JPH05147690A - 外気遮蔽式液体貯蔵供給タンク - Google Patents

外気遮蔽式液体貯蔵供給タンク

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JPH05147690A
JPH05147690A JP3334097A JP33409791A JPH05147690A JP H05147690 A JPH05147690 A JP H05147690A JP 3334097 A JP3334097 A JP 3334097A JP 33409791 A JP33409791 A JP 33409791A JP H05147690 A JPH05147690 A JP H05147690A
Authority
JP
Japan
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tank
pressure
water
gas
liquid
Prior art date
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Pending
Application number
JP3334097A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Kitamura
幸弘 北村
Isamu Sato
勇 佐藤
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Organo Corp
Original Assignee
Organo Corp
Japan Organo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Organo Corp, Japan Organo Co Ltd filed Critical Organo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 貯蔵した液体の外気との非接触を保つために
内部に不活性ガスを充満したタンク(2) と、該貯蔵液体
を外部に移送する送液ポンプ(4) と、該タンク内に外部
から液体を供給する給液系統(5) と、該貯蔵液体の貯蔵
量の減少に従って外部から不活性ガスを供給するガス供
給系統(13)と、上記タンク内のガス圧を検出してその信
号により該ガス圧が異常に低下した時に上記送液ポンプ
を停止させる圧力計(6) とからなる液体貯蔵供給タンク
において、上記タンク内のガス圧が予め設定した圧力に
達した時に該ガスの一部を大気に放出する圧力設定開放
弁(10)と、該ガス圧が異常に低下した時に上記圧力計か
らの信号によって開放させる非常用開放弁(11)とを備え
た外気遮蔽式液体貯蔵供給タンク。 【効果】 従来タンクと比較して構造が簡単で、且つ維
持コストが低い等の利点を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種プラント等で用いら
れる液体の貯蔵供給タンクに関し、特にタンク内部に不
活性ガスを導入して当該液体と外気とをガスシールによ
り非接触状態に保ったまま貯蔵供給可能なタンクの、新
規なガスシール方式を備えたものである。
【0002】
【従来の技術】従来このようなタンクとしては、例えば
窒素ガスでシールすることにより純水中に外気中の二酸
化炭素が混入するのを防いでいる純水の貯蔵タンクがあ
る。これは図2に示すようにレベルスイッチ(1) を備え
た密閉タンク(2) であって、その上部空間(3) には外気
と純水との接触を断つために窒素ガスを充満させてあ
る。そしてタンク(2) の下部から外部にタンク(2) 内の
純水を送り出す送水ポンプ(4) を有し、さらにこの送水
によりタンク(2) 内の水面レベルが所定の位置に下がっ
た際に、レベルスイッチ(1) の信号を受けて外部からタ
ンク(2) 内に純水を補給する給水系統(5) を備えてい
る。なおタンク(2)内に純水が補給されてタンク(2) 内
の水面が所定のレベルまで上昇した際には、レベルスイ
ッチ(1) の信号により給水系統(5) からの純水の補給を
停止するようになっている。
【0003】また上記タンク(2) の上部空間(3) は、送
水ポンプ(4) の運転により負圧となるのでこれを防止す
るため、下記の如く外部より窒素ガスを封入するように
なっている。しかし操作ミス等により万一窒素ガスの封
入がなされないでタンク(2)内が異常な負圧状態となる
場合も起こり得るので、これによるタンクの破損等の損
傷を防止するため圧力計(6)を設け、その信号により窒
素ガス圧が所定圧力以下に低下した場合は送水ポンプ
(4) を停止する機構を設けてある。
【0004】更にタンク(2) の上部空間(3) と、外部の
水封器(7) 内に通水してあるシール水(8) 内とを連通す
る。そして水封器(7) 内上部は大気開放しておき、また
シール水(8) は水封器(7) 内で一定レベルを保つように
