ナトリウム NMR (CD3OD,δ) : 1.92 (2H,m), 2.47 (2H,t,J=5Hz),
3.45 (2H,d,J=14Hz),3.60 (2H,d,J=14Hz), 4.37 (1H,t,
J=5Hz), 6.80 (2H,m), 6.93-7.12(3H,m), 7.20-7.43 (5
H,m), 7.50 (2H,d,J=8Hz), 7.79 (1H,m), 7.91(2H,d,J=
8Hz), 8.40 (2H,m) (21) 4−[N−[2−フェニルスルホニルアミノ
−3−フェニルプロピル]−N−(3−ピリジルメチ
ル)アミノメチル]安息香酸ナトリウム NMR (CD3OD,δ) : 2.18 (1H,dd,J=14, 8Hz), 2.39 (2
H,m), 2.70 (1H,dd,J=14, 6Hz), 3.20-3.63 (5H,m), 6.
71 (2H,m), 6.92 (3H,m), 7.05-7.53(8H,m), 7.66 (1H,
m), 7.76 (2H,d,J=8Hz), 8.30 (2H,m) (22) 4−[N−[2−(4−クロロフェニルスル
ホニルアミノ)−3−フェニルプロピル]−N−(3−
ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸ナトリウム NMR (CD3OD,δ) : 2.13 (1H,dd,J=13, 9Hz), 2.52 (1H,
dd,J=13, 8Hz), 2.65(1H,dd,J=13, 6Hz), 2.92 (1H,dd,
J=13, 4Hz), 3.36 (1H,m), 3.49-3.70(4H,m), 6.75 (2
H,m), 6.90-7.13 (3H,m),7.17-7.50 (7H,m), 7.78-8.00
(3H,m),8.43 (1H,br), 8.52 (1H,br)
【0114】(23) 4−[N−[{1−(4−te
rt−ブチルフェニルスルホニル)−2−ピペリジル}
メチル]−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]
安息香酸ナトリウム NMR (CD3OD,δ) : 0.73-1.35 (5H,m), 1.40 (9H,s), 1.
73 (1H,m), 2.50-2.76 (3H,m), 3.51-3.78 (5H,m), 4.2
4 (1H,m), 7.31-7.51 (3H,m),7.63 (2H,d,J=8Hz), 7.77
(2H,d,J=8Hz), 7.84-8.05 (3H,m), 8.46 (1H,br), 8.5
9 (1H,br s) (24) 4−[N−[{1−(4−クロロフェニルス
ルホニル)−2−ピペリジル}メチル]−N−(3−ピ
リジルメチル)アミノメチル]安息香酸ナトリウム NMR (CD3OD,δ) : 0.75-1.43 (5H,m), 1.74 (1H,m), 2.
44-2.75 (3H,m),3.50-3.85 (5H,m), 4.26 (1H,m), 7.33
-7.53 (3H,m), 7.61 (2H,d,J=8Hz), 7.76-8.06 (5H,m),
8.46 (1H,br s), 8.62 (1H,br s) (25) 4−[N−[{1−フェニルスルホニル−3
−ピペリジル}メチル]−N−(3−ピリジルメチル)
アミノメチル]安息香酸ナトリウム NMR (CD3OD,δ) : 0.64-0.72 (1H,m), 1.48-2.40 (8H,
m), 3.30-3.99 (6H,m), 7.35 (2H,d,J=8Hz), 7.49 (1H,
dd,J=8, 5Hz), 7.59-7.79 (5H,m),7.87-8.03 (3H,m),
8.48 (1H,m), 8.56 (1H,m) (26) 4−[N−{1−(4−クロロフェニルスル
ホニル)−3−ピペリジル}メチル]−N−(3−ピリ
ジルメチル)アミノメチル]安息香酸ナトリウム NMR (CD3OD,δ) : 0.67-0.93 (1H,m), 1.43-2.42 (8H,
m), 3.30-3.94 (6H,m), 7.37 (2H,d,J=8Hz), 7.48 (1H,
dd,J=8, 5Hz), 7.61-7.75 (4H,m),7.91 (1H,m), 7.97
(2H,d,J=8Hz), 8.49 (1H,m), 8.56 (1H,m)
【0115】実施例8 (1) 4−[N−[2−(4−クロロフェニルスルホ
ニルアミノ)−4−メチルチオブチル]−N−(3−ピ
リジルメチル)アミノメチル]安息香酸ナトリウム(1
00mg)水溶液に1N塩酸(0.2ml)を加える。
溶媒を留去し、残留物をエタノールから再結晶して、4
−[N−[2−(4−クロロフェニルスルホニルアミ
ノ)−4−メチルチオブチル]−N−(3−ピリジルメ
チル)アミノメチル]安息香酸(74mg)を得る。 mp : 163-165℃ NMR (DMSO-d6,δ) : 1.24 (1H,m), 1.64-2.19 (3H,m),
1.85 (3H,s), 2.31(2H,m), 3.10-3.75 (5H,m), 7.37 (1
H,m), 7.41 (2H,d,J=8Hz), 7.56-7.83 (6H,m), 7.90 (2
H,d,J=8Hz), 8.48 (2H,m) 実施例7−(1)および8−(1)と同様にして下記の
化合物を得る。
【0116】(2) 4−[N−[(2S)−2−(4
−クロロフェニルスルホニルアミノ)−4−メチルチオ
ブチル]−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]
安息香酸 mp ; 147-150℃ [α] 23 D = -45.8° (C=1.0, CHCl3) NMR (DMSO-d6,δ) : 1.24 (1H,m), 1.64-2.19 (3H,m),
1.86 (3H,s), 2.31(2H,m), 3.10-3.80 (5H,m), 7.36 (1
H,m), 7.41 (2H,d,J=8Hz), 7.56-7.83 (6H,m), 7.91 (2
H,d,J=8Hz), 8.48 (2H,m) (3) 4−[N−[(2R)−2−(4−クロロフェ
ニルスルホニルアミノ)−4−メチルチオブチル]−N
−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸 mp : 148.5-151℃ [α] 24 D = +47.5° (C=0.9, クロロホルム) NMR (DMSO-d6,δ) : 1.25 (1H,m), 1.65-2.19 (3H,m),
1.86 (3H,s), 2.31(2H,m), 3.10-3.80 (5H,m), 7.36 (1
H,m), 7.40 (2H,d,J=8Hz), 7.56-7.84 (6H,m), 7.91 (2
H,d,J=8Hz), 8.48 (2H,m) (4) 4−[N−[2−(4−クロロフェニルスルホ
ニルアミノ)−3−メチルブチル]−N−(3−ピリジ
ルメチル)アミノメチル]安息香酸 NMR (DMSO-d6,δ) : 0.34 (3H,br),0.59 (3H,br), 1.97
(2H,br), 2.44(1H,br), 3.00-3.80 (5H,br), 7.38 (3
H,br), 7.53-8.05 (7H,br),8.47 (2H,br)
【0117】(5) 4−[N−[(2S)−2−(4
−クロロフェニルスルホニルアミノ)−3−メチルブチ
ル]−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息
香酸 [α] 23 D = -32.4° (C=0.94, MeOH) mp : 145-150℃ NMR (CD3OD,δ) : 0.50 (3H,d,J=7Hz), 0.57 (3H,d,J=7
Hz), 1.60 (1H,br),2.85-3.60 (2H,m), 4.30-5.60 (5H,
m), 7.50-8.40 (9H,m), 8.93 (2H,br), 9.24 (1H,br) (6) 4−[N−[(2S,3S)−2−(4−クロ
ロフェニルスルホニルアミノ)−3−メチルペンチル]
−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸 [α] 24 D = -28.7° (C=1.01, MeOH) NMR (CD3OD,δ) : 0.50-1.03 (8H,m), 1.60 (1H,m), 2.
14 (1H,dd,J=13,6Hz), 2.55 (1H,dd,J=13, 8Hz), 3.17-
3.70 (5H,m), 7.21-7.48 (3H,m),7.56 (2H,d,J=8Hz),
7.71-8.07 (5H,m), 8.43 (2H,m) (7) 4−[N−[(2R)−2−(4−クロロフェ
ニルスルホニルアミノ)−2−フェニルアセチル]−N
−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸 NMR (DMSO-d6,δ) : 4.30-4.75 (4H,m), 5.49 (1H,d,J=
9Hz), 7.00 (2H,d,J=8Hz), 7.12-7.95 (13H,m), 8.20
(1H,br), 8.48 (1H,m), 8.82 (1H,d,J=9Hz)
【0118】(8) 4−[N−[(2S)−2−(4
−クロロフェニルスルホニルアミノ)−2−フェニルア
セチル]−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]
安息香酸 NMR (DMSO-d6,δ) : 4.30-4.75 (4H,m), 5.49 (1H,d,J=
9Hz), 7.00 (2H,d,J=8Hz), 7.12-7.95 (13H,m), 8.20
(1H,br), 8.48 (1H,m), 8.82 (1H,d,J=9Hz) (9) 4−[N−[2−(フェニルスルホニルアミ
ノ)アセチル]−N−(3−ピリジルメチル)アミノメ
チル]安息香酸 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.81 (2H,s), 4.49 (2H,s), 4.62
(2H,s), 7.15-8.10(12H,m), 8.20-8.70 (2H,m) (10) 4−[N−[2−(4−クロロフェニルスル
ホニルアミノ)アセチル]−N−(3−ピリジルメチ
ル)アミノメチル]安息香酸 NMR (DMSO-d6,δ) : 3.84 (2H,d,J=5Hz), 4.49 (2H,s),
4.58 (2H,s),7.15-7.45 (3H,m), 7.48-8.18 (8H,m),
8.30-8.60 (2H,m)
【0119】実施例9 4−[N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息
香酸メチル塩酸塩(30.0g)、(2S,3S)−2
−(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)−3−メチ
ル−1−ペンタナール(28.0g)および酢酸(9.
