JPH0514794U - 昇降スタンドにおける損傷防止構造 - Google Patents
昇降スタンドにおける損傷防止構造Info
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- JPH0514794U JPH0514794U JP7110591U JP7110591U JPH0514794U JP H0514794 U JPH0514794 U JP H0514794U JP 7110591 U JP7110591 U JP 7110591U JP 7110591 U JP7110591 U JP 7110591U JP H0514794 U JPH0514794 U JP H0514794U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 固定部材による昇降パイプの損傷を防止す
る。 【構成】 基台パイプ内において上下方向に摺動可能と
してスタンドの高さ調整を行なう昇降パイプと、この昇
降パイプを摺動方向に対して直交する方向に押圧し、こ
の摩擦力によって任意高さに上記昇降パイプを固定する
固定部材とを備え、上記昇降パイプと上記固定部材との
間にガートプレートを配設し、このガードプレートを介
して上記固定部材が上記昇降パイプを押圧することを特
徴とする昇降スタンドにおける損傷防止構造。
る。 【構成】 基台パイプ内において上下方向に摺動可能と
してスタンドの高さ調整を行なう昇降パイプと、この昇
降パイプを摺動方向に対して直交する方向に押圧し、こ
の摩擦力によって任意高さに上記昇降パイプを固定する
固定部材とを備え、上記昇降パイプと上記固定部材との
間にガートプレートを配設し、このガードプレートを介
して上記固定部材が上記昇降パイプを押圧することを特
徴とする昇降スタンドにおける損傷防止構造。
Description
【0001】
本考案は昇降スタンドの昇降構造に関し、特に昇降パイプの損傷防止構造に関 する。
【0002】
従来の一般的な昇降スタンドは、図4に示すように、基台パイプ1に取り付け た固定ねじ3の先端によって昇降パイプ2を直接押圧して基台パイプ1の内壁に 押し付け、このときの摩擦力によって昇降パイプ2を任意の高さに調節する構造 となっている。
【0003】
しかし、従来の構造では昇降パイプが基台パイプの内壁に押し付けられる際の 当たり面は面積も多いが、固定ネジ3の先端が昇降パイプ2と当たる面は点接触 となって傷がつきやすく、昇降パイプ2を伸ばした場合に低い固定箇所の傷が見 えてしまい外観品質を損なうという問題がある。
【0004】 本考案は上記問題点にかんがみなされたもので、固定部材による昇降パイプの 損傷を防止することのできる昇降スタンドにおける損傷防止構造の提供を目的と する。
【0005】
上記目的を達成するために本考案の昇降スタンドにおける損傷防止構造は、基 台パイプ内において上下方向に摺動可能としてスタンドの高さ調整を行なう昇降 パイプと、この昇降パイプを摺動方向に対して直交する方向に押圧し、この摩擦 力によって任意高さに上記昇降パイプを固定する固定部材とを備え、上記昇降パ イプと上記固定部材との間にガードプレートを配設し、このガードプレートを介 して上記固定部材が上記昇降パイプを押圧する構成とし、好ましくは、上記固定 部材を固定ねじとし、上記ガードプレートを、固定ねじの取付孔を設けた外片と 基台パイプの内側に位置して昇降パイプと当接する内片とを有する縦断面ほぼコ 字状に形成し、この縦断面ほぼコ字状に形成したガードプレートを基台パイプの 上端に係止して用いる構成とし、さらに必要に応じて、上記ガードプレートの外 片と内片を基台パイプと昇降パイプの曲率に合わせた円弧状とした構成としてあ る。
【0006】
上記のように構成した請求項1にかかる本考案は、固定部材によってガードプ レートを押圧しているので、固定部材が直接昇降パイプと接触することがなく、 またガードプレートと昇降パイプとは広い面積で接触するので損傷なく強固に固 定できる。 また、上記のように構成した請求項2にかかる本考案は、固定ねじを緩める際 にガードプレート自体の弾性反力によってすばやく昇降パイプから離れて昇降動 作がスムーズに行なえ、また損傷したガードプレートを容易に交換できる。 さらに、上記のように構成した請求項3にかかる本考案は、ガードプレートが 基台パイプや昇降パイプの曲面と広く面接触してより強固に固定できる。
【0007】
以下、本考案の一実施例を図1ないし図3に基づいて説明する。 図1において、1はスタンドの基台パイプであって、基台1aに対して垂直に 固定された上端開放パイプ材からなり、この上端付近に固定部材である固定ねじ 3と螺合するねじ孔1bが切られている。 2は基台パイプ1内部において上下に摺動する昇降パイプであって、上端部分 にライトなどの機器類5が設置される。
【0008】 4はガードプレートであって、図3に示すように縦断面ほぼコ字状に形成され た薄い平板であり、基台パイプ1の上端に係止されるものである。 このガードプレート4において、図2に示すように基台パイプ1の外側に出る 外片4aには固定ねじ3が貫通する取付孔4cが設けられ、また他片である内片 4bは基台パイプ1と昇降パイプ2との間に位置して固定ねじ3の先端が直接に 昇降パイプ2に当接するのを防いでいる。 また、基台パイプ1の上端にこのガードプレート4を係止すると、基台パイプ 1の曲面との関係から、ガードプレート4は基台パイプ1の外側を外片4aの中 心部分によって、また内側を内片4bの側端部分によって挾持する。
【0009】 以上の構成により、昇降パイプ2をある高さにおいて固定する場合、固定ねじ 3をねじ込むと、その先端はガードプレート4の内片4bに当接してこのガード プレート4を介して昇降パイプ2を押圧するので、昇降パイプ2を損傷すること なくかつ、ガードプレート4と昇降パイプ2とは広い接触面積を確保して強固に 固定される。 そして、固定ねじ3を緩める場合、内片4bが板ばねの機能を発揮してその弾 性反力によってすばやく昇降パイプ2との接触が開放されて、スムーズに昇降で きる。
【0010】 さらに、高さ調節を繰り返し行なってガードプレート4の損傷がひどくなった 場合、固定ねじ3を抜き取って容易にガードプレート4の交換ができてメンテナ ンスも容易となる。