常時通水しておく。
【0005】このような水封器(7) を用いることによ
り、タンク(2) 内の上部空間(3) の窒素ガスはタンク
(2) 内の純水の送水や給水で水面レベルが上下しても連
通管(9)内のシール水(8) により密封されているので、
タンク(2) 内の純水は大気に接触することがなくなるも
のである。
【0006】このようなタンクにおいて、タンク(2) 内
部への窒素ガスの封入を制御するには次のような方法が
採られている。即ちタンク(2) 内の水面が前述したごと
く所定のレベルまで上昇し、給水系統(5) からの純水の
流入が止まっている状態下において、送水ポンプ(4) か
らの純水の送水が行われると、タンク(2) 内の水面の低
下につれてタンク(2) 内の窒素ガスの圧力が低下するこ
とになるが、該圧力が低下した場合減圧弁(12)を介して
窒素ガス供給管(13)から窒素ガスを補給する。なお減圧
弁(12)は水封器(7) 内のシール水(8) が連通管(9) によ
ってタンク(2) 内に吸引される前に作動するように調整
されている。
【0007】またタンク(2) 内の水面が前述のごとく所
定のレベルまで低下して給水系統(5) から純水が流入さ
れるとタンク(2) 内の水面は上昇するが、該水面の上昇
によりタンク(2) の上部空間(3)内の窒素ガスは加圧さ
れ、その圧力が水封器(7) 内に挿入した連通管(9) の先
端と水封器(7) 内のシール水(8) の水面との距離に相当
する水頭より大きくなると、その余剰分の窒素ガスが連
通管(9)及び水封器(7) を介して外部に排出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなタンクに
おいては上述のごとくタンク(2) の上部空間(3) 内の窒
素ガス圧は通常ほぼ一定に維持されるようになっている
が、何らかの運転ミス等が発生してタンク(2) 内が過大
の負圧となった場合は、連通管(9) を上昇してシール水
(8) がタンク(2) 内に流入する恐れがあった。また上記
シール水(8) の排水先には排水溝等が近くにあることが
必要となり、タンクの設置場所に制限があった。またタ
ンクをクリーンルーム等の屋内に設置した場合は排水に
ついても十分考慮しなければならない。さらに上記シー
ル水(8) は常時通水しておかなければならないが、この
ための電気や清水等のユーティリティーが常に消費され
続けることになり、ランニングコストを押し上げてい
た。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこれに鑑み種々
検討の結果、従来の欠点を解消した貯蔵供給タンクを開
発したものである。
【0010】即ち本発明は、貯蔵した液体の外気との非
接触を保つために内部に不活性ガスを充満したタンク
と、該貯蔵液体を外部に移送する送液ポンプと、該タン
ク内に外部から液体を供給する給液系統と、該貯蔵液体
の貯蔵量の減少に従って外部から不活性ガスを供給する
ガス供給系統と、上記タンク内のガス圧を検出してその
信号により該圧力が異常に低下した時に上記送液ポンプ
を停止させる圧力計とからなる液体貯蔵供給タンクにお
いて、上記タンク内のガス圧が予め設定した圧力に達し
た時に該ガスの一部を大気に放出する圧力設定開放弁
と、該ガス圧が異常に低下した時に上記圧力計からの信
号によって開放させる非常用開放弁とを備えたことを特
徴とするものである。
【0011】
【実施例】次に本発明を一実施例により詳細に説明す
る。図1に示すように給水系統(5) から供給される純水
を貯蔵し、送水ポンプ(4)により外部に純水を供給する
ように構成されたタンク(2) であって、該タンク(2) 内
には、減圧弁(12)を介して窒素ガス供給管(13)よりその
上部空間(3) に窒素ガスを充満させて外気の浸入を防止
しており、また上部空間(3) には圧力計(6) を設けてそ
の圧力信号を外部機器の制御用に使用できる構成であ
る。そしてさらに上記上部空間(3) に、その内部の窒素
ガス圧が前述のような給水系統(5) からのタンク(2) 内
への純水の流入による水面の上昇によって所定の設定圧
力を越えた時に余剰の窒素ガスを大気に放出する圧力設
定開放弁(10)と、該ガス圧が操作ミス等によって異常に
低下した時にこれを検出する上記圧力計(6)からの信号
により弁を駆動して開放状態にすることで外気をタンク
(2) 内に導入する非常用開放弁(11)とを取り付けた。
【0012】本発明の液体貯蔵タンクにおける窒素ガス
の封入は以下のように行われる。例えばタンク(2) 内の
水面が所定のレベルまで上昇して給水系統(5) からの純
水の流入が止まっている状態下において、送水ポンプ
(4) を運転してタンク(2)内の純水を外部に流出すると
タンク(2) 内の窒素ガスの圧力が低下するので、この時
には従来と同様に減圧弁(12)を介して窒素ガス供給管(1
3)から窒素ガスを補給する。またタンク(2) 内の水面が
送水ポンプ(4) の運転によって所定のレベルまで低下