6ml)のメタノール(100ml)溶液に水素化シア
ノ硼素ナトリウム(3.2g)を数回に分けて0℃で加
え、混合物を室温で13時間撹拌する。反応混合物を飽
和重炭酸ナトリウム水溶液(2l)に注ぎ、クロロホル
ムで抽出する。抽出物を水および食塩水で洗浄後、乾燥
する。溶媒を留去し、残留物をシリカゲルクロマトグラ
フィーに付し、酢酸エチルとヘキサンの混合物で溶出
し、酢酸エチル−ヘキサンから再結晶して、4−[N−
[(2S,3S)−2−(4−クロロフェニルスルホニ
ルアミノ)−3−メチルペンチル]−N−(3−ピリジ
ルメチル)アミノメチル]安息香酸メチル(18.36
g)を得る。 NMR (CDCl3,δ) : 0.54 (3H,d,J=7Hz), 0.62-1.17 (5H,
m), 1.70 (1H,m),2.40 (2H,m), 3.33-3.50 (3H,m), 3.6
1 (1H,d,J=14Hz), 3.62 (1H,d,J=14Hz), 3.94 (3H,s),
4.72 (1H,d,J=6Hz), 7.26-7.53 (5H,m), 7.67(1H,m),
7.77 (2H,d,J=8Hz), 8.03 (2H,d,J=8Hz), 8.53 (2H,d,J
=8Hz)
【0120】実施例10 4−[N−[(2S,3S)−2−(4−クロロフェニ
ルスルホニルアミノ)−3−メチルペンチル]−N−
(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸メチル
(18.58g)と1N水酸化ナトリウム水溶液(20
0ml)のメタノール(200ml)中混合物を室温で
12時間撹拌する。メタノールを除去して得られた残留
物を濃塩酸で酸性とする。水から再結晶して、4−[N
−[(2S,3S)−2−(4−クロロフェニルスルホ
ニルアミノ)−3−メチルペンチル]−N−(3−ピリ
ジルメチル)アミノメチル]安息香酸塩酸塩(17.8
7g)を得る。 mp : 212-218℃ NMR (CD3OD,δ) : 0.66-1.30 (8H,m), 1.41 (1H,m), 2.
65 (1H,br), 2.85(1H,br), 3.61 (1H,m), 3.75-4.30 (4
H,br), 7.60-7.77 (4H,m), 7.97(2H,d,J=8Hz), 8.05-8.
18 (3H,m), 8.74 (1H,brd,J=8Hz), 8.85 (1H,br d,J=5H
z), 9.09 (1H,br)
【0121】製造例8 製造例1と同様にして下記化合物を得る。 (1)エチル=2−[N−(3−ピリジルメチル)アミ
ノメチル]フェノキシアセタート。 NMR (CDCl3,δ) : 1.27 (3H,t,J=7Hz), 2.32 (1H,br),
3.78 (2H,s), 3.80(2H,s), 4.25 (2H,q,J=7Hz), 4.69
(2H,s), 6.76 (1H,d,J=8Hz), 6.98(1H,dd,J=8Hz, 8Hz),
7.19-7.40 (3H,m), 7.76(1H,m), 8.50 (1H,dd,J=5Hz,
1Hz), 8.58 (1H,d,J=1Hz) (2)エチル=3−[2−{N−(3−ピリジルメチ
ル)アミノメチル}フェニル]プロピオナート。 NMR (CDCl3,δ) : 1.24 (3H,t,J=7Hz), 1.77 (1H,br),
2.65 (2H,t,J=7.5Hz), 3.01 (2H,t,J=7.5Hz), 3.85 (2
H,s), 3.89 (2H,s), 4.13(2H,q,J=7Hz), 7.12-7.40 (5
H,m), 7.76 (1H,m), 8.52 (1H,br), 8.60(1H,br)
【0122】製造例9 製造例2−(1)と同様にして下記化合物を得る。 2−(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)−3−エ
チル−ペンタンニトリル NMR (CDCl3,δ) : 0.94 (3H,t,J=7Hz), 0.95 (3H,t,J=7
Hz), 1.36-1.71 (5H,m), 4.29 (1H,dd,J=10Hz, 5Hz),
5.07 (1H,br), 7.55 (2H,d,J=8Hz),7.85 (2H,d,J=8Hz)
【0123】製造例10 2−アミノベンゾニトリル(339mg)とp−クロロ
ベンゼンスルホニルクロリド(665mg)のピリジン
(10ml)溶液を60℃で4時間撹拌する。混合物を
中和して、水で希釈して酢酸エチルで抽出する。抽出液
を1N塩酸、水および食塩水で洗浄し乾燥する。溶媒を
濃縮後残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、塩化メチレン−ヘキサン(3:2)で溶出して2−
(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)ベンゾニトリ
ル(340mg)を得る。 NMR (CDCl3,δ) : 7.12-7.33 (2H,m), 7.40-7.56 (4H,
m), 7.59-7.85 (3H,m),IR (ヌジョール) : 2310 cm-1
【0124】製造例11 製造例3−(1)と同様にして下記化合物を得る。 (1)2−(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)フ
ェニルメチルアミン NMR (CDCl3,δ) : 3.70 (2H,s), 3.98 (3H,br), 7.02
(2H,m), 7.15-7.31(1H,m), 7.34-7.51 (3H,m), 7.73 (2
H,d,J=8Hz) (2)2−(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)−
3−エチルペンチルアミン
【0125】製造例12 製造例4−(1)同様にして下記化合物を得る。 N−(3−ピリジルメチル)−2−(4−クロロフェニ
ルスルホニルアミノ)−3−エチルペンチルアミン NMR (CDCl3,δ) : 0.65-1.45 (11H,m), 1.86 (1H,br),
2.52 (1H,dd,J=13Hz,5Hz), 2.60 (1H,dd,J=13Hz, 7Hz),
3.35 (1H,m), 3.66 (2H,s), 7.28(1H,dd,J=8Hz, 5Hz),
7.41 (2H,d,J=8Hz), 7.60 (1H,m), 7.78 (2H,d,J=8H
z), 8.50(2H,m)
【0126】製造例13 製造例5と同様にして下記化合物を得る。 (1)2−(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)エ
タノール NMR (CDCl3,δ) : 2.97 (2H,t,J=6Hz), 3.55 (2H,t,J=6
Hz), 7.58 (2H,d,J=8Hz), 7.85 (2H,d,J=8Hz) (2)2−(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)−
2−メチル−1−プロパノール NMR (CDCl3,δ) : 1.15 (2×3H,s), 2.25 (1H,br), 3.4
8 (2H,s), 5.24 (1H,br), 7.48 (2H,d,J=8Hz), 7.86 (2
H,d,J=8Hz)
【0127】製造例14 2−(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)フェニル
メチルアミン(221mg)とメチル=4−ホルミルベ
ンゾアート(122mg)のメタノール(4ml)−テ
トラヒドロフラン(4ml)溶液を撹拌しながら酢酸
(0.1ml)を0℃で数回に分けて加える。この混合
物に0℃で水素化シアノホウ素ナトリウム(49mg)
を加え、3時間撹拌する。反応混合物を飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液に注ぎクロロホルムで抽出する。抽出液
を水および食塩水で洗浄して、乾燥する。溶媒を濃縮し
た後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、酢酸エチル−ヘキサン(1:2)で溶出してメチル
=4−[N−{2−(4−クロロフェニルスルホニルア
ミノ)フェニルメチル}アミノメチル]ベンゾアート
(290mg)を得る。 NMR (CDCl3,δ) : 3.52 (2H,s), 3.80 (2H,s), 3.94 (3
H,s), 7.02 (2H,m),7.18-7.35 (3H,m), 7.37-7.58 (5H,
m), 8.08 (2H,d,J=8Hz)
【0128】製造例15 2−(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)エタノー
ル(519mg)とトリエチルアミン(0.37ml)
の塩化メチレン溶液(80ml)にメタンスルホニルク
ロリド(0.19ml)を滴下して、40分間撹拌す
る。反応溶液を水に注ぎ塩化メチレンで抽出し、その抽
出液を食塩水で洗浄し乾燥する。溶媒を濃縮後、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付す。メタノー
ル−塩化メチレン(1:20)で溶出して、2−(4−
クロロフェニルスルホニルアミノ)エチル=メタンスル
ホナート(595mg)を得る。 NMR (CDCl3,δ) : 3.05 (3H,s), 3.34 (2H,dt,J=5Hz, 5
Hz), 4.30 (2H,t,J=5Hz), 5.25 (1H,br), 7.52 (2H,d,J
=8Hz), 7.82 (2H,d,J=8Hz)