【0011】 本実施例においては、ガードプレート4は平板をベースに形成されているが、 外片4aを基台パイプ1の曲面に、内片4bを昇降パイプ2の曲面にそれぞれ合 わせた曲率の円弧状にしてもよい。 この場合には、固定ねじ3で押圧するとガードプレート4と昇降パイプ2との 接触が面接触となってより強固に固定できる。
【0012】 また、ガードプレート4の外片4aに取付孔4cを設けずに、縦断面略L字状 として基台パイプ1の上端に係止できる程度の長さとすることもでき、また取付 孔にめねじを切ったものを用いることもできる。 さらに、本実施例では、固定部材として固定ねじ3を用いたが、ピンや締結バ ンドなどの他の一般的固定部材も採用することができる。
【0013】
以上のように請求項1の本考案によると、固定部材によって押圧してもガード プレートに当接して昇降パイプを損傷することなく、また損傷したガードプレー トも容易に交換できる。 また、請求項2にかかる本考案は、上記に加えて固定ねじを緩める場合、内片 の弾性反力によってすばやく開放されて昇降パイプのスムーズな昇降が確保され る。 さらに、請求項3にかかる本考案は、ガードプレートの円弧が基台パイプと昇 降パイプの曲面に合って面接触するので、より強固に昇降パイプを固定できる。
【図1】本実施例を示す一部断面の正面図である。
【図2】図1の要部を拡大した断面図である。
【図3】ガードプレートの斜視図である。
【図4】従来のスタンドを示す正面図である。
1…基台パイプ 2…昇降パイプ 3…固定ねじ 4…ガードプレート 4a…外片 4b…内片
Claims (3)
- 【請求項1】 基台パイプ内において上下方向に摺動可
能としてスタンドの高さ調整を行なう昇降パイプと、こ
の昇降パイプを摺動方向に対して直交する方向に押圧
し、この摩擦力によって任意高さに上記昇降パイプを固
定する固定部材とを備え、 上記昇降パイプと上記固定部材との間にガートプレート
を配設し、このガードプレートを介して上記固定部材が
上記昇降パイプを押圧することを特徴とする昇降スタン
ドにおける損傷防止構造。 - 【請求項2】 上記固定部材を固定ねじとし、上記ガー
ドプレートを、固定ねじの取付孔を設けた外片と基台パ
イプの内側に位置して昇降パイプと当接する内片とを有
する縦断面ほぼコ字状に形成するとともに、縦断面ほぼ
コ字状の上記ガードプレートを基台パイプの上端に係止
して用いることを特徴とする請求項1記載の昇降スタン
ドにおける損傷防止構造。 - 【請求項3】 上記ガードプレートの外片と内片を基台
パイプと昇降パイプの曲率に合わせた円弧状とすること
を特徴とする請求項1または2記載の昇降スタンドにお
ける損傷防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991071105U JP2555364Y2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 昇降スタンドにおける損傷防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991071105U JP2555364Y2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 昇降スタンドにおける損傷防止構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0514794U true JPH0514794U (ja) | 1993-02-26 |
JP2555364Y2 JP2555364Y2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=13450942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991071105U Expired - Lifetime JP2555364Y2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 昇降スタンドにおける損傷防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2555364Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59181508U (ja) * | 1983-05-20 | 1984-12-04 | 尾関 秀太郎 | 遠隔スイツチ付電池ロ−ソクを備えた提灯 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61174978A (ja) * | 1985-01-18 | 1986-08-06 | ピツトネイ・ボウズ・インコーポレーテツド | 郵便機械における診断テストを実行する方法及び装置 |
JPS6337608A (ja) * | 1986-07-31 | 1988-02-18 | Kanazawa Kinzoku Kogyo Kk | ハンダメツキ長さの制御装置 |
-
1991
- 1991-08-09 JP JP1991071105U patent/JP2555364Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61174978A (ja) * | 1985-01-18 | 1986-08-06 | ピツトネイ・ボウズ・インコーポレーテツド | 郵便機械における診断テストを実行する方法及び装置 |
JPS6337608A (ja) * | 1986-07-31 | 1988-02-18 | Kanazawa Kinzoku Kogyo Kk | ハンダメツキ長さの制御装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59181508U (ja) * | 1983-05-20 | 1984-12-04 | 尾関 秀太郎 | 遠隔スイツチ付電池ロ−ソクを備えた提灯 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2555364Y2 (ja) | 1997-11-19 |
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