し、次いで給水系統(5) から純水が流入されるとタンク
(2) 内の液面は上昇し、該液面の上昇によりタンク(2)
内の上部空間(3) 内の窒素ガスは加圧される。そして該
圧力が圧力設定開放弁(10)で設定された圧力に達すると
該圧力設定開放弁(10)が開放状態となり、余剰分の窒素
ガスが圧力設定開放弁(10)を介して外部へ排出される。
【0013】一方運転ミス等でタンク(2) 内のガス圧が
異常に低下してタンク(2) 内が過負圧となった場合に
は、その圧力を検出する圧力計(6) からの信号によって
非常用開放弁(11)を開放状態にすることで、外気をタン
ク(2) 内に導入してタンク(2)内の異常な負圧状態を解
消させる。
【0014】このようなタンクによれば、運転ミス等の
際にタンク内が過負圧となって該タンクを破損する恐れ
のある時には、従来と同様にその過負圧を圧力計(6) で
検出し、その信号により送水ポンプ(4) を停止してそれ
以上に圧力が低下するのを防ぎ、同時にその信号により
非常用開放弁(11)を開放して外気を上部空間(3) に導入
してタンク(2) が圧壊するなどの事故を防止する。
【0015】なお通常は上述のごとくタンク(2) 内が過
負圧となった時のみ非常用開放弁(11)を開放させるよう
にすれば十分であるが、より安全を考慮して、タンク内
の圧力が異常に上昇した際(例えば前記圧力設定開放弁
(10)が正常に作動しなかった場合) にも、高圧力により
タンク(2) が破壊されるのを防ぐための限界圧力を上記
圧力計(6) で設定しておき、タンク内の圧力がこの設定
圧力に達した時に上記非常用開放弁(11)を開放して上部
空間(3) のガスを大気に放出するように構成してもよ
い。
【0016】このような構造であるのでタンク内の過負
圧時にも、従来のようにシール水がタンク内に流入する
ことがなくなる利点がある。また従来の水封器等が不要
であるのでタンク廻りがシンプルとなり、省スペースで
ある。さらに従来と比較してユーティリティーとしての
設備費やランニング費用が不要となる。
【0017】
【発明の効果】このように本発明の外気遮蔽式の液体貯
蔵供給タンクは、従来と比較して簡単な構造で、且つ維
持コストが低い等の利点を有する等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す説明図である。
【図2】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 レベルスイッチ 2 タンク 3 上部空間 4 送水ポンプ 5 給水系統 6 圧力計 7 水封器 8 シール水 9 連通管 10 圧力設定開放弁 11 非常用開放弁 12 減圧弁 13 窒素ガス供給管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯蔵した液体の外気との非接触を保つた
    めに内部に不活性ガスを充満したタンクと、該貯蔵液体
    を外部に移送する送液ポンプと、該タンク内に外部から
    液体を供給する給液系統と、該貯蔵液体の貯蔵量の減少
    に従って外部から不活性ガスを供給するガス供給系統
    と、上記タンク内のガス圧を検出してその信号により該
    圧力が異常に低下した時に上記送液ポンプを停止させる
    圧力計とからなる液体貯蔵供給タンクにおいて、上記タ
    ンク内のガス圧が予め設定した圧力に達した時に該ガス
    の一部を大気に放出する圧力設定開放弁と、該ガス圧が
    異常に低下した時に上記圧力計からの信号によって開放
    させる非常用開放弁とを備えたことを特徴とする外気遮
    蔽式液体貯蔵供給タンク。
JP3334097A 1991-11-22 1991-11-22 外気遮蔽式液体貯蔵供給タンク Pending JPH05147690A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100713950B1 (ko) * 2005-09-12 2007-05-07 주현경 산화방지용 주류저장용기
KR20110072610A (ko) * 2009-12-23 2011-06-29 두산인프라코어 주식회사 작동유 탱크의 압력유지장치
CN108438579A (zh) * 2018-03-23 2018-08-24 江苏安邦电化有限公司 一种正丁酯原料成品储罐氮封装置
CN110067937A (zh) * 2019-05-21 2019-07-30 挪亚圣诺(太仓)生物科技有限公司 一种氮气密封系统及密封工艺

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KR20110072610A (ko) * 2009-12-23 2011-06-29 두산인프라코어 주식회사 작동유 탱크의 압력유지장치
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