【0129】製造例16 2−(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)エチル=
メタンスルホナート(585mg)とシアン化カリウム
(500mg)の混合物のジメチルスルホキシド(20
ml)溶液を3時間60℃に加熱した。混合物を冷却し
た後、水に注ぎ、塩化メチレンで抽出した。抽出液を
水、食塩水で洗浄し乾燥する。溶媒を濃縮後、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーに付す。メタノール
−塩化メチレン(1:20)で溶出して、3−(4−ク
ロロフェニルスルホニルアミノ)プロパンニトリル(3
59mg)を得る。 NMR (CD3OD,δ) : 2.64 (2H,t,J=7Hz), 3.15 (2H,t,J=7
Hz), 7.61 (2H,t,J=8Hz), 7.85 (2H,t,J=8Hz)
【0130】製造例17 3−(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)プロパン
ニトリル(343mg)の塩化メチレン(50ml)溶
液を撹拌しながら、−78℃で1.5Mのジイソブチル
アルミニウムヒドリドのトルエン溶液を(2.0ml)
を加える。混合物を−78℃で1.5時間撹拌する。反
応を1N塩酸で止めて室温まで暖める。混合物を塩化メ
チレン層と0.5N塩酸層に分けて水層を塩化メチレン
で抽出して、合わせた抽出液を水、食塩水で洗浄して乾
燥する。溶媒を濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付す。メタノール−塩化メチレン
(1:20)溶液で溶出して、3−(4−クロロフェニ
ルスルホニルアミノ)プロパナール(230mg)を得
る。 NMR (CDCl3,δ) : 2.79 (2H,t,J=6Hz), 3.22 (2H,dt,J=
6Hz, 6Hz), 5.14 (1H,t,J=6Hz), 7.50 (2H,d,J=8Hz),
7.81 (2H,d,J=8Hz), 9.76 (1H,s)
【0131】製造例18 ピリジン(4.757g)の塩化メチレン(75ml)
溶液を乾燥しながら、酸化クロム(3.068g)を何
回かに分けて加える。30分後この混合物に室温で2−
(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)−2−メチル
−1−プロパノール(1.319g)の塩化メチレン
(20ml)溶液を滴下して加えて1時間撹拌する。酢
酸エチル(400ml)を加えて上澄み液をデカントす
る。フロリジルカラムに通した不溶物を酢酸エチルで洗
浄して、合わせた有機溶媒を濃縮し、フロリジルカラム
クロマトグラフィーに付した。溶媒を濃縮した後残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。メタノ
ール−塩化メチレン(1:20)溶液で溶出して2−
(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)−2−メチル
−1−プロパナール(1.06g)を得た。 NMR (CDCl3,δ) : 1.32 (2×3H,s), 5.54 (1H,br), 7.4
8 (2H,d,J=8Hz), 7.83(2H,d,J=8Hz), 9.42 (1H,s)
【0132】製造例19 2−(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)−2−メ
チル−1−プロパナール(225mg)と3−アミノメ
チルピリジン(93mg)のメタノール(6ml)−テ
トラヒドロフラン(2ml)溶液を撹拌しながら酢酸
(0.1ml)を0℃で加える。この混合物に水素化シ
アノホウ素ナトリウム(58mg)を加えて、0℃で2
時間撹拌する。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液(20ml)を注ぎクロロホルムで抽出する。抽出
液を水、食塩水で洗浄して乾燥する。溶媒を濃縮した後
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、メ
タノール−塩化メチレン(1:99)溶液をで溶出して
N−(3−ピリジルメチル)−2−(4−クロロフェニ
ルスルホニルアミノ)−2−メチルプロピルアミン(1
12mg)を得る。 NMR (CDCl3,δ) : 1.16 (2×3H,s), 2.53 (2H,s), 3.81
(2H,s), 5.62 (1H,br), 7.30 (1H,dd,J=8Hz, 5Hz), 7.
44 (2H,d,J=8Hz), 7.68 (1H,m),7.78 (2H,d,J=8Hz), 8.
55 (2H,br)
【0133】製造例20 アミノアセトアルデヒドジメチルアセタール(1.02
5g)とトリエチルアミン(1.6ml)の塩化メチレ
ン(10ml)溶液を撹拌しながら0℃で4−クロロベ
ンゼンスルホニルクロリド(2.238g)の塩化メチ
レン(5ml)溶液を加え、1.5時間室温で撹拌す
る。反応混合物を水に注ぎ、塩化メチレンで抽出する。
抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、食塩水で洗浄
し乾燥する。溶媒を濃縮した後、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付す。酢酸エチル−ヘキサン
(1:4)で溶出して4−クロロフェニルスルホニルア
ミノアセトアルデヒドジメチルアセタール(2.715
g)を得る。 NMR (CDCl3,δ) : 3.06 (2H,dd,J=6Hz, 6Hz), 3.34 (2
×3H,s), 4.36 (1H,t,J=6Hz), 4.82 (1H,br.t,J=6Hz),
7.50 (2H,d,J=8Hz), 7.81 (2H,d,J=8Hz)
【0134】製造例21 4−クロロフェニルスルホニルアミノアセトアルデヒド
ジメチルアセタール(453mg)のメタノール(10
ml)溶液を撹拌しながら、2N−硫酸(1.5ml)
を加えて、6時間還流する。反応混合物を水(80m
l)に注ぎ、クロロホルムで抽出する。抽出液を食塩水
で洗浄し乾燥する。溶媒を濃縮した後、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーに付す。メタノール−塩化
メチレン(1:20)で溶出して、4−クロロフェニル
スルホニルアミノアセトアルデヒド(120mg)を得
る。 NMR (CDCl3,δ) : 3.99 (2H,d,J=5Hz), 5.40 (1H,br),
7.51 (2H,d,J=8Hz),7.81 (2H,d,J=8Hz), 9.59 (1H,s)
【0135】製造例22 L−バリン(5.028g)の2N−水酸化ナトリウム
水溶液(45ml)とテトラヒドロフラン(25ml)
溶液を撹拌してp−クロロベンゼンスルホニルクロリド
(9.1g)のテトラヒドロフラン(30ml)溶液を
0℃で加える。混合物を室温で1時間撹拌する。テトラ
ヒドロフランを濃縮後、残渣を濃塩酸でpH1に調整す
る。混合物を濾取して、沈殿物を1N塩酸および水で洗
浄して(2S)−2−(4−クロロフェニルスルホニル
アミノ)−3−メチルブタン酸(6.99g)を得る。 NMR (CD3OD,δ) : 0.90 (3H,d,J=7Hz), 0.96 (3H,d,J=7
Hz), 2.05 (1H,m),3.66 (1H,d,J=5Hz), 7.43 (2H,d,J=8
Hz), 7.82 (2H,d,J=8Hz)
【0136】実施例11 実施例1−(1)と同様にして下記化合物を得る。 (1)メチル=4−[N−{(2S)−2−t−ブトキ
シカルボニルアミノ−3,3−ジメチルブチル}−N−
(3−ピリジルメチル)アミノメチル]ベンゾアート NMR (CDCl3,δ) : 0.83 (9H,s), 1.55 (9H,s), 2.23 (1
H,dd,J=13Hz, 11Hz),2.59 (1H,dd,J=13Hz, 2Hz), 3.34
(2×1H,d,J=14Hz), 3.69 (1H,m), 3.88(2×1H,d,J=14H
z), 3.92 (3H,s), 4.10(1H,br), 7.28 (1H,m), 7.43(2
H,d,J=8Hz), 7.83 (1H,m), 7.98 (2H,d,J=8Hz), 8.53
(2H,br) (2)メチル=4−[N−{(2S)−2−t−ブトキ
シカルボニルアミノ−4−メトキシカルボニルブチル}
−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]ベンゾア
ート NMR (CDCl3,δ) : 1.48 (9H,s), 1.83-2.03 (2H,m), 2.
28-2.46 (4H,m), 3.53(1H,d,J=14Hz), 3.55 (1H,d,J=14
Hz), 3.61-3.75 (5H,m), 3.79-3.99(4H,m), 4.22 (1H,b
r), 7.27 (1H,m), 7.40 (2H,d,J=8Hz), 7.73 (1H,m),7.
98 (2H,d,J=8Hz), 8.53 (2H,m) (3)メチル=6−[N−{(2S)−2−t−ブトキ
シカルボニルアミノ−3−メチルブチル}−N−(3−
ピリジルメチル)アミノ]ヘキサノアート NMR (CDCl3,δ) : 0.75 (3H,d,J=7Hz), 0.90 (3H,d,J=7
Hz), 1.17-1.67 (16H,m), 1.85 (2H,m), 2.22-2.50 (5
H,m), 3.50 (1H,d,J=14Hz), 3.63 (1H,d,J=14Hz), 3.67
(3H,s), 4.37 (1H,br), 7.25 (1H,dd,J=8Hz, 5Hz), 7.
70(1H,m), 8.50 (2H,m)
【0137】実施例12 実施例2−(1)と同様にして下記化合物を得る。 (1)メチル=4−[N−{(2S)−2−アミノ−4
−メチルチオブチリル}−N−(3−ピリジルメチル)
アミノメチル]ベンゾアート NMR (CDCl3,δ) : 1.68-2.14 (2H,m), 2.01, 2.05 (3H,
s), 2.30-2.85 (4H,m), 3.85-4.01 (1H,m), 3.92, 3.93
(3H,s), 4.22-5.10 (4H,m), 7.16-7.41 (3H,m),7.58
(1H,m), 8.00-8.06 (2H,d,J=8Hz), 8.37-8.64 (2H,m) (2)メチル=4−[N−(2−アミノ−3−ブテニ
ル)−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]ベン
ゾアート NMR (CDCl3,δ) : 2.07 (2H,br), 2.47 (2H,d,J=7Hz),
3.43-3.56 (1H,m),3.53 (1H,d,J=14Hz), 3.58 (1H,d,J=
14Hz), 3.70 (1H,d,J=14Hz), 3.76(1H,d,J=14Hz), 3.91
(3H,s), 5.09 (1H,m), 5.20 (1H,m), 5.62 (1H,ddd,J=
17Hz, 10Hz, 7Hz), 7.25 (1H,dd,J=8Hz, 5Hz),7.42 (2
H,d,J=8Hz), 7.66 (1H,m), 8.00 (2H,d,J=8Hz), 8.50
(1H,dd,J=5Hz, 1Hz),8.58 (1H,d,J=1Hz) (3)メチル=4−[N−{(2R)−2−アミノ−4
−メチルチオブチリル}−N−(3−ピリジルメチル)
アミノメチル]ベンゾアート NMR (CDCl3,δ) : 1.80-2.14 (2H,m), 1.99, 2.04 (3H,
s), 2.65 (2H,m),3.03 (2H,br), 3.92, 3.93 (3H,s),
4.10 (1H,m), 4.20-5.10 (4H,m),7.17-7.43 (3H,m), 7.
58 (1H,m), 8.00, 8.05 (2H,d,J=8Hz), 8.40-8.67(2H,
m)
【0138】(4)メチル=4−[N−(2−アミノ−
4−メチルスルフィニルブチル)−N−(3−ピリジル
メチル)アミノメチル]ベンゾアート NMR (CDCl3,δ) : 1.85 (1H,m), 2.00 (1H,m), 2.30-2.
87 (9H,m), 3.14 (1H,m), 3.42-3.61 (2H,m), 3.65-3.8
5 (2H,m), 3.91 (3H,s), 7.27 (1H,dd,J=8Hz, 5Hz), 7.
42 (2H,m), 7.66 (1H,m), 8.00 (2H,d,J=8Hz), 8.51(1
H,m), 8.58 (1H,m) (5)メチル=4−[N−{(2S)−2−アミノ−
3,3−ジメチルブチル}−N−(3−ピリジルメチ
ル)アミノメチル]ベンゾアート NMR (CDCl3,δ) : 0.87 (9H,s), 2.15-2.85 (5H,m), 3.
41 (1H,d,J=14Hz),3.45 (1H,d,J=14Hz), 3.80 (1H,d,J=
14Hz), 3.86 (1H,d,J=14Hz), 3.91(3H,s), 7.25 (1H,d
d,J=8Hz, 5Hz), 7.42 (2H,d,J=8Hz), 7.65 (1H,m),8.00
(2H,d,J=8Hz), 8.48 (1H,dd,J=5Hz, 1Hz), 8.64 (1H,
d,J=1Hz) (6)メチル=4−[N−{(2S)−2−アミノ−3
−メチルブチリル}−N−(3−ピリジルメチル)アミ
ノメチル]ベンゾアート NMR (CDCl3,δ) : 0.84-1.10 (6H,m), 1.98 (1H,m), 2.
22 (2H,br), 3.51,3.60 (1H,d,J=5Hz), 3.92, 3.94 (3
H,s), 4.15-5.12 (4H,m), 7.17-7.40(3H,m), 7.56, 7.6
1 (1H,m), 7.99, 8.05 (2H,d,J=8Hz), 8.43, 8.46(1H,b
r), 8.54, 8.58 (1H,br)
【0139】(7)メチル=6−[N−{(2S)−2
−アミノ−3−メチルブチル}−N−(3−ピリジルメ
チル)アミノ]ヘキサノアート NMR (CDCl3,δ) : 0.88 (3H,d,J=7Hz), 0.91 (3H,d,J=7
Hz), 1.13-1.71 (7H,m), 1.89 (2H,br), 2.13-2.58 (6
H,m), 2.67 (1H,m), 3.41 (1H,d,J=14Hz), 3.67 (3H,
s), 3.73 (1H,d,J=14Hz), 7.27 (1H,dd,J=8Hz, 5Hz),7.
65 (1H,m), 8.49 (1H,dd,J=5Hz, 1Hz), 8.53 (1H,d,J=1
Hz) (8)メチル=4−[N−{(2S)−2−アミノ−4
−メトキシカルボニルブチル}−N−(3−ピリジルメ
チル)アミノメチル]ベンゾアート NMR (CDCl3,δ) : 1.45 (1H,m), 1.80 (1H,m), 1.99 (2
H,br), 2.25-2.50(4H,m), 2.98 (1H,m), 3.47 (1H,d,J=
14Hz), 3.51 (1H,d,J=14Hz), 3.66(3H,s), 3.71 (1H,d,
J=14Hz), 3.76 (1H,d,J=14Hz), 3.93 (3H,s), 7.27(1H,
dd,J=8Hz, 5Hz), 7.42 (2H,d,J=8Hz), 7.66 (1H,m), 8.
01 (2H,d,J=8Hz), 8.50 (1H,dd,J=5Hz, 1Hz), 8.58 (1
H,d,J=1Hz)
【0140】実施例13 実施例3−(1)と同様にして下記化合物を得る。 (1)メチル=4−[N−{(2S)−2−(4−クロ
ロフェニルスルホニルアミノ)−4−メチルチオブチリ
ル}−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]ベン
ゾアート NMR (CDCl3,δ) : 1.62-2.05 (2H,m), 1.91, 1.96 (3H,
s), 2.59 (2H,m),3.92, 3.95 (3H,s), 4.18-4.86 (5H,
m),6.20, 6.24 (1H,d,J=9Hz),7.14, 7.16 (2H,d,J=8H
z), 7.25-7.57 (4H,m), 7.72, 7.73 (2H,d,J=8Hz), 7.9
7, 8.01 (2H,d,J=8Hz), 8.49 (1H,m), 8.60 (1H,m) (2)メチル=4−[N−{(2R)−2−(4−クロ
ロフェニルスルホニルアミノ)−4−メチルチオブチリ
ル}−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]ベン
ゾアート NMR (CDCl3,δ) : 1.63-2.04 (2H,m), 1.90, 1.95 (3H,
s), 2.58 (2H,m),3.92, 3.95 (3H,s), 4.20-4.87 (5H,
m),6.22,6.25 (1H,d,J=9Hz),7.07, 7.09 (2H,d,J=8Hz),
7.26-7.61 (4H,m), 7.73, 7.74 (2H,d,J=8Hz), 7.97,
8.02 (2H,d,J=8Hz), 8.41 (1H,br), 8.60 (1H,br) (3)メチル=4−[N−{2−(4−クロロフェニル
スルホニルアミノ)−3−ブテニル}−N−(3−ピリ
ジルメチル)アミノメチル]ベンゾアート NMR (CDCl3,δ) : 2.45 (1H,dd,J=13Hz, 5Hz), 2.54 (1
H,dd,J=13Hz, 9Hz),3.46 (1H,d,J=14Hz), 3.46 (1H,d,J
=13Hz), 3.72 (1H,d,J=14Hz), 3.72(1H,d,J=13H), 3.82
-4.01 (4H,m), 5.01 (1H,d,J=10Hz), 5.08 (1H,d,J=17H
z), 5.28-5.52 (2H,m), 7.20-7.45 (5H,m), 7.64-7.78
(3H,m),8.03 (2H,d,J=8Hz), 8.54 (2H,br)
【0141】(4)メチル=4−[N−{2−(4−ク
ロロフェニルスルホニルアミノ)−4−メチルスルフィ
ニルブチル}−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチ
ル]ベンゾアート NMR (CDCl3,δ) : 1.53-2.85 (9H,m), 3.30-3.68 (5H,
m), 3.93 (3H,s),6.18 と 6.35 (1H,d,J=7Hz), 7.25-7.
50(5H,m), 7.66 (1H,m), 7.76(2H,m), 8.01 (2H,d,J=8H
z), 8.53 (2H,br) (5)メチル=4−[N−{(2S)−2−(4−クロ
ロフェニルスルホニルアミノ)−4−メトキシカルボニ
ルブチル}−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチ
ル]ベンゾアート NMR (CDCl3,δ) : 1.46 (1H,m), 1.84-2.25 (3H,m), 2.
42 (1H,dd,J=13Hz,8Hz), 2.51 (1H,dd,J=13Hz, 6Hz),
3.30-3.80 (8H,m), 3.92 (3H,s),5.25 (1H,d,J=7Hz),
7.23-7.48 (5H,m), 7.63-7.79 (3H,m), 8.00 (2H,d,J=8
Hz), 8.54 (2H,br) (6)メチル=4−[N−{(2S)−2−フェニルス
ルホニルアミノ−4−メトキシカルボニルブチル}−N
−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]ベンゾアート NMR (CDCl3,δ) : 1.48 (1H,m), 1.85-2.26 (3H,m), 2.
40 (1H,dd,J=13Hz,8Hz), 2.49 (1H,dd,J=13Hz, 6Hz),
3.31-3.72 (8H,m), 3.93 (3H,s),5.12 (1H,d,J=7Hz),
7.29-7.64 (6H,m), 7.75 (1H,m), 7.82 (2H,d,J=8Hz),
8.00 (2H,d,J=8Hz), 8.54 (2H,br)
【0142】(7)メチル=4−[N−{(2S)−2
−(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)−3,3−
ジメチルブチル}−N−(3−ピリジルメチル)アミノ
メチル]ベンゾアート NMR (CDCl3,δ) : 0.65 (9H,s), 2.35 (1H,dd,J=13Hz,
10Hz), 2.60 (1H,dd,J=13Hz, 2Hz), 3.46 (1H,d,J=14H
z),3.49 (1H,d,J=14Hz), 3.55 (1H,m).3.91 (1H,d,J=14
Hz), 3.92 (3H,s), 3.93 (1H,d,J=14Hz), 4.60 (1H,d,J
=8Hz), 7.33-7.58 (5H,m), 7.81 (2H,d,J=8Hz),8.02 (2
H,d,J=8Hz),8.08 (1H,m), 8.57 (2H,m) (8)メチル=4−[N−{(2S)−2−(4−クロ
ロフェニルスルホニルアミノ)−3−メチルブチリル}
−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]−ベンゾ
アート NMR (CDCl3,δ) : 0.85, 0.89 (3H,d,J=7Hz), 0.99, 1.
01 (3H,d,J=7Hz),1.92 (1H,m), 3.92, 3.95 (3H,s), 4.
00-4.35 (3H,m), 4.42, 4.47(1H,d,J=14Hz), 4.72, 4.7
7 (1H,d,J=14Hz), 5.95 (1H,d,J=5Hz), 6.93,7.03 (2H,
d,J=8Hz), 7.09-7.56 (4H,m), 7.74, 7.76 (2H,d,J=8H
z),7.96, 8.01 (2H,d,J=8Hz),8.31 (1H,br), 8.58 (1H,
br) (9)メチル=4−[N−{(2S)−2−(4−フル
オロフェニルスルホニルアミノ)−3−メチルブチル}
−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]ベンゾア
ート NMR (CDCl3,δ) : 0.52 (3H,d,J=7Hz), 0.54 (3H,d,J=7
Hz), 1.98 (1H,m),2.39 (1H,dd,J=13Hz, 8Hz), 2.47 (1
H,dd,J=13Hz, 7Hz), 3.30 (1H,m),3.49 (1H,d,J=14Hz),
3.50 (1H,d,J=14Hz), 3.59 (1H,d,J=14Hz), 3.60(1H,
d,J=14Hz), 3.93 (3H,s), 4.60 (1H,d,J=6Hz), 7.13 (2
H,m), 7.30(1H,dd,J=8Hz, 5Hz), 7.70 (1H,m), 7.83 (2
H,m), 8.02 (2H,d,J=8Hz),8.54 (2H,br)
【0143】(10)メチル=4−[N−{(2S)−
2−(4−メトキシフェニルスルホニルアミノ)−3−
メチルブチル}−N−(3−ピリジルメチル)アミノメ
チル]ベンゾアート NMR (CDCl3,δ) : 0.52 (3H,d,J=7Hz), 0.57 (3H,d,J=7
Hz), 2.00 (1H,m),2.40 (2H,m), 3.26 (1H,m), 3.45 (1
H,d,J=14Hz), 3.47 (1H,d,J=14Hz),3.54 (1H,d,J=14H
z), 3.56 (1H,d,J=14Hz), 3.85 (3H,s), 3.93 (3H,s),
4.51 (1H,d,J=6Hz), 6.90 (2H,d,J=9Hz), 7.24-7.40 (3
H,m), 7.68 (1H,m), 7.76 (2H,d,J=9Hz), 8.01 (2H,d,J
=8Hz), 8.51 (2H,br) (11)メチル=6−[N−{(2S)−2−(4−ク
ロロフェニルスルホニルアミノ)−3−メチルブチル}
−N−(3−ピリジルメチル)アミノ]−ヘキサノアー
ト NMR (CDCl3,δ) : 0.68 (3H,d,J=7Hz), 0.70 (3H,d,J=7
Hz), 1.11-1.70 (6H,m), 2.06 (1H,m), 2.20-2.53 (6H,
m), 3.25 (1H,m), 3.45 (1H,d,J=14Hz), 3.59 (1H,d,J=
14Hz), 3.68 (3H,s), 5.16 (1H,br), 7.30 (1H,dd,J=8H
z, 5Hz), 7.46 (2H,d,J=8Hz), 7.64 (1H,m), 7.80 (2H,
d,J=8Hz), 8.50 (2H,br)
【0144】実施例14 実施例4と同様にして下記化合物を得る。 (1)メチル=4−[N−{2−(4−クロロフェニル
スルホニルアミノ)エチル}−N−(3−ピリジルメチ
ル)アミノメチル]ベンゾアート NMR (CDCl3,δ) : 2.58 (2H,t,J=6Hz), 3.01 (2H,dt,J=
6Hz, 6Hz), 3.57(2×2H,s), 3.93 (3H,s), 4.99 (1H,t,
J=6Hz), 7.21-7.46 (5H,m), 7.57-7.77 (3H,m), 8.00
(2H,d,J=8Hz), 8.53 (2H,br) (2)メチル=4−[N−{3−(4−クロロフェニル
スルホニルアミノ)プロピル}−N−(3−ピリジルメ
チル)アミノメチル]ベンゾアート NMR (CDCl3,δ) : 1.73 (2H,tt,J=6Hz, 6Hz), 2.50 (2
H,t,J=6Hz), 2.95(2H,dt,J=6Hz), 3.56 (2×2H,s), 3.9
3 (3H,s), 5.72 (1H,t,J=6Hz),7.24-7.40 (3H,m), 7.47
(2H,d,J=8Hz), 7.65-7.78 (3H,m), 7.99 (2H,d,J=8H
z), 8.53(2H,br) (3)エチル=3−[2−[N−{(2S,3S)−2
−(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)−3−メチ
ルペンチル}−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチ
ル]フェニル]プロピオナート NMR (CDCl3,δ) : 0.50 (3H,d,J=7Hz), 0.64, 1.11 (5
H,m), 1.25 (3H,t,J=7Hz), 1.65 (1H,m), 2.26-2.70 (4
H,m), 2.94 (2H,m), 3.26-3.76 (5H,m), 4.13 (2H,q,J=
7Hz), 4.85 (1H,m), 7.06-7.50 (7H,m), 7.63-7.84(3H,
m), 8.53 (2H,br)
【0145】(4)エチル=3−[2−[N−{3−
(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)プロピル}−
N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]フェニル]
プロピオナート NMR (CDCl3,δ) : 1.25 (3H,t,J=7Hz), 1.74 (2H,m),
2.47-2.70 (4H,m),2.83-3.05 (4H,m), 3.63-3.77 (4H,b
r),4.13 (2H,q,J=7Hz), 5.57 (1H,br), 7.12-7.41 (5H,
m), 7.46 (2H,d,J=8Hz), 7.66-7.90 (3H,m),8.54 (2H,b
r) (5)エチル=3−[2−[N−{2−(4−クロロフ
ェニルスルホニルアミノ)エチル}−N−(3−ピリジ
ルメチル)アミノメチル]フェニル]プロピオナート NMR (CDCl3,δ) : 1.27 (3H,t,J=7Hz), 2.51-2.68 (4H,
m), 2.90-3.07 (4H,m), 3.57 (2H,s), 3.59 (2H,s), 4.
17(2H,q,J=7Hz), 5.40 (1H,t,J=5Hz), 7.12-7.33 (5H,
m), 7.39 (2H,d,J=8Hz), 7.59-7.76 (3H,m),8.51 (2H,
m)
【0146】実施例15 実施例4および実施例7−(1)を同様にして下記化合
物を得る。 ナトリウム=2−[N−{2−(4−クロロフェニルス
ルホニルアミノ)エチル}−N−(3−ピリジルメチ
ル)アミノメチル]フェノキシアセタート NMR (DMSO-d6,δ) : 2.40 (2H,t,J=6Hz), 2.89 (2H,b
r), 3.60 (4H,br),4.06 (2H,br), 6.73 (1H,d,J=8Hz),
6.81(1H,dd,J=8Hz, 8Hz), 7.08-7.23 (2H,m), 7.33 (1
H,dd,J=8Hz, 5Hz), 7.59 (2H,d,J=8Hz), 7.67-7.86(3H,
m), 8.45 (1H,dd,J=5Hz, 1Hz), 8.48 (1H,d,J=1Hz), 8.
63 (1H,br)
【0147】実施例16 実施例5−(1)と同様にして下記化合物を得る。 (1)メチル=4−[N−{2−(4−クロロフェニル
スルホニルアミノ)−2−メチルプロピル}−N−(3
−ピリジルメチル)アミノメチル]ベンゾアート NMR (CDCl3,δ) : 1.13 (2×3H,s), 2.61 (2H,s), 3.73
(2×2H,s), 3.95(3H,s), 5.12 (1H,s), 7.29-7.53 (7
H,m), 7.74 (1H,m), 8.05 (2H,d,J=8Hz), 8.58 (2H,br) (2)メチル=4−[N−{2−(4−クロロフェニル
スルホニルアミノ)−3−エチルペンチル}−N−(3
−ピリジルメチル)アミノメチル]ベンゾアート NMR (CDCl3,δ) : 0.60 (3H,t,J=7Hz), 0.74 (3H,t,J=7
Hz), 0.95 (4H,m),1.31 (1H,m), 2.40 (1H,dd,J=13Hz,
8Hz), 2.48 (1H,dd,J=13Hz, 6Hz),3.43-3.70 (5H,m),
3.93 (3H,s), 4.80 (1H,d,J=8Hz), 7.30-7.50(5H,m),
7.71-7.85 (3H,m), 8.02 (2H,d,J=8Hz), 8.55 (2H,br)
【0148】実施例17 実施例6−(1)と同様にして下記化合物を得る。 (1)メチル=4−[N−{(2S)−2−t−ブトキ
シカルボニルアミノ−4−メチルチオブチリル}−N−
(3−ピリジルメチル)アミノメチル]ベンゾアート NMR (CDCl3,δ) : 1.42, 1.43 (9H,s), 1.83-2.11 (2H,
m), 2.02, 2.04 (3H,s), 2.52 (2H,m), 3.93, 3.94 (3
H,s), 4.33-5.05 (5H,m), 5.29 (1H,brd,J=8Hz), 7.19-
7.46 (3H,m), 7.70 (1H,m), 8.00, 8.06 (2H,d,J=8Hz),
8.48 (1H,m), 8.58 (1H,m) (2)メチル=4−[N−{(2R)−2−t−ブトキ
シカルボニルアミノ−4−メチルチオブチル}−N−
(3−ピリジルメチル)アミノメチル]−ベンゾアート NMR (CDCl3,δ) : 1.45, 1.46 (9H,s), 1.83-2.14 (2H,
m), 2.03, 2.05 (3H,s), 2.53 (2H,m), 3.93, 3.94 (3
H,s), 4.37-5.05 (5H,m), 5.30 (1H,br.d,J=8Hz), 7.18
-7.43 (3H,m), 7.67 (1H,m), 8.00, 8.05 (2H,d,J=8H
z),8.48 (1H,m), 8.58 (1H,m)
【0149】(3)メチル=4−[N−[{(2S)−
2−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルブチリ
ル}−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]ベン
ゾアート NMR (CDCl3,δ) : 0.83-1.03 (6H,m), 1.53,
1.55 (9H,s), 2.00 (1H,m),3.92, 3.94 (3H,s), 4.27-
4.96(5H,m), 5.22, 5.27 (1H,d,J=5Hz),7.20-7.40 (3H,
m), 7.63 (1H,m), 7.98, 8.03 (2H,d,J=8Hz), 8.45(1H,
m), 8.57(1H,m) (4)メチル=6−[N−{(2S)−2−(4−クロ
ロフェニルスルホニルアミノ)−3−メチルブチリル}
−N−(3−ピリジルメチル)アミノ]ヘキサノアート NMR (CDCl3,δ) : 0.84 (3H,d,J=7Hz), 1.01, 1.03 (3
H,d,J=7Hz), 1.09-1.46(4H,m), 1.57 (2H,m), 1.87 (1
H,m), 2.27, 2.30 (2H,t,J=7Hz), 2.81-3.40 (2H,m),
3.65, 3.70 (3H,s), 3.93, 3.97 (1H,dd,J=10Hz, 4Hz),
4.16-4.68 (2H,m), 5.85, 5.90 (1H,d,J=10Hz), 7.04-
7.54 (4H,m),7.73, 7.79 (2H,d,J=8Hz), 8.30-8.57 (2
H,m)
【0150】実施例18 実施例7−(1)と同様にして下記化合物を得る。 (1)ナトリウム=4−[N−{2−(4−クロロフェ
ニルスルホニルアミノ)−3−ブテニル}−N−(3−
ピリジルメチル)アミノメチル]−ベンゾアート NMR (CD3OD,δ) : 2.50 (2H,m), 3.50-3.73 (4H,m), 3.
91 (1H,dt,J=5Hz,5Hz), 4.70-5.10 (2H,m), 5.49 (1H,d
dd,J=17Hz, 10Hz, 7Hz), 7.31(2H,d,J=8Hz), 7.40 (1H,
dd,J=8Hz, 5Hz), 7.51 (2H,d,J=8Hz), 7.75(2H,d,J=8H
z), 7.80-7.98 (3H,m), 8.41 (1H,dd,J=5Hz, 1Hz), 8.5
0(1H,d,J=1Hz) (2)ナトリウム=4−[N−{(2S)−2−(4−
クロロフェニルスルホニルアミノ)−4−メチルスルフ
ィニルブチリル}−N−(3−ピリジルメチル)アミノ
メチル]ベンゾアート NMR (CD3OD,δ) : 1.82-2.29 (2H,m), 2.49-3.01 (5H,
m), 4.30-4.83 (5H,m),7.08 (2H,br d,J=8Hz), 7.29-7.
42 (1H,m), 7.45-7.57 (3H,m), 7.67-7.97 (4H,m), 8.3
2-8.52 (2H,m)
【0151】(3)ナトリウム=4−[N−{(2S)
−2−(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)−4−
メチルスルホニルブチリル}−N−(3−ピリジルメチ
ル)−アミノメチル]ベンゾアート NMR (CD3OD,δ) : 1.73-2.20 (2H,m), 2.76, 2.82 (3H,
s), 3.07 (2H,m),4.20-4.96 (5H,m), 6.97 (2H,d,J=8H
z),7.18-7.50 (4H,m), 7.60-7.88(4H,m),8.20-8.43 (2
H,m) (4)ナトリウム=4−[N−{(2R)−2−(4−
クロロフェニルスルホニルアミノ)−4−メチルスルフ
ィニルブチリル}−N−(3−ピリジルメチル)−アミ
ノメチル]ベンゾアート NMR (CD3OD,δ) : 1.83-2.28 (2H,m), 2.47-2.59 (3H,
m), 2.60-3.00 (2H,m),4.30-4.85 (5H,m), 7.08 (2H,d,
J=8Hz), 7.28-7.42 (1H,m), 7.45-7.58(3H,m), 7.66-7.
82 (2H,m), 7.84-7.96 (2H,m), 8.33-8.52 (2H,m) (5)ナトリウム=4−[N−{2−(4−クロロフェ
ニルスルホニルアミノ)−2−メチルプロピル}−N−
(3−ピリジルメチル)アミノメチル]ベンゾアート NMR (CD3OD,δ) : 0.92 (2×3H,s), 2.56 (2H,s), 3.59
(2H,s), 3.68 (2H,s), 7.22 (2H,d,J=8Hz), 7.33 (1H,
m), 7.42 (2H,d,J=8Hz), 7.62 (2H,d,J=8Hz), 7.76 (1
H,m), 7.82 (2H,d,J=8Hz), 8.38 (2H,br)
【0152】(6)ナトリウム=4−[N−{2−(4
−クロロフェニルスルホニルアミノ)エチル}−N−
(3−ピリジルメチル)アミノメチル]ベンゾアート NMR (CD3OD,δ) : 2.36 (2H,t,J=7Hz), 2.80 (2H,t,J=7
Hz), 3.44 (2H,s),3.47 (2H,s), 7.15 (2H,d,J=8Hz),
7.24 (1H,dd,J=8Hz, 5Hz), 7.36(2H,d,J=8Hz), 7.53 (2
H,d,J=8Hz), 7.63-7.80 (3H,m), 8.29 (2H,br) (7)ナトリウム=4−[N−{3−(4−クロロフェ
ニルスルホニルアミノ)プロピル}−N−(3−ピリジ
ルメチル)アミノメチル]ベンゾアート NMR (CD3OD,δ) : 1.64 (2H,tt,J=7Hz, 7Hz), 2.42 (2
H,t,J=7Hz), 2.83 (2H,t,J=7Hz), 3.52 (2H,s), 3.53
(2H,s), 7.28 (2H,d,J=8Hz), 7.39 (1H,dd,J=8Hz, 5H
z), 7.57 (2H,d,J=8Hz), 7.72-8.00 (5H,m), 8.43 (2H,
m) (8)ナトリウム=4−[N−{2−(4−クロロフェ
ニルスルホニルアミノ)−フェニルメチル}−N−(3
−ピリジルメチル)アミノメチル]ベンゾアート NMR (CD3OD,δ) : 3.43 (2H,s), 3.56 (2×2H,s), 7.08
-7.25 (3H,m), 7.25-7.47 (6H,m), 7.51-7.68 (2H,m),
7.90 (1H,m), 8.10 (2H,d,J=8Hz),8.57(2H,br) (9)ジナトリウム=4−[N−{(2S)−2−(4
−クロロフェニルスルホニルアミノ)−4−カルボキシ
ラトブチル}−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチ
ル]ベンゾアート NMR (DMSO-d6) : 1.19 (2H,m), 1.69 (2H,m), 2.28-2.6
4 (2H,m), 2.80 (1H,m), 3.23-3.50 (2H,m), 3.62 (1H,
d,J=14Hz), 3.64 (1H,d,J=14Hz),7.21 (2H,d,J=8Hz),
7.35 (1H,dd,J=8Hz, 5Hz),7.55 (2H,d,J=8Hz),7.62-7.7
6 (3H,m), 7.82 (2H,d,J=8Hz), 8.48 (2H,m)
【0153】(10)ジナトリウム=4−[N−{(2
S)−2−フェニルスルホニルアミノ−4−カルボキシ
ラトブチル}−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチ
ル]ベンゾアート NMR (DMSO-d6) : 1.21 (2H,m), 1.67 (2H,m), 2.27-2.6
5 (2H,m), 2.83 (1H,m), 3.27-3.50 (2H,m), 3.63 (2×
1H,d,J=14Hz), 7.20 (2H,d,J=8Hz),7.35 (1H,dd,J=8Hz,
5Hz), 7.43-7.63 (3H,m), 7.65-7.76 (3H,m), 7.82(2
H,d,J=8Hz), 8.47 (2H,m) (11)ナトリウム=4−[N−{(2S)−2−(4
−クロロフェニルスルホニルアミノ)−3,3−ジメチ
ルブチル}−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチ
ル]ベンゾアート NMR (CD3OD,δ) : 0.75 (9H,s), 2.32 (1H,dd,J=13Hz,
8Hz), 2.67 (1H,dd,J=13Hz, 4Hz), 3.38-3.70 (5H,m),
7.29 (2H,d,J=8Hz), 7.39 (1H,dd,J=8Hz, 5Hz), 7.55
(2H,d,J=8Hz), 7.77-8.00(5H,m), 8.41 (1H,br),8.51
(1H,br) (12)ナトリウム=6−[N−{(2S)−2−(4
−クロロフェニルスルホニルアミノ)−3−メチルブチ
リル}−N−(3−ピリジルメチル)アミノ]ヘキサノ
アート NMR (DMSO-d6,δ) : 0.60-0.93 (6H,m), 0.96-1.55 (6
H,m), 1.70-2.05 (3H,m), 2.80-4.10 (3H,m), 4.21-4.7
0 (2H,m), 7.22-7.52 (2H,m), 7.59,7.62 (2H,d,J=8H
z), 7.75, 7.78 (2H,d,J=8Hz), 8.40 (1H,m), 8.45,8.5
2 (1H,dd,J=5Hz, 1Hz)
【0154】(13)ナトリウム=4−[N−{(2
S)−2−(4−フルオロフェニルスルホニルアミノ)
−3−メチルブチル}−N−(3−ピリジルメチル)ア
ミノメチル]ベンゾアート NMR (CD3OD,δ) : 0.45 (3H,d,J=7Hz), 0.69 (3H,d,J=7
Hz), 2.03 (1H,m),2.13 (1H,dd,J=13Hz, 5Hz), 2.55 (1
H,dd,J=13Hz, 10Hz), 3.18-3.43(3H,m), 3.62 (1H,d,J=
14Hz), 3.64 (1H,d,J=14Hz), 7.24-7.40 (4H,m),7.44
(1H,dd,J=8Hz, 5Hz), 7.83 (1H,m), 7.87-8.06 (4H,m),
8.47(2H,m) (14)ナトリウム=4−[N−{(2S)−2−(4
−メトキシフェニルスルホニルアミノ)−3−メチルブ
チル}−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]ベ
ンゾアート NMR (CD3OD,δ) : 0.46 (3H,d,J=7Hz), 0.71 (3H,d,J=7
Hz), 2.03 (1H,m),2.12 (1H,dd,J=13Hz, 5Hz), 2.53 (1
H,dd,J=13Hz, 10Hz), 3.20 (1H,m),3.26-3.43 (2H,m),
3.62 (1H,d,J=14Hz), 3.63 (1H,d,J=14Hz), 3.92(3H,
s), 7.09 (2H,d,J=9Hz), 7.30 (2H,d,J=8Hz), 7.44 (1
H,dd,J=8Hz,5Hz), 7.74-7.85 (3H,m), 7.94 (2H,d,J=8H
z), 8.46 (2H,m) (15)ナトリウム=6−[N−{(2S)−2−(4
−クロロフェニルスルホニルアミノ)−3−メチルブチ
ル}−N−(3−ピリジルメチル)アミノ]ヘキサノア
ート NMR (DMSO-d6,δ) : 0.52 (3H,d,J=7Hz), 0.70 (3H,d,J
=7Hz), 0.98-1.54(6H,m), 1.75-2.47 (7H,m), 3.05 (1
H,m), 3.22 (1H,d,J=14Hz), 3.50(1H,d,J=14Hz), 7.32
(1H,dd,J=8Hz, 5Hz), 7.55 (1H,m), 7.67 (2H,d,J=8H
z), 7.82 (2H,d,J=8Hz), 8.38 (1H,d,J=1Hz), 8.43 (1
H,dd,J=5Hz,1Hz)
【0155】(16)ナトリウム=3−[2−[N−
{(2S,3S)−2−(4−クロロフェニルスルホニ
ルアミノ)−3−メチルペンチル}−N−(3−ピリジ
ルメチル)アミノメチル]フェニル]プロピオナート NMR (CD3OD,δ) : 0.52-0.95 (8H,m), 1.58 (1H,m), 2.
10 (1H,dd,J=14Hz,6Hz), 2.32 (2H,t,J=8Hz), 2.58 (1
H,dd,J=14Hz, 10Hz), 2.95 (2H,t,J=8Hz), 3.18-3.47
(3H,m), 3.61 (2×1H,d,J=14Hz), 7.05-7.33 (4H,m),7.
40 (1H,dd,J=8Hz, 5Hz), 7.56 (2H,d,J=8Hz), 7.78 (1
H,m), 7.82(2H,d,J=8Hz), 8.43(2H,br) (17)ナトリウム=3−[2−[N−{3−(4−ク
ロロフェニルスルホニルアミノ)プロピル}−N−(3
−ピリジルメチル)アミノメチル]フェニル]プロピオ
ナート NMR (CD3OD,δ) : 1.65 (2H,m), 2.25-2.53 (4H,m), 2.
79 (2H,t,J=7Hz),2.95 (2H,t,J=8Hz), 3.54 (2H,s), 3.
57(2H,s), 7.03-7.47 (5H,m),7.57 (2H,d,J=8Hz), 7.70
-7.90 (3H,m), 8.40 (2H,br) (18)ナトリウム=3−[2−[N−{2−(4−ク
ロロフェニルスルホニルアミノ)エチル]−N−(3−
ピリジルメチル)アミノメチル]フェニル]プロピオナ
ート NMR (D2O,δ) : 2.13-2.54 (4H,m), 2.63-2.99 (4H,m),
3.30-3.65 (4H,m),6.95-7.75 (10H,m), 8.31 (2H,m)
【0156】実施例19 実施例7−(1)および8−(1)と同様にして下記化
合物を得る。 (1)4−[N−{(2S)−2−(4−クロロフェニ
ルスルホニルアミノ)−4−メチルチオブチリル}−N
−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸 [α]23 D = -14.2゜ (C=0.49, メタノール) NMR (CDCl3,δ) : 1.65-2.05 (2H,m), 1.93, 1.95 (3H,
s), 2.60 (2H,m),4.25-4.84 (5H,m), 6.30 (1H,br), 7.
02, 7.10 (2H,d,J=8Hz), 7.25-7.65(4H,m), 7.74, 7.76
(2H,d,J=8Hz), 8.04, 8.05 (2H,d,J=8Hz), 8.23,8.33
(1H,br), 8.59, 8.65 (1H,br) (2)4−[N−{(2R)−2−(4−クロロフェニ
ルスルホニルアミノ)−4−メチルチオブチリル}−N
−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸 NMR (DMSO-d3,δ) : 1.50-2.03 (2H,m), 1.90, 1.96 (3
H,s), 2.28 (2H,m),4.20-4.86 (5H,m), 7.04-7.41 (3H,
m), 7.42-7.77 (5H,m), 7.77, 7.83(2H,d,J=8Hz), 8.20
-8.62 (2H,m) (3)4−[N−{(2R)−(4−クロロフェニルス
ルホニルアミノ)−4−メチルスルホニルブチリル}−
N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸 NMR (CDCl3-CD3OD,δ) : 1.88-2.37 (2H,m), 2.93, 2.9
6 (3H,s), 3.10-3.45(2H,m), 4.20-4.80 (5H,m), 7.03,
7.08 (2H,d,J=8Hz), 7.28-7.55 (4H,m), 7.74, 7.75 (2
H,d,J=8Hz), 7.97, 8.00 (2H,d,J=8Hz), 8.30 (1H,br),
8.50 (1H,br)
【0157】(4)4−[N−{2−(4−クロロフェ
ニルスルホニルアミノ)−4−メチルスルフィニルブチ
ル}−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息
香酸 NMR (CDCl3-CD3OD,δ) : 1.48 (1H,m), 2.06-2.66 (8H,
m), 3.40-3.79 (5H,m), 7.30-7.63 (5H,m), 7.70-7.90
(3H,m), 8.00 (2H,d,J=8Hz), 8.45(2H,br) (5)4−[N−{2−(4−クロロフェニルスルホニ
ルアミノ)−3−エチルペンチル}−N−(3−ピリジ
ルメチル)アミノメチル]安息香酸 NMR (CD3OD,δ) : 0.55-1.45 (11H,m), 2.10 (1H,dd,J=
13Hz, 5Hz), 2.56(1H,dd,J=13Hz, 10Hz), 3.20-3.40 (2
H,m), 3.53 (1H,m), 3.65 (2×1H,d,J=14Hz), 7.28-7.4
8 (3H,m), 7.57 (2H,d,J=8Hz), 7.72-7.89 (3H,m),7.95
(2H,d,J=8Hz), 8.45 (2H,br) (6)4−[N−{(2S)−2−(4−クロロフェニ
ルスルホニルアミノ)−3−メチルブチリル}−N−
(3−ピリジルメチル)アミノメチル]安息香酸 NMR (CD3OD,δ) : 0.74-1.04 (6H,m), 2.03 (1H,m), 4.
15, 4.23 (1H,d,J=5Hz), 4.49-4.90 (4H,m), 7.08, 7.1
1 (2H,d,J=8Hz), 7.33 (1H,m),7.42-7.62 (3H,m), 7.7
8, 7.81 (2H,d,J=8Hz), 7.89, 7.94 (2H,d,J=8Hz), 8.2
9, 8.34(1H,br), 8.41, 8.47 (1H,m)
【0158】実施例20 (1)メタ過ヨウ素酸ナトリウム(437mg)の水溶
液(8ml)にメチル=4−[N−(2−t−ブトキシ
カルボニルアミノ−4−メチルチオブチル)−N−(3
−ピリジルメチル)アミノメチル]ベンゾアート(96
0mg)のメタノール溶液(8ml)を撹拌しながら加
えて室温で一時間撹拌する。生じた沈殿物を濾別して、
濾液をクロロホルムで抽出する。抽出液を食塩水で洗浄
し乾燥する。溶媒を濃縮した後、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付して、メタノール−塩化メチ
レン(1:20)で溶出してメチル=4−[N−(2−
t−ブトキシカルボニルアミノ−4−メチルスルフィニ
ルブチル)−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチ
ル]ベンゾアート(772mg)を得る。 NMR (CDCl3,δ) : 1.40-1.80 (10H,m), 1.93-2.25 (1H,
m), 2.38-2.90 (7H,m), 3.55 (2×1H,d,J=14Hz), 3.72
(2×1H,d,J=14Hz), 3.85-4.07 (4H,m), 4.43, 4.55 (1
H,d,J=8Hz), 7.32 (1H,dd,J=8Hz, 5Hz), 7.42 (2H,d,J=
8Hz), 7.76 (1H,m), 8.01 (2H,d,J=8Hz), 8.55 (2H,m) 実施例20−(1)と同様にして下記化合物を得る。 (2)メチル=4−[N−{(2S)−2−(4−クロ
ロフェニルスルホニルアミノ)−4−メチルスルフィニ
ルブチリル}−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチ
ル]ベンゾアート NMR (CDCl3,δ) : 1.89-2.43 (2H,m), 2.47-3.25 (5H,
m), 3.84-4.03 (3H,m),4.07-4.96 (5H,m), 6.37-6.60
(1H,m), 6.85-7.10 (2H,m), 7.14-7.53(4H,m), 7.59-7.
81 (2H,m), 7.96 (2H,d,J=8Hz), 8.26-8.70 (2H,m) (3)メチル=4−[N−{(2R)−2−(4−クロ
ロフェニルスルホニルアミノ)−4−メチルスルフィニ
ルブチリル}−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチ
ル]ベンゾアート NMR (CDCl3,δ) : 1.87-3.25 (7H,m), 3.85-4.02 (3H,
m), 4.07-4.96 (5H,m),6.36-6.60 (1H,m), 6.85-7.11
(2H,m), 7.14-7.55 (4H,m), 7.60-7.81(2H,m), 7.96 (2
H,d,J=8Hz), 8.23-8.77 (2H,m)
【0159】実施例21 (1)メチル=4−[N−{(2S)−2−(4−クロ
ロフェニルスルホニルアミノ)−4−メチルスルフイニ
ルブチリル}−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチ
ル]ベンゾアート(176mg)の塩化メチレン溶液
(10ml)を撹拌しながら室温でm−クロロ過安息香
酸(67mg)を加える。混合物を18時間撹拌した
後、亜硫酸水素ナトリウムを加えて10分間撹拌する。
有機層を分けて、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、
食塩水で洗浄して乾燥する。溶媒を濃縮した後、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付してメタノー
ル−塩化メチレン(1:20)混合液で溶出してメチル
=4−[N−{(2S)−2−(4−クロロフェニルス
ルホニルアミノ)−4−メチルスルホニルブチリル}−
N−(3−ピリジルメチル)アミノメチル]ベンゾアー
ト(130mg)を得る。 NMR (CDCl3,δ) : 2.00 (1H,m), 2.27 (1H,m), 2.93,
2.95 (3H,s), 3.15(1H,m), 3.59 (1H,m), 3.93, 3.95
(3H,s), 4.04-4.87 (5H,m), 6.36,6.45 (1H,d,J=8Hz),
6.86, 7.01 (2H,d,J=8Hz),7.00-7.53 (4H,m),7.72, 7.7
3 (2H,d,J=8Hz), 7.97 (2H,d,J=8Hz), 8.23-8.44(1H,
m),8.59 (1H,m) 実施例21−(1)と同様にして下記化合物を得る。 (2)メチル=4−[N−{(2R)−2−(4−クロ
ロフェニルスルホニルアミノ)−4−メチルスルホニル
ブチリル}−N−(3−ピリジルメチル)アミノメチ
ル]ベンゾアート NMR (CDCl3,δ) : 1.98 (1H,m), 2.28 (1H,m), 2.94,
2.96 (3H,s), 3.16(1H,m), 3.55 (1H,m), 3.92, 3.95
(3H,s), 4.11-4.84 (5H,m), 6.34,6.41 (1H,d,J=8Hz),
6.89, 7.02 (2H,d,J=8Hz),7.12-7.55 (4H,m),7.72, 7.7
3 (2H,d,J=8Hz), 7.96 (2H,d,J=8Hz), 8.29-8.67(2H,m)
【0160】実施例22 メチル=4−[N−(2−t−ブトキシカルボニルアミ
ノ−4−メチルスルフィニルブチル)−N−(3−ピリ
ジルメチル)アミノメチル]ベンゾアート(440m
g)のo−ジクロロベンゼン(9ml)溶液に酢酸ナト
リウム(373mg)を加え、170℃で14時間撹拌
しながら加熱する。溶媒を濃縮して、残渣を酢酸エチル
で希釈して水および食塩水で乾燥する。溶媒を濃縮し
て、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し
て酢酸エチル−ヘキサン(1:2)の混合液で溶出し
て、メチル=4−[N−(2−t−ブトキシカルボニル
アミノ−3−ブテニル)−N−(3−ピリジルメチル)
アミノメチル]ベンゾアート(214mg)を得る。 NMR (CDCl3,δ) : 1.48 (9H,s), 2.49 (2H,m), 3.57 (2
×1H,d,J=14Hz), 3.74(2×1H,d,J=14Hz), 3.91 (3H,s),
4.28-4.57 (2H,m), 5.12 (1H,m),5.18 (1H,m), 5.70 (1
H,ddd,J=17Hz, 10Hz, 5Hz), 7.24-7.47 (3H,m),7.78 (1
H,m), 8.00 (2H,d,J=8Hz), 8.55 (2H,br)
【0161】実施例23 メチル=4−[N−{2−(4−クロロフェニルスルホ
ニルアミノ)ベンジル}アミノメチル]ベンゾアート
(164mg)とニコチンアルデヒドのメタノール(8
ml)とテトラヒドロフラン(8ml)の混合溶液に撹
拌しながら酢酸(0.04ml)を加え、続いて0℃で
水素化シアノホウ素ナトリウムを加えて、室温で2時間
撹拌する。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
に注ぎクロロホルムで抽出する。抽出液を水および食塩
水で洗浄して乾燥する。溶媒を濃縮した後、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーに付し、メタノール−
塩化メチレン(1:20)混合液で溶出してメチル=4
−[N−{2−(4−クロロフェニルスルホニルアミ
ノ)フェニルメチル}−N−(3−ピリジルメチル)ア
ミノメチル]ベンゾアート(64mg)を得る。 NMR (CDCl3,δ) : 3.33 (2H,s), 3.47 (2H,s), 3.51 (2
H,s), 3.94 (3H,s),6.95-7.32 (7H,m), 7.34-7.54 (3H,
m), 7.63 (1H,d,J=8Hz), 7.77 (1H,m), 8.09 (2H,d,J=8
Hz), 8.56 (2H,br), 9.78 (1H,br)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/44 ACL 7252−4C ACV 7252−4C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式: 【化1】 [式中、R1 は複素環基;R2 はカルボキシアル(低
    級)アルキル、保護されたカルボキシアル(低級)アル
    キル、カルボキシ(低級)アルキルアル(低級)アルキ
    ル、保護されたカルボキシ(低級)アルキルアル(低
    級)アルキル、カルボキシ(低級)アルキル、保護され
    たカルボキシ(低級)アルキル、カルボキシ(低級)ア
    ルコキシアル(低級)アルキル、または保護されたカル
    ボキシ(低級)アルコキシアル(低級)アルキル;Wは
    オキソ基を有していてもよい低級アルキレン、Yは低級
    アルキレン、Qは下記の式で示される基: 【化2】 (式中、R3 は水素、低級アルキル、低級アルケニル、
    カルボキシ(低級)アルキル、保護されたカルボキシ
    (低級)アルキル、(低級)アルキルチオ(低級)アル
    キル、(低級)アルキルスルフィニル(低級)アルキ
    ル、(低級)アルキルスルホニル(低級)アルキル、適
    当な置換基を有していてもよいアリール、またはアル
    (低級)アルキル、R4 は水素、またはR3 とR4 は互
    いに結合して低級アルキレンを形成する、R5 は水素ま
    たはアシル、R8 は水素または低級アルキル、nは0ま
    たは1)または、下記の式で示される基: 【化3】 (式中、R5 は前記と同じである)]で表わされる化合
    物またはその塩。
JP12210992A 1991-05-17 1992-05-14 アミン誘導体 Pending JPH05148233A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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GB91107227 1991-05-17